JP2017031613A - 防火戸 - Google Patents
防火戸 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017031613A JP2017031613A JP2015151095A JP2015151095A JP2017031613A JP 2017031613 A JP2017031613 A JP 2017031613A JP 2015151095 A JP2015151095 A JP 2015151095A JP 2015151095 A JP2015151095 A JP 2015151095A JP 2017031613 A JP2017031613 A JP 2017031613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- wall
- glass
- sliding door
- fire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
Description
引戸の駆動方向に延びる第1の壁または第2の壁は、防火戸により区画される室外空間または室内空間に面するため、防火戸が設置されている建物内で火災が発生したときに火炎にさらされやすい。この防火戸によれば、連結芯材が第1の壁および第2の壁に接続されているため、戸尻側縦框のうちの熱膨張により変形しやすい部分の強度が高められる。
(8)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記引戸の前後方向において、前記補助芯材の寸法が前記第4の壁の寸法よりも短く、前記補助芯材は、前記引戸の前後方向における一方の端部が、前記第1の壁および前記第2の壁の一方と接触し、前記引戸の前後方向における他方の端部が、前記第1の壁および前記第2の壁の他方と間隔をあけて配置されている。
(9)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記ガラスは、前記戸尻側縦框により支持されている戸尻側被支持部、および、前記戸先側縦框により支持されている戸先側被支持部を含み、前記引戸の駆動方向において、前記戸尻側被支持部の寸法が前記戸先側被支持部の寸法よりも長い。
図1に示されるように、引き分け式の防火戸1は、建物内に形成された間口500の長手方向において対向して配置された一対の縦枠2、および、一対の縦枠2の上方に配置され、一対の縦枠2により固定支持されている無目200を備える。防火戸1は、さらに、2つの固定壁10と、2つの固定壁10が並べられている方向に沿って移動する2つの引戸20を備える。無目200には、引戸20を移動させる駆動部100が収容されており、駆動部100が引戸20を駆動方向ZBに移動させることにより、2つの引戸20が2つの固定壁10の間の出入口を開閉する。なお、防火戸1は、1つの固定壁10、および、駆動部100により駆動される1つの引戸20を備える片引き式であってもよい。
第2の壁52は、正面視において長方形状であり、短手方向が引戸20の駆動方向ZBと一致し、長手方向が引戸20の高さ方向ZAと一致する。
第1の壁51、第2の壁52、第3の壁53、および、第4の壁54を含む戸尻側縦框40を構成する各部材の厚さは、戸先側縦框80を構成する各部材の厚さよりも大きいため、戸尻側縦框40は、戸先側縦框80よりも体積が大きい。このため、鉄またはステンレスの材質を変えることなく、戸尻側縦框40の熱容量を戸先側縦框80の熱容量よりも大きくすることができる。
点検カバー230は、ヒンジ220と接続されているカバー本体240、および、カバー本体240の内部に配置されている芯材250を含む。
防火戸1が設置されている建物内で火災が発生したことが検出されたときに、自動閉鎖装置(図示略)が引戸20を閉じ方向に移動させる。引戸20が閉じ方向に移動することにより、一方の引戸20の戸先側縦框80と他方の引戸20の戸先側縦框80とが、戸当りゴム400を介して接触する。
(1)戸尻側縦框40の熱容量を戸先側縦框80の熱容量よりも大きくするために、戸尻側縦框40の体積を戸先側縦框80の体積よりも大きくする構成が用いられている。このため、戸先側縦框80と戸尻側縦框40との材料の統一化が図られる。
(8)補助芯材70の一方の端部71が、第2の壁52と接触しているため、本体部50の内部における補助芯材70の位置が安定しやすい。
(13)第2の芯材252の孔253Aと受け金具260との距離が長い場合、ねじ270の先端が適切に受け金具260のねじ部に到達しないおそれがある。防火戸1によれば、第2の芯材252と受け金具260との間に孔253Aが形成された第3の芯材253が配置されているため、孔253Aを介してねじ270の先端が受け金具260に適切に案内されやすい。このため、ねじ270の受け金具260への締め付け作業を容易に行うことができる。
上記実施形態に関する説明は、本発明に従う防火戸が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う防火戸は、例えば以下に示される実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
上記実施形態において、戸尻側縦框40の構成を、例えば以下の(a)〜(n)のようにしてもよい。
(c)引戸20の高さ方向ZAにおいて、第2の接触部62の寸法を、第2の壁52の寸法よりも短い寸法、または、第2の壁52の寸法よりも長い寸法としてもよい。
(e)引戸20の高さ方向ZAにおいて、連結部63の寸法を、第2の接触部62の寸法よりも長い寸法、または、第2の接触部62よりも長い寸法としてもよい。
(g)連結芯材60のうちの第2の接触部62を省略してもよい。この場合、連結部63と第2の壁52とが接触する。
(i)連結芯材60の第2の接触部62と第2の壁52とを、1つ、または、複数のボルトにより接続してもよい。
(k)連結芯材60を、第3の壁53と第4の壁54とを接続するように配置してもよい。
(m)補助芯材70の一方の端部71を第2の壁52と間隔をあけて配置し、他方の端部72を第1の壁51と接続してもよい。
(変形例2)
上記実施形態において、無目200の構成を、例えば以下の(a)〜(c)のようにしてもよい。
(b)第1の芯材251、第2の芯材252、および、第3の芯材253の少なくとも1つを鉄以外の材料により形成してもよい。
20 :引戸
30 :ガラス
31 :戸尻側被支持部
32 :戸先側被支持部
33 :上框被支持部
34 :下框被支持部
40 :戸尻側縦框
50 :本体部
51 :第1の壁
52 :第2の壁
53 :第3の壁
54 :第4の壁
60 :連結芯材
61 :第1の接触部
62 :第2の接触部
63 :連結部
70 :補助芯材
71 :一方の端部
72 :他方の端部
Claims (10)
- 引戸を備える防火戸であって、
前記引戸は、ガラス、前記ガラスのうちの前記引戸の駆動方向における一方の側部を支持している戸尻側縦框、および、前記ガラスのうちの前記引戸の駆動方向における他方の側部を支持している戸先側縦框を備え、
前記戸尻側縦框の熱容量が、前記戸先側縦框の熱容量よりも大きい
防火戸。 - 前記戸尻側縦框の体積が前記戸先側縦框の体積よりも大きいことにより、前記戸尻側縦框の熱容量が前記戸先側縦框の熱容量よりも大きい
請求項1に記載の防火戸。 - 前記戸尻側縦框は、中空形状の本体部、および、前記本体部の内部に配置されている連結芯材を備え、
前記本体部は、間隔をあけて配置された一対の壁を含み、
前記連結芯材は、前記一対の壁のうちの一方の壁と他方の壁とに接続されている
請求項1または2に記載の防火戸。 - 前記一対の壁は、前記引戸の駆動方向に延びる第1の壁および第2の壁である
請求項3に記載の防火戸。 - 前記連結芯材は、前記第1の壁に接続され、前記引戸の駆動方向に延びる第1の接触部、前記第2の壁に接続され、前記引戸の駆動方向に延びる第2の接触部、および、前記第1の接触部と前記第2の接触部とを繋ぐ連結部を含む
請求項4に記載の防火戸。 - 前記本体部は、前記引戸の前後方向に延び、前記ガラスの一方の側部を支持している第3の壁を含み、
前記連結部は、前記第3の壁と接触している
請求項5に記載の防火戸。 - 前記本体部は、前記第3の壁と間隔をあけて配置されている第4の壁を含み、
前記本体部の内部において、前記第4の壁に面する位置に配置されている補助芯材をさらに備える
請求項6に記載の防火戸。 - 前記引戸の前後方向において、前記補助芯材の寸法が前記第4の壁の寸法よりも短く、
前記補助芯材は、前記引戸の前後方向における一方の端部が、前記第1の壁および前記第2の壁の一方と接触し、前記引戸の前後方向における他方の端部が、前記第1の壁および前記第2の壁の他方と間隔をあけて配置されている
請求項7に記載の防火戸。 - 前記ガラスは、前記戸尻側縦框により支持されている戸尻側被支持部、および、前記戸先側縦框により支持されている戸先側被支持部を含み、
前記引戸の駆動方向において、前記戸尻側被支持部の寸法が前記戸先側被支持部の寸法よりも長い
請求項1〜8のいずれか一項に記載の防火戸。 - 前記戸尻側縦框および前記戸先側縦框と繋がり、前記ガラスの上部を支持する上框と、
前記戸尻側縦框および前記戸先側縦框と繋がり、前記ガラスの下部を支持する下框とを備え、
前記ガラスは、前記上框により支持されている上框被支持部、および、前記下框により支持されている下框被支持部を含み、
前記防火戸の高さ方向において、前記上框被支持部の寸法が前記下框被支持部の寸法よりも長い
請求項1〜9のいずれか一項に記載の防火戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015151095A JP6705626B2 (ja) | 2015-07-30 | 2015-07-30 | 防火戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015151095A JP6705626B2 (ja) | 2015-07-30 | 2015-07-30 | 防火戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017031613A true JP2017031613A (ja) | 2017-02-09 |
JP6705626B2 JP6705626B2 (ja) | 2020-06-03 |
Family
ID=57985609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015151095A Active JP6705626B2 (ja) | 2015-07-30 | 2015-07-30 | 防火戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6705626B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7480008B2 (ja) | 2020-09-25 | 2024-05-09 | 三和シヤッター工業株式会社 | 引戸装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2247709A (en) * | 1990-08-09 | 1992-03-11 | Oil Plc Enterprise | Fire door with peripheral intumescent seal and vitreous enamel coating |
JPH0520760U (ja) * | 1991-08-30 | 1993-03-19 | 近畿工業株式会社 | 防火戸の設置構造 |
JPH07247767A (ja) * | 1994-03-03 | 1995-09-26 | Takenaka Komuten Co Ltd | 防火戸の変形防止構造 |
JPH08284544A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-10-29 | Nabco Ltd | 防火戸の取付構造 |
JP2013185423A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | Sanwa Shutter Corp | 防火戸におけるガラス板保持構造 |
JP2013224518A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-31 | Lixil Corp | サッシ |
JP2014098248A (ja) * | 2012-11-13 | 2014-05-29 | Lixil Corp | 開口部装置 |
JP2015101883A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | エヌ・エス・エイ株式会社 | 複層ガラス用スチール製枠組み構造 |
-
2015
- 2015-07-30 JP JP2015151095A patent/JP6705626B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2247709A (en) * | 1990-08-09 | 1992-03-11 | Oil Plc Enterprise | Fire door with peripheral intumescent seal and vitreous enamel coating |
JPH0520760U (ja) * | 1991-08-30 | 1993-03-19 | 近畿工業株式会社 | 防火戸の設置構造 |
JPH07247767A (ja) * | 1994-03-03 | 1995-09-26 | Takenaka Komuten Co Ltd | 防火戸の変形防止構造 |
JPH08284544A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-10-29 | Nabco Ltd | 防火戸の取付構造 |
JP2013185423A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | Sanwa Shutter Corp | 防火戸におけるガラス板保持構造 |
JP2013224518A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-31 | Lixil Corp | サッシ |
JP2014098248A (ja) * | 2012-11-13 | 2014-05-29 | Lixil Corp | 開口部装置 |
JP2015101883A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | エヌ・エス・エイ株式会社 | 複層ガラス用スチール製枠組み構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7480008B2 (ja) | 2020-09-25 | 2024-05-09 | 三和シヤッター工業株式会社 | 引戸装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6705626B2 (ja) | 2020-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6251125B2 (ja) | 建具 | |
JP6388757B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP2019155120A (ja) | 防火戸 | |
JP2017031613A (ja) | 防火戸 | |
JP6502051B2 (ja) | 断熱サッシ | |
JP2015042801A (ja) | 窓の防火構造 | |
JP6339859B2 (ja) | 建具 | |
JP6155003B2 (ja) | サッシ | |
JP2016121502A (ja) | 上げ下げ窓 | |
JP6195756B2 (ja) | 建具 | |
JP6408368B2 (ja) | 引戸の防火構造 | |
JP6300388B2 (ja) | 無目カバーの固定構造 | |
JP6625362B2 (ja) | 防火戸 | |
JP2021080718A (ja) | 建具 | |
JP6808580B2 (ja) | 建具 | |
CN209603833U (zh) | 一种卷帘门 | |
JP6293307B2 (ja) | エレベータ | |
JP2017133263A (ja) | 建具 | |
JP6675925B2 (ja) | 防火設備 | |
JP2017040082A (ja) | 防火戸 | |
JP6898756B2 (ja) | 窓シャッターの下枠の補強構造 | |
JP6426576B2 (ja) | 建具 | |
JP6422733B2 (ja) | 建具 | |
JP6296953B2 (ja) | 外付け用建具枠および外付け用建具枠の改修方法 | |
JP2021116605A (ja) | 防火用引き戸装置における袖部の取り付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190514 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191126 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200421 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200514 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6705626 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |