JP7192750B2 - 指針駆動装置、電子時計、指針駆動方法およびプログラム - Google Patents

指針駆動装置、電子時計、指針駆動方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、指針駆動装置、電子時計、指針駆動方法およびプログラムに関する。
アナログ式の電子時計は、時刻を示す指針と指針を動作させるステッピングモータとを備える。ステッピングモータの動作は、外部から磁場が加わると、磁場により停止してしまうことがある。磁場の影響を小さくするため、引用文献1は、ロータ、ステータおよび導電線がコイル巻芯に巻かれたコイルを有するステッピングモータと、ステッピングモータの少なくとも一部を覆う耐磁板と、を有する電子時計のムーブメントを開示する。
特開2019-49436号公報
引用文献1に開示された電子時計のムーブメントは、強い磁場が加わると、耐磁板で覆っていない部分からステッピングモータに磁場の影響がおよびロータの回転が停止する虞がある。ステッピングモータは、ロータが各ステップにおいて確実に回転することが必要である。このため、ステッピングモータの駆動制御において、ロータが回転したか否かの判定を行い、ロータが回転していないと判定された場合には、さらに補正パルスを印加してロータを回転させている。外部磁場の大きさによっては、補正パルスを出力しても指針を動作させることができない場合があり、そのような場合に補正パルスを何度も出力することにより消費電力を増大させてしまうという問題がある。
また、電子時計に磁気センサを搭載し、磁気センサにより外部磁場を計測することで、外部磁場の大きさによっては、補正パルスを出力しないという構成も考えられるが、このような構成においても、結局磁気センサを常にオンし続けることになるため、消費電力を増大させてしまうという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、消費電力の小さい指針駆動装置、電子時計、指針駆動方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するため、本発明に係る指針駆動装置の一様態は、
指針を動作させるモータと、
所定の電流値または電圧値が設定された駆動パルスを前記モータに入力することで前記モータを駆動させる駆動回路と、
所定の領域の磁場を測定する磁気センサと、
前記モータの動作に基づき前記磁気センサを制御する制御部と、
前記モータが駆動しているか否かを検知する検知手段と、
を備え、
前記制御部は、
前記駆動回路が前記モータに前記駆動パルスを入力しているにもかかわらず前記検知手段によって前記モータが駆動していないと検知された場合に、前記磁気センサによる測定と前記モータの駆動が停止した期間の計時を開始させ、
前記磁気センサによる測定から取得された磁場の強さがある基準値未満であると判定した場合、前記モータの駆動が停止した期間に基づいて、前記指針の位置が現在時刻を示すように前記駆動回路に前記モータを駆動させる、且つ、前記磁気センサによる測定を停止させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、消費電力の小さい指針駆動装置、電子時計、指針駆動方法およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る電子時計を示す図である。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータを示す図である。 本発明の実施の形態に係る指針駆動装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る運針制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る第1の運針処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る第2の運針処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運針制御処理を説明する図である。 本発明の変形例に係る電子時計を示す図である。 本発明の変形例に係る電子時計を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態に係る指針駆動装置および電子時計について図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る電子時計1は、図1に示すように、指針20a~20cと、文字盤30と、ケース40と、バンド50と、指針駆動装置100と、を備える腕時計である。指針駆動装置100は、指針20a~20cを駆動するものであり、第1~第3のステッピングモータ(モータ)120a~120cと、駆動回路130と、計時回路140と、磁気センサ150と、電源部160と、制御部110と、を備える。第1~第3のステッピングモータ120a~120cと、駆動回路130と、制御部110と、計時回路140と、を含む部分は、モータ駆動装置200を構成する。
指針20aは、秒を示す秒針であり、指針20bは、分を示す分針であり、指針20cは、時間を示す時針である。指針20a~20cは、文字盤30の回転軸に対して、回転自在に設けられている。文字盤30は、時間を示す時字31を有する表示板である。ケース40は、指針20a~20cおよび文字盤30を覆うカバーガラス41と、指針20a~20cの位置を調整するリューズ42と、を有し、指針20a~20c、文字盤30および指針駆動装置100を格納するものである。バンド50は、ケース40に取り付けられ、腕に装着するためのものである。
第1のステッピングモータ120aは、1または複数の歯車を介して、秒針である指針20aを駆動するものである。第2のステッピングモータ120bは、1または複数の歯車を介して、分針である指針20bを駆動するものである。第3のステッピングモータ120cは、1または複数の歯車を介して、時針である指針20cを駆動するものである。
第1~第3のステッピングモータ120a~120cは、図2に示すように、同様の構造を有し、回転子61と、固定子62と、コイル63と、を備える。回転子61は、固定子62に設けられた図示しない軸を中心に回転可能に配置される。回転子61は、コイル63に駆動パルスが印加されることにより、時計回り方向と反時計回り方向のうちいずれかに、所定のステップ角で回転可能である。回転子61には、例えば秒針である指針20aを運針させるための1または複数の歯車を連結し、回転子61が回転することにより、この歯車を回転させる。
固定子62は、コイル63が巻回されている略矩形枠状に形成された鉄心を有し、円形の孔部64が形成され、この孔部64に回転子61が配置されている。コイル63に電流を流すと、固定子62には、領域65、66付近に磁極が現れる。領域65、66の磁極の極性は、コイル63に流す電流の向きにより、決定される。このコイル63は、端子台67を介して駆動回路130に接続されている。
S極61SおよびN極61Nに反発する磁極が領域65、66に現れるようにコイル63に電圧を印加すると、回転子61は回転する。また、固定子62には、回転子61を受容する孔部64の内周面に、2つの凹部64aが形成されている。これら2つの凹部64aにより、回転子61の静止状態を維持させることができる。
第1~第3のステッピングモータ120a~120cは、S極61SおよびN極61Nが領域65、66に対向している状態において、最もインデックストルク(保持トルク)が大きくなる。そのため、駆動パルスが印加されていない非通電状態では、回転子61は、図2に示す停止位置またはこの停止位置から180度回転した停止位置で、磁気的に安定して停止する。
駆動回路130は、第1~第3のステッピングモータ120a~120cを駆動するブリッジ回路を有しており、制御部110からの指令に応じて、第1~第3のステッピングモータ120a~120cのコイル63に電圧を印加する。詳細には、駆動回路130は、駆動パルス、補正パルスおよび電流差検出パルスをコイル63に印加するものであり、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)で構成されたスイッチ素子および抵抗素子で構成したHブリッジ回路を有している。また、スイッチ素子および抵抗素子は、コイル63に蓄えられたエネルギーを放電する放電回路を構成する。コイル63の端子電圧をコイル電圧Vと呼び、コイル63に流れる電流をコイル電流Iと呼ぶ。
計時回路140は、発振回路と、分周回路と、を備える現在時刻を計数するカウンタ回路である。発振回路は、水晶などの振動子と組み合わせて発振する回路が用いられ固有の周波数信号を生成して分周回路に出力する。分周回路は、発振回路から入力された信号を周波数の信号に分周して出力する。計時回路140は、分周回路から出力された所定の周波数信号の回数を計数し、初期時刻に加算していくことで現在時刻を計数する。
磁気センサ150は、磁場の強さを導出するためのデータを計測し、磁場の強さを示すデータを導出し、取得するものである。そして、取得したデータを制御部110に出力するものである。なお、磁気センサ150が計測した磁場の強さを導出するための電流値、抵抗値、インピーダンスなどを含むデータに基づいて、制御部110が、磁場の強さを示すデータを導出し、取得しても良い。磁気センサ150は、初期状態では、磁場の強さを測定するための電力が供給されないOFFに設定されている。ここで、OFFとは、スリープモードなどの省電力モードに設定されている場合など磁場の強さを測定しないモードを含む。磁気センサ150は、ホール効果を利用して磁場の強さを検出するホール素子、または固体の電気抵抗が磁界によって変化する磁気抵抗効果を利用して磁場の大きさを計測する磁気抵抗効果素子などを用いることができる。また、アモルファスワイヤ等のワイヤにパルスを出力し、コイルにより磁場の変化を検出することで磁場の強さを検出するようにしても良い。
電源部160は、電池とDC-DCコンバータとを有し、動作中の出力電圧を一定に保ち、指針駆動装置100を長期間継続的、かつ安定的に動作させることが可能な構成を有する。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。制御部110は、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、指針制御部111と、回転判定部112と、磁気センサ制御部113と、磁気判定部114と、計時部115として機能する。
指針制御部111は、計時回路140で計数された現在時刻に基づいて、駆動回路130を制御して第1~第3のステッピングモータ120a~120cを駆動する。指針制御部111に制御された駆動回路130は、一秒に1回、第1~第3のステッピングモータ120a~120cに駆動パルスを出力し、回転子61を回転させる。回転子61が回転すると、1または複数の歯車を介して、指針20a~20cが回転する。しかし、例えば電子時計1に磁場がかかった場合、駆動パルスでは回転子61を回転させられないことがある。そのような場合に、指針制御部111は、駆動パルスより印加電圧およびパルス幅のうち少なくとも何れかが大きい補正パルスを出力することができる。例えば、回転子61の回転が失敗した場合において、磁気判定部114により、磁気センサ制御部113により取得された磁場の強さが第1の基準値未満であると判定されると、駆動パルスより強い補正パルスを出力する。第1の基準値について、及び第1の基準値以上であると判定された場合の制御については後述する。また、指針制御部111は、磁気判定部114により、磁気センサ制御部113により取得された磁場の強さが第2の基準値未満であると判定されると、計時部115により計時された回転子61の回転が停止した期間に基づいて、駆動回路130を制御して第1~第3のステッピングモータ120a~120cを駆動する。これにより、指針20a~20cの位置が現在時刻を示す位置に戻る。第2の基準値については後述する。
回転判定部112は、回転子61が回転した場合とそうでない場合との磁石の停止角度によって生じる磁束密度差をコイル63に流れる電流差によって検出するための電流差検出パルスを駆動回路130に出力させ、電流差検出パルスの供給時におけるコイル電流Iを検出し、コイル63に流れる電流差に基づいて、回転子61が回転したか否かを判定する。回転子61が回転した場合、電流差検出パルスによる磁界は、磁石による磁界を弱める方向に生じるため、両者を加算した磁界Hは、磁気飽和の影響が比較的小さい領域に属し、BH特性の接線の傾きdB/dHは、比較的大きくなる。接線の傾きdB/dHは、微分透磁率μになり、コイル63のインダクタンスは微分透磁率μに比例するため、インダクタンスは比較的大きな値になる。従って、電流差検出パルスの供給時におけるコイル電流Iは、比較的低い値になる。そして、コイル電流Iのピーク値が閾値以下であれば、回転判定部112は、回転子61が回転したものと判定する。
電流差検出パルスの幅は、0.01ミリ秒以上、1ミリ秒以下の範囲にすることが好ましく、0.05ミリ秒以上、0.1ミリ秒以下の範囲にすることがより好ましい。また、駆動パルスの幅との相対関係では、電流差検出パルスの幅は、駆動パルスの幅の1/3~1/300の範囲にすることが好ましく、1/30~1/60の範囲にすることがより好ましい。これらの数値の意義は、電流差検出パルスが短すぎると回転検出の精度が悪くなり、長すぎると回転子61が動いてしまうためである。なお、回転子61が回転したか否かを検出する回転検出方法の詳細は、特開2017-173037号公報に開示されている。
磁気センサ制御部113は、回転判定部112により回転子61が回転しなかったと判定されると、磁気センサ150をONにし、磁気センサ150により磁場の強さを取得する。磁気センサ制御部113は、磁気判定部114により磁場の強さが第2の基準値未満であると判定されると、磁気センサ150をOFFにする。
磁気判定部114は、磁気センサ制御部113により取得された磁場の強さが第1の基準値以上であるか否かを判定する。また、磁気判定部114は、磁気センサ制御部113により取得された磁場の強さが第1の基準値より小さい第2の基準値未満であるか否かを判定する。第1の基準値は、第1~第3のステッピングモータ120a~120cに駆動パルスより強い補正パルスを出力すると、回転子61が回転可能である磁場の強さの上限値である。第2の基準値は、第1~第3のステッピングモータ120a~120cに駆動パルスを出力すると、回転子61が回転可能である磁場の強さの上限値より小さい値である。
計時部115は、回転子61の回転が停止した期間を計時する。計時部115は、磁気判定部114により磁場の強さが第1の基準値以上であると判定され、回転子61の回転が停止した期間を計時し、停止した期間を加算しRAMに記憶する。また、駆動回路130から補正パルスが印加されたとき、回転判定部112により、回転子61が回転しなかったと判定されたとき、回転していなかった期間を計時し、停止した期間を加算しRAMに記憶する。
つぎに、以上の構成を有する指針駆動装置100が実行する運針制御処理について説明する。
指針駆動装置100は、ユーザによる処理を開始させる指示に応答し、図4に示す運針制御処理を開始する。以下、指針駆動装置100が実行する運針制御処理をフローチャートを用いて説明する。なお、初期状態では、磁気センサ150は、OFFに設定され、磁場の強さを測定していない。また、指針20a~20cの位置は、リューズ42を介してユーザにより現在時刻に調整されている。
運針制御処理が開始されると、まず第1の運針処理が実行される(ステップS101)。図5に示す第1の運針処理が実行されると、指針制御部111は、駆動回路130を制御して第1~第3のステッピングモータ120a~120cのコイル63に駆動パルスを一秒に1回出力する(ステップS201)。つぎに、回転判定部112は、駆動回路130を制御して電流差検出パルスをコイル63に出力する(ステップS202)。つぎに、回転判定部112は、電流差検出パルスの供給時におけるコイル電流Iを検出する(ステップS203)。その後、図4に示す運針制御処理に戻る。
つぎに、回転判定部112は、検出した電流差検出パルスの供給時におけるコイル電流Iに基づいて、回転子61が回転したか否かを判定する(ステップS102)。回転判定部112が、回転子61が回転したと判定すると(ステップS102;Yes)、ステップS101に戻って、ステップS101とステップS102を繰り返す。
回転判定部112が、回転子61が回転しなかったと判定すると(ステップS102;No)、磁気センサ制御部113は、磁気センサ150をONにし、磁気センサ150により磁場の強さを取得する(ステップS103)。つぎに、計時部115は、回転子61の回転が停止した期間の計時を開始する(ステップS104)。
つぎに、磁気判定部114は、磁気センサ制御部113により取得された磁場の強さが第1の基準値以上であるか否かを判定する(ステップS105)。第1の基準値は、第1~第3のステッピングモータ120a~120cに駆動パルスより強い補正パルスを出力すると、回転子61が回転可能である磁場の強さの上限値である。磁気判定部114が、磁気センサ制御部113により取得された磁場の強さが第1の基準値以上でないと判定すると(ステップS105;No)、第2の運針処理を実行する(ステップS106)。
図6に示す第2の運針処理が実行されると、指針制御部111は、駆動回路130を制御して第1~第3のステッピングモータ120a~120cのコイル63に駆動パルスより強い補正パルスを出力する(ステップS301)。補正パルスは、駆動パルスより印加電圧およびパルス幅のうち少なくとも何れかが大きいパルスである。つぎに、回転判定部112は、駆動回路130を制御して電流差検出パルスをコイル63に出力する(ステップS302)。つぎに、回転判定部112は、電流差検出パルスの供給時におけるコイル電流Iを検出する(ステップS303)。つぎに、回転判定部112は、検出した電流差検出パルスの供給時におけるコイル電流Iに基づいて、回転子61が回転したか否かを判定する(ステップS304)。
回転判定部112が、回転子61が回転したと判定すると(ステップS304;Yes)、図4に示す運針制御処理に戻る。回転判定部112が、回転子61が回転しなかったと判定すると(ステップS304;No)、計時部115は、回転子61の回転が停止した期間を加算しRAMに記憶し(ステップS305)、運針制御処理に戻る。
磁気判定部114が、磁気センサ制御部113により取得された磁場の強さが第1の基準値以上であると判定すると(ステップS105;Yes)、計時部115は、回転子61の回転が停止した期間を加算しRAMに記憶する(ステップS107)。
つぎに、磁気判定部114は、磁気センサ制御部113により取得された磁場の強さが第1の基準値より小さい第2の基準値未満であるか否かを判定する(ステップS108)。磁場の強さが第2の基準値未満でないと判定されると(ステップS108;No)、ステップS105に戻って、ステップS105からステップS108を繰り返す。
磁場の強さが第2の基準値未満であると判定されると(ステップS108;Yes)、指針制御部111は、計時部115により計時された回転子61の回転が停止した期間に基づいて、駆動回路130を制御して第1~第3のステッピングモータ120a~120cを駆動する(ステップS109)。これにより、指針20a~20cの位置が現在時刻を示す位置に戻る。例えば、図7に示すように、指針20aの回転が磁場により20秒間停止したとすると、計時部115は、回転子61の回転が停止した期間を20秒であると計時する。そして、指針制御部111は、駆動回路130を制御して第1~第3のステッピングモータ120aを駆動し、指針20aを20秒進める。この結果、指針20aは、現在時刻を示す位置に戻される。指針20bおよび20cも同様に現在時刻を示す位置に戻される。つぎに、磁気センサ制御部113は、磁気センサ150をOFFにし、磁場の強さの測定を停止する(ステップS110)。その後、ステップS101に戻って、ステップS101からステップS110を繰り返す。
以上のように、本実施の形態の指針駆動装置100によれば、初期状態では、磁気センサ150は、OFFに設定されており、回転判定部112により回転子61が回転しなかったと判定されると、磁気センサ制御部113は、磁気センサ150をONにする。これにより、回転子61が正常に回転しているときは、磁気センサ150がOFFになっていることで、消費電力を小さくすることができる。また、磁気センサ150により取得された磁場の強さが第1の基準値以上であると判定されると、第1~第3のステッピングモータ120a~120cに補正パルスを出力しないことにより、磁場の影響を受けても消費電力を小さくすることができる。また、磁気センサ150により取得された磁場の強さが第1の基準値未満であると判定されると、第1~第3のステッピングモータ120a~120cに駆動パルスより強い補正パルスを出力することにより、磁場の影響を受けたとしても、正確な時刻を示すことができる。また、磁気センサ150により取得された磁場の強さが第2の基準値未満であると判定されると、計時部115により計時された回転子61の回転が停止した期間に基づいて、指針20a~20cの位置が現在時刻を示す位置に戻される。これにより、磁場の影響を受けたとしても、正確な時刻を示すことができる。また、磁気センサ150により取得された磁場の強さが第2の基準値未満であると判定されると、磁気センサ150がOFFにされ、消費電力を小さくすることができる。従って、指針駆動装置100は、磁場の影響を受けても消費電力を小さくすることができる。
(変形例)
上述の実施の形態では、計時部115により計時された回転子61の回転が停止した期間に基づいて、指針20a~20cの位置が現在時刻を示す位置に戻される例について説明した。回転子61が停止していた期間が長くなると、回転子61の回転が停止した期間に基づいて、回転子61を回転させたとしても、指針20a~20cの位置が現在時刻を示す位置に戻らなくなる可能性がある。計時部115により計時された回転子61の回転が停止した期間が基準期間以上である場合、指針20a~20cの位置を初期位置にリセット(所定位置に移動)して、指針20a~20cの位置が現在時刻を示す位置に調整するように、第1~第3のステッピングモータ120a~120cを制御してもよい。この場合、指針駆動装置100は、図8に示すように、秒針である指針20aの軸を回転する歯車21aと、歯車21aの位置を検出する検出部22aを備える。歯車21aは、検出孔23aを備え、第1のステッピングモータ120aにより回転する。検出部22aは、検出孔23aを通過した光を検出することにより、歯車21aの初期位置を検出する。計時部115により計時された回転子61の回転が停止した期間が基準期間以上であると判定されると、第1のステッピングモータ120aは、検出部22aにより検出孔23aが検出される位置まで歯車21aを回転する。これにより、歯車21aが初期位置にリセットされる。この位置から、指針制御部111は、第1のステッピングモータ120aを制御して、指針20aが計時回路140により計時された現在時刻を示す位置に調整する。指針20bおよび指針20cについても同様の動作により、現在時刻を示す位置に調整する。
上述の実施の形態では、磁気センサ150により取得された磁場の強さが第1の基準値以上であると判定されると、第1~第3のステッピングモータ120a~120cの回転を停止するように制御する例について説明した。磁気センサ150により取得された磁場の強さは、第1~第3のステッピングモータ120a~120cの回転を停止する以外の目的に用いられてもよい。例えば、図9に示すように、磁気センサ150により取得された磁場の強さが第3の基準値以上であると判定されると、強い磁場が加わっていることをユーザに報知してもよい。第3の基準値は、電子時計1に故障などの異状を及ぼす可能性のある値である。この場合、電子時計1は、液晶表示などにより文字などを表示する表示部70を備え、制御部110は、表示部70に強い磁場が加わったことを示すエラー表示を表示してもよい。エラー表示は、例えば「mag. error」である。この場合、第3の基準値は第1の基準値より大きい値に設定されるとよい。ユーザは、エラー表示を見ることで、メンテナンスなどに出す必要があるか否かを判断することができる。また、磁気センサ150により取得された磁場の強さが第3の基準値以上であると判定されると、ブザーなどの音やバイブレーションなどでユーザに報知してもよい。この場合、第3の基準値は、第1の基準値と同じまたは小さい値に設定されるとよい。このようにすることで、ユーザが電子時計1に磁場の影響が加わっていることを知ることができ、電子時計1を磁場の影響を受けない場所に移動することが可能である。
上述の実施の形態では、磁場の強さが第1の基準値未満であると判定されると、駆動パルスより強い補正パルスを出力する例について説明した。指針制御部111は、磁気センサ150に取得された磁場の強さに応じて、段階的に、補正パルスの印加電圧およびパルス幅のうち少なくとも1つを変更してもよい。
上述の実施の形態では、回転判定部112が、電流差検出パルスをコイル63に出力し、コイル電流Iを検出することで第1~第3のステッピングモータ120a~120cの回転子61が回転したか否かを判定する例について説明した。回転判定部112は、第1~第3のステッピングモータ120a~120cの回転子61が回転したか否かを判定できればよく、回転角を電圧などの電気信号に変換して出力するポテンショメータを用いてもよい。また、光を回転子61の回転に伴って回転する回転軸などの回転体に照射し、回転体に反射された反射光を検出して回転を検出する光学式回転検出装置を用いてもよい。
上述の実施の形態では、指針20a~20cがそれぞれ第1~第3のステッピングモータ120a~120cにより駆動される例について説明したたが、指針20a~20cは、1つのステッピングモータにより駆動されてもよい。この場合、秒針である指針20aが60回転すると、分針である指針20bが1回転し、分針である指針20bが12回転すると、時針である指針20cが1回転するように、複数の歯車により調整される。
上述の実施の形態では、指針20a~20cが第1~第3のステッピングモータ120a~120cにより駆動される例について説明したが、指針20a~20cは、時刻を示す位置に駆動されればよく、サーボモータなどのステッピングモータ以外のモータで駆動されてもよい。この場合、磁気センサ150により取得された磁場の強さが第1の基準値以下であると判定されると、より大きい電流または電圧でモータを回転してもよい。
上述の実施の形態では、指針20aが秒を示す秒針であり、指針20bが分を示す分針であり、指針20cが時間を示す時針である例について説明した。指針20a~20cは、時刻以外のものを示してもよく、温度、気圧、方角などを示すものであってもよい。
また、CPU、RAM、ROM等から構成される指針駆動装置100が実行する運針制御処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常の情報携帯端末(スマートフォン、タブレットPC)、パーソナルコンピュータなどを用いて実行可能である。例えば、上述の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)等)に格納して配布し、このコンピュータプログラムを情報携帯端末などにインストールすることにより、上述の処理を実行する情報端末を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置にこのコンピュータプログラムを格納しておき、通常の情報処理端末などがダウンロード等することで情報処理装置を構成してもよい。
また、指針駆動装置100は、OS(Operating System)とアプリケーションプログラムとの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS:Bulletin Board System)にこのコンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介してこのコンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行できるように構成してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とが含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(付記1)
指針を動作するモータと、
前記モータを駆動する駆動回路と、
磁気センサと、
前記モータの動作に基づき前記磁気センサを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記磁気センサが測定を行っていない状態において、前記駆動回路が前記モータを回転させたか否かを判定し、前記モータが回転していないと判定すると前記磁気センサに測定を開始させる、
ことを特徴とする指針駆動装置。
(付記2)
前記制御部は、前記モータが回転したと判定すると前記磁気センサに測定を開始させない、
ことを特徴とする付記1に記載の指針駆動装置。
(付記3)
前記制御部は、前記磁気センサによる測定から取得された磁場の強さが第1の基準値以上であると判定すると、前記モータの回転を停止するように前記駆動回路を制御する、
ことを特徴とする付記1または2に記載の指針駆動装置。
(付記4)
前記駆動回路は、所定の電流または電圧を前記モータに出力することで前記モータを駆動させ、
前記制御部は、前記磁気センサによる測定から取得された磁場の強さが第1の基準値以下であると判定すると、前記所定の電流または電圧より大きい電流または電圧を前記モータに出力するように前記駆動回路を制御する、
ことを特徴とする付記1から3の何れか1つに記載の指針駆動装置。
(付記5)
前記制御部は、前記磁気センサによる測定から取得された磁場の強さが第1の基準値より小さい第2の基準値未満であると判定すると、前記磁気センサに測定を停止させる、
ことを特徴とする付記1から4の何れか1つに記載の指針駆動装置。
(付記6)
前記制御部は、前記モータの回転が停止していた期間を計時し、前記磁気センサに測定を停止させた後、前記モータの回転が停止していた期間に基づいて、前記駆動回路に前記モータを回転させる、
ことを特徴とする付記5に記載の指針駆動装置。
(付記7)
前記制御部は、前記モータの回転が停止した期間が基準期間以上である場合、前記指針の位置を所定位置に移動させ、前記指針の位置が現在時刻を示すように、前記駆動回路に前記モータを回転させる、
ことを特徴とする付記6に記載の指針駆動装置。
(付記8)
前記モータは、磁石を有する回転子と、前記回転子を回転させるためのコイルを備える固定子と、を有するステッピングモータであり、
前記制御部は、前記駆動回路から出力されたパルスによって前記ステッピングモータの前記回転子が回転したか否かを検出し、前記モータが回転したか否かを判定する、
ことを特徴とする付記1から7の何れか1つに記載の指針駆動装置。
(付記9)
前記制御部は、電流差検出パルスを前記駆動回路に出力させ、前記コイルに流れる電流に基づいて、前記回転子が回転したか否かを判定する、
ことを特徴とする付記8に記載の指針駆動装置。
(付記10)
前記制御部は、前記磁気センサによる測定から取得された磁場の強さに応じて、前記駆動回路から前記モータに出力される補正パルスの印加電圧およびパルス幅のうち少なくとも1つを変更する、
ことを特徴とする付記8または9に記載の指針駆動装置。
(付記11)
前記モータの回転角を電気信号に変換して出力するポテンショメータ、または光を前記モータの回転軸を含む回転体に照射し、前記回転体に反射された反射光を検出して回転を検出する光学式回転検出装置を備え、
前記制御部は、前記ポテンショメータまたは前記光学式回転検出装置により検出された
検出結果に基づいて、前記駆動回路が前記モータを回転させたか否かを判定する、
ことを特徴とする付記1から7の何れか1つに記載の指針駆動装置。
(付記12)
前記制御部は、前記磁気センサによる測定から取得された磁場が第3の基準値以上であると判定すると、強い磁場が加わっていることをユーザに報知する、
ことを特徴とする付記1から11の何れか1つに記載の指針駆動装置。
(付記13)
付記1から12の何れか1つに記載の指針駆動装置と、
前記指針駆動装置に駆動される指針と、
を備えることを特徴とする電子時計。
(付記14)
指針を動作するモータと、
前記モータを駆動する駆動回路と、
磁気センサと、
を備える指針駆動装置において、前記指針を駆動する指針駆動方法であって、
前記磁気センサが測定を行っていない状態において、前記駆動回路により前記モータが回転したか否かを判定し、前記モータが回転していないと判定すると前記磁気センサに測定を開始させる制御ステップを備える、
ことを特徴とする指針駆動方法。
(付記15)
指針を動作するモータと、
前記モータを駆動する駆動回路と、
磁気センサと、
を備える指針駆動装置を制御するコンピュータを、
前記磁気センサが測定を行っていない状態において、前記駆動回路により前記モータが回転したか否かを判定し、前記モータが回転していないと判定すると前記磁気センサに測定を開始させる制御部、
として機能させるプログラム。
1…電子時計、20a~20c…指針、21a…歯車、22a…検出部、23a…検出孔、30…文字盤、31…時字、40…ケース、41…カバーガラス、42…リューズ、50…バンド、61…回転子、61N…N極、61S…S極、62…固定子、63…コイル、64…孔部、64a…凹部、65、66…領域、67…端子台、70…表示部、100…指針駆動装置、110…制御部、111…指針制御部、112…回転判定部、113…磁気センサ制御部、114…磁気判定部、115…計時部、120a…第1のステッピングモータ、120b…第2のステッピングモータ、120c…第3のステッピングモータ、130…駆動回路、140…計時回路、150…磁気センサ、160…電源部、200…モータ駆動装置

Claims (11)

  1. 指針を動作させるモータと、
    所定の電流値または電圧値が設定された駆動パルスを前記モータに入力することで前記モータを駆動させる駆動回路と、
    所定の領域の磁場を測定する磁気センサと、
    前記モータの動作に基づき前記磁気センサを制御する制御部と、
    前記モータが駆動しているか否かを検知する検知手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記駆動回路が前記モータに前記駆動パルスを入力しているにもかかわらず前記検知手段によって前記モータが駆動していないと検知された場合に、前記磁気センサによる測定と前記モータの駆動が停止した期間の計時を開始させ、
    前記磁気センサによる測定から取得された磁場の強さがある基準値未満であると判定した場合、前記モータの駆動が停止した期間に基づいて、前記指針の位置が現在時刻を示すように前記駆動回路に前記モータを駆動させる、且つ、前記磁気センサによる測定を停止させる、
    ことを特徴とする指針駆動装置。
  2. 前記ある基準値は、第1の基準値と第2の基準値とを含み、
    前記制御部は、
    前記磁気センサによる測定から取得された磁場の強さが前記第1の基準値より小さい前記第2の基準値未満であると判定した場合、前記モータの駆動が停止した期間に基づいて、前記指針の位置が現在時刻を示すように前記駆動回路に前記モータを駆動させる、且つ、前記磁気センサによる測定を停止させ、
    前記磁気センサによる測定から取得された磁場の強さが第1の基準値以上であると判定すると、前記駆動パルスの出力を停止するように前記駆動回路を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の指針駆動装置。
  3. 前記制御部は、前記モータの駆動が停止した期間が基準期間以上である場合、前記指針の位置を所定位置に移動させた後、前記指針の位置が現在時刻を示すように、前記駆動回路に前記モータを駆動させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の指針駆動装置。
  4. 前記モータは、磁石を有する回転子と、前記回転子を回転させるためのコイルを備える固定子と、を有するステッピングモータであり、
    前記検知手段は、前記駆動回路から出力されたパルスに基づいて前記ステッピングモータの前記回転子が回転しているか否かを検出し、前記回転子が回転している場合には前記ステッピングモータの駆動を検知し、前記回転子が回転していない場合には前記ステッピングモータが駆動していないことを検知する、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の指針駆動装置。
  5. 前記検知手段は、前記駆動回路が出力した電流差検出パルスを前記コイルに入力し、前記コイルに流れる電流のピーク値が閾値以下である場合に前記回転子が回転し前記モータが駆動していることを検知し、前記コイルに流れる電流のピーク値が閾値より大きい場合に前記回転子が回転しておらず前記モータが駆動していないことを検知する、
    ことを特徴とする請求項に記載の指針駆動装置。
  6. 前記モータの回転角を電気信号に変換して出力するポテンショメータ、または光を前記モータの回転軸を含む回転体に照射し、前記回転体に反射された反射光を検出して回転を検出する光学式回転検出装置を備え、
    前記検知手段は、前記ポテンショメータまたは前記光学式回転検出装置により検出された検出結果に基づいて、前記駆動回路が前記モータを駆動させたか否かを検知する、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の指針駆動装置。
  7. 前記制御部は、前記磁気センサによる測定から取得された磁場が第3の基準値以上であると判定すると、強い磁場が加わっていることをユーザに報知する、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の指針駆動装置。
  8. 前記所定の領域とは、前記モータの近傍である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の指針駆動装置。
  9. 請求項1からの何れか1項に記載の指針駆動装置と、
    前記指針駆動装置に駆動される指針と、
    を備えることを特徴とする電子時計。
  10. 指針を動作させるモータと、
    所定の電流値または電圧値が設定された駆動パルスを前記モータに入力することで前記モータを駆動させる駆動回路と、
    所定の領域の磁場を測定する磁気センサと、
    を備える指針駆動装置の指針駆動方法であって、
    前記モータの動作に基づき前記磁気センサを制御する制御ステップと、
    前記モータが駆動しているか否かを検知する検知ステップと、を有し、
    前記制御ステップは、
    前記駆動回路が前記モータに前記駆動パルスを入力しているにもかかわらず前記検知ステップによって前記モータが駆動していないと検知された場合に、前記磁気センサによる測定と前記モータの駆動が停止した期間の計時を開始させ、
    前記磁気センサによる測定から取得された磁場の強さがある基準値未満であると判定した場合、前記モータの駆動が停止した期間に基づいて、前記指針の位置が現在時刻を示すように前記駆動回路に前記モータを駆動させる、且つ、前記磁気センサによる測定を停止させる、
    ことを特徴とする指針駆動方法。
  11. 指針を動作させるモータと、
    所定の電流値または電圧値が設定された駆動パルスを前記モータに入力することで前記モータを駆動させる駆動回路と、
    所定の領域の磁場を測定する磁気センサと、
    を備える指針駆動装置のコンピュータを、
    前記モータの動作に基づき前記磁気センサを制御する制御手段、
    前記モータが駆動しているか否かを検知する検知手段、として機能させ、
    前記制御手段は、
    前記駆動回路が前記モータに前記駆動パルスを入力しているにもかかわらず前記検知手段によって前記モータが駆動していないと検知された場合に、前記磁気センサによる測定と前記モータの駆動が停止した期間の計時を開始させ
    前記磁気センサによる測定から取得された磁場の強さがある基準値未満であると判定した場合、前記モータの駆動が停止した期間に基づいて、前記指針の位置が現在時刻を示すように前記駆動回路に前記モータを駆動させる、且つ、前記磁気センサによる測定を停止させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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