JP2017028100A - アライメント方法 - Google Patents

アライメント方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017028100A
JP2017028100A JP2015145126A JP2015145126A JP2017028100A JP 2017028100 A JP2017028100 A JP 2017028100A JP 2015145126 A JP2015145126 A JP 2015145126A JP 2015145126 A JP2015145126 A JP 2015145126A JP 2017028100 A JP2017028100 A JP 2017028100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck table
processing
package wafer
axis
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015145126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6486230B2 (ja
Inventor
諭 宮田
Satoshi Miyata
諭 宮田
嘉男 松下
Yoshio Matsushita
嘉男 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2015145126A priority Critical patent/JP6486230B2/ja
Publication of JP2017028100A publication Critical patent/JP2017028100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6486230B2 publication Critical patent/JP6486230B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dicing (AREA)

Abstract

【課題】伸縮する可能性があるパッケージウェーハでも分割予定ラインの位置を精度良く特定できるアライメント方法を提供する。【解決手段】パッケージウェーハ(11)の分割予定ライン(15)の位置を割り出すアライメント方法であって、パッケージウェーハをチャックテーブル(10)が備える保持面(10a)の所定の位置で保持する保持ステップと、保持ステップを実施した後、樹脂(21)で封止された領域の外部で露出した複数のキーパターン(19)を撮像手段(34)で撮像し、チャックテーブルを基準とする複数のキーパターンのX軸方向の座標とY軸方向の座標とを割り出す座標割り出しステップと、座標割り出しステップを実施した後、互いに離れた2個のキーパターンの間に設定された第1方向に伸びる分割予定ライン(15)の本数で、2個のキーパターンの第1方向に垂直な第2方向の距離を割って、第1方向に伸びる分割予定ラインを加工する際の割り出し送り量を算出する算出ステップと、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、パッケージウェーハに設定された分割予定ラインの位置を精度良く特定できるアライメント方法に関する。
表面にデバイスが形成された半導体ウェーハやセラミックス基板等の被加工物は、円環状の切削ブレードやレーザー照射用の加工ヘッド等を備える加工装置で加工され、複数のデバイスチップへと分割される。被加工物の加工前には、加工装置に対して被加工物の位置や向き等を認識させるアライメントが実施されている。
アライメントの準備段階では、例えば、加工装置が備える撮像ユニットで登録用の被加工物を撮像し、被加工物内の特徴的なパターンをターゲットパターンとして登録する。また、このターゲットパターンと分割予定ライン(ストリート)との距離を、加工装置に記憶させる。
実際のアライメントでは、まず、撮像ユニットで処理用の被加工物を撮像し、ターゲットパターンに合致する複数のパターンをパターンマッチングで検出する。次に、検出された複数のターゲットパターンを基準に被加工物の向きを調整し(例えば、特許文献1参照)、加工装置に記憶されているターゲットパターンと分割予定ラインとの距離に基づいて実際の分割予定ラインの位置を特定する。
特開平7−106405号公報
ところで、半導体ウェーハやセラミックス基板等の表面を樹脂で封止したパッケージウェーハは、伸縮する可能性が高く、上述のアライメント方法では必ずしも分割予定ラインの位置を高精度に特定できないという問題があった。本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、伸縮する可能性があるパッケージウェーハでも分割予定ラインの位置を精度良く特定できるアライメント方法を提供することである。
本発明によれば、互いに交差する複数の分割予定ラインによって区画された表面側の各領域にキーパターンを有するデバイスが形成され、該表面の周縁近傍を除いた領域が樹脂で封止されたパッケージウェーハの、該分割予定ラインの位置を割り出すアライメント方法であって、パッケージウェーハを保持面で保持する回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたパッケージウェーハを撮像する撮像手段と、該チャックテーブルに保持されたパッケージウェーハを該分割予定ラインに沿って加工する加工手段と、該チャックテーブルと該加工手段とをX軸方向に相対的に加工送りする加工送り手段と、該チャックテーブルと該加工手段とをX軸方向に垂直なY軸方向に相対的に割り出し送りする割り出し送り手段と、各構成要素を制御する制御手段と、を備える加工装置を用い、パッケージウェーハを該保持面の所定の位置で保持する保持ステップと、該保持ステップを実施した後、該樹脂で封止された領域の外部で露出した複数の該キーパターンを該撮像手段で撮像し、該チャックテーブルを基準とする複数の該キーパターンの該X軸方向の座標と該Y軸方向の座標とを割り出す座標割り出しステップと、該座標割り出しステップを実施した後、互いに離れた2個の該キーパターンの間に設定された第1方向に伸びる該分割予定ラインの本数で、2個の該キーパターンの該第1方向に垂直な第2方向の距離を割って、該第1方向に伸びる該分割予定ラインを加工する際の割り出し送り量を算出する算出ステップと、を備えることを特徴とするアライメント方法が提供される。
本発明において、該座標割り出しステップでは、あらかじめ指定された位置に形成されている複数の該キーパターンを該撮像手段で撮像しても良い。
本発明に係るアライメント方法では、算出ステップにおいて、互いに離れた2個のキーパターンの間に設定された分割予定ラインの本数で、2個のキーパターンの距離を割って、この分割予定ラインを加工する際の割り出し送り量を算出するので、伸縮する可能性があるパッケージウェーハでも分割予定ラインの位置を精度良く特定できる。
アライメント方法が実施される切削装置の構成例を模式的に示す斜視図である。 図2(A)は、パッケージウェーハの構成例を模式的に示す斜視図であり、図2(B)は、パッケージウェーハが環状のフレームで支持される様子を模式的に示す斜視図である。 図3(A)は、座標割り出しステップを模式的に示す平面図であり、図3(B)は、座標割り出しステップを模式的に示す一部断面側面図である。 算出ステップを模式的に示す平面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態に係るアライメント方法は、保持ステップ、座標割り出しステップ(図3(A)、図3(B)参照)、及び算出ステップ(図4参照)を含む。
保持ステップでは、パッケージウェーハをチャックテーブルが備える保持面の所定の位置で保持する。座標割り出しステップでは、露出した複数のキーパターンをカメラ(撮像手段)で撮像し、各キーパターンのX軸方向の座標とY軸方向の座標とを割り出す。
算出ステップでは、互いに離れた2個のキーパターンの間に設定された分割予定ラインの本数で、2個のキーパターンの距離を割って、これらの分割予定ラインを加工する際の割り出し送り量を算出する。以下、本実施形態に係るアライメント方法について詳述する。
まず、本実施形態のアライメント方法が実施される加工装置の一例を説明する。図1は、本実施形態のアライメント方法が実施される切削装置の構成例を模式的に示す斜視図である。なお、本実施形態に係るアライメント方法は、レーザー照射ユニット(レーザー照射手段、加工手段)を備えるレーザー加工装置等の他の加工装置で実施されても良い。
図1に示すように、切削装置(加工装置)2は、各構造を支持する基台4を備えている。基台4の上面には、X軸方向(前後方向、加工送り方向)に長い矩形状の開口4aが形成されている。この開口4a内には、X軸移動テーブル6、X軸移動テーブル6をX軸方向に移動させるX軸移動機構(加工送り手段)(不図示)、及びX軸移動機構を覆う防塵防滴カバー8が設けられている。
X軸移動機構は、X軸方向に平行な一対のX軸ガイドレール(不図示)を備えており、X軸ガイドレールには、X軸移動テーブル6がスライド可能に取り付けられている。X軸移動テーブル6の下面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、X軸ガイドレールに平行なX軸ボールネジ(不図示)が螺合されている。
X軸ボールネジの一端部には、X軸パルスモータ(不図示)が連結されている。X軸パルスモータでX軸ボールネジを回転させることで、X軸移動テーブル6はX軸ガイドレールに沿ってX軸方向に移動する。
X軸移動テーブル6上には、パッケージウェーハ11(図2(A)等参照)を吸引、保持するチャックテーブル10が設けられている。チャックテーブル10は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されており、Z軸方向(鉛直方向)に平行な回転軸の周りに回転する。また、チャックテーブル10は、上述のX軸移動機構でX軸方向に加工送りされる。
チャックテーブル10の表面(上面)は、パッケージウェーハ11を吸引、保持する保持面10aとなっている。この保持面10aは、チャックテーブル10の内部に形成された流路(不図示)を通じて吸引源(不図示)に接続されている。チャックテーブル10の周囲には、パッケージウェーハ11を支持する環状のフレーム33(図2(B)等参照)を固定するためのクランプ12が設けられている。
図2(A)は、パッケージウェーハ11の構成例を模式的に示す斜視図であり、図2(B)は、パッケージウェーハ11が環状のフレーム33で支持される様子を模式的に示す斜視図である。
図2(A)及び図2(B)に示すように、パッケージウェーハ11は、シリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaAs)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、炭化ケイ素(SiC)、サファイア(Al)等の材料でなる円盤状のウェーハ13を含んでいる。
ウェーハ13の表面13aは、互いに交差する複数の分割予定ライン(ストリート)15で複数の領域に区画されており、各領域には、IC、SAWフィルタ、LED等のデバイス17が形成されている。また、各デバイス17には、特徴的な形状のキーパターン19が含まれている。
分割予定ライン15は、第1方向に伸びる複数の第1分割予定ライン15aと、第1方向に垂直な第2方向に伸びる複数の第2分割予定ライン15bとを含む。隣接する2本の第1分割予定ライン15aの間隔d1(図3(A)参照)、及び隣接する2本の第2の分割予定ライン15bの間隔d2(図3(A)参照)は、それぞれ概ね一定である。
ウェーハ13の表面13aの周縁近傍(外周部)を除く領域(中央部)は、樹脂21で封止されており、デバイス17及びキーパターン19が露出していない。これに対して、表面13aの周縁近傍は樹脂21で覆われておらず、デバイス17及びキーパターン19の一部が露出している。なお、樹脂21上面の各デバイス17に対応する位置には、半田等の材料で形成された複数のボール状電極23が配置されている。
図2(B)に示すように、パッケージウェーハ11の裏面側(ウェーハ13の裏面13b側)には、パッケージウェーハ11(ウェーハ13)より径の大きいダイシングテープ31が貼り付けられる。また、ダイシングテープ31の外周部には、環状のフレーム33が固定される。これにより、パッケージウェーハ11は、ダイシングテープ31を介して環状のフレーム33に支持される。
切削装置2において、開口4aと近接する位置には、上述したパッケージウェーハ11をチャックテーブル10へと搬送する搬送ユニット(不図示)が設けられている。搬送ユニットで搬送されたパッケージウェーハ11は、樹脂21で封止された表面13a側が上方に露出するようにチャックテーブル10の保持面10aに載せられる。この搬送ユニットは、パッケージウェーハ11をチャックテーブル10の許容誤差範囲内の位置に搬送できる。
基台4の上面には、パッケージウェーハ11を切削する切削ユニット(切削手段、加工手段)14を支持する門型の支持構造16が、開口4aを跨ぐように配置されている。支持構造16の前面上部には、切削ユニット14をY軸方向(割り出し送り方向)及びZ軸方向に移動させる切削ユニット移動機構(割り出し送り手段)18が設けられている。
切削ユニット移動機構18は、支持構造16の前面に配置されY軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール20を備えている。Y軸ガイドレール20には、切削ユニット移動機構18を構成するY軸移動プレート22がスライド可能に取り付けられている。
Y軸移動プレート22の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Y軸ガイドレール20に平行なY軸ボールネジ24が螺合されている。Y軸ボールネジ24の一端部には、Y軸パルスモータ(不図示)が連結されている。Y軸パルスモータでY軸ボールネジ24を回転させれば、Y軸移動プレート22は、Y軸ガイドレール20に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動プレート20の表面(前面)には、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール26が設けられている。Z軸ガイドレール26には、Z軸移動プレート28がスライド可能に取り付けられている。
Z軸移動プレート28の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール26に平行なZ軸ボールネジ30が螺合されている。Z軸ボールネジ30の一端部には、Z軸パルスモータ32が連結されている。Z軸パルスモータ32でZ軸ボールネジ30を回転させれば、Z軸移動プレート28は、Z軸ガイドレール26に沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート28の下部には、パッケージウェーハ11を切削する切削ユニット14が設けられている。また、切削ユニット14と隣接する位置には、パッケージウェーハ11の表面側(ウェーハ13の表面13a側)を撮像するカメラ(撮像手段)34が設置されている。切削ユニット移動機構18で、Y軸移動プレート22をY軸方向に移動させれば、切削ユニット14及びカメラ34は割り出し送りされ、Z軸移動プレート28をZ軸方向に移動させれば、切削ユニット14及びカメラ34は昇降する。
切削ユニット14は、Y軸方向に平行な回転軸を構成するスピンドル(不図示)の一端側に装着された円環状の切削ブレード36を備えている。スピンドルの他端側にはモータ等の回転駆動源(不図示)が連結されており、スピンドルに装着された切削ブレード36を回転させる。
X軸移動機構、チャックテーブル10、搬送ユニット、切削ユニット14、切削ユニット移動機構18等の構成要素は、それぞれ、制御ユニット(制御手段)38に接続されている。この制御ユニット38は、パッケージウェーハ11の加工条件等に合わせて、上述した各構成要素を制御する。
次に、切削装置2で実施される本実施形態のアライメント方法を説明する。本実施形態のアライメント方法では、はじめに、パッケージウェーハ11をチャックテーブル10が備える保持面10aの所定の位置で保持する保持ステップを実施する。
具体的には、まず、パッケージウェーハ11を搬送ユニットで搬送し、樹脂21側(表面13a側)が上方に露出するようにチャックテーブル10の保持面10aに載せる。次に、吸引源の負圧を作用させて、パッケージウェーハ11aをチャックテーブル10の保持面10aに吸引、保持させる。
その後、例えば、X軸方向に対して第1分割予定ライン15aの伸びる第1方向を合せるθ合わせを実施することが望ましい。θ合わせの方法は任意だが、例えば、特願2014−137568に開示される方法を用いれば、露出しているキーパターン19の数が少ない場合等でも適切にθ合わせを実施できる。
この場合には、例えば、保持ステップを実施する前に、任意の2個のキーパターン19の位置、及び位置関係(代表的には、2個のキーパターンのX軸方向の座標の差ΔX、及びY軸方向の座標の差ΔY)を制御ユニット38に登録しておく。なお、この登録は、X軸方向に対して第1方向を合せた状態で実施される。
上述のようにパッケージウェーハ11aをチャックテーブル10で吸引、保持した後には、登録(指定)されている2個のキーパターン19に対応する領域をカメラ34で撮像し、形成される撮像画像に基づいて実際の2個のキーパターン19の位置関係(X軸方向の座標の差ΔX´、Y軸方向の座標の差ΔY´)を割り出す。
そして、割り出された2個のキーパターン19の位置関係(ΔX´、ΔY´)と、あらかじめ登録されている2個のキーパターン19の位置関係(ΔX、ΔY)との差に相当する回転量でチャックテーブル10を回転させる。これにより、X軸方向に対して第1方向を合せることができる。
なお、本実施形態では、X軸方向に対して第1方向を合せているが、X軸方向に対して第2分割予定ライン15bの伸びる第2方向を合せても良い。また、θ合わせを実施しない場合等にも、本実施形態のアライメント方法は実施可能である。
保持ステップの後には、複数のキーパターン19をカメラ34で撮像し、各キーパターン19のX軸方向の座標とY軸方向の座標とを割り出す座標割り出しステップを実施する。図3(A)は、座標割り出しステップを模式的に示す平面図であり、図3(B)は、座標割り出しステップを模式的に示す一部断面側面図である。なお、図3(A)及び図3(B)では、パッケージウェーハ11等の構成要素の一部を省略している。
座標割り出しステップでは、まず、チャックテーブル10とカメラ34とを相対的に移動させて、カメラ34をチャックテーブル10の所定の位置に合わせる。次に、パッケージウェーハ11の表面側(表面13a側)をカメラ34で撮像し、形成された撮像画像に基づいてキーパターン19の位置を割り出す。
具体的には、例えば、あらかじめ登録(指定)しておいたキーパターン19の位置情報(座標)等に基づいて、チャックテーブル10とカメラ34とを相対的に移動させる。これにより、パッケージウェーハ11のキーパターン19を含む領域を撮像できる。
本実施形態では、パッケージウェーハ11の周縁近傍で露出する2個のキーパターン19(第1キーパターン19a、第2キーパターン19b)が指定されているものとする。ただし、指定されるキーパターン19の数は、3個以上でも良い。また、指定されるキーパターンは、上述したθ合わせ用のキーパターン19と同じものでも良いし、異なるものでも良い。
チャックテーブル10を基準とするカメラ34の座標(X軸方向の座標、Y軸方向の座標)は、制御ユニット38にとって既知である。よって、例えば、第1キーパターン19aを含む撮像画像の基準点の位置と、撮像画像内の第1キーパターン19aの位置とのずれを検出することで、実際の第1キーパターン19aの座標(X1,Y1)を割り出すことができる。
割り出された第1キーパターン19aの座標(X1,Y1)は、制御ユニット38に格納(記憶)される。同様の方法で、第2キーパターン19bの座標(X2,Y2)が割り出され、制御ユニット38に格納される。任意の複数のキーパターン19の座標が制御ユニット38に格納されると、座標割り出しステップは終了する。
座標割り出しステップの後には、互いに離れた2個のキーパターン19の間に設定された分割予定ライン15の本数で、2個のキーパターン19の距離を割って、分割予定ライン15を加工する際の割り出し送り量を算出する算出ステップを実施する。図4は、算出ステップを模式的に示す平面図である。なお、図4では、パッケージウェーハ11等の構成要素の一部を省略している。
ここでは、第1方向に伸びる第1分割予定ライン15aを加工する際の割り出し送り量を算出する場合の手順について説明する。まず、座標割り出しステップで割り出された任意の2個のキーパターン19(本実施形態では、第1キーパターン19a、第2キーパターン19b)の間に設定されている第1分割予定ライン15aの数nを求める。図4に示すように、本実施形態では、第1キーパターン19aと第2キーパターン19bとの間に8本の第1分割予定ライン15aが設定されている。
また、任意の2個のキーパターン19(本実施形態では、第1キーパターン19a、第2キーパターン19b)の第1方向に垂直な第2方向の距離を求める。図4に示すように、本実施形態では、第1キーパターン19aと第2キーパターン19bとの第2方向の距離dY(=Y1−Y2)を求める。
そして、この第2方向の距離dYを、第1分割予定ライン15aの本数n(本実施形態では、8)で割る。これにより、隣接する2本の第1分割予定ライン15aの間隔d1´(=dY/n)を算出できる。この間隔d1´は、第1分割予定ライン15aを加工する際の割り出し送り量に相当している。
第2方向に伸びる第2分割予定ライン15bを加工する際の割り出し送り量も、同様の手順で算出できる。具体的には、例えば、任意の2個のキーパターン19の間に設定された第2方向に伸びる第2分割予定ライン15bの本数で、2個のキーパターンの第1方向の距離を割れば、第2分割予定ライン15bを加工する際の割り出し送り量に相当する間隔を算出できる。
算出ステップの後には、パッケージウェーハ11を加工する加工ステップを実施すると良い。加工ステップでは、まず、回転させた切削ブレード36を対象の分割予定ライン15に切り込ませ、チャックテーブル10と加工ユニット14とを加工送り方向に相対的に移動(加工送り)させる。
対象の分割予定ライン15に沿ってパッケージウェーハ11を加工した後には、上述した算出ステップで算出された割り出し送り量を用いてチャックテーブル10と切削ユニット14とを割り出し送り方向に相対的に移動(割り出し送り)させ、切削ブレード36を次の分割予定ライン15に合わせる。この割り出し送りと加工送りとを繰り返すことで、パッケージウェーハ11を分割予定ライン15に沿って高精度に加工できる。
以上のように、本実施形態に係るアライメント方法では、算出ステップにおいて、互いに離れた2個のキーパターン19の間に設定された分割予定ライン15の本数で、2個のキーパターン19の距離を割って、これらの分割予定ライン15を加工する際の割り出し送り量を算出するので、伸縮する可能性があるパッケージウェーハ11でも分割予定ライン15の位置を精度良く特定できる。
なお、本発明は上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記パッケージウェーハ11を複数のブロックに分け、各ブロック内に存在する任意の2個以上のキーパターン19を用いてブロック毎に割り出し送り量を算出しても良い。この方法では、パッケージウェーハ11の伸縮量が場所によって異なる場合等でも、分割予定ライン15の位置を精度良く特定できる。同様に、多くの(例えば、全ての)分割予定ライン15を網羅するように、各分割予定ライン15に対応するキーパターン19を用いて割り出し送り量を算出しても良い。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
11 パッケージウェーハ
13 ウェーハ
13a 表面
13b 裏面
15 分割予定ライン(ストリート)
15a 第1分割予定ライン
15b 第2分割予定ライン
17 デバイス
19 キーパターン
19a 第1キーパターン
19b 第2キーパターン
21 樹脂
23 ボール状電極
31 ダイシングテープ
33 フレーム
2 切削装置(加工装置)
4 基台
4a 開口
6 X軸移動テーブル
8 防塵防滴カバー
10 チャックテーブル
10a 保持面
12 クランプ
14 切削ユニット(切削手段、加工手段)
16 支持構造
18 切削ユニット移動機構(割り出し送り手段)
20 Y軸ガイドレール
22 Y軸移動プレート
24 Y軸ボールネジ
26 Z軸ガイドレール
28 Z軸移動プレート
30 Z軸ボールネジ
32 Z軸パルスモータ
34 カメラ(撮像手段)
36 切削ブレード
38 制御ユニット(制御手段)

Claims (2)

  1. 互いに交差する複数の分割予定ラインによって区画された表面側の各領域にキーパターンを有するデバイスが形成され、該表面の周縁近傍を除いた領域が樹脂で封止されたパッケージウェーハの、該分割予定ラインの位置を割り出すアライメント方法であって、
    パッケージウェーハを保持面で保持する回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたパッケージウェーハを撮像する撮像手段と、該チャックテーブルに保持されたパッケージウェーハを該分割予定ラインに沿って加工する加工手段と、該チャックテーブルと該加工手段とをX軸方向に相対的に加工送りする加工送り手段と、該チャックテーブルと該加工手段とをX軸方向に垂直なY軸方向に相対的に割り出し送りする割り出し送り手段と、各構成要素を制御する制御手段と、を備える加工装置を用い、
    パッケージウェーハを該保持面の所定の位置で保持する保持ステップと、
    該保持ステップを実施した後、該樹脂で封止された領域の外部で露出した複数の該キーパターンを該撮像手段で撮像し、該チャックテーブルを基準とする複数の該キーパターンの該X軸方向の座標と該Y軸方向の座標とを割り出す座標割り出しステップと、
    該座標割り出しステップを実施した後、互いに離れた2個の該キーパターンの間に設定された第1方向に伸びる該分割予定ラインの本数で、2個の該キーパターンの該第1方向に垂直な第2方向の距離を割って、該第1方向に伸びる該分割予定ラインを加工する際の割り出し送り量を算出する算出ステップと、を備えることを特徴とするアライメント方法。
  2. 該座標割り出しステップでは、あらかじめ指定された位置に形成されている複数の該キーパターンを該撮像手段で撮像することを特徴とする請求項1記載のアライメント方法。
JP2015145126A 2015-07-22 2015-07-22 アライメント方法 Active JP6486230B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015145126A JP6486230B2 (ja) 2015-07-22 2015-07-22 アライメント方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015145126A JP6486230B2 (ja) 2015-07-22 2015-07-22 アライメント方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017028100A true JP2017028100A (ja) 2017-02-02
JP6486230B2 JP6486230B2 (ja) 2019-03-20

Family

ID=57945910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015145126A Active JP6486230B2 (ja) 2015-07-22 2015-07-22 アライメント方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6486230B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108573892A (zh) * 2017-03-08 2018-09-25 先进科技新加坡有限公司 用于切割基本上被不透明材料包覆的晶片的方法和设备
TWI846337B (zh) * 2022-12-15 2024-06-21 大陸商西安奕斯偉材料科技股份有限公司 一種晶圓位置的檢測方法、裝置及介質

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01186308A (ja) * 1988-01-20 1989-07-25 Mitsubishi Electric Corp ウエハダイシング方法
JP2000040676A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Sony Corp 半導体装置の製造方法
JP3065309B1 (ja) * 1999-03-11 2000-07-17 沖電気工業株式会社 半導体装置の製造方法
JP2002033295A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Disco Abrasive Syst Ltd アライメント方法及びアライメント装置
JP2013074021A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Disco Abrasive Syst Ltd アライメント方法
WO2015063655A1 (en) * 2013-10-29 2015-05-07 Koninklijke Philips N.V. Separating a wafer of light emitting devices
US20150155205A1 (en) * 2013-12-04 2015-06-04 Disco Corporation Processing method for package substrate

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01186308A (ja) * 1988-01-20 1989-07-25 Mitsubishi Electric Corp ウエハダイシング方法
JP2000040676A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Sony Corp 半導体装置の製造方法
JP3065309B1 (ja) * 1999-03-11 2000-07-17 沖電気工業株式会社 半導体装置の製造方法
JP2002033295A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Disco Abrasive Syst Ltd アライメント方法及びアライメント装置
US20020025616A1 (en) * 2000-07-14 2002-02-28 Masakado Kamigaki Alignment method and apparatus for aligning cutting blade
JP2013074021A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Disco Abrasive Syst Ltd アライメント方法
WO2015063655A1 (en) * 2013-10-29 2015-05-07 Koninklijke Philips N.V. Separating a wafer of light emitting devices
US20150155205A1 (en) * 2013-12-04 2015-06-04 Disco Corporation Processing method for package substrate
JP2015109325A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 株式会社ディスコ パッケージ基板の加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108573892A (zh) * 2017-03-08 2018-09-25 先进科技新加坡有限公司 用于切割基本上被不透明材料包覆的晶片的方法和设备
TWI846337B (zh) * 2022-12-15 2024-06-21 大陸商西安奕斯偉材料科技股份有限公司 一種晶圓位置的檢測方法、裝置及介質

Also Published As

Publication number Publication date
JP6486230B2 (ja) 2019-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI653677B (zh) Alignment method
JP6282194B2 (ja) ウェーハの加工方法
JP6559074B2 (ja) パッケージウェーハの加工方法
JP6415292B2 (ja) 切削装置
US9047671B2 (en) Platelike workpiece with alignment mark
JP6656752B2 (ja) パッケージウェーハの加工方法
KR20170107383A (ko) 피가공물의 절삭 방법
JP2018078145A (ja) 切削装置
JP6415349B2 (ja) ウェーハの位置合わせ方法
JP2009158648A (ja) ウエーハの分割方法
JP6576267B2 (ja) パッケージウェーハのアライメント方法
CN105845561B (zh) 对准方法
JP6486230B2 (ja) アライメント方法
JP6498073B2 (ja) 切削ブレードの位置ずれ検出方法
JP2016025224A (ja) パッケージウェーハの加工方法
TWI797310B (zh) 加工裝置
JP6584886B2 (ja) 分割方法
JP4436641B2 (ja) 切削装置におけるアライメント方法
JP6689543B2 (ja) 被加工物のアライメント方法
JP6576261B2 (ja) パッケージウェーハのアライメント方法
CN107186366B (zh) 激光加工装置
JP7191473B2 (ja) キーパターンの検出方法、及び装置
US11628515B2 (en) Processing apparatus for processing workpiece
CN108987340B (zh) 扇状晶片的加工方法
JP2022188409A (ja) 加工装置及びストリート検出条件の登録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6486230

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250