JP2017035059A - 焼成食品の製造方法、焼成食品及び焼成食品生地 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】小麦粉及び対小麦粉当たり400〜1000重量%の水を混合して懸濁液とし、対小麦粉当たり5〜30重量%以下の味噌、醤油及び粉末だしからなる群より選択される少なくとも1つがさらに添加される該懸濁液を、100〜130℃の温度で、30分間〜2時間加熱して添加用生地を調製する工程と、前記添加用生地を用いて最終生地を調製する工程と、を含む焼成食品の製造方法。
【選択図】なし
Description
(a)小麦粉及び対小麦粉当たり400〜1000重量%の水を混合して懸濁液とし、該懸濁液を100℃以上の温度で30分間以上加熱して添加用生地を調製する工程と、
(b)前記添加用生地を用いて最終生地を調製する工程と、
を含む。
本発明の第1の観点に係る焼成食品の製造方法によって製造される。
まず、本発明による焼成食品の製造方法について詳細に説明する。
(a)小麦粉及び対小麦粉当たり400〜1000重量%の水を混合して懸濁液とし、該懸濁液を100℃以上の温度で30分間以上加熱して添加用生地を調製する工程と、
(b)添加用生地を用いて最終生地を調製する工程と、
を含む。
この炊き種生地作成工程では、少なくとも全小麦粉量のうちの一部の小麦粉と水とを混合し懸濁液を作成後、100℃以上で、30分間以上加熱して炊き種生地を作成する。小麦粉の他に、味噌、醤油、粉末だし、みりん、食塩、砂糖、脱脂粉乳、米粉等を任意に適宜量、添加してもよい。これにより、風味、物性等の異なる炊き種生地の作成が可能である。
作成された炊き種生地は、混合し均一化した後、その後低温でねかせて熟成させる。炊き種生地を、好ましくは−3〜10℃で24〜72時間ねかせて熟成させる。
次に、炊き種生地と、少なくとも残量の小麦粉、全量のイースト及び水からなる原料と、を混捏してパン類生地を作成する。このとき、炊き種生地、残量の小麦粉、全量のイースト、水等からなる原料を一緒にミキサーに投入して一度に混捏することができる。このパン類生地を作成するにあたり、炊き種生地に使用された小麦粉及び水以外で使用する小麦粉及び水の量は、生地に添加する炊き種生地中の小麦粉及び水の量を基本的に全体使用量から差し引いた残りの量である。また、イーストの量は常法のストレート法における量を添加することが可能である。また、このパン類生地を作成するときには、これ以外に、イーストフード、酸化剤、生地改良剤、乳化剤、糖類、塩、脱脂粉乳、油脂、乳製品等を適宜使用することが可能である。
得られた上記のパン類生地を一定時間発酵する。発酵条件(一次発酵)は、通常のストレート法の発酵条件(時間、温度、湿度)が適当である。一次発酵終了後、生地の分割、丸めを行ない、その後、ベンチタイムをとり、ガス抜きや成形を行なってから最終発酵を行う。
次に、最終発酵後のパン類生地を焼成する。焼成後のパン類においては、従来の湯種パンに比べ、炊き種生地中のグルテンが完全に変性し、小麦澱粉の完全糊化、部分的糖化が均一に促進されるため、湯種パンでの湯種添加量に比べ炊き種生地の添加量を低減させつつ同様以上の効果を発揮できる。より具体的には、得られるパン類の体積が増大し、クラスト及びクラムともにしっとりした柔らかさを実現できるとともに保存経時の老化を飛躍的に抑制できる。また、炊き種生地中の均一な澱粉の完全糊化、部分的糖化が進行しているため、パンのモチモチ感、さっくり感等がより良好となり、炊き種生地独特の良好なご飯の様な風味を呈する。また、簡便に一定品質の安定した炊き種生地を作成することが可能であるため、これを用いて製造するパン類の上記品質の安定性が飛躍的に向上する。
上述の直捏法(ストレート法)によるパン類の製法と同様の条件で調製される。
少なくとも全小麦粉量のうち一部の小麦粉、全量のイースト又は常法において中種に通常添加する標準量のイースト、イーストフード及び水からなる原料を混捏して中種を作成する。この工程で使用する小麦粉量については、パン類生地を構成する全小麦粉量のうち30重量%以上、より好ましくは50重量%〜80重量%の小麦粉を使用する。
上記のようにして中種生地を作成した後、該生地を発酵させる。通常の中種生地の発酵条件(時間、温度、湿度)を採用することができる。
次に、炊き種生地、発酵終了後の中種生地と、少なくとも残量の小麦粉及び水からなる原料を混捏してパン類生地を作成する。
このパン類生地を所定時間発酵する。発酵は、常法の中種法の発酵条件(時間、温度、湿度)を採用することができる。ここでは、フロアタイムの間発酵後、生地を分割して丸めを行ない、その後、ベンチタイムをとり、ガス抜きや成形を行なってから最終発酵を行う。
次に、最終発酵後の上記パン類生地を焼成する。焼成後のパン類においては、従来の湯種パンに比べ、炊き種生地中のグルテンが完全に変性し、小麦澱粉の完全糊化、一部糖化が均一に促進されるため、湯種パンでの湯種添加量に比べ炊き種生地の添加量を低減させつつ同様以上の効果を発揮できる。より具体的には、加熱によりグルテンが完全変性し、炊き種生地中のグルテンがグルテンネットワーク形成に関与しないため、得られるパン類の比容積が増大し、クラスト及びクラムともにしっとりした柔らかさを実現できるとともに保存経時の老化を飛躍的に抑制できる。また、炊き種生地中の澱粉の糊化、糖化を伴う低分子化が均一に完全に進行しているため、パンのモチモチ感、さっくり感等がより良好となり、炊き種生地独特の良好な風味を呈する。また、簡便に一定品質の安定した炊き種生地を作成することができるため、これを用いて製造するパン類の上記品質の安定性が飛躍的に向上する。さらに、炊き種生地と予め作成した中種と、残量の小麦粉及び水等からなる原料を混捏することにより、炊き種生地を使用しても混捏後のパン類生地が過度に柔らかくならず一定の弾力性を有し、粘着性も少なく適度な特性の生地の調製が可能になる。これにより、パン類生地は、通常の中種法生地と同様の機械耐性を有し、得られたパンは比容積が大きく、腰持ちが良くなる。したがって、総合的に優れた高品質のパンを、大量機械製パンにおいても安定的に生産することが可能である。
本発明による焼成食品生地は、小麦粉及び対小麦粉当たり400〜1000重量%の水を混合した懸濁液を、100℃以上の温度で30分間以上加熱することで得られた添加用生地を含む。用いられる小麦粉、加水量、加熱温度、加熱時間、添加用生地等の詳細については、各々、前述同様である。
本発明による焼成食品は、本発明による焼成食品の製造方法によって製造される。本発明による焼成食品には、本発明による焼成食品生地を用いて製造される焼成食品であれば特に限定されず包含される。焼成食品の種類、焼成食品の製造方法、焼成食品生地等については、前述同様である。
本実施例では、ストレート法によって山型食パンを製造した。下述の炊き種生地調製、生地熟成保存、本捏、発酵、焼成工程の条件下で、製パン実験を行った。なお、比較例として、従来法による2種の湯種生地を用いた同条件下での製パン実験も行った。
製パン実施例1−2で用いる炊き種生地1−2及び比較例1−2で用いる湯種生地1−2を、以下の通り調製した。
・炊き種生地2:炊飯器の釜に小麦粉(市販外麦強力粉)100部、水800部を添加し、泡立て器を用いて均一に混合し懸濁液を作成した。その後、調製した生地(懸濁液)の入った炊飯器をおかゆモードに設定し、100〜102℃で50分加熱し、炊き種生地を調製した。得られた炊き種生地は、十分混合し均一にした。
・湯種生地1:小麦粉100部をミキサーボールに入れ、98℃に加温しておいた熱水100部を小麦粉を混捏しながら徐々に添加し、5分間混捏し湯種生地を調製した。
・湯種生地2:小麦粉100部をミキサーボールに入れ、50℃に加温しておいた温水100部を小麦粉を混捏しながら徐々に添加し、混捏と同時にミキサーボールを85度前後の熱水で加熱し、5分間混捏後の生地温度が63℃前後になるようにして湯種生地を調製した。
上記の炊き種生地1−2及び湯種生地1−2(比較例)を、いずれも5℃の冷蔵庫で15時間保存することで生地熟成を行った。
熟成保存後の炊き種生地1−2及び湯種生地1−2(比較例)を用いて、表1の配合で、小型のピン型ミキサーによって最適時間ミキシングを行い、本捏生地を調製した。
なお、製パン実施例1では、炊き種生地1は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、炊き種生地1中の小麦粉8重量部の量で配合されている。
また、製パン実施例2では、炊き種生地2は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、炊き種生地2中の小麦粉8重量部の量で配合されている。
また、比較例1では、湯種生地1は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、湯種生地1中の小麦粉20重量部の量で配合されている。
また、比較例2では、湯種生地2は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、湯種生地2中の小麦粉20重量部の量で配合されている。
・本捏生地ミキシング条件・捏上温度
表1の全原料をミキサーボールに入れ、以下の条件でミキシングを行った。ミキシング時のピンミキサーの電力量の変化を指標に電力量ピークを少し過ぎるまで高速でミキシングを行った。
捏上温度:27℃
次いで、以下の条件で、常法により発酵、焼成して山型食パンを製造した。
第一発酵時間:30℃、70分
分割、丸目:生地量100gずつ手分割、丸目
ベンチタイム:30℃、15分
成形:モルダーにて成形し、パン型に入れる
最終発酵:38℃、湿度85%、60分
焼成:180℃、25分
本実施例では、ノータイム法によってバターロールを製造した。下記の炊き種生地調製、生地熟成保存、本捏、発酵、焼成工程の条件下で製パン実験を行った。なお、比較例として、従来法による2種の湯種生地を用いた同条件下での製パン実験も行った。
製パン実施例3−6で用いる炊き種生地3−6を以下の通り調製した。なお、比較例3では実施例Aと同様の湯種生地1を用い、比較例4では実施例Aと同様の湯種生地2を用いた。
・炊き種生地3:炊飯器の釜に小麦粉100部、水600部を添加し、泡立て器を用いて均一に混合し懸濁液を作成した。その後、調製した生地(懸濁液)の入った炊飯器をおかゆモードに設定し、100〜102℃で40分加熱し、炊き種生地を調製した。得られた炊き種生地は、十分混合し均一にした。
・炊き種生地4:ステンレス容器に小麦粉100部、水600部、味噌(調合みそ味噌蔵めぐり、赤出し、合資会社八丁味噌製)20部を添加し、泡立て器を用いて均一に混合し懸濁液を作成した。その後調製した生地(懸濁液)をオートクレーブ用の密閉ガラス容器に入れ、オートクレーブで120℃、40分加熱し、炊き種生地を調製した。得られた炊き種生地は、十分混合し均一にした。
・炊き種生地5:ステンレス容器に小麦粉100部、水600部、醤油(こいくちしょうゆ(本醸造)(しぼりたて丸大豆本醸造生しょうゆ)、キッコーマン食品株式会社販売)30部を添加し、泡立て器を用いて均一に混合し懸濁液を作成した。その後調製した生地(懸濁液)をオートクレーブ用の密閉ガラス容器に入れ、オートクレーブで120℃、40分加熱し、炊き種生地を調製した。得られた炊き種生地は、十分混合し均一にした。
・炊き種生地6:ステンレス容器に小麦粉100部、水600部、粉末だし(品名:風味調味料(ほんだし、こんぶだし、和風だしの素)、味の素株式会社販売)10部を添加し、泡立て器を用いて均一に混合し懸濁液を作成した。その後調製した生地(懸濁液)をオートクレーブ用の密閉ガラス容器に入れ、オートクレーブで120℃、40分加熱し、炊き種生地を調製した。得られた炊き種生地は、十分混合し均一にした。
上記の炊き種生地3−6及び湯種生地1−2(比較例)を、いずれも0℃の冷蔵庫で24時間保存することで生地熟成を行った。
熟成保存後の炊き種生地3−6及び湯種生地1−2(比較例)を用いて、図2の配合で、小型のピン型ミキサーによってミキシングを行い、本捏生地を調製した。
なお、製パン実施例3では、炊き種生地3は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、炊き種生地3中の小麦粉3重量部の量で配合されている。
また、製パン実施例4では、炊き種生地4は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、炊き種生地4中の小麦粉3重量部の量で配合されている。
なお、製パン実施例5では、炊き種生地5は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、炊き種生地5中の小麦粉3重量部の量で配合されている。
また、製パン実施例6では、炊き種生地6は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、炊き種生地6中の小麦粉3重量部の量で配合されている。
また、比較例3では、湯種生地1は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、湯種生地1中の小麦粉3重量部の量で配合されている。
また、比較例4では、湯種生地2は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、湯種生地2中の小麦粉3重量部の量で配合されている。
・生地ミキシング条件・捏上温度
図2の全原料をミキサーボールに入れ、ミキシング時のピンミキサーの電力量の変化を指標に電力量ピークを少し過ぎるまで高速でミキシングを行った。
捏上温度:27℃
次いで、以下の条件で、常法により発酵、焼成してバターロールを製造した。
分割、丸目:ミキシング終了後即生地量40gずつ手分割、丸目
ベンチタイム:30℃、20分
成形:バターロール形状に手成形
最終発酵:38℃、湿度85%、50分
焼成:200℃、10分
本実施例では、小麦粉としてやや低アミロースの国産小麦粉を用いたストレート法によって、発酵ドーナツを製造した。下記の炊き種生地調製、生地熟成保存、本捏、発酵、揚げ工程の条件下で製パン実験を行った。なお、比較例として、従来法の2種の湯種生地(市販強力粉を使用)を用いた同条件下での製パン実験も行った。
製パン実施例7−9で用いる炊き種生地7−9を以下の通り調製した。なお、比較例5では実施例Aと同様の湯種生地1を用い、比較例6では実施例Aと同様の湯種生地2を用いた。
・炊き種生地7:炊飯器の釜にキタノカオリ小麦粉100部、水500部を添加し、泡立て器を用いて均一に混合し懸濁液を作成した。その後、調製した生地(懸濁液)の入った炊飯器をおかゆモードに設定し、100〜102℃で50分加熱し、炊き種生地を調製した。得られた炊き種生地は、十分混合し均一にした。
・炊き種生地8:炊飯器の釜にキタノカオリ小麦粉100部、水500部、醤油(こいくちしょうゆ(本醸造)(しぼりたて丸大豆本醸造生しょうゆ)、キッコーマン食品株式会社販売)30部を添加し、泡立て器を用いて均一に混合し懸濁液を作成した。その後、調製した生地(懸濁液)の入った炊飯器をおかゆモードに設定し、100〜102℃で50分加熱し、炊き種生地を調製した。得られた炊き種生地は、十分混合し均一にした。
・炊き種生地9:ステンレス容器にキタノカオリ小麦粉100部、水500部、粉末だし(品名:風味調味料(ほんだし、こんぶだし、和風だしの素)、味の素株式会社販売)20部を添加し、泡立て器を用いて均一に混合し懸濁液を作成した。その後、調製した生地(懸濁液)をオートクレーブ用の密閉ガラス容器に入れ、オートクレーブで120℃、40分加熱し、炊き種生地を調製した。得られた炊き種生地は、十分混合し均一にした。
上記の炊き種生地7−9及び湯種生地1−2(比較例)を、いずれも10℃の冷蔵庫で24時間保存することで生地熟成を行った。
熟成保存後の炊き種生地7−9及び湯種生地1−2(比較例)を用いて、図3の配合で、小型のピン型ミキサーによってミキシングを行い、本捏生地を調製した。
なお、製パン実施例7では、炊き種生地7は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、炊き種生地7中の小麦粉5重量部の量で配合されている。
また、製パン実施例8では、炊き種生地8は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、炊き種生地8中の小麦粉5重量部の量で配合されている。
なお、製パン実施例9では、炊き種生地9は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、炊き種生地9中の小麦粉5重量部の量で配合されている。
また、比較例5では、湯種生地1は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、湯種生地1中の小麦粉20重量部の量で配合されている。
また、比較例6では、湯種生地2は、最終生地(本捏生地)中の小麦粉100重量部に対して、湯種生地2中の小麦粉20重量部の量で配合されている。
・生地ミキシング条件・捏上温度
図3の全原料をミキサーボールに入れ、ミキシング時のピンミキサーの電力量の変化を指標に電力量ピークを少し過ぎるまで高速でミキシングを行った。
捏上温度:27℃
次いで、以下の条件で、常法により発酵、焼成して発酵ドーナツを製造した。
第一発酵時間:30℃、30分
分割、丸目:生地量50gずつ手分割、丸目
ベンチタイム:30℃、10分
成形:円盤状に手成形
最終発酵:35℃、湿度75%、25分
(最終発酵終了後、ホイロから出し生地表面を常温で5分程度乾燥させる。)
揚げ:170℃の大豆白絞油で片面80秒ずつ両面を揚げる。
Claims (12)
- (a)小麦粉及び対小麦粉当たり400〜1000重量%の水を混合して懸濁液とし、該懸濁液を100℃以上の温度で30分間以上加熱して添加用生地を調製する工程と、
(b)前記添加用生地を用いて最終生地を調製する工程と、
を含む焼成食品の製造方法。 - 前記工程(a)において、前記懸濁液に、対小麦粉当たり5重量%以上30重量%以下の味噌、醤油及び粉末だしからなる群より選択される少なくとも1つがさらに添加される、
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。 - 前記工程(a)において、加熱温度は100〜130℃である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。 - 前記工程(a)において、加熱時間は30分間〜2時間である、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の製造方法。 - 前記工程(b)において、前記添加用生地は、前記最終生地中の小麦粉100重量部に対して、前記添加用生地中の小麦粉2〜10重量部の量で配合される、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の製造方法。 - 前記工程(b)において、前記添加用生地は、前記最終生地中の小麦粉100重量部に対して、前記添加用生地中の小麦粉3〜8重量部の量で配合される、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の製造方法。 - 前記工程(a)において、水は、対小麦粉当たり400〜800重量%の量で混合される、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の製造方法。 - 前記工程(a)において、調製された前記添加用生地は、低温中で保存される、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の製造方法。 - 前記工程(a)において、調製された前記添加用生地は、−3〜10℃で12〜72時間保存される、
ことを特徴とする請求項8に記載の製造方法。 - 前記最終生地は、低アミロース小麦品種由来の小麦粉を含む、
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の製造方法。 - 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の製造方法によって製造された焼成食品。
- 小麦粉及び対小麦粉当たり400〜1000重量%の水を混合した懸濁液を、100℃以上の温度で30分間以上加熱することで得られた添加用生地を含む焼成食品生地。
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WO2021095827A1 (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-20 | 日清製粉プレミックス株式会社 | 粉砕熱処理小麦粉の製造方法、粉砕熱処理小麦粉並びにベーカリー食品用ミックス及びその製造方法 |
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WO2021095827A1 (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-20 | 日清製粉プレミックス株式会社 | 粉砕熱処理小麦粉の製造方法、粉砕熱処理小麦粉並びにベーカリー食品用ミックス及びその製造方法 |
CN113677210A (zh) * | 2019-11-15 | 2021-11-19 | 日清制粉预拌粉株式会社 | 粉碎热处理小麦粉的制造方法、粉碎热处理小麦粉以及烘焙食品用混合物及其制造方法 |
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