JP2017026068A - 深溝玉軸受 - Google Patents

深溝玉軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2017026068A
JP2017026068A JP2015146345A JP2015146345A JP2017026068A JP 2017026068 A JP2017026068 A JP 2017026068A JP 2015146345 A JP2015146345 A JP 2015146345A JP 2015146345 A JP2015146345 A JP 2015146345A JP 2017026068 A JP2017026068 A JP 2017026068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface portion
inclined surface
deep groove
width direction
inner ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015146345A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6597019B2 (ja
Inventor
項明 栗原
Komei Kurihara
項明 栗原
貴美子 中井
Kimiko Nakai
貴美子 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2015146345A priority Critical patent/JP6597019B2/ja
Publication of JP2017026068A publication Critical patent/JP2017026068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6597019B2 publication Critical patent/JP6597019B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】接触楕円が軌道輪の肩部に乗り上がりにくくする事ができる構造を実現すべる。
【解決手段】内輪軌道6(外輪軌道7)を、幅方向中間部に設けられた断面形状が凹円弧状である凹曲面部10a(10b)と、凹曲面部10a(10b)の幅方向両側に隣接して設けられ、断面形状が凹曲面部10a(10b)の幅方向両端縁から接線方向に伸長する直線状である、1対の傾斜面部11a(11b)とから成るものとする。又、傾斜面部11a(11b)の断面長さを、接触楕円の一部が傾斜面部11a(11b)に対して、これら接触楕円の長軸方向端縁と傾斜面部11a(11b)の幅方向外端縁とが一致する位置まで乗り上がった場合でも、接触楕円のうち、傾斜面部11a(11b)に乗り上がった部分のピーク面圧が、傾斜面部11a(11b)に乗り上がっていない部分のピーク面圧以上の大きさにならない長さに規制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車用トランスミッション等の各種機械装置の回転支持部分に組み込んで使用される深溝玉軸受の改良に関する。
自動車用トランスミッションには、少なくとも一部の回転軸をハウジングに対して回転自在に支持する為に、深溝玉軸受が組み込まれている(例えば特許文献1参照)。この深溝玉軸受は、回転抵抗が小さい事に加えて、ラジアル荷重と、両方向のアキシアル荷重とを支承できると言った特徴がある。
前記深溝玉軸受にアキシアル荷重が加わると、転動体である玉の転動面と軌道(内輪軌道、外輪軌道)との転がり接触部に存在する接触楕円の中心が、この軌道の幅方向(軸方向)中央位置から幅方向に移動する。そして、前記アキシアル荷重が大きくなると、この接触楕円が、この軌道を幅方向両側から挟む位置に存在する肩部に乗り上がり、前記玉の転動面にエッジロードに基づく過大面圧が加わる。この結果、この玉の転動面に早期剥離等の損傷が発生し、前記深溝玉軸受の寿命が低下する可能性がある。
前記接触楕円が軌道輪(内輪、外輪)の肩部に乗り上がりにくくする方法として、軸受サイズ(呼び軸受内径)を大きくする方法や、この肩部の高さを大きくする方法がある。しかしながら、前者の方法に関しては、採用すると前記深溝玉軸受の大型・重量化を招く為、小型・軽量化の要請に反する事に加えて、この深溝玉軸受の設置スペースが限られている場合には採用できない。又、後者の方法に関しては、採用すると、前記深溝玉軸受の重量化を招く事に加えて、この深溝玉軸受の組立性が悪化する(組み立てが難しくなる)可能性がある。
特開2002−106582号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、接触楕円が軌道と幅方向に隣接する部分に設けられた肩部に乗り上がりにくくする事ができる構造を実現すべく発明したものである。
本発明の深溝玉軸受は、外周面に深溝型の内輪軌道を有する内輪と、内周面に深溝型の外輪軌道を有する外輪と、これら内輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の玉とを備える。
特に、本発明の深溝玉軸受は、前記内輪軌道と前記外輪軌道とのうちの少なくとも一方の軌道である対象軌道は、幅方向(軸方向)中間部に設けられた断面形状が凹円弧状である凹曲面部と、この凹曲面部の幅方向両側に隣接して設けられ、断面形状がこの凹曲面部の幅方向両端縁から、この凹曲面部の断面の幅方向両端縁に於ける接線方向に伸長する直線状である、1対の傾斜面部とから成る。尚、本明細書及び特許請求の範囲の全体で、前記外輪及び前記内輪の各部分に関する断面形状は、特に断らない限り、これら外輪及び内輪の中心軸を含む仮想平面で切断した場合の断面形状を言う。
そして、前記傾斜面部の、前記凹曲面部の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さは、前記内輪と前記外輪との相対回転時にこれら内輪と外輪との間にアキシアル荷重が負荷される事により、前記玉の転動面と前記対象軌道との転がり接触部に存在する接触楕円の一部が前記傾斜面部に対して、これら接触楕円の長軸方向端縁と傾斜面部の幅方向外端縁とが一致する位置まで乗り上がった場合でも、この接触楕円のうち、前記傾斜面部に乗り上がった部分のうちで最も面圧が大きくなった部分の面圧(ピーク面圧)が、この傾斜面部に乗り上がっていない部分(前記凹曲面部上に存在する部分)のうちで最も面圧が大きくなった部分の面圧以上の大きさにならない長さに規制されている。
言い換えれば、前記長さは、前記深溝玉軸受の運転時にこの深溝玉軸受に許容アキシアル荷重が加わった場合でも、前記玉の転動面と前記傾斜面部との転がり接触部のうちで最も面圧が大きくなる部分の面圧が、同じく前記凹曲面部との転がり接触部のうちで最も面圧が大きくなる部分の面圧よりも小さくなる様に規制されている。
尚、上述の様な本発明を実施する場合、具体的には、前記内輪軌道と前記外輪軌道とのうちの少なくとも内輪軌道を(好ましくは、これら内輪軌道及び外輪軌道を共に)、前記対象軌道とする。
本発明の深溝玉軸受を実施する場合で、前記対象軌道を有する軌道輪と、前記各玉とを、それぞれSUJ2(JIS G 4805、縦弾性係数208GPa)製とする場合には、請求項2に記載した発明の様に、前記傾斜面部の、前記凹曲面部の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さを、前記玉の直径の3%以下に規制する事ができる。
又、本発明の深溝玉軸受を実施する場合で、前記対象軌道を有する軌道輪をSUJ2製とし、前記各玉を、SUJ2に比べて硬質で耐摩耗性等に優れるSiC(炭化ケイ素、縦弾性係数450GPa)製とする場合には、請求項3に記載した発明の様に、前記傾斜面部の、前記凹曲面部の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さを、前記玉の直径の2%以下に規制する事ができる。
又、本発明の深溝玉軸受を実施する場合で、前記対象軌道を有する軌道輪と、前記玉とを、それぞれSiC製とする場合には、請求項4に記載した発明の様に、前記傾斜面部の、前記凹曲面部の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さを、前記玉の直径の1%以下に規制する事ができる。
上述の様に構成する本発明の深溝玉軸受によれば、対象軌道を有する軌道輪に関して、この対象軌道と玉の転動面との転がり接触部に存在する接触楕円が、この対象軌道と幅方向に隣接する部分に設けられた肩部に乗り上がりにくくする事ができる。
即ち、本発明の深溝玉軸受の場合、アキシアル荷重が負荷されると、前記接触楕円の中心が、前記対象軌道の幅方向(軸方向)中央位置から幅方向に移動する。この結果、前記接触楕円の一部が前記対象軌道の幅方向端部に存在する傾斜面部に乗り上がると、乗り上がった部分で、この接触楕円が、長軸方向長さが(乗り上がる前に比べて)短くなる方向に変形する。従って、その分、この接触楕円が前記対象軌道と幅方向に隣接する部分に設けられた肩部に乗り上がりにくくなる。又、本発明の深溝玉軸受の場合には、前記接触楕円がこの肩部に乗り上がりにくくする為に、軸受サイズを大きくしたり、この肩部の高さを大きくしたりするのではなく、前記対象軌道の幅方向両端部に傾斜面部を設ける構成を採用している。この為、小型・軽量化を図り易く、組立性を良好に保つ事ができる。
更に、本発明の深溝玉軸受によれば、回転安定性を良好に保ちつつ、前記接触楕円が前記肩部に乗り上がりにくくする事ができる。
即ち、前記接触楕円の一部が前記傾斜面部に乗り上がると、乗り上がった部分の面圧が上昇する。この際の乗り上がった部分の面圧上昇量は、前記傾斜面部に対する前記接触楕円の長軸方向の乗り上がり長さ(乗り上がった部分の面積)に応じて大きくなる。そして、この接触楕円のうち、前記傾斜面部に乗り上がった部分のピーク面圧が、この傾斜面部に乗り上がっていない部分(凹曲面部上に存在する部分)のピーク面圧以上の大きさになると、玉の回転運動が不安定になる可能性がある。従って、前記傾斜面部の、前記凹曲面部の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さを大きくし過ぎると、前記接触楕円が前記肩部に乗り上がる前に(負荷されるアキシアル荷重が許容アキシアル荷重に達する前に)、前記玉の回転運動が不安定になる可能性がある。これに対して、本発明の場合には、前記傾斜面部の、前記凹曲面部の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さが、前記接触楕円の一部がこの傾斜面部に対して、これら接触楕円の長軸方向端縁と傾斜面部の幅方向外端縁とが一致する位置まで乗り上がった(許容アキシアル荷重が負荷された)場合でも、この接触楕円のうち、前記傾斜面部に乗り上がった部分のピーク面圧が、この傾斜面部に乗り上がっていない部分のピーク面圧以上の大きさにならない長さに規制されている。この為、前記接触楕円が前記肩部に乗り上がる前に、前記玉の回転運動が不安定になる事を確実に防止できる。従って、本発明の場合には、深溝玉軸受の回転安定性を良好に保ちつつ、前記接触楕円が前記対象軌道の肩部に乗り上がりにくくする事ができる。
本発明の実施の形態の1例を示す部分断面図。 軌道(内輪軌道、外輪軌道)及び肩部の一部分の断面形状と、アキシアル荷重が負荷されていない状態での接触楕円と、アキシアル荷重が負荷されている状態での接触楕円とを示す図。 内輪、外輪、玉が何れもSUJ2製である深溝玉軸受に関して、本発明の効果を確認する為に行ったシミュレーションの結果を示す線図。 内輪及び外輪がSUJ2製であり、玉がSiC製である深溝玉軸受に関して、本発明の効果を確認する為に行ったシミュレーションの結果を示す線図。 内輪、外輪、玉が何れもSiC製である深溝玉軸受に関して、本発明の効果を確認する為に行ったシミュレーションの結果を示す線図。
[実施の形態の第1例]
本発明の実施の形態の第1例に就いて、図1〜2により説明する。
本例の深溝玉軸受は、内輪1と、外輪2と、複数個の玉3と、保持器4と、1対のシールリング5、5とを備える。
このうちの内輪1は、SUJ2製であり、外周面の幅方向(軸方向、図1の左右方向)中間部に深溝型の内輪軌道6を有する。
前記外輪2は、SUJ2製であり、内周面の幅方向(軸方向、図1の左右方向)中間部に深溝型の外輪軌道7を有する。
前記各玉3は、SUJ2製であり、前記保持器4により保持された状態で、前記内輪軌道6と前記外輪軌道7との間に転動自在に設けられている。
前記両シールリング5、5は、前記内輪1の外周面と前記外輪2の内周面との間に存在する、前記各玉3が設置された空間の軸方向両端開口部に組み付けられて、これら軸方向両端開口部を塞いでいる。この為に、前記両シールリング5、5の外周部分を、前記外輪2の内周面の幅方向両端寄り部分に設けられた係止溝8、8に係止すると共に、前記両シールリング5、5を構成するシールリップの先端縁(内周縁)を、前記内輪1の外周面の幅方向両端寄り部分に設けられた壁面9、9に全周に亙り摺接させている。
又、前記各玉3が設置された空間内には、潤滑用のグリースが封入されている。
又、本例の場合、前記内輪軌道6及び前記外輪軌道7は、それぞれの幅方向両端部を、断面形状が直線状である傾斜面部11a、11bとしている。即ち、本例の場合、前記内輪軌道6(前記外輪軌道7)は、幅方向中間部に設けられた断面形状が凹円弧状である凹曲面部10a(10b)と、この凹曲面部10a(10b)の幅方向両側に隣接して設けられ、断面形状がこの凹曲面部10a(10b)の幅方向両端縁から、この凹曲面部10a(10b)の断面の幅方向両端縁に於ける接線方向に伸長する直線状である、1対の傾斜面部11a、11a(11b、11b)とから成る。尚、本例の場合には、前記内輪軌道6及び前記外輪軌道7のそれぞれが、特許請求の範囲に記載した対象軌道に相当する。
又、前記各玉3の転動面と前記内輪軌道6との転がり接触部、及び、この各玉3の転動面と前記外輪軌道7との転がり接触部には、それぞれ図2に示す様な接触楕円Eが存在する。
前記深溝玉軸受の運転時、この深溝玉軸受にアキシアル荷重が加わっていない場合には、前記接触楕円Eの中心は、図2の下部の左側に示す様に、前記内輪軌道6(前記外輪軌道7){の凹曲面部10a(10b)}の幅方向中央位置に存在し、前記接触楕円Eの全体が前記凹曲面部10a(10b)に位置している。この状態での、この接触楕円Eの面圧は、この接触楕円Eの中央部(中心部)で最も大きくなり(ピーク値となり)、この接触楕円Eの中央部から外周縁に向かう程小さくなる。言い換えれば、この状態での接触楕円Eの面圧は、この接触楕円Eの長軸上でも、短軸上でも、中央部でピーク値となり、この中央部から両端縁に向かう程小さくなる(長軸上での面圧分布に関しては、後述する図3のグラフ中の破線α参照)。
一方、前記深溝玉軸受の運転時、この深溝玉軸受にアキシアル荷重が加わると、前記接触楕円Eは、図2に矢印Xで示す様に、前記内輪軌道6(前記外輪軌道7)の幅方向中央位置から幅方向に移動する。この結果、例えば図2の下部の右側に示す様に、前記接触楕円Eの一部(長軸方向端部)が前記傾斜面部11a(11b)に乗り上がると、乗り上がった部分e11で、前記接触楕円Eが、長軸方向長さが(乗り上がる前に比べて)短くなる方向に変形すると共に、この乗り上がった部分e11の面圧が上昇する(後述する図3のグラフ中の実線βの右端部参照)。この際の乗り上がった部分e11の面圧上昇量は、前記傾斜面部11a(11b)に対する前記接触楕円Eの長軸方向の乗り上がり長さ(乗り上がった部分e11の面積)に応じて大きくなる。
又、本例の場合には、図2の下部の右側に示す様に、前記接触楕円Eの一部が前記傾斜面部11a(11b)に対して、これら接触楕円Eの長軸方向端縁と傾斜面部11a(11b)の幅方向外端縁とが一致する位置まで乗り上がった場合でも、この接触楕円Eのうち、前記傾斜面部11a(11b)に乗り上がった部分e11のうちで最も面圧が大きくなった部分の面圧(ピーク面圧)が、この傾斜面部11a(11b)に乗り上がっていない部分{前記凹曲面部10a(10b)上に位置する部分}e10のピーク面圧以上の大きさにならない様に、前記傾斜面部11a(11b)の、前記凹曲面部10a(10b)の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さL11を規制している。この為に、具体的には、この長さL11を、前記各玉3の直径Dの3%以下に規制している。この長さL11の下限値は、有限である(零でない)限り、特に限定されるものではない。但し、この長さL11が大きくなる程、前記接触楕円Eが、前記内輪軌道6(前記外輪軌道7)を幅方向両側から挟む位置に存在する肩部12a(12b)に乗り上がりにくくなる。この為、前記長さL11は、前記各玉3の直径Dの3%以下の範囲で、できるだけ大きくする事が好ましい(前記直径Dの0.5%以上とする事が好ましく、この直径Dの1%以上とする事がより好ましく、この直径Dの2%以上とする事が更に好ましい)。この様な事情に鑑みて、本例の場合には、前記長さL11を、前記各玉3の直径Dの3%としている。又、本例の場合、前記肩部12a(12b)の径方向高さH12a(H12b)を、一般的な深溝玉軸受と同様、前記各玉3の直径Dの15〜30%としている。尚、本例の場合、一般車のトランスミッション用軸受として使用される深溝玉軸受の様に、前記各玉3の直径Dを20mm以下とすると、前記長さL11は0.6mm以下となり、又、前記肩部12a(12b)の径方向高さH12a(H12b)は6mm以下となる。
又、本例の場合、前記内輪軌道6と、前記両肩部12a、12aの円筒状の外周面との連続部に、R面取り部13a、13aが設けられている。又、前記外輪軌道7と、前記両肩部12b、12bの円筒状の内周面との連続部に、R面取り部13b、13bが設けられている。
尚、本例の場合、製造工程で、前記内輪軌道6(前記外輪軌道7)と、前記各肩部12a、12aの外周面(前記各肩部12b、12bの内周面)とに、総型砥石を使用して研削加工を施すのであれば、前記R面取り部13a(13b)は、この際の総型砥石による研削加工によって形成する事ができる。尚、自動車のトランスミッション用軸受を対象とする場合には、総型砥石で形成可能な、前記R面取り部13a(13b)の断面形状の曲率半径の最小値は、凡そ0.3mmである。一方、前記傾斜面部11a(11b)の幅方向外端縁の、前記凹曲面部10a(10b)の底部(幅方向中央部)に対する径方向高さが決まっている場合に、前記R面取り部13a(13b)の断面形状の曲率半径を大きく設定すると、その分、前記肩部12a(12b)の径方向高さH12a(H12b)を大きくする必要があり、重量化してしまう。この為、この様な重量化を抑える観点から、前記総型砥石による研削加工によって前記R面取り部13a(13b)を形成する場合には、このR面取り部13a(13b)の断面形状の曲率半径を、凡そ0.3mmに設定するのが好ましい。又、上述の様に総型砥石によって肩部12a(12b)の外周面に研削加工を施す場合には、この外周面を前記シールリング5を構成するシールリップの摺接面とする事もできる。
又、本発明を実施する場合、製造工程で、前記内輪軌道6(前記外輪軌道7)を構成する凹曲面部10a(10b)及び傾斜面部11a(11b)に対してのみ、同時に研削加工を施すのであれば、前記各連続部にR面取り部13a(13b)を設けず、これら各連続部を角部とする事もできる。
上述の様に構成する本例の深溝玉軸受を、例えば自動車用トランスミッションの回転軸をハウジングに対して回転自在に支持する為に使用する場合には、前記内輪1をこの回転軸に外嵌固定すると共に、前記外輪2を前記ハウジングに内嵌固定する。この状態で、前記深溝玉軸受は、前記回転軸をこのハウジングに対して回転自在に支持しつつ、この回転軸に加わるラジアル荷重を支承すると共に、この回転軸に加わる、歯車反力等に基づく両方向のアキシアル荷重を支承する。
上述の様に構成する本例の深溝玉軸受によれば、前記接触楕円Eが前記肩部12a(12b)に乗り上がりにくくする事ができる。従って、この深溝玉軸受の許容接触応力や使用条件等に基づいて予め定められる、前記接触楕円Eが前記肩部12a(12b)に乗り上げる限界のアキシアル荷重である、許容アキシアル荷重を増やす事ができる。
即ち、本例の深溝玉軸受の場合、アキシアル荷重が負荷されると、前記内輪軌道6(前記外輪軌道7)と前記各玉3の転動面との転がり接触部に存在する接触楕円Eの中心が、この内輪軌道6(この外輪軌道7)の幅方向中心位置から幅方向に移動する。この結果、前記接触楕円Eの一部(長軸方向端部)がこの傾斜面部11a(11b)に乗り上がると、乗り上がった部分で、この接触楕円Eが、長軸方向長さが(乗り上がる前に比べて)短くなる方向に変形する。従って、その分、この接触楕円Eが前記肩部12a(12b)に乗り上がりにくくなる。この結果、前記深溝玉軸受の許容アキシアル荷重を増やす事ができる。又、本例の深溝玉軸受の場合には、この許容アキシアル荷重を増やす為に、軸受サイズを大きくしたり、前記肩部12a(12b)の径方向高さH12a(H12b)を大きくしたりするのではなく、この内輪軌道6(この外輪軌道7)の幅方向両端部に傾斜面部11a(11b)を設ける構成を採用している。この為、小型・軽量化を図り易く、組立性を良好に保つことができる。
更に、本例の深溝玉軸受によれば、回転安定性を良好に保ちつつ、許容アキシアル荷重を増やす事ができる。
即ち、前記接触楕円Eの一部が前記傾斜面部11a(11b)に乗り上がると、乗り上がった部分の面圧が上昇する。この際の乗り上がった部分の面圧上昇量は、前記傾斜面部11a(11b)に対する前記接触楕円Eの長軸方向の乗り上がり長さ(乗り上がった部分e11の面積)に応じて大きくなる。そして、この接触楕円Eのうち、前記傾斜面部11a(11b)に乗り上がった部分e11のピーク面圧が、この傾斜面部11a(11b)に乗り上がっていない部分{前記凹曲面部10a(10b)に存在する部分}e10のピーク面圧以上の大きさになると、前記各玉3の回転運動が不安定になる可能性がある。従って、前記傾斜面部11a(11b)の、前記凹曲面部10a(10b)の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さL11を大きくし過ぎると、前記接触楕円Eが前記肩部12a(12b)に乗り上がる前に(負荷されるアキシアル荷重が許容アキシアル荷重に達する前に)、前記各玉3の回転運動が不安定になる可能性がある。これに対して、本例の場合には、前記長さL11が、前記接触楕円Eの一部がこの傾斜面部11a(11b)に対して、これら接触楕円Eの長軸方向端縁と傾斜面部11a(11b)の幅方向外端縁とが一致する位置まで乗り上がった(許容アキシアル荷重が負荷された)場合でも、この接触楕円Eのうち、前記傾斜面部11a(11b)に乗り上がった部分e11のピーク面圧が、この傾斜面部11a(11b)に乗り上がっていない部分{前記凹曲面部10a(10b)上に位置する部分}e10のピーク面圧以上の大きさにならない長さに規制されている。この為、前記接触楕円Eが前記内輪軌道6(前記外輪軌道7)の肩部12a(12b)に乗り上がる前に、前記各玉3の回転運動が不安定になる事を確実に防止できる。従って、本例の場合には、深溝玉軸受の回転安定性を良好に保ちつつ、許容アキシアル荷重を増やす事ができる。
[実施の形態の第2例]
本発明の実施の形態の第2例に就いて、上述した実施の形態の第1例を示す図1〜2を参照しつつ説明する。
本例の場合には、深溝玉軸受を構成する各部材のうち、内輪1及び外輪2をSUJ2製とすると共に、各玉3をSiC製としている。
又、本例の場合には、図2に示す様に、前記各玉3の転動面と内輪軌道6(外輪軌道7)との転がり接触部に存在する接触楕円Eの長軸方向端部が、前記深溝玉軸受の運転時にこの深溝玉軸受にアキシアル荷重が負荷される等により、前記内輪軌道6(外輪軌道7)を構成する傾斜面部11a(11b)に対して、これら接触楕円Eの長軸方向端縁と傾斜面部11a(11b)の幅方向外端縁とが一致する位置まで乗り上がった場合(深溝玉軸受に許容アキシアル荷重が負荷された場合)でも、この接触楕円Eのうち、前記傾斜面部11a(11b)に乗り上がった部分e11のピーク面圧が、この傾斜面部11a(11b)に乗り上がっていない部分{凹曲面部10a(10b)に位置する部分}e10のピーク面圧以上の大きさにならない様にする為に、前記傾斜面部11a(11b)の、前記凹曲面部10a(10b)の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さL11を、前記各玉3の直径Dの2%以下に規制している。尚、本例の場合も、この長さL11の下限値は、有限である(零でない)限り、特に限定されるものではない。但し、この長さL11が大きくなる程、前記接触楕円Eが、前記内輪軌道6(前記外輪軌道7)を幅方向両側から挟む位置に存在する肩部12a(12b)に乗り上がりにくくなる。この為、前記長さL11は、前記各玉3の直径Dの2%以下の範囲で、できるだけ大きくする事が好ましい(前記直径Dの0.5%以上とする事が好ましく、この直径Dの1%以上とする事がより好ましく、この直径Dの1.5%以上とする事が更に好ましい)。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第3例]
本発明の実施の形態の第3例に就いて、前述した実施の形態の第1例を示す図1〜2を参照しつつ説明する。
本例の場合には、深溝玉軸受を構成する各部材のうち、内輪1、外輪2、各玉3を、何れもSiC製としている。
又、本例の場合には、図2に示す様に、前記各玉3の転動面と内輪軌道6(外輪軌道7)との転がり接触部に存在する接触楕円Eの長軸方向端部が、前記深溝玉軸受の運転時にこの深溝玉軸受にアキシアル荷重が負荷される等により、前記内輪軌道6(外輪軌道7)を構成する傾斜面部11a(11b)に対して、これら接触楕円Eの長軸方向端縁と傾斜面部11a(11b)の幅方向外端縁とが一致する位置まで乗り上がった場合(深溝玉軸受に許容アキシアル荷重が負荷された場合)でも、この接触楕円Eのうち、前記傾斜面部11a(11b)に乗り上がった部分e11のピーク面圧が、この傾斜面部11a(11b)に乗り上がっていない部分{凹曲面部10a(10b)に位置する部分}e10のピーク面圧以上の大きさにならない様にする為に、前記傾斜面部11a(11b)の、前記凹曲面部10a(10b)の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さL11を、前記各玉3の直径Dの1%以下に規制している。尚、本例の場合も、この長さL11の下限値は、有限である(零でない)限り、特に限定されるものではない。但し、この長さL11が大きくなる程、前記接触楕円Eが、前記内輪軌道6(前記外輪軌道7)を幅方向両側から挟む位置に存在する肩部12a(12b)に乗り上がりにくくなる。この為、前記長さL11は、前記各玉3の直径Dの1%以下の範囲で、できるだけ大きくする事が好ましい(前記直径Dの0.5%以上とする事が好ましく、この直径Dの0.75%以上とする事がより好ましい)。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
本発明の効果を確認する為に行ったシミュレーションに就いて説明する。
本シミュレーションでは、深溝玉軸受を構成する各部材の材料、並びに、凹曲面部の断面の幅方向両端縁に於ける接線方向に関する傾斜面部の長さLが異なる3種類の試験軸受に、許容アキシアル荷重を負荷した場合の、接触楕円の長軸上の面圧分布を算出した。
各試験軸受の、前記各部材の材料及び前記傾斜面部の長さLは、それぞれ以下の通りである。
[試験軸受1]
内輪及び外輪の材料:SUJ2
玉の材料:SUJ2
傾斜面部の長さL:玉の直径の3%
[試験軸受2]
内輪及び外輪の材料:SUJ2
玉の材料:SiC
傾斜面部の長さL:玉の直径の2%
[試験軸受3]
内輪及び外輪の材料:SiC
玉の材料:SiC
傾斜面部の長さL:玉の直径の1%
その他のシミュレーションの条件は、以下の通りである。
軸受名番:6208(JIS標準品)
軸受内径(内輪の内径):40mm
軸受外径(外輪の外径):80mm
軸受軸方向幅寸法(内輪及び外輪の軸方向幅寸法):18mm
玉の直径:11.9mm
凹曲面部の曲率半径:前記玉の直径(11.9)の52%
試験軸受1に関する解析結果を図3に、試験軸受2に関する解析結果を図4に、試験軸受3に関する解析結果を図5に、それぞれ示す。
これら図3〜5に示した解析結果のうち、破線αは、軌道の断面形状が単一の凹円弧により構成されていると仮定した場合に、許容アキシアル荷重が負荷された状態での接触楕円の長軸上の面圧分布を示している。これに対し、実線βは、軌道が、凹曲面部と1対の傾斜面部とから構成された場合に、許容アキシアル荷重が負荷された状態での接触楕円の長軸上の面圧分布を示している。図3〜5中のP部は、接触楕円が傾斜面部に乗り上がった部分を示している。
先ず、前記破線αの右端縁の位置と、前記実線βの右端縁の位置とを見比べれば明らかな様に、接触楕円の一部が軌道の傾斜面部に乗り上がると、乗り上がった部分で、この接触楕円が、長軸方向長さが(乗り上がらない場合に比べて、図3〜5中の幅Qの分)短くなる様に変形している。従って、その分、この接触楕円が肩部に乗り上がりにくくなる(許容アキシアル荷重を増やせる)事が分かる。又、許容アキシアル荷重を同等にした場合には、内輪及び外輪の軸方向幅寸法を幅Qの分だけ(幅Qの2倍の長さ)短くして、深溝玉軸受の小型・軽量化を図れる事が分かる。
又、前記実線βを見れば明らかな様に、接触楕円の一部が軌道の傾斜面部に乗り上がると、乗り上がった部分(P部)の面圧が上昇している。但し、何れの場合でも、乗り上がった部分のピーク面圧は、乗り上がっていない部分のピーク面圧よりも小さくなっている。
従って、深溝玉軸受の小型・軽量化を図り易くすると共に、回転安定性を良好に保ちつつ、接触楕円が肩部に乗り上がるのを防止する為には、傾斜面部の、凹曲面部の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さを、前記試験軸受1の場合には、各玉3の直径の3%以下に規制すれば良く、前記試験軸受2の場合には、各玉3の直径の2%以下に規制すれば良く、前記試験軸受3の場合には、各玉3の直径の1%以下に規制すれば良い事が分かる。
本発明の深溝玉軸受は、自動車用トランスミッションに限らず、各種機械装置の回転支持部分に組み込んで使用する事ができる。
又、本発明の深溝玉軸受は、外輪を静止輪とし、内輪を回転輪とする用途に限らず、内輪を静止輪とし、外輪を回転輪とする用途で使用する事もできる。
又、本発明の深溝玉軸受を実施する場合で、内輪軌道の断面形状の曲率半径と、外輪軌道の断面形状の曲率半径とが互いに等しく、且つ、前記内輪の肩部の径方向高さと、前記外輪の肩部の径方向高さとが互いに等しい場合には、アキシアル荷重が負荷された際に、接触楕円は、前記外輪の肩部よりも、前記内輪の肩部に乗り上がり易い。この理由は、転動体である玉が、回転(公転)に伴い発生する遠心力により径方向外方に向け変位する傾向となる為である。従って、かかる場合に、これら内輪軌道と外輪軌道とのうちの何れか一方の軌道のみを対象軌道とするのであれば、この内輪軌道を対象軌道とするのが好ましい。
1 内輪
2 外輪
3 玉
4 保持器
5 シールリング
6 内輪軌道
7 外輪軌道
8 係止溝
9 壁面
10a、10b 凹曲面部
11a、11b 傾斜面部
12a、12b 肩部
13a、13b R面取り部

Claims (4)

  1. 外周面に深溝型の内輪軌道を有する内輪と、内周面に深溝型の外輪軌道を有する外輪と、これら内輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の玉とを備えた深溝玉軸受であって、
    前記内輪軌道と前記外輪軌道とのうちの少なくとも一方の軌道である対象軌道は、幅方向中間部に設けられた断面形状が凹円弧状である凹曲面部と、この凹曲面部の幅方向両側に隣接して設けられ、断面形状がこの凹曲面部の幅方向両端縁から、この凹曲面部の断面の幅方向両端縁に於ける接線方向に伸長する直線状である、1対の傾斜面部とから成り、
    この傾斜面部の、前記凹曲面部の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さは、前記内輪と前記外輪との相対回転時にこれら内輪と外輪との間にアキシアル荷重が負荷される事により、前記玉の転動面と前記対象軌道との転がり接触部に存在する接触楕円の一部が前記傾斜面部に対して、これら接触楕円の長軸方向端縁と傾斜面部の幅方向外端縁とが一致する位置まで乗り上がった場合でも、この接触楕円のうち、前記傾斜面部に乗り上がった部分のうちで最も面圧が大きくなった部分の面圧が、この傾斜面部に乗り上がっていない部分のうちで最も面圧が大きくなった部分の面圧以上の大きさにならない長さに規制されている事を特徴とする、
    深溝玉軸受。
  2. 前記対象軌道を有する軌道輪と、前記各玉とが、それぞれSUJ2製であり、
    前記傾斜面部の、前記凹曲面部の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さが、前記玉の直径の3%以下に規制されている、
    請求項1に記載した深溝玉軸受。
  3. 前記対象軌道を有する軌道輪がSUJ2製であり、
    前記各玉がSiC製であり、
    前記傾斜面部の、前記凹曲面部の断面の幅方向端縁に於ける接線方向に関する長さが、前記玉の直径の2%以下に規制されている、
    請求項1に記載した深溝玉軸受。
  4. 前記対象軌道を有する軌道輪と、前記玉とが、それぞれSiC製であり、
    前記傾斜面部の断面形状である直線の長さが、前記玉の直径の1%以下に規制されている、
    請求項1に記載した深溝玉軸受。
JP2015146345A 2015-07-24 2015-07-24 深溝玉軸受 Active JP6597019B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015146345A JP6597019B2 (ja) 2015-07-24 2015-07-24 深溝玉軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015146345A JP6597019B2 (ja) 2015-07-24 2015-07-24 深溝玉軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017026068A true JP2017026068A (ja) 2017-02-02
JP6597019B2 JP6597019B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=57949421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015146345A Active JP6597019B2 (ja) 2015-07-24 2015-07-24 深溝玉軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6597019B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06159369A (ja) * 1992-11-19 1994-06-07 Nippon Seiko Kk 耐食性転がり軸受
JP2002054642A (ja) * 2000-08-15 2002-02-20 Nsk Ltd 単列深溝型ラジアル玉軸受
JP2003130058A (ja) * 2001-10-22 2003-05-08 Meiji Univ 転がり機械要素
JP2007085555A (ja) * 2006-12-21 2007-04-05 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2009174691A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Ntn Corp トランスミッション用玉軸受
JP2011241938A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2016205578A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 株式会社ジェイテクト 車輪用軸受装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06159369A (ja) * 1992-11-19 1994-06-07 Nippon Seiko Kk 耐食性転がり軸受
JP2002054642A (ja) * 2000-08-15 2002-02-20 Nsk Ltd 単列深溝型ラジアル玉軸受
JP2003130058A (ja) * 2001-10-22 2003-05-08 Meiji Univ 転がり機械要素
JP2007085555A (ja) * 2006-12-21 2007-04-05 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2009174691A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Ntn Corp トランスミッション用玉軸受
JP2011241938A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2016205578A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 株式会社ジェイテクト 車輪用軸受装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6597019B2 (ja) 2019-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5870563B2 (ja) 転がり軸受用保持器、及び転がり軸受
EP2655907B1 (en) Two part ball bearing cage with lubricant passages and deep groove ball bearing with such a cage
US10054164B2 (en) Rolling bearing
US8858086B2 (en) Rolling bearing
EP2952763B1 (en) Multipoint contact ball bearing
EP2711572B1 (en) Rolling bearing with lubricant pockets in the raceway
WO2010066293A1 (en) Cage for rolling bearing, in particular for rolling bearing used in a wind turbine generator.
JP2008240796A (ja) シール付きアンギュラ玉軸受及び主軸装置
JP7255812B2 (ja) 回転軸受
US10514063B2 (en) Rolling bearing
JP6790555B2 (ja) 転がり軸受
JP2009287658A (ja) 電食防止用絶縁転がり軸受
KR20150005926A (ko) 토로이달 롤러 베어링
KR200410762Y1 (ko) 볼베어링용 케이지 및 이를 구비한 볼베어링
US10527096B2 (en) Rolling bearing
JP6597019B2 (ja) 深溝玉軸受
JP4920238B2 (ja) 円すいころ軸受
KR102647697B1 (ko) 텐덤 볼 베어링
JP2014105809A (ja) 転がり軸受用保持器
JPH10318264A (ja) ころ軸受用合成樹脂製保持器
JP2007239929A (ja) ころ軸受
JP2006329219A (ja) スラストころ軸受
JP2020153495A (ja) 転がり軸受用保持器および転がり軸受
JP2003130060A (ja) ラジアル玉軸受
WO2017043425A1 (ja) 転がり軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6597019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150