JP2017031613A - 防火戸 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラスが外れにくい防火戸を提供する。【解決手段】防火戸1は、引戸20を備える。引戸20は、ガラス30、ガラス30のうちの引戸20の駆動方向ZBにおける一方の側部を支持している戸尻側縦框40、および、ガラス30のうちの引戸20の駆動方向ZBにおける他方の側部を支持している戸先側縦框80を備える。戸尻側縦框40の熱容量は、戸先側縦框80の熱容量よりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、建物に設置される防火戸に関する。
従来から、商業施設および病院等の建物に設置される防火戸が知られている。その一例である特許文献1に記載の防火戸は、駆動原により駆動される2つの引戸を備える引き分け戸としての形態を有する。引戸は、ガラス、ガラスのうちの引戸の駆動方向における一方の側部を支持する戸尻側縦框、および、ガラスのうちの引戸の駆動方向における他方の側部を支持する戸先側縦框を備える。
特開平8−284544号公報
上記防火戸は、引戸が閉じている状態において、戸先側縦框が他方の引戸の戸先側縦框と接触しているため、防火戸が設置されている建物内で火災が発生しても、戸先側縦框のうちの他方の引戸の戸先側縦框と接触している面は火炎にさらされにくい。このため、一方の戸先側縦框が他方の戸先側縦框に接近する方向、換言すれば、一方の戸先側縦框が支持しているガラスから離間する方向に変形しにくい。このため、ガラスが戸先側縦框から外れにくい。
一方、戸尻側縦框は、引戸の開動作にともない間口に接近する方向に移動して縦枠と接触するため、戸尻側縦框の移動経路上に物体を配置することができない。このため、引戸が閉じている状態において、戸尻側縦框の周囲には物体が存在しないため、防火戸が設置されている建物内で火災が発生した場合、多くの部分が火炎にさらされる。このため、戸尻側縦框が支持しているガラスから離間する方向に変形しやすく、ガラスが戸尻側縦框から外れるおそれがある。
また、防火戸の形態が片引戸の場合、引戸が閉じている状態において、戸先側縦框は、間口にとりつけられた縦枠により支持されているため、戸先側縦框のうちの縦枠により支持されている面は火炎にさらされにくい。また、戸先側縦框が支持しているガラスから離間する方向に変形することが縦枠により規制されるため、ガラスが戸先側縦框から外れにくい。しかし、戸尻側縦框については、引き分け戸の場合と同様の理由により、戸尻側縦框が支持しているガラスから離間する方向に変形しやすく、ガラスが戸尻側縦框から外れるおそれがある。
本発明は、ガラスが外れにくい防火戸を提供することを目的とする。
(1)本発明の一形態に従う防火戸は、引戸を備える防火戸であって、前記引戸は、ガラス、前記ガラスのうちの前記引戸の駆動方向における一方の側部を支持している戸尻側縦框、および、前記ガラスのうちの前記引戸の駆動方向における他方の側部を支持している戸先側縦框を備え、前記戸尻側縦框の熱容量が前記戸先側縦框の熱容量よりも大きい。
この防火戸によれば、戸尻側縦框の熱容量が戸先側縦框の熱容量よりも大きいため、防火戸が設置されている建物内で火災が発生したときに、戸尻側縦框の温度が上昇しにくい。このため、戸尻側縦框が、熱膨張してガラスから離間する方向に大きく変形することが抑制されるため、ガラスが外れにくい。
(2)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記戸尻側縦框の体積が前記戸先側縦框の体積よりも大きいことにより、前記戸尻側縦框の熱容量が前記戸先側縦框の熱容量よりも大きい。
この防火戸によれば、戸尻側縦框の熱容量を戸先側縦框の熱容量よりも大きくするために、戸尻側縦框の体積を戸先側縦框の体積よりも大きくする構成が用いられている。このため、戸先側縦框と戸尻側縦框との材料の統一化が図られる。
(3)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記戸尻側縦框は、中空形状の本体部、および、前記本体部の内部に配置されている連結芯材を備え、前記本体部は、間隔をあけて配置された一対の壁を含み、前記連結芯材は、前記一対の壁のうちの一方の壁と他方の壁とに接続されている。
この防火戸によれば、本体部が中空形状であるため、引戸の軽量化が図られる。また、本体部の内部には、一対の壁を接続する連結芯材が配置されているため、戸尻側縦框の熱容量が大きくなる。このため、戸尻側縦框の熱膨張による変形を抑制でき、よりガラスが外れにくい。
(4)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記一対の壁は、前記引戸の駆動方向に延びる第1の壁および第2の壁である。
引戸の駆動方向に延びる第1の壁または第2の壁は、防火戸により区画される室外空間または室内空間に面するため、防火戸が設置されている建物内で火災が発生したときに火炎にさらされやすい。この防火戸によれば、連結芯材が第1の壁および第2の壁に接続されているため、戸尻側縦框のうちの熱膨張により変形しやすい部分の強度が高められる。
(5)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記連結芯材は、前記第1の壁に接続され、前記引戸の駆動方向に延びる第1の接触部、前記第2の壁に接続され、前記引戸の駆動方向に延びる第2の接触部、および、前記第1の接触部と前記第2の接触部とを繋ぐ連結部を含む。
この防火戸によれば、第1の接触部および第2の接触部が引戸の駆動方向に延びる形状であるため、第1の接触部と第1の壁との接触面積、および、第2の接触部と第2の壁との接触面積を大きくできる。このため、戸尻側縦框の強度をより高めることができ、戸尻側縦框が熱膨張により大きく変形することを効果的に抑制できる。
(6)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記本体部は、前記引戸の前後方向に延び、前記ガラスの一方の側部を支持している第3の壁を含み、前記連結部は、前記第3の壁と接触している。
この防火戸によれば、ガラスを支持している第3の壁と連結部とが接触しているため、第3の壁が熱膨張して大きく変形することを抑制できる。このため、ガラスがより外れにくい。なお、引戸の前後方向は、建物内において防火戸により区画される室内外の方向である。
(7)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記本体部は、前記第3の壁と間隔をあけて配置されている第4の壁を含み、前記本体部の内部において、前記第4の壁に面する位置に配置されている補助芯材をさらに備える。
この防火戸によれば、補助芯材を備えるため、戸尻側縦框の熱容量をさらに大きくできる。このため、戸尻側縦框の熱膨張による変形を抑制でき、よりガラスが外れにくい。
(8)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記引戸の前後方向において、前記補助芯材の寸法が前記第4の壁の寸法よりも短く、前記補助芯材は、前記引戸の前後方向における一方の端部が、前記第1の壁および前記第2の壁の一方と接触し、前記引戸の前後方向における他方の端部が、前記第1の壁および前記第2の壁の他方と間隔をあけて配置されている。
この防火戸によれば、補助芯材の一方の端部が、第1の壁または第2の壁と接触しているため、本体部の内部における補助芯材の位置が安定しやすい。
(9)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記ガラスは、前記戸尻側縦框により支持されている戸尻側被支持部、および、前記戸先側縦框により支持されている戸先側被支持部を含み、前記引戸の駆動方向において、前記戸尻側被支持部の寸法が前記戸先側被支持部の寸法よりも長い。
この防火戸によれば、引戸の駆動方向における戸尻側被支持部の寸法が戸先側被支持部の寸法よりも長い、すなわち、戸尻側縦框のガラスの呑み込み量が戸先側縦框のガラスの呑み込み量よりも多い。このため、戸尻側縦框がガラスから離間する方向に変形してもガラスが戸尻側縦框に支持されている状態が維持されやすい。
(10)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記戸尻側縦框および前記戸先側縦框と繋がり、前記ガラスの上部を支持する上框と、前記戸尻側縦框および前記戸先側縦框と繋がり、前記ガラスの下部を支持する下框とを備え、前記ガラスは、前記上框により支持されている上框被支持部、および、前記下框により支持されている下框被支持部を含み、前記防火戸の高さ方向において、前記上框被支持部の寸法が前記下框被支持部の寸法よりも長い。
この防火戸によれば、上框被支持部の寸法が下框被支持部の寸法よりも長い、すなわち、上框のガラスの呑み込み量が、下框のガラスの呑み込み量よりも多い。このため、戸尻側縦框および戸先側縦框が防火戸の高さ方向に熱膨張することにより上框がガラスから離間する方向に移動しても、ガラスが上框により支持されている状態が維持されやすい。
本発明にかかる防火戸によれば、ガラスが外れにくい。
実施形態の防火戸の外観の正面図。 図1の引戸の戸尻側縦框の斜視図。 図1のD3−D3線に沿う断面図。 図1のD4−D4線に沿う断面図。 図1のD5−D5線に沿う断面図。
(実施形態)
図1に示されるように、引き分け式の防火戸1は、建物内に形成された間口500の長手方向において対向して配置された一対の縦枠2、および、一対の縦枠2の上方に配置され、一対の縦枠2により固定支持されている無目200を備える。防火戸1は、さらに、2つの固定壁10と、2つの固定壁10が並べられている方向に沿って移動する2つの引戸20を備える。無目200には、引戸20を移動させる駆動部100が収容されており、駆動部100が引戸20を駆動方向ZBに移動させることにより、2つの引戸20が2つの固定壁10の間の出入口を開閉する。なお、防火戸1は、1つの固定壁10、および、駆動部100により駆動される1つの引戸20を備える片引き式であってもよい。
縦枠2は、鉄またはステンレスにより形成されている。固定壁10は、防火戸1の高さ方向ZAに延びる中方立11、および、中方立11と縦枠2との間に配置され、引戸20の駆動方向ZBに延びる巾木12を備える。縦枠2、中方立11、巾木12、および、無目200は、ガラス13を支持している。ガラス13としては、例えば、ホウケイ酸硝子を熱処理することにより耐熱性が高められた低膨張防火ガラスが用いられている。
引戸20は、戸車を有するドアハンガ310,320を介して無目200内に配置された走行レール(図示略)に吊り下げられ、駆動方向ZBにスライド自在に支持されている。引戸20は、ガラス30、ガラス30のうちの引戸20の駆動方向ZBにおける一方の側部を支持している戸尻側縦框40、および、ガラス30のうちの引戸20の駆動方向ZBにおける他方の側部を支持している戸先側縦框80を備える。引戸20は、さらに、戸尻側縦框40と戸先側縦框80との間に配置され、引戸20の駆動方向ZBに延びる上框91および下框92を備える。
ガラス30としては、例えば、ホウケイ酸硝子を熱処理することにより耐熱性が高められた低膨張防火ガラスが用いられている。戸尻側縦框40、戸先側縦框80、上框91、および、下框92は、鉄またはステンレスにより形成されている。
上框91は、ガラス30の上部を支持し、戸尻側縦框40および戸先側縦框80と繋がっている。下框92は、ガラス30の下部を支持し、戸尻側縦框40および戸先側縦框80と繋がっている。
駆動部100は、電気モータ110、電気モータ110の出力軸と減速機(図示略)を介して連結されている駆動スプロケット120、および、引戸20の駆動方向ZBにおいて駆動スプロケット120と間隔をあけて配置されている従動スプロケット130を備える。駆動部100は、さらに、駆動スプロケット120と従動スプロケット130とに巻き掛けられているチェーン140を有する。チェーン140は、互いに移動方向が異なる第1の部分141および第2の部分142を有する。第1の部分141と2つの引戸20のうちの一方の上框91とは、第1のドアハンガ310を介して接続されている。第2の部分142と2つの引戸20のうちの他方の上框91とは、第2のドアハンガ320を介して接続されている。電気モータ110の駆動力がチェーン140を介してドアハンガ310,320に伝達されることにより、引戸20が開閉する。なお、無目200内には、駆動部100の他に、防火戸1が設置されている建物内で火災が発生したことが検出されたときに、引戸20を閉じ方向に移動させるための自動閉鎖装置(図示略)が配置されている。
図2または図3に示されるように、戸尻側縦框40は、中空の形状である本体部50、本体部50の内部に配置されている連結芯材60、および、直方体形状の補助芯材70を備える。
本体部50は、引戸20の前後方向ZCにおいて間隔をあけて配置されている一対の壁51,52、および、引戸20の駆動方向ZBにおいて間隔をあけて配置されている一対の壁53,54を備える。なお、図3では、固定壁10の一部を二点鎖線で模式的に示している。なお、引戸20の前後方向ZCは、建物内において防火戸1により区画される室内外の方向である。
第1の壁51は、正面視において長方形状であり、短手方向が引戸20の駆動方向ZBと一致し、長手方向が引戸20の高さ方向ZAと一致する。
第2の壁52は、正面視において長方形状であり、短手方向が引戸20の駆動方向ZBと一致し、長手方向が引戸20の高さ方向ZAと一致する。
第3の壁53は、正面視において長方形状であり、短手方向が引戸20の前後方向ZCと一致し、長手方向が引戸20の高さ方向ZAと一致する。第3の壁53は、引戸20の駆動方向ZBにおいて第4の壁54に向けて凹む凹部53Aが形成されている。凹部53Aは、引戸20の駆動方向ZBにおけるガラス30の一方の側部である戸尻側被支持部31(図3参照)を支持している。
第4の壁54は、正面視において長方形状であり、短手方向が引戸20の前後方向ZCと一致し、長手方向が引戸20の高さ方向ZAと一致する。
第1の壁51、第2の壁52、第3の壁53、および、第4の壁54を含む戸尻側縦框40を構成する各部材の厚さは、戸先側縦框80を構成する各部材の厚さよりも大きいため、戸尻側縦框40は、戸先側縦框80よりも体積が大きい。このため、鉄またはステンレスの材質を変えることなく、戸尻側縦框40の熱容量を戸先側縦框80の熱容量よりも大きくすることができる。
連結芯材60は、第1の壁51に接続されている第1の接触部61、第2の壁52に接続されている第2の接触部62、および、第1の接触部61と第2の接触部62とを繋いでいる連結部63を含む。連結芯材60は、鉄により形成されている。
図2に示されるように、第1の接触部61は、正面視において長方形状であり、短手方向が引戸20の駆動方向ZBと一致し、長手方向が引戸20の高さ方向ZAと一致する。引戸20の高さ方向ZAにおいて、第1の接触部61の寸法と第1の壁51の寸法とは、実質的に等しい。第1の接触部61は、第1の壁51の内面に溶接されている。
第2の接触部62は、正面視において長方形状であり、短手方向が引戸20の駆動方向ZBと一致し、長手方向が引戸20の高さ方向ZAと一致する。引戸20の高さ方向ZAにおいて、第2の接触部62の寸法と第2の壁52の寸法とは、実質的に等しい。第2の接触部62は、第2の壁52の内面に溶接されている。
連結部63は、正面視において長方形状であり、第1の接触部61および第2の接触部62と一体的に形成されている。連結部63は、第3の壁53のうちの凹部53Aが形成されている部分の内面に溶接されている。連結部63は、短手方向が引戸20の前後方向ZCと一致し、長手方向が引戸20の高さ方向ZAと一致する。引戸20の高さ方向ZAにおいて、連結部63の寸法と、第1の接触部61の寸法および第2の接触部62とは、実質的に等しい。
補助芯材70は、正面視において長方形状であり、短手方向が引戸20の前後方向ZCと一致し、長手方向が引戸20の高さ方向ZAと一致する。補助芯材70は、鉄により形成され、短手方向の寸法が第4の壁54の短手方向の寸法よりも短い。補助芯材70は、短手方向の一方の端部71が、第2の壁52の内面と接触し、短手方向の他方の端部72が、第1の壁51の内面と間隔をあけて配置されるように、第2の壁52および第4の壁54に溶接されている。引戸20の高さ方向ZAにおいて、補助芯材70の寸法と、第1の接触部61、第2の接触部62、および、連結部63との寸法とは、実質的に等しい。
図3に示されるように、戸先側縦框80は、中空形状であり、引戸20の駆動方向ZBにおける戸尻側縦框40に近い方の端部81は、引戸20の駆動方向ZBにおけるガラス30の他方の側部である戸先側被支持部32を支持している。
引戸20の駆動方向ZBにおいて、戸尻側被支持部31の寸法LAは戸先側被支持部32の寸法LBよりも長い。すなわち、戸尻側縦框40のガラス30の呑み込み量は、戸先側縦框80のガラス30の呑み込み量よりも多い。なお、引戸20が閉じている状態において、戸先側縦框80のうちの引戸20の駆動方向ZBにおける戸尻側縦框40と反対側の端部82は、戸当りゴム400を介して、他方の戸先側縦框80と接触している。
図4に示されるように、ガラス30は、上框91の凹部91Aに挿入されている上框被支持部33、および、下框92の凹部92Aに挿入されている下框被支持部34を含む。防火戸1の高さ方向ZAにおいて、上框被支持部33の寸法LCが下框被支持部34の寸法LDよりも長い。すなわち、上框91のガラス30の呑み込み量は、下框92のガラス30の呑み込み量よりも多い。下框被支持部34は、下框92の凹部92Aに配置されているセッテイングブロック92Bに支持されている。
図5に示されるように、無目200は、駆動部100を収容しているメインケース210、および、メインケース210の一方の側壁211にヒンジ220を介して取り付けられている点検カバー230を備える。無目200は、さらに、メインケース210の下方に配置され、点検カバー230に対する位置が固定されている受け金具260を備える。なお、図5においては、図面の簡略化のため、無目200内において駆動部100が配置される領域を二点鎖線で示し、固定壁10および引戸20の図示を省略している。
メインケース210は、鉄により形成されており、側壁211の一部が開口している。
点検カバー230は、ヒンジ220と接続されているカバー本体240、および、カバー本体240の内部に配置されている芯材250を含む。
カバー本体240は、ステンレスにより形成され、正面視において長方形状である。カバー本体240は、短手方向が引戸20の高さ方向ZAに延び、長手方向が引戸20の駆動方向ZB(図1参照)に延びる形状である。
芯材250は、カバー本体240のうちのヒンジ220と接続されている部分に配置されている第1の芯材251、カバー本体240のうちの下縁に配置されている第2の芯材252、および、第2の芯材252に溶接されている第3の芯材253を含む。
第1の芯材251は、鉄により形成され、引戸20の駆動方向ZB(図1参照)に延びている。第2の芯材252は、鉄により形成され、引戸20の駆動方向ZB(図1参照)に延びている。第2の芯材252は、カバー本体240の下縁に溶接され、ねじ270が挿入される孔252Aが形成されている。
第3の芯材253は、鉄により形成され、引戸20の駆動方向ZB(図1参照)に延びている。第3の芯材253は、第2の芯材252に溶接され、ねじ270が挿入される孔253Aが形成されている。
第2の芯材252の孔252A、および、第3の芯材253の孔253Aに挿入されたねじ270が受け金具260に締め付けられることにより、カバー本体240が受け金具260に対して固定される。作業者は、ねじ270を受け金具260から取り外すことにより、点検カバー230を開き、側壁211に形成された開口を介して駆動部100を構成する部品のメンテナンスを行うことができる。
図3を参照して、防火戸1の作用および効果について説明する。
防火戸1が設置されている建物内で火災が発生したことが検出されたときに、自動閉鎖装置(図示略)が引戸20を閉じ方向に移動させる。引戸20が閉じ方向に移動することにより、一方の引戸20の戸先側縦框80と他方の引戸20の戸先側縦框80とが、戸当りゴム400を介して接触する。
戸先側縦框80のうちの他方の引戸20の戸先側縦框80と接触している面は火炎にさらされにくいため、引戸20の駆動方向ZBにおいて、一方の戸先側縦框80が他方の戸先側縦框80に接近する方向、換言すれば、一方の戸先側縦框80が支持しているガラス30から離間する方向に変形しにくい。このため、ガラス30が戸先側縦框80から外れにくい。
一方、戸尻側縦框40は、戸先側縦框80よりも熱容量が大きいため、防火戸1が設置されている建物内で火災が発生したときに、戸先側縦框80よりも温度が上昇しにくい。このため、引戸20の駆動方向ZBにおいて、戸尻側縦框40がガラス30から離間する方向に熱膨張することが抑制されるため、ガラス30が戸尻側縦框40から外れにくい。
本実施形態の防火戸1は、さらに以下の効果を奏する。
(1)戸尻側縦框40の熱容量を戸先側縦框80の熱容量よりも大きくするために、戸尻側縦框40の体積を戸先側縦框80の体積よりも大きくする構成が用いられている。このため、戸先側縦框80と戸尻側縦框40との材料の統一化が図られる。
(2)本体部50が中空形状であるため、引戸20の軽量化が図られる。また、本体部50の内部には、一対の壁51,52を接続する連結芯材60が配置されているため、戸尻側縦框40の熱容量が大きくなる。このため、戸尻側縦框40の熱膨張による変形を抑制でき、ガラス30がより外れにくい。
(3)第2の壁52は、防火戸1により区画される室外空間または室内空間に面するため、防火戸1が設置されている建物内で火災が発生したときに火炎にさらされやすい。防火戸1は、連結芯材60が、火炎にさらされやすい第2の壁52、および、第2の壁52と間隔をあけて配置されている第1の壁51に接続されているため、戸尻側縦框40のうちの熱膨張により変形しやすい部分の強度が高められる。
(4)連結芯材60の第1の接触部61および第2の接触部62が引戸20の駆動方向ZBに延びる形状であるため、第1の接触部61と第1の壁51との接触面積、および、第2の接触部62と第2の壁52との接触面積を大きくできる。このため、戸尻側縦框40の強度をより高めることができ、戸尻側縦框40が熱膨張により大きく変形することを効果的に抑制できる。
(5)ガラス30を支持している第3の壁53と連結部63とが接触しているため、第3の壁53が熱膨張して大きく変形することを抑制できる。このため、ガラス30がより外れにくい。
(6)本体部50の内部に補助芯材70が配置されているため、戸尻側縦框40の熱容量をさらに大きくできる。このため、戸尻側縦框40の熱膨張による変形を抑制でき、よりガラスが外れにくい。
(7)第4の壁54と補助芯材70とが接触しているため、第4の壁54が熱膨張して大きく変形することを抑制できる。
(8)補助芯材70の一方の端部71が、第2の壁52と接触しているため、本体部50の内部における補助芯材70の位置が安定しやすい。
(9)補助芯材70を本体部50の内部に配置する際に、補助芯材70の一方の端部71を第2の壁52と接触するように配置することにより、補助芯材70の位置決めを行いやすい。このため、補助芯材70の取付作業の効率が高められる。
(10)引戸20の駆動方向ZBにおける戸尻側被支持部31の寸法LAが戸先側被支持部32の寸法LBよりも長いため、戸尻側縦框40がガラス30から離間する方向に変形してもガラス30が戸尻側縦框40に支持されている状態が維持されやすい。
(11)防火戸1の高さ方向ZAにおける上框被支持部33の寸法LCが下框被支持部34の寸法LDよりも長いため、戸尻側縦框40および戸先側縦框80が防火戸1の高さ方向ZAに熱膨張することにより上框91がガラス30から離間する方向に移動しても、ガラス30が上框91により支持されている状態が維持されやすい。
(12)点検カバー230のカバー本体240の内部に第1の芯材251および第2の芯材252が配置されているため、点検カバー230の強度が高められる。
(13)第2の芯材252の孔253Aと受け金具260との距離が長い場合、ねじ270の先端が適切に受け金具260のねじ部に到達しないおそれがある。防火戸1によれば、第2の芯材252と受け金具260との間に孔253Aが形成された第3の芯材253が配置されているため、孔253Aを介してねじ270の先端が受け金具260に適切に案内されやすい。このため、ねじ270の受け金具260への締め付け作業を容易に行うことができる。
(変形例)
上記実施形態に関する説明は、本発明に従う防火戸が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う防火戸は、例えば以下に示される実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
(変形例1)
上記実施形態において、戸尻側縦框40の構成を、例えば以下の(a)〜(n)のようにしてもよい。
(a)第1の壁51、第2の壁52、第3の壁53、および、第4の壁54の少なくとも1つを戸先側縦框80よりも比熱の大きい材料により形成することにより、戸尻側縦框40の熱容量を戸先側縦框80の熱容量よりも大きくしてもよい。
(b)引戸20の高さ方向ZAにおいて、第1の接触部61の寸法を、第1の壁51の寸法よりも短い寸法、または、第1の壁51の寸法よりも長い寸法としてもよい。
(c)引戸20の高さ方向ZAにおいて、第2の接触部62の寸法を、第2の壁52の寸法よりも短い寸法、または、第2の壁52の寸法よりも長い寸法としてもよい。
(d)引戸20の高さ方向ZAにおいて、連結部63の寸法を、第1の接触部61の寸法よりも長い寸法、または、第1の接触部61よりも長い寸法としてもよい。
(e)引戸20の高さ方向ZAにおいて、連結部63の寸法を、第2の接触部62の寸法よりも長い寸法、または、第2の接触部62よりも長い寸法としてもよい。
(f)連結芯材60のうちの第1の接触部61を省略してもよい。この場合、連結部63と第1の壁51とが接触する。
(g)連結芯材60のうちの第2の接触部62を省略してもよい。この場合、連結部63と第2の壁52とが接触する。
(h)連結芯材60の第1の接触部61と第1の壁51とを、1つ、または、複数のボルトにより接続してもよい。
(i)連結芯材60の第2の接触部62と第2の壁52とを、1つ、または、複数のボルトにより接続してもよい。
(j)連結芯材60の連結部63を第3の壁53の凹部53Aの内面と間隔をあけて配置してもよい。
(k)連結芯材60を、第3の壁53と第4の壁54とを接続するように配置してもよい。
(l)連結芯材60および補助芯材70の少なくとも一方を鉄以外の材料により形成してもよい。
(m)補助芯材70の一方の端部71を第2の壁52と間隔をあけて配置し、他方の端部72を第1の壁51と接続してもよい。
(n)補助芯材70を第4の壁54との間に間隔をあけて配置してもよい。
(変形例2)
上記実施形態において、無目200の構成を、例えば以下の(a)〜(c)のようにしてもよい。
(a)第1の芯材251、第2の芯材252、および、第3の芯材253の少なくとも1つを省略してもよい。
(b)第1の芯材251、第2の芯材252、および、第3の芯材253の少なくとも1つを鉄以外の材料により形成してもよい。
(c)カバー本体240をステンレス以外の材料により形成してもよい。
1 :防火戸
20 :引戸
30 :ガラス
31 :戸尻側被支持部
32 :戸先側被支持部
33 :上框被支持部
34 :下框被支持部
40 :戸尻側縦框
50 :本体部
51 :第1の壁
52 :第2の壁
53 :第3の壁
54 :第4の壁
60 :連結芯材
61 :第1の接触部
62 :第2の接触部
63 :連結部
70 :補助芯材
71 :一方の端部
72 :他方の端部

Claims (10)

  1. 引戸を備える防火戸であって、
    前記引戸は、ガラス、前記ガラスのうちの前記引戸の駆動方向における一方の側部を支持している戸尻側縦框、および、前記ガラスのうちの前記引戸の駆動方向における他方の側部を支持している戸先側縦框を備え、
    前記戸尻側縦框の熱容量が、前記戸先側縦框の熱容量よりも大きい
    防火戸。
  2. 前記戸尻側縦框の体積が前記戸先側縦框の体積よりも大きいことにより、前記戸尻側縦框の熱容量が前記戸先側縦框の熱容量よりも大きい
    請求項1に記載の防火戸。
  3. 前記戸尻側縦框は、中空形状の本体部、および、前記本体部の内部に配置されている連結芯材を備え、
    前記本体部は、間隔をあけて配置された一対の壁を含み、
    前記連結芯材は、前記一対の壁のうちの一方の壁と他方の壁とに接続されている
    請求項1または2に記載の防火戸。
  4. 前記一対の壁は、前記引戸の駆動方向に延びる第1の壁および第2の壁である
    請求項3に記載の防火戸。
  5. 前記連結芯材は、前記第1の壁に接続され、前記引戸の駆動方向に延びる第1の接触部、前記第2の壁に接続され、前記引戸の駆動方向に延びる第2の接触部、および、前記第1の接触部と前記第2の接触部とを繋ぐ連結部を含む
    請求項4に記載の防火戸。
  6. 前記本体部は、前記引戸の前後方向に延び、前記ガラスの一方の側部を支持している第3の壁を含み、
    前記連結部は、前記第3の壁と接触している
    請求項5に記載の防火戸。
  7. 前記本体部は、前記第3の壁と間隔をあけて配置されている第4の壁を含み、
    前記本体部の内部において、前記第4の壁に面する位置に配置されている補助芯材をさらに備える
    請求項6に記載の防火戸。
  8. 前記引戸の前後方向において、前記補助芯材の寸法が前記第4の壁の寸法よりも短く、
    前記補助芯材は、前記引戸の前後方向における一方の端部が、前記第1の壁および前記第2の壁の一方と接触し、前記引戸の前後方向における他方の端部が、前記第1の壁および前記第2の壁の他方と間隔をあけて配置されている
    請求項7に記載の防火戸。
  9. 前記ガラスは、前記戸尻側縦框により支持されている戸尻側被支持部、および、前記戸先側縦框により支持されている戸先側被支持部を含み、
    前記引戸の駆動方向において、前記戸尻側被支持部の寸法が前記戸先側被支持部の寸法よりも長い
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の防火戸。
  10. 前記戸尻側縦框および前記戸先側縦框と繋がり、前記ガラスの上部を支持する上框と、
    前記戸尻側縦框および前記戸先側縦框と繋がり、前記ガラスの下部を支持する下框とを備え、
    前記ガラスは、前記上框により支持されている上框被支持部、および、前記下框により支持されている下框被支持部を含み、
    前記防火戸の高さ方向において、前記上框被支持部の寸法が前記下框被支持部の寸法よりも長い
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の防火戸。
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