JP2017028664A - 無線通信装置 - Google Patents

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【課題】アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置を提供する。【解決手段】無線通信装置1は、スイッチングIC25と、スイッチングIC25に接続されたチョークコイルと、を含んで構成されるDC−DCコンバータ回路であるDC−DCコンバータモジュール20と、RFIC35と、RFIC35に接続されたアンテナコイルと、を含んで構成されるアンテナ回路であるRF回路ブロック30と、開磁路コイル26と、を備え、開磁路コイル26が、前記チョークコイルの少なくとも一部と前記アンテナコイルの少なくとも一部とに兼用されている。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置に関し、特には、無線通信装置の高密度実装技術に関する。
無線通信装置(例えば、スマートフォン)が広く普及している。昨今では多機能の無線通信装置が増えており、HF帯の周波数を利用して近距離無線通信を行うスマートフォンはその一例である。
無線通信装置には、各種の機能回路ブロックに動作電圧を供給する電源回路が設けられる。電源回路の一例であるDC−DCコンバータ回路は、電源(例えば、バッテリ)の電圧をスイッチング素子でスイッチングしてチョークコイルで平滑化することで、安定化された動作電圧を生成して、各種の機能回路ブロックに供給する。
モジュール部品としてのDC−DCコンバータが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、チョークコイルを内蔵した磁性体基板にスイッチングICとコンデンサとを実装してなる、超小型のDC−DCコンバータモジュールが開示されている。
特許第4325747号公報
スマートフォンなどの携帯型の無線通信装置では、小型化が大きな製品メリットになることから、高密度実装への強い要求がある。無線通信装置の小型化のために、例えば、従来のDC−DCコンバータモジュールで電源回路を構成することは有効である。
しかしながら、近距離無線通信のためのアンテナコイルの近傍に従来のDC−DCコンバータモジュールを配置すると、磁性体基板によって、前記アンテナコイルと通信相手のアンテナコイルとの磁界結合が妨げられる可能性がある。そのため、近距離無線通信機能を有する無線通信装置では、DC−DCコンバータモジュールの配置が制約され、十分な小型化が達成できない場合があり得る。
そこで、本発明は、アンテナコイルを有する無線通信装置であって、当該アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る無線通信装置は、スイッチングICと、前記スイッチングICに接続されたチョークコイルと、を含んで構成されるDC−DCコンバータ回路と、RFICと、前記RFICに接続されたアンテナコイルと、を含んで構成されるアンテナ回路と、開磁路コイルと、を備え、前記チョークコイルの少なくとも一部と前記アンテナコイルの少なくとも一部とが前記開磁路コイルで構成されている。
この構成によれば、前記チョークコイルと前記アンテナコイルとを別体に設ける従来構成とは異なり、前記チョークコイルが前記アンテナコイルの磁気特性を損なう懸念なしに、回路の近接配置、及び部材の兼用による装置の小型化が可能になる。その結果、前記アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置が得られる。
また、前記開磁路コイルは、磁性体コアの表面に螺旋状に配置されたコイル導体で形成されていてもよい。
この構成によれば、例えば、磁性体基板を前記磁性体コアとして用いて、当該磁性体基板に前記開磁路コイルを形成できる。さらに、当該磁性体基板上に前記スイッチングICを実装して、高密度実装に適した超小型のDC−DCコンバータモジュールを構成することもできる。
また、前記磁性体コアは複数の磁性体層を積層してなる磁性体多層基板であってもよい。
この構成によれば、磁性体多層基板の各層に配置されたコイル導体を用いて前記開磁路コイルを超小型に形成できる。
また、前記チョークコイルの残部は、前記磁性体多層基板の内部に螺旋状に配置されたコイル導体で形成された閉磁路コイルであってもよい。
この構成によれば、磁性体多層基板の各層に配置されたコイル導体を用いて前記閉磁路コイルを超小型に形成できる。
また、前記チョークコイルの前記一部と残部とは前記スイッチングICに並列に接続されていてもよい。
この構成によれば、前記DC−DCコンバータ回路は、前記チョークコイルの前記一部と前記残部との並列接続により直流抵抗を低減した並列インダクタで動作するので、電圧の変換効率が向上する。また、前記チョークコイルの前記残部を開磁路コイルで構成してもよく、その場合、前記アンテナ回路は、前記残部をサブアンテナとして用いて、より強い磁界を出力できる。
また、前記チョークコイルの前記一部と残部とは前記スイッチングICに直列に接続されていてもよい。
この構成によれば、前記チョークコイルの前記一部を前記アンテナコイルに適したL値に設計した上で、前記チョークコイルのL値の不足を前記残部で補うことができる。
また、前記チョークコイルの前記一部と前記残部とは中心軸が互いにずれた位置に配置されていてもよい。
この構成によれば、前記チョークコイルの前記一部と前記残部との磁気結合が低減するので、前記アンテナ回路で処理される信号のS/N比の低下が抑制できる。
また、前記アンテナコイルの前記一部はコンデンサを介して前記RFICに接続されていてもよい。
この構成によれば、前記DC−DCコンバータ回路からの電流が持つ直流成分が前記RFICに流入することを回避できる。
また、前記RFICは、第1周波数の信号を前記アンテナコイルで送受信し、前記スイッチングICは、前記第1周波数と異なる第2周波数でスイッチング動作を行ってもよい。前記第2周波数は前記第1周波数よりも低くてもよく、また、前記第2周波数は、前記第1周波数の整数分の1の周波数と異なっていてもよい。
これらの構成によれば、前記スイッチングICが発するスイッチングノイズ及びその高調波が、前記アンテナ回路の信号から周波数分離できるので、前記アンテナ回路が提供する無線通信機能への悪影響を容易に排除できる。
本発明の無線通信装置によれば、アンテナコイルを有する無線通信装置であって、当該アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置が得られる。
実施の形態1に係る無線通信装置の要部の一例を示す回路図である。 実施の形態1に係るDC−DCコンバータの一例を示す回路図である。 実施の形態1に係るDC−DCコンバータの一例を示す回路図である。 実施の形態1に係るDC−DCコンバータの一例を示す回路図である。 実施の形態1に係る無線通信装置の要部の構成の一例を示す斜視図である。 実施の形態1に係るDC−DCコンバータモジュールの構成の一例を示す断面図である。 実施の形態1に係る無線通信装置の要部の構成の一例を示す断面図である。 実施の形態1に係る無線通信装置の要部の構成の一例を示す斜視図である。 実施の形態1に係るDC−DCコンバータモジュールの構成の一例を示す断面図である。 実施の形態1に係る無線通信装置の要部の構成の一例を示す断面図である。 実施の形態2に係る無線通信装置の要部の一例を示す回路図である。 実施の形態2に係るDC−DCコンバータモジュールの構成の一例を示す断面図である。 実施の形態3に係る無線通信装置の要部の一例を示す回路図である。 実施の形態3に係るDC−DCコンバータモジュールの構成の一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、図面に示される構成要素の大きさ又は大きさの比は、必ずしも厳密ではない。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る無線通信装置は、近距離無線通信のためのアンテナコイルと、DC−DCコンバータのチョークコイルとを、1つの開磁路コイルで構成した無線通信装置である。
図1は、実施の形態1に係る無線通信装置1の要部の一例を示す回路図である。図1に示すように、無線通信装置1は、DC−DCコンバータモジュール20と、RF(Radio Frequency)回路ブロック30とを備える。
DC−DCコンバータモジュール20は、安定化された動作電圧を各種の機能回路ブロック(例えば、RF回路ブロック30)に供給する電源回路である。
DC−DCコンバータモジュール20は、スイッチングIC25及び開磁路コイル26を有し、図外の電源(例えば、バッテリ)から入力端子Vin供給される入力電圧から安定化された出力電圧を生成して、出力端子Voutに出力する。DC−DCコンバータモジュール20は、入力電圧を、スイッチングIC25に内蔵されているスイッチング素子でスイッチングし、開磁路コイル26で平滑化することにより、出力電圧を生成する。つまり、DC−DCコンバータモジュール20は、開磁路コイル26をチョークコイルとして用いて、出力電圧を生成する。開磁路コイル26の一端及び他端は、コイル端子Lx1、Lx2に接続されている。
ここで、DC−DCコンバータモジュール20が、スイッチングIC25と、前記スイッチングICに接続されたチョークコイル(つまり、開磁路コイル26)と、を含んで構成されるDC−DCコンバータ回路の一例である。なお、DC−DCコンバータ回路の具体例については後述する。
RF回路ブロック30は、HF帯の周波数を利用して近距離無線通信を行う無線回路である。
RF回路ブロック30は、近距離無線通信を制御するRFIC35、及びRFIC35と開磁路コイル26とを接続する整合回路36とを有し、開磁路コイル26と図外の通信相手のアンテナコイルとの磁界結合により、当該通信相手と近接無線通信を行う。つまり、RF回路ブロック30は、開磁路コイル26をアンテナコイルとして用いて近距離無線通信を行う。
整合回路36は、インダクタL1、L2及びキャパシタC1、C2、C3、C4、C5を有する。インダクタL1、L2の一端はRFIC35に接続され、インダクタL1、L2の他端には、キャパシタC1、C2が直列に接続される。キャパシタC1、C2の中点は接地される。インダクタL1、L2及びキャパシタC1、C2は、差動のローパスフィルタ回路を構成する。
インダクタL1、L2の前記他端は、キャパシタC3、C4及びコイル端子Lx1、Lx2を介して、開磁路コイル26の一端及び他端に接続される。キャパシタC3、C4は、直流カット回路を構成する。キャパシタC5は、コイル端子Lx1、Lx2を介して、開磁路コイル26と並列に接続される。キャパシタC5は、開磁路コイル26とともに、アンテナ共振回路を構成する。
ここで、RF回路ブロック30及び開磁路コイル26が、RFIC35と、RFIC35に接続されたアンテナコイル(つまり、開磁路コイル26)と、を含んで構成されるアンテナ回路の一例である。
次に、DC−DCコンバータモジュール20に設けられるDC−DCコンバータ回路のいくつかの具体例を示す。
図2は、降圧型のDC−DCコンバータ回路201の一例を示す回路図である。DC−DCコンバータ回路201は、降圧動作を制御するスイッチングIC25a、開磁路コイル26、コンデンサ28、29を有する。スイッチングIC25aは、スイッチング素子M21、ダイオードD21、及びコントローラを有する。スイッチング素子M21は、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)で構成されてもよい。
DC−DCコンバータ回路201では、入力電圧をスイッチング素子M21でスイッチングし、開磁路コイル26及びコンデンサ29で平滑化することで、出力電圧を生成する。コントローラは、スイッチングの周波数を固定としパルス幅を可変としてスイッチング素子M21を制御することで、出力電圧を入力電圧よりも低い設定電圧に安定させる。
図3は、昇圧型のDC−DCコンバータ回路202の一例を示す回路図である。DC−DCコンバータ回路202は、昇圧動作を制御するスイッチングIC25b、開磁路コイル26、コンデンサ28、29を有する。スイッチングIC25bは、スイッチング素子M21、ダイオードD21、及びコントローラを有する。スイッチング素子M21は、例えば、MOSFETで構成されてもよい。
DC−DCコンバータ回路202では、入力電圧からスイッチング素子M21を介して開磁路コイル26に磁気エネルギーを断続的に蓄積し、開磁路コイル26の逆起電力で生じる電圧を入力電圧に加えた電圧をコンデンサ29で平滑化することで、出力電圧を生成する。コントローラは、スイッチングの周波数を固定としパルス幅を可変としてスイッチング素子M21を制御することで、出力電圧を入力電圧よりも高い設定電圧に安定させる。
図4は、昇降圧型のDC−DCコンバータ回路203の一例を示す回路図である。DC−DCコンバータ回路203は、昇降圧動作を制御するスイッチングIC25c、開磁路コイル26、コンデンサ28、29を有する。スイッチングIC25cは、スイッチング素子M21、ダイオードD21、及びコントローラを有する。スイッチング素子M21は、例えば、MOSFETで構成されてもよい。
DC−DCコンバータ回路203では、入力電圧からスイッチング素子M21を介して開磁路コイル26に磁気エネルギーを断続的に蓄積し、開磁路コイル26の逆起電力で生じる負電圧をコンデンサ29で平滑化することで、出力電圧を生成する。コントローラは、スイッチングの周波数を固定としパルス幅を可変としてスイッチング素子M21を制御することで、出力電圧を入力電圧とは逆極性の設定電圧に安定させる。
図2〜4に示すように、DC−DCコンバータ回路201、202、203の何れにおいても、開磁路コイル26の一端及び他端がコイル端子Lx1、Lx2に引き出され、DC−DCコンバータモジュール20の外部からの接続が可能になっている。
そこで、再び図1を参照して、RF回路ブロック30を、コイル端子Lx1、Lx2を利用して、開磁路コイル26に接続する。RF回路ブロック30は、開磁路コイル26と通信相手のアンテナコイルとが磁気結合された状態で、所定の周波数(例えば13.56MHz)の信号を開磁路コイル26から送信し、また開磁路コイル26で受信することで、当該通信相手との近距離無線通信を行う。
このようにして、単一の開磁路コイル26が、DC−DCコンバータモジュール20(DC−DCコンバータ回路)のチョークコイルと、RF回路ブロック30(アンテナ回路)のアンテナコイルとに兼用される。これにより、前記チョークコイルと前記アンテナコイルとを別体に設ける従来構成とは異なり、前記チョークコイルが前記アンテナコイルの磁気特性を損なう懸念なしに、前記DC−DCコンバータ回路と前記アンテナ回路との近接配置、及び部材の兼用による装置の小型化が可能になる。その結果、前記アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置が得られる。
なお、DC−DCコンバータ回路201、202、203は、RF回路ブロック30が開磁路コイル26で送受信する信号の周波数である第1周波数(例えば13.56MHz)とは異なる第2周波数でスイッチング動作を行ってもよい。前記第2周波数は、前記第1周波数よりも低い周波数(例えば10MHz)であってもよく、前記第1周波数の整数分の1の周波数と異なっていてもよい。
これにより、スイッチングIC25が発するスイッチングノイズ及びその高調波が、RF回路ブロック30で処理する近距離無線通信のための信号から周波数分離できるので、スイッチング動作が近距離無線通信に及ぼす悪影響(例えば、S/N比の劣化など)が容易に排除できる。具体的には、スイッチングIC25が発する非所望の信号をバンドパスフィルタで除去し、またアンテナの共振周波数からのずれにより空間への放射を抑制することができる。
また、スイッチングIC25から開磁路コイル26に流れる電流の直流成分がRFIC35に流入することで不都合が生じる場合、開磁路コイル26を、コンデンサを介してRFIC35に接続してもよい。例えば、キャパシタC3、C4によって構成される直流カット回路は、そのような直流成分がRFIC35に流入することを阻止している。
次に、無線通信装置1の構造的な特徴について説明する。
図5は、無線通信装置1の具体例である無線通信装置1aの要部の構成の一例を示す斜視図である。図5に示すように、無線通信装置1aの要部は、RF回路ブロック30を形成したプリント配線板40aに、DC−DCコンバータモジュール20の具体例であるDC−DCコンバータモジュール20aを実装して構成される。
RF回路ブロック30は、プリント配線板40aの所定の配線が形成された領域に、RFIC35及び整合回路36を構成するインダクタL1、L2及びキャパシタC1、C2、C3、C4、C5(図示省略)を実装して形成される。RF回路ブロック30とDC−DCコンバータモジュール20aとは、プリント配線板40aに形成した配線で接続される。
DC−DCコンバータモジュール20aは、開磁路コイル26の一具体例である開磁路コイル26aを形成した磁性体基板10aの一方主面に、スイッチングIC25とコンデンサ28、29を実装して構成される。
図6は、DC−DCコンバータモジュール20aの構成の一例を示す断面図であり、特には、磁性体基板10aの断面構造の一例を概念的に示している。図示の簡明のため、同種の構成要素を同じ模様で示して符号を適宜省略し、また、厳密には別断面にある構成要素を同一図面内に示して説明する。
図6に示すように、磁性体基板10aは、非磁性体層11、磁性体層12、及び非磁性体層13をこの順に積層して構成される。非磁性体層11、13は、磁性体基板10aの一方主面の表層及び他方主面の表層としてそれぞれ形成され、磁性体基板10aにおいて露出している。図6の例では、磁性体層12は、磁性体層121〜125を積層してなる。非磁性体層11、13は単層として図示されているが、それぞれ、複数の非磁性体層を積層して構成されてもよい。ここで、磁性体層12が磁性体コアの一例である。なお、非磁性体層11、13は、磁性体基板10aの機械的な強度を高めるために有用であるが、必須ではない。
磁性体基板10aには、例えば、図2、図3又は図4のDC−DCコンバータ回路を形成する各種の導体が設けられる。前記導体には、非磁性体層13の露出面に形成された第1電極18、非磁性体層11の露出面に形成された第2電極17、各磁性体層や各非磁性体層の主面に沿って形成された面内導体16、及び、各磁性体層や各非磁性体層を厚み方向に貫通して形成された層間導体15が含まれる。
例えば、開磁路コイル26aは、磁性体層12の上面に形成した面内導体と、磁性体層12の下面に形成した面内導体とを、磁性体層12の外側面に形成した層間導体(図5を参照)で螺旋状に接続して形成される。つまり、開磁路コイル26aは、螺旋状に配置された導体で形成されている。開磁路コイル26aの中心軸は、磁性体基板10aの主面と略平行である。開磁路コイル26aの一端及び他端は、図1〜4に示すコイル端子Lx1、Lx2としての第2電極17に接続されている。
非磁性体層11、13は、例えば、低透磁率又は非磁性のセラミックス基材で構成される。磁性体層12は、例えば、非磁性体層11、13と比べて透磁率が大きい磁性セラミックス基材で構成される。非磁性体層11、13を構成する各非磁性体層、及び磁性体層12を構成する各磁性体層を、基材層と総称する。
磁性セラミックスには、例えば、磁性フェライトセラミックスが用いられる。具体的には、酸化鉄を主成分とし、亜鉛、ニッケル及び銅のうち少なくとも1つ以上を含むフェライトが用いられ得る。また、非磁性のセラミックスには、例えば、非磁性フェライトセラミックスやアルミナを主成分とするアルミナセラミックスが用いられ得る。
第1電極18、第2電極17、面内導体16及び層間導体15には、例えば、銀を主成分とする金属又は合金が用いられ得る。第1電極18、第2電極17には、例えば、ニッケル、パラジウム、又は金によるめっきが施されていてもよい。
磁性体基板10aの各層を構成する磁性フェライトセラミックスと非磁性フェライトセラミックスはいわゆるLTCCセラミックス(Low Temperature Co−fired Ceramics)であり、磁性体基板10aの焼成温度が銀の融点以下であって、前記導体に銀を用いることが可能になる。抵抗率の低い銀を用いて面内導体16及び層間導体15を構成することで、損失が少なく電力効率などの回路特性に優れたDC−DCコンバータ回路が形成される。特に、前記導体に銀を用いることで、例えば大気などの酸化性雰囲気下で磁性体基板10aを焼成できる。
磁性体基板10aは、例えば、第1電極18、第2電極17、面内導体16及び層間導体15の対応位置に導体ペーストを配置した非磁性又は磁性の複数のセラミックグリーンシートを未焼成積層体ブロックに一体化し、焼成することにより形成される。
このように形成された磁性体基板10aの第1電極18に、スイッチングIC25及びコンデンサ28、29をリフローはんだ付けなどにより実装して、DC−DCコンバータモジュール20aが完成する。
DC−DCコンバータモジュール20aでは、磁性体基板10aを磁性体コアとして開磁路コイル26aが形成されている。また、磁性体基板10a上にスイッチングIC25及びコンデンサ28、29を実装してDC−DCコンバータ回路が形成されるので、高密度実装に適した超小型のDC−DCコンバータモジュール20aが得られる。
DC−DCコンバータモジュール20aを、リフローはんだ付けなどにより、第2電極17でプリント配線板40aに実装することにより、図5に示す無線通信装置1aの要部が構成される。
図7は、図6の無線通信装置1aの要部の構成の一例を示す断面図であり、特には、プリント配線板40aの断面構造が示されている。プリント配線板40aには、輻射ノイズの抑制及び安定した接地電位の供給のために、グランド導体41aが広い面積に敷かれている。
磁性体基板10aでは、開磁路コイル26aの中心軸が磁性体基板10aの主面と略平行なので、開磁路コイル26aの磁力線49aは、グランド導体41aによって遮蔽されにくい方向に広がる。つまり、グランド導体41aが、開磁路コイル26aと通信相手のアンテナコイルとの磁界結合の妨げになりにくいので、グランド導体41aによる所期の効果を確保しつつ、良好な近距離無線通信を行うことができる。
以上説明したように、無線通信装置1aによれば、アンテナコイルを有する無線通信装置であって、当該アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置が得られる。
なお、上記では、開磁路コイル26aが主面と略平行な中心軸の周りに形成された磁性体基板10aを例示したが、開磁路コイルの配置はこの例には限られない。例えば、開磁路コイルの中心軸が主面に略垂直な磁性体基板を構成することもできる。以下、そのような磁性体基板を用いたDC−DCコンバータモジュールを含む無線通信装置について説明する。
図8は、無線通信装置1bの要部の一例を示す斜視図である。図8に示す無線通信装置1bは、図5の無線通信装置1aと比べて、磁性体基板10bを含むDC−DCコンバータモジュール20b及びプリント配線板40bが異なる。以下、既に説明した事項については適宜説明を省略し、前述と異なる点について主として説明する。
図9は、DC−DCコンバータモジュール20bの構成の一例を示す断面図であり、特には、磁性体基板10bの断面構造の一例を概念的に示している。図示の簡明のため、同種の構成要素を同じ模様で示して符号を適宜省略し、また、厳密には別断面にある構成要素を同一図面内に示して説明する。
図9に示すように、磁性体基板10bは、図6の磁性体基板10aと比べて、開磁路コイル26bを形成するための導体の配置が異なる。
開磁路コイル26bは、磁性体層122、123、124、125を上面視したときの各々の外周端部にループ状に形成した面内導体を、図示していない層間導体で順次螺旋状に接続して形成される。つまり、開磁路コイル26bは、螺旋状に配置された導体で形成されている。開磁路コイル26bの中心軸は、磁性体基板10aの主面と略垂直である。開磁路コイル26bの一端及び他端は、図1〜4に示すコイル端子Lx1、Lx2としての第2電極17に接続されている。
このように形成された磁性体基板10bの第1電極18に、スイッチングIC25及びコンデンサ28、29をリフローはんだ付けなどにより実装して、DC−DCコンバータモジュール20bが完成する。
このように構成されるDC−DCコンバータモジュール20bでは、磁性体基板10bを磁性体コアとして開磁路コイル26bが形成される。また、磁性体基板10b上にスイッチングIC25及びコンデンサ28、29を実装して、DC−DCコンバータ回路が形成されるので、高密度実装に適した超小型のDC−DCコンバータモジュール20bが得られる。
DC−DCコンバータモジュール20bは、リフローはんだ付けなどにより、第2電極17でプリント配線板40bに実装され、図8に示す無線通信装置1bの要部が構成される。
図10は、図8の無線通信装置1bの要部の構成の一例を示す断面図であり、特には、プリント配線板40bの断面構造が示されている。プリント配線板40bでは、グランド導体41bは、DC−DCコンバータモジュール20bの下方を除外して設けられる。
磁性体基板10bでは、開磁路コイル26bの中心軸が磁性体基板10bの主面に略垂直なので、開磁路コイル26bの磁力線49bは、グランド導体41bと交差する方向に広がる。つまり、グランド導体41bが開磁路コイル26bと通信相手のアンテナコイルとの磁界結合の妨げになり得るため、DC−DCコンバータモジュール20bの下方にはグランド導体41bを設けないことで、近距離無線通信の性能を確保している。
以上説明したように、無線通信装置1bによれば、アンテナコイルを有する無線通信装置であって、当該アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置が得られる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る無線通信装置は、近距離無線通信のためのアンテナコイルの一部と、DC−DCコンバータのチョークコイルの一部とを、1つの開磁路コイルで構成した無線通信装置である。以下では、実施の形態2の無線通信装置について、実施の形態1と同等の事項については適宜説明を省略し、実施の形態1と異なる点について主として説明する。
図11は、実施の形態2に係る無線通信装置2の要部の一例を示す回路図である。図11に示すように、無線通信装置2は、DC−DCコンバータモジュール22と、RF回路ブロック30とを備える。
DC−DCコンバータモジュール22は、図1のDC−DCコンバータモジュール20と比べて、開磁路コイル26がコイル261とコイル262との並列インダクタに変更される。コイル261及びコイル262は、一方が開磁路コイルで他方が閉磁路コイルで構成されるか、又は両方が開磁路コイルで構成される。ここで、コイル261及びコイル262が、それぞれチョークコイルの一部及び残部の一例である。
この構成によれば、DC−DCコンバータモジュール22は、コイル261とコイル262との並列接続により直流抵抗を低減した並列インダクタで動作するので、電圧の変換効率が向上する。
また、RF回路ブロック30は、コイル261及びコイル262のうち開磁路コイルで構成される少なくとも一方をアンテナコイルとして用いて、近距離無線通信を行うことができる。また、コイル261及びコイル262の両方が開磁路コイルで構成される場合は、より強い磁界を出力できる。
このようにして、コイル261及びコイル262のうち開磁路コイルで構成される少なくとも一方が、DC−DCコンバータモジュール20(DC−DCコンバータ回路)のチョークコイルと、RF回路ブロック30(アンテナ回路)のアンテナコイルとに兼用される。
これにより、前記チョークコイルと前記アンテナコイルとを別体に設ける従来構成とは異なり、前記チョークコイルが前記アンテナコイルの磁気特性を損なう懸念なしに、前記DC−DCコンバータ回路と前記アンテナ回路との近接配置、及び部材の兼用による装置の小型化が可能になる。その結果、前記アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置が得られる。
次に、無線通信装置2におけるDC−DCコンバータモジュール22の構造的な特徴について説明する。DC−DCコンバータモジュール22は、図11に示す回路を形成するための各種の導体が設けられた磁性体基板10c上に構成される。
図12は、DC−DCコンバータモジュール22の構成の一例を示す断面図であり、特には、磁性体基板10cの断面構造の一例を概念的に示している。図示の簡明のため、同種の構成要素を同じ模様で示して符号を適宜省略し、また、厳密には別断面にある構成要素を同一図面内に示して説明する。
図12に示すように、磁性体基板10cでは、図6の磁性体基板10aの開磁路コイル26aがコイル261、262に分割され、コイル261、262を並列に接続するための面内導体及び層間導体が追加されている。コイル261、262による並列インダクタの一端及び他端は、図11に示すコイル端子Lx1、Lx2としての第2電極17に接続されている。
このように形成された磁性体基板10cの第1電極18に、スイッチングIC25及びコンデンサ28、29をリフローはんだ付けなどにより実装して、DC−DCコンバータモジュール22が構成される。
DC−DCコンバータモジュール22を用いることで、チョークコイルとアンテナコイルとが兼用され、回路の近接配置、及び部材の兼用による装置の小型化が可能になる。その結果、前記アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置が得られる。
なお、上記では、磁性体基板10cの主面と略平行な中心軸の周りに形成された開磁路コイルをコイル261、262に分割して並列に接続した並列インダクタを例示したが、並列インダクタの構成はこの例には限られない。例えば、図9に示すような、中心軸が磁性体基板の主面に略垂直な開磁路コイルをコイル261、262に分割して並列に接続して並列インダクタを構成してもよい。さらには、コイル261の中心軸とコイル262の中心軸とがずれていてもよく、一方の中心軸が磁性体基板の主面と略平行で、かつ他方の中心軸が磁性体基板の主面と略垂直であってもよい。このように変形された並列インダクタもアンテナコイルとチョークコイルとに兼用が可能であり、上述の効果が得られる。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る無線通信装置は、近距離無線通信のためのアンテナコイルの一部と、DC−DCコンバータのチョークコイルの一部とを、1つの開磁路コイルで構成した無線通信装置である。以下では、実施の形態3の無線通信装置について、実施の形態1と同等の事項については適宜説明を省略し、実施の形態1と異なる点について主として説明する。
図13は、実施の形態3に係る無線通信装置3の要部の一例を示す回路図である。図13に示すように、無線通信装置3は、DC−DCコンバータモジュール23と、RF回路ブロック30とを備える。
DC−DCコンバータモジュール23は、図1のDC−DCコンバータモジュール20と比べて、開磁路コイル26が開磁路コイル263とコイル264との直列インダクタに変更される。コイル264は開磁路コイルであっても閉磁路コイルであってもよい。ここで、開磁路コイル263及びコイル264が、それぞれチョークコイルの一部及び残部の一例である。
この構成によれば、DC−DCコンバータモジュール23は、開磁路コイル263とコイル264との直列接続による直列インダクタで動作するとともに、RF回路ブロック30は、開磁路コイル263をアンテナコイルとして用いて、近距離無線通信を行うことができる。
そのため、開磁路コイル263を前記アンテナコイルに適したL値に設計した上で、前記チョークコイルのL値の不足をコイル264で補うことができる。また、近距離無線通信のための信号に対して、スイッチングIC25とコイル264とを含む信号経路のインピーダンスが大きくなるように設計することで、前記信号を開磁路コイル263に優先的に流し、近距離無線通信の性能を確保することもできる。
このようにして、開磁路コイル263が、DC−DCコンバータモジュール20(DC−DCコンバータ回路)のチョークコイルと、RF回路ブロック30(アンテナ回路)のアンテナコイルとに兼用される。
これにより、前記チョークコイルと前記アンテナコイルとを別体に設ける従来構成とは異なり、前記チョークコイルが前記アンテナコイルの磁気特性を損なう懸念なしに、前記DC−DCコンバータ回路と前記アンテナ回路との近接配置、及び部材の兼用による装置の小型化が可能になる。その結果、前記アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置が得られる。
次に、無線通信装置3におけるDC−DCコンバータモジュール23の構造的な特徴について説明する。DC−DCコンバータモジュール23は、図13に示す回路を形成するための各種の導体が設けられた磁性体基板10d上に構成される。
図14は、DC−DCコンバータモジュール23の構成の一例を示す断面図であり、特には、磁性体基板10dの断面構造の一例を概念的に示している。図示の簡明のため、同種の構成要素を同じ模様で示して符号を適宜省略し、また、厳密には別断面にある構成要素を同一図面内に示して説明する。
図14に示すように、磁性体基板10dでは、図6の磁性体基板10aの開磁路コイル26aが開磁路コイル263として用いられ、コイル264を形成する面内導体及び層間導体が追加されている。コイル264は、図9の開磁路コイル26bと類似の面内導体及び層間導体により形成されるが、開磁路コイル26bとは異なり、磁性体層12の内部に閉磁路コイルとして形成される。
さらに、開磁路コイル263とコイル264とを直列に接続する面内導体及び層間導体が追加され、開磁路コイル263の一端及び他端は、図13に示すコイル端子Lx1、Lx2としての第2電極17に接続されている。
ここで、開磁路コイル263の中心軸は磁性体基板10dの主面と略平行であり、コイル264の中心軸は磁性体基板10dの主面と略垂直であり、互いにずれている。そのため、開磁路コイル263とコイル264との磁気結合が低減するので、近距離無線通信のための信号のS/N比の低下が抑制できる。
このように形成された磁性体基板10dの第1電極18に、スイッチングIC25及びコンデンサ28、29をリフローはんだ付けなどにより実装して、DC−DCコンバータモジュール23が構成される。
DC−DCコンバータモジュール23を用いることで、単一の開磁路コイルがチョークコイルとアンテナコイルとに兼用され、回路の近接配置、及び部材の兼用による装置の小型化が可能になる。その結果、前記アンテナコイルの磁気特性を確保しつつ小型化が可能な無線通信装置が得られる。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態に係る無線通信装置について説明したが、本発明は、個々の実施の形態には限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記の実施の形態では、DC−DCコンバータモジュールのチョークコイルを、RF回路ブロックから近距離無線通信用のアンテナコイルとして利用する態様を例示したが、逆でもよい。すなわち、近距離無線通信モジュールのアンテナコイルを、DC−DCコンバータ回路ブロックからチョークコイルとして利用する態様であっても、単一の開磁路コイルをチョークコイルとアンテナコイルとに兼用することによる効果は発揮される。
また、例えば、上記の実施の形態では、RF回路ブロックの機能として近距離無線通信を例示したが、この例には限定されない。RF回路ブロックは、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)、GPS(Global Positioning System)など、チョークコイルの少なくとも一部をアンテナコイルとして利用する無線通信機能であれば、どのような機能を有してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、基板として複数のセラミック層を積層してなるセラミック多層基板を例示したが、複数の樹脂層を積層してなる樹脂多層基板であってもよいし、セラミックや樹脂の単層基板であってもよい。
本発明は、例えば、アンテナコイルを有する無線通信装置における、当該アンテナコイルの磁気特性の確保及び装置の小型化に広く利用できる。
1、1a、1b、2、3 無線通信装置
10a、10b、10c、10d 磁性体基板
11、13 非磁性体層
12、121〜125 磁性体層
15 層間導体
16 面内導体
17 第2電極
18 第1電極
20、20a、20b、22、23 DC−DCコンバータモジュール
25、25a、25b、25c スイッチングIC
26、26a、26、263 開磁路コイル
28、29 コンデンサ
30 RF回路ブロック
35 RFIC
36 整合回路
40a、40b プリント配線板
41a、41b グランド導体
49a、49b 磁力線
201、202、203 DC−DCコンバータ回路
261、262、264 コイル

Claims (11)

  1. スイッチングICと、前記スイッチングICに接続されたチョークコイルと、を含んで構成されるDC−DCコンバータ回路と、
    RFICと、前記RFICに接続されたアンテナコイルと、を含んで構成されるアンテナ回路と、
    開磁路コイルと、
    を備え、
    前記チョークコイルの少なくとも一部と前記アンテナコイルの少なくとも一部とが前記開磁路コイルで構成されている、
    無線通信装置。
  2. 前記開磁路コイルは、磁性体コアの表面に螺旋状に配置されたコイル導体で形成されている、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記磁性体コアは複数の磁性体層を積層してなる磁性体多層基板である、
    請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記チョークコイルの残部は、前記磁性体多層基板の内部に螺旋状に配置されたコイル導体で形成された閉磁路コイルである、
    請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記チョークコイルの前記一部と残部とは前記スイッチングICに並列に接続されている、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 前記チョークコイルの前記一部と残部とは前記スイッチングICに直列に接続されている、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  7. 前記チョークコイルの前記一部と前記残部とは中心軸が互いにずれた位置に配置されている、
    請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 前記アンテナコイルの前記一部はコンデンサを介して前記RFICに接続されている、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  9. 前記RFICは、第1周波数の信号を前記アンテナコイルで送受信し、
    前記スイッチングICは、前記第1周波数と異なる第2周波数でスイッチング動作を行う、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  10. 前記第2周波数は前記第1周波数よりも低い、
    請求項9に記載の無線通信装置。
  11. 前記第2周波数は、前記第1周波数の整数分の1の周波数と異なる、
    請求項10に記載の無線通信装置。
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