JP2011133965A - 走行支援装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】後続車両が存在するか否かを判定する(S110)。後続車両が存在すると判定された場合には(S110:YES)、運転者に車線変更の意図があるか否かを判定する(S120)。具体的には、ドライバ操作判定部が、ステアリングセンサから入力された自車両のステアリングホイールの操作状態からステアリングホイール操作の有無を判定する。運転者に車線変更の意図があると判定された場合には(S120:YES)、自動ウインカをONに設定するとともに警報ACTによる報知警報をONに設定する(S130)。なお、自動ウインカがONに設定されると作動機能調停部が自動ウインカを作動させ、警報ACTによる報知警報がONに設定されると作動機能調停部が警報ACTを作動させる。
【選択図】図2
Description
このことにより、車線変更時に後続車両の急接近を防止することができ、したがって、車線変更時の安全性を向上させることができる。
なお、自車両が移動中であるか否かについては、自車両の走行速度から判断することが考えられる(請求項3)。また、自車両の運転者が自車両を移動させようとする意図があるか否かについては、自車両のブレーキ装置が作動中であるか否かによって判断することが考えられる(請求項4)。また、上記意図を、自車両のスロットル装置が作動中であるか否か(請求項5)によって判断してもよい。
この場合、(イ)車線変更が終了した場合(請求項8)や、(ロ)運転者が警報をキャンセルした場合(請求項9)、(ハ)運転者が車線変更する隣接車線とは反対側へステアリングホイール操作を行った場合(請求項10)などに所定条件を満たすとみなすことが考えられる。
さらに、後続車両が存在しない場合に車線変更するときには、警報を行わないようにするとよい(請求項14)。
[実施形態]
図1は自動ウインカシステム1の構成図(a)および機能説明図(b)である。
まず、自動ウインカシステム1の構成について図1(a)を参照して説明する。
走行支援装置としての自動ウインカシステム1は、CPU,ROM,RAM,I/O及びバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、このうちCPUが、後側方車両有無判定部11(詳細は後述)、ドライバ操作判定部12(詳細は後述)および作動機能調停部13(詳細は後述)として機能し、RAMを作業エリアとして、ROMに記憶されたプログラムに基づき自動ウインカ判定処理(詳細は後述)を実行する。
次に、自動ウインカシステム1の周辺構成について説明する。
自動ウインカシステム1には、車線変更警報装置21、車線変更警報装置22、車輪速センサ23、ステアリングセンサ24、ブレーキSW25、スロットルセンサ26およびウインカSW27から出力される各種情報が入力される。
ステアリングセンサ24は、自車両のステアリングホイールの操作状態を検出し、その検出結果を自動ウインカシステム1に出力する。
スロットルセンサ26は、自車両のスロットルの操作状態を検出し、その検出結果を自動ウインカシステム1に出力する。
自動ウインカシステム1は、警報アクチュエータ(以下、アクチュエータのことをACTという)41を制御して後続車両に対する警報を発生させる機能および自動ウインカ42を制御して点灯させる機能を有する。
[1.3.自動ウインカシステム1の機能の説明]
次に、自動ウインカシステム1の機能について、図1(a)および図1(b)を参照して説明する。
また、ドライバ操作判定部12は、自動ウインカシステム1に入力される各種情報に基づき運転者が車線変更の意図を有するか否かを判定する機能を有する。
次に、自動ウインカシステム1が実行する自動ウインカ判定処理を、図2のフローチャートを参照して説明する。
なお、初期状態では、自動ウインカ42がOFFに設定され、警報ACT41による報知警報もOFFに設定されている。なお、自動ウインカ42がOFFに設定されているときには作動機能調停部13は自動ウインカ42を作動させず、警報ACT41による報知警報がOFFに設定されているときには作動機能調停部13は警報ACT41による報知警報を作動させない。そして、自動ウインカ42がOFFからONに設定された場合には作動機能調停部13が自動ウインカ42を作動させ、自動ウインカ42がONからOFFに設定された場合には作動機能調停部13が自動ウインカ42を停止させる。また、警報ACT41による報知警報がOFFからONに設定された場合には作動機能調停部13が警報ACT41による報知警報を作動させ、警報ACT41による報知警報がONからOFFに設定された場合には作動機能調停部13が警報ACT41による報知警報を停止させる。
次に、自動ウインカシステム1が実行するウインカ終了判定処理を、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、運転者がウインカをキャンセルしたか否かを判定する(S210)。具体的には、ドライバ操作判定部12が、ウインカSW27から入力されたウインカの操作状態から運転者がウインカをキャンセルしたか否かを判定する。
このように本実施形態の自動ウインカシステム1によれば、自車両の斜め後方を走行する後続車両が存在する場合に、後続車両が走行する隣接車線への車線変更を自車両の運転者が意図するときには、後続車両に対する警報を行うので、車線変更時に後続車両の急接近を防止することができ、したがって、車線変更時の安全性を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
なお、自車両が移動中であるか否かについては、自車両の走行速度から判断することが考えられる。例えば、車輪速センサが検出した自車両の車輪の回転速度がゼロである場合には、ドライバ操作判定部12が、自車両が停止中であって移動中でないと判定し、作動機能調停部13が、自動ウインカ42がONである場合にはOFFに設定する。一方、車輪速センサが検出した自車両の車輪の回転速度がゼロではない場合には、ドライバ操作判定部12が、自車両が移動中であると判定し、作動機能調停部13が、自動ウインカ42がONである場合にはそのままの設定内容とする。
すなわち、自車両のブレーキ装置が作動中であるか否かによって判断することが考えられる。例えば、ブレーキSW25が検出した自車両のブレーキの操作状態が操作中でないことを示す場合には、ドライバ操作判定部12が、自車両の運転者が自車両を移動させようとする意図がないと判定し、作動機能調停部13が、自動ウインカ42がONである場合にはOFFに設定する。また、ブレーキSW25が検出した自車両のブレーキの操作状態が操作中であることを示す場合には、ドライバ操作判定部12が、自車両の運転者が自車両を移動させようとする意図があると判定し、作動機能調停部13が、自動ウインカ42がONである場合にはそのままの設定内容とする。
Claims (14)
- 自車両が走行する走行車線に隣接する隣接車線上を走行して自車両の斜め後方に位置する後続車両を認識する後続車両認識手段と、
前記自車両の運転者によって行われたステアリングホイール操作を検出する操作検出手段と、
前記操作検出手段により検出されたステアリングホイール操作に基づき、前記後続車両が走行する前記隣接車線への車線変更を前記自車両の運転者が意図するか否かを判断する運転者意図判断手段と、
前記後続車両認識手段によって後続車両が認識された場合に、前記運転者意図判断手段によって前記隣接車線への車線変更を前記自車両の運転者が意図すると判断されたときに、警報手段を制御して警報を行わせる制御手段と、
を備えることを特徴とする走行支援装置。 - 請求項1に記載の走行支援装置において、
前記制御手段は、前記運転者意図判断手段によって前記隣接車線への車線変更を前記自車両の運転者が意図すると判断された場合に、さらに、前記自車両が移動中である場合または前記自車両の運転者が前記自車両を移動させようとする意図があると判断されるときに、前記警報手段を制御して警報を行わせることを特徴とする走行支援装置。 - 請求項2に記載の走行支援装置において、
前記制御手段は、前記自車両の走行速度を検出可能な車速検出手段によって検出された検出結果である前記自車両の走行速度に基づき、前記自車両が移動中であるか否かを判断することを特徴とする走行支援装置。 - 請求項2または請求項3の何れか1項に記載の走行支援装置において、
前記制御手段は、前記自車両のブレーキ装置が作動中であることを検出可能なブレーキ作動検出手段によって検出された検知結果に基づき、前記ブレーキ装置が作動中であるか否かを判断し、前記ブレーキ装置が作動中である場合に前記自車両の運転者が前記自車両を移動させようとする意図があると判断することを特徴とする走行支援装置。 - 請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の走行支援装置において、
前記制御手段は、前記自車両のスロットル装置が作動中であることを検出可能なスロットル作動検出手段によって検出された検知結果に基づき、前記スロットル装置が作動中であるか否かを判断し、前記スロットル装置が作動中である場合に前記自車両の運転者が前記自車両を移動させようとする意図があると判断することを特徴とする走行支援装置。 - 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の走行支援装置において、
前記制御手段は、前記警報手段を制御して警報を行わせる場合には前記自車両のウインカを点灯させることを特徴とする走行支援装置。 - 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の走行支援装置において、
前記制御手段は、前記警報を実行中に所定条件を満たす場合には前記警報手段を制御して警報を終了させることを特徴とする走行支援装置。 - 請求項7に記載の走行支援装置において、
前記制御手段は、前記隣接車線への車線変更が終了したか否かを判断し、前記隣接車線への車線変更が終了したと判断する場合に、前記所定条件を満たすと判断して前記警報手段を制御して警報を終了させることを特徴とする走行支援装置。 - 請求項7または請求項8の何れか1項に記載の走行支援装置において、
前記制御手段は、前記警報を終了する旨の操作が前記自車両の運転者によって入力手段に入力された場合に、前記所定条件を満たすと判断して前記警報手段を制御して警報を終了させることを特徴とする走行支援装置。 - 請求項7〜請求項9の何れか1項に記載の走行支援装置において、
前記制御手段は、前記操作検出手段により検出されたステアリングホイール操作に基づき、車線変更を行う隣接車線とは異なる隣接車線が存在する方向へ前記自車両の運転者がステアリングホイール操作を行ったと判断する場合に、前記所定条件を満たすと判断して前記警報手段を制御して警報を終了させることを特徴とする走行支援装置。 - 請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の走行支援装置において、
前記制御手段によって前記警報が実行されている際にその旨を前記自車両の運転者に報知する報知手段を備えることを特徴とする走行支援装置。 - 請求項11に記載の走行支援装置において、
前記報知手段は、前記警報手段によって前記警報が実行されている旨を放音することを特徴とする走行支援装置。 - 請求項11または請求項12の何れか1項に記載の走行支援装置において、
前記報知手段は、前記警報手段によって前記警報が実行されている旨を表示することを特徴とする走行支援装置。 - 請求項1〜請求項13の何れか1項に記載の走行支援装置において、
前記制御手段は、前記後続車両認識手段によって後続車両が認識されなかった場合に、前記運転者意図判断手段によって前記隣接車線への車線変更を前記自車両の運転者が意図すると判断されたときには、前記警報手段による警報を行わないことを特徴とする走行支援装置。
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2009
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