JP2017029240A - 眼科用刃物 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】刃体の頭部3において、幅方向Yの両側に刃尖端15を設けるとともに両刃尖端15から延設方向Xへ刃縁17を延設し、両刃尖端15間及び両刃縁17間には延設方向Xの先端向きXF及び上下方向Zへ開放された開口16,18を設けた。両刃尖端15間及び両刃縁17間をつなぐ底壁9の内側には開口16,18に開放された溝19を設けるとともに、底壁9の先端面12で開口20により溝19を延設方向Xの先端向きXFへ開放した。
【効果】線維柱帯の厚み方向への両刃尖端15の刺入後に、線維柱帯が両刃尖端15間及び両刃縁17間の開口16,18に入り込んで線維柱帯の周方向へ案内されながら両刃尖端15及び両刃縁17により切開されるので、線維柱帯に対する頭部3の刺入操作を含む線維柱帯の切開作業を円滑に行うことができる。また、底壁9により両刃尖端15間及び両刃縁17間の間隔を維持するための剛性を高めることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば緑内障手術などの眼科手術において、眼球の生体組織例えば線維柱帯を切開する際に適した眼科用刃物に関するものである。
眼球はシュレム管を覆う線維柱帯(小柱網)を有している。線維柱帯は有孔性網状をなしている。前眼房内で継続して分泌される眼房水は、この線維柱帯を経てシュレム管から排出される。線維柱帯に起因して前眼房内の圧力が上昇する場合には、眼圧を下げる緑内障手術を行う場合もあり、その場合は例えば、眼房水を円滑に排出するために線維柱帯から組織の一部または全部を取り除く。
下記の特許文献1により開示された眼科用刃物は、例えば、前眼房内に挿入されて線維柱帯から組織の一部または全部を取り除くために使用され、切り取り管(刃体)の先端で屈曲されて設けられた切削頭部を有している。
この眼科用刃物の切削頭部において、切削頭部の延設方向とその延設方向に直交する幅方向とに直交する上下方向の両側のうち、一方の側にはその延設方向に沿う先端向きへ尖った一つの非切削端が配設されているとともに、他方の側にはその幅方向へ延びる非切削先端縁部が配設され、その非切削端と非切削先端縁部との間にはそれらをつなぐ壁が形成されている。その非切削端と非切削先端縁部とを通る想定平面は、その非切削端から非切削先端縁部に向かうに従いその延設方向に接近するように傾斜している。その壁の幅方向両側には、その非切削端から非切削先端縁部に向かうに従い幅方向へ次第に広がる刃先が形成されている。その壁の内側に形成された溝は、前記想定平面に沿う開口で上下方向へ開放されているとともに、両刃先に沿う開口で幅方向へ開放されている。
この切り取り管を眼球の前眼房内に挿入してその切削頭部を線維柱帯に当てがい、この切削頭部の非切削端を線維柱帯に刺入する際に、非切削端を線維柱帯の周方向に向ける。この非切削端を切削頭部の延設方向に沿って線維柱帯の周方向へ移動させると、この切削頭部の両刃先により線維柱帯が両刃先間の幅寸法で切開される。
特許第4611309号公報
上記の特許文献1により開示された眼科用刃物では、切り取り管の切削頭部を線維柱帯に刺入した際に非切削端を線維柱帯の周方向に向けた状態に操作して、この非切削端を両刃先とともにその周方向に沿って移動させる必要がある。そのため、その刺入操作を含む線維柱帯の切開作業を円滑に行うことが難しい。
この発明は、例えば、眼科用刃物による緑内障手術において、線維柱帯に対する頭部の刺入操作を容易にするとともに線維柱帯の切開作業を円滑に行うことを目的としている。
後記実施形態(図1、図2(a)、図3(a)(b)(c)、図4及び図5に示す第1実施形態、図3(d)に示す第1実施形態の別例、図2(b)及び図6〜7に示す第2実施形態、図2(c)及び図8〜9に示す第3実施形態)の図面の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる眼科用刃物の刃体(1)の先端に設けた頭部(3)において、その頭部(3)の延設方向(X)に直交する幅方向(Y)の両側に刃尖端(15)を互いに間隔をあけて設け、この両刃尖端(15)間にはその延設方向(X)へ開放されるとともにその延設方向(X)及び幅方向(Y)に直交する方向(Z)へ開放される開口(16)を設けた。
請求項1の発明では、緑内障手術において、線維柱帯(25)に両刃尖端(15)を向けた状態で刃体(1)の頭部(3)をその延設方向(X)に沿う線維柱帯(25)の厚み方向(X25)へ刺入すると、線維柱帯(25)はその厚み方向(X25)で切開されて両刃尖端(15)間の開口(16)に入り込むとともにその延設方向(X)及び幅方向(Y)に直交する方向(Z)に沿う線維柱帯(25)の周方向(Z25)へその開口(16)を通って延びる。その後、両刃尖端(15)をその延設方向(X)及び幅方向(Y)に直交する方向(Z)に沿って移動させると、線維柱帯(25)の一部または全部が両刃尖端(15)により線維柱帯(25)の周方向(Z25)へ帯状に切開される。従って、線維柱帯(25)が両刃尖端(15)間の開口(16)に入り込んでその周方向(Z25)へ案内されながら両刃尖端(15)により切開されるので、線維柱帯(25)に対する頭部(3)の刺入操作を含む線維柱帯(25)の切開作業を円滑に行うことができる。ちなみに、刃尖端(15)は線維柱帯(25)の厚み程度の刃縁を含む。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる刃体(1)の頭部(3)において、その頭部(3)の延設方向(X)に沿う先端向き(XF)と基端向き(XB)とのうち基端向き(XB)へ前記両刃尖端(15)から刃縁(17)を延設し、この両刃縁(17)間には前記両刃尖端(15)間の開口(16)からこの基端向き(XB)へ連続するとともに前記延設方向(X)及び幅方向(Y)に直交する方向(Z)へ開放される開口(18)を設けた。請求項2の発明では、両刃尖端(15)から延設した刃縁(17)により、線維柱帯(25)の厚み方向(X25)への両刃尖端(15)の刺入後に、線維柱帯(25)の周方向(Z25)への切開を容易に行うことができる。
請求項2の発明を前提とする請求項3の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる刃体(1)の頭部(3)において、前記両刃尖端(15)間及び両刃縁(17)間をつなぐ底壁(9)を設け、この底壁(9)と前記各開口(16,18)との間にはその各開口(16,18)に開放されるとともに前記延設方向(X)の先端向き(XF)へ開放される溝(19)を設けた。請求項3の発明では、底壁(9)により、両刃尖端(15)間及び両刃縁(17)間の間隔を維持するための剛性を高めて、線維柱帯(25)の切開作業を円滑に行うことができる。また、溝(19)を利用して撮像部(21)などの部品を収容することができる。
請求項3の発明を前提とする請求項4の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる両刃尖端(15)及び両刃縁(17)は、前記延設方向(X)及び幅方向(Y)に直交する方向(Z)の両側のうち、前記各開口(16,18)側にのみ設けられている。請求項4の発明では、両刃尖端(15)及び両刃縁(17)を各開口(16,18)側に移動させて線維柱帯(25)の周方向(Z25)への切開を容易に行うことができる。
請求項4の発明を前提とする請求項5の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる底壁(9)は、前記延設方向(X)の基端向き(XB)に向かうに従い両刃縁(17)から離間するように両刃尖端(15)から延びて延設方向(X)に対し傾斜する端面(12)を有し、前記溝(19)はこの底壁(9)の端面(12)で先端向き(XF)へ開放された開口(20)を有している。請求項5の発明では、底壁(9)の端面(12)により両刃尖端(15)を尖らすことができるので、両刃尖端(15)により線維柱帯(25)を容易に刺入することができる。
請求項4の発明を前提とする請求項6の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる溝(19)は、前記底壁(9)に設けた端面(12)で先端向き(XF)へ開放された開口(20)を有し、この溝(19)の開口(20)は、両刃尖端(15)間及び両刃縁(17)間の開口(16,18)を前記延設方向(X)ばかりでなくその延設方向(X)及び幅方向(Y)に直交する方向(Z)の両側へ開放する。請求項6の発明では、底壁(9)の端面(12)に設けた溝(19)の開口(20)で両刃尖端(15)間及び両刃縁(17)間の開口(16,18)が頭部(3)の延設方向(X)ばかりでなくその延設方向(X)及び幅方向(Y)に直交する方向(Z)の両側へ開放される。従って、線維柱帯(25)が両刃尖端(15)間及び両刃縁(17)間の開口(16,18)や溝(19)の開口(20)に入り込んでその周方向(Z25)へ案内されながら両刃尖端(15)及び両刃縁(17)により切開されるので、線維柱帯(25)の切開作業を円滑に行うことができる。
請求項4の発明を前提とする請求項7の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる溝(19)は、前記底壁(9)に設けた端面(12)で先端向き(XF)へ開放された開口(20)を有し、この底壁(9)の端面(12)は前記刃尖端(15)と刃縁(17)の基端との間で前記延設方向(X)に沿う範囲に設定されている。例えば、請求項7の発明を前提とする請求項8の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる底壁(9)の端面(12)において、前記延設方向(X)に沿う長さ(L12)は、前記刃尖端(15)と刃縁(17)の基端(17a)との間の延設方向長さ(L17)に対する2分の1以下に設定されている。請求項7または請求項8の発明では、底壁(9)の端面(12)が両刃尖端(15)から先端向き(XF)へ突出しないので、両刃尖端(15)により線維柱帯(25)を容易に刺入することができる。
請求項3〜8のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項9の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記刃体(1)は頭部(3)に連続する筒部(2)を有し、この頭部(3)の両刃縁(17)はこの筒部(2)に向けて両刃尖端(15)から延設され、この筒部(2)内に設けた貫通孔(7)にこの頭部(3)の開口(18)及び溝(19)が連続している。請求項9の発明では、筒部(2)の貫通孔(7)から頭部(3)の開口(18)及び溝(19)に撮像部(21)などの部品を収容することができる。
請求項9の発明を前提とする請求項10の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる刃体(1)において、頭部(3)は筒部(2)の延設方向(X)に沿って延設されている。請求項10の発明では、線維柱帯(25)に両刃尖端(15)を容易に刺入することができる。
次に、請求項以外の技術的思想について実施形態の図面の符号を援用して説明する。
請求項3〜10のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第11の発明(第1〜2実施形態に対応)において、前記両刃縁(17)は、刃尖端(15)から互いに平行に延設された部分を有している。
請求項3〜10のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第12の発明(第3実施形態に対応)において、前記両刃縁(17)は、刃尖端(15)から前記延設方向(X)の基端向き(XB)に向かうに従い互いに広がるように延設された部分を有している。
請求項9または請求項10の発明を前提とする第13の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記頭部(3)は前記筒部(2)と一体成形され、この頭部(3)の底壁(9)の外周面(14)はこの筒部(2)の外周面(6)に連続し、この頭部(3)の底壁(9)の内周面(13)はこの筒部(2)の内周面(5)に連続している。従って、頭部(3)と筒部(2)とを有する刃体(1)を容易に成形することができる。
第13の発明を前提とする第14の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記刃体(1)の筒部(2)は円形内周面(5)と円形外周面(6)とを有し、この頭部(3)の底壁(9)の内周面(13)はこの筒部(2)の円形内周面(5)に連続して円弧状をなし、この頭部(3)の底壁(9)の外周面(14)はこの筒部(2)の円形外周面(6)に連続して円弧状をなしている。従って、円筒管から刃体(1)を容易に成形することができる。
第14の発明を前提とする第15の発明(第1実施形態に対応)において、前記両刃尖端(15)及び両刃縁(17)のうち、一方の刃尖端(15)から延びる刃縁(17)と他方の刃尖端(15)から延びる刃縁(17)とを結ぶ想定平面(M)は、前記底壁(9)の円弧状内周面(13)の中心線(9a)を通る。
第14の発明を前提とする第16の発明(第2〜3実施形態に対応)において、前記両刃尖端(15)及び両刃縁(17)のうち、一方の刃尖端(15)から延びる刃縁(17)と他方の刃尖端(15)から延びる刃縁(17)とを結ぶ想定面(M)は、前記底壁(9)の円弧状内周面(13)の中心線(9a)より、前記各開口(16,18)側に設けられている。
第14の発明を前提とする第17の発明(第1実施形態に対応)において、前記両刃縁(17)の基端(17a)は前記底壁(9)の円弧状内周面(13)または前記筒部(2)の円形内周面(5)に連続している。
第14の発明を前提とする第18の発明(第2〜3実施形態に対応)において、前記両刃縁(17)の基端(17a)は前記底壁(9)の円弧状外周面(14)または前記筒部(2)の円形外周面(6)に連続している。
第14の発明を前提とする第19の発明において、前記両刃縁(17)の基端(17a)は前記筒部(2)の円形内周面(5)と円形外周面(6)との間で筒部(2)の端面(8)に連続している。
第14の発明を前提とする第20の発明(第1〜3実施形態に対応)にかかる両刃尖端(15)及び両刃縁(17)において、前記延設方向(X)及び幅方向(Y)に直交する方向(Z)で、前記筒部(2)の円形外周面(6)に対する接線を含む想定面(N)に対しなす高さ(H)は、その円形外周面(6)の直径(D)の40%以上90%以下の範囲に設定されている。
請求項8〜10のうちいずれか一つの請求項の発明、または第11〜20の発明のうちいずれか一つの発明を前提とする第21の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記刃体(1)の筒部(2)は柄部(4)に連結され、この柄部(4)内にこの筒部(2)内の貫通孔(7)が連続している。従って、柄部(4)内から筒部(2)の貫通孔(7)や頭部(3)の開口(18)及び溝(19)に撮像部(21)などの部品を収容することができる。
第21の発明を前提とする第22の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記筒部(2)の貫通孔(7)を通って前記頭部(3)の溝(19)に撮像部(21)が挿入される。従って、撮像部(21)により線維柱帯(25)を見ながら切開することができるので、線維柱帯(25)の切開作業をより一層円滑に行うことができる。
本発明は、例えば、眼科用刃物による緑内障手術において、線維柱帯(25)に対する頭部(3)の刺入操作を容易にするとともに線維柱帯(25)の切開作業を円滑に行うことができる。
(a)は第1実施形態にかかる眼科用刃物を示す平面図であり、(b)は(a)の部分拡大平面図であり、(c)は(b)の部分拡大平面図である。 (a)は第1実施形態にかかる眼科用刃物においてその刃体側の頭部を示す部分拡大斜視図であり、(b)は第2実施形態にかかる眼科用刃物においてその刃体側の頭部を示す部分拡大斜視図であり、(c)は第3実施形態にかかる眼科用刃物においてその刃体側の頭部を示す部分拡大斜視図である。 (a)は第1実施形態にかかる刃体の頭部を示す部分拡大平面図であり、(b)は第1実施形態にかかる刃体の頭部を示す部分拡大正面図であり、(c)は第1実施形態にかかる刃体の頭部を示す部分拡大底面図であり、(d)は第1実施形態の別例にかかる刃体の頭部を示す部分拡大正面図である。 (a)は第1実施形態にかかる刃体の頭部を正面側から見た部分拡大断面図であり、(b)は同じく頭部を示す右側面図であり、(c)は(a)のA1−A1線断面図であり、(d)は(a)のA2−A2線断面図である。 (a)は第1実施形態にかかる眼科用刃物の使用状態を平面側から見た模式図であり、(b)はその眼科用刃物における刃体の頭部による切断状態を平面側から見た模式図であり、(c)は同じく正面側から見た模式図である。 (a)は第2実施形態にかかる刃体の頭部を示す部分拡大平面図であり、(b)は同じく部分拡大正面図であり、(c)は同じく部分拡大底面図である。 (a)は第2実施形態にかかる刃体の頭部を正面側から見た部分拡大断面図であり、(b)は同じく頭部を示す右側面図であり、(c)は(a)のB1−B1線断面図であり、(d)は(a)のB2−B2線断面図である。 (a)は第3実施形態にかかる刃体の頭部を示す部分拡大平面図であり、(b)は同じく部分拡大正面図であり、(c)は同じく部分拡大底面図である。 (a)は第3実施形態にかかる刃体の頭部を正面側から見た部分拡大断面図であり、(b)は同じく頭部を示す右側面図であり、(c)は(a)のC1−C1線断面図であり、(d)は(a)のC2−C2線断面図である。
まず、本発明の第1実施形態について図1、図2(a)、図3(a)(b)(c)、図4及び図5を参照して説明する。
図1(a)(b)(c)に示す刃体1は、ステンレス鋼などの金属により一体成形され、筒部2とその筒部2の先端から連続する頭部3とを有している。刃体1の筒部2の基端は柄部4の先端に着脱可能に連結されている。図2(a)に示すように、頭部3は円筒管(図示せず)の先端側を切り欠くとともに刃付けされて成形される。
図3(a)(b)(c)及び図4(a)(b)(c)(d)に示すように、筒部2は円形内周面5と円形外周面6とを有している。筒部2内には円形内周面5の内側で貫通孔7が形成されて筒部2の先端面8で頭部3側に開放されている。筒部2内の貫通孔7は柄部4の先端側で柄部4内に連続している。
頭部3においては、筒部2の円形内周面5及び円形外周面6の中心線2aに沿う延設方向Xに直交する幅方向Yの両側に端縁部10を有する底壁9が切欠部11に沿って形成されている。両端縁部10間をつなぐ底壁9の先端には、頭部3の延設方向Xに沿う先端向きXFと基端向きXBとのうち、基端向きXBに向かうに従い両端縁部10から離間するように両端縁部10の先端から延びて延設方向Xに対し傾斜する先端面12が形成されている。底壁9の先端面12は平坦に形成されている。底壁9の内周面13及び外周面14は筒部2の円形内周面5及び円形外周面6の中心線2aを中心とする円弧状をなしている。頭部3は筒部2の延設方向Xに沿って延設され、この中心線2aが底壁9の円弧状内周面13及び円弧状外周面14の中心線9aに一致している。底壁9の円弧状内周面13は筒部2の円形内周面5に面一で連続している。底壁9の円弧状外周面14は筒部2の円形外周面6に面一で連続している。
両端縁部10の先端には刃尖端15が幅方向Yで互いに間隔をあけて形成されている。両刃尖端15間には延設方向Xへ開放されるとともに延設方向X及び幅方向Yに直交する上下方向Zへ開放される開口16が形成されている。両端縁部10には刃縁17が両刃尖端15から基端向きXBへ筒部2に向けてその先端面8まで幅方向Yで互いに間隔をあけて平行に直線状に延設されている。両刃縁17間には両刃尖端15間の開口16から基端向きXBへ連続するとともに上下方向Zへ開放される開口18が形成されている。両刃尖端15及び両刃縁17は、上下方向Zの両側のうち、各開口16,18側である上側にのみ形成されている。
底壁9の内周面13と各開口16,18との間には各開口16,18に開放されるとともに延設方向Xの先端向きXFへ開放される溝19が形成されている。溝19は底壁9の先端面12で先端向きXFへ開放された開口20を有している。頭部3の開口18及び溝19は筒部2の先端面8でその貫通孔7に連続している。
両刃縁17は底壁9の円弧状外周面14に形成された刃付け面14aにより成形されている。刃付け面14aは切削または研削または電解研磨または化学研磨またはこれらの組合せ等により加工される。両刃縁17の基端17aは底壁9の円弧状内周面13と筒部2の円形内周面5との境界部でそれらの内周面13,5に連続している。
両刃尖端15及び両刃縁17のうち、一方の刃尖端15から延びる刃縁17と他方の刃尖端15から延びる刃縁17とをその刃尖端15と基端17aとにわたり結ぶ想定平面Mは、底壁9の円弧状内周面13の中心線9aを通る。その想定平面Mと、その想定平面Mに対し平行で且つ底壁9の円弧状外周面14及び筒部2の円形外周面6に対する接線を含む想定平面Nとの間の距離、すなわち、両刃尖端15及び両刃縁17において、上下方向Zでその想定平面Nに対しなす高さHは、刃尖端15と基端17aとの間で一定であって、その円形外周面6の直径Dの40%以上90%以下の範囲、例えば50%に設定されている。例えば、直径Dを0.5〜2.5mmの範囲に、高さHを0.2〜1.5mmの範囲に設定することが好ましく、第1実施形態では直径Dを約0.9mmに、高さHを約0.45mmにそれぞれ設定している。
また、底壁9の先端面12は刃尖端15と刃縁17の基端17aとの間で延設方向Xに沿う範囲に設定され、前記想定平面Mに対する先端面12の刃角度θは鋭角に設定されている。例えば、その刃角度θは約30度に設定されている。底壁9の先端面12において延設方向Xに沿う長さL12は、刃尖端15と刃縁17の基端17aとの間の延設方向長さL17に対する2分の1以下に設定されている。例えば、長さL17を1.0〜6.0mmの範囲に、長さL12を0.3〜3.0mmの範囲に設定することが好ましく、第1実施形態では長さL17を約3.0mmに、長さL12を約0.8mmにそれぞれ設定している。
図1及び図2(a)に示すように、頭部3の溝19には撮像部21が筒部2の貫通孔7を通って底壁9の先端面12の付近まで挿入される。撮像部21は柄部4の基端側から柄部4内に挿入された配線22に接続されている。例えば、刃尖端15から撮像部21の先端までの距離を0.3〜2.0mmの範囲に設定することが好ましい。撮像部21の先端が筒部2内から突出して頭部3内に位置する場合には、術野を照らす照明の明かりを撮像部21でも利用することができ、撮像画面が見易くなる。撮像部21の先端が筒部2内に位置する場合には、筒部2の周壁により邪魔されるため、撮像部21の先端に照明が届きにくくなって撮像画面が暗くなり易いばかりでなく、撮像視野が狭くなって撮像画面が見にくくなる場合がある。なお、撮像部21にも照明を設けてもよい。
図5(a)に示すように、眼球23において、前眼房24内で継続して分泌される眼房水は、線維柱帯25を経てシュレム管25aから排出されるが、線維柱帯25に起因して前眼房24内の圧力が上昇する場合には、眼圧を下げる緑内障手術を必要とする場合がある。その緑内障手術においては、刃体1を眼球23の前眼房24内に挿入して撮像部21により線維柱帯25を見ながらその頭部3の両刃尖端15を線維柱帯25に当てがう。その状態で、頭部3をその延設方向X(線維柱帯25の厚み方向X25)へ刺入すると、図5(b)(c)に示すように、線維柱帯25はその厚み方向X25で切開されて両刃尖端15間及び両刃縁17間の開口16,18並びに底壁9の溝19及び先端面12の開口20に入り込むとともに頭部3の上下方向Z(線維柱帯25の周方向Z25)へその各開口16,18,20を通って延びる。その後、頭部3をその上下方向Zに沿って移動させると、線維柱帯25の一部または全部が各開口16,18,20で線維柱帯25の周方向Z25へ案内されながら両刃尖端15及び両刃縁17によりその周方向Z25へ一定幅の帯状に切開される。なお、線維柱帯25の切開片は吸引またはピンセット等の道具により取り除かれる。
図3(d)に示す第1実施形態の別例については、筒部2の円形外周面6において両刃縁17の基端17aから連続する部分が斜面6aにより滑らかに形成されている点で、第1実施形態と異なる。また、その基端17aを刃尖端15に近付けて刃縁17を短くしてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について第1実施形態との相違点を中心に図2(b)及び図6〜7を参照して説明する。
底壁9の先端面12は外側へ膨らむ凸状に形成され、底壁9の円弧状外周面14に対し滑らかに連続している。
両刃尖端15から延設された両刃縁17は、底壁9の円弧状内周面13に形成された刃付け面13aにより形成されている。第1実施形態では底壁9の円弧状外周面14のみが加工されて刃付け面14aが形成されているが、第2実施形態では底壁9の円弧状内周面13のみが加工さて刃付け面13aが形成されている。
底壁9の両端縁部10において両刃縁17の基端17aは筒部2の先端面8の付近まで延設され、その基端17aから連続する部分が底壁9の円弧状外周面14に連続している。
両刃縁17は、両刃尖端15から幅方向Yで互いに間隔をあけて平行に直線状に延設された部分26と、その部分26から延設方向Xの基端向きXBに向かうに従い上下方向Zで上側へ傾斜するとともに幅方向Yで互いに狭まるように筒部2の先端面8に向けて両端縁部10の途中まで延設された部分27とを有し、それらの部分26,27が滑らかに連続している。
両刃尖端15及び両刃縁17のうち、一方の刃尖端15から延びる刃縁17と他方の刃尖端15から延びる刃縁17とをその刃尖端15と基端17aとにわたり結ぶ想定面Mは、上下方向Zで底壁9の円弧状内周面13の中心線9aより上側の各開口16,18側に形成されている。すなわち、両刃尖端15及び両刃縁17において、上下方向Zで筒部2の円形外周面6に対する接線を含む想定平面Nに対しなす高さHは、刃尖端15と基端17aとの間で変化し、その円形外周面6の直径Dの40%以上90%以下の範囲に設定されている。例えば、第2実施形態では直径Dを約0.9mmに、高さHを約0.5〜0.8mmの範囲にそれぞれ設定している。また、底壁9の先端面12は刃尖端15と刃縁17の基端17aとの間で延設方向Xに沿う範囲に設定され、底壁9の先端面12において延設方向Xに沿う長さL12は、刃尖端15と刃縁17の基端17aとの間の延設方向長さL17に対する2分の1以下に設定されている。例えば、第2実施形態では長さL17を約2.5mmに、長さL12を約1.0mmにそれぞれ設定している。
次に、本発明の第3実施形態について第2実施形態との相違点を中心に図2(c)及び図8〜9を参照して説明する。
両刃縁17は、両刃尖端15から延設方向Xの基端向きXBに向かうに従い上下方向Zで下側へ傾斜するとともに幅方向Yで互いに間隔をあけて広がるように延設された部分26と、その部分26から延設方向Xの基端向きXBに向かうに従い上下方向Zで上側へ傾斜するとともに幅方向Yで互いに狭まるように筒部2の先端面8に向けて両端縁部10の途中まで延設された部分27とを有し、それらの部分26,27が滑らかに連続している。
前記高さHは、刃尖端15と基端17aとの間で変化し、筒部2の円形外周面6の直径Dの40%以上90%以下の範囲に設定されている。例えば、第3実施形態では前記直径Dを約0.9mmに、前記高さHを約0.5〜0.8mmの範囲にそれぞれ設定している。また、例えば、第3実施形態では前記長さL17を約2.4mmに、前記長さL12を約0.9mmにそれぞれ設定している。
本実施形態は下記の効果を有する。
(1) 刃体1の頭部3において、幅方向Yの両側に刃尖端15を設けるとともに両刃尖端15から延設方向Xへ刃縁17を延設し、両刃尖端15間及び両刃縁17間には延設方向Xの先端向きXF及び上下方向Zへ開放された開口16,18を設けた。緑内障手術の際には、両刃尖端15を線維柱帯25の厚み方向X25への刺入した後に、両刃尖端15及び両刃縁17を線維柱帯25の周方向Z25へ移動させるだけの操作で、線維柱帯25が両刃尖端15間及び両刃縁17間の開口16,18に入り込んでその周方向Z25へ案内されながら両刃尖端15及び両刃縁17により所定幅に切開される。従って、線維柱帯25に対する頭部3の刺入操作を含む線維柱帯25の切開作業を円滑に行うことができる。
(2) 刃体1の頭部3において、両刃尖端15間及び両刃縁17間をつなぐ底壁9の内側には開口16,18に開放された溝19を設けるとともに、底壁9の先端面12で開口20により溝19を延設方向Xの先端向きXFへ開放した。従って、底壁9により両刃尖端15間及び両刃縁17間の間隔を維持するための剛性を高めてそれらの変形を抑制し、線維柱帯25の切開作業を円滑に行うことができる。また、頭部3の開口16,18及び溝19に撮像部21などの機器や部品を収容することができる。
(3) 円筒管から刃体1を加工したので、頭部3において、底壁9及びその先端面12や、両刃尖端15及び開口16や、両刃縁17及び開口18や、溝19及びその開口20を容易に成形することができる。
(4) 従来は、隅角鏡を用いて屈折像を見ながら線維柱帯を切開していたが、撮像部21により線維柱帯25を直接見ながら切開し得るので、正確で迅速な緑内障手術を行うことができる。
前記実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ 頭部3において底壁9の先端面12については、第1実施形態のように平坦に形成したり、第2実施形態及び第3実施形態のように外側へ膨らむ凸状に形成したりする以外に、内側へ凹む凹状に形成する。先端面12を外側へ膨らむ凸状に形成した場合には、線維柱帯25に対する両刃尖端15の刺入を抑制することができる。また、底壁9の先端面12または外周面14に刺入方向に対するストッパとして段差部や鍔部を形成すれば、両刃尖端15を線維柱帯25に刺入し過ぎることを防止することができる。
・ 頭部3において両刃縁17の基端17aを筒部2の円形内周面5と円形外周面6との間で筒部2の先端面8に連続させる。
・ 頭部3において底壁9及び溝19を省略して両刃尖端15及び両刃縁17のみを設ける。また、両刃縁17も省略して両刃尖端15のみを設ける。
・ 頭部3において撮像部21を省略する。
・ 頭部3において、幅方向Yの両側で筒部2の先端から腕部を筒部2の中心線2aに沿って延設するとともに両腕部間の収容空間を上下方向Zの両側に開放し、両腕部の先端に刃尖端15を設けるとともに両腕部における上下方向Zの両側に刃縁17を設ける。
・ 刃体1において頭部3の延設方向を筒部2の延設方向に対しくの字形状になるように設定する。
・ 頭部3の底壁9において円弧状内周面13に刃付け面13aを形成するとともに円弧状外周面14に刃付け面14aを形成してもよく、この刃付け面13a,14aの端部を刃縁17とする。
・ 頭部3において両刃尖端15間の間隔を例えば0.2〜1.5mmの範囲に設定することが好ましく、切開される線維柱帯25の切開幅もこの値にほぼ等しくなる。例えば、その間隔を第1実施形態では約0.6mmに、第2実施形態では約0.8mmに、第3実施形態では約0.6mmにそれぞれ設定している。
・ 刃尖端15は線維柱帯25の厚み程度の刃縁を含む。線維柱帯25の厚みは、個人差もあるが、約50〜100μmである。この厚みとほぼ同等あるいはこの厚みよりも幾らか大きい値になるように刃尖端15を線維柱帯25に刺入するのが好ましい。
・ 刃体1を眼球23の任意の位置から前眼房24に挿入した場合、その挿入位置では所定長さの線維柱帯25を切開することはできるが、線維柱帯25の全周にわたる切開は行いにくい。そのため、眼球23に対する刃体1の挿入位置を変え、複数の位置から刃体1を挿入して手術を行ってもよい。また、緑内障の症状に合わせて線維柱帯25の一部または全部を除去してもよい。
・ 刃尖端15と刃縁17の基端17aとの間の延設方向長さL17については、線維柱帯25の切開だけを考慮すると、例えば約3.0mmに設定した第1実施形態の場合よりも短くても十分に機能すると考えられ、例えば約1.0mmに設定してもよい。ただし、撮像部21の先端が筒部2内に位置する場合には、撮像画面が見にくくなってしまうため、撮像画面を見易くするために、撮像部21の先端が筒部2内から突出して頭部3内に位置するようにした方が好ましく、そのためにも延設方向長さL17を長くするようにした方が好ましい。
・ 前述したように、頭部3は円筒管(図示せず)の先端側を切り欠くとともに刃付けされて成形され、底壁9の外周面14及び内周面13が円弧状に形成されているが、断面円形状以外の管、例えば断面楕円形状や断面角形状(断面四角形や断面多角形など)の管を加工して底壁9を成形してもよい。また、底壁9の外周面14及び内周面13を円弧状以外にもU字形やV字形やコ字形等の種々の形状にしてもよい。
1…刃体、2…刃体の筒部、3…刃体の頭部、9…頭部の底壁、12…底壁の先端面、15…頭部の刃尖端、16…頭部の開口、17…頭部の刃縁、17a…刃縁の基端、18…頭部の開口、19…頭部の溝、20…溝の開口、X…頭部の延設方向、XF…先端向き、XB…基端向き、Y…頭部の幅方向、Z…頭部の上下方向。

Claims (10)

  1. 刃体の先端に設けた頭部において、その頭部の延設方向に直交する幅方向の両側に刃尖端を互いに間隔をあけて設け、この両刃尖端間にはその延設方向へ開放されるとともにその延設方向及び幅方向に直交する方向へ開放される開口を設けたことを特徴とする眼科用刃物。
  2. 前記刃体の頭部において、その頭部の延設方向に沿う先端向きと基端向きとのうち基端向きへ前記両刃尖端から刃縁を延設し、この両刃縁間には前記両刃尖端間の開口からこの基端向きへ連続するとともに前記延設方向及び幅方向に直交する方向へ開放される開口を設けたことを特徴とする請求項1に記載の眼科用刃物。
  3. 前記刃体の頭部において、前記両刃尖端間及び両刃縁間をつなぐ底壁を設け、この底壁と前記各開口との間にはその各開口に開放されるとともに前記延設方向の先端向きへ開放される溝を設けたことを特徴とする請求項2に記載の眼科用刃物。
  4. 前記両刃尖端及び両刃縁は、前記延設方向及び幅方向に直交する方向の両側のうち、前記各開口側にのみ設けられていることを特徴とする請求項3に記載の眼科用刃物。
  5. 前記底壁は前記延設方向の基端向きに向かうに従い両刃縁から離間するように両刃尖端から延びて延設方向に対し傾斜する端面を有し、前記溝はこの底壁の端面で先端向きへ開放された開口を有していることを特徴とする請求項4に記載の眼科用刃物。
  6. 前記溝は前記底壁に設けた端面で先端向きへ開放された開口を有し、この溝の開口は両刃尖端間及び両刃縁間の開口を前記延設方向ばかりでなくその延設方向及び幅方向に直交する方向の両側へ開放することを特徴とする請求項4に記載の眼科用刃物。
  7. 前記溝は前記底壁に設けた端面で先端向きへ開放された開口を有し、この底壁の端面は前記刃尖端と刃縁の基端との間で前記延設方向に沿う範囲に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の眼科用刃物。
  8. 前記底壁の端面において前記延設方向に沿う長さは、前記刃尖端と刃縁の基端との間の延設方向長さに対する2分の1以下に設定されていることを特徴とする請求項7に記載の眼科用刃物。
  9. 前記刃体は頭部に連続する筒部を有し、この頭部の両刃縁はこの筒部に向けて両刃尖端から延設され、この筒部内に設けた貫通孔にこの頭部の開口及び溝が連続していることを特徴とする請求項3〜8のうちいずれか一つの請求項に記載の眼科用刃物。
  10. 前記刃体において頭部は筒部の延設方向に沿って延設されていることを特徴とする請求項9に記載の眼科用刃物。
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