JP2017025598A - 機械式駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トレーがリフト装置と連携をとることなくリフト装置の昇降台側へ誤動作するのを防止した機械式駐車装置を提供する。
【解決手段】出入口階または格納スペース階の床面側に、リフト装置の昇降台2が所定の位置で停止するまでトレー15がリフト装置への乗り込み側へと誤移動するのを阻止する阻止状態を保持し、かつ阻止状態を解放状態としてトレー15が乗り込み側へ移動するのを許すように構成したストッパ装置16を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、駐車車両を搭載した状態のトレー移動するために使用するリフト装置を備えた機械式駐車装置に関する。
従来の駐車装置として、特許文献1(特開2001−271505号公報)、特許文献2(特開2003−176635号公報)、特許文献3(特開2003−193697号公報)および特許文献4(特許第3638272号公報)などが知られている。
特許文献1には、昇降ガイドの案内により昇降路上を昇降する昇降フレームに、トレーを支持して昇降フレームとその上方所定の高さとの間を昇降可能なトレー支持ユニットを内蔵したリフト装置が示され、特許文献2には、リフトの昇降フレーム上にトレー支持ユニットを直動ガイドと直動駆動装置とを介装してトレーの受け渡し方向にスライド可能に取り付けて、トレーの受け渡し先に近接可能に構成したリフト装置が示されている。また特許文献3には、一対の旋回ガイドに非対称的な係合構造を備え、自動車を旋回する毎に、旋回台の片側一方を支持する一方の旋回ガイドの間欠係合に対してその片側他方を支持する他方の旋回ガイドが遅延して間欠係合されるリフト装置が示されており、さらに特許文献4には、リフトの昇降路が各格納階層間に、トレー循環路上にこの循環路を中断して又はトレー循環路外に貫通形成され、 リフトは、昇降ガイドの案内によりリフトの昇降路上を昇降する昇降部材と、昇降部材上に設置され、昇降部材上の所定の高さでトレーを支持するトレー支持部材と、昇降部材上に離脱可能に配置されて、各格納階層のリフトの昇降路上でトレー循環路上の中断部を又はトレー循環路外とトレー循環路との間を着脱可能に連絡する連絡部材とを備えた機械式駐車装置のリフト装置が示されている。
特開2001−271505号公報 特開2003−176635号公報 特開2003−193697号公報 特許第3638272号公報
しかしながら、従来の機械式駐車装置では、駐車車両を搭載した状態のトレーをリフト装置の昇降台上に載せる場合、何等かの原因でトレーがリフト装置と連携をとることなくリフト装置の昇降台側へ誤動作した場合、トレーを受ける昇降台がまだ準備されていないために大変な事態が生じてしまう。
そこで本発明の目的は、トレーがリフト装置と連携をとることなくリフト装置の昇降台側へ誤動作するのを防止した機械式駐車装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、トレーを床面側からリフト装置の昇降台上へと乗り込ませ、前記リフト装置によって異なる階床へと前記トレーを移動させる機械式駐車装置において、床面側に、前記リフト装置の前記昇降台が所定の位置に停止するまで前記トレーが前記リフト装置への乗り込み側へと誤移動するのを阻止する阻止状態を保持し、かつ阻止状態を解放状態として前記トレーが乗り込み側へ移動するのを許すように構成したストッパ装置を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、リフト装置の昇降台が所定の位置の停止するよりも前にトレーが乗り込み側へ誤移動するのを防止することができ、しかも、昇降台が所定の位置の停止した後には、阻止状態を解放状態としてトレーが乗り込み側へ移動するのを許すことができるため、リフト装置側の準備が完了していない時点でトレーをリフト装置へ乗り込ませる誤操作を確実に防止することができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記トレーの下面側に位置規制部材を設け、前記トレーが前記リフト装置の適正な位置に載せられた状態で前記位置規制部材とほぼ対応するように横倒し状態から起立状態へと動かすことによって前記位置規制部材を挟み込んで前記トレーのずれ補正を行う挟み込みローラを備えた位置補正装置を構成し、前記位置補正装置に連動して前記ストッパ装置を阻止状態から解放状態へと切り替えるストッパ駆動装置を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、各方向位置補正装置とストッパ駆動装置とが連動するので、ストッパ駆動装置と各方向位置補正装置との構成を簡略化させることができ、また、ストッパ装置の切替タイミングをリフト装置側との容易に連携させることができる。
本発明による機械式駐車装置によれば、リフト装置の昇降台が所定の位置の停止するよりも前にトレーが乗り込み側へ誤移動するのを防止することができ、しかも、昇降台が所定の位置の停止した後には、阻止状態を解放状態としてトレーが乗り込み側へ移動するのを許すことができるため、リフト装置側の準備が完了していない時点でトレーをリフト装置へ乗り込ませる誤操作を確実に防止することができる。
本発明の一実施例による機械式駐車装置のリフト装置側への乗り込み前状態を示す側面図である。 図1に示した機械式駐車装置のリフト装置側への乗り込み後状態を示す側面図である。 図1に示したリフト装置における昇降台の平面図である。 図3に示した昇降台上に構成された可動旋回台を示す平面図である。 図4に示した縦方向位置補正装置における初期状態を示す正面図である。 図4に示した縦方向位置補正装置における補正状態を示す正面図である。 図4に示した横方向位置補正装置の初期状態を示す正面図である。 図4に示した横方向位置補正装置の補正状態を示す正面図である。 図4に示したストッパ駆動装置の阻止状態を示す側面図である。 図4に示したストッパ駆動装置の解放状態を示す側面図である。 図9に示したストッパ装置の正面図である。 図10に示したストッパ装置の正面図である。 図1に示した昇降台を旋回位置に移動させた状態を示す側面図である。 図13に示した昇降台の旋回後の状態を示す側面図である。 図1に示した機械式駐車装置のリフト装置が格納スペース階に到着した状態を示す平面図である。 図1に示した機械式駐車装置のリフト装置が他の構成の格納スペース階に到着した状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施例による機械式駐車装置のリフト装置側への乗り込み前状態と乗り込み後状態を示す側面図である。
この機械式駐車装置は、複数階床に駐車スペースを有したり、出入り口階と格納スペース階が異なったりするために駐車車両を移動するリフト装置を有している。このリフト装置は、昇降路内の壁面に沿って鉛直方向に配置され、かつ所定間隔を隔てて一対のガイドレール1A,1Bが立設され、図示を省略した駆動装置によりガイドレール1に沿って昇降される昇降台2を有している。
対向配置した一対のガイドレール1の上下部には、一対の回転軸が可回転的に支持されており、この回転軸にスプロケット3,4がそれぞれ結合されている。スプロケット3,4間にはチェーン5が無端状に掛けられ、チェーン5の裏面側にはバランス用ウェート6が連結され、チェーン5の表面側には昇降台2が連結されている。リフト装置の昇降台2におけるガイドレール1の近傍には、端支持部材7が結合されており、端支持部材7には、ガイドレール1の背面側に沿って上下方向に回転走行する上部ガイド部材8と、ガイドレール1の前面側に沿って上下方向に回転走行する下部ガイド部材9とがそれぞれ取り付けられている。
昇降台2の上面側には、旋回装置10が構成されており、この旋回装置10は、詳細を後述するが固定部11と、この固定部11に対して旋回可能に支持した可動旋回部12Aと、駆動装置13と、駆動装置13による旋回力を可動旋回台12へ伝達する伝達機構14などを有している。
図示しないモータなどの駆動装置によってチェーン5を図における時計方向に回転駆動すると、昇降台2は上昇し、チェーン5を図における反時計方向に回転駆動すると、昇降台2は下降することになる。
このようなリフト装置を使用して、出入り口階または格納スペース階で駐車車両を搭載した状態のトレー15を可動旋回部12A上に載せる場合、リフト装置側の準備が完了していない時点でトレー15をリフト装置側へ移動する誤操作を防止するためにストッパ装置16が設けられている。このストッパ装置16は、リフト装置の昇降台2が所定の乗り込み位置に停止するまで図1に示すようにトレー15が乗り込み側へ移動するのを阻止する阻止状態を保持する。またストッパ装置16は、昇降台2が所定の乗り込み位置に停止した後で、かつトレー15を乗り込ませる前に、図2に示すように阻止状態から解放状態へ動作されて、トレー15の乗り込みを許可するように構成されている。
ストッパ装置16は、上述した動作を満足する構成であれば種々の構成を採用することができる。同時に、阻止状態と解放状態とを切り替える種々のストッパ駆動装置を採用することができる。次に、ストッパ装置16とストッパ駆動装置のより具体的な構成について説明する。
図3は、図1に示したリフト装置における昇降台2の平面図である。
対向配置した一対のガイドレール1A,1Bに沿って昇降可能な昇降台2は、両側に対向配置した一対の端支持部材7A,7Bを有しており、各端支持部材7A,7Bには、ガイドレール1A,1Bの背面側に沿って上下方向に回転走行する上部ガイド部材8A,8Bと、ガイドレール1A,1Bの前面側に沿って上下方向に回転走行する下部ガイド部材9A,9Bとが配置されている。
また昇降台2は、一対の端支持部材7A,7B間を複数の強度部材37によって結合して駐車車両などの重量物を搭載可能に構成されており、その上側には旋回装置10が構成されている。この旋回装置10は、その固定部11と、この固定部11に対して旋回可能に支持した可動旋回部12Aと、駆動装置13と、駆動装置13による旋回力を可動旋回部12Aへ伝達する伝達機構14などを有している。この可動旋回部12Aの上部に、図3に示すように可動旋回台12が結合されている。
図4は、図3に示した昇降台2上に構成された可動旋回台12を示す平面図である。
可動旋回台12の上面側には、トレー送り装置17が構成されている。このトレー送り装置17は、駐車車両を搭載した状態のトレー15を横方向、つまり駐車車両の幅方向に案内する横方向ガイド部18A,18Bと、トレー15を縦方向、つまり駐車車両の長手方向に案内する縦方向ガイド部19A,19Bと、トレー送り装置17の駆動源であるモータ20A,20Bと、モータ20A,20Bによって回転されて上部に位置しているトレー15をその回転方向に送り出すことになる送りローラ21A,21Bと、各送りローラ21A,21Bの向きを縦方向または横方向に切り替えてトレー15の送り方向を変更する切り替え機構22などを有している。
さらに、昇降台2における可動旋回台12の上面には、トレー15を可動旋回台12上に移動させた後に、トレー15の横方向の位置補正を行う詳細を後述する横方向位置補正装置23A,23Bと、トレー15の縦方向の位置補正を行う詳細を後述する縦方向位置補正装置23C,23Dと、横方向位置補正装置23A,23Bおよび縦方向位置補正装置23C,23Dに連動して図1に示したストッパ装置16を作動させる詳細を後述するストッパ駆動装置24A,24B,24C,24Dが構成されている。
図5および図6は、可動旋回台12の上面にトレー15が載せられたとき縦方向位置補正装置23C,23Dにおける初期状態および補正状態を示す正面図である。
縦方向位置補正装置23C,23Dは、向きが対称であるが同一構成である。縦方向位置補正装置23C,23Dは、モータなどの駆動装置25によって回転される回転軸26を有しており、この回転軸26には一対の挟み込みローラ27A,27Bが所定距離を隔てて対向配置されている。一方、トレー15の下面側には、トレー15が可動旋回台12の上面に正しい位置関係で載せられたとき、一対の挟み込みローラ27A,27B間に挟み込まれる円柱状の位置規制部材28C,28Dが下向きで固定されている。
トレー15が可動旋回台12に載せられるときに、縦方向位置補正装置23C,23Dにおける一対の挟み込みローラ27A,27Bは、横倒し状態となっている。このため、縦方向位置補正装置23C,23Dと位置規制部材28C,28Dとは接触することなく、トレー15が可動旋回台12上へと移動することができる。この移動は、図4に示したトレー送り装置17や出入口階などの床側に構成された同一構成のトレー駆動装置等によって行われるが、ここでの詳細な説明は省略する。
図5に示したようにトレー15が可動旋回台12上に載せられると、駆動装置25に駆動指令が与えられて回転軸26が回転される。すると、この回転軸26によって一対の挟み込みローラ27A,27Bが起き上げられ、一対の挟み込みローラ27A,27B間の近傍に位置している位置規制部材28C,28Dをそれぞれ挟み込む。縦方向位置補正装置23C,23Dと位置規制部材28C,28Dとが多少ずれていても、この挟み込み動作によって挟み込みローラ27A,27Bが回転しながら位置規制部材28C,28Dを適正な位置へと移動する。これによって、トレー15の位置が適正に調整される。同様の位置補正は、横方向位置補正装置23A,23Bによっても同時に行われる。
図7および図8は、可動旋回台12の上面にトレー15が搭載されたとき横方向位置補正装置23A,23Bの初期状態および補正状態を示す正面図である。
横方向位置補正装置23A,23Bは、向きが対称であるが同一構成であり、ここでは横方向位置補正装置23Aについて説明する。横方向位置補正装置23Aは、縦方向位置補正装置23C,23Dと向きが異なるものの基本的には同一構成である。モータなどの駆動装置25によって回転される回転軸26を有しており、この回転軸26には一対の挟み込みローラ27A,27Bが所定距離を隔てて対向配置されている。一方、トレー15の下面側には、トレー15が可動旋回台12の上面に正しい位置関係で載せられたとき、一対の挟み込みローラ27A,27B間に挟み込まれる円柱状の位置規制部材28Aが下向きで固定されている。
トレー15が可動旋回台12に載せられるときに、横方向位置補正装置23Aにおける一対の挟み込みローラ27A,27Bは、横倒し状態となっているため、横方向位置補正装置23Aと位置規制部材28Aとは接触することなく、トレー15が可動旋回台12上へと移動する。
図8に示したようにトレー15が可動旋回台12上に載せられると、駆動装置25に駆動指令が与えられて回転軸26が回転される。すると、この回転軸26によって一対の挟み込みローラ27A,27Bが起き上げられ、一対の挟み込みローラ27A,27B間の近傍に位置している位置規制部材28Aを挟み込む。横方向位置補正装置23Aと位置規制部材28Aとが多少ずれていても、この挟み込み動作によって挟み込みローラ27A,27Bが回転しながら位置規制部材28Aを適正な位置へと移動する。横方向位置補正装置23B側でも同様に動作するため、トレー15の位置が適正に調整される。
図7および図8に示した横方向位置補正装置23A,23Bにおける挟み込みローラ27A,27Bの挟み込み方向は、上述した縦方向位置補正装置23C,23Dにおける挟み込みローラ27A,27Bの挟み込み方向とほぼ直交する。このため、両者は協働してトレー15の横方向および縦方向の位置補正を良好に行うことができる。
図9および図10は、図1に示したストッパ装置16を作動させるストッパ駆動装置24Cを示す側面図である。
このストッパ駆動装置24Cは、上述した縦方向位置補正装置23Cと対を構成するようにその近傍に構成されたものである。上述した縦方向位置補正装置23Cの回転軸26にはリンク29の一端が連結されている。リンク29の他端は、可動旋回台12に固定した支持部材30へ可回転的に取り付けたL字レバー31の一端に連結されている。L字レバー31の他端は少し長く延びた駆動部32となっている。
図9は、縦方向位置補正装置23Cの挟み込みローラ27A,27Bの起立状態を示しており、このとき、L字レバー31の駆動部32はストッパ装置16から所定距離だけ離れた切り離し状態となっている。
この状態から、縦方向位置補正装置23Cの回転軸26を図5および図6に示した駆動装置25によって時計方向に回転すると、図10に示すように挟み込みローラ27A,27Bの起立状態から横倒し状態となる。また回転軸26の回転力は分岐されてリンク29に伝達され、リンク29を全体的に右方へ移動させる。このためリンク29に連結されたL字レバー31は、反時計方向に回転されることになり、この回転によって駆動部32はストッパ装置16の受け部33を下方へ押し下げる。
図11および図12は、ストッパ装置16の異なる状態を示す正面図である。
ストッパ装置16は、乗り込み側の床部に設けた固定部材33へ回転軸34を可回転的にした板状の部材から成り、図示していないばねによって図11に示した起立状態を保持するように付勢されている。またストッパ装置16は、回転軸34から少し離れた位置に受け部33を有している。従って、上述したストッパ駆動装置24Cが図9の状態で、ストッパ装置16は図11の状態を保持している。この状態は、図1に対応しており、トレー15は可動旋回台12側に移動することができない。
しかし、上述したストッパ駆動装置24Cが図10の状態になると、ストッパ装置16の受け部33に、ストッパ駆動装置24Cの駆動部32が当たり、上方から下方へと押される。このため、ストッパ装置16は回転軸34を中心にして反時計方向に回転され、図12のように傾いた状態となる。このストッパ装置16の傾きによって、図1に示したトレー15は可動旋回台12側に移動することができる。
こうして縦方向位置補正装置23Cの駆動装置25は、ストッパ駆動装置24Cの駆動源を兼用した構成となっている。このため、近傍に対を構成するように配置されたストッパ駆動装置24Cと縦方向位置補正装置23Cとの構成が簡略化されている。
他の横方向位置補正装置23A,23Bおよび縦方向位置補正装置23Dの近傍にもそれぞれ対を構成する他のストッパ駆動装置24B,24B,24Dが構成されており、それぞれ基本的には同一構成であるから、ここでの説明は省略する。
図示しないリフト制御装置では、出入り口階または格納スペース階で駐車車両を搭載した状態のトレー15を可動旋回部12上に載せたり、トレー15を可動旋回部12上から降ろしたりする場合、昇降台2の位置情報に基づいて、縦方向位置補正装置23A〜23C、ストッパ駆動装置24A〜24Cなどをタイミング良く制御する。
例えば、各位置補正装置23A〜23Dを図9に示した状態、つまり挟み込みローラ27A,27Bを起立状態とし、載せようとしているトレー15が配置された出入口階へと昇降台2を移動させる。その後、図1に示したように所定位置に停止させる。このときストッパ装置16は、図1に示したようにトレー15の乗り込みは阻止された状態となっている。その後、各位置補正装置23A〜23Dの挟み込みローラ27A,27Bを図10に示すように倒れ込んだ状態にすると、図2に示したようにストッパ装置16は解放状態となる。
その後、トレー15を可動旋回部12上に載せ、各位置補正装置23A〜23Dの挟み込みローラ27A,27Bを図9に示すように起立した挟み込み状態として、トレー15の位置補正を行う。続いて、図13に示すようにリフト装置を駆動して昇降台2を所定距離だけ上方へ移動させて、可動旋回台12およびトレー15を予め定められた旋回位置に保持する。
次いで、図14に示すように駆動装置13を作動させて可動旋回台12およびトレー15を同一水平面上で一緒に回転駆動する。このときの旋回装置10による回転時も、トレー15は各方向位置補正装置23A〜23Dによって位置固定されているため、可動旋回台12が旋回されてもトレー15が移動することはない。
特に、横方向位置補正装置23A,23Bにおける一対の挟み込みローラ27A,27Bによる位置規制部材28C,28Dの挟み込方向と、縦方向位置補正装置23C,24Dにおける一対の挟み込みローラ27A,27Bによる位置規制部材32Aの挟み込方向とは、同一水平面で90度だけ異なっているため、トレー15は左右方向のいずれにも移動することがない。
図15および図16は、駐車スペースが形成された格納スペース階に昇降台2が到着した状態の平面図である。
格納スペース階には、リフト装置から降ろしたトレー15を所定の位置へと移動させるために、床面に案内用レール35が縦方向および横方向に配置されている。図15に示すように駐車スペースの角部にリフト装置が構成された場合は、トレー送り装置17によってトレー15は矢印36で示す二方向に送り出すことができる。一方、図16に示すように駐車スペースの角部以外にリフト装置が構成された場合は、トレー送り装置17によってトレー15は矢印36で示す三方向に送り出すことができる。
いずれの場合も、リフト装置によって駐車車両を搭載した状態のトレー15が駐車スペースが形成された駐車階に到着すると、トレー送り装置17を使用して、駐車車両を搭載した状態のトレー15を昇降台2から駐車階の床側へと降ろす。
格納スペース階の床側にも図1に示したストッパ装置16を設けることができる。図15または図16のリフト構成に合わせて、トレー15の出し入れ方向が決まるので、その方向にのみストッパ装置16を設けることもできる。この場合、図4に示したストッパ駆動装置24A〜24Dもストッパ装置16を配置した位置に合ったものだけを設けるようにする。
尚、上述した実施の形態では、ストッパ装置16は、上述した動作を満足する構成であれば種々の構成を採用することができる。同時に、ストッパ装置16の阻止状態と解放状態とを切り替える種々の駆動装置を採用することができ、例えば、昇降台2が所定の位置に達したことを電気信号によって検出し、この電気信号によって作動する電磁装置や油圧装置によって駆動装置を構成したり、後述するように機械式装置によって駆動装置を構成したりすることができる。
また、リフト装置としては、昇降台2上に高さ方向に移動しない可動旋回台12を構成し、この可動旋回台12上にトレー15を載せる構成について説明したが、この構成に限らず種々のリフト装置に本発明を適用することができる。
さらに昇降台2上でのトレー15の位置を適正に補正するために、横方向位置補正装置23A,23Bおよび縦方向位置補正装置23C,23Dをそれぞれ設けているが、それらの位置や数は上述した実施例の構成に限定するものではない。またトレー送り装置12の構成も、図示のものに限定することなく使用することができる。さらに横方向位置補正装置23A,23Bと、縦方向位置補正装置23C,23Dにおける挟み込み方向は、互いに直交する方向にしているが、多少ずれても良い。
以上説明したように本発明の機械式駐車装置は、駐車車両を搭載した状態のトレー15を床面側からリフト装置の昇降台2上へと乗り込ませ、リフト装置によって異なる階床へとトレー15を移動させる機械式駐車装置において、床面側に、リフト装置の昇降台2が所定の位置で停止するまでトレー15がリフト装置への乗り込み側へと誤移動するのを阻止する阻止状態を保持し、かつ阻止状態を解放状態としてトレー15が乗り込み側へ移動するのを許すように構成したストッパ装置16を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、リフト装置の昇降台2が所定の位置の停止するよりも前にトレー15が乗り込み側へ後移動するのを防止することができ、しかも、昇降台2が所定の位置の停止した後には、阻止状態を解放状態としてトレー15が乗り込み側へ移動するのを許すことができるため、リフト装置側の準備が完了していない時点でトレー15をリフト装置へ乗り込ませる誤操作を確実に防止することができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、トレー15の下面側に位置規制部材28A〜28Dを設け、トレー15がリフト装置の適正な位置に載せられた状態で位置規制部材28A〜28Dとほぼ対応するように横倒し状態から起立状態へと動かすことによって位置規制部材28A〜28Dを挟み込んでトレー15のずれ補正を行う挟み込みローラ27A,27Bを備えた各位置補正装置23A〜23Dを構成し、各位置補正装置23A〜23Dに連動してストッパ装置16を阻止状態から解放状態へと切り替えるストッパ駆動装置24A〜24Dを設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、各方向位置補正装置23A〜23Dとストッパ駆動装置24Cとが連動するので、ストッパ駆動装置24A〜24Dと各方向位置補正装置23A〜23Dとの構成を簡略化させることができ、また、ストッパ装置16の切替タイミングをリフト装置側との容易に連携させることができる。
2 昇降台
15 トレー
16 ストッパ装置
23A〜23C 位置補正装置
24A〜24D ストッパ駆動装置
25 駆動装置

Claims (2)

  1. 駐車車両を搭載した状態のトレーを床面側からリフト装置の昇降台上へと乗り込ませ、前記リフト装置によって異なる階床へと前記トレーを移動させる機械式駐車装置において、
    床面側に、前記リフト装置の前記昇降台が所定の位置で停止するまで前記トレーが前記リフト装置への乗り込み側へと誤移動するのを阻止する阻止状態を保持し、かつ阻止状態を解放状態として前記トレーが乗り込み側へ移動するのを許すように構成したストッパ装置を設けたことを特徴とする機械式駐車装置。
  2. 前記トレーの下面側に位置規制部材を設け、前記トレーが前記リフト装置の適正な位置に載せられた状態で前記位置規制部材とほぼ対応するように横倒し状態から起立状態へと動かすことによって前記位置規制部材を挟み込んで前記トレーのずれ補正を行う挟み込みローラを備えた位置補正装置を構成し、前記位置補正装置に連動して前記ストッパ装置を阻止状態から解放状態へと切り替えるストッパ駆動装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
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