JP2017035184A - 便座 - Google Patents

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さおり 市原
Saori Ichihara
さおり 市原
佳憲 甲斐
Yoshinori Kai
佳憲 甲斐
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Abstract

【課題】良好な意匠の便座装置を提供する。
【解決手段】便座10Bは、便鉢を有する便器本体30の上面で起立状態と倒伏状態との間を回動する。この便座10Bは、後端部に収納され、起立状態から倒伏状態に回動する際の降下速度を抑えるダンパー15を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は便座に関するものである。
特許文献1は従来の便座を開示している。この便座は便鉢部を有する便器本体の上面に起立状態と倒伏状態との間を回動自在に載置されている。この便座を備えた便座装置はカバー及びヒンジユニットを備えている。便座はヒンジユニットに回動自在に軸支されている。ヒンジユニットは、便器本体の後部上面に固定され、カバーで覆われている。カバーはヒンジユニットと共に局部洗浄装置等も覆って収納している。ヒンジユニットは、便座の回動中心に、この便座が便器本体に対して倒伏状態から起立状態に回動する方向に回転力を付与している。これにより、この便座装置は、便座が倒伏状態から起立状態に回動する際、より小さな力で回動させることができる。このため、この便座装置は使用者への負担を抑えることができる。また、この便座装置は、便座が起立状態から倒伏状態に回動する際、便座の降下速度を抑えることができる。このため、この便座装置は便座が勢いよく降下して便器本体にぶつかり破損することを抑えることができる。
特開2010−124882号公報
しかし、特許文献1の便座を備えた便座装置はヒンジユニットをカバー内に収納している。このため、この便座装置は、カバー内にヒンジユニットを収納する空間が必要であり、カバーの意匠が制約されるおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、良好な意匠の便座装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の便座は、便鉢を有する便器本体の上面で起立状態と倒伏状態との間を回動する便座であって、
後端部に収納され、前記起立状態から前記倒伏状態に回動する際の降下速度を抑える回動部材を備えていることを特徴とする。
本発明の便座は後端部に回動部材を収納している。このため、この便座を備えた便座装置は、回動部材に連結されたヒンジ部材の一部やヒンジ部材を連結する支持部材等を覆うカバー内に回動部材を収納しなくて済む。このため、この便座を備えた便座装置は、カバー内に回動部材を収納するための空間を設ける必要がなく、意匠の自由度を広げることができる。
したがって、本発明の便座は良好な意匠の便座装置を提供することができる。
実施例1の便座装置を載置した便器を示す側面図である。 実施例1の便座装置を上方から見た平面図である。 実施例1の便座装置を下側斜め右後方から見た斜視図である。 実施例1の便座装置を下側斜め右後方から見た状態であって、右収納部に対するダンパー、ダンパーケース、及びヒンジ部材の右部それぞれを示す分解斜視図である。 実施例1の便座装置を下側斜め右後方から見た状態であって、右収納部に対する右被覆部材の取り付け方向を示す要部拡大図である。 図1における矢視X−X部の断面図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の便座は、裏面に開口する開口部、及びこの開口部を塞ぐ被覆部材を有し、前記回動部材を収納した収納部を備え得る。この場合、この便座は倒伏状態において回動部材を収納した部分が使用者から見ることができない。また、この便座は起立状態においても、被覆部材によって開口部が塞がれているため、回動部材を収納した部分が使用者から見ることができない。これにより、この便座は外観を良好にすることができる。また、この便座は、汚れにくく、かつ清掃性を向上させることができる。また、この便座は、回動部材をメンテナンスする際、起立状態にすることによって、裏面に開口した開口部を有する収納部を作業者が見易い角度にすることができる。このため、この便座は回動部材をメンテナンスするために容易に着脱することができる。
本発明の被覆部材は前記開口部から着脱自在であり得る。この場合、この便座は回動部材をメンテナンスする場合、開口部から被覆部材を取り外すことによって、回動部材の着脱を容易にすることができる。
本発明の便座は、後端部に立ち上がり、前面の左右中央部が後方向に湾曲して窪んでおり、左右中央部よりも左右両端部の方が前後方向に厚く形成されており、左右両端部の少なくとも一方に前記収納部が設けられた立上がり部を備え得る。この場合、この便座は、立上がり部が左右中央部よりも左右両端部の方が前後方向に厚く形成されているため、回動部材を収納することができる収納部を左右両端部の少なくとも一方に容易に設けることができる。
本発明の便座は、後端部の左右両側に後方向下向きに伸びて設けられ、前記収納部を左右外側から隠蔽する壁部材を備え得る。この場合、この便座は、倒伏状態において、便座の裏面、便器本体の上面、及びカバーの間に形成された隙間の左右両側を壁部材が覆う。これにより、この便座は倒伏状態において左右両側から収納部を見え難くし、すっきりとした外観にすることができる。
次に、本発明の便座装置を具体化した実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の便座10Bを備えた便座装置10は、図1に示すように、便鉢を有した便器本体30の上面に載置されている。便座10Bは便器本体30の上面で起立状態と倒伏状態との間を回動する。この便座10Bは局部洗浄装置等(図示せず)を収納したカバー10Aの内部に設けられた支持部材10Tに連結されたヒンジ部材11に回動自在に連結されている(図2参照。)。便座装置10は、図3〜5に示すように、便座10B、回動部材であるダンパー15、ダンパーケース12、ヒンジ部材11、右被覆部材13、及び左被覆部材14を備えている。便座10Bは、立上がり部10J、右収納部10K、左収納部10L、及び一対の壁部材10Mを備えている。
便座10Bは、図2に示すように、上方(上方は図2における手前側、以下同じ。)からの平面視において、前端部と後端部(前後は図2における上下、以下同じ。)とがほぼ平行である。また、便座10Bは左端部と右端部(左右は図2における左右、以下同じ。)とがほぼ平行である。便座10Bは、中央部に前後方向に長いほぼ長円形状の開口が形成されている。
立上がり部10Jは、図1、2に示すように、便座10Bの後端部に上方向に立ち上がり伸びて設けられている。立上がり部10Jの前面は左右中央部が後方向に着座した使用者の臀部の後側に沿うように湾曲して窪んでいる。詳しくは、立上がり部10Jは、前面が左右方向において中央部が後方向に湾曲している。また、立上がり部10Jは、前面が上下方向において下側が後方向に湾曲しつつ、便座10Bの表面の後端部に連続している。また、立上がり部10Jは左右中央部よりも左右両端部の方が前後方向に厚く形成されている。立上がり部10Jは後端の左右両端部に後端から前方向に窪んで形成された切欠き部10Nが設けられている。便座10Bは内部が中空に形成されている。
右収納部10Kは、図4、5に示すように、立上がり部10Jの右端部の内部に設けられている。右収納部10Kは便座10Bの裏面に開口した開口部10Vを有している。開口部10Vは前端と後端とがほぼ平行である。また、開口部10Vは左端と右端とがほぼ平行である。右収納部10Kは一対のダンパー固定用ボス10P及び被覆部材固定用ボス10Qを具備している。一対のダンパー固定用ボス10Pは円筒状をなし、基端を右収納部10Kの奥に連結し上下方向に伸びている。これらダンパー固定用ボス10Pは、下端である先端面が水平方向に広がり、互いの先端面の上下方向の高さが同じである。これらダンパー固定用ボス10Pは一方が右収納部10Kの右端部の前側に設けられ、他方が右収納部10Kの中央部の後側に設けられている。被覆部材固定用ボス10Qは、円筒状をなし、基端を右収納部10Kの奥に連結し上下方向に伸びている。被覆部材固定用ボス10Qは下端である先端面が水平方向に広がっている。被覆部材固定用ボス10Qは右収納部10Kの左端部の前側に設けられている。被覆部材固定用ボス10Qは先端面が一対のダンパー固定用ボス10Pの先端面より下方向に位置している。また、一対のダンパー固定用ボス10P、及び被覆部材固定用ボス10Qは右収納部10Kの開口部10Vより下側に突出していない。
左収納部10Lは立上がり部10Jの左端部の内部に設けられている(図6参照。)。左収納部10Lは便座10Bの裏面に開口した開口部10Wを有している。開口部10Wは前端と後端とがほぼ平行である。また、開口部10Wは左端と右端とがほぼ平行である。左収納部10Lは一対のヒンジ固定用ボス10R、及び被覆部材固定用ボス(図示せず)を具備している(図6参照。)。一対のヒンジ固定用ボス10Rは円筒状をなし、基端を左収納部10Lの奥に連結し上下方向に伸びている(図示せず。)。これらヒンジ固定用ボス10Rは下端である先端面が水平方向に広がっている(図示せず。)。これらヒンジ固定用ボス10Rは一方が左収納部10Lの右端部の前側に設けられ、他方が左収納部10Lの右端部の後側に設けられている(図示せず。)。これらヒンジ固定用ボス10Rは互いの左右方向の位置が同じである(図示せず。)。被覆部材固定用ボスは円筒状をなし、基端を左収納部10Lの奥に連結し上下方向に伸びている(図示せず。)。被覆部材固定用ボスは先端面が水平方向に広がっている(図示せず。)。被覆部材固定用ボスは左収納部10Lの右端部の前側に設けられている(図示せず。)。一対のヒンジ固定用ボス10R、及び被覆部材固定用ボスは左収納部10Lの開口部10Wより下側に突出していない(図示せず。)。
一対の壁部材10Mは、図3に示すように、平板状をなし、それぞれ便座10Bの後端部の左右両側に基端部が連続して後方向下向きに伸びて設けられている。これら壁部材10Mは右収納部10Kの開口部10Vの右側、及び左収納部10Lの開口部10Wの左側に設けられている。これら壁部材10Mは先端部が後方向下向きに湾曲して膨らみ形成されている。これら壁部材10Mの先端部は、図1に示すように、カバー10Aの前端の下部の左右両側の形状にそって湾曲している。
ダンパー15は、図4に示すように、ダンパー本体15Aとダンパー本体15Aから突出した回転軸15Bとを有している。ダンパー本体15Aは外形が左右方向に伸びた円柱状である。回転軸15Bはダンパー本体15Aの左端面から左方向に伸びたほぼ円柱状である。ダンパー本体15Aは外径が回転軸15Bの外径よりも大きい。ダンパー15は、ダンパー本体15A又は回転軸15Bいずれか一方を保持して他方を周方向の一方向に回転させると、その反対方向に抵抗力が生じる。また、ダンパー15は、ダンパー本体15A又は回転軸15Bのいずれか一方を保持して他方を周方向の他方向に回転させると、他方を一方向に回転させた場合に比べて、その反対方向に小さな抵抗力が生じる。回転軸15Bは、中心軸に対して平行で中心軸を挟み中心軸から互いに等しい寸法の平面が形成されている。つまり、回転軸15Bは、左側から中心軸方向を見ると、互いに平行な2つの直線が円柱状の中心から所定の寸法を空けて、円柱状の中心に対称に形成されている。また、ダンパー本体15Aは右端面に右方向に突出した凸部15Cを具備している。この凸部15Cは、右側からダンパー本体15Aの中心軸方向を見ると、互いに平行な2つの直線が円柱状の中心から所定の寸法を空けて、円柱状の中心に対称に形成されている。
ダンパーケース12は、図4、5に示すように、平面部12A、一対のボルト挿通孔12B、及びケース部12Cを具備し、上方向に伸びている。平面部12Aは平板状をなし水平方向に伸びてダンパーケース12の下端に設けられている。平面部12Aは前端と後端とがほぼ平行である。また、平面部12Aは左端と右端とがほぼ平行である。一対のボルト挿通孔12Bは平面部12Aに上下方向に貫通して設けられている。詳しくは、一対のボルト挿通孔12Bは一方が平面部12Aの前端の右側に設けられ、他方が平面部12Aの後端の左側に設けられている。ケース部12Cは平面部12Aの上面に設けられている。ダンパーケース12はケース部12Cにダンパー15のダンパー本体15Aが挿入されている。詳しくは、ダンパーケース12はケース部12Cにダンパー15のダンパー本体15Aが挿入され、ダンパー15の右端面に設けられた凸部15Cが連結されている(図示せず。)。これにより、ダンパーケース12はダンパー15のダンパー本体15Aに対して回動することがない。
ヒンジ部材11は、図3〜6に示すように、右部11A、左部11B、左右連結部11Cを具備している。右部11Aは下端部から上端部が上方向に伸びている。右部11Aは下端部に左右方向に設けられ、右側が開口した穴部11Dが設けられている。穴部11Dは右側から見た形状がダンパー15の回転軸15Bの中心軸に対して直角方向の断面形状と同じである。この穴部11Dにダンパー15の回転軸15Bが挿入され連結されている。これにより、ヒンジ部材11の右部11Aはダンパー15の回転軸15Bに対して回動することがない。
ヒンジ部材11の左部11Bは、図3に示すように、下端部から上端部が上方向に伸びている。左部11Bは下端部に円筒状をなし左右方向に伸びて設けられた軸部11Eが形成されている(図6参照。)。この軸部11Eは一方が左部11Bの右側に突出し、他方が左部11Bの下端部に連結されている。ヒンジ部材11の左右連結部11Cは左右方向に伸びて形成されており、右部11A及び左部11Bの互いの上端部を連結している。また、左右連結部11Cは局部洗浄装置等を収納したカバー10Aの内部に設けられた支持部材10Tに連結されている。
互いに連結されたダンパー15、ダンパーケース12、及びヒンジ部材11の右部11A、は右収納部10Kに収納されている。詳しくは、右収納部10Kの奥に、回動部材であるダンパー15、ダンパーケース12の下端部、及びヒンジ部材11の右部11Aの下端部が収納されている。ダンパーケース12は平面部12Aの上面が右収納部10Kに設けられた一対のダンパー固定用ボス10Pの先端面に当接している。また、一対のボルト挿通孔12Bはそれぞれダンパー固定用ボス10Pの穴に同軸に連通している。こうして、ダンパーケース12は一対のボルト挿通孔12Bのそれぞれにボルト12Dが挿通され、これらボルト12Dがダンパー固定用ボス10Pの穴にねじ込まれ右収納部10Kに固定される。こうして、ダンパー15のダンパー本体15Aは、ダンパーケース12を介して右収納部10Kに固定される。また、ダンパーケース12、及びヒンジ部材11の右部11A、は便座10Bの後端に設けられた右側の切欠き部10Nを通り上方向に伸びている。
また、ヒンジ部材11の左部11Bの下端部は、図6に示すように、左収納部10Lに収納されている。詳しくは、左収納部10Lの奥にヒンジ部材11の左部11Bに設けられた軸部11Eが収納されている。この軸部11Eは円柱状の外周面に下方向から軸押え部材10Uが当接している。この軸押え部材10Uは上面が左収納部10Lに設けられた一対のヒンジ固定用ボス10Rの先端面に当接している。また、この軸押え部材10Uは上下方向に貫通した一対のボルト挿通孔が設けられている(図示せず。)。これらボルト挿通孔は一対のヒンジ固定用ボス10Rの穴に同軸に連通している(図示せず。)。こうして、軸押え部材10Uは一対のボルト挿通孔のそれぞれにボルトが挿通され、これらボルトがヒンジ固定用ボス10Rの穴にねじ込まれ左収納部10Lに固定される(図示せず。)。こうして、ヒンジ部材11の軸部11Eは軸押え部材10Uを介して左収納部10Lに回動自在に連結される(図示せず。)。軸部11Eは中心軸がダンパー15の中心軸上に配置されている。また、ヒンジ部材11の左部11Bは便座10Bの後端に設けられた左側の切欠き部10Nを通り上方向に伸びている。
右被覆部材13は、図3、5に示すように、被覆部本体13E、第1固定用凹部13A、第1ヒンジ用切欠き部13B、第1係止部13C、及び立壁部13Dを具備している。被覆部本体13Eは平板状をなして伸びており前端より後端が上側に位置している。第1固定用凹部13Aは被覆部本体13Eの左端部の前側に設けられている。第1固定用凹部13Aは外形が前後方向に長い長円形状である。第1固定用凹部13Aは筒部13K及び閉鎖部13Fを具備している。筒部13Kは長円形状の端から上方向に筒状をなして伸びている。閉鎖部13Fは筒部13Kの上端である奥を水平方向に閉鎖している。第1固定用凹部13Aは閉鎖部13Fに上下方向に貫通したボルト挿通孔13Gが設けられている。第1ヒンジ用切欠き部13Bは被覆部本体13Eの後端部の左側に前方向に窪んで形成されている。第1係止部13Cは帯状をなし被覆部本体13Eの右端部の後側に基端を連結し上方向に伸びている。第1係止部13Cは上端部である先端に右方向に突出した爪部が形成されている。立壁部13Dは左右方向に厚みを有し被覆部本体13Eの右端部から下方向前方に伸びている。
右被覆部材13は被覆部本体13Eで右収納部10Kの開口部10Vを塞いで配置されている。このとき、右被覆部材13は第1固定用凹部13Aの閉鎖部13Fの上面が右収納部10K設けられた被覆部材固定用ボス10Qの先端面に当接している(図示せず。)。右被覆部材13は閉鎖部13Fに設けられたボルト挿通孔13Gが被覆部材固定用ボス10Qの穴に同軸に連通している(図示せず。)。また、右被覆部材13は第1ヒンジ用切欠き部13Bの左右方向の位置が便座10Bの後端に設けられた右側の切欠き部10Nの左右方向の位置に一致している。第1ヒンジ用切欠き部13Bの左右方向の寸法は右側の切欠き部10Nの左右方向の寸法と同じである。また、右被覆部材13は第1係止部13Cが右収納部10Kに設けられた第1被係止部に係止されている(図示せず。)。右被覆部材13は立壁部13Dの右側が便座10Bの後端部の右側に設けられた壁部材10Mの左側に隣接している。こうして、右被覆部材13はボルト挿通孔13Gにボルト13Lが挿通され、ボルト13Lが被覆部材固定用ボス10Qの穴にねじ込まれ右収納部10Kに固定される。つまり、右被覆部材13は右収納部10Kの開口部10Vから着脱自在である。また、右被覆部材13は第1固定用凹部13Aにボルト13Lを隠すために第2係止部13Jを具備した目隠し部材13Hが取付けられる。この目隠し部材13Hは第2係止部13Jが第1固定用凹部13Aに設けられた第2被係止部に係止されているため脱落しない(図示せず。)。
左被覆部材14は、図3に示すように、被覆部本体14E、固定用凹部14A、第2ヒンジ用切欠き部14B、第3係止部(図示せず)、及び立壁部14Dを具備している。被覆部本体14Eは平板状をなして伸びており前端より後端が上側に位置している。固定用凹部14Aは被覆部本体14Eの右端部の前側に設けられている。固定用凹部14Aは外形が前後方向に長い長円形状である。固定用凹部14Aは筒部14K及び閉鎖部を具備している(図示せず。)。筒部14Kは長円形状の端から上方向に筒状をなして伸びている。閉鎖部は筒部14Kの上端を水平方向に閉鎖している(図示せず。)。固定用凹部14Aは閉鎖部に上下方向に貫通した貫通孔が設けられている(図示せず。)。第2ヒンジ用切欠き部14Bは被覆部本体14Eの後端部の左側に前方向に窪んで形成されている。第3係止部は帯状をなし被覆部本体14Eの左端部の後側から上方向に伸びている(図示せず。)。第3係止部は先端部に左方向に突出した爪部が形成されている(図示せず。)。立壁部14Dは左右方向に厚みを有し被覆部本体14Eの左端部から下方向前方に伸びている。
左被覆部材14は被覆部本体14Eで左収納部10Lの開口部10Wを塞いで配置されている。このとき、左被覆部材14は固定用凹部14Aの閉鎖部の上面が左収納部10Lに設けられた被覆部材固定用ボスの先端面に当接している(図示せず。)。左被覆部材14は閉鎖部に設けられたボルト挿通孔が被覆部材固定用ボスの穴に同軸に連通している(図示せず。)。また、左被覆部材14は第2ヒンジ用切欠き部14Bの左右方向の位置が便座10Bの後端に設けられた左側の切欠き部10Nの左右方向の位置に一致している。第2ヒンジ用切欠き部14Bの左右方向の寸法は左側の切欠き部10Nの左右方向の寸法と同じである。また、左被覆部材14は第3係止部が左収納部10Lに設けられた第3被係止部に係止されている(図示せず。)。左被覆部材14は立壁部14Dの左側が便座10Bの後端部の左側に設けられた壁部材10Mの右側に隣接している。こうして、左被覆部材14はボルト挿通孔にボルトが挿通され、ボルトが被覆部材固定用ボスの穴にねじ込まれ左収納部10Lに固定される(図示せず。)。つまり、左被覆部材14は左収納部10Lの開口部10Wから着脱自在である。また、左被覆部材14は固定用凹部14Aにボルトを隠すために第4係止部を具備した目隠し部材14Hが取付けられる。この目隠し部材14Hは第4係止部が固定用凹部14Aに設けられた第4被係止部に係止されているため脱落しない(図示せず。)。
次に、この便座装置10の便座10Bが起立状態から倒伏状態に回動する動作を説明する。
この便座装置10は、図2に示すように、ヒンジ部材11の左右連結部11Cがカバー10Aの内部に設けられた支持部材10Tに連結されている。また、この便座装置10は、図4、5に示すように、ダンパーケース12が便座10Bに連結されている。詳しくは、この便座装置10は、ヒンジ部材11を介してダンパー15の回転軸15Bがカバー10Aの内部に設けられた支持部材10Tに連結され、ダンパーケース12を介してダンパー15のダンパー本体15Aが便座10Bに連結されている。つまり、この便座装置10は後端部に設けられた右収納部10Kに収納されたダンパー15を介して便座10Bとカバー10Aの内部に設けられた支持部材10Tとが連結されている。これにより、この便座装置10は便座10Bが起立状態から倒伏状態に回動する際、ダンパー15で生じる回動する方向と反対方向の抵抗力によって便座10Bの降下速度を抑えることができる。また、この便座装置10は倒伏状態で便器本体30の上面に配置された際、便座10Bの後端部の左右両側に設けられた壁部材10Mによって便座10Bの後端部の下面、便器本体30の上面、及びカバー10Aとの間に形成された隙間の左右両側を覆うため、右収納部10K及び左収納部10Lを左右外側から見え難くし、すっきりとした外観にすることができる。つまり、壁部材10Mは右収納部10K及び左収納部10Lを左右外側から隠蔽する。
このように、この便座装置10は、便座10Bの後端部にダンパー15を収納している。このため、この便座10Bを備えた便座装置10は、ダンパー15に連結されたヒンジ部材11の一部やヒンジ部材11を連結する支持部材10T等を覆うカバー10A内にダンパー15を収納しなくて済む。このため、この便座10Bを備えた便座装置10は、カバー10A内にダンパー15を収納するための空間を設ける必要がなく、意匠の自由度を広げることができる。
したがって、本発明の便座10Bは良好な意匠の便座装置10を提供することができる。
また、この便座10Bは、裏面に開口する開口部10V、及びこの開口部を塞ぐ右被覆部材13を有し、ダンパー15を収納した右収納部10Kを備えている。このため、この便座10Bは倒伏状態においてダンパー15を収納した部分が使用者から見ることができない。また、この便座10Bは起立状態においても、右被覆部材13によって開口部10Vが塞がれているため、ダンパー15を収納した部分が使用者から見ることができない。これにより、この便座10Bは外観を良好にすることができる。また、この便座10Bは、汚れにくく、かつ清掃性を向上させることができる。また、この便座10Bは、ダンパー15をメンテナンスする際、起立状態にすることによって、裏面に開口した開口部10Vを有した右収納部10Kを作業者が見易い角度にすることができる。このため、この便座10Bはダンパー15をメンテナンスするために容易に着脱することができる。
また、この右被覆部材13及び左被覆部材14は開口部10V及び開口部10Wから着脱自在である。このため、この便座10Bは、ダンパー15をメンテナンスする場合、開口部10Vから右被覆部材13を取り外すことによって、ダンパー15の着脱を容易にすることができる。
また、この便座10Bは、後端部に立ち上がり、前面の左右中央部が後方向に湾曲して窪んでおり、左右中央部よりも左右両端部の方が前後方向に厚く形成されており、左右両端部それぞれに右収納部10K及び左収納部10Lが設けられた立上がり部10Jを備えている。このため、この便座10Bは、立上がり部10Jが左右中央部よりも左右両端部の方が前後方向に厚く形成されているため、ダンパー15を収納することができる右収納部10Kを立上がり部10Jの右端部に容易に設けることができる。
また、この便座10Bは、後端部の左右両側に後方向下向きに伸びて設けられ、右収納部10K及び左収納部10Lを左右外側から隠蔽する壁部材10Mを備えている。このため、この便座10Bは、倒伏状態において、便座10Bの裏面、便器本体30の上面、及びカバー10Aの間に形成された隙間の左右両側を壁部材10Mが覆う。これにより、この便座10Bは倒伏状態において左右両側から右収納部10K及び左収納部10Lを見え難くし、すっきりとした外観にすることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、回動部材としてダンパーを用いているが、これに限らず、回動部材としてモーターやねじりコイルバネ等を用いても良い。
(2)実施例1では、ダンパーを右収納部に収納しているが、これに限らず、ダンパーを左収納部に収納しても良い。
(3)実施例1では、1つのダンパーを右収納部に収納しているが、これに限らず、2つのダンパーを右収納部及び左収納部それぞれに収納しても良い。
(4)実施例1では、左被覆部材及び右被覆部材がそれぞれボルトを用いて固定されているが、これに限らず、ボルトを用いて固定しなくても良い。この場合、左被覆部材及び右被覆部材それぞれに爪部が互いに外方向に突出する一対の係止部を設ける。
(5)実施例1では、左被覆部材及び右被覆部材を設けているが、これに限らず、左収納部及び右収納部を1つの被覆部材で覆っても良い。
(6)実施例1では、右収納部及び左収納部が便座の裏面に開口した開口部を有しているが、これに限らず、右収納部及び左収納部が便座の裏面に開口した開口部を有していなくても良い。
(7)実施例1では、右被覆部材、及び左被覆部材を設けているが、これに限らず、右被覆部材、及び左被覆部材を設けなくても良い。
(8)実施例1では、立上がり部を設けているが、これに限らず、ダンパーを収納できれば良く、立上がり部を設けなくても良い。
(9)実施例1では、壁部材を設けているが、これに限らず、壁部材を設けなくても良い。
10B…便座
10J…立上がり部
10K…右収納部(収納部)
10L…左収納部(収納部)
10M…壁部材
10V、10W…開口部
13…右被覆部材(被覆部材)
14…左被覆部材(被覆部材)
15…ダンパー(回動部材)
30…便器本体

Claims (5)

  1. 便鉢を有する便器本体の上面で起立状態と倒伏状態との間を回動する便座であって、
    後端部に収納され、前記起立状態から前記倒伏状態に回動する際の降下速度を抑える回動部材を備えていることを特徴とする便座。
  2. 裏面に開口する開口部、及びこの開口部を塞ぐ被覆部材を有し、前記回動部材を収納した収納部を備えていることを特徴とする請求項1記載の便座。
  3. 前記被覆部材は前記開口部から着脱自在であることを特徴とする請求項2記載の便座。
  4. 後端部に立ち上がり、前面の左右中央部が後方向に湾曲して窪んでおり、左右中央部よりも左右両端部の方が前後方向に厚く形成されており、左右両端部の少なくとも一方に前記収納部が設けられた立上がり部を備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の便座。
  5. 後端部の左右両側に後方向下向きに伸びて設けられ、前記収納部を左右外側から隠蔽する壁部材を備えていることを特徴とする請求項2乃至請求項4いずれか1項記載の便座。
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