JP2017038423A - モータ駆動装置および電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ駆動装置にて、非回転時の誤検出を防ぐ。【解決手段】モータ駆動装置は、ステッピングモータ4を駆動する駆動回路5と、駆動回路5に駆動パルスを出力する駆動パルス生成部と、駆動パルス生成部が駆動パルスを出力した後にステッピングモータ4の逆起電力と同じ極性のパルスを出力する回転検出パルス生成部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動装置および電子時計に関する。
ステッピングモータにおいては、ロータが各ステップにおいて確実に回転することが必要である。このため、ステッピングモータの駆動制御において、ロータを回転させるための駆動パルスを印加した後に、ロータが所定のステップ角で停止する際のダンピングにより生じる逆起電力(逆起電圧)を検出することでロータが回転したか否かの判定(ロータの回転検出)を行っている。ロータが回転していないと判定された場合には、さらに補正パルスを印加してロータを回転させている。
単一のコイルを用いた時計用のモータの回転検出技術は確立されている。例えば、特許文献1の要約書の解決手段には、「ステップモータに供給する駆動パルスをチョッパ制御し、駆動パルスの初期および終期のデューティー比を中期のデューティー比より低く設定する。これによって、駆動パルス内の実効電力の分布を初期および終期は低く、中期が高くなるように設定でき、ステップモータのコギングトルクにマッチしたトルクをステップモータに発生させられる。従って、駆動パルス初期および終期の無駄な電力消費を省け、ロータを低速で回転させられるので、ステップモータを駆動するために消費される電力を低減できる。」と記載されている。
特開平9−266697号公報
従来、2つのコイルを備え、このコイルに適宜駆動パルスを印加することにより正逆転可能に構成されたステッピングモータ(デュアルコアモータ)が知られている。このようなデュアルコアモータの回転検出技術は、未だ確立されていない。例えば回転検出時に、デュアルコアモータの2個のコイルのうち1個のコイルをハイ・インピーダンスにすることで、回転検出に必要な起電力を大きくすることが考えられる。しかし、それだけでは、サンプルばらつきや高温などのように起電力が大きくなる環境下において、非回転時に起電力が大きくなりすぎてしまい、回転していないのに回転していると誤検出してしまう問題があった。
そこで、本発明は、モータ駆動装置および電子時計にて、非回転時の誤検出を防ぐことを課題とする。
本発明は、上記目的を達成するため、
ステッピングモータを駆動する駆動回路と、
前記駆動回路に駆動パルスを出力する駆動パルス生成部と、
前記駆動パルス生成部が前記駆動パルスを出力した後に前記ステッピングモータの逆起電力と同じ極性のパルスを出力する回転検出パルス生成部と、
を備えることを特徴とするモータ駆動装置である。
本発明によれば、モータ駆動装置および電子時計にて、非回転時の誤検出を防ぐことが可能となる。
本実施形態における電子時計を示す概略の構成図である。 マイクロコンピュータの概略ブロック図である。 デュアルコア構成のステッピングモータの平面図である。 駆動回路を示す回路図である。 デュアルコアモータの回転時の説明図である。 比較例の制御によるデュアルコアモータの非回転時の説明図である。 本実施形態の制御によるデュアルコアモータの非回転時に対策パルスを印加した場合の説明図である。 比較例の制御による駆動回路の波形図である。 比較例の制御による駆動回路の動作説明図である。 本実施形態の逆起電力抑制パルス仕様を説明する図である。 本実施形態の制御による駆動回路の波形図である。 本実施形態の制御による駆動回路の動作説明図である。 変形例の制御による駆動回路の波形図である。 変形例の制御による駆動回路の動作説明図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態における電子時計1を示す概略の構成図である。
本実施形態のアナログ式の電子時計1は、4本の指針2a〜2dを独立のモータで各々駆動可能なものであり、特には限られないが、例えば、腕に装着するためのバンドを備えた腕時計型の電子時計である。この電子時計1は、例えば各指針2a〜2dと、輪列機構3a〜3dを介して各指針2a〜2dをそれぞれ回転駆動するステッピングモータ4a〜4cと、駆動回路5と、マイクロコンピュータ6と、電源部7と、振動子8とを備えている。
以下、指針2a〜2dを特に区別しないときには、単に指針2と記載する。各輪列機構3a〜3dを特に区別しないときには、単に輪列機構3と記載する。各ステッピングモータ4a〜4dを特に区別しないときには、単にステッピングモータ4と記載する。
駆動回路5はステッピングモータ4を駆動するブリッジ回路であり、マイクロコンピュータ6との組み合わせによりモータ駆動装置を構成する。マイクロコンピュータ6は、大規模集積回路(LSI:Large-Scale Integration)であり、CPU(Central Processing Unit)61と、周辺回路62とを含んで構成される。このCPU61は更に、発振回路611と、分周回路612と、計時回路613とを含んで構成される。
各指針2a〜2dは、文字盤上の回転軸に対して、回転自在に設けられている。輪列機構3a〜3dは、それぞれ指針2a〜2dを回転動作させる。
駆動回路5は、マイクロコンピュータ6から入力された制御信号に基づいて、ステッピングモータ4a〜4dを駆動するための駆動電圧信号を、適切なタイミングで出力する。この駆動回路5は、マイクロコンピュータ6からの設定信号に基づき、ステッピングモータ4の駆動電圧や駆動電圧パルス幅を調整して出力可能である。駆動回路5は、ステッピングモータ4に対して正転方向または逆転方向に駆動電圧信号を出力可能となっている。
CPU61は、各種演算処理を行い、電子時計1の全体動作を統括制御する。CPU61は、制御プログラムを読み出して実行し、継続的に各部に時刻表示に係る動作を行わせると共に、操作部(不図示)への入力操作に基づいてリアルタイムで、または、設定されたタイミングで要求された動作を行わせる。CPU61は、指針2が移動する目標位置を設定し、駆動回路5を介して、ステッピングモータ4の駆動を制御する制御手段である。
発振回路611は、固有の周波数信号を生成して分周回路612に出力する。発振回路611としては、例えば、水晶などの振動子8と組み合わせて発振する回路が用いられる。
分周回路612は、発振回路611から入力された信号をCPU61や計時回路613が利用する各種周波数の信号に分周して出力する。
計時回路613は、分周回路612から入力された所定の周波数信号の回数を計数し、初期時刻に加算していくことで現在時刻を計数するカウンタ回路である。計時回路613により計数される現在時刻は、CPU61により読み出されて時刻表示に用いられる。この時刻の計数は、ソフトウェア的に制御されてもよい。
電源部7は、電子時計1を長期間に亘って継続的、かつ安定的に動作させることが可能な構成となっており、例えば電池とDC−DCコンバータとの組み合わせである。これにより動作中の電源部7の出力電圧は、所定値を保つ。
図2は、LSIであるマイクロコンピュータ6の概略ブロック図である。
マイクロコンピュータ6は、CPU61と、ROM(Read Only Memory)63と、RAM(Random Access Memory)64と、OSC(Oscillator)65と、ペリフェラル68と、VRMX67と、DVR66とを備えている。
ROM63には、各種制御プログラムや初期設定データが保持されており、不図示の各種制御プログラムは、アナログ電子時計1の起動時に、CPU61により読み出されて継続的に実行される。
RAM64は、SRAMとDRAMといった揮発性メモリであり、CPU61に作業用のメモリ空間を提供する。また、RAMには、操作部への入力操作に基づいて設定されたユーザ設定データなどを一時記憶させておくことが可能である。RAMの一部は、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリであってもよい。
OSC65は、固有の周波数信号を生成してCPU61とペリフェラル68などに供給するものであり、図1の発振回路611と振動子8の組み合わせに相当する。
DVR66は、モータを駆動する信号をドライブする回路である。VRMX67は、このDVR66に供給する電源を生成するレギュレータである。
ペリフェラル68は、モータ制御部69を含み、このモータ制御部69は、フェーズ制御回路691と、駆動パルス生成回路692と、回転検出パルス生成回路693と、VRMX制御回路694と、A/D変換器695(A/Dコンバータ)と、検出判定回路696とを含んで構成される。
フェーズ制御回路691は、駆動パルスの出力と回転検出パルスの生成とを含む一連のフェーズを制御する。駆動パルス生成回路692はモータに駆動パルスを出力し、回転検出パルス生成回路693は、モータに回転検出パルスまたは逆起電力抑制パルスを出力する。VRMX制御回路694は、VRMX67を制御して所定の電源電圧を生成する。A/D変換器695は、駆動回路5のアナログ電圧をデジタル信号に変換する。検出判定回路696は、A/D変換器695が変換した負の値のデジタル信号を正の値に変換し、変換した値が閾値を超えたか否かを判定して、ステッピングモータ4が回転したか否かを判定する。
図3は、デュアルコア構成のステッピングモータ4の平面図である。
ステッピングモータ4は、固定子47と回転子48とを有している。回転子48は円盤状に形成され周回方向に回動自在に支持されるとともに、径方向に2極着磁された永久磁石を有している。回転子48において、薄くハッチングを施した部分はN極48Nを構成し、濃いハッチングを施した部分はS極48Sを構成する。回転子48には、例えば希土類磁石等(例えば、サマリウムコバルト磁石等)の永久磁石が好適に用いられるが、これに限定されない。
回転子48は、固定子47に設けられた不図示の軸を中心に回転可能に配置される。なお、本実施形態において、回転子48は、後記するコイルL1,L2に駆動パルスが印加されることにより、反時計回り方向と時計回り方向のうちいずれかに、所定のステップ角で回転可能である。ステッピングモータ4を時計等に適用する場合には、回転子48には、例えば時計の指針2を運針させるための輪列機構3を構成する歯車を連結し、回転子48が回転することにより、この歯車などを回転させるようにするとよい。
固定子47は、センターヨーク45と、一対のサイドヨーク44,46と、コイルL1,L2によって構成される。センターヨーク45は、直状部45aと、この直状部45aの一端側にほぼ上下対称に張り出した張出部45bとを備え、全体として略T字状に形成されている。一対のサイドヨーク44,46は、回転子48を囲むようにほぼ左右対称に設けられている。そして、センターヨーク45の張出部45bとサイドヨーク44,46との間には、コイルL1,L2が挿入されており、コイルL1,L2は、端子台43を介して駆動回路5(図1参照)に接続されている。
固定子47には、センターヨーク45と、一対のサイドヨーク44,46との交点に、ほぼ円形の孔部が形成され、この孔部に回転子48が配置されている。固定子47には、励磁状態において、回転子48の外周に沿って、センターヨーク45の近傍と、サイドヨーク44の近傍と、サイドヨーク46の近傍に3つの磁極が現れる。固定子47の3つの磁極は、コイルL1,L2に駆動パルスが印加されることにより、その極性が切り替えられる。
コイルL1は、その一端がセンターヨーク45の張出部45bと磁気的に連結され、コイルL1の他端側はサイドヨーク46の自由端と磁気的に連結される。また、コイルL2は、その一端側がセンターヨーク45の張出部45bと磁気的に連結され、コイルL2の他端側はサイドヨーク44の自由端と磁気的に連結される。
本実施形態では、コイルL1,L2に、モータ制御部69により駆動パルスが印加される。これによりコイルL1,L2から磁束が生じると、この磁束はコイルL1の磁心およびこれと磁気的に連結されている固定子47に沿って流れ、3つの磁極が適宜切り替えられる。
また、固定子47には、回転子48を受容する孔部の内周面に、3つの凹部が形成されている。この3つの凹部は、センターヨーク45の方向と、これと垂直な2方向に設けられている。これら3つの凹部により、回転子48の静止状態を維持させることができる。
本実施形態において、ステッピングモータ4は、センターヨーク45と垂直な2方向に、回転子48の分極方向が対向している状態において、最もインデックストルク(保持トルク)が大きくなる。そのため、駆動パルスが印加されていない非通電状態では、回転子48は、図3に示す位置またはこの位置から180度回転した位置で、磁気的に安定して停止する。
このステッピングモータ4の動作は、後記する図5、図6、図7で詳細に説明する。
図4は、駆動回路5を示す回路図である。
駆動回路5は、駆動パルスを2つのコイルL1,L2に印加するものであり、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)で構成されたスイッチ素子Tr1〜Tr9で構成したHブリッジ回路である。
本実施形態の駆動回路5は、コイルL1に対応するモータ駆動回路とコイルL2に対応するモータ駆動回路とを並列接続して、各回路を構成する一部のスイッチ素子Tr3,Tr4を共通化して構成される。
駆動回路5の電源端子と接地端子との間には、電源部7(図1参照)により電源電圧Vccが印加される。そして、電圧端子と接地端子との間には、スイッチ素子Tr1,Tr2が接続点O2を介して直列に接続され、スイッチ素子Tr3,Tr4が接続点O1を介して直列に接続され、スイッチ素子Tr5,Tr6が接続点O3を介して直列に接続される。また、接続点O2,O1の間にはステッピングモータ4のコイルL1が接続され、接続点O1,O3の間にはコイルL2が接続されている。
更に接続点O2にはスイッチ素子Tr7の一端が接続され、接続点O1にはスイッチ素子Tr8の一端が接続され、接続点O3にはスイッチ素子Tr9の一端が接続される。これらスイッチ素子Tr7〜Tr9の他端は同一の抵抗R1を介して接地される。スイッチ素子Tr7〜Tr9の他端と抵抗R1との接続点は、A/D変換器695(図2参照)に接続される。これにより、抵抗R1に印加される電圧を検知することができる。
この駆動回路5の動作は、後記する図9、図12、図14で詳細に説明する。
図5(a)〜(h)は、デュアルコアモータの回転時の説明図である。ここでは、回転子48を正転(すなわち反時計回りの方向に回転)させると共に、デュアルコアモータの2個のコイルL1,L2のうちコイルL2をハイ・インピーダンスにすることで、回転検出に必要な起電力を大きくする場合について説明する。
なお、以下の説明では、回転子48のN極がセンターヨーク45に最も近接している状態(図5(a)に示す状態)を初期位置(0度位置)とし、この状態からの回転角度を記載している。以下の図にて、コイルL1に駆動パルスが印加された結果としての磁極を斜体の“N”と“S”とで示し、回転子48の回転により励磁された結果を通常の“N”と“S”とで示している。
図5(a)は、時刻t1(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。この状態にて回転子48のN極は、センターヨーク45の方向に向いている。このときコイルL1に駆動パルスが印加されて、サイドヨーク44の方向がS極、センターヨーク45の方向とサイドヨーク46の方向がN極となる。回転子48のN極が、サイドヨーク46の方向のN極と反発するとともに、サイドヨーク44の方向のS極に引き寄せられることで、回転子48が正転方向に回転を始め、図5(b)の状態に遷移する。
図5(b)は、時刻t2(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、反時計回りに略90度だけ回転している。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向にN極が、センターヨーク45とサイドヨーク46の方向にS極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図5(c)に示す状態に遷移する。
図5(c)は、時刻t3(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、反時計回りに略135度だけ回転している。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向とセンターヨーク45の方向にS極が、サイドヨーク46の方向にN極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図5(d)に示す状態に遷移する。
図5(d)は、時刻t4(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、反時計回りに略225度だけ回転しており、180度の静止安定点より行き過ぎている。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向にS極が、センターヨーク45の方向とサイドヨーク46の方向にN極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図5(e)に示す状態に遷移する。
図5(e)は、時刻t5(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、反時計回りに略225度だけ回転しており、180度の静止安定点より行き過ぎているので、逆方向の回転を始める。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向にN極が、センターヨーク45の方向とサイドヨーク46の方向にS極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図5(f)に示す状態に遷移する。
図5(f)は、時刻t6(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、180度の静止安定点に戻ったのちに再び行き過ぎ、反時計回りに略135度だけ回転した状態となる。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向とセンターヨーク45の方向にN極が、サイドヨーク46の方向にS極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図5(g)に示す状態に遷移する。
図5(g)は、時刻t7(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、再び行き過ぎたのち、反時計回りに略135度だけ回転した状態から、180度回転の静止安定点に戻る。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向とセンターヨーク45の方向にS極が、サイドヨーク46の方向にN極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図5(h)に示す状態に遷移する。
図5(h)は、時刻t8におけるステッピングモータ4の状態を示している。ここで時刻t8とは、回転子48が180度回転の静止安定点で停止した時刻のことをいう。このとき、サイドヨーク44,46の方向やセンターヨーク45の方向は励磁されず、コイルL1に逆起電力による誘導電流は発生しない。
回転子48は、駆動パルスの印加が停止された後、上記したように磁気的安定位置を挟んで正転方向と逆転方向の双方に揺動する。このいずれの場合にもコイルL1には逆起電圧が生じるが、比較例と本実施形態では、回転子48が一旦磁気的安定位置を通り過ぎた後に逆側に揺れ戻される際にコイルL1に生じる逆起電圧を検出している。
図6(a)〜(h)は、比較例の制御によるデュアルコアモータの非回転時の説明図である。
図6(a)は、時刻t1(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。この状態にて回転子48のN極は、センターヨーク45の方向に向いている。このときコイルL1に駆動パルスが印加されて、サイドヨーク44の方向がS極、センターヨーク45とサイドヨーク46の方向がN極となる。回転子48のN極が、サイドヨーク46の方向のN極と反発するとともに、サイドヨーク44の方向のS極に引き寄せられることで、回転子48が正転方向に回転を始め、図6(b)の状態に遷移する。
図6(b)は、時刻t2(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、反時計回りに略90度だけ回転している。このとき、回転子48の回転は停止し、サイドヨーク44,46やセンターヨーク45は励磁されず、コイルL1には逆起電力による誘導電流が発生しない。この状態の次に、図6(c)に示す状態に遷移する。
図6(c)は、時刻t3(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、反時計回りに略45度だけ回転しており、かつ当初とは逆方向に回転している。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向にS極が、センターヨーク45の方向とサイドヨーク46の方向にN極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図6(d)に示す状態に遷移する。
図6(d)は、時刻t4(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、時計回りに略60度だけ回転しており、0度の静止安定点より行き過ぎている。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向とセンターヨーク45の方向にS極が、サイドヨーク46の方向にN極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図6(e)に示す状態に遷移する。
図6(e)は、時刻t5(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、時計回りに略60度だけ回転しており、0度の静止安定点より行き過ぎているので、反時計回り方向の回転を始める。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向とセンターヨーク45の方向にN極が、サイドヨーク46の方向にS極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図6(f)に示す状態に遷移する。
図6(f)は、時刻t6(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、0度の静止安定点に戻ったのちに再び行き過ぎ、反時計回りに略45度だけ回転する。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向にN極が、センターヨーク45の方向とサイドヨーク46の方向にS極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図6(g)に示す状態に遷移する。
図6(g)は、時刻t7(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、反時計回りに略45度だけ回転したのち、時計回りに回転しはじめる。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向にS極が、センターヨーク45の方向とサイドヨーク46の方向にN極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図6(h)に示す状態に遷移する。
図6(h)は、時刻t8におけるステッピングモータ4の状態を示している。ここで時刻t8とは、回転子48が0度回転の静止安定点で停止した時刻のことをいう。このとき、サイドヨーク44,46の方向やセンターヨーク45は励磁されず、コイルL1に逆起電力による誘導電流は発生しない。
回転子48は、駆動パルスの印加が停止された後、180度回転した磁気的安定位置に到達できない場合であっても、0度の磁気的安定位置を中心に正転方向と逆転方向の双方に揺動する。比較例では、回転子48が磁気的安定位置に到達できず、逆側に揺れ戻される際にコイルL1に生じる逆起電圧を検出し、この逆起電圧を正負反転した値が閾値を超えるか否かによって、回転の有無を検出する。
図7(a)〜(h)は、本実施形態の制御によるデュアルコアモータの非回転時に逆起電力抑制パルスを印加した場合の説明図である。
図7(a)との状態は図6(a)の状態と同様であり、図7(b)との状態は図6(b)の状態と同様である。
図7(c)は、時刻t3(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、反時計回りに略45度だけ回転しており、かつ当初とは逆方向に回転して、サイドヨーク44の方向とセンターヨーク45の方向にS極が、サイドヨーク46の方向にN極が励磁される。このとき、コイルL1に回転検出パルスを印加すると、サイドヨーク44の方向がS極、センターヨーク45の方向とサイドヨーク46の方向がN極となる。この磁束は、回転子48の回転に対するブレーキとなり、以降の逆起電力による誘導電流を弱める。これに対して、前記した図5(c)の回転時にコイルL1に回転検出パルスを印加し、サイドヨーク44の方向がS極、センターヨーク45の方向とサイドヨーク46の方向がN極となる場合には、回転子48の回転に対するブレーキとならず、以降の逆起電力による誘導電流は弱まらない。
この状態の次に、図7(d)に示す状態に遷移する。
図7(d)は、時刻t4(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、時計回りに略60度だけ回転しており、0度の静止安定点より行き過ぎている。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向とセンターヨーク45の方向にS極が、サイドヨーク46の方向にN極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この状態の次に、図7(e)に示す状態に遷移する。
図7(e)は、時刻t5(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、時計回りに略60度だけ回転しており、0度の静止安定点より行き過ぎているので、反時計回り方向の回転を始める。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向とセンターヨーク45の方向にN極が、サイドヨーク46の方向にS極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この逆起電力による誘導電流は、図6(e)の状態の逆起電力による誘導電流よりも小さい。この状態の次に、図7(f)に示す状態に遷移する。
図7(f)は、時刻t6(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、0度の静止安定点に戻ったのちに再び行き過ぎ、反時計回りに略45度だけ回転する。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向にN極が、センターヨーク45の方向とサイドヨーク46の方向にS極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この逆起電力による誘導電流は、図6(f)の状態の逆起電力による誘導電流よりも小さい。この状態の次に、図7(g)に示す状態に遷移する。
図7(g)は、時刻t7(後記する図8参照)におけるステッピングモータ4の状態を示している。回転子48は、反時計回りに略45度だけ回転したのち、時計回りに回転しはじめる。このとき、回転子48の回転により、サイドヨーク44の方向にS極が、センターヨーク45の方向とサイドヨーク46の方向にN極が励磁され、この磁束変化によりコイルL1に逆起電力による誘導電流が発生する。この逆起電力による誘導電流は、図6(g)の状態の逆起電力による誘導電流よりも小さい。この状態の次に、図7(h)に示す状態に遷移する。
図7(h)は、時刻t8におけるステッピングモータ4の状態を示している。ここで時刻t8とは、回転子48が0度回転の静止安定点で停止した時刻のことをいう。このとき、サイドヨーク44,46の方向やセンターヨーク45は励磁されず、コイルL1に逆起電力による誘導電流は発生しない。
回転子48は、駆動パルスの印加が停止された後、180度回転した磁気的安定位置に到達できない場合であっても、0度の磁気的安定位置を中心に正転方向と逆転方向の双方に揺動する。本実施形態では、回転子48が磁気的安定位置に到達できず、逆側に揺れ戻される際に回転子48にブレーキを掛けて、その後にコイルL1に生じる逆起電圧を検出している。
《比較例》
図8は、比較例の制御による駆動回路5の波形図である。
この波形図は、接続点O1の電圧波形と、接続点O2の電圧波形と、モータ電流波形とを同一の時間軸で示している。各波形図の上側には、各期間の名称を記載している。
駆動パルス期間とは、接続点O2に駆動パルスが印加される期間のことをいう。時刻t1は、この駆動パルス期間の開始時刻であり、時刻t2は駆動パルス期間の略中間である。この駆動パルス期間に、所定量のモータ電流が流れる。
MASK期間は、接続点O2の検出をマスクする期間のことをいう。時刻t3は、このMASK期間の終了時刻である。
O2検出期間は、接続点O2に流れる検出を検知する期間のことをいい。時刻t3より後の期間である。モータ電流は時刻t3,t4にて正方向に流れたのち、時刻t5,t6にて逆方向に流れ、時刻t7にて再び正方向に流れる。時刻t5,t6の近傍にて、接続点O2には検出に伴う電圧パルスが発生する。これら各期間における駆動回路5の動作については、図9で詳細に説明する。
図9(a)〜(d)は、比較例の制御による駆動回路5の動作説明図である。
図9(a)は、コイルL1をパルス駆動したときの電流を矢印で示している。
最初、駆動パルス生成回路692(図2参照)により、スイッチ素子Tr1,Tr4がオンに切り替えられ、これ以外のスイッチ素子が全てオフされる。このとき、電源からスイッチ素子Tr1、コイルL1、スイッチ素子Tr4を介して所定量のモータ電流が流れる。このときに接続点O2から接続点O1に流れる電流を正方向と定義する。なお、図ではスイッチ素子のオンを“ON”と記載し、スイッチ素子のオフは“OFF”と記載するか、または記載を省略している。
図9(b)は、MASK期間に流れる電流を矢印で示している。
MASK期間の当初、スイッチ素子Tr1,Tr4はオンしている。モータ制御部69(図2参照)により、スイッチ素子Tr1がオフされたのち、スイッチ素子Tr2がオンに切り替えられる。よってスイッチ素子Tr2,Tr4がオンし、これ以外のスイッチ素子が全てオフされている。コイルL1には、回転子48(図3参照)の正方向の回転による逆起電力による誘導電流が発生して接続点O2から接続点O1に向けて電流が流れ、スイッチ素子Tr4,Tr2を介して環流する。ここで、回転子48(図3参照)の回転方向が逆になったとき、図9(c)に示す状態となる。
図9(c)は、MASK期間に流れる電流を矢印で示している。
ここでスイッチ素子Tr2,Tr4はオンしており、これ以外のスイッチ素子が全てオフされている。コイルL1には、回転子48(図3参照)の逆方向の回転による逆起電力による誘導電流が発生して接続点O1から接続点O2に向けて電流が流れ、スイッチ素子Tr2,Tr4を介して環流する。
図9(d)は、O2検出期間における電流検知を示している。
O2検出期間の当初、スイッチ素子Tr2,Tr4はオンしている。回転検出パルス生成回路693(図2参照)により、スイッチ素子Tr7がオンに切り替えられたのち、スイッチ素子Tr2が適宜短時間ずつオフに切り替えられる。これ以外のスイッチ素子は全てオフされている。図9(d)は、スイッチ素子Tr7がオンし、スイッチ素子Tr2がオフされている状態を示している。
コイルL1には、回転子48(図3参照)の逆方向の回転による逆起電力による誘導電流が発生して接続点O1から接続点O2に向けて電流が流れ、スイッチ素子Tr7、抵抗R1、グランド、スイッチ素子Tr4を介して環流する。この抵抗R1の端子電圧をA/D変換器695(図2参照)で測定することにより、逆起電力を測定可能である。
《本実施形態》
本実施形態では、運針用の駆動パルス直後に逆起電力抑制パルスを与えることにより、ロータの回転を抑制させ、非回転時の逆起電力のレベルを抑えることが出来る。逆起電力抑制パルスは複数のパルス幅とDUTY、タイミングを持たせることで、モータ形状の変更などに対しても対応できるようにする。
図10(a)〜(d)は、本実施形態の逆起電力抑制パルス仕様を説明する図である。各図は、接続点O2の電圧を示している。
図10(a)は、逆起電力抑制パルスを印加しないときの接続点O2の電圧波形を示している。
最初、接続点O2には駆動パルスが印加される。この図では、3個のパルスが示されている。次いで、MASK期間において、モータ制御部69(図2参照)により、スイッチ素子Tr2がオンに切り替えられて接続点O2はグランドに接続される。これにより接続点O2は、電圧Vssとなる。
検出期間には、スイッチ素子Tr2,Tr4,Tr7(図4参照)がオンに切り替えられたのち、回転検出パルス生成回路693(図2参照)により、スイッチ素子Tr2が適宜短時間ずつオフに切り替えられる。この図では、スイッチ素子Tr2がオフされている期間を“OPEN”として示している。この“OPEN”期間にて、抵抗R1(図9(d)参照)に所定の電圧が検知されたならば、このステッピングモータ4(図3参照)が正しく回転したと判断する。
なお、MASK期間と検出期間とは、このステッピングモータ4の回転を検出するための回転検出期間に相当する。
図10(b)は、1個の逆起電力抑制パルスを印加したときの接続点O2の電圧波形を示している。
駆動パルスは、図10(a)に示した場合と同様である。次いで、MASK期間において、モータ制御部69により、スイッチ素子Tr2がオンに切り替えられて接続点O2はグランドに接続される。これにより接続点O2は、電圧Vssとなる。このMASK期間の終了前に、1個の逆起電力抑制パルスが印加される。これにより、非回転時には回転子48の回転にブレーキを掛けることができる。
その後、検出期間には、スイッチ素子Tr2,Tr4,Tr7(図4参照)がオンに切り替えられたのち、“OPEN”期間にスイッチ素子Tr2が適宜短時間ずつオフに切り替えられる。この“OPEN”期間にて、所定の電圧が検知されたならば、このステッピングモータ4(図3参照)が正しく回転したと判断する。
図10(c)は、2個の逆起電力抑制パルスを印加したときの接続点O2の電圧波形を示している。図10(d)は、3個の逆起電力抑制パルスを印加したときの接続点O2の電圧波形を示している。これらは、逆起電力抑制パルスの個数が変化し、より強くブレーキを掛けている他は、図10(b)に示した場合と同様である。
図11は、本実施形態の制御による駆動回路5の波形図である。
この波形図は、図8と同様に、接続点O1の電圧波形と、接続点O2の電圧波形と、モータ電流波形とを同一の時間軸で示している。なお、ここでは図7(a)〜(h)に示したような、非回転時に逆起電力抑制パルスを印加したとき波形を実線で示している。図5(a)〜(h)に示した回転時の波形を破線で示している。
時刻t1から接続点O2に駆動パルスが印加される、時刻t2は駆動パルスの印加期間の略中間である。
駆動パルスの終了後、所定時間が経過すると、接続点O2に逆起電力による電流が流れ始める。その後、時刻t3にて、接続点O2に逆起電力抑制パルスが印加される。この逆起電力抑制パルスにより、非回転時には回転子48にブレーキが掛かる。
その後、時刻t5の近傍にてモータ電流が逆方向に流れ、接続点O2に回転検出パルスが現れる。この回転検出パルスは、コイルL1に流れる電流を計測する際に現れるパルスである。なお、ここでは回転子48が回転しておらず、かつ時刻t3の逆起電力抑制パルスにより回転子48にブレーキが掛けられていたため、電流は抑制されて実線のように小さくなる。これに対して、回転子48が回転していた場合には、逆起電力抑制パルスが印加されていたとしても、破線に示すように十分に大きい電流値となる。よって、逆起電力抑制パルスの印加により、回転子48の回転の有無を明瞭に判定することができる。
なお、回転子48が回転していなかったときには、例えばコイルL1,L2の双方に駆動パルスを印加することにより、確実に回転子48を回転させることができる。
図12(a)〜(e)は、本実施形態の制御による駆動回路5の動作説明図である。
図12(a)は、図9(a)の比較例と同様に、コイルL1をパルス駆動したときの電流を矢印で示している。
最初、駆動パルス生成回路692(図2参照)により、スイッチ素子Tr1,Tr4がオンに切り替えられ、これ以外のスイッチ素子が全てオフされる。このとき、電源からスイッチ素子Tr1、コイルL1、スイッチ素子Tr4を介して所定量のモータ電流(正方向)が流れる。
図12(b)は、図9(b)の比較例と同様に、MASK期間に流れる電流を矢印で示している。
MASK期間の当初、スイッチ素子Tr1,Tr4はオンしている。モータ制御部69(図2参照)により、スイッチ素子Tr1がオフされたのち、スイッチ素子Tr2がオンに切り替えられる。よってスイッチ素子Tr2,Tr4がオンし、これ以外のスイッチ素子が全てオフされている。コイルL1には、回転子48(図3参照)の正方向の回転による逆起電力による誘導電流が発生して接続点O2から接続点O1に向けて電流が流れ、スイッチ素子Tr4,Tr2を介して環流する。この状態において、図12(c)に示すように逆起電力抑制パルスの印加が行われる。
図12(c)は、コイルL1に逆起電力抑制パルスを印加したときの電流を矢印で示している。
当初、スイッチ素子Tr2,Tr4がオンされている。回転検出パルス生成回路693(図2参照)により、スイッチ素子Tr2がオフされたのち、スイッチ素子Tr1が適宜短時間だけオンに切り替えられる。これ以外のスイッチ素子は全てオフされている。このとき、電源からスイッチ素子Tr1、コイルL1、スイッチ素子Tr4を介して電流(正方向)が流れる。この電流は、非回転時に回転子48(図3参照)にブレーキを掛ける逆起電力抑制パルスである。
図12(d)は、図9(c)の比較例と同様に、MASK期間に流れる電流を矢印で示している。
このMASK期間の当初、スイッチ素子Tr4がオンしている。モータ制御部69(図2参照)により、スイッチ素子Tr2がオンに切り替えられる。よってスイッチ素子Tr2,Tr4がオンし、これ以外のスイッチ素子は、全てオフされている。コイルL1には、回転子48(図3参照)の逆方向の回転による逆起電力による誘導電流が発生して接続点O1から接続点O2に向けて電流が流れ、スイッチ素子Tr2,Tr4を介して環流する。
図12(e)は、O2検出期間における電流検知を示している。
O2検出期間の当初、スイッチ素子Tr2,Tr4がオンしている。回転検出パルス生成回路693(図2参照)により、スイッチ素子Tr7がオンに切り替えられたのち、スイッチ素子Tr2が適宜短時間ずつオフに切り替えられる。これ以外のスイッチ素子は、全てオフされている。この図12(e)は、スイッチ素子Tr7がオンし、スイッチ素子Tr2がオフされている状態を示している。
コイルL1には、回転子48(図3参照)の逆方向の回転による逆起電力による誘導電流が発生して接続点O1から接続点O2に向けて電流が流れ、スイッチ素子Tr7、抵抗R1、グランド、スイッチ素子Tr4を介して環流する。この抵抗R1の端子電圧をA/D変換器695(図2参照)で測定することにより、逆起電力を測定可能である。
本実施形態では、駆動パルス印加後、非回転時の回転子48の回転方向に対してブレーキとなる向きに短いパルスを印加することで、その回転スピードを抑制して、その後の逆起電力を小さくする。これにより、非回転時の逆起電力を回転時の逆起電力に対して小さくして、非回転時に発生してしまう誤検出を防ぐことが可能となる。
本実施形態によれば、サンプルのバラツキや高温時などでも非回転時の誤検出を防ぐことができる。よって外部条件に関わらず回転検出が可能となり、通常運針時の低消費電力化が可能となる。
《変形例》
変形例では、正方向の電流を検知したときにコイルL1に逆起電力抑制パルスを印加するものである。これにより、単に所定期間後に逆起電力抑制パルスを印加するよりも正確に回転子48にブレーキを掛けることができる。
図13は、変形例の制御による駆動回路5の波形図である。
この波形図は、図8と同様に、接続点O1の電圧波形と、接続点O2の電圧波形と、モータ電流波形とを同一の時間軸で示し、かつ、各期間の名称を示している。なお、ここでは図7(a)〜(h)に示したような、非回転時に逆起電力抑制パルスを印加したときの波形を実線で示している。図5(a)〜(h)に示した回転時の波形を破線で示している。
時刻t1から接続点O2に駆動パルスが印加される、時刻t2は駆動パルスの印加期間の略中間である。
駆動パルスの終了後、所定時間はマスク期間である。なお、図面では“Msk”と省略記載している。
その後O1検出期間(“O1”と省略記載)には、逆起電力によるモータ電流が流れ始め、接続点O1に回転検出パルスが現れる。この回転検出パルスが所定値に達した時刻t3にて、接続点O2に逆起電力抑制パルスが印加される。この逆起電力抑制パルスにより、非回転時には回転子48にブレーキが掛かる。
その後、O2検出期間には、時刻t5の近傍にてモータ電流が逆方向に流れ、接続点O2に回転検出パルスが現れる。この回転検出パルスは、コイルL1に流れる電流を計測する際に現れるパルスである。なお、回転子48が回転しておらず、かつ時刻t3の逆起電力抑制パルスにより回転子48にブレーキが掛けられているとき、電流は抑制されて実線のように小さくなる。これに対して、回転子48が回転していた場合には、逆起電力抑制パルスが印加されていたとしても、破線に示すように十分に大きい電流値となる。よって、逆起電力抑制パルスの印加により、回転子48の回転の有無を明瞭に判定することができる。
図14は、変形例の制御による駆動回路5の動作説明図である。
図14(a)は、図9(a)の比較例と同様に、コイルL1をパルス駆動したときの電流を矢印で示している。
最初、駆動パルス生成回路692(図2参照)により、スイッチ素子Tr1,Tr4がオンに切り替えられ、これ以外のスイッチ素子が全てオフされる。このとき、電源からスイッチ素子Tr1、コイルL1、スイッチ素子Tr4を介して所定量のモータ電流(正方向)が流れる。
図14(b)は、図9(b)の比較例と同様に、MASK期間に流れる電流を矢印で示している。
MASK期間の当初、スイッチ素子Tr1,Tr4はオンしている。モータ制御部69(図2参照)により、スイッチ素子Tr1がオフされたのち、スイッチ素子Tr2がオンに切り替えられる。よってスイッチ素子Tr2,Tr4がオンし、これ以外のスイッチ素子が全てオフされている。コイルL1には、回転子48(図3参照)の正方向の回転による逆起電力による誘導電流が発生して接続点O2から接続点O1に向けて電流が流れ、スイッチ素子Tr4,Tr2を介して環流する。
図14(c)は、O1検出期間における電流検知を示している。
O1検出期間の当初、スイッチ素子Tr2,Tr4がオンしている。回転検出パルス生成回路693(図2参照)により、には、スイッチ素子Tr8がオンに切り替えられたのち、スイッチ素子Tr4が適宜短時間ずつオフに切り替えられる。これ以外のスイッチ素子は、全てオフされている。この図14(c)は、スイッチ素子Tr8がオンし、スイッチ素子Tr4がオフされている状態を示している。
コイルL1には、回転子48(図3参照)の正方向の回転による逆起電力による誘導電流が発生して接続点O2から接続点O1に向けて電流が流れ、スイッチ素子Tr7、抵抗R1、グランド、スイッチ素子Tr4を介して環流する。変形例では、この抵抗R1の端子電圧をA/D変換器695(図2参照)で測定することにより、逆起電力を測定可能である。ステッピングモータ4の負荷が変動すると、コイルL1に逆起電力抑制パルスを印加するのに適切なタイミングが変化するおそれがある。変形例では、逆起電力を測定しつつコイルL1に逆起電力抑制パルスを印加するタイミングを判定しているので、好適なタイミングで逆起電力抑制パルスを印加可能である。
図14(d)は、図12(b)の場合と同様に、コイルL1に逆起電力抑制パルスを印加したときの電流を矢印で示している。
当初、スイッチ素子Tr2,Tr4がオンされている。回転検出パルス生成回路693(図2参照)により、スイッチ素子Tr2がオフされたのち、スイッチ素子Tr1が適宜短時間だけオンに切り替えられる。これ以外のスイッチ素子は全てオフされている。このとき、電源からスイッチ素子Tr1、コイルL1、スイッチ素子Tr4を介して電流(正方向)が流れる。この電流は、回転子48(図3参照)にブレーキを掛ける逆起電力抑制パルスである。
図14(e)は、図9(c)の比較例と同様に、MASK期間に流れる電流を矢印で示している。
このMASK期間の当初、スイッチ素子Tr4がオンしている。モータ制御部69(図2参照)により、スイッチ素子Tr2がオンに切り替えられる。これ以外のスイッチ素子は、全てオフされている。コイルL1には、回転子48(図3参照)の逆方向の回転による逆起電力による誘導電流が発生して接続点O1から接続点O2に向けて電流が流れ、スイッチ素子Tr2,Tr4を介して環流する。
図14(f)は、図12(e)の場合と同様に、O2検出期間における電流検知を示している。
O2検出期間の当初、スイッチ素子Tr2,Tr4がオンしている。回転検出パルス生成回路693(図2参照)により、スイッチ素子Tr7がオンに切り替えられたのち、スイッチ素子Tr2が適宜短時間ずつオフに切り替えられる。これ以外のスイッチ素子は、全てオフされている。この図14(e)は、スイッチ素子Tr2がオフされている状態を示している。
コイルL1には、回転子48(図3参照)の逆方向の回転による逆起電力による誘導電流が発生して接続点O1から接続点O2に向けて電流が流れ、スイッチ素子Tr7、抵抗R1、グランド、スイッチ素子Tr4を介して環流する。この抵抗R1の端子電圧をA/D変換器695(図2参照)で測定することにより、逆起電力を測定可能である。
(他の変形例)
本発明は、上記実施形態や上記変形例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 上記実施形態や上記変形例では、ステッピングモータ4として、デュアルコアモータを用いた場合を記載しているが、これには限定されず、1個のコイルを用いたモータに適用してもよい。
(b) 上記実施形態や上記変形例では、電子時計1に搭載されるモータ駆動装置として説明したが、これには限られず、任意の装置に搭載されてもよい。
(c) 上記実施形態では、回転検出パルスの“OPEN”期間に代えて逆起電力抑制パルスを印加しているが、これには限定されない。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
ステッピングモータを駆動する駆動回路と、
前記駆動回路に駆動パルスを出力する駆動パルス生成部と、
前記駆動パルス生成部が前記駆動パルスを出力した後に前記ステッピングモータの逆起電力と同じ極性のパルスを出力する回転検出パルス生成部と、
を備えることを特徴とするモータ駆動装置。
<請求項2>
前記回転検出パルス生成部は、
前記駆動パルス生成部が駆動パルスを出力した所定期間後にパルスを出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
<請求項3>
前記回転検出パルス生成部は、
前記ステッピングモータの逆起電力が前記駆動パルスと同極性のときにパルスを出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
<請求項4>
前記ステッピングモータの逆起電力を検知する検知部を備え、
前記検知部が検知した逆起電力によって前記ステッピングモータの回転の有無を判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
<請求項5>
前記検知部は、一端が前記ステッピングモータのコイルに接続され、他端が抵抗を介してグランドに接続されたスイッチ素子と、前記抵抗に印加される電圧を検知するA/Dコンバータとを含んで構成される、
ことを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動装置。
<請求項6>
前記ステッピングモータの回転の有無を判断するタイミングは、前記検知部が検知した逆起電力が前記駆動パルスと逆極性のときである、
ことを特徴とする請求項4記載のモータ駆動装置。
<請求項7>
前記回転検出パルス生成部は、前記駆動パルス生成部が駆動パルスを出力した所定期間後、前記検知部によって前記ステッピングモータの逆起電力を検知した際にパルスを出力する、
ことを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動装置。
<請求項8>
請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のモータ駆動装置を備える、
ことを特徴とする電子時計。
1 電子時計
2 指針
3 輪列機構
4 ステッピングモータ
43 端子台
44 サイドヨーク
45 センターヨーク
46 サイドヨーク
47 固定子
48 回転子
5 駆動回路 (モータ駆動装置の一部)
6 マイクロコンピュータ (モータ駆動装置の一部)
61 CPU
611 発振回路
612 分周回路
613 計時回路
62 周辺回路
63 ROM
64 RAM
65 OSC
66 DVR
67 VRMX
68 ペリフェラル
69 モータ制御部
691 フェーズ制御回路
692 駆動パルス生成回路
693 回転検出パルス生成回路
694 VRMX制御回路
695 A/D変換器 (A/Dコンバータ、検知部の一部)
696 検出判定回路
7 電源部
8 振動子

Claims (8)

  1. ステッピングモータを駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路に駆動パルスを出力する駆動パルス生成部と、
    前記駆動パルス生成部が前記駆動パルスを出力した後に前記ステッピングモータの逆起電力と同じ極性のパルスを出力する回転検出パルス生成部と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記回転検出パルス生成部は、
    前記駆動パルス生成部が駆動パルスを出力した所定期間後にパルスを出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記回転検出パルス生成部は、
    前記ステッピングモータの逆起電力が前記駆動パルスと同極性のときにパルスを出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記ステッピングモータの逆起電力を検知する検知部を備え、
    前記検知部が検知した逆起電力によって前記ステッピングモータの回転の有無を判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記検知部は、一端が前記ステッピングモータのコイルに接続され、他端が抵抗を介してグランドに接続されたスイッチ素子と、前記抵抗に印加される電圧を検知するA/Dコンバータとを含んで構成される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記ステッピングモータの回転の有無を判断するタイミングは、前記検知部が検知した逆起電力が前記駆動パルスと逆極性のときである、
    ことを特徴とする請求項4記載のモータ駆動装置。
  7. 前記回転検出パルス生成部は、前記駆動パルス生成部が駆動パルスを出力した所定期間後、前記検知部によって前記ステッピングモータの逆起電力を検知した際にパルスを出力する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のモータ駆動装置を備える、
    ことを特徴とする電子時計。
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