JP7215877B2 - ヒンジ機構及び扉付什器 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒンジ機構及び扉付什器に関するものである。
例えばオフィスや公共施設に使用されるロッカー等の扉付什器は、一般的に什器本体に対してヒンジ機構を介して扉体が回動可能に取り付けられている。特許文献1には、このようなヒンジ機構であって、ブラケットに設けられた貫通孔に対してクロスヘッドピンが回動可能に挿入された構成が開示されている。このような特許文献1に開示されたヒンジ機構によれば、クロスヘッドピンがブラケットの貫通孔内にて回動することによって、クロスヘッドピン側に固定された部材(例えば什器本体)に対して、ブラケット側に固定された部材(例えば扉体)が、クロスヘッドピンの軸心を中心として回動可能とされている。
実開昭57-172870号公報
ところで、特許文献1に開示されたヒンジ機構では、貫通孔が設けられたブラケットに設けられた止め迫台が、クロスヘッドが設けられたブラケットに接続された止め迫台に当接することによって、クロスヘッドピンの回動が規制される。つまり、什器本体に対して扉体が閉鎖された姿勢から最大開度まで回動される場合に、扉体を什器本体に対して最大開度とすることで、貫通孔が設けられたブラケットに設けられた止め迫台が、クロスヘッドが設けられたブラケットに接続された止め迫台に当接する。
しかしながら、特許文献1に開示されたヒンジ機構においては、扉体が閉姿勢と最大開度姿勢である場合を除いて、クロスヘッドピンの径方向にて、クロスヘッドピンの周面のみが貫通孔が形成されたブラケットに対して当接可能とされている。つまり、扉体が閉姿勢と最大開度姿勢である場合を除いては、扉体に対して水平方向に外力が作用すると、その外力をクロスヘッドピンの周面が全て受けることになる。このため、扉体に水平外力が作用した場合におけるクロスヘッドピンへの負荷が大きく、クロスヘッドピンの変形等を招く恐れがある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、第1部材と第2部材とを回動可能に接続する軸部材を備えるヒンジ機構において、第1部材あるいは第2部材に対して軸部材の径方向に外力が作用した場合における軸部材の負荷を軽減することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、什器本体と当該什器本体に対して回動可能とされた扉体との一方に固定された第1部材と、上記什器本体と上記扉体との他方に固定された第2部材と、上記第1部材と上記第2部材とを回動可能に接続する軸部材とを有するヒンジ機構であって、上記第1部材は、上記軸部材を中心とする周方向における上記第2部材の回動動作を案内する案内面と、上記案内面から上記軸部材を中心とする径方向外側に向けて立設されたストッパ部とを有し、上記第2部材が、上記第1部材に対して上記周方向に相対移動可能な当接部を有し、上記当接部が、上記案内面に沿って上記第1部材に対して相対移動可能とされると共に上記案内面に面接触可能な対向面と、上記ストッパ部に上記周方向から当接可能な当接面とを有するという構成を採用する。
本発明においては、軸部材によって互いに回動可能に接続された第1部材と第2部材とのうち、第1部材に対して、第2部材の回動動作を案内する案内面と、案内面から軸部材を中心とする径方向外側に向けて立設されたストッパ部とが設けられている。また、第2部材に対して、案内面に面接触可能な対向面を有する当接部が設けられている。このような本発明によれば、当接部がストッパ部に当接していない場合において、第1部材あるいは第2部材に対して軸部材の径方向に外力が作用すると、案内面と対向面とが面接触される。つまり、本発明によれば、第1部材あるいは第2部材に対して軸部材の径方向に外力が作用すると、第1部材と第2部材との回動角度に関わらず、第1部材と第2部材とが面接触される。このため、第1部材あるいは第2部材に対して軸部材の径方向に外力が作用した場合に、この外力の全てが軸部材の周面に作用することを防止することができる。したがって、本発明によれば、第1部材と第2部材とを回動可能に接続する軸部材を備えるヒンジ機構において、第1部材あるいは第2部材に対して軸部材の径方向に外力が作用した場合における軸部材の負荷を軽減することが可能となる。
また、軸部材を軸の長さ方向で大きくすることにより当接部とストッパ部とが当接する面の大きさを容易に大きくすることが出来るため、上記と合わさって、第1部材及び第2部材の材料として強度が比較的小さい材料を用いることが可能となる。
なお、本発明において案内面は、第1部材と第2部材とが相対的に回動される場合に、第1部材に対する第2部材の回動動作を案内する面であるが、回動動作中に対向配置された当接部の当接面が常に摺動される必要はない。つまり、回動動作中に案内面から当接部の当接面が離間する場合であっても、当接面が常に当接可能に対向配置され、当接面が当接した場合には第2部材を案内する面であれば、本発明における案内面となる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記第1部材が、上記軸部材が挿通されると共に外周面が上記案内面とされた軸筒部を有するという構成を採用する。
本発明によれば、軸筒部の内側に軸部材が挿通され、かつ、軸筒部の外周面が案内面とされている。軸部材を囲うようにして案内面を配置することができ、軸部材に対して遠方に案内面が配置されている場合と比較して、外力の軸部材への入力をより確実に防止することができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記第1部材が、上記什器本体と上記扉体との一方と上記軸筒部との間に配置されて上記軸筒部を支持する支持部を有し、上記支持部が、上記周方向に沿って窪むと共に上記当接部の上記当接面が上記ストッパ部に当接した状態で上記什器本体と上記扉体との他方の端部を収容する収容凹部を有するという構成を採用する。
本発明においては、第2部材の当接部が第1部材のストッパ部に当接した状態が、第1部材に対して最も第2部材の回動角度が大きくなる最大開度となる。つまり、什器本体に対して扉体が閉鎖された状態から、第1部材と第2部材とが最大開度となるまでの範囲が、扉体の回動可能範囲となる。このため、扉体の回動可能範囲を大きく確保するために、扉体(あるいは什器本体)の端部が第1部材と干渉しない範囲で、最も扉体の回動可能範囲が大きくなるようにストッパ部に位置を配置することになる。ここで、第1部材に収容凹部が設けられていない場合には、第1部材に収容凹部が設けられている場合と比較して、回動角度が小さな状態で扉体が第1部材(あるいは什器本体)に干渉し、扉体の回動可能範囲を大きく確保することができない。これに対して、本発明によれば、第1部材に対して、扉体(あるいは什器本体)の端部を収容可能な収容凹部が設けられているため、最大角度を大きく確保し、扉体の回動可能範囲を大きく確保することが可能となる。
第4の発明は、上記第1~第3いずれかの発明において、上記ストッパ部が、上記軸部材を中心とした、上記扉体が上記什器本体に対して閉姿勢とされた状態における上記当接面の中央位置と上記当接面が当接される上記ストッパ部の受面の中央位置とが成す角度が90°より大きくなる位置に配置されている。
本発明によれば、軸部材を中心とした、上記扉体が上記什器本体に対して閉姿勢とされた状態における上記当接面の中央位置と上記ストッパ部の上記当接面が当接される受面の中央位置とが成す角度が90°より大きいため、扉体の回動可能範囲を90°よりも大きく確保することが可能となる。
第5の発明は、開口部を有する什器本体と、前記開口部の外側に設けられた扉体と、上記什器本体に対して上記扉体が回動可能に上記什器本体と上記扉体とを接続するヒンジ機構とを備える扉付什器であって、上記ヒンジ機構として、上記第1~第4いずれかの発明であるヒンジ機構を備えるという構成を採用する。
本発明によれば、上記第1~第4いずれかの発明であるヒンジ機構を備えている。このため、ヒンジ機構の第1部材あるいは第2部材に対して軸部材の径方向に外力が作用した場合における軸部材の負荷を軽減することが可能となる。また、ヒンジ機構を什器本体及び扉体の中に設けることが可能となり、什器本体の外側あるいは内側にヒンジ機構が飛び出さず、什器本体内外の空間を有効に活用することが可能となる。
本発明によれば、軸部材によって互いに回動可能に接続された第1部材と第2部材とのうち、第1部材に対して、第2部材の回動動作を案内する案内面と、案内面から軸部材を中心とする径方向外側に向けて立設されたストッパ部とが設けられている。このため、本発明によれば、第1部材あるいは第2部材に対して軸部材の径方向に外力が作用した場合における軸部材の負荷を軽減することが可能となる。
本発明の一実施形態におけるロッカーが備える複数の収容部の1つのみを示す分解斜視図である。 図1に対してさらにヒンジ機構を分解したロッカーの分解斜視図である。 本発明の一実施形態におけるロッカーが備える扉体が閉姿勢とされた状態におけるヒンジ機構を含む水平断面図である。 本発明の一実施形態におけるロッカーが備える扉体が最大開度姿勢とされた状態におけるヒンジ機構を含む水平断面図である。 本発明の一実施形態におけるロッカーが備える扉体の右上の隅部を背面側から見た拡大斜視図である。 本発明の一実施形態におけるロッカーが備えるヒンジ機構の拡大分解斜視図である。 本発明の一実施形態におけるロッカーが備えるヒンジ機構の回動部を後ろ側から見た拡大斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るヒンジ機構及び扉付什器の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のロッカー1(扉付什器)が備える複数の収容部の1つのみを示す分解斜視図である。また、図2は、図1に対してさらにヒンジ機構を分解したロッカー1の分解斜視図である。本実施形態のロッカー1は、オフィスや公共施設に対して設置されており、1つの収容部に対して例えば個人の所有物を収容可能としている。このような本実施形態のロッカー1は、什器本体2と、扉体3と、ヒンジ機構4とを備えている。なお、以下の説明において、ロッカー1に対して荷物等を出し入れする利用者からの視点に基づいて方向を説明する。つまり、利用者から見て左側を左方向、利用者から見て右側を右方向とする。また、利用者側を前方向、利用者と反対側を後方向とする。
什器本体2は、前面に開口部を有した箱状体とされており、底壁2aと、天壁2bと、右壁2cと、左壁2dと、後壁2eとを有している。底壁2aは、荷物を載置可能な部位であり、1つの収容部の底部を形成している。天壁2bは、底壁2aの上方に、底壁2aと平行に配置されており、1つの収容部の天井部を形成している。右壁2cは、底壁2aの右端部と、天壁2bの右端部とを接続しており、1つの収容部の右側の側壁を形成している。左壁2dは、底壁2aの左端部と、天壁2bの左端部とを接続しており、1つの収容部の左側の側壁を形成している。後壁2eは、底壁2aの後端と、天壁2bの後端と、右壁2cの後端と、左壁2dの後端とを接続しており、1つの収容部の後側を閉塞している。
これらの壁部(底壁2a、天壁2b、右壁2c、左壁2d及び後壁2e)は、例えば金属の板材を折り曲げることによって形成されている。例えば、右壁2cは、内部空間と前板部2c1を有している(図3及び図4参照)。図2に示すように、前板部2c1には、ヒンジ機構4の後述するベース部材4aを取り付けるための取付孔2c2が設けられている。
扉体3は、什器本体2の開口部の外側に設けられ、ヒンジ機構4を介して什器本体2の右壁2cに接続されており、ヒンジ機構4によって什器本体2に対して回動可能に接続されている。図3及び図4は、扉体3を含む上方から見た要部拡大断面図である。扉体3は、ヒンジ機構4の後述する軸部材4dを中心とする周方向に回動可能とされており、図3に示す閉姿勢と、図4に示す最大開度姿勢との間が回動可能範囲とされている。ここで、閉姿勢とは、扉体3が什器本体2の収容部の開口を閉塞する姿勢である。扉体3が閉姿勢とされることによって、什器本体2の収容部の内部空間が密閉された空間となる。また、最大開度姿勢とは、閉姿勢に対して扉体3が回動できる範囲での最大角度となる姿勢であり、什器本体2の収容部の開口が最大限に広げられた姿勢である。
図5は、扉体3の右上の隅部を背面側から見た斜視図である。扉体3は、金属の板材を折り曲げることによって形成されており、図5に示すように、表板部3aと、右側板部3bと、右裏板部3cと、天板部3dと、天裏板部3eと、天下板部3fとを備えている。
表板部3aは、扉体3が閉姿勢とされた場合に、ユーザ側に正対する面を有する部位であり、扉体3の最も前側の面を形成している。この表板部3aには、図1及び図2に示すように、取っ手となる開口部3a1が形成されている。右側板部3bは、表板部3aの右端から後方に向けて延出しており、扉体3の右側の端部を形成している。これにより、扉体3の強度が高くなっている。この右側板部3bには、図5に示すように、ヒンジ機構4の後述する装着部4bの設置位置に応じて切欠部3b1が設けられている。切欠部3b1は、右側板部3bの一部を切欠くことによって形成されている。さらに、右側板部3bは、切欠部3b1が設けられた領域において、上下方向に延在する目隠板3b2を有している。この目隠板3b2は、表板部3aの右端に接続されており、前後方向における表板部3aからの突出量が、右側板部3bの他の領域における突出量よりも小さく設定された部位である。この目隠板3b2は、切欠部3b1に配置されたヒンジ機構4の後述する装着部4b一部を覆うことによって、扉体3の強度を高くする役割のみならず、ヒンジ機構4が外部から視認されることを抑止する役割も果たしている。
右裏板部3cは、右側板部3bの後側の端部から左方向に向けて延出された部位であり、表板部3aに対して前後方向に一定の隙間を空けて対向配置されている。この右裏板部3cは、右側板部3bに設けられた切欠部3b1を避けた領域に設けられている。また、右裏板部3cは、切欠部3b1を上下方向に挟むようにして、一対の係止孔3c1を有している。これらの係止孔3c1は、ヒンジ機構4の後述する回動部4cの係止突起4c2が係止される開口である。なお、図5には示されていないが、右側板部3bの下部には、同様に切欠部3b1が設けられ、右裏板部3cの下部には、同様に係止孔3c1が設けられている。
天板部3dは、表板部3aの上端から後方に向けて延出された部位であり、扉体3の上面を形成している。この天板部3dの表板部3aからの突出量は、例えば右側板部3bの表板部3aからの突出量と同一に設定されている。天裏板部3eは、天板部3dの後端から下方に向けて延出された部位であり、表板部3aに対して前後方向に一定の隙間を空けて対向配置されている。
天下板部3fは、天裏板部3eの下端から前方に向けて延出された部位であり、天板部3dと上下方向に一定の隙間を空けて対向配置されている。この天下板部3fの右端近傍には、ヒンジ機構4の後述する回動部4cを上下方向に通過可能とするための切欠部3f1が、左右方向に間を空けて2つ設けられている。これらの切欠部3f1によって、切欠部3f1の間には、後方から前方に向けて延びる爪状の爪部3f2が形成されている。
なお、図5には示されていないが、扉体3は、表板部3aの左端から後方に向けて延出された左側板部と、左側板部の後端から右方向に延出された左裏板部と、表板部3aの下端から前方に延出された底板部と、底板部の後端から上方に向けて延出された底裏板部と、底裏板部の上端から前方に向けて延出された底上板部とを備えている。また、底上板部には、天下板部3fと同様に、ヒンジ機構4の後述する回動部4cを上下方向に通過可能とするための2つの切欠部と、これらの切欠部の間に設けられた爪部とを有している。
ヒンジ機構4は、図1及び図2に示すように、扉体3の上部と下部とに各々設けられている。なお、扉体3の上部に設けられたヒンジ機構4と、扉体3の下部に設けられたヒンジ機構4とは、後述する回動部4cが上下対称な形状とされている以外は、同一の構成となっている。このため、扉体3の上部に配置されたヒンジ機構4について以下に詳説し、扉体3の下部に配置されたヒンジ機構4については詳細な説明を省略する。
図6は、ヒンジ機構4を示す拡大分解斜視図である。ヒンジ機構4は、什器本体2に対して扉体3を回動可能に接続する部品であり、図6に示すように、ヒンジ機構4は、ベース部材4aと、装着部4b(第1部材)と、回動部4c(第2部材)と、軸部材4dとを備えている。
ベース部材4aは、什器本体2の右壁2cの前板部2c1に設けられた取付孔2c2に対して挿入される挿通軸部4a1と、挿通軸部4a1の端部から挿通軸部4a1の径方向外側に向けて張り出した鍔部4a2とを有している。挿通軸部4a1は、装着部4bの後述する嵌合軸部4b4が嵌合される嵌合孔を有しており、装着部4bが嵌合可能とされている。このようなベース部材4aは、挿通軸部4a1を取付孔2c2に挿入し、鍔部4a2を前板部2c1に当接させた状態で、什器本体2に固定されている。
装着部4bは、ベース部材4aに対して装着可能とされており、ベース部材4aに装着されることによって、扉体3の切欠部3b1に収容される位置に配置されている。この装着部4bは、軸筒部4b1と、ストッパ部4b2と、支持部4b3と、嵌合軸部4b4とを有している。
軸筒部4b1は、上下方向に貫通する貫通孔が中央部に形成された筒状の部位である。この軸筒部4b1は、内部に軸部材4dが挿通されており、軸部材4dをこの軸部材4dの径方向外側から覆うように配置されている。つまり、軸筒部4b1の内周面は、軸部材4dの外周面に対して対向配置されている。また、軸筒部4b1は、内周面が軸部材4dの外周面に対して摺動可能あるいは一定の隙間を空けた状態とされており、軸部材4dに対して回動可能とされている。
また、図3及び図4に示すように、軸筒部4b1の外周面は、回動部4cの案内するための案内面4b5とされている。この案内面4b5は、軸部材4dを中心とする周方向に沿って湾曲された湾曲面であり、装着部4bに対して回動される回動部4cの回動動作を案内する。このような案内面4b5は、回動部4cの回動動作中に対向配置された回動部4cの対向面(後述する当接部4c3の対向面4ca)が常に摺動される必要はない。この案内面4b5は、回動部4cの回動動作中に案内面4b5から回動部4cの対向面が離間する場合であっても、対向面が常に当接可能に対向配置され、回動部4cの対向面が当接した場合には、軸部材4dを中心とする周方向に回動部4cを案内する。
ストッパ部4b2は、図3及び図4に示すように、軸筒部4b1の右側に配置されており、案内面4b5から軸部材4dを中心とする径方向外側に向けて突出するように立設されている。このストッパ部4b2は、軸部材4dを中心とする周方向に回動される回動部4cが当接されることによって、回動部4cの回動を規制する部位である。このようなストッパ部4b2は、軸部材4dを中心とする周方向に対して垂直とされた受面4b6を有している。この受面4b6は、回動部4cの回動をストッパ部4b2が規制する場合に、図4に示すように、回動部4cの当接面(後述する当接部4c3の当接面4cb)を受ける面である。受面4b6は、閉姿勢から最大開度姿勢に向けて扉体3が回動される場合の回動方向における案内面4b5の下流側の端部位置に配置されている。
また、本実施形態においては、ストッパ部4b2は、軸部材4dの軸心を中心とした、扉体3が閉姿勢とされた状態における当接面(後述する当接部4c3の当接面4cb)の中央位置と受面4b6の中央位置とが成す角度αが90°より大きくなる位置に配置されている。このような角度αが90°より大きくなる位置にストッパ部4b2が設けられることによって、回動部4cの回動可能範囲が90°よりも大きく確保されている。
支持部4b3は、什器本体2と軸筒部4b1との間に配置されて軸筒部4b1を支持している。この支持部4b3は、図3及び図4に示すように、軸部材4dを中心とする周方向に沿って窪むと共に回動部4cがストッパ部4b2に当接した状態(すなわち扉体3が最大開度姿勢である場合)に扉体の端部の一部である目隠板3b2を収容する収容凹部4b7を有している。このような収容凹部4b7で目隠板3b2を収容可能とすることによって、扉体3が装着部4bと干渉することが防止される。
嵌合軸部4b4は、支持部4b3の後端から後方に向けて延出された軸部であり、ベース部材4aの嵌合孔に対して嵌合される。この嵌合軸部4b4がベース部材4aの嵌合孔に嵌合されることによって、装着部4bがベース部材4aに対して装着されると共に、什器本体2に対して固定される。
図7は、回動部4cを後方側から見た拡大斜視図である。この図に示すように、基部4c1と、係止突起4c2と、当接部4c3とを有している。基部4c1は、左右方向に延出する水平基部4c4と、水平基部4c4の右側端から下方に延出する鉛直基部4c5とを有する略L字形状とされた部位である。図7に示すように、水平基部4c4の後面側には、水平方向に延出してスリット4c6が設けられている。また、水平基部4c4の後面側には、水平基部4c4の上面からスリット4c6に接続された接続溝部4c7が設けられている。
鉛直基部4c5は、上下方向の中央部に装着部4bの軸筒部4b1を収容する収容部4c8を有している。この収容部4c8は、右側面から左方向に窪む凹部からなり、扉体3の右側板部3bに設けられた切欠部3b1と同一の高さ寸法に設定されている。また、鉛直基部4c5には、収容部4c8を挟んで上部と下部とに、軸部材4dが挿入可能な挿入孔4c9が設けられている。なお、これらの挿入孔4c9は、平面視にて同一の位置に設けられている。また、収容部4c8の下方に設けられた挿入孔4c9は、鉛直基部4c5の収容部4c8よりも下方の部位を上下方向に貫通して設けられている。
係止突起4c2は、鉛直基部4c5の後面側から後方に向けて突出するように形成されており、上下方向に収容部4c8を挟んで一対設けられている。これらの係止突起4c2は、回動部4cが扉体3に取り付けられた場合に、扉体3の右裏板部3cに設けられた係止孔3c1に挿入されて、右裏板部3cに右側から係止される。
当接部4c3は、鉛直基部4c5の収容部4c8の内部に配置されており、収容部4c8の天井面から底面までの繋ぐように上下方向に延びて設けられている。この当接部4c3は、図3及び図4に示すように、軸部材4dを中心とする周方向に沿って湾曲するように設けられており、軸部材4dの径方向外側に配置されている。このような当接部4c3は、回動部4cが装着部4bに対して回動される場合に、装着部4bに対して、軸部材4dを中心とする周方向に相対移動可能とされている。
この当接部4c3は、図3及び図4に示すように、装着部4bの案内面4b5に沿って装着部4bに対して相対移動可能とされていると共に案内面4b5に面接触可能な対向面4caと、ストッパ部4b2に軸部材4dを中心とする周方向から当接可能な当接面4cbとを有している。対向面4caは、回動部4cの回動動作中に、装着部4bの案内面4b5に対して摺動可能とされている。また、対向面4caは、扉体3の回動角度に変わらずに、常に装着部4bの案内面4b5に対して対向配置されており、扉体3に対して水平方向に外力が作用した場合に、装着部4bの案内面4b5に面接触される。なお、扉体3に対して水平方向に外力が作用した場合に、対向面4caを装着部4bの案内面4b5に確実に面接触させるため、設計上、軸部材4dの周面から軸筒部4b1の内周面までの隙間S1の最大離間距離よりも、対向面4caから案内面4b5までの隙間S2の最大離間距離が短くなるように当接部4c3の配置あるいは形状を設定することが好ましい。当接面4cbは、軸部材4dを中心とする周方向における当接部4c3の端面からなり、ストッパ部4b2の受面4b6側に配置されている。
軸部材4dは、回動部4cの鉛直基部4c5に設けられた挿入孔4c9に対して端部が挿入された状態で、回動部4cに対して接続されている。この軸部材4dは、軸心方向が上下方向とされ、回動部4cの収容部4c8を跨ぐように配置されている。このような軸部材4dは、収容部4c8において装着部4bの軸筒部4b1に挿通されており、装着部4bと回動部4cとを回動可能に接続している。なお、軸部材4dの端部は、回動部4cに対して回動不能に固定されていても、回動部4cに対して回動可能に接続されていても良い。
このようなヒンジ機構4を用いて扉体3を什器本体2に接続する場合には、ヒンジ機構4のベース部材4aと、装着部4bと、回動部4cと、軸部材4dとが脱離された状態から、装着部4b、回動部4c及び軸部材4dを扉体3に取り付け、ベース部材4aを什器本体2に対して取り付ける。
装着部4b、回動部4c及び軸部材4dを扉体3に対して取り付けるためには、まず回動部4cを扉体3に対して取り付ける。ここでは、回動部4cの水平基部4c4に形成された接続溝部4c7に扉体3の爪部3f2が通過するように、回動部4cを下方から上方に移動させる。爪部3f2が接続溝部4c7を通過してスリット4c6に到達すると、回動部4cを右方向にスライドさせ、スリット4c6に扉体3の天下板部3fが挿し込まれた状態とし、係止突起4c2を扉体3の係止孔3c1に挿入された状態とする。これによって、回動部4cが扉体3に対して固定される。このとき、回動部4cは扉体3の中に納まっており、外側にはみ出していない。
続いて、装着部4bを上方から見て軸筒部4b1の貫通孔が回動部4cの挿入孔4c9に重なるように、装着部4bの軸筒部4b1を回動部4cの収容部4c8に配置する。この状態で、下方から挿入孔4c9及び軸筒部4b1の貫通孔を挿通するように軸部材4dを挿入し、軸部材4dの端部を回動部4cに対して接続する。これによって、装着部4b、回動部4c及び軸部材4dに対して取り付けられ、さらに装着部4bと回動部4cとが軸部材4dを中心として回動可能に接続される。
また、ベース部材4aを什器本体2に対して取り付ける場合には、ベース部材4aの挿通軸部4a1を什器本体2の右壁2cの取付孔2c2に挿入することによってベース部材4aを什器本体2に対して固定する。その後、装着部4bの嵌合軸部4b4をベース部材4aの嵌合孔に嵌合させることによって、装着部4bをベース部材4aに装着する。これによって、扉体3がヒンジ機構4を介して什器本体2に対して回動可能に接続される。
なお、ベース部材4aの挿通軸部4a1が什器本体2の右壁2cの取付孔2c2に挿入されており、回動部4cが扉体3の中に納まっており、また、軸筒部4b1は回動部4cの収容部4c8に配置されており、嵌合軸部4b4はベース部材4aの嵌合孔に嵌合されているため、ヒンジ機構4は什器本体2の外側あるいは内側の収容部にはみ出していない。
このようにして什器本体2に対して回動可能に接続された扉体3を、図3に示す閉姿勢から開放方向に回動させると、回動部4cが軸部材4dを中心として回動される。このとき、回動部4cの当接部4c3は、対向面4caを常に装着部4bの軸筒部4b1の外周面である案内面4b5に対して対向させた状態となり、扉体3の姿勢(回動角度)に関わらず、案内面4b5に面接触可能な状態とされる。このため、扉体3に対して、当接部4c3が案内面4b5に向かうように水平方向に外力が作用した場合には、常に当接部4c3の対向面4caが案内面4b5に対して面接触することができる。
なお、さらに扉体3を開放方向に回動させると、回動部4cの当接部4c3の当接面4cbが装着部4bのストッパ部4b2の受面4b6に当接し、これによって扉体3の開方向への回動が規制される。この状態が、図4に示す扉体3が最大開度姿勢とされた状態となる。
以上のような本実施形態のヒンジ機構4及びこのヒンジ機構4を備えるロッカー1においては、軸部材4dによって互いに回動可能に接続された装着部4bと回動部4cとのうち、装着部4bに対して、回動部4cの回動動作を案内する案内面4b5と、案内面4b5から軸部材4dを中心とする径方向外側に向けて立設されたストッパ部4b2とが設けられている。また、回動部4cに対して、案内面4b5に面接触可能な対向面4caを有する当接部4c3が設けられている。このような本実施形態のヒンジ機構4及びこのヒンジ機構4を備えるロッカー1によれば、当接部4c3がストッパ部4b2に当接していない場合において、装着部4bあるいは回動部4cに対して軸部材4dの径方向に外力が作用すると、案内面4b5と対向面4caとが面接触される。つまり、本実施形態のヒンジ機構4及びこのヒンジ機構4を備えるロッカー1によれば、装着部4bあるいは回動部4cに対して軸部材4dの径方向に外力が作用すると、装着部4bと回動部4cとの回動角度に関わらず、装着部4bと回動部4cとが面接触される。このため、装着部4bあるいは回動部4cに対して軸部材4dの径方向に外力が作用した場合に、この外力の全てが軸部材4dの周面に作用することを防止することができる。したがって、本実施形態のヒンジ機構4及びこのヒンジ機構4を備えるロッカー1によれば、回動部4cすなわち扉体3に対して軸部材4dの径方向に外力が作用した場合における軸部材4dの負荷を軽減することが可能となる。
また、本実施形態のヒンジ機構4においては、装着部4bが、軸部材4dが挿通されると共に外周面が案内面4b5とされた軸筒部4b1を有している。このような本実施形態のヒンジ機構4によれば、軸筒部4b1の内側に軸部材4dが挿通され、かつ、軸筒部4b1の外周面が案内面4b5とされている。軸部材4dを囲うようにして案内面4b5を配置することができ、軸部材4dに対して遠方に案内面が配置されている場合と比較して、外力の軸部材4dへの入力をより確実に防止することができる。
また、本実施形態のヒンジ機構4においては、装着部4bが、什器本体2と軸筒部4b1との間に配置されて軸筒部4b1を支持する支持部4b3を有し、支持部4b3が、周方向に沿って窪むと共に当接部4c3の当接面4cbがストッパ部4b2に当接した状態で扉体3との端部(目隠板3b2)を収容する収容凹部4b7を有している。本実施形態のヒンジ機構4においては、回動部4cの当接部4c3がストッパ部4b2に当接した状態が、装着部4bに対して最も回動部4cの回動角度が大きくなる最大開度となる。つまり、什器本体2に対して扉体3が閉鎖された状態から、装着部4bと回動部4cとが最大開度となるまでの範囲が、扉体3の回動可能範囲となる。このため、扉体3の回動可能範囲を大きく確保するために、扉体3の端部が装着部4bと干渉しない範囲で、最も扉体3の回動可能範囲が大きくなるようにストッパ部4b2に位置を配置することが望ましい。ここで、装着部4bに収容凹部4b7が設けられていない場合には、装着部4bに収容凹部4b7が設けられている場合と比較して、回動角度が小さな状態で扉体3が装着部4bに干渉し、扉体3の回動可能範囲を大きく確保することができない。これに対して、本実施形態のヒンジ機構4によれば、装着部4bに対して、扉体3の端部を収容可能な収容凹部4b7が設けられているため、最大角度を大きく確保し、扉体3の回動可能範囲を大きく確保することが可能となる。
また、本実施形態のヒンジ機構4においては、ストッパ部4b2が、軸部材4dを中心とした、扉体3が什器本体2に対して閉姿勢とされた状態における当接面の中央位置と当接面が当接されるストッパ部4b2の受面の中央位置とが成す角度が90°より大きくなる位置に配置されている。このため、本実施形態のヒンジ機構4によれば、扉体3の回動可能範囲を90°よりも大きく確保することが可能となる。
また、収容部4c8の上下方向の長さを大きくすることで、ストッパ部4b2及び当接部4c3の上下方向の長さを大きくすることが出来るため、ストッパ部4b2と当接部4c3とが当接する面の大きさは容易に大きくすることが可能である。そのため、回動部4cに対して、案内面4b5に面接触可能な対向面4caを有する当接部4c3が設けられていることと合わさって、装着部4b及び回動部4cの材料として強度が比較的低い材料を用いることが可能となる。すなわち、装着部4b及び回動部4cの材料を広い範囲から選択することが可能となる。
また、ヒンジ機構4が什器本体2の外側あるいは内側の収容部にはみ出していないため、什器本体2の外側の空間及び内側の収容部空間を有効に活用することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、装着部4bが什器本体2に固定され、回動部4cが扉体3に固定された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。装着部4bを扉体3に固定し、回動部4cを什器本体2に固定する構成を採用することも可能である。このような場合には、装着部4bの支持部4b3が軸筒部4b1と扉体3と間に配置されることになり、支持部4b3に設けられた収容凹部4b7には扉体3が開放された場合に什器本体2の端部が収容されることになる。
また、上記実施形態においては、装着部4bに設けられた軸筒部4b1の外周面が案内面4b5とされた構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。装着部4bの軸筒部4b1と離間した別の部位の表面を案内面とすることも可能である。
また、上記実施形態においては、装着部4bに対して収容凹部4b7が設けられた構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。収容凹部4b7が設けられていない構成を採用することも可能である。この場合には、例えば目隠板3b2を設けずかつ右側板部3bの表板部3aからの突出量を短くすることによって、扉体3の回動可能範囲を大きく確保することができる。
また、上記実施形態においては、ストッパ部4b2が、軸部材4dの軸心を中心とした、扉体3が閉姿勢とされた状態における当接面4cbの中央位置と受面4b6の中央位置とが成す角度αが90°より大きくなる位置に配置される構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。角度αが90°以下となる位置にストッパ部4b2を配置する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、扉付什器がロッカー1である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ヒンジ機構によって回動可能な扉体を備える什器に本発明を適用することができ、例えば回動可能な扉体を有するキャビネットやデスク等に対して本発明を適用することも可能である。
また、上記実施形態においては、ヒンジ機構4では什器本体に固定されるベース部材4aと、ベース部材4aに装着可能な装着部4bを備えているが、それに限らない。軸筒部4b1等を有する部材が直接什器本体に固定される形態であっても良い。固定方法も嵌合に限らず、ビス止めなどを用いることが可能である。
また、上記実施形態においては、回動部4cの基部4c1は水平基部4c4と鉛直基部4c5とを備えているが、それに限らない。基部は扉体3と接続可能であればどのような形態であっても良い。
また、回動部4cと扉体3との接続形態についても上記実施形態限定されず、例えばビス止めなどを用いても良い。
1……ロッカー(扉付什器)、2……什器本体、2c……右壁、2c1……前板部、2c2……取付孔、3……扉体、3a……表板部、3b……右側板部、3b1……切欠部、3b2……目隠板、3c……右裏板部、3c1……係止孔、4……ヒンジ機構、4a……ベース部材、4a1……挿通軸部、4a2……鍔部、4b……装着部(第1部材)、4b1……軸筒部、4b2……ストッパ部、4b3……支持部、4b4……嵌合軸部、4b5……案内面、4b6……受面、4b7……収容凹部、4c……回動部(第2部材)、4c1……基部、4c2……係止突起、4c3……当接部、4c4……水平基部、4c5……鉛直基部、4c6……スリット、4c7……接続溝部、4c8……収容部、4c9……挿入孔、4ca……対向面、4cb……当接面、4d……軸部材

Claims (5)

  1. 第1部材と、第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを回動可能に接続する軸部材とを有するヒンジ機構であって、
    前記第1部材は、前記軸部材を中心とする周方向における前記第2部材の回動動作を案内する案内面と、前記案内面から前記軸部材を中心とする径方向外側に向けて立設されたストッパ部とを有し、
    前記第2部材は、前記第1部材に対して前記周方向に相対移動可能な当接部を有し、
    前記当接部は、前記案内面に沿って前記第1部材に対して相対移動可能とされると共に前記案内面に面接触可能な対向面と、前記ストッパ部に前記周方向から当接可能な当接面とを有し、
    前記ストッパ部が前記第1部材のみに設けられ、前記当接部が前記第2部材のみに設けられており、
    前記第1部材は、前記軸部材が挿通される軸筒部と、前記軸筒部を支持する支持部とを有し、
    前記支持部は、前記軸筒部を介して、前記ストッパ部を支持する
    ことを特徴とするヒンジ機構。
  2. 前記第1部材は、外周面が前記案内面とされた前記軸筒部を有することを特徴とする請求項1記載のヒンジ機構。
  3. 前記支持部は、前記周方向に沿って窪む凹部を有する
    ことを特徴とする請求項2記載のヒンジ機構。
  4. 前記ストッパ部は、前記軸部材を中心とした、所定の状態における前記当接面の中央位置と前記当接面が当接される前記ストッパ部の受面の中央位置とが成す角度が90°より大きくなる位置に配置されていることを特徴とする請求項1~3いずれか一項に記載のヒンジ機構。
  5. 開口部を有する什器本体と、前記開口部の外側に設けられた扉体と、前記什器本体に対して前記扉体が回動可能に前記什器本体と前記扉体とを接続するヒンジ機構とを備える扉付什器であって、
    前記ヒンジ機構として、請求項1~4いずれか一項に記載のヒンジ機構を備えることを特徴とする扉付什器。
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