JP2017033080A - 方向指示器制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転手に車線変更の意図があるのかどうかを判定する精度を向上し、車両走行時の安全性を向上させる。【解決手段】方向指示器制御装置1は、車両10における操舵操作量を検出する検出部11と、操舵操作量に基づいて、運転手が意図的に操舵したか否かを判定する第1判定部141と、車両10が走行中の道路の撮影画像を取得する取得部12、撮影画像に基づいて、車両10が車線を逸脱したか否かを判定する第2判定部142と、第1判定部141は運転手が意図的に操舵したと判定し、かつ、第2判定部142は車両10が車線を逸脱したと判定した場合に、移動方向を示す方向指示警告を出力する出力部143と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の進行方向を外部に示す方向指示警告の出力状態を制御する方向指示器制御装置に関する。
運転手が方向指示警告を出さないで車線変更をすることにより事故が発生する可能性を低減するために、運転手が意図的に車線変更をしたと判定した場合に、自動的に方向指示警告を出力する走行支援装置が知られている。特許文献1には、ハンドル操作があったことを検出した場合に、方向指示警告を自動的に出力する走行支援装置が開示されている。
特開2011−133965号公報
従来のように、ハンドル操作があったことを検出しただけで方向指示警告を出力すると、運転手に車線変更の意図がないにもかかわらず、方向指示警告が出力される場合が生じる。例えば、運転手が居眠り運転をしている場合に方向指示警告が出力されると、後続の車両の運転手は、方向指示警告が出力された前方の車両の運転手が居眠り運転をしていることに気付くことが困難であり、安全上の問題が生じる。また、居眠り運転をしている車両からは、右向きの方向指示警告と左向きの方向指示警告が頻繁に出力され、後続の車両の運転手が混乱してしまうという点でも、安全上の問題が生じる。そこで、運転手に車線変更の意図があるのかどうかを判定する精度を向上させることが求められていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、運転手に車線変更の意図があるのかどうかを判定する精度を向上し、車両の走行時の安全性を高めることを目的とする。
本発明の方向指示器制御装置は、車両における操舵操作量を検出する検出手段と、前記操舵操作量に基づいて、運転手が意図的に操舵したか否かを判定する第1判定手段と、前記車両が走行中の道路の撮影画像を取得する取得手段と、前記撮影画像に基づいて、前記車両が車線を逸脱したか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段が、前記運転手が意図的に操舵したと判定し、かつ、前記第2判定手段が、前記車両が前記車線を逸脱したと判定した場合に、移動方向を示す方向指示警告を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
このようにすることで、方向指示器制御装置は、運転手に車線変更の意図があるのかどうかを判定する精度を向上させ、運転手が意図して車線を逸脱した場合に自動的に方向指示警告を出力することができるので、車両の走行時の安全性が向上する。
前記第1判定手段は、単位時間当たりの前記操舵操作量である操舵角速度が所定の閾値より大きい状態で前記操舵操作量が所定量に達した場合に、運転手が意図的に操舵したと判定することを特徴とする。
このようにすることで、方向指示器制御装置は、運転手が意図的に操舵操作を行っている状態の判定精度を向上させることができる。
前記第1判定手段は、所定量以上の前記操舵操作量が所定の時間よりも長く継続した場合に、運転手が意図的に操舵したと判定することを特徴とする。
このようにすることで、方向指示器制御装置は、運転手が車線変更をしないことにした場合に、方向指示警告が出力されることを防ぐことができる。
前記第2判定手段は、前記車両と車線境界線との距離が所定値よりも小さい場合に、前記車線を逸脱したと判定することを特徴とする。
このようにすることで、方向指示器制御装置は、処理遅延や測定誤差の影響を緩和し、車両が車線を逸脱した状態を高精度に検出することができる。
前記第2判定手段は、前記車両と車線境界線との距離が、前記車両が走行中の道路の車線幅又は道路の曲率に基づいて定められる所定の範囲内である場合に、前記車線を逸脱したと判定することを特徴とする。
このようにすることで、方向指示器制御装置は、車線幅が小さい場合や車線の曲率が大きい場合に、運転手が車線変更をしていないにもかかわらず方向指示警告が出力されることを防ぐことができる。
車両が走行する方向と直交する方向の移動速度を検出する検出手段と、前記移動速度に基づいて、運転手が意図的に操舵したか否かを判定する第1判定手段と、前記車両が走行中の道路の撮影画像を取得する取得手段と、前記撮影画像に基づいて、前記車両が車線を逸脱したか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段が、前記運転手が意図的に操舵したと判定し、かつ、前記第2判定手段が、前記車両が前記車線を逸脱したと判定した場合に、移動方向を示す方向指示警告を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
このようにすることで、方向指示器制御装置は、運転手に車線変更の意図があるのかどうかを判定する精度を向上させ、運転手が意図して車線を逸脱した場合に自動的に方向指示警告を出力することができるので、車両の走行時の安全性が向上する。
本発明によれば、運転手に車線変更の意図があるのかどうかを判定する精度を向上させ、車両の走行時の安全性を高めることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る方向指示器制御装置の構成を示す図である。 車線幅に基づいて設定される車線逸脱の検出位置の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る方向指示器制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る方向指示器制御装置の構成を示す図である。 車両における横速度の一例を示す図である。
<第1の実施形態>
[方向指示器制御装置1の構成]
図1は、第1の実施形態に係る車両10に搭載された方向指示器制御装置1の構成を示す図である。方向指示器制御装置1は、トラック及びバス等の車両10に搭載されており、ボディに設けられている方向指示器(以下、「ウィンカー」という)の方向指示警告の出力状態を制御する装置である。方向指示器制御装置1は、車両10の運転手が意図的に車線変更をするための操舵操作をすることにより隣接する車線に逸脱した場合に、自動的にウィンカーを点滅させる。このようにすることで、運転手が前方の障害物を回避するために、急に車線変更をする必要が生じて、ウィンカーを作動させる操作をする余裕がない場合であっても、後方の車両に対して、車線変更の意思を伝えることができる。
以下、図1を参照しながら、方向指示器制御装置1の構成及び動作について説明する。
車両10は、方向指示器制御装置1と、ハンドル2と、撮影部3と、ウィンカー操作部4と、ウィンカー制御部5と、ウィンカー6と、とを有する。
方向指示器制御装置1は、ハンドル2、撮影部3及びウィンカー制御部5と接続されている。方向指示器制御装置1は、ハンドル2から取得した操舵操作量に関する情報に基づいて、運転手に車線変更をする意図があるか否かを判定する。また、方向指示器制御装置1は、撮影部3から取得した撮像画像に基づいて、車両10が走行中の車線を逸脱したか否かを判定する。方向指示器制御装置1は、運転手に車線変更をする意図があり、かつ車両10が走行中の車線を逸脱した場合に、ウィンカー制御部5に対して制御信号を出力することにより、ウィンカー6に方向指示警告を出力させる。方向指示器制御装置1の詳細については後述する。
ハンドル2は、運転手が車両10の進行方向を操作するためのステアリングホイールである。ハンドル2は、操舵軸回りに回転可能な態様で車両10内に設けられており、運転手による操舵操作を受け付ける。
撮影部3は、例えば、CCDカメラを含んでいる。撮影部3は、車両10のボディの前部に装備され、車両10が走行中の車線、及び当該車線と隣接する車線との境界線である車線境界線(例えば、白線)を撮影し、撮影画像データを生成する。撮影部3は、撮影画像データを方向指示器制御装置1に対して出力する。
ウィンカー操作部4は、運転手がウィンカー6を作動させるための操作レバーを有しており、ウィンカー6を右方向指示状態、左方向指示状態、及びオフ状態のいずれかに変化させるための操作を受け付ける。ウィンカー操作部4は、運転手の操作内容を示す操作信号をウィンカー制御部5に通知する。
ウィンカー制御部5は、方向指示器制御装置1から入力される制御信号、又はウィンカー操作部4から入力される操作信号に応じて、制御信号又は操作信号により特定される側のランプを点滅させて、方向指示警告を出力する。
続いて、方向指示器制御装置1の構成について詳細に説明する。方向指示器制御装置1は、検出部11と、取得部12と、記憶部13と、制御部14とを有する。
検出部11は、運転手によるハンドル2の操舵操作量を検出する。操舵操作量は、例えば操舵角により表される。検出部11は、例えば、操舵角を検出する操舵角センサを含む。検出部11は、検出した操舵角を制御部14に対して出力する。検出部11は、操舵角に基づいて、操舵角の単位時間当たりの大きさを示す操舵角速度を算出し、算出した操舵角速度を制御部14に対して出力してもよい。
取得部12は、撮影部3から入力された撮影画像データを取得する。取得部12は、撮影画像データを制御部14に対して出力する。取得部12は、取得した撮影画像データを記憶部13に記憶させてもよい。
記憶部13は、例えば、ROM、RAM及びハードディスク等により構成される。記憶部13は、方向指示器制御装置1を機能させるための各種プログラムを記憶する。また、記憶部13は、取得部12が撮影部3から取得した撮影画像データを記憶する。
制御部14は、例えば、CPUにより構成される。制御部14は、記憶部13に記憶されている各種プログラムを実行することにより、方向指示器制御装置1に係る機能を制御する。制御部14は、第1判定部141、第2判定部142、及び出力部143として動作する。
第1判定部141は、検出部11を介して取得した操舵操作量に基づいて、運転手が意図的に操舵したか否かを判定する。第1判定部141は、ハンドル2に対する操舵操作が意図的なものであるか否かを示す判定結果を、出力部143に通知する。
具体的には、第1判定部141は、単位時間当たりの操舵操作量である操舵角速度が所定の閾値より大きい状態で、操舵操作量が所定量に達した場合に、運転手が意図的に操舵したと判定する。より具体的には、第1判定部141は、運転手がハンドル2に対して、所定の閾値より大きい操舵角速度で、所定の操舵角に至る操舵操作を行った場合に、運転手は意図的に操舵操作を行ったものと判定する。また、第1判定部141は、運転手が、所定の閾値以下の操舵角速度で操舵操作をした場合、及び所定の操舵角以下の範囲で操舵操作を行った場合に、ハンドル2に対する操舵操作が、運転手の意図的な操作ではないと判定する。
また、第1判定部141は、単位時間当たりの操舵操作量である操舵角速度が所定の閾値より大きい状態で、操舵操作量が所定量に達した後に、所定量以上の操舵操作量が所定の時間よりも長く継続した場合に、運転手が意図的に操舵したと判定してもよい。このようにすることで、第1判定部141は、運転手が車線変更を途中で中止した場合に、運転手に車線変更の意図がなくなったと判定することができる。
第2判定部142は、取得部12から入力された撮影画像データに基づいて、車両10が車線を逸脱したか否かを判定する。第2判定部142は、例えば、車両10の一部(例えば、タイヤ)が車線境界線に達した状態で撮影された基準画像データと取得部12から入力された撮影画像データとを比較することにより、車両10が車線を逸脱したか否かを判定する。第2判定部142は、車両10が車線を逸脱したか否かを示す判定結果を出力部143に対して出力する。
第2判定部142は、撮影画像データに基づいて、車両10と車両10が走行している車線の車線境界線との距離を計測し、計測した距離に基づいて、車線を逸脱したか否かを判定してもよい。この場合、第2判定部142は、例えば、車両10と車線境界線との距離が所定値よりも小さい場合に、車両10が車線を逸脱したと判定する。このようにすることで、第2判定部142は、車両10が車線を逸脱する直前に、車両が逸脱したと判定することができるので、方向指示器制御装置1は、遅滞なくウィンカー6を作動させることができる。
なお、第2判定部142は、所定値として、車両の進行方向に直交する横方向の移動速度に基づいて定められる値を用いることができる。第2判定部142は、例えば、横方向の移動速度が大きければ大きい程、所定値を大きくすることにより、横方向の移動速度によらず、車両10が車線を逸脱したことを適切なタイミングで検出することができる。
また、第2判定部142は、車両と車線境界線との距離が、車両が走行中の道路の車線幅又は道路の曲率に基づいて定められる所定の範囲内である場合に、車線を逸脱したと判定してもよい。例えば、第2判定部142は、走行中の車線の車線幅が所定の幅より小さい場合に、撮影画像データ内における、車線境界線から隣接車線側に所定の距離だけ離れた位置に、判定に用いる仮想的な境界線(以下、「判定用境界線」という)を設定する。
図2は、車線幅に基づいて設定される判定用境界線Mの一例を示す図である。図2に示す例においては、車両10が走行中の車線Aと、車線Aの隣接車線である車線Bとの車線境界線Lに対して、車線B側に判定用境界線Mが設定されていることが示されている。第2判定部142は、撮影画像データに基づいて、車両10と判定用境界線Mとの距離を算出する。そして、第2判定部142は、算出した距離が所定値より小さい場合に、車両10が走行中の車線を逸脱したと判定する。
第2判定部142は、例えば、車両10が走行する車線の車線幅が小さい程、判定用境界線と車線境界線との距離がより大きくなるように判定用境界線を設定する。また、第2判定部142は、車両10が走行する車線の曲率が大きい程、判定用境界線と車線境界線との距離が大きくなるように判定用境界線を設定する。
このようにすることで、第2判定部142は、車線を逸脱したと判定する撮影画像データにおける範囲を、車線幅や車線の曲率に応じて調整することができる。これにより、車線幅が小さい場合や車線の曲率が大きく、運転手が車線変更を意図することなく通常の操舵操作を行っており、運転手が意図的に車線変更をしていないにもかかわらず車両10が車線境界線を跨いでしまう場合に、方向指示警告が出力されることを防ぐことができる。
出力部143は、第1判定部141が、運転手が意図的に操舵したと判定し、かつ、第2判定部142が、車両10が車線を逸脱したと判定した場合に、ウィンカー制御部5に対して、ウィンカー6を作動させるための制御信号を出力する。例えば、出力部143は、第2判定部142が、車両10が車線を逸脱したと判定したタイミングで、第1判定部141が、運転手が意図的に操舵していると判定した場合に、左右のウィンカー6のうち作動させる方を特定する。出力部143は、第1判定部141を介して入力された操舵操作量から特定される操舵方向に基づいて、作動させるウィンカー6を特定する。続いて、出力部143は、作動させるウィンカー6を特定するための情報を含む制御信号をウィンカー制御部5に送信する。
また、出力部143は、例えば、車両10が車線を逸脱したと判定され、ハンドル2に対する意図的ではない操舵が行われていると判定された場合に、車両10内に予め設けられた警報装置(不図示)に対して警報信号を出力してもよい。警報信号は、運転手に対する警報を鳴らすための制御信号である。警報装置は、出力部143から警報信号が入力されると、運転手に対する警報音を出力する。このようにすることで、方向指示器制御装置1は、運転手による意図的ではない操舵を検出した場合に、運転手に対して警報音を出力することができる。これにより、方向指示器制御装置1は、運転手の漫然運転や居眠り運転等の抑制を促し、走行時の車両の安全性を高めることができる。
[方向指示器制御装置1における処理の手順]
続いて、方向指示器制御装置1に係る処理の手順について説明する。図3は、第1の実施形態に係る方向指示器制御装置1に係る処理の手順を示すフローチャートである。
まず、検出部11は、ハンドル2における操舵操作量を検出する(S11)。
続いて、第1判定部141は、検出部11を介して取得した操舵操作量に基づいて、運転手が意図的に操舵したか否かを判定する(S12)。
取得部12は、撮影部3から撮影画像データを取得する(S13)。続いて、第2判定部142は、取得した撮影画像データに基づいて、車両10が車線を逸脱したか否かを判定する(S14)。
なお、本実施形態では、操舵操作量を検出するステップS11及び操舵意図を判定するステップS12と、撮影画像データを取得するステップS13及び車線逸脱を判定するステップS14とが、並行して行われるものとしているが、これに限らない。例えば、制御部14は、ステップS11及びS12を実行し、運転手が意図的に操舵したと判定した後に、ステップS13及びS14を実行してもよい。
続いて、出力部143は、第1判定部141および第2判定部142の夫々から送られた判定結果に基づいて、方向指示器の自動作動を行うか否かを判定する(S15)。出力部143は、運転手がハンドル2を意図的に操舵したと判定され、かつ、車両10が車線を逸脱したと判定された場合に、方向指示器を作動させるための制御信号をウィンカー制御部5に対して出力する(S15でYes)。ウィンカー制御部5は、出力部143からの制御信号に基づいてウィンカー6を作動させる(S16)。
他方、出力部143は、方向指示器の自動作動を行わない場合(S15でNo)、運転手に対する警報を行うか否かを判定する(S17)。出力部143は、運転手がハンドル2を意図的に操舵していないと判定され、かつ、車両10が車線を逸脱したと判定された場合に(S17でYes)、警報作動用の制御信号を出力する。警報装置は、警報作動用の制御信号を取得すると、運転手に対して警報を出力する(S18)。
[第1の実施形態における効果]
以上説明したように、第1の実施形態に係る方向指示器制御装置1は、車両10における操舵操作量に基づいて運転手が意図的に操舵したか否かを判定し、車両10が走行中の道路の撮影画像に基づいて車両10が車線を逸脱したか否かを判定する。そして、方向指示器制御装置1は、運転手が意図的に操舵したと判定し、かつ、車両10が車線を逸脱したと判定した場合に、車両10の移動方向を示す方向指示警告を出力する。このようにすることで、方向指示器制御装置は、運転手に車線変更の意図があるのかどうかを判定する精度を向上させ、運転手が意図して車線を逸脱した場合に自動的に方向指示警告を出力することができる。また、漫然運転や居眠り運転等の運転手の意図のない操舵操作が行われ、かつ車線の逸脱があった場合に、ウィンカー6が作動されることを抑止することができる。その結果、車両10の周辺の車両の安全性が向上する。
<第2の実施形態>
続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態に係る方向指示器制御装置1は、検出部11が取得した車両10における操舵操作量に基づいて、運転手が意図的に操舵したか否かを判定した。これに対して、第2の実施形態に係る方向指示器制御装置1は、第1の実施形態における検出部11に代えて、車両10が走行する方向と直交する方向の移動速度を示す横速度を検出する横速度検出部15を備えている。第2の実施形態における第1判定部141は、横速度検出部15により検出された横速度に基づいて、運転手が意図的に操舵したか否かを判定する点で第1の実施形態と異なる。
図4は、第2の実施形態に係る方向指示器制御装置1の構成を示す図である。第2の実施形態における取得部12は、撮影部3から取得した撮影画像データを制御部14及び横速度検出部15の夫々に対して出力する。
横速度検出部15は、取得部12から入力された撮影画像データに基づいて、車両10における横速度を検出する。例えば、横速度検出部15は、取得部12が取得した、複数の異なる時刻の撮影画像に含まれる同一の画像の位置の差と、夫々の撮影画像が撮影された時刻の差とに基づいて、車両10の横速度を検出する。横速度検出部15は、取得部12が取得した複数の異なる時刻の撮影画像における車両10と車線境界線との距離の変化に基づいて、横速度を算出してもよい。
図5は、車両10における横速度の一例を示す図である。図5に示す例において、横速度検出部15が検出した、車両10の車速v1と横速度v2とが示されている。横速度検出部15は、検出した横速度v2を第1判定部141に対して通知する。
第1判定部141は、横速度検出部15から通知された横速度に基づいて、運転手が意図的に操舵しているか否かを判定する。例えば、第1判定部141は、横速度検出部15から通知された横速度が所定値より大きい場合に、運転手が意図的に操舵していると判定する。
また、第1判定部141は、例えば、横速度が所定値より小さい状態が所定の期間よりも長く継続した場合に、運転手が意図していない操舵操作が行われているものと判定する。これにより、第1判定部141は、例えば、ハンドル2に手が添えられた状態で行われた、運転手が意図していない操舵操作を検出することができる。出力部143は、第1判定部141が、運転手が意図していない操舵操作が行われたと判定し、かつ第2判定部142が、車両10が車線を逸脱したと判定した場合に、予め設けられた警報装置(不図示)に対して警報出力用の信号を出力してもよい。
なお、上記の例においては、横速度検出部15が、車両10における横速度を検出する場合を説明したが、これに限らない。第1の実施形態における第1判定部141が、所定量以上の操舵操作量が所定の時間よりも長く継続したと判定した場合に、横速度が所定値より大きいと判定してもよい。
[第2の実施形態における効果]
以上説明したように、第2の実施形態に係る方向指示器制御装置1は、車両の横速度に基づいて運転手が意図的に操舵しているか否かを判定する。このようにすることにより、運転手に車線変更の意図があるのかどうかを、ハンドルの操舵操作に依らず判定することができ、適切な方向を示す方向指示警告を出力するようにウィンカー6を作動させることができる。また、漫然運転や居眠り運転等の運転手の意図のない操舵操作が行われ、かつ車線の逸脱があった場合に、ウィンカー6が作動することを抑止することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、第2の実施形態においては、第1の実施形態における検出部11に代えて横速度検出部15を備えている例を説明したが、これに限らない。例えば、方向指示器制御装置1は、検出部11及び横速度検出部15を備えた構成であってもよい。このようにすることで、第1判定部141は、検出部11により検出されたハンドル2における操舵角速度と、横速度検出部15により検出された横速度の大きさとに基づいて、運転手の操舵操作が意図的なものであるか否かを判定することができる。これにより、運転手に車線変更の意図があるのかどうかを判定する精度を向上させることができるため、車両の走行時の安全性が向上する。
1・・・方向指示器制御装置
2・・・ハンドル
3・・・撮影部
4・・・ウィンカー操作部
5・・・ウィンカー制御部
6・・・ウィンカー
10・・・車両
11・・・検出部
12・・・取得部
13・・・記憶部
14・・・制御部
141・・・第1判定部
142・・・第2判定部
143・・・出力部
15・・・横速度検出部

Claims (6)

  1. 車両における操舵操作量を検出する検出手段と、
    前記操舵操作量に基づいて、運転手が意図的に操舵したか否かを判定する第1判定手段と、
    前記車両が走行中の道路の撮影画像を取得する取得手段と、
    前記撮影画像に基づいて、前記車両が車線を逸脱したか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段が、前記運転手が意図的に操舵したと判定し、かつ、前記第2判定手段が、前記車両が前記車線を逸脱したと判定した場合に、移動方向を示す方向指示警告を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする方向指示器制御装置。
  2. 前記第1判定手段は、単位時間当たりの前記操舵操作量である操舵角速度が所定の閾値より大きい状態で前記操舵操作量が所定量に達した場合に、運転手が意図的に操舵したと判定することを特徴とする、
    請求項1に記載の方向指示器制御装置。
  3. 前記第1判定手段は、所定量以上の前記操舵操作量が所定の時間よりも長く継続した場合に、運転手が意図的に操舵したと判定することを特徴とする、
    請求項2に記載の方向指示器制御装置。
  4. 前記第2判定手段は、前記車両と車線境界線との距離が所定値よりも小さい場合に、前記車線を逸脱したと判定することを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の方向指示器制御装置。
  5. 前記第2判定手段は、前記車両と車線境界線との距離が、前記車両が走行中の道路の車線幅又は道路の曲率に基づいて定められる所定の範囲内である場合に、前記車線を逸脱したと判定することを特徴とする、
    請求項4に記載の方向指示器制御装置。
  6. 車両が走行する方向と直交する方向の移動速度を検出する検出手段と、
    前記移動速度に基づいて、運転手が意図的に操舵したか否かを判定する第1判定手段と、
    前記車両が走行中の道路の撮影画像を取得する取得手段と、
    前記撮影画像に基づいて、前記車両が車線を逸脱したか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段が、前記運転手が意図的に操舵したと判定し、かつ、前記第2判定手段が、前記車両が前記車線を逸脱したと判定した場合に、移動方向を示す方向指示警告を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする方向指示器制御装置。
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