JP2017037930A - セラミック電子部品の製造方法及びセラミック電子部品 - Google Patents

セラミック電子部品の製造方法及びセラミック電子部品 Download PDF

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淳也 田中
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Abstract

【課題】セラミック電子部品の特性に悪影響を及ぼすことなくセラミック電子部品の本体表面を粗化して、封止樹脂との密着性の高いセラミック電子部品を製造することのできるセラミック電子部品の製造方法、及び、封止樹脂との密着性の高いセラミック電子部品を提供すること。【解決手段】直方体形状であり互いに相対する第1主面と第2主面とを有する本体と、上記本体の表面の一部に設けられた第1外部電極及び第2外部電極と、を備えるセラミック電子部品の製造方法であって、セラミックと有機物とを含む積層ブロックの第1主面に、突起が設けられた突起面を当て、上記積層ブロックの第1主面に沿った方向に上記突起面と上記積層ブロックとを相対的に動かすことにより、上記積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程と、上記凹部が設けられた積層ブロックを切断してチップを得る工程と、上記チップを焼成して本体を得る工程と、を備えることを特徴とするセラミック電子部品の製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、セラミック電子部品の製造方法及びセラミック電子部品に関する。
実装基板の小型化のため、実装基板にセラミック電子部品が内蔵された部品内蔵基板が使用されている。部品内蔵基板では、基板に内蔵される電子部品と、電子部品を封止する封止樹脂との密着性の向上が重要な課題となっている。特許文献1には、セラミック電子部品の外部電極と封止樹脂との密着性を高めるため、外部電極の表面を粗化処理液で粗くすることが記載されている。一方、セラミック電子部品の本体と封止樹脂との密着性の向上も求められている。特に、2つの外部電極の間に位置する本体の表面から封止樹脂が剥離すると、イオンマイグレーションを起こしやすくなる。また、実装基板の表面に実装されるセラミック電子部品においても、その本体の表面を粗くすることで、導電性ペーストを焼き付けて形成される外部電極の密着性の向上や外部電極の形状ばらつきが低減でき、実装時の外部電極の剥がれや、ツームストーンを防止することができる。このような背景から、セラミック電子部品の本体表面を粗化することが求められている。
特開2014−239139号公報
セラミック電子部品の本体を粗化する方法の1つとして、粗化処理液を使用した化学的処理が挙げられる。この方法では粗化処理液が本体内部に残留し、セラミック電子部品の特性に悪影響を及ぼす可能性がある。また、セラミック電子部品の本体を粗化する方法の他の1つとして、粒子をセラミック電子部品の表面に衝突させるブラスト処理が挙げられる。この方法ではセラミック電子部品の角部や稜線部が過度に削られることによって、セラミック電子部品が丸みを帯び、セラミック電子部品の実装安定性に悪影響を及ぼす可能性や、ビアとの接続面積を減少させる可能性がある。また、セラミック電子部品の本体を粗化する方法の他の1つとして、凹凸面を部品の表面に押圧する転写処理が挙げられる。この方法では充分な粗さを得るために凹凸面の粗さを大きくするか、圧力を大きくする必要がある。しかし、凹凸面の粗さを大きくし、あるいは圧力を大きくすると、本体内部に設けられた内部導体層に局所的な圧力が加わって変形するおそれがある。内部導体層が変形すると、セラミック電子部品の電気的特性に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、セラミック電子部品の特性に悪影響を及ぼすことなく粗化されたセラミック電子部品、及びその製造方法を提供することを目的とする。
すなわち、上記目的を達成するための、本発明のセラミック電子部品の製造方法は、直方体形状であり互いに相対する第1主面と第2主面とを有する本体と、上記本体の表面の一部に設けられた第1外部電極及び第2外部電極と、を備えるセラミック電子部品の製造方法であって、セラミックと有機物とを含む積層ブロックの第1主面に、突起が設けられた突起面を当て、上記積層ブロックの第1主面に沿った方向に上記突起面と上記積層ブロックとを相対的に動かすことにより、上記積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程と、上記凹部が設けられた積層ブロックを切断してチップを得る工程と、上記チップを焼成して本体を得る工程と、を備えることを特徴とする。
本発明のセラミック電子部品の製造方法は、積層された複数のセラミックシートと複数の導電膜をプレスして上記積層ブロックを得る工程をさらに備え、上記積層ブロックを得る工程では、上記積層ブロックの第1主面となる面に弾性部材を載せてプレスを行うことが好ましい。また、上記積層ブロックを得る工程では、上記積層ブロックの第2主面となる面に弾性部材を載せてプレスを行うことが好ましい。
本発明のセラミック電子部品の製造方法は、上記積層ブロックの第2主面に、突起が設けられた突起面を当て、上記積層ブロックの第2主面に沿った方向に上記突起面と上記積層ブロックとを相対的に動かすことにより、上記積層ブロックの第2主面に複数の凹部を設ける工程をさらに備えることが好ましい。
本発明のセラミック電子部品の製造方法は、上記チップを焼成して上記本体を得る工程の前に、複数の凹部が設けられたチップの表面に外部電極を形成する工程をさらに備えることが好ましい。
本発明のセラミック電子部品の製造方法において、上記積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程では、一方向に延びる凹部を形成することが好ましい。
本発明のセラミック電子部品の製造方法において、上記積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程では、上記突起面を有する突起部材を複数個使用することが好ましい。
本発明のセラミック電子部品の製造方法の別の態様は、直方体形状であり互いに相対する第1主面と第2主面とを有する本体と、上記本体の表面の一部に設けられた第1外部電極及び第2外部電極と、を備えるセラミック電子部品の製造方法であって、セラミックと有機物とを含む積層ブロックを切断して複数のチップを得る工程と、上記複数のチップの第1主面に、突起が設けられた突起面を当て、上記チップの第1主面に沿った方向に上記突起面と上記複数のチップとを相対的に動かすことにより、上記チップの第1主面に複数の凹部を設ける工程と、上記凹部が設けられたチップを焼成して本体を得る工程と、を備えることを特徴とする。
本発明のセラミック電子部品の製造方法の別の態様では、積層された複数のセラミックシートと複数の導電膜をプレスして上記積層ブロックを得る工程をさらに備え、上記積層ブロックを得る工程では、上記積層ブロックの第1主面となる面に弾性部材を載せてプレスを行うことが好ましい。また、上記積層ブロックを得る工程では、上記積層ブロックの第2主面となる面に弾性部材を載せてプレスを行うことが好ましい。
本発明のセラミック電子部品の製造方法の別の態様では、上記チップの第2主面に、突起が設けられた突起面を当て、上記チップの第2主面に沿った方向に上記突起面と上記チップとを相対的に動かすことにより、上記チップの第2主面に複数の凹部を設ける工程をさらに備えることが好ましい。
本発明のセラミック電子部品は、直方体形状であり互いに相対する第1主面と第2主面とを有する本体と、上記本体の表面の一部に設けられた第1外部電極及び第2外部電極と、を備えるセラミック電子部品であって、上記第1主面には一方向に延びる複数の凹部が設けられていることを特徴とする。
本発明のセラミック電子部品において、上記複数の凹部は、少なくとも上記第1主面が露出する部分の全体に設けられていることが好ましい。
本発明のセラミック電子部品において、上記複数の凹部は、少なくとも上記第1主面の全体に設けられていることが好ましい。
本発明のセラミック電子部品において、上記複数の凹部の延びる方向は、上記直方体の長さ方向に平行な方向と異なり、かつ、上記直方体の長さ方向に直交する方向とも異なることが好ましい。
本発明のセラミック電子部品において、上記第1主面及び上記第2主面に設けられる上記第1外部電極及び上記第2外部電極は、上記第1主面上及び上記第2主面上に直接設けられた導電薄膜と、上記導電薄膜上に直接設けられためっき層とを含み、上記めっき層の最大厚みは、上記導電薄膜の最大厚みよりも大きいことが好ましい。
本発明のセラミック電子部品において、上記本体は、積層された複数のセラミック層と複数の内部導体層を有し、上記複数の内部導体層は、少なくとも上記本体の第1端面に露出し、上記第1端面に設けられた上記第1外部電極と接続する複数の第1内部導体層と、少なくとも上記本体の第2端面に露出し、上記第2端面に設けられた上記第2外部電極と接続する複数の第2内部導体層と、を含むことが好ましい。
本発明のセラミック電子部品では、さらに、上記第2主面には、一方向に延びる複数の凹部が設けられており、上記第2主面の凹部が延びる方向は、上記第1主面の凹部が延びる方向とは異なることが好ましい。
この発明によれば、セラミック電子部品の特性に悪影響を及ぼすことなくセラミック電子部品の本体表面を粗化して、封止樹脂との密着性の高いセラミック電子部品を製造することができ、また、封止樹脂との密着性の高いセラミック電子部品を提供することができる。
図1は、本発明のセラミック電子部品である積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す斜視図である。 図2(a)は、図1に示す積層セラミックコンデンサの本体の一例を模式的に示す斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示す積層セラミックコンデンサの本体のLT断面図である。 図3は、図1に示す積層セラミックコンデンサのLT断面図である。 図4は、図3に示す積層セラミックコンデンサとは外部電極の構成が異なる積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示すLT断面図である。 図5は、積層シートの一例を模式的に示す断面図である。 図6は、積層ブロックを得るプレス工程の一例を模式的に示す断面図である。 図7は、積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程の一例を模式的に示す断面図である。 図8は、積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程の一例を模式的に示す断面図である。 図9は、積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程の一例を模式的に示す断面図である。 図10は、突起面を有する突起部材を複数個使用して積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程の一例を模式的に示す断面図である。 図11は実施例1で形成した凹部を含む本体の第1主面の上面写真である。
以下、図面を参照して、本発明のセラミック電子部品の製造方法及びセラミック電子部品について説明する。しかしながら、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下において記載する本発明の個々の望ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
本発明のセラミック電子部品の製造方法で製造することのできるセラミック電子部品としては、コンデンサ、インダクタ、圧電部品、サーミスタ等が挙げられる。以下、本発明のセラミック電子部品の製造方法で製造することのできるセラミック電子部品の例として、コンデンサ、特に積層セラミックコンデンサについて説明する。
積層セラミックコンデンサは、直方体形状の本体と、本体の表面の一部に設けられた複数の外部電極とを備える。図1は、本発明のセラミック電子部品である積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示す斜視図である。積層セラミックコンデンサ1は、本体10の表面の一部に外部電極100を設けてなる。
図2(a)は、図1に示す積層セラミックコンデンサの本体の一例を模式的に示す斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示す積層セラミックコンデンサの本体のLT断面図である。図3は、図1に示す積層セラミックコンデンサのLT断面図である。
本発明のセラミック電子部品を構成する本体は、直方体形状であり、直方体の長さ方向、幅方向、高さ方向を図1に示す積層セラミックコンデンサ1及び図2(a)に示す本体10においてそれぞれ両矢印L、W、Tで定める方向とする。ここで、長さ方向と幅方向と高さ方向とは互いに直交する。高さ方向は、本体10を構成する複数のセラミック層20と複数の内部導体層30が積み上げられていく方向である。また、長さ方向は、本体の両端に外部電極を設けた際に外部電極が向かい合う方向(その方向に複数個の異なる外部電極が存在する方向)である。
本体10は、6面を有する直方体形状であり、高さ方向に互いに相対する第1主面11及び第2主面12、幅方向に互いに相対する第1側面13及び第2側面14、長さ方向に互いに相対する第1端面15及び第2端面16を有する。なお、本体の直方体形状は、直方体の角の部分や稜線となる部分が丸められて曲面となるように形成された形状を含み、また、表面に凹凸が形成された形状も含む。
積層セラミックコンデンサ1又は本体10の第1端面15又は第2端面16に交差し、かつ、高さ方向に沿う、セラミック電子部品(積層セラミックコンデンサ)又は本体の断面をLT断面という。図2(b)及び図3はそれぞれ本体及び積層セラミックコンデンサのLT断面図である。
第1側面13、第2側面14、第1端面15、第2端面16は、内部導体層30が露出していてもよい面であり、これらの面のうち内部導体層30が露出している面のいずれかを任意に「本体の表面」と定めてこの表面の一部に第1外部電極110及び第2外部電極120を設けることができる。また、第1側面13と第1端面15の両方に内部導体層が露出している場合、第1側面13と第1端面15の両方を含む概念として「第1表面」を定めてもよい。
本体10は、積層された複数のセラミック層20と複数の内部導体層30を有し、複数の内部導体層30は、少なくとも本体10の第1端面15に露出し、第1端面15に設けられた第1外部電極110と接続する複数の第1内部導体層35と、少なくとも本体10の第2端面16に露出し、第2端面16に設けられた第2外部電極120と接続する複数の第2内部導体層36とを備えている。このような構成であると積層セラミックコンデンサとして良好な性能を発揮することができる。
複数のセラミック層20の平均厚みは、例えば、0.5μm以上4μm以下であることが好ましい。各セラミック層は、例えばチタン酸バリウム(BaTiO)、チタン酸カルシウム(CaTiO)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、またはジルコン酸カルシウム(CaZrO)等を主成分とするセラミック材料を含む。また、各セラミック層20は、主成分よりも含有量の少ない副成分として、Mn、Mg、Si、Co、Ni、または希土類等を含んでいてもよい。
複数の内部導体層30は、高さ方向に交互に配置された第1内部導体層35および第2内部導体層36を含む。第1内部導体層35は、セラミック層20を挟んで第2内部導体層36と対向する対向部と、対向部から第1端面15に引き出されて第1端面15に露出する引出部とを有する。第2内部導体層36は、セラミック層20を挟んで第1内部導体層35の対向部と対向する対向部と、対向部から第2端面16に引き出されて第2端面16に露出する引出部とを有する。各内部導体層30は、高さ方向から平面視されて、略矩形状である。複数の内部導体層30の平均厚さは、例えば、0.2μm以上2μm以下であることが好ましい。複数の内部導体層30は、例えば、Ni、Cu、Ag、Pd、Ag−Pd合金、またはAu等の金属材料を含む。
複数の内部導体層30及び複数のセラミック層20の各々の平均厚さは、以下のように測定される。まず、研磨により露出させた本体の長さ方向に直交する断面を走査型電子顕微鏡にて観察する。次に、本体の断面の中心を通る高さ方向に沿った中心線、およびこの中心線から両側に等間隔に2本ずつ引いた線の合計5本の線上における厚さを測定する。平均厚さは、この5つの測定値の平均値とする。より正確な平均厚さを求めるには、高さ方向における上部、中央部、下部のそれぞれについて上記5つの測定値を求め、これら測定値の平均値を平均厚さとする。
図2(a)、図2(b)及び図3には、本体10の第1主面11に複数の凹部17が設けられた様子を示している。複数の凹部17は第1主面11において一方向に延びている。ここで「凹部が一方向に延びる」とは、第1主面において凹部の向きがランダムではないこと、及び、凹部が離散した窪みのような形状ではなく連続して所定の長さを有する溝状であることを意味している。このように本体10の第1主面11に複数の凹部17が設けられており、複数の凹部が一方向に延びていると、ランダムに形成された凹部よりも一方向における寸法が大きいため、封止樹脂が凹部に入り込みやすく、また、毛細管現象も相まって、封止樹脂との接触面積が増大する。そのため、積層セラミックコンデンサ1を部品内蔵基板用のセラミック電子部品として使用した場合に、積層セラミックコンデンサ1と、積層セラミックコンデンサ1を封止する封止樹脂との密着性を向上させることができる。
第1主面11に設けられ一方向に延びる複数の凹部17の有無やその延びる方向は、光学顕微鏡により確認することができる。第1主面11に設けられた複数の凹部17の延びる方向は、本体10を構成する直方体の長さ方向に平行な方向と異なり、かつ、直方体の長さ方向に直交する方向とも異なることが好ましい。図1及び図2(a)では、長さ方向は両矢印Lで表す方向であり、長さ方向に直交する方向は幅方向を意味し、両矢印Wで表す方向である。凹部17の延びる方向がこのような方向になっていると、凹部の延びる方向が2つの外部電極を最短で結ぶ方向と異なるので、イオンマイグレーションによる絶縁抵抗の低下も抑制し得る。すなわち、イオンマイグレーションが生じたとしても凹部の延びる方向に沿って進展することになり、進展経路が長くなるので、2つの外部電極の間で絶縁抵抗が低下することを抑制することができる。
また、複数の凹部17は、一方の側面(第1側面13)から他方の側面(第2側面14)まで延びる凹部であることが好ましい。この場合も、凹部の延びる方向が2つの外部電極を最短で結ぶ方向と異なるので、2つの外部電極の間でイオンマイグレーションによる絶縁抵抗の低下を抑制し得る。
第1主面11に設けられた凹部17は一方向に延びる溝であって、レーザー表面粗さ計で測定した第1主面の表面粗さ(算術平均粗さRa)が0.01μm以上であることが好ましく、0.04μm以上であることがより好ましい。凹部が一方向に延びる溝であって第1主面の表面粗さが0.01μm以上であると、封止樹脂が毛細管現象により凹部内に入り込んで、封止樹脂と第1主面との接触面積が増大するとともに、アンカー効果により、封止樹脂と第1主面との密着性が向上しやすくなる。また、凹部が一方向に延びる溝であって第1主面の表面粗さが1.5μm以下であることが好ましく、0.4μm以下であることがより好ましい。第1主面の表面粗さが1.5μm以下であると電気的特性が低下しにくい。また、ビア電極との接続信頼性も低下しにくい。本明細書において、凹部が設けられた第1主面も含めた、積層セラミックコンデンサを構成する各部位の表面粗さはJIS B 0601(2001)に準拠した方法で測定することができる。
図1に示すように、本体10の第1主面11はその一部が外部電極100で覆われていることがあることから、第1主面11はその全体が露出しておらず、一部のみが露出していることがある。図1では第1主面11の露出した部分を第1主面の露出部11aとして示しており、複数の凹部17は、第1主面の露出部11aの全体に設けられている。第1主面の露出部11aは封止樹脂と接触する部分に該当するので、この部分に凹部が設けられていることにより、積層セラミックコンデンサと封止樹脂の密着性を向上させることができる。また、第1主面の露出部と封止樹脂との密着性が、第1側面又は第2側面において露出している部分と封止樹脂との密着性よりも大きいことが好ましい。第1主面の露出部に凹部が設けられていて、第1側面又は第2側面において露出している部分に凹部が設けられていない場合、第1主面の露出部と封止樹脂との密着性の方が大きくなる。なお、セラミック電子部品と封止樹脂との密着性は、JIS 6481−1996により評価することができる。
また、図3に示すように、本体10の第1主面11の全体を見ると、第1外部電極110又は第2外部電極120で覆われることとなり、積層セラミックコンデンサとしたときには露出しない部位である、第1主面11の被覆部11b、11cにおいても複数の凹部17が設けられている。すなわち、複数の凹部17は第1主面11の全体に設けられている。複数の凹部17が第1主面11の全体に設けられている場合、露出部11aにおいて封止樹脂との密着性を向上できることに加え、さらに、被覆部11b、11cにおいては第1外部電極110又は第2外部電極120との密着性を向上させることができる。これは、外部電極となるペーストが被覆部に塗布された場合に、ペーストが毛細管現象により凹部内に入り込んで、外部電極と第1主面との接触面積が増大するとともに、アンカー効果により、外部電極と第1主面との密着性が向上するためである。そのため、複数の凹部17が第1主面11の全体に設けられていることが好ましい。
また、本体10の第2主面12にも一方向に延びる複数の凹部18が設けられていてもよい。第1主面11に設けられた複数の凹部17に加えてさらに第2主面12にも複数の凹部18が設けられていると、積層セラミックコンデンサ1と、積層セラミックコンデンサ1を封止する封止樹脂との密着性をさらに向上させることができる。
また、第2主面12の凹部18が延びる方向は、第1主面11の凹部17が延びる方向とは異なることが好ましい。凹部18が延びる方向が凹部17の延びる方向と異なっていると、封止樹脂に対してずれる力が加わった時に力の加わる向きに対して凹部17と凹部18のいずれかは力の加わる向きと違う方向に延びているために高いアンカー効果を発揮することができる。そのため、封止樹脂とセラミック電子部品との間の接着が剥離することがより確実に防止される。
また、セラミック電子部品が実装される向きによって電子部品の性能に差がある場合において、セラミック電子部品を外観から方向識別したいという要求がある。第1主面11に複数の凹部17が設けられていることによって、第1主面11とその他の面での光の反射態様の違いを利用して、第1主面11とその他の面とを区別することができる。そして、第1主面11と第2主面12とで凹部17、凹部18の延びる方向が異なる場合には、第1主面11と第2主面12で光の反射態様が異なり、第1主面11と第2主面12とを区別することができる。
本体10の第1側面13及び第2側面14には一方向に延びる凹部が設けられていないことが好ましい。このことから、一方向に延びる凹部が設けられている第1主面11の表面粗さは本体10の第1側面13及び第2側面14の表面粗さよりも大きいことが好ましい。
本体10の寸法は、本体10の高さ方向の寸法をDT、長さ方向の寸法をDL、幅方向の寸法をDWとしたときに、DT<DW<DL、(1/7)DW≦DT≦(1/3)DW、又は、DT<0.25mmが満たされるような薄型のものであることが好ましく、このような本体の寸法を有するセラミック電子部品であると本発明の効果がより発揮される。具体的には、0.05mm≦DT<0.25mm、0.4mm≦DL≦1mm、0.3mm≦DW≦0.5mmである場合に本発明の効果がさらに発揮される。なお、DT、DW及びDLの関係はこれに限られず、例えばDL<DWであってもよい。
また、高さ方向から見た場合の外部電極の長さ方向の寸法は、本体の幅方向の寸法DWよりも大きいことが好ましい。これにより、実装されるセラミック電子部品が薄型であっても実装基板との固着力を増やすことができる。あるいは、基板に埋め込まれるセラミック電子部品へのビア接続が容易になる。
図3には本体10の表面に設けた第1外部電極110、第2外部電極120も示している。これらの外部電極の好ましい構成について以下に説明する。第1外部電極110は、本体10の第1端面15に設けられ、かつ、第1端面15から第1主面11、第2主面12、第1側面13及び第2側面14のそれぞれの一部に延び、それぞれの面を被覆している。第1外部電極110は、第1端面15で各第1内部導体層35と接続されている。第2外部電極120は、本体10の第2端面16に設けられ、かつ、第2端面16から第1主面11、第2主面12、第1側面13及び第2側面14のそれぞれの一部に延び、それぞれの面を被覆している。第2外部電極120は、第2端面16で各第2内部導体層36と接続されている。
図3に示す形態の第1外部電極110、第2外部電極120は、ガラスとNiとを含む下地層60を有し、めっき層として、下地層60を直接覆うCuめっき層61を有する。Cuめっき層61が第1外部電極110、第2外部電極120の最外層である。下地層60を構成するガラスとしては、BaO−SrO−B−SiO系ガラスフリットを用いることが好ましい。Cuめっき層61の平均厚みは、1μm以上15μm以下であることが好ましい。また、めっき層として、Ni、Sn、Pd、Au、Ag、Pt、BiおよびZnなどから選ばれる少なくとも1種の金属を含むめっき層を用いてもよい。
なお、めっき層は複数あってもよい。例えば、めっき層は、第1Cuめっき層と第1Cuめっき層を直接覆う第2Cuめっき層とを有してもよい。この場合、好ましくは、第2Cuめっき層のCu粒子の平均粒径は、第1Cuめっき層のCu粒子の平均粒径よりも小さい。また、複数のめっき層としては、第1Cuめっき層及び第2Cuめっき層に変えて、下地層から外側に向かって順に、Cuめっき層、Niめっき層及びSnめっき層が設けられていても良い。この場合、Snめっき層が、各外部電極の最外層である。また、外部電極100は、第1外部電極110と第2外部電極120との間に、第1外部電極110及び第2外部電極120とは別の外部電極を含んでいても良い。また、下地層60は、Niに代えて、Cuを含んでいてもよい。また、外部電極100は、下地層60を含まずにめっき層のみによって構成されていてもよい。
図4は、図3に示す積層セラミックコンデンサとは外部電極の構成が異なる積層セラミックコンデンサの一例を模式的に示すLT断面図である。本発明のセラミック電子部品において、第1主面及び第2主面に設けられる第1外部電極及び第2外部電極は、第1主面上及び第2主面上に直接設けられた導電薄膜と、導電薄膜上に直接設けられためっき層とを含み、めっき層の最大厚みは、導電薄膜の最大厚みよりも大きいことが好ましい。
図4に示す積層セラミックコンデンサ2では、本体10の構成は図3に示す積層セラミックコンデンサ1と同様であるが、外部電極の構成が異なる。具体的には、第1主面11上及び第2主面12上に導電薄膜62が直接設けられており、導電薄膜62上にCuめっき層61が直接設けられている。すなわち、第1主面11上及び第2主面12上においては第1外部電極110及び第2外部電極120に下地層が含まれていないことになる。
導電薄膜62は、スパッタで形成されたスパッタ膜、又は、金属蒸着で形成された蒸着膜であることが好ましく、導電薄膜62の厚みは、1μm未満であることが好ましい。導電薄膜62をスパッタ膜又は蒸着膜で形成することによって、導電薄膜62を構成する金属が第1主面11及び第2主面12の表面の複数の凹部内に入り込みやすい。これにより、導電薄膜62の第1主面11及び第2主面12に対する密着性が高まる。さらに、外部電極のある断面において、導電薄膜62の最大厚みはCuめっき膜61の最大厚みより薄くなっている。そのような構成であると、第1外部電極110及び第2外部電極120の表面であって、本体10の第1主面11上に位置する部分には、本体10の第1主面11に設けられた複数の凹部17の形状が反映されて、複数の凹部が設けられることになる。すなわち、第1外部電極110及び第2外部電極120の表面にも複数の凹部が存在することとなるので、第1外部電極110及び第2外部電極120の部分において封止樹脂との密着性の高いセラミック電子部品が得られる。
同様に、第2主面12に複数の凹部18が設けられている場合、第1外部電極110及び第2外部電極120の表面であって、本体10の第2主面12上に位置する部分にも、第2主面12に設けられた複数の凹部18の形状が反映されて、複数の凹部が設けられることになる。すなわち、第1外部電極110、第2外部電極120の第2主面12側の表面にも複数の凹部が存在することとなるので、第1外部電極110及び第2外部電極120の部分において封止樹脂との密着性がより高いセラミック電子部品が得られる。
導電薄膜62の一部は、下地層60の上にまで設けられていてもよい。図4に示す積層セラミックコンデンサ2では、導電薄膜62が下地層60の上にも設けられており、その上にCuめっき層61が順次設けられている。すなわち、図4に示す積層セラミックコンデンサ2における第1外部電極110及び第2外部電極120は、下地層60が最初に形成され、その上に導電薄膜62が形成され、続いてCuめっき層61が形成されてなる。
なお、本発明のセラミック電子部品は、基板に内蔵される電子部品として使用でき、また、基板の表面に実装される電子部品としても使用することができる。基板の表面に実装される電子部品の場合、その外部電極の表面は、例えば、Snめっき層である。基板の表面に実装される電子部品の場合であっても、上述の各特徴を備えることにより、外部電極の形状ばらつきが抑制され、ツームストーンを防止するという効果を奏する。
以下に、本発明のセラミック電子部品の製造方法の一例として、積層セラミックコンデンサの製造方法について説明する。セラミックと有機物および溶媒等が混合されたセラミックスラリーを、キャリアフィルム上に印刷、スプレーコーティング又はダイコーティング等によってシート状に塗布することによって、セラミックシートを得る。セラミックシートには、セラミック、有機物、および残留溶媒が含まれている。セラミックシート上に、スクリーン印刷またはグラビア印刷等によって内部導体層となる導電膜を形成する。導電膜が形成されたセラミックシートを複数枚積層して、積層シートを得る。セラミックシートに含まれる有機物としては、バインダとしてのポリビニルブチラール系バインダ、フタル酸エステル系バインダ(例えばフタル酸ジオクチル)等が挙げられる。
図5は、積層シートの一例を模式的に示す断面図である。積層シート200にはセラミックと有機物が含まれており、積層シート200には第1主面211と第2主面212が設けられる。第1主面211と第2主面212は後にプレスにより加圧される際の上面及び底面であり、セラミック電子部品における第1主面及び第2主面と同じ位置になる面である。積層シート200の厚さ方向中央部には、セラミックシート220と導電膜230とが交互に積層されており、厚さ方向上部及び下部には導電膜が形成されておらずセラミックシートのみが積層された第1保護部221及び第2保護部222が設けられている。第1保護部221及び第2保護部222は、後述するプレス工程において厚さ方向中央部の積層構造を保護するために設けられている。第1保護部221及び第2保護部222の厚みは、5μm以上100μm以下が好ましい。保護部の厚みを5μm以上とするのは、チップのシール性確保が理由であり、保護部の厚みを100μm以下とするのは、プレス時、積層シートへ加わる圧力の確保が理由である。
導電膜230は全面に設けられているわけではなく、導電膜が形成されていない部分が厚さ方向に交互に存在するように導電膜の形成位置とセラミックシートの積層位置を定める。また、厚さ方向に導電膜が全ての層で形成されている部分もあるので、導電膜の積層数が部位によって異なっているといえる。
積層シートを剛体プレス又は静水圧プレス等により加圧することで成形し、積層ブロックを得る。図6は、積層ブロックを得るプレス工程の一例を模式的に示す断面図である。積層ブロックを得る工程では、積層された複数のセラミックシートと複数の導電膜をプレスして積層ブロックを得る。図6には図5に示した積層シート200をプレスして積層ブロックを得る様子を示している。
積層シート200の第1主面211と第2主面212にはそれぞれ弾性部材241及び弾性部材242を載せてプレスを行うことが好ましい。図5に示すように、導電膜230の積層数が少ない部位では空間が存在しているが、図6に示すように、プレス工程によってこの空間が埋められると共に、この部位において積層シート200の第1主面211及び第2主面212に窪み213、214が生じる。ここで、弾性部材241、242は弾性を有するのでプレスに伴いその厚さを変化させることができるので窪み213、214に入り込んで、プレスの圧力をこの部位の厚み方向に伝達することができる。すなわち、弾性部材を使用することで、導電膜の積層数が少ない部位におけるシート間の密着性を向上させることができる。弾性部材の材質としては、例えば、シリコンゴム等のラバーが挙げられる。
続いて、積層ブロックの第1主面に、突起部材の突起が設けられた突起面を当て、積層ブロックの第1主面に沿った方向に突起面と積層ブロックとを相対的に動かすことにより、積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける。図7、図8及び図9は、積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程の一例を模式的に示す断面図である。
複数の突起が設けられた突起面261を有する突起部材260を準備(図7参照)し、積層ブロック250の第1主面211に突起面261を当てて、第1主面211に沿った方向に相対的に動かす(図8参照)。このとき、突起面261が積層ブロック250の第1主面211を引っ掻き、積層ブロック250の第1保護部221の高さ方向の一部を削り取ることによって積層ブロック250の第1主面211に複数の凹部217が形成される(図9参照)。このとき、好ましくは、第1主面211の全体が引っ掻かれ、第1保護部221の第1主面211の全体にわたって高さ方向の一部を削り取ることによって積層ブロック250の第1主面211の全体に複数の凹部217が形成される。突起面261を動かす際に、複数の凹部217の方向が一方向に延びるようにすることが好ましい。
また、複数の凹部217の延びる向きは積層ブロック250の第1主面211の全体にわたって同じ方向でなくてもよく、後に積層ブロック250を切断してチップとしたときに凹部が延びる向きがチップごとに異なっていてもよい。例えば、突起面261を第1主面211に当てて回転運動させることにより凹部を形成してもよい。チップは非常に小さいのでチップごとに見た場合は一方向に延びた凹部が形成されることになるが、他のチップとは凹部の延びる向きは異なることになる。
ここで、突起面を当てる面はプレス工程において弾性部材が載せられた主面であることが好ましい。弾性部材が載せられた主面は、導電膜の積層数の違いに応じた窪みが主面に形成されており、平坦性が低い。平坦性が低い主面に突起面を当て、削ることで、ある方向に延びた複数の凹部を形成するのみならず、平坦性を向上させることができる。主面の平坦性が低いと内蔵されるセラミック電子部品にビア導体を接続させる際の接続信頼性が低下する。また、表面実装タイプのセラミック電子部品においても、セラミック電子部品の実装姿勢が不安定になるおそれ、及び、画像認識の誤判定を招くおそれがある。したがって、セラミック電子部品の主面の平坦度を向上させることが好ましい。本発明のセラミック電子部品及びその製造方法では、第1主面の平坦度が20μm以下であることが好ましい。なお、平坦度は、各本体のLT断面を光学顕微鏡で観察した際に測定した、第1主面における最高点と最低点の差(図7における両矢印tで示す長さ)として算出することができる。
また、弾性部材が載せられて窪みが形成された主面について、突起面で保護部であるセラミックを研削し、主面に形成された窪みが無くなるまで平坦にする加工を行ってもよい。窪みが深い場合には凹部の形成の前に表面粗さがより粗い別の突起面で窪みを無くす加工を行うことによって突起面のみで加工を行う場合よりも作業時間を短くすることができる。
突起面の表面粗さは、0.01μm以上1.5μm以下であることが好ましい。0.01μm以上とするのは、封止樹脂との密着性を向上させるのに充分な粗さを有する凹部を得るためであり、1.5μm以下とするのは、凹部が深く入りすぎて電気的特性を低下させるリスクを抑制するためである。突起面に設けられた突起の材質はダイヤモンド、シリカ等であることが好ましい。
積層ブロック250の第1主面211と同様に、第2主面212にも、突起部材260の突起面261を当て、積層ブロック250の第2主面212に沿った方向に突起面261と積層ブロック250とを相対的に動かすことにより、積層ブロック250の第2主面212に複数の凹部を設けてもよい。この工程の好ましい条件は積層ブロック250の第1主面211に複数の凹部217を設ける場合と同様にすることができる。
図10は、突起面を有する突起部材を複数個使用して積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程の一例を模式的に示す断面図である。
また、図10に示されるように、複数の突起部材260が用いられても良い。複数の突起部材260はそれぞれ突起面261を有している。複数の突起部材260の配置は、特に限定されないが、例えば、支持台上において、一列、行列、円周に沿って、配置されている。各突起部材260の突起面261の形状は、特に限定されないが、例えば、矩形状、円状、円形の中央に穴が開けられた形状(リング状)などがある。支持台及び積層ブロック250が、例えば、回転することにより、複数の突起部材260と積層ブロック250とを相対的に動かし、積層ブロック250の第1主面211又は第2主面212に複数の凹部を設けてもよい。回転動作で複数の突起部材260と積層ブロック250とを相対的に動かしても、個々のチップの第1主面211又は第2主面212に一方向に延びた凹部が形成される。
続いて、積層ブロックを押し切り又はダイシング等により切断することにより、複数のチップが得られる。
そして、チップの表面の一部に外部電極の一部となる導電性ペーストを、たとえば浸漬方法などにより付与する。導電性ペーストが付与されたチップを焼成することにより、チップはセラミック電子部品を構成する本体となり、導電性ペーストが外部電極の一部である下地層となる。導電性ペーストとしては、有機溶媒にNi粉とガラスを添加したペーストを用いることができる。また、焼成により、チップを構成していた導電膜は内部導体層となりセラミックシートはセラミック層となる。
そして、下地層の上にめっき処理によりめっき層を形成することによって外部電極を形成する。これらの工程を経て、セラミック電子部品である積層セラミックコンデンサを製造することができる。
なお、図4に示したように、第1外部電極及び第2外部電極が、第1主面上及び第2主面上に直接設けられた導電薄膜と、導電薄膜上に直接設けられためっき層とを含む態様である場合には、以下のようにして外部電極を形成することが好ましい。
まず、チップの端面にのみ、外部電極の一部となる導電性ペーストを、たとえば浸漬方法などにより付与する。この際、第1主面及び第2主面には導電性ペーストが付与されないようにする。次に、導電性ペーストが付与されたチップを焼成することにより、チップはセラミック電子部品を構成する本体となり、導電性ペーストが外部電極の一部である下地層となる。続いて、本体の第1主面及び第2主面に導電薄膜を形成する。導電薄膜はスパッタリング又は金属蒸着によって形成することができる。なお、第1主面及び第2主面の導電薄膜を形成する部位以外の部位にマスキングをして導電薄膜の形成位置を定めたうえでスパッタリングや金属蒸着の処理を行うことが好ましい。この際、下地層の上にも導電薄膜を形成してもよいし、下地層の上にマスキングをして導電薄膜を形成してもよい。そして、導電薄膜及び下地層の上にめっき処理によりめっき層を形成することによって外部電極を形成することができる。
次に、本発明のセラミック電子部品の製造方法の別の態様について説明する。本発明のセラミック電子部品の製造方法の別の態様では、上述した方法により積層ブロックを得た後に、積層ブロックを切断して複数のチップを得て、複数のチップの第1主面に、突起が設けられた突起面を当て、チップの第1主面に沿った方向に突起面と複数のチップとを相対的に動かすことにより、チップの第1主面に複数の凹部を設ける。すなわち、突起面を当てて凹部を設ける対象が積層ブロックではなくチップである。なお、積層ブロックを得る際には、積層ブロックの第1主面となる面に弾性部材を載せてプレスを行うことが好ましく、積層ブロックの第2主面となる面にも弾性部材を載せてプレスを行うことがより好ましい。
上記態様においては、複数のチップを得た後に複数のチップの一主面が上面になるように並べてその上に突起面を当て、複数のチップの主面に沿った方向に突起面と複数のチップとを相対的に動かすことによって複数のチップの主面に凹部を設ける。このときに凹部が設けられた主面がチップの第1主面となる。また、突起面を上方に向かわせて突起面の上に複数のチップの一主面が接触するようにチップを並べて、チップの主面に沿った方向に突起面とチップとを相対的に動かすことによってチップの主面に凹部を設けてもよい。複数のチップは、粘着シートなどの保持部材で保持されていることが好ましい。
また、チップの第1主面に凹部を設けた後に、さらにチップの第2主面にも突起が設けられた突起面を当て、チップの第2主面に沿った方向に突起面とチップとを相対的に動かすことにより、チップの第2主面に複数の凹部を設ける工程をさらに備えることが好ましい。
このようにして得られた、第1主面に凹部を有するチップに対して、外部電極の形成及びチップの焼成は上述した方法により行うことができるのでその詳細な説明は省略する。
以下、本発明のセラミック電子部品の例としての積層セラミックコンデンサをより具体的に開示した実施例を示す。なお、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
1)積層ブロックの作製
セラミック原料としてのBaTiOに、ポリビニルブチラール系バインダ、可塑剤及び有機溶剤としてのエタノールを加え、これらをボールミルにより湿式混合し、セラミックスラリーを作製した。次いで、このセラミックスラリーをリップ方式によりシート成形し、矩形のセラミックシートを得た。次に、上記セラミックシート上に、Niを含有する導電性ペーストをスクリーン印刷し、Niを主成分とする内部導体層となるべき導電膜を形成した。次に、導電膜が形成されたセラミックシートを、導電膜の引き出されている側が互い違いになるように複数枚積層し、図5に示すような形態の、コンデンサ本体となるべき生の積層シートを得た。また、この生の積層シートの上下にはそれぞれ第1保護部及び第2保護部となるべきセラミックシートを50μm余分に積層した。この積層シートの第1主面及び第2主面に弾性部材(材質:シリコン、厚さ:300μm)を置いて、積層シートを加圧成形して積層ブロックを得た。積層ブロックの第1主面及び第2主面には、導電膜の積層数が少ない部位に起因する窪みが見られた。
2)凹部の形成
積層ブロックの第1主面に突起面(材質:シリカ、突起部の表面粗さRa0.5μm)を押し当て、第1主面に沿った方向に動かすことにより積層ブロックを50μm分削り取って第1主面に複数の凹部を形成した。この過程で積層ブロックの第1主面及び第2主面に存在した窪みは削り取られた。
3)積層ブロックの切断及びチップの焼成
凹部を形成した積層ブロックをダイシングにより切断してチップを得た。得られたチップをN雰囲気中にて加熱して、バインダを燃焼させた後、H、N及びHOガスを含む還元性雰囲気中において焼成し、焼結した本体を得た。得られた本体の寸法は長さ方向(DL)が1.0mm、幅方向(DW)が0.5mm、高さ方向(DT)が0.22mmである。図11は実施例1で形成した凹部を含む本体の第1主面の上面写真である。図11に示すように本体の第1主面には、一方向に延びる凹部が形成されていた。
(比較例1)
実施例1と同様に積層ブロックを得た後、凹部を形成せずに積層ブロックの切断及びチップの焼成を行い、本体を得た。得られた本体の第1主面には、一方向に延びる凹部は形成されていなかった。
<表面粗さ及び平坦度の測定>
実施例1及び比較例1で得た本体の第1主面につき、それぞれ表面粗さと平坦度を測定した。表面粗さは、レーザー表面粗さ計(型番:キーエンス製VK−X210)を使用して測定した算術平均粗さRaである。また、平坦度は、各本体のLT断面を光学顕微鏡で観察した際に測定した、第1主面における最高点と最低点の差(図7における両矢印tで示す長さ)として算出した。結果を表1に示した。
<樹脂との密着性の測定>
実施例1及び比較例1で得た本体の第1主面に、封止樹脂の原料となるプリプレグを塗布し、硬化させたのちに樹脂の密着性をJIS C6481−1996に準拠した方法で測定した。その結果、実施例1で得た本体における樹脂との密着性(1.2kN/m以上)の方が、比較例1で得た本体における樹脂との密着性(約0.6kN/m)よりも高かった。
比較例1では、実施例1よりも第1主面の表面粗さが大きくなっていたが、比較例1で製造した本体の第1主面には一方向に延びる凹部が形成されておらず、プレスにより形成された窪みが残っている。このような窪みがあると表面粗さの測定値は高くなるものの、このような窪みは毛細管現象による樹脂密着性の向上に寄与しないものと考えられる。その一方、実施例1で製造した本体の第1主面には一方向に延びる凹部が設けられているので、毛細管現象が働き、樹脂が凹部内に入り込んだものと考えられる。その結果、実施例1で製造した本体の方が、比較例1で製造した本体よりも樹脂との密着性が強くなったものと考えられる。
1、2 積層セラミックコンデンサ(セラミック電子部品)
10 本体
11 第1主面
11a 第1主面の露出部
11b、11c 第1主面の被覆部
12 第2主面
13 第1側面
14 第2側面
15 第1端面
16 第2端面
17 第1主面の凹部
18 第2主面の凹部
20 セラミック層
30 内部導体層
35 第1内部導体層
36 第2内部導体層
60 下地層
61 Cuめっき層
62 導電薄膜
100 外部電極
110 第1外部電極
120 第2外部電極
200 積層シート
211 積層シート又は積層ブロックの第1主面
212 積層シート又は積層ブロックの第2主面
213、214 窪み
217 凹部
220 セラミックシート
221 第1保護部
222 第2保護部
230 導電膜
241、242 弾性部材
250 積層ブロック
260 突起部材
261 突起面

Claims (18)

  1. 直方体形状であり互いに相対する第1主面と第2主面とを有する本体と、前記本体の表面の一部に設けられた第1外部電極及び第2外部電極と、を備えるセラミック電子部品の製造方法であって、
    セラミックと有機物とを含む積層ブロックの第1主面に、突起が設けられた突起面を当て、前記積層ブロックの第1主面に沿った方向に前記突起面と前記積層ブロックとを相対的に動かすことにより、前記積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程と、
    前記凹部が設けられた積層ブロックを切断してチップを得る工程と、
    前記チップを焼成して本体を得る工程と、
    を備えることを特徴とするセラミック電子部品の製造方法。
  2. 積層された複数のセラミックシートと複数の導電膜をプレスして前記積層ブロックを得る工程をさらに備え、
    前記積層ブロックを得る工程では、前記積層ブロックの第1主面となる面に弾性部材を載せてプレスを行う請求項1に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  3. 前記積層ブロックを得る工程では、前記積層ブロックの第2主面となる面に弾性部材を載せてプレスを行う請求項2に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  4. 前記積層ブロックの第2主面に、突起が設けられた突起面を当て、前記積層ブロックの第2主面に沿った方向に前記突起面と前記積層ブロックとを相対的に動かすことにより、前記積層ブロックの第2主面に複数の凹部を設ける工程をさらに備える請求項1〜3のいずれかに記載のセラミック電子部品の製造方法。
  5. 前記チップを焼成して前記本体を得る工程の前に、複数の凹部が設けられたチップの表面に外部電極を形成する工程をさらに備える請求項1〜4のいずれかに記載のセラミック電子部品の製造方法。
  6. 前記積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程では、一方向に延びる凹部を形成する請求項1〜5のいずれかに記載のセラミック電子部品の製造方法。
  7. 前記積層ブロックの第1主面に複数の凹部を設ける工程では、前記突起面を有する突起部材を複数個使用する請求項1〜6のいずれかに記載のセラミック電子部品の製造方法。
  8. 直方体形状であり互いに相対する第1主面と第2主面とを有する本体と、前記本体の表面の一部に設けられた第1外部電極及び第2外部電極と、を備えるセラミック電子部品の製造方法であって、
    セラミックと有機物とを含む積層ブロックを切断して複数のチップを得る工程と、
    前記複数のチップの第1主面に、突起が設けられた突起面を当て、前記チップの第1主面に沿った方向に前記突起面と前記複数のチップとを相対的に動かすことにより、前記チップの第1主面に複数の凹部を設ける工程と、
    前記凹部が設けられたチップを焼成して本体を得る工程と、
    を備えることを特徴とするセラミック電子部品の製造方法。
  9. 積層された複数のセラミックシートと複数の導電膜をプレスして前記積層ブロックを得る工程をさらに備え、
    前記積層ブロックを得る工程では、前記積層ブロックの第1主面となる面に弾性部材を載せてプレスを行う請求項8に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  10. 前記積層ブロックを得る工程では、前記積層ブロックの第2主面となる面に弾性部材を載せてプレスを行う請求項9に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  11. 前記チップの第2主面に、突起が設けられた突起面を当て、前記チップの第2主面に沿った方向に前記突起面と前記チップとを相対的に動かすことにより、前記チップの第2主面に複数の凹部を設ける工程をさらに備える請求項8〜10のいずれかに記載のセラミック電子部品の製造方法。
  12. 直方体形状であり互いに相対する第1主面と第2主面とを有する本体と、前記本体の表面の一部に設けられた第1外部電極及び第2外部電極と、を備えるセラミック電子部品であって、
    前記第1主面には一方向に延びる複数の凹部が設けられていることを特徴とするセラミック電子部品。
  13. 前記複数の凹部は、少なくとも前記第1主面が露出する部分の全体に設けられている請求項12に記載のセラミック電子部品。
  14. 前記複数の凹部は、少なくとも前記第1主面の全体に設けられている請求項12又は13に記載のセラミック電子部品。
  15. 前記複数の凹部の延びる方向は、前記直方体の長さ方向に平行な方向と異なり、かつ、前記直方体の長さ方向に直交する方向とも異なる請求項12〜14のいずれかに記載のセラミック電子部品。
  16. 前記第1主面及び前記第2主面に設けられる前記第1外部電極及び前記第2外部電極は、前記第1主面上及び前記第2主面上に直接設けられた導電薄膜と、前記導電薄膜上に直接設けられためっき層とを含み、前記めっき層の最大厚みは、前記導電薄膜の最大厚みよりも大きい、請求項12〜15のいずれかに記載のセラミック電子部品。
  17. 前記本体は、積層された複数のセラミック層と複数の内部導体層を有し、
    前記複数の内部導体層は、
    少なくとも前記本体の第1端面に露出し、前記第1端面に設けられた前記第1外部電極と接続する複数の第1内部導体層と、
    少なくとも前記本体の第2端面に露出し、前記第2端面に設けられた前記第2外部電極と接続する複数の第2内部導体層と、を含む、請求項12〜16のいずれかに記載のセラミック電子部品。
  18. さらに、前記第2主面には、一方向に延びる複数の凹部が設けられており、
    前記第2主面の凹部が延びる方向は、前記第1主面の凹部が延びる方向とは異なる請求項12〜17のいずれかに記載のセラミック電子部品。
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