JP2017029498A - 遊技機 - Google Patents

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【課題】例えば、遊技機の筐体が開けられようとしたことを認識することができること。【解決手段】筐体部と前扉部とから構成され、該筐体部が該前扉部により閉鎖されたときに筐体の内部へのアクセスが不能となる筐体と、前記筐体の内部に設けられ、遊技を制御する制御手段と、前記前扉部を施錠することが可能であり、所定鍵を鍵穴に挿入することに基づき解錠可能な施錠手段と、を備え、前記鍵穴には、少なくとも一部を被覆するようにシール部材が貼付され、前記シール部材は、一度貼付された後に剥がされると、剥がされたことを認識させるための痕跡を生ずることを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は、遊技を行う遊技機に関する。
遊技機として、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたことに基づいて、複数種類の識別情報の可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口などの始動領域に遊技媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機などがある。
また、遊技機の梱包装置として、段ボール紙製の梱包装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−310898号公報
しかしながら、特許文献1に記載の梱包装置では、遊技機の筐体が開けられようとしたことを認識することができないという問題がある。例えば、特許文献1に記載の梱包装置では、輸送中に梱包装置が開封されて遊技機の筐体が開けられようとしたとしても、遊技機が再度梱包装置で梱包された場合、輸送中に遊技機の筐体が開けられようとしたことを認識することができないおそれがある。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技機の筐体が開けられようとしたことを認識することができる遊技機を提供することである。
(1) 遊技が可能な遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ機)であって、
筐体部(例えば、筐体部1a)と前扉部(例えば、前面扉1b)とから構成され、該筐体部が該前扉部により閉鎖されたときに筐体の内部へのアクセスが不能となる筐体と、
前記筐体の内部に設けられ、遊技を制御する制御手段(例えば、遊技制御基板40、演出制御基板90)と、
前記前扉部を施錠することが可能であり、所定鍵を鍵穴(例えば、鍵穴61)に挿入することに基づき解錠可能な施錠手段(例えば、扉鍵60)と、
を備え、
前記鍵穴には、少なくとも一部を被覆するようにシール部材(例えば、シール70)が貼付され、
前記シール部材は、一度貼付された後に剥がされると、剥がされたことを認識させるための痕跡(例えば、痕跡76)を生ずる
ことを特徴とする遊技機。
このような構成によれば、遊技機の筐体が開けられようとしたことを認識することができる。
(2) 上記(1)に記載の遊技機において、
前記シール部材は、前記遊技機が遊技店へ納入されるときに貼付されているようにしてもよい。
このような構成によれば、例えば遊技店までの運送中に遊技機の筐体が開けられようとしたことを認識することができるため、遊技機を遊技店に納入するときのセキュリティをより向上させることができる。
(3) 上記(1)または(2)に記載の遊技機において、
前記シール部材は、前記鍵穴を有する鍵穴部(例えば、扉鍵60のうち、鍵穴61を有し、前面扉1bの外部に露出している部分)と略同一形状であってもよい。
このような構成によれば、遊技機にはシール部材の痕跡を最低限しか残さないようにすることができる。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載の遊技機において、
前記シール部材には、剥がす際に用いられる把手部(例えば、把手部75)が設けられているようにしてもよい。
このような構成によれば、シール部材を剥がしやすく、利便性を向上させることができる。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の遊技機において、
前記シール部材は複層構成であり、該複層のうちの第1層(例えば、第1層71)と第2層(例えば、第2層73)とが剥がれることで前記痕跡が生じ、
前記第1層と前記第2層とを接着する接着部(例えば、接着層72)には、前記鍵穴の少なくとも一部を被覆するように前記シール部材を貼付するときの接着力よりも弱い接着力である脆弱部(例えば、弱接着層722)を設けるようにしてもよい。
このような構成によれば、シール部材を剥がすときに、第1層と第2層との間の脆弱部が剥がれるため、痕跡を残すことができる。
(6) 上記(5)に記載の遊技機において、
前記脆弱部は、特定模様(例えば、縞模様、文字)となるように形成されていてもよい。
このような構成によれば、特定模様が出現している場合には、シール部材が一度貼付された後に剥がされたことを認識することができる。
(7) 上記(1)または(2)に記載の遊技機において、
前記シール部材は、前記筐体部と前記扉部とに跨って貼付されるようにしてもよい。
このような構成によれば、筐体が開けられようとしたことを認識でき、セキュリティをより向上させることができる。
(8) 上記(1)〜(7)のいずれかに記載の遊技機において、
前記シール部材には、粘着材を溶かす溶剤に反応する溶剤反応部(例えば、溶剤反応部77)が設けられていてもよい。
このような構成によれば、シール部材を不正に剥がそうとしたことを認識することができる。
(9) 上記(1)〜(8)のいずれかに記載の遊技機において、
前記シール部材には、熱に反応する熱反応部が設けられていてもよい。
このような構成によれば、シール部材を不正に剥がそうとしたことを認識することができる。
本発明が適用された実施の形態のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 扉鍵に対して一度目に貼付されたシールを示した断面図である。 扉鍵に一度貼付されたシールを剥がす途中のシールの断面を示した断面図である。 一度貼付されたシール70を剥がし、再度扉鍵に貼付されたシールの断面を示した断面図である。 シールが剥がされたことを認識させるための痕跡の例を示した図である。 シールを貼付する位置の例を示した図である。 剥がされたことを認識させるための痕跡が文字であるシールの外観を示した図である。 シールの粘着層を溶かす溶剤が用いられたことを認識させるための痕跡の例を示した図である。 筐体部と前扉部とに跨ってシールを貼付する位置の例を示した図である。 シールの構成例を示した概略図である。 スロットマシンを梱包する梱包材にシールを貼付する例を示した概略図である。 一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じるシールを、設定キースイッチおよび電源スイッチのカバーに貼付した例を示した図である。
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を実施の形態に基づいて以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施の形態について、図面を用いて説明する。本実施の形態のスロットマシン1の筐体は、図1および図2に示すように、前面が開口する筐体部1aと、この筐体部1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bとから構成されている。筐体部1aが前面扉1bにより閉鎖されたときには、筐体の内部へのアクセスが不能となる。
また、スロットマシン1は、前面扉1bを施錠および解錠する扉鍵60を備えている。扉鍵60は、例えはシリンダ錠であり、扉鍵60の鍵穴に所定鍵を挿入して回転させることで、前面扉1bの施錠および前面扉1bの解錠を行うことができる。よって、筐体部1aが前面扉1bにより閉鎖されたときに扉鍵60によって前面扉1bが施錠された場合には、扉鍵60の鍵穴に所定鍵を挿入して回転させることにより解錠することが出来なければ、筐体の内部へのアクセスが不能となる。
よって、図1に示すように、扉鍵60の鍵穴を被覆するようにシール70を貼付することで、筐体の内部へのアクセスを不能にすることができる。例えば、スロットマシン1を遊技店に納品するときに扉鍵60の鍵穴を被覆するようにシール70を貼付することで、スロットマシン1の運送中において、筐体の内部へのアクセスを不能にすることができる。
また、シール70を剥がすことで、扉鍵60の鍵穴に所定鍵を挿入して回転させることにより、前面扉1bを解錠することができる。すなわち、シール70を剥がして所定鍵を用いた場合には、筐体の内部へのアクセスが可能となる。例えばスロットマシン1を遊技店に設置する際にシール70を剥がすことで、遊技店においては、扉鍵60の鍵穴に所定鍵を挿入して回転させることにより、前面扉1bを解錠することができる。
なお、例えば、スロットマシン1の運送中などにシール70が剥がされた場合、扉鍵60の鍵穴に所定鍵を挿入して回転させることができるため、スロットマシン1の筐体が開けられて筐体の内部へアクセスされる可能性が考えられる。そこで、本実施の形態では、シール70は、一度貼付された後に剥がされた場合には、剥がされたことを認識させるための痕跡を生ずる。これにより、シール70に剥がされたことを認識させるための痕跡が生じている場合には、スロットマシン1の筐体が開けられようとしたことを認識することができる。
本実施の形態のスロットマシン1の筐体部1aの内部には、図2に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が前面扉1bに設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
リール2L,2C,2Rの外周部には、それぞれ「赤7」、「青7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「チェリーa」、「チェリーb」、「ベル」、「リプレイ」、「プラム」といった互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ21個ずつ描かれている。リール2L,2C,2Rの外周部に描かれた図柄は、前面扉1bの略中央に設けられた透視窓3において各々上中下三段に表示される。なお、以下では、「赤7」、「青7」、「白7」をまとめて単に「7」という場合があり、「チェリーa」、「チェリーb」をまとめて単に「チェリー」という場合がある。
各リール2L,2C,2Rは、各々対応して設けられたリールモータ32L,32C,32R(図3参照)によって回転されることで、各リール2L,2C,2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示される一方で、各リール2L,2C,2Rの回転が停止されることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
リール2L,2C,2Rの内側には、リール2L,2C,2Rそれぞれに対して、基準位置を検出するリールセンサ33L,33C,33Rと、リール2L,2C,2Rを背面から照射するリールLED55と、が設けられている。また、リールLED55は、リール2L,2C,2Rの連続する3つの図柄に対応する12のLEDからなり、各図柄をそれぞれ独立して照射可能とされている。
前面扉1bの各リール2L,2C,2Rの手前側(遊技者側)の位置には、液晶表示器51(図1参照)の表示領域51aが配置されている。液晶表示器51は、液晶素子に対して電圧が印加されていない状態で透過性を有する液晶パネルを有しており、表示領域51aの透視窓3に対応する透過領域51bを介して遊技者側から各リール2L,2C,2Rが視認できるようになっている。また、表示領域51a上、透過領域51bの横には、表示灯51cが表示されている。表示灯51cは、AT(ART)への制御を特定可能な画像を表示する領域である。
前面扉1bには、図1に示すように、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数のうち最大の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダルおよび賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジットおよび賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L,2C,2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L,8C,8Rが遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
また、前面扉1bには、図1に示すように、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコード、後述のナビ報知によるリールの停止順を識別可能な情報が表示される遊技補助表示器12、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED15、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED16、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト(前回のゲーム開始から一定期間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、後述するリプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が設けられている。
MAXBETスイッチ6の内部には、MAXBETスイッチ6の操作による賭数の設定操作が有効である旨を点灯により報知するBETスイッチ有効LED21(図3参照)が設けられており、ストップスイッチ8L,8C,8Rの内部には、該当するストップスイッチ8L,8C,8Rによるリールの停止操作が有効である旨を点灯により報知する左、中、右停止有効LED22L、22C、22R(図3参照)がそれぞれ設けられている。
前面扉1bの内側には、図2に示すように、所定のキー操作により後述するエラー状態および打止状態を解除するためのリセット操作を検出するリセットスイッチ23、設定値の変更中や設定値の確認中にその時点の設定値が表示される設定値表示器24、所定の契機(たとえば、BB終了時)に打止状態(リセット操作がなされるまでゲームの進行が規制される状態)に制御する打止機能の有効/無効を選択するための打止スイッチ36a、所定の契機(たとえば、BB終了時)に自動精算処理(クレジットとして記憶されているメダルを遊技者の操作によらず精算(返却)する処理)に制御する自動精算機能の有効/無効を選択するための自動精算スイッチ36b、メダル投入部4から投入されたメダルの流路を、筐体部1aの内部に設けられた後述のホッパータンク34a(図2参照)側またはメダル払出口9側のいずれか一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド30、メダル投入部4から投入され、ホッパータンク34a側に流下したメダルを検出する投入メダルセンサ31を有するメダルセレクタ29、前面扉1bの開放状態を検出するドア開放検出スイッチ25(図3参照)が設けられている。
筐体部1aの内部には、図2に示すように、前述したリール2L,2C,2R、リールモータ32L,32C,32R(図3参照)、各リール2L,2C,2Rのリール基準位置をそれぞれ検出可能なリールセンサ33L,33C,33R(図3参照)からなるリールユニット2、外部出力信号を出力するための外部出力基板1000(図3参照)、メダル投入部4から投入されたメダルを貯留するホッパータンク34a、ホッパータンク34aに貯留されたメダルをメダル払出口9より払い出すためのホッパーモータ34b(図3参照)、ホッパーモータ34bの駆動により払い出されたメダルを検出する払出センサ34c(図3参照)からなるホッパーユニット34、電源ボックス100が設けられている。
ホッパーユニット34の側部には、ホッパータンク34aから溢れたメダルが貯留されるオーバーフロータンク35が設けられている。オーバーフロータンク35の内部には、貯留されたメダルが所定量以上となったこと、すなわちオーバーフロータンク35が満タン状態となったことを検出する満タンセンサ35a(図3参照)が設けられている。
電源ボックス100の前面には、図2に示すように、設定変更状態または設定確認状態に切り替えるための設定キースイッチ37、通常時においてはエラー状態や打止状態を解除するためのリセットスイッチとして機能し、設定変更状態においては後述する内部抽選の当選確率(出玉率)の設定値を変更するための設定スイッチとして機能するリセット/設定スイッチ38、電源をon/offする際に操作される電源スイッチ39が設けられている。
なお、電源ボックス100は、筐体部1aの内部に設けられており、さらに前面扉1bは、店員などが所持する所定のキー操作により開放可能な構成であるため、これら電源ボックス100の前面に設けられた設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39は、キーを所持する店員などの者のみが操作可能とされ、遊技者による操作ができないようになっている。また、所定のキー操作により検出されるリセットスイッチ23も同様である。特に、設定キースイッチ37は、キー操作により前面扉1bを開放したうえで、さらにキー操作を要することから、遊技場の店員のなかでも、設定キースイッチ37の操作を行うキーを所持する店員のみ操作が可能とされている。
なお、本実施の形態では、3つのリールを用いた構成を例示しているが、リールを1つのみ用いた構成、2つのリールを用いた構成、4つ以上のリールを用いた構成としてもよく、2以上のリールを用いた構成においては、2以上の全てのリールに導出された表示結果の組合せに基づいて入賞を判定する構成とすればよい。また、本実施の形態では、物理的なリールにて可変表示装置が構成されているが、液晶表示器などの画像表示装置にて可変表示装置が構成されていてもよい。
図3に示すように、スロットマシン1には、遊技制御基板40、演出制御基板90、電源基板101が設けられており、遊技制御基板40によって遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御され、電源基板101によってスロットマシン1を構成する電気部品の駆動電源が生成され、各部に供給される。
電源基板101には、外部からAC100Vの電源が供給されるとともに、このAC100Vの電源からスロットマシン1を構成する電気部品の駆動に必要な直流電圧が生成され、遊技制御基板40および遊技制御基板40を介して接続された演出制御基板90に供給される。なお、演出制御基板に対して電源を供給する電源供給ラインが遊技制御基板40を介さず、電源基板101から演出制御基板90に直接接続され、電源基板101から演出制御基板90に対して直接電源が供給される構成としてもよい。
電源基板101には、ホッパーモータ34b、払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39が接続されている。
遊技制御基板40には、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L,8C,8R、精算スイッチ10、リセットスイッチ23、打止スイッチ36a、自動精算スイッチ36b、投入メダルセンサ31、ドア開放検出スイッチ25、リールセンサ33L,33C,33Rが接続されているとともに、電源基板101を介して払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38が接続されており、これら接続されたスイッチ類の検出信号が入力される。
遊技制御基板40には、クレジット表示器11、遊技補助表示器12、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20、BETスイッチ有効LED21、左、中、右停止有効LED22L、22C、22R、設定値表示器24、流路切替ソレノイド30、リールモータ32L,32C,32Rが接続されているとともに、電源基板101を介してホッパーモータ34bが接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41の制御に基づいて駆動される。
遊技制御基板40には、遊技の制御を行うメイン制御部41が搭載されている。メイン制御部41は、メインCPU41a、ROM41b、RAM41c、およびI/Oポート41dを備えたマイクロコンピュータからなる。遊技制御基板40には、所定範囲の乱数を発生させる乱数回路42と、一定周波数のクロック信号を乱数回路42に供給するパルス発振器43と、遊技制御基板40に直接または電源基板101を介して接続されたスイッチ類から入力された検出信号を検出するスイッチ検出回路44と、リールモータ32L,32C,32Rの駆動制御を行うモータ駆動回路45と、流路切替ソレノイド30の駆動制御を行うソレノイド駆動回路46と、遊技制御基板40に接続された各種表示器やLEDの駆動制御を行うLED駆動回路47と、スロットマシン1に供給される電源電圧を監視し、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をメイン制御部41に対して出力する電断検出回路48と、電源投入時またはメインCPU41aからの初期化命令が入力されないときにメインCPU41aにリセット信号を与えるリセット回路49と、その他各種デバイスおよび回路とが搭載されている。
メインCPU41aは、計時機能、タイマ割込などの割込機能(割込禁止機能を含む)を備え、ROM41bに記憶されたプログラムを実行して、遊技の進行に関する処理を行うとともに、遊技制御基板40に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。ROM41bは、メインCPU41aが実行するプログラムや各種テーブルなどの固定的なデータを記憶する。RAM41cは、メインCPU41aがプログラムを実行する際のワーク領域などとして使用される。I/Oポート41dは、メイン制御部41が備える信号入出力端子を介して接続された各回路との間で制御信号を入出力する。
演出制御基板90には、演出用スイッチ56が接続されており、この演出用スイッチ56の検出信号が入力される。
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面扉1bに配置された液晶表示器51(図3参照)、演出効果LED52、スピーカ53,54、リールLED55などの演出装置が接続されており、これら演出装置は、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91による制御に基づいて駆動される。
演出制御基板90には、演出の制御を行うサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の表示制御を行う表示制御回路92、演出効果LED52、リールLED55の駆動制御を行うLED駆動回路93、スピーカ53,54からの音声出力制御を行う音声出力回路94、電源投入時またはサブCPU91aからの初期化命令が一定時間入力されないときにサブCPU91aにリセット信号を与えるリセット回路95、演出制御基板90に接続された演出用スイッチ56から入力された検出信号を検出するスイッチ検出回路96、スロットマシン1に供給される電源電圧を監視し、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をサブCPU91aに対して出力する電断検出回路98などが搭載されている。サブ制御部91は、サブCPU91a、ROM91b、RAM91c、I/Oポート91dを備えたマイクロコンピュータにて構成されている。サブCPU91aは、遊技制御基板40から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行うとともに、演出制御基板90に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。
次に、シール70の構成について説明する。図4は、扉鍵60に対して一度目に貼付されたシール70を示した断面図である。図5は、扉鍵60に一度貼付されたシール70を剥がす途中のシール70の断面を示した断面図である。図6は、一度貼付されたシール70を剥がし、再度扉鍵60に貼付されたシール70の断面を示した断面図である。
シール70は、複層構成であり、第1層71と、接着層72と、第2層73と、粘着層74とを有する。第1層71は、例えば透明なフィルムである。第2層73は、例えばクッション材であり、収縮する力を有する。粘着層74は、シール70を他の部材に接着させるための層であり、粘着力を有する。図4に示す例では、粘着層74は扉鍵60に粘着している。なお、粘着層74の粘着力は、例えば、シール70を扉鍵60に貼付した際に容易に剥がれ落ちない粘着力であればよい。また、シール70は、粘着層74が付着していない把手部75を有する。これにより、把手部75は他の部材に粘着することが無いため、剥がす際に把手部75を用いることでシール70を容易に剥がすことができる。
接着層72は、第1層71と第2層73とを接着する層である。また、接着層72は、粘着層74の粘着力よりも強い粘着力を有する強接着層721と、粘着層74の粘着力よりも弱い粘着力を有する弱接着層722とを有する。なお、弱接着層722の粘着力は、第2層73の収縮力よりも強い。また、弱接着層722は、一度剥がれた場合には粘着力が無くなる。
これにより、図5に示すように、一度貼付されたシール70を剥がすときには、弱接着層722が初めに剥がれ、次に粘着層74が剥がれる。また、第2層73は、収縮力を有するため、弱接着層722によって第1層71と接着されていた箇所は収縮する。よって、収縮した箇所の見た目が変化する。また、弱接着層722は、一度剥がれた場合には粘着力が無くなるため、一度収縮した第2層73は、再度第1層71と接着されることはない。
従って、一度貼付したシール70を剥がした場合には、弱接着層722によって第1層71と接着されていた箇所は収縮した状態となり、剥がされたことを認識させるための痕跡を生じる。
これにより、図6に示すように、一度剥がしたシール70を再度扉鍵60に貼付したとしても、弱接着層722によって第1層71と接着されていた箇所は収縮した状態となり剥がされたことを認識させるための痕跡を生じているため、シール70が一度剥がされたことを認識することができる。
次に、シール70が剥がされたことを認識させるための痕跡の例について説明する。図7は、シール70が剥がされたことを認識させるための痕跡の例を示した図である。図7(A)は、剥がされる前のシール70の外観を示した図である。図示する例では、シール70には痕跡が生じていない。よって、図7(A)に示す例では、シール70が一度も剥がされていないことを認識することができる。
図7(B)は、一度貼付された後に剥がされたシール70の外観を示した図である。図示する例では、シール70には縞状の特定模様の痕跡76が生じている。なお、この痕跡76は、弱接着層722によって第1層71と接着されていた箇所が収縮することにより生じるものである。よって、弱接着層722の形状および配置(形成)により、痕跡76の形状を任意の形状にすることができる。
このように、痕跡76が生じることにより、シール70が一度剥がされたことを認識することができる。これにより、シール70に剥がされたことを認識させるための痕跡76が生じている場合には、スロットマシン1の筐体が開けられようとしたことを認識することができる。なお、痕跡76は、縞状の模様に限らず、どのような形状の痕跡であってもよい。また、シール70は、図示するように、剥がす際に用いられる把手部75を有している。
次に、シール70が貼付される位置について説明する。図8は、シール70を貼付する位置の例を示した図である。図8(A)は、シール70が貼付されていない扉鍵60の外観を示した図である。図示する例では、扉鍵60にはシール70が貼付されていない。また、扉鍵60は、鍵穴61を有している。なお、扉鍵60のうち、鍵穴61を有し、前面扉1bの外部に露出している部分を鍵穴部とする。すなわち、鍵穴部は、扉鍵60のうち前面扉1bの外部に露出している部分であり鍵穴61を有する。図8(A)に示す例では、鍵穴部の領域は、図に表れている扉鍵60の領域と同一である。
図8(B)は、シール70が貼付されている扉鍵60の外観を示した図である。図示する例では、扉鍵60にはシール70が貼付されている。また、シール70により、扉鍵60の鍵穴61が隠されている。これにより、シール70を剥がさなければ扉鍵60の鍵穴に所定鍵を挿入することができないため、施錠されている前面扉1bを解錠することができない。
このように、シール70を扉鍵60の鍵穴61に貼付することで、施錠されている前面扉1bの解錠を不可能とすることができる。また、図8に示すように、シール70の形状を、鍵穴部と略同一の形状としてもよい。これにより、シール70の粘着層74を、鍵穴部と略同一の箇所にのみ粘着させることができる。よって、シール70を一度貼付して剥がした場合には、スロットマシン1にはシール70の痕跡を最低限しか残さないようにすることができる。
上述したとおり、本実施の形態によれば、スロットマシン1は、前面扉1bを施錠および解錠する扉鍵60を備えている。扉鍵60は、例えはシリンダ錠であり、扉鍵60の鍵穴61に所定鍵を挿入して回転させることで、前面扉1bの施錠および前面扉1bの解錠を行うことができる。よって、筐体部1aが前面扉1bにより閉鎖されたときに扉鍵60によって前面扉1bが施錠された場合には、扉鍵60の鍵穴61に所定鍵を挿入して回転させることにより解錠することが出来なければ、筐体の内部へのアクセスが不能となる。
なお、筐体部1aの内部には、遊技を制御する遊技制御基板40や、演出制御基板90などが設けられているため、筐体部1bの内部へのアクセスを不能とすることが望ましい。
よって、本実施の形態によれば、図1などに示すように、扉鍵60の鍵穴61を被覆するようにシール70を貼付することで、筐体の内部へのアクセスを不能にすることができる。例えば、スロットマシン1を遊技店に納入するときに扉鍵60の鍵穴61を被覆するようにシール70を貼付することで、スロットマシン1の運送中において、筐体の内部へのアクセスを不能にすることができる。
また、シール70を剥がすことで、扉鍵60の鍵穴61に所定鍵を挿入して回転させることにより、前面扉1bを解錠することができる。すなわち、所定鍵を用いた場合には、筐体の内部へのアクセスが可能となる。例えばスロットマシン1を遊技店に設置する際にシール70を剥がすことで、遊技店においては、扉鍵60の鍵穴61に所定鍵を挿入して回転させることにより、前面扉1bを解錠することができる。
なお、例えば、スロットマシン1の運送中などにシール70が剥がされた場合、扉鍵60の鍵穴61に所定鍵を挿入して回転させることができるため、スロットマシン1の筐体が開けられて筐体の内部へアクセスされる可能性が考えられる。そこで、本実施の形態では、シール70は、一度貼付された後に剥がされた場合には、剥がされたことを認識させるための痕跡を生ずる。これにより、シール70に剥がされたことを認識させるための痕跡が生じている場合には、スロットマシン1の筐体が開けられようとしたことを認識することができる。
例えば、スロットマシン1を遊技店に納入するときに扉鍵60の鍵穴61を被覆するようにシール70を貼付することで、輸送中にシール70が剥がされた場合には、剥がされたことを認識させるための痕跡が生じる。これにより、スロットマシン1の運送中において、スロットマシン1の筐体が開けられようとしたことを認識することができる。これにより、スロットマシン1を遊技店に納入するときのセキュリティをより向上させることができる。
なお、図7に示した例では、シール70に剥がされたことを認識させるための痕跡として、縞状の特定模様の痕跡76の例を用いて説明したが、これに限らない。例えば、剥がされたことを認識させるための痕跡76は、どのような形状であってもよく、文字であってもよい。図9は、剥がされたことを認識させるための痕跡76が文字であるシール70の外観を示した図である。図示する例では、一度貼付された後に剥がされたシール70の外観を示しており、剥がされたことを認識させるための痕跡76として「開封済」の文字が生じている。このように、剥がされたことを認識させるための痕跡76を文字とすることで、一度貼付された後に剥がされたことを文字により認識することができる。
また、シール70の粘着層74を溶剤によって溶かすことで、弱接着層722が剥がれないようにシール70を剥がすことも考えられる。そこで、粘着層74を溶かす溶剤に反応する反応部をシール70に設けるようにしてもよい。
図10は、シール70の粘着層74を溶かす溶剤が用いられたことを認識させるための痕跡の例を示した図である。図10(A)は、粘着層74を溶かす溶剤が用いられる前のシール70の外観を示した図である。シール70には溶剤反応部77が設けられている。溶剤反応部77は、粘着層74を溶かす溶剤が付着した場合には変色する。図示する例では、溶剤反応部77の色は変化していない。よって、図10(A)に示す例では、シール70には粘着層74を溶かす溶剤が用いられていないことを認識することができる。
図10(B)は、粘着層74を溶かす溶剤が用いられた後のシール70の外観を示した図である。図示する例では、シール70の溶剤反応部77の色が変化している。よって、図10(B)に示す例では、シール70には粘着層74を溶かす溶剤が用いられたことを認識することができる。これにより、粘着層74を溶かす溶剤を用いてシール70を不正に剥がし、筐体が開けられようとしたことを認識することができる。
また、シール70の粘着層74を熱によって溶かすことで、弱接着層722が剥がれないようにシール70を剥がすことも考えられる。そこで、上述した粘着層74を溶かす溶剤に反応する溶剤反応部77と同様に、熱に反応する熱反応部をシール70に設けるようにしてもよい。これにより、熱を用いてシール70を不正に剥がし、筐体が開けられようとしたことを認識することができる。また、粘着層74を溶かす溶剤に反応する反応部や熱に反応数反応部に限らず、弱接着層722が剥がれないようにシール70を剥がす際に反応する反応部をシール70に設けるようにしてもよい。
また、図8に示した例では、シール70の形状は、鍵穴部と略同一の形状としているが、これに限らず、どのような形状であってもよい。例えば、シールの形状は、筐体部1aと前扉部1bとに跨って貼付される形状であってもよい。
図11は、筐体部1aと前扉部1bとに跨ってシールを貼付する位置の例を示した図である。図示する例では、筐体部1aと前扉部1bとに跨ってシール80が貼付されている。また、シール80は、扉鍵60の鍵穴61を塞いでいる。これにより、シール80を剥がさなければ扉鍵60の鍵穴61に所定鍵を挿入することができないため、施錠されている前面扉1bを解錠することができない。また、シール80は、筐体部1aと前扉部1bとに跨って貼付されている。これにより、シール80を剥がずもしくは切断しなければ、前扉部1bを開放することができない。よって、図11に示すように、扉鍵60の鍵穴61を塞ぎ、かつ筐体部1aと前扉部1bとに跨ってシール80を貼付することで、筐体の内部へのアクセスを不能にすることができる。
なお、シール80の構成は、上述したシール70の構成と同様の構成であってもよく、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じる構成であれば異なる構成であってもよい。
図12は、シール80の構成例を示した概略図である。図示する例では、シール80には、ミシン目81が形成されている。なお、シール80をスロットマシン1に貼付する際には、図11に示すように、筐体部1aと前扉部1bとの境目にミシン目81が重なるように貼付することが望ましい。筐体部1aと前扉部1bとの境目には隙間があるため、ミシン目81を切断しやすくなる。
また、シール80は、ミシン目81側から外側に向かって剥がす際には剥がしやすく、外側からミシン目81側に向かって剥がす際には剥がしにくい。例えば、外側からミシン目81側に向かって剥がす際には、シール80が容易に破損し剥がしにくいようにしてもよい。これにより、ミシン目81を切断することで、シール80を容易に剥がすことができる。また、ミシン目81を切断しなければ、シール80を容易に剥がすことができない。
従って、一度貼付したシール80を剥がした場合には、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡として、ミシン目81が切断されている。もしくは、一度貼付したシール80を剥がした場合には、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡として、シール80が破損している。これにより、シール80に剥がされたことを認識させるための痕跡が生じている場合には、スロットマシン1の筐体が開けられようとしたことを認識することができる。
また、スロットマシン1にシールを直接貼付せず、スロットマシン1を梱包する梱包材にシールを貼付するようにしてもよい。図13は、スロットマシン1を梱包する梱包材にシールを貼付する例を示した概略図である。図示する例では、筐体部1aが前扉部1bによって閉鎖された状態で、スロットマシン1に梱包材としてストレッチフィルム83を巻き付けている。また、ストレッチフィルム83の一端に、シール82が貼付されている。また、図示する例では、シール82は、扉鍵60の鍵穴61を被覆している。
これにより、シール82を剥がす、もしくはストレッチフィルム83を破らなければ扉鍵60の鍵穴61に所定鍵を挿入することができないため、施錠されている前面扉1bを解錠することができない。また、筐体部1aが前扉部1bによって閉鎖された状態で、スロットマシン1にストレッチフィルム83を巻き付けている。これにより、ストレッチフィルム83を破らなければ、前扉部1bを開放することができない。よって、図13に示すように、スロットマシン1にストレッチフィルム83を巻き付け、ストレッチフィルム83の一端に、シール82を貼付することで、筐体の内部へのアクセスを不能にすることができる。
また、一度貼付したシール82を剥がした場合には、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じる。よって、破いたストレッチフィルム83から剥がしたシール82には、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じている。従って、前扉部1bを開放するためにストレッチフィルム83を破いた場合、破いたストレッチフィルム83の代わりに新たなストレッチフィルムをスロットマシン1に巻き、破いたストレッチフィルム83から剥がしたシール82を貼付したとしても、シール82には、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じているため、スロットマシン1の筐体が開けられようとしたことを認識することができる。
また、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じるシールは、扉鍵60の鍵穴61に限らず、他の構成に貼付するようにしてもよい。図14は、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じるシールを、設定キースイッチおよび電源スイッチのカバーに貼付した例を示した図である。図示する例では、設定キースイッチ37に設定鍵を挿入できないように、設定キースイッチ37を被覆するように、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じるシール84を貼付している。また、電源スイッチ39を操作できないように、電源スイッチ39にカバー391を設け、カバー391を開放できないように、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じるシール85を貼付している。
これにより、シール84に剥がされたことを認識させるための痕跡が生じている場合には、設定キースイッチ37が操作されようとしたことを認識することができる。また、シール85に剥がされたことを認識させるための痕跡が生じている場合には、電源スイッチ39が操作されようとしたことを認識することができる。
また、スロットマシン1の筐体内に鍵付の内部扉を設け、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じるシールを内部扉の鍵穴に貼付するようにしてもよい。これにより、内部扉の鍵穴に貼付したシールに剥がされたことを認識させるための痕跡が生じている場合には、内部扉が開放されようとしたことを認識することができる。
なお、上述した実施の形態では、シール70は、扉鍵60の鍵穴61を全て被覆するように貼付されているが、これに限らない。例えば、扉鍵60の鍵穴61の少なくとも一部がシール70によって被覆されている場合には、所定鍵を鍵穴61に挿入できない。よって、扉鍵60の鍵穴61の少なくとも一部を被覆するようにシール70が貼付されるようにしてもよい。同様に、扉鍵60の鍵穴61の少なくとも一部を被覆するようにシール80やシール82が貼付されるようにしてもよい。
また、シール70の構成について図4〜図6を用いて説明したが、シール70の構成はこれに限らず、一度貼付した後に剥がしたことを認識させるための痕跡が生じるものであればどのような構成であってもよい。
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1) 本実施の形態では、スロットマシン1(遊技機)の筐体は、筐体部1aと前面扉1b(前扉部)とから構成され、筐体部1aが前面扉1bにより閉鎖されたときに筐体の内部へのアクセスが不能となる。また、遊技制御基板40や演出制御基板90(制御手段)は、筐体の内部に設けられ、遊技を制御する。また、扉鍵60(施錠手段)は、前面扉1bを施錠することが可能であり、所定鍵を鍵穴61に挿入することに基づき解錠可能である。また、鍵穴61には、少なくとも一部を被覆するようにシール70(シール部材)が貼付される。また、シール70は、一度貼付された後に剥がされると、剥がされたことを認識させるための痕跡76を生ずる。
これにより、例えば、シール70に痕跡76が生じている場合には、シール70が一度剥がされたことを認識することができ、スロットマシン1の筐体が開けられようとしたことを認識することができる。
(2) また、本実施の形態では、シール70は、スロットマシン1が遊技店へ納入されるときに貼付されているようにしてもよい。
これにより、例えば遊技店までの運送中にスロットマシン1の筐体が開けられようとしたことを認識することができるため、スロットマシン1を遊技店に納入するときのセキュリティをより向上させることができる。
(3) また、本実施の形態では、シール70は、鍵穴61を有する鍵穴部と略同一形状であってもよい。
これにより、スロットマシン1にはシール70の痕跡を最低限しか残さないようにすることができる。
(4) また、本実施の形態では、シール70には、剥がす際に用いられる把手部75が設けられているようにしてもよい。
これにより、シール70を剥がしやすく、利便性を向上させることができる。
(5) また、本実施の形態では、シール70は複層構成であり、複層のうちの第1層71と第2層73とが剥がれることで痕跡76が生じる。また、第1層71と第2層73とを接着する接着層72(接着部)には、鍵穴61の少なくとも一部を被覆するようにシール70を貼付するときの接着力よりも弱い接着力である弱接着層722(脆弱部)を設けるようにしてもよい。
これにより、シール70を剥がすときに、第1層71と第2層73との間の弱接着層722が剥がれるため、痕跡76を残すことができる。
(6) また、本実施の形態では、弱接着層722は、縞模様や文字(特定模様)となるように形成されていてもよい。
これにより、縞模様や文字(特定模様)が出現している場合には、シール70が一度貼付された後に剥がされたことを認識することができる。
(7) また、本実施の形態では、シール80は、筐体部1aと前面扉1bとに跨って貼付されるようにしてもよい。
これにより、筐体が開けられようとしたことを認識でき、セキュリティをより向上させることができる。
(8) また、本実施の形態では、シール70には、粘着層74(粘着材)を溶かす溶剤に反応する溶剤反応部77が設けられていてもよい。
これにより、シール70を不正に剥がそうとしたことを認識することができる。
(9) また、本実施の形態では、シール70には、熱に反応する熱反応部が設けられていてもよい。
これにより、シール70を不正に剥がそうとしたことを認識することができる。
以上、本発明の実施の形態および変形例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。また、本実施の形態で説明した技術事項のうち少なくとも2つを組み合わせて実施するようにしてもよい。
以上のように、上記の実施の形態では、メダル並びにクレジットを用いて賭数を設定するスロットマシンを例に挙げて説明したが、これに限定されることなく、例えば、パチンコ遊技機で用いられている遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、クレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに上記の実施の形態で示した構成を適用して、請求項に係る発明を実現することが可能である。遊技球を遊技媒体として用いる場合は、例えば、メダル1枚分を遊技球5個分に対応させた場合に、上記の実施の形態で賭数として3を設定する場合は、15個の遊技球を用いて賭数を設定するものに相当する。
また、本発明の遊技機は、メダル及び遊技球などの複数種類の遊技用価値のうちのいずれか1種類のみを用いるものに限定されるものでなく、例えばメダル及び遊技球などの複数種類の遊技用価値を併用できるものであってもよい。すなわち、メダル及び遊技球などの複数種類の遊技用価値のいずれを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であり、かつ入賞の発生によってメダル及び遊技球などの複数種類の遊技用価値のいずれをも払い出し得る遊技機も本発明の遊技機に含まれるものである。
また、本実施の形態では、3つのリール2L、2C、2Rを有する可変表示装置を備え、すべてのリールが停止した時点で1ゲームが終了し、3つのリールに導出された表示結果の組合せに応じて入賞が発生するスロットマシンについて説明した。すなわち、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な複数の可変表示領域のそれぞれに表示結果を導出させることが可能な可変表示装置を備え、遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、前記複数の可変表示領域のすべてに前記表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、1ゲームの結果として前記複数の可変表示領域のそれぞれに導出された前記表示結果の組合せに応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンについて説明した。しかし、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであれば、3つのリールを有する可変表示装置を備えるものに限らず、1のリールしか有しないものや、3以外の複数のリールを有する可変表示装置を備えるスロットマシンであってもよい。また、本実施の形態では、リール2L、2C、2Rは縦方向に回転するリールであるが、リール2L、2C、2Rは横方向や斜め方向など、どの方向に回転するリールであってもよい。
また、本実施の形態に係るスロットマシン1は、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な複数の可変表示領域(透視窓3)のそれぞれに表示結果を導出させることが可能な可変表示装置を備え、遊技用価値(メダル、クレジット)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、複数の可変表示領域のすべてに表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、1ゲームの結果として複数の可変表示領域のそれぞれに導出された表示結果の組合せに応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであってもよい。
また、本実施の形態として、入賞の発生に応じて遊技媒体を遊技者の手元に払い出すスロットマシンを説明したが、遊技媒体が封入され、入賞の発生に応じて遊技媒体を遊技者の手元に払い出すことなく遊技点(得点)を加算する封入式のスロットマシンを採用してもよい。基盤とドラムとが流通可能で、筺体が共通なもので基盤のみあるいは基盤とドラムとを遊技機と称する。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 スロットマシン
1a 筐体部
1b 前面扉
2L、2C、2R リール
6 MAXBETスイッチ
7 スタートスイッチ
8L、8C、8R ストップスイッチ
40 遊技制御基板
41 メイン制御部
51 液晶表示器
60 扉鍵
61 鍵穴
90 演出制御基板
91 サブ制御部
91a サブCPU
91b ROM
91c RAM

Claims (1)

  1. 遊技が可能な遊技機であって、
    筐体部と前扉部とから構成され、該筐体部が該前扉部により閉鎖されたときに筐体の内部へのアクセスが不能となる筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、遊技を制御する制御手段と、
    前記前扉部を施錠することが可能であり、所定鍵を鍵穴に挿入することに基づき解錠可能な施錠手段と、
    を備え、
    前記鍵穴には、少なくとも一部を被覆するようにシール部材が貼付され、
    前記シール部材は、一度貼付された後に剥がされると、剥がされたことを認識させるための痕跡を生ずる
    ことを特徴とする遊技機。
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