JP2017029025A - 粉末酒および粉末酒の味質改善方法 - Google Patents

粉末酒および粉末酒の味質改善方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017029025A
JP2017029025A JP2015150584A JP2015150584A JP2017029025A JP 2017029025 A JP2017029025 A JP 2017029025A JP 2015150584 A JP2015150584 A JP 2015150584A JP 2015150584 A JP2015150584 A JP 2015150584A JP 2017029025 A JP2017029025 A JP 2017029025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powdered liquor
powdered
mass
liquor
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015150584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6664900B2 (ja
Inventor
善久 田中
Yoshihisa Tanaka
善久 田中
田中 健
Takeshi Tanaka
健 田中
章民 汲原
Akitami Kumihara
章民 汲原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Breweries Ltd
Asahi Group Foods Ltd
Original Assignee
Asahi Breweries Ltd
Asahi Group Foods Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=57985191&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2017029025(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Asahi Breweries Ltd, Asahi Group Foods Ltd filed Critical Asahi Breweries Ltd
Priority to JP2015150584A priority Critical patent/JP6664900B2/ja
Publication of JP2017029025A publication Critical patent/JP2017029025A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6664900B2 publication Critical patent/JP6664900B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

【課題】アルコール感や香味が良好な飲料を得ることが可能な粉末酒を提供すること。【解決手段】本発明の粉末酒は、アルコール粉末を含む粉末酒であって、上記粉末酒中の脂質の含有量が上記粉末酒全体に対して1.0質量%以下のとき、上記粉末酒中のカリウム元素の含有量が上記粉末酒全体に対して0.015質量%以上2.0質量%以下であり、上記粉末酒中の脂質の含有量が上記粉末酒全体に対して1.0質量%超過のとき、上記粉末酒中のカリウム元素の含有量が上記粉末酒全体に対して0.39質量%以上2.0質量%以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、粉末酒および粉末酒の味質改善方法に関する。
ウイスキー、ワイン、ビール、ラム、ウォッカ、ジン、カクテル類、焼酎、日本酒等の酒類を粉末化した「粉末酒」は、軽くて手軽に持ち運びができ、水等で撹拌溶解することで、いつでもどこでも簡単に飲料を作ることが可能であり、今後新形態のお酒として普及することが期待されている。
このようなアルコールを含有した粉末酒に関する技術については、これまで様々な検討がなされている。このような技術としては、たとえば特許文献1〜3が挙げられる。
特許文献1は、粉末カクテルに関する技術である。具体的には、酒類と有機酸とデキストリンの混合溶液を噴霧乾燥して有機酸含有粉末酒類となし、該有機酸含有粉末酒類と糖類その他の粉末カクテル添加物を混合し、該混合物を密封包装することにより粉末カクテルを製造することが記載されている。特許文献2には、アルコールを含有する液体に粉末化基材を混合して粉末化する方法が記載されている。特許文献3には、コーヒー成分、アルコール含有顆粒、クリーマ、および甘味剤を含有することを特徴とする水溶性粉末飲料が記載されている。
特開昭57−91187号公報 特開2009−247350号公報 特表2007−530062号公報
ここで、揮発性であるアルコールを乾燥粉末化して粉末酒を製造する方法としては、澱粉加水分解物(デキストリン)にアルコール水溶液を適切な割合で混合し、低温下で噴霧乾燥する方法が一般的である。このような製造法をとることにより、アルコール分やその他の揮発性成分が澱粉加水分解物に被覆包含された乾燥粉末を得ることができる。
ところが、本発明者らの検討によれば、上記の粉末酒を液体に溶解して飲料を作った場合、飲料中に残存する大量の澱粉加水分解物がアルコールや揮発性成分の香気をマスキングし、酒類特有のアルコール感や香味を感じ難いということが明らかになった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、酒類特有のアルコール感や香味(以後単にアルコール感や香味という)が良好な飲料を得ることが可能な粉末酒を提供するものである。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意検討を重ねた。その結果、粉末酒中にカリウム元素を特定量含有させることで、得られる飲料のアルコール感や香味が改善されるという知見を得て、本発明を完成させた。
本発明によれば、
アルコール粉末を含む粉末酒であって、
上記粉末酒中の脂質の含有量が上記粉末酒全体に対して1.0質量%以下のとき、
上記粉末酒中のカリウム元素の含有量が上記粉末酒全体に対して0.015質量%以上2.0質量%以下であり、
上記粉末酒中の脂質の含有量が上記粉末酒全体に対して1.0質量%超過のとき、上記粉末酒中のカリウム元素の含有量が上記粉末酒全体に対して0.39質量%以上2.0質量%以下である粉末酒が提供される。
さらに、本発明によれば、
アルコール粉末を含む粉末酒の味質改善方法であって、
上記粉末酒中の脂質の含有量が上記粉末酒全体に対して1.0質量%以下のとき、
上記粉末酒中のカリウム元素の含有量を上記粉末酒全体に対して0.015質量%以上2.0質量%以下に調整し、
上記粉末酒中の脂質の含有量が上記粉末酒全体に対して1.0質量%超過のとき、
上記粉末酒中のカリウム元素の含有量を上記粉末酒全体に対して0.39質量%以上2.0質量%以下に調整する粉末酒の味質改善方法が提供される。
本発明によれば、アルコール感や香味が良好な飲料を得ることが可能な粉末酒を提供することができる。
本実施形態に係る粉末酒の一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る粉末酒の一例を示す図である。
本実施形態に係る粉末酒は、アルコール粉末を含んでおり、かつ粉末酒中のカリウム元素の含有量が、粉末酒全体に対して特定の範囲にある。より具体的には、粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%以下のとき、粉末酒中のカリウム元素の含有量は粉末酒全体に対して0.015質量%以上2.0質量%以下であり、粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%超過のとき、粉末酒中のカリウム元素の含有量は粉末酒全体に対して0.39質量%以上2.0質量%以下である。
また、本実施形態に係る粉末酒の味質改善方法は、アルコール粉末を含む粉末酒の味質改善方法であって、粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%以下のとき、粉末酒中のカリウム元素の含有量を粉末酒全体に対して0.015質量%以上2.0質量%以下に調整し、粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%超過のとき、粉末酒中のカリウム元素の含有量を粉末酒全体に対して0.39質量%以上2.0質量%以下に調整することにより、粉末酒の味質を改善するものである。
ここで、本実施形態において、粉末酒の味質とは、粉末酒を液体に溶解させて飲料とした場合のアルコール感および香味をいう。
また、本実施形態に係る粉末酒中の脂質は特に限定されないが、例えば、植物油脂や粉乳・クリーミングパウダー中の油脂等が挙げられる。
上述のように、粉末酒については、液体に溶解させて飲料とする場合に、得られる飲料のアルコール感および香味を向上させることが求められている。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意研究を重ねた。その結果、粉末酒中にカリウム元素を特定量含有させることで、得られる飲料のアルコール感や香味が改善されることを新たに見出し、本実施形態に係る粉末酒を実現するに至った。このように、本実施形態によれば、酒類特有のアルコール感や香味が良好な飲料を得ることが可能な粉末酒を提供することができる。
ここで、本実施形態において、アルコール感とは飲料を飲んだときに感じる後味の苦さやアルコール自身が持つ甘味等が、口中に広がり、味わいを感じる状態をいう。また、本実施形態において、香味とは、酒類特有の香り立ちやコクをいい、コクとは酒類特有の味が緩やかに減っていき、飲み終わった後も余韻が残る状態をいう。
以下、本実施形態に係る粉末酒について詳細に説明する。
粉末酒は、たとえば液体に投入し、溶解させて飲料を作製するために用いられる。粉末酒を用いて作製される飲料は、アルコール濃度が1体積%以上である酒税法上のアルコール飲料であってもよく、アルコール濃度が1体積%未満のノンアルコール飲料であってもよい。
アルコール濃度は、粉末酒を用いて得られる飲料または食品に対してアルコール感および香味をより効果的に付与する観点から、好ましくは1体積%以上20体積%以下である。
また、粉末酒を溶解させる液体は、飲用として用いることができるものであれば特に限定されないが、たとえば水、炭酸水、緑茶、ウーロン茶、ほうじ茶、および麦茶等に例示される茶類、オレンジ果汁やグレープフルーツ果汁に例示される果汁類や果実成分を含有する飲料、牛乳等の乳類等から選択される一種または二種以上を含むことができる。
また、粉末酒を液体に溶解させて得られる飲料としては、例えば、ウイスキー、ブランデー、焼酎、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ等の蒸留酒や、ビール、発泡酒、清酒、ワイン等の果実酒を含む醸造酒、およびこれらベースとなるアルコール飲料に、他のアルコール飲料、果汁、果実、香辛料、炭酸水、甘味料、酸味料、香料等を混ぜ合わせることにより作られるチューハイ、カクテル、梅酒等が挙げられる。
チューハイは一般的にはアルコール飲料(例えば、焼酎、ウォッカ等)に、果汁、炭酸水、甘味料、酸味料、香料等を混ぜ合わることにより作られる飲料であり、チューハイテイスト飲料はチューハイを飲用したような感覚を飲用者に与えるアルコール1体積%未満の飲料である。
また、カクテルは一般的にはアルコール飲料(例えば、各種蒸留酒やリキュール等)に、果汁、果実、香辛料、甘味料、炭酸水等を混ぜ合わせることにより作られる飲料であり、カクテルテイスト飲料はカクテルを飲用したような感覚を飲用者に与えるアルコール1体積%未満の飲料である。
また、梅酒は一般的にはアルコール飲料(例えば、各種蒸留酒等)に、梅と甘味料等とを一緒に漬け込むことにより作られる飲料であり、梅酒テイスト飲料は梅酒を飲用したような感覚を飲用者に与えるアルコール1体積%未満の飲料である。
粉末酒の用途は、上述したものに限定されない。本実施形態に係る粉末酒は、たとえばチョコレートやケーキ、飴、錠菓等に例示される製菓類、調味料、および薬品等に添加されてもよい。また、粉末酒は、そのまま食されるものであってもよい。
本実施形態において、粉末酒は、たとえば包装容器等に記載された規定量を液体に溶解することによりアルコール濃度が所定値である飲料を作製するものとすることができる。飲料のアルコールの風味を向上させる観点からは、上記所定値が、たとえば3体積%以上であることが好ましく、5体積%以上であることがより好ましい。一方で、上記所定値は、たとえば3体積%未満であってもよい。なお、上記所定値は、たとえば粉末酒を構成する各成分の配合割合を適切に調製することにより制御することが可能である。
図1に示すように、粉末酒は、たとえば容器に収容されていてもよい。これにより、粉末酒の保存性や利便性を向上させることができる。本実施形態においては、たとえば一回使用分〜数回使用分に小分けされたポーションタイプの容器に、粉末酒を収容することができる。なお、粉末酒が収容された容器は、保存性を向上させる観点から、容器口がシールされて内部が密閉された状態となっていることがより好ましい。
図1においては、ポーションタイプのスティック状の容器に粉末酒が収容される場合が例示されている。なお、粉末酒を収容する容器は、図1に例示したものに限定されず、粉末を収容するために一般的に採用され得る形態のものを採用することができる。
粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%以下、好ましくは0.01質量%以上0.5質量%以下、より好ましくは0.02質量%以上0.3質量%以下のとき、粉末酒中のカリウム元素の含有量は粉末酒全体に対して0.015質量%以上2.0質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以上1.5質量%以下であり、特に好ましくは0.07質量%以上1.2質量%以下である。これにより、アルコール感や香味が良好な飲料を得ることができる。
また、粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%超過、好ましくは2.0質量%以上20質量%以下、より好ましくは3.0質量%以上15質量%以下のとき、粉末酒中のカリウム元素の含有量は粉末酒全体に対して0.39質量%以上2.0質量%以下であり、より好ましくは0.40質量%以上1.5質量%以下であり、特に好ましくは0.50質量%以上1.2質量%以下である。これにより、アルコール感や香味が良好な飲料を得ることができる。
また、粉末酒を用いて果汁入り飲料を作成する場合は、アルコール感や香味をより効果的に向上させる観点からは、カリウム元素の含有量が0.015質量%以上であることがより好ましく、0.05質量%以上であることがさらに好ましい。
また、粉末酒を用いて乳入り飲料を作成する場合は、アルコール感や香味をより効果的に向上させる観点からは、カリウム元素の含有量の下限が0.39質量%以上であることがより好ましく、0.40質量%以上であることがさらに好ましい。
なお、粉末酒中のカリウム元素は、たとえば原子吸光光度計(製品名:SpectrAA240FS、アジレント・テクノロジー(株)製)を用いて原子吸光光度法により定量することが可能である。
また、粉末酒中の脂質は、たとえばソックスレー抽出器(製品名:ソックスレー抽出装置 B−811型、柴田科学(株)製)を用いてソックスレー抽出法により定量することが可能である。乳成分を含む場合の粉末酒中の脂質は、たとえばマジョニア管(製品名:マジョニア管(脂肪抽出用ガラス製品)SIBATA、柴田科学(株)製)を用いてレーゼゴットリーブ法により定量することが可能である。
粉末酒中のカリウム元素の含有量は、たとえば粉末酒を構成する各成分の種類や配合割合をそれぞれ適切に調製することによって制御することが可能である。本実施形態においては、たとえばアルコール粉末とともに粉末酒を構成し得る、甘味料、酸味料、粉乳、クリーミングパウダー、粉末果汁、インスタントコーヒー、インスタントティー、植物油脂、粉末香料、色素、食塩、塩化カリウムや炭酸カリウム、クエン酸三カリウム、グルコン酸カリウムやアセスルファムカリウム等から選択される一種または二種以上のカリウム塩に例示されるような各種添加物について、その種類や配合割合を総合的に調製することが、粉末酒中のカリウム元素の含有量を所望の範囲内とするために重要な要素であると考えられている。
カリウム元素は、どのような由来のものであっても前述した効果を発揮することが可能であるが、特に、塩化カリウム、炭酸カリウム、クエン酸三カリウム、グルコン酸カリウムやアセスルファムカリウム等から選択される一種または二種以上のカリウム塩由来のカリウム元素が好ましい。カリウム元素としてカリウム塩由来のものを含むとアルコール感や香味をより効果的に向上させることができる。
粉末酒中のアルコールの含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して1質量%以上とすることができ、5質量%以上とすることがより好ましく、8質量%以上とすることが特に好ましい。これにより、粉末酒を用いて得られる飲料または食品に対してアルコールの風味をより効果的に付与することが可能となる。また、粉末酒を液体に溶解させて飲料とする場合には、そのアルコール感および香味を向上させる観点から、10質量%以上とすることがさらに好ましい。
一方で、粉末酒中のアルコールの含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して60質量%以下とすることができ、50質量%以下とすることがより好ましく、40質量%以下とすることが特に好ましい。これにより、粉末酒の容器への充填性をより効果的に向上させることが可能となる。
また、本実施形態に係る粉末酒において、粉末酒中のカリウム元素の含有量に対するアルコールの含有量の比が、粉末酒を用いて得られる飲料または食品に対してアルコール感および香味をより効果的に付与する観点から、好ましくは10以上1800以下である。
また、粉末酒を用いて果汁入り飲料を作成する場合あるいは粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%以下の場合は、アルコール感や香味をより効果的に向上させる観点からは、粉末酒中のカリウム元素の含有量に対するアルコールの含有量の比が、20以上1800以下であることがより好ましく、30以上1600以下であることがさらに好ましい。
また、粉末酒を用いて乳入り飲料を作成する場合あるいは粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%超過の場合は、アルコール感や香味をより効果的に向上させる観点からは、粉末酒中のカリウム元素の含有量に対するアルコールの含有量の比が、10以上100以下であることがより好ましく、10以上34以下であることがさらに好ましい。
また、本実施形態に係る粉末酒において、粉末酒中の脂質の含有量に対するアルコールの含有量の比が、粉末酒を用いて得られる飲料または食品に対してアルコール感および香味をより効果的に付与する観点から、好ましくは0.1以上1000以下である。
また、粉末酒を用いて果汁入り飲料を作成する場合あるいは粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%以下の場合は、アルコール感や香味をより効果的に向上させる観点からは、粉末酒中の脂質の含有量に対するアルコールの含有量の比が、10以上1000以下であることがより好ましく、50以上500以下であることがさらに好ましい。
また、粉末酒を用いて乳入り飲料を作成する場合あるいは粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%超過の場合は、アルコール感や香味をより効果的に向上させる観点からは、粉末酒中の脂質の含有量に対するアルコールの含有量の比が、0.1以上10.0以下であることがより好ましく、0.5以上5.0以下であることがさらに好ましい。
次に、粉末酒を構成する各成分について詳述する。
(アルコール粉末)
粉末酒は、上述のとおり、アルコール粉末を含んでいる。
アルコール粉末とは、食用のエチルアルコールを含む粉末である。アルコール粉末中のアルコールの含有量は、特に限定されないが、たとえばアルコール粉末全体に対して1質量%以上とすることができ、3質量%以上とすることがより好ましく、10質量%以上とすることが特に好ましい。一方で、アルコール粉末中のアルコールの含有量は、特に限定されないが、たとえばアルコール粉末全体に対して60質量%以下とすることがより好ましい。これにより、粉末酒に対してアルコールを十分に含ませつつ、得られる飲料のアルコール感や香味をより良好なものとすることができる。
アルコール粉末は、特に限定されないが、たとえばアルコールの水溶液と粉末化基材を混合溶解させて得られる溶液を、可及的速やかに低温化で乾燥することによって作製することができる。上記溶液中には、粉末化基材のほかに、たとえば液体香料、油脂、疎水性化合物等のアルコールに溶解し得る成分が含まれていてもよい。
粉末化基材は、たとえばデキストリン、デンプン、プルラン、難消化デキストリン、ポリデキストロース、還元澱粉分解物、還元難消化デキストリン、および加工澱粉から選択される一種または二種以上を含むことができる。
また、乾燥法の種類は問わないが、一般的には噴霧乾燥法が好んで用いられる。
粉末酒中のアルコール粉末の含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して10質量%以上とすることができ、20質量%以上とすることがより好ましく、30質量%以上とすることが特に好ましい。これにより、粉末酒を用いて得られる飲料または食品に対してアルコールの風味をより効果的に付与することが可能となる。また、粉末酒を液体に溶解させて飲料とする場合には、そのアルコール感および香味を向上させる観点から、40質量%以上とすることがさらに好ましい。
一方で、粉末酒中のアルコール粉末の含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して99.5質量%以下とすることができ、98質量%以下とすることがより好ましく、95質量%以下とすることが特に好ましい。これにより、粉末酒の容器への充填性をより効果的に向上させることが可能となる。
また、粉末酒を用いて乳入り飲料を作成する場合あるいは粉末酒中の脂質の含有量が粉末酒全体に対して1.0質量%超過の場合は、粉末酒中のアルコール粉末の含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して85質量%以下とすることが好ましく、80質量%以下とすることがより好ましい。
(甘味料)
粉末酒は、たとえば甘味料を含むことができる。甘味料は、飲食料品において通常用いられるものであれば特に限定されないが、たとえばショ糖、ブドウ糖、果糖ブドウ糖液糖、グラニュー糖等に例示される糖質系甘味料、およびアセスルファムカリウム、スクラロース、アスパルテーム、ステビア、甘草(グリチルリチン)等に例示される非糖質系甘味料から選択される一種または二種以上を含むことができる。
粉末酒中の甘味料の含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して0.01質量%以上とすることが好ましく、0.02質量%以上とすることが特に好ましい。一方で、粉末酒中の甘味料の含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して50質量%以下とすることが好ましく、40質量%以下とすることがより好ましい。これにより、粉末酒を用いて作製される飲料の風味向上に寄与することができる。また、粉末酒を用いて作製される飲料のアルコール感および香味をより効果的に向上させることも可能となる。なお、粉末酒中の甘味料の含有量は0.01質量%未満であってもよい。
(粉乳・クリーミングパウダー)
粉末酒は、たとえば粉乳およびクリーミングパウダーから選択される少なくとも一種を含むことができる。これにより、乳入り飲料を容易に作製することが可能な粉末酒を実現することができる。
粉乳は、乳から水分を除去して粉末状にしたものである。本実施形態において、粉乳は、たとえば全粉乳、脱脂粉乳、および調製粉乳から選択される一種または二種以上を含むことができる。クリーミングパウダーは、油脂を乳化剤、安定剤と共に水中油型の乳化物とし、粉末化基材と共に乾燥、粉末化したものである。油脂は一般に常温で固体の物が使用されることが多く、油脂の使用例としては動物性脂肪としては乳脂肪、ラード等が、植物性脂肪としてはヤシ油、パーム油、パーム核油等が挙げられる。乳化剤としては水中油型乳化に適したものであればよく、一般的にはグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等が使用される。安定剤としてはカゼイン、全粉乳、脱脂粉乳等の乳蛋白質が使用されることが一般的である。また粉末化の基材としてデキストリン、乳糖、水溶性食物繊維等が使用される。また必要に応じて、pH調整剤、香料、色素等が添加されることがある。
粉末酒中の粉乳およびクリーミングパウダーから選択される少なくとも一種の含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して10質量%以上とすることが好ましく、15質量%以上とすることが特に好ましい。一方で、粉末酒中の粉乳またはクリーミングパウダーの含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して50質量%以下とすることが好ましく、40質量%以下とすることが特に好ましい。これにより、粉末酒を用いて作製される飲料のアルコール感および香味をより効果的に向上させることが可能となる。また、粉末酒を用いて作製される飲料の風味向上に寄与することもできる。なお、粉末酒中の粉乳およびクリーミングパウダーから選択される少なくとも一種の含有量は10質量%未満であってもよい。
(粉末果汁)
粉末酒は、たとえば粉末果汁を含むことができる。これにより、果汁入り飲料を容易に作製することが可能な粉末酒を実現することができる。
粉末果汁は、果汁から水分を除去して粉末状にしたものである。本実施形態において、粉末果汁は、たとえばデキストリン、酸化防止剤を含むことができる。
粉末果汁の原料となる果汁の種類としては、特に限定されるものではないが、たとえば、マスカット、巨峰等のぶどう類;みかん、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ライム、マンダリン、ユズ、シークワーサー、タンジェリン、テンプルオレンジ、タンジェロ、カラマンシー、デコポン、ポンカン、イヨカン、バンペイユ等の柑橘類;イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、アサイー、キウイフルーツ、モモ、リンゴ、パイナップル、グアバ、バナナ、マンゴー、アセロラ、プルーン、パパイヤ、パッションフルーツ、ウメ、ナシ、アンズ、ライチ、メロン、スイカ、サクランボ、西洋ナシ、スモモ類等由来の果汁が挙げられる。これらの果汁は、1種を単独で又は2種以上を混合して使用してもよい。これらの中でも柑橘類由来の果汁が好ましい。
粉末酒中の粉末果汁の含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して0.1質量%以上とすることが好ましく、0.5質量%以上とすることが特に好ましい。一方で、粉末酒中の粉末果汁の含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して10質量%以下とすることが好ましく、5質量%以下とすることが特に好ましい。これにより、粉末酒の潮解性を抑え、粉末酒を用いて作製される飲料のアルコール感および香味をより効果的に向上させることが可能となる。また、粉末酒を用いて作製される飲料の風味向上に寄与することもできる。なお、粉末酒中の粉末果汁の含有量は0.1質量%未満であってもよい。
(植物油脂)
粉末酒は、たとえば植物油脂を含むことができる。これにより、粉末酒を用いて作製される飲料をよりまろやかにすることが可能となる。植物油脂は、たとえば大豆油、菜種油、ひまわり油、オリーブ油、脂肪酸、脂肪酸トリグリセライド等から選択される一種または二種以上を含むことができる。本実施形態においては、25℃で液体である植物油脂を粉末酒中に含む場合を好ましい態様の一例として挙げることができる。これにより、粉末酒を用いて作製される飲料のアルコール感および香味をより効果的に向上させることが可能となる。一方で、植物油脂は、たとえば25℃で固体のものであってもよい。
粉末酒中の植物油脂の含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して0.01質量%以上とすることが好ましく、0.05質量%以上とすることが特に好ましい。一方で、粉末酒中の植物油脂の含有量は、特に限定されないが、たとえば粉末酒全体に対して1質量%以下とすることが好ましく、0.5質量%以下とすることが特に好ましい。これにより、粉末酒を用いて作製される飲料のアルコール感および香味をより効果的に向上させることが可能となる。また、粉末酒を用いて作製される飲料の風味向上に寄与することもできる。なお、粉末酒中の植物油脂の含有量は0.01質量%未満であってもよい。
粉末酒は、上述の各成分以外に、他の添加物を含んでいてもよい。上記他の添加物は、特に限定されないが、たとえば粉末状、粒状、および繊維状等の固形状のものや、液状のものが挙げられる。上記他の添加物としては、たとえばインスタントコーヒー、インスタントティー、食塩、香料、塩化カリウム等の無機塩を含む調味料、果肉、果汁、酸味料、酸化防止剤、保存料、pH調整剤、および色素等から選択される一種または二種以上を含むことができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
以下、本発明を実施例および比較例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(粉末酒の作製)
各実施例および各比較例について、表1および表2に示す配合に従い各原料を混合し、撹拌することにより粉末酒を製造した。なお、表1および表2においては、粉末酒全体に対する各原料の配合割合(質量%)が示されている。
各原料の詳細は、以下のとおりである。
ウォッカ粉末:粉末酒ウォッカタイプ(佐藤食品工業(株)製、アルコール含有量30.5質量%)
グラニュー糖:ビートグラニュー糖(日本甜菜製糖(株)製)
クリーミングパウダー:ND−106M(和光堂(株)製、脂肪含量33%、原材料:デキストリン、植物油脂、乳糖、脱脂粉乳等)
インスタントコーヒー:インスタントコーヒー(味の素ゼネラルフーヅ(株)製、コーヒー抽出物含量100%)
植物油脂:MT−N(花王(株)製、中鎖脂肪酸トリグリセライド)
レモン粉末果汁:レモン3倍濃縮果汁(小川香料(株)製)
各実施例および各比較例は、それぞれ表1に示す規定量(g)を140mlとなるように水に溶解してアルコール度数3.2体積%または5.2体積%のアルコール飲料を作製する粉末酒である。各実施例のいずれにおいても、表1に示す規定量(g)を140mlとなるように水に溶解することにより、良好な風味のアルコール飲料が得られることを確認した。
(カリウム元素の含有量)
比較例1、3、5、7について、得られた粉末酒中のカリウム元素は、原子吸光光度計(製品名:SpectrAA240FS、アジレント・テクノロジー(株)製)を用いて原子吸光光度法により定量した。他の実施例および比較例のカリウム元素は、比較例1、3、5、7の定量値および塩化カリウムの添加濃度から算出した。
(脂質の含有量)
脂質含量は原料の脂質含量規格値から算出した。
(官能評価)
得られたアルコール飲料について、飲料の開発を担当する熟練したパネリスト4名により、上記アルコール飲料の「香り立ち」、「コク」、「アルコール感」を、以下の基準にて評価した。なお、評価は4名の協議により最終決定した。
<香り立ち>
◎:アルコール飲料として非常に良好な香り立ちを感じる
〇:アルコール飲料として良好な香り立ちを感じる
×:アルコール飲料として香り立ちをあまり感じられない
<コク>
◎:アルコール飲料として非常に良好なコクを感じる
〇:アルコール飲料として良好なコクを感じる
×:アルコール飲料としてコクをあまり感じられない
<アルコール感>
◎:アルコール飲料として非常に良好なアルコール感を感じる
〇:アルコール飲料として良好なアルコール感を感じる
×:アルコール飲料としてアルコール感をあまり感じられない
以上の結果を表1および表2に示す。
Figure 2017029025
Figure 2017029025
各実施例で得られた粉末酒は、いずれも「香り立ち」、「コク」、「アルコール感」が良好であった。
一方、各比較例で得られた粉末酒は、いずれも「香り立ち」、「コク」、「アルコール感」があまり感じられなかった。

Claims (13)

  1. アルコール粉末を含む粉末酒であって、
    前記粉末酒中の脂質の含有量が前記粉末酒全体に対して1.0質量%以下のとき、
    前記粉末酒中のカリウム元素の含有量が前記粉末酒全体に対して0.015質量%以上2.0質量%以下であり、
    前記粉末酒中の脂質の含有量が前記粉末酒全体に対して1.0質量%超過のとき、
    前記粉末酒中のカリウム元素の含有量が前記粉末酒全体に対して0.39質量%以上2.0質量%以下である粉末酒。
  2. 請求項1に記載の粉末酒において、
    前記粉末酒中の前記カリウム元素の含有量に対するアルコールの含有量の比が10以上1800以下である粉末酒。
  3. 請求項1または2に記載の粉末酒において、
    前記粉末酒中のアルコールの含有量が、前記粉末酒全体に対して1質量%以上60質量%以下である粉末酒。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載の粉末酒において、
    塩化カリウム、炭酸カリウム、クエン酸三カリウム、グルコン酸カリウムおよびアセスルファムカリウムから選択される一種または二種以上のカリウム塩を含む粉末酒。
  5. 請求項1乃至4いずれか一項に記載の粉末酒において、
    液体に溶解させて飲料を作製するために用いられる粉末酒。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載の粉末酒において、
    前記粉末酒を液体に溶解して飲用する際のアルコール濃度が1体積%以上20体積%以下である粉末酒。
  7. 請求項1乃至6いずれか一項に記載の粉末酒において、
    チューハイ、カクテル、梅酒、チューハイテイスト飲料、カクテルテイスト飲料および梅酒テイスト飲料から選択される飲料の粉末である粉末酒。
  8. アルコール粉末を含む粉末酒の味質改善方法であって、
    前記粉末酒中の脂質の含有量が前記粉末酒全体に対して1.0質量%以下のとき、
    前記粉末酒中のカリウム元素の含有量を前記粉末酒全体に対して0.015質量%以上2.0質量%以下に調整し、
    前記粉末酒中の脂質の含有量が前記粉末酒全体に対して1.0質量%超過のとき、
    前記粉末酒中のカリウム元素の含有量を前記粉末酒全体に対して0.39質量%以上2.0質量%以下に調整する粉末酒の味質改善方法。
  9. 請求項8に記載の粉末酒の味質改善方法において、
    前記粉末酒中の前記カリウム元素の含有量に対するアルコールの含有量の比を10以上1800以下に調整する粉末酒の味質改善方法。
  10. 請求項8または9に記載の粉末酒の味質改善方法において、
    前記粉末酒中のアルコールの含有量が、前記粉末酒全体に対して1質量%以上60質量%以下である粉末酒の味質改善方法。
  11. 請求項8乃至10いずれか一項に記載の粉末酒の味質改善方法において、
    塩化カリウム、炭酸カリウム、クエン酸三カリウム、グルコン酸カリウムおよびアセスルファムカリウムから選択される一種または二種以上のカリウム塩により前記粉末酒中のカリウム元素の含有量を調整する粉末酒の味質改善方法。
  12. 請求項8乃至11いずれか一項に記載の粉末酒の味質改善方法において、
    前記粉末酒を液体に溶解して飲用する際のアルコール濃度が1体積%以上20体積%以下である粉末酒の味質改善方法。
  13. 請求項8乃至12いずれか一項に記載の粉末酒の味質改善方法において、
    チューハイ、カクテル、梅酒、チューハイテイスト飲料、カクテルテイスト飲料および梅酒テイスト飲料から選択される飲料の粉末である粉末酒の味質改善方法。
JP2015150584A 2015-07-30 2015-07-30 粉末酒および粉末酒の味質改善方法 Active JP6664900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015150584A JP6664900B2 (ja) 2015-07-30 2015-07-30 粉末酒および粉末酒の味質改善方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015150584A JP6664900B2 (ja) 2015-07-30 2015-07-30 粉末酒および粉末酒の味質改善方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017029025A true JP2017029025A (ja) 2017-02-09
JP6664900B2 JP6664900B2 (ja) 2020-03-13

Family

ID=57985191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015150584A Active JP6664900B2 (ja) 2015-07-30 2015-07-30 粉末酒および粉末酒の味質改善方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6664900B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020262487A1 (ja) * 2019-06-25 2020-12-30 健二 坂本 発泡酒風味の飲料を提供するための組成物

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5786283A (en) * 1980-11-19 1982-05-29 Sato Shokuhin Kogyo Kk Preparation of powdery low sweet sake (liquor)
JPS5791187A (en) * 1980-11-26 1982-06-07 Sato Shokuhin Kogyo Kk Powdery cocktail
JPH10262642A (ja) * 1997-03-25 1998-10-06 Takara Shuzo Co Ltd アルコール飲料
JP2001275650A (ja) * 2000-04-04 2001-10-09 Kikkoman Corp 焼酎の香味の改質方法
JP2003093036A (ja) * 2001-09-26 2003-04-02 Takara Holdings Inc みりん類
JP2007530062A (ja) * 2004-03-31 2007-11-01 シムライズ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンジツト・ゲゼルシヤフト 水溶性粉末飲料
JP2009195125A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Suntory Holdings Ltd ぶどう果汁含有アルコール飲料
JP2013507909A (ja) * 2009-10-14 2013-03-07 フイルメニツヒ ソシエテ アノニム エタノール、炭水化物、塩及び粉末化剤によって提供されるコーティングを含む固体カプセル、前記カプセルの噴霧乾燥による製造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5786283A (en) * 1980-11-19 1982-05-29 Sato Shokuhin Kogyo Kk Preparation of powdery low sweet sake (liquor)
JPS5791187A (en) * 1980-11-26 1982-06-07 Sato Shokuhin Kogyo Kk Powdery cocktail
JPH10262642A (ja) * 1997-03-25 1998-10-06 Takara Shuzo Co Ltd アルコール飲料
JP2001275650A (ja) * 2000-04-04 2001-10-09 Kikkoman Corp 焼酎の香味の改質方法
JP2003093036A (ja) * 2001-09-26 2003-04-02 Takara Holdings Inc みりん類
JP2007530062A (ja) * 2004-03-31 2007-11-01 シムライズ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンジツト・ゲゼルシヤフト 水溶性粉末飲料
JP2009195125A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Suntory Holdings Ltd ぶどう果汁含有アルコール飲料
JP2013507909A (ja) * 2009-10-14 2013-03-07 フイルメニツヒ ソシエテ アノニム エタノール、炭水化物、塩及び粉末化剤によって提供されるコーティングを含む固体カプセル、前記カプセルの噴霧乾燥による製造方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
食品成分表2014, JPN6019017317, 2014, pages 224 - 225, ISSN: 0004034535 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020262487A1 (ja) * 2019-06-25 2020-12-30 健二 坂本 発泡酒風味の飲料を提供するための組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6664900B2 (ja) 2020-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6342167B2 (ja) 低糖質炭酸アルコール飲料
WO2015033964A1 (ja) 炭酸刺激増強剤
JP6420057B2 (ja) 果汁含有アルコール飲料の果汁感増強方法
JP2005204585A (ja) ポリフェノール含有アルコール飲料
JP6198906B1 (ja) グレープフルーツ果実様飲料及びその製造方法
JP5216061B2 (ja) ゆず果汁含有飲食品およびその製造方法
JP2021093962A (ja) ロタンドンを有効成分とする香味発現増強剤
JP6187572B2 (ja) 炭酸飲料
JP7025576B2 (ja) 容器詰飲料及びその製造方法
JP6664900B2 (ja) 粉末酒および粉末酒の味質改善方法
JP2009240237A (ja) 炭酸飲料
WO2018117081A1 (ja) リモネン含有炭酸飲料
JP6674739B2 (ja) アルコール飲料ベース、アルコール飲料、アルコール飲料ベースの製造方法、及び、アルコール飲料ベースのアルコールの刺激味を抑制しつつドリンカビリティを向上させる方法
TWI706033B (zh) 高酒精飲料、高酒精飲料之製造方法、及高酒精飲料之香味提升方法
WO2016175113A1 (ja) 炭酸感が改善された炭酸飲料
JP6844990B2 (ja) 果汁感増強剤
JP6608930B2 (ja) プロフレーバー送達粉末
WO2018042847A1 (ja) 果汁含有飲料、果汁含有飲料ベース、果汁含有飲料の製造方法、果汁含有飲料ベースの製造方法、及び、果汁含有飲料の香味向上方法
JP6902076B2 (ja) 炭酸感が改善された炭酸飲料
RU2525253C1 (ru) Безалкогольный тонизирующий напиток (мега вита) газированный
JP6832070B2 (ja) クロロゲン酸を含有する飲料
JP6737588B2 (ja) 飲料のアルコール感付与増強剤
JP2021153440A (ja) 飲料用濃縮原液及び飲料の製造方法
JP2021065197A (ja) ジヒドロカルコン類からなる炭酸刺激増強剤
JP2017169541A (ja) 紅茶由来ポリフェノールを含有する飲料

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6664900

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250