JP2017008584A - 多階式駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的に簡単な構成で駐車車両を搭載した状態のトレーを一層効率的移動することができるようにした多階式駐車装置を提供する。
【解決手段】一つの格納スペースの垂直投影面内に、トレー6上に搭載された状態の駐車車両7を上下方向に存在する格納階3,4の一階床分だけ昇降移動する簡易昇降装置16を設け、リフト装置8と、リフト装置8よりも比較的に簡単な構成の簡易昇降装置16とを協働させて駐車車両7の移動を効率的に行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、出入口階と複数の格納階間で駐車車両を搬送移動するリフト装置を備えた多階式駐車装置に関する。
多階式駐車装置として、駐車車両の入出庫階と駐車車両を格納した格納階とを結ぶリフト装置を構成し、このリフト装置を使用して駐車車両を異なる階床間で移動する構成が知られている。例えば、特開2013−170423号公報(特許文献1)には、立設した一対のガイドレールと、このガイドレールに沿って昇降可能に案内すると共に駐車車両を搭載可能な昇降台と、リフト装置用モータと、リフト装置用モータによって回転する回転軸と、この回転軸に取り付けたスプロケットと、このスプロケットに掛けられて一端部を昇降台に、また他端部をバランス用ウェートに連結したチェーンとを備えたものが示されている。
そして、格納階には、所定の間隔で配置され、駐車車両を搭載可能なトレーを縦方向に案内する複数の縦方向走行レールと、この縦方向走行レールと直行するように所定間隔で配置され、かつトレーを横方向に案内する複数の横方向走行レールとを備え、マトリックス状に複数の格納スペースを形成した多階式駐車装置の場合、格納階の隅部に上述したリフト装置を配置するのが一般的である。
特開2013−170423号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の多階式駐車装置は、出入口階と格納階の間での駐車車両の移動はリフト装置のみに依存しており、全体としての駐車車両の移動が効率的ではなかった。
本発明の目的は、比較的に簡単な構成で駐車車両を搭載した状態のトレーを一層効率的移動することができるようにした多階式駐車装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、出入口階に対して上下方向に複数の格納階を有し、前記出入口階と前記各格納階間に跨って昇降して駐車車両を搬送移動するリフト装置を設け、前記両格納階は、それぞれの床に複数の格納スペースを有すると共に、前記格納階毎の前記各格納スペース間をトレー駆動装置によって前記駐車車両を搭載した状態のトレーを移動可能に構成した多階式駐車装置において、一つの前記格納スペースの垂直投影面内に、前記トレー上に搭載された状態の前記駐車車両を上下方向に存在する前記格納階の一階床分だけ昇降移動させる簡易昇降装置を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、リフト装置と、リフト装置よりも比較的に簡単な構成の簡易昇降装置とを協働させて駐車車両の移動を行うことができるようになり、リフト装置単体のみを使用した場合、また簡易昇降装置単体のみで使用した場合に比べて一層効果的な駐車車両の移動を行うことができるようになる。
また本発明は、上述の構成に加えて、下方に位置した前記格納階における前記格納スペースのうちの一つの垂直投影面内に収納部を形成し、前記垂直投影面内に構成されて前記収納部への収納状態と伸張状態を保持することが可能な前記簡易昇降装置を配置し、前記簡易昇降装置の上部に構成されて前記収納状態では下方に位置した前記格納階における前記格納スペース間で前記トレーの移動を可能とする高さに保持され、かつ、前記伸張状態では上方に位置した前記格納階における前記格納スペース間で前記トレーの移動を可能とする高さに保持される昇降台を設け、上方に位置した前記格納階における前記収納部のほぼ真上に位置した床に、前記簡易昇降装置の伸張状態で前記昇降台を迎え入れるように開口部を形成したことを特徴とする。
このような構成によれば、簡易昇降装置は収納状態と伸張状態を保持することになり、簡易昇降装置における昇降台の収納状態では、下方の格納階内に存在する格納スペース間でのトレーの動きを昇降台が補助して一層効果的に行うことができるようになり、一方、伸張状態では、上方の格納階内に存在する格納スペース間でのトレーの動きを昇降台が補助して一層効果的に行うことができるようになり、全体としてのトレーの移動効率を高めることができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、簡易昇降装置は、リフト装置に直近の格納スペースではなくそれよりも離れた位置の格納スペースに構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、リフト装置および簡易昇降装置の協働効果を一層高めて、一層効果的な駐車車両の移動を行うことができる。
本発明の多階式駐車装置によれば、リフト装置と、リフト装置よりも比較的に簡単な構成の簡易昇降装置とを協働させて駐車車両の移動を行うことができるようになり、リフト装置単体のみを使用した場合、また簡易昇降装置単体のみで使用した場合に比べて一層効果的な駐車車両の移動を行うことができるようになる。
本発明の一実施形態による多階式駐車装置の断面図である。 図1に示した多階式駐車装置の第一格納階の床を示す平面図である。 図2に示した第一格納階の床を示す要部拡大図である。 図3に示したトレーの裏面側に構成されたトレー側従動装置を示す平面図である。 図2に示した床側トレー駆動装置を示す平面図である。 図1に示した昇降装置の収納状態を示す側面図である。 図6に示した昇降装置の伸張状態を示す側面図である。 図6に示した昇降装置の収納状態を拡大して示す側面図である。 図7に示した昇降装置の伸張状態を拡大して示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による多階式駐車装置の断面図である。
多階式駐車装置は、出入口1を有する出入口階2と、地下一階の第一格納階3と、地下二階の第二格納階4と、地下三階の第三格納階5を有しており、各格納階3〜5には、トレー6上に搭載した状態の駐車車両7を格納している。出入口階2と各格納階3〜5にまたがってトレー6上に搭載された状態の駐車車両7を昇降移動するリフト装置8が構成されている。このリフト装置8は、複数本のガイドレール9A,9Bと、このガイドレール9A,9Bに沿って昇降移動可能な昇降台10と、この昇降台10を駆動する駆動装置11などを有している。
第一格納階3における床12には、開口部13が形成され、この開口部13の真下に位置する第二格納階4の床14には収納部15が形成されている。収納部15には詳細を後述するが、トレー6上に搭載された状態の駐車車両7を上下方向に存在する一回床分だけ移動する簡易昇降装置16が配置され、図示では伸張状態となっている。第二格納階4における床14には、収納部15と異なる位置に開口部17が形成され、この開口部17の真下に位置する第三格納階5の床18には収納部19が形成されている。収納部19には、トレー6上に搭載された状態の駐車車両7を上下方向に存在する一回床分だけ移動する簡易昇降装置16と同一構成の簡易昇降装置20が配置され、図示では収納状態となっている。
第二格納階4における収納部15と、床12における開口13と、簡易昇降装置16とからなる構成と、第三格納階5における収納部19と、床14における開口17と、簡易昇降装置20とからなる構成とは、簡易昇降装置16が伸張状態、簡易昇降装置20が収納状態の異なる状態として示しているが、同一構成である。
出入口1から進入してきた駐車車両は、リフト装置8における昇降台10に搭載された状態のトレー6上に乗り入れられる。その後、運転手が降りて出入口1から出たことが確認されると、トレー6上に搭載された状態の駐車車両7の向きを変更し、リフト装置8における駆動装置11を駆動して、トレー6上に搭載された状態の駐車車両7と共に昇降台10を任意の格納階3〜5へと移動する。その後、駐車車両7が搭載された状態のトレー6を任意の格納階3〜5における所定位置へと移動して格納する。
第一格納階3の床12上において、駐車車両7を搭載した状態のトレー6またはトレー6単体は、詳細を後述するように第一格納階3に形成された複数の格納スペース間でトレー駆動装置によって移動可能に構成されている。また第二格納階4の床14上において、駐車車両7を搭載した状態のトレー6またはトレー6単体は、同様に第二格納階4に形成された複数の格納スペース間で同一構成のトレー駆動装置によって移動可能に構成されている。さらに、第三格納階5の床18上において、駐車車両7を搭載した状態のトレー6またはトレー6単体は、同様に第三格納階5に形成された複数の格納スペース間で同一構成のトレー駆動装置によって移動可能に構成されている。
これに対して、第一格納階3と第二格納階4間における駐車車両7を搭載した状態のトレー6またはトレー6単体の移動は、リフト装置8の他に、簡易昇降装置16によっても行われるように構成されている。また第二格納階4と第三格納階5間における駐車車両7を搭載した状態のトレー6またはトレー6単体の移動は、リフト装置8の他に、簡易昇降装置20によっても行われるように構成されている。
図2および図3は、図1に示した多階式駐車装置における第一格納階3の床12を示す平面図および要部拡大図である。
トレー6上に搭載した状態の駐車車両7を格納する第一格納階3には、例えば、図における縦方向に3列、横方向に5列の格納スペース21A〜21Oが形成されている。格納スペース21Hを除く各格納スペース21A〜21G,21I〜21Oには、搭載した状態の駐車車両7を除くトレーがそれぞれ配置された状態を示している。通常、各格納スペース21A〜21Oのうちの少なくとも一つは、トレー6が配置されていない空きスペースとされ、ここでは格納スペース21Hを空きスペースとして図示している。
各格納スペース21A〜21G,21I〜21Oには、複数の縦方向走行レール22が所定の間隔で配置され、また縦方向走行レール22と直行するように複数の横方向走行レール23が所定間隔で配置されることによって、マトリックス状に敷設した走行レールが構成されている。
また空きスペースであるために格納スペース21Hに対応した床12の一部と、開口部13と、簡易昇降装置16の最上部に搭載されて開口部13に位置した昇降台25の上面とが露出されている。開口部13によって上述した縦方向走行レール22および横方向走行レール23が分断されているが、簡易昇降装置16の最上部に配置された昇降台25の上面には、縦方向走行レール22および横方向走行レール23の分断部における連続性を保つように分断部縦方向走行レール22Hおよび分断横方向走行レール23Hが配置され、その中央部には上述したトレー駆動装置の床側の構成である床側トレー駆動装置24が構成されている。この床側トレー駆動装置24についても、詳細を後述する。
また各格納スペース21A〜21Oには、縦方向走行レール22,22Hと横方向走行レール23,23Hとによって囲まれた部分にそれぞれ床側トレー駆動装置24と同一構成の床側トレー駆動装置が配置され、この床側トレー駆動装置に対向する各トレー6の下面側にはそれぞれ同一構成で詳細を後述するトレー側従動装置が配置され、各床側トレー駆動装置および各トレー側従動装置から成るトレー駆動装置を図示しない制御装置によって制御することによって、所定のトレーを任意の位置の格納スペースへと移動することができる構成となっている。
このとき、格納スペース21Hから最初に直接移動できる他の格納スペース、または他の格納スペースから最後に格納スペース21Hへと直接移動できるのは、図3に示すように格納スペース21Hに対して縦方向走行レール22,22Hおよび横方向走行レール23,23Hが付設された四方向に位置した格納スペース21Cと、格納スペース21Gと、格納スペース21Iと、格納スペース21Mとである。
第二格納階4および第三格納階5の図示は省略しているが、それらに言及する場合、第一格納階3と同一構成の格納スペース21A〜21Oを形成しているものとして図を兼用して説明する。従って、第二格納階4の場合、図1に示した収納部15は、図2および図3の格納スペース21Hに相当する一に形成されており、また図1に示した開口部17は、図2および図3の格納スペース21Mに相当する一に形成されていることになる。
次に、各格納階3〜5における各格納スペース21A〜21O間でトレー6を移動させるトレー駆動装置について説明する。このトレー駆動装置は、図4に示したトレー側従動装置と、図5に示した床側トレー駆動装置24とから構成されている。
図4は、上述した各トレーの裏面側に構成されたトレー側従動装置を示す平面図である。
トレー6の裏面には、トレー6を横方向走行レール23,23Hに沿って走行するように支持した横方向車輪26A〜26Dと、トレー6を縦方向走行レール22,22Hに沿って走行するように支持した縦方向車輪27A〜27Dとが可回転的に取り付けられている。また中央部で縦方向に延びた直線28上には、離散的に固定した固定ガイドレール29A,29B,29Cと、これら各固定ガイドレール29A〜29Cの各対向部間に配置した可動ガイドレール30A,30Bとが設けられ、この可動ガイドレール30A,30Bはその中心軸31A,31Bを中心にして可回転的に支持されている。さらに、可動ガイドレール30A,30Bが90度回転して横向きになったとき、この可動ガイドレール30A,30Bと連続した横方向直線32A,32B上には、固定ガイドレール33A,33Bと、固定ガイドレール34A,34Bとが固定されている。
言い換えると、トレー6の裏面には、その交点部を切り欠いたほぼ十字状の固定ガイドレールが二組固定され、各交点部には中心軸31A,31Bを中心にして可回転的に支持した可動ガイドレール30A,30Bを有している。この十字状の固定ガイドレールの数は、トレー6の大きさや搭載する駐車車両などの重量に応じて増減することができる。
従って、可動ガイドレール30A,30Bが縦向きに回転した状態では、固定ガイドレール29A〜29Cと可動ガイドレール30A,30Bとが縦方向の直線28上に位置している。一方、可動ガイドレール30A,30Bが横向きに90度回転した状態では、固定ガイドレール33A,33Bと可動ガイドレール30Aが直線32A上に位置し、かつ固定ガイドレール34A,34Bと可動ガイドレール30Bとがそれぞれ横方向の直線32B上に位置することになる。
図5は、上述した各格納スペースの床側に構成された床側トレー駆動装置24を示す平面図である。
床側トレー駆動装置24は、格納スペース毎にその床面に固定したベース35上に構成されている。図4に示した中心軸31Aとほぼ同位置に設けた回転軸36によって可回転的に設けた第一駆動装置37と、図4に示した中心軸31Bとほぼ同位置に設けた回転軸38によって可回転的に設けた第二駆動装置39と、これらの第一駆動装置37と第二駆動装置39の中間部に位置して回転軸36,38の回転角度を切り替える切替駆動装置40とを有している。
切替駆動装置40は、回転軸42を中心にしてモータ41によって回転されるレバー43を有しており、このレバー43の一方端に連結したリンク44は第一駆動装置37の回転軸36に固定したアーム45に連結されている。またレバー43の他方端に連結したリンク46は第二駆動装置39の回転軸38に固定したアーム47に連結されている。
第一駆動装置37には、モータ48と、このモータ48によって回転駆動されるフリクションローラである送りローラ49と、回転軸36の両側に位置して上述した可動ガイドレール30Aを挟み込むことになるように対向配置した二組の挟み込みローラ50とが設けられている。また第二駆動装置39も同一構成で、モータ51と、このモータ51によって回転駆動されるフリクションローラである送りローラ52と、回転軸38の両側に位置して上述した可動ガイドレール30Bを挟み込むことになるように対向配置した二組の挟み込みローラ53とが設けられている。
図示の状態でモータ48,51を回転すると、送りローラ49,52も同方向に回転することになる。この送りローラ49,52は、図4に示した固定ガイドレール29A,29B,29Cなどに押圧されており、その回転力によって縦方向の直線28に沿ってトレー6を例えば上方向に移動することになる。モータ48,51を逆方向に回転すると、送りローラ49,52も逆方向に回転することになり、これによって図4に示した縦方向の直線28に沿ってトレー6を下方向に移動することになる。
しかし、切替駆動装置40のモータ41によってレバー43を反時計方向に所定角度だけ回転駆動すると、リンク44を介して連結した第一駆動装置37は回転軸36を中心にして反時計方向に90度だけ回転すると共に、リンク46を介して連結した第二駆動装置39は回転軸38を中心にして反時計方向に90度だけ回転することになる。第一駆動装置37および第二駆動装置39の上述した回転によって、挟み込みローラ50,53間に挟み込まれた図4に示した可動ガイドレール30A,30Bも90度回転される。この状態では、モータ48,51によって送りローラ49,52が回転されると、図4に示したトレー6が横向きの直線32A,32Bに沿って、例えば左方向に移動することになる。
これに対して、モータ48,51によって送りローラ49,52が逆方向に回転されると、図4に示したトレー6が横向きの直線32A,32Bに沿って今度は反対の右方向に移動することになる。
このような床側トレー駆動装置24および各トレー側従動装置を格納スペース毎およびトレー毎に構成することにより、所定のトレー6を所定の格納スペースへと移動することが可能となる。つまり、所定のトレー6の下部床に設けられている床側トレー駆動装置24におけるモータ41,48,51を制御装置から制御することにより、隣接する格納スペースへと所定のトレー6を移動させ、その後、同じトレー6と新たに対応した床側トレー駆動装置24におけるモータ41,48,51を制御装置から制御することにより、所定のトレー6を順次移動させ、最終的に所定の格納スペースへと移動することができる。
特に、所定のトレー6を図2および図3に示した格納スペース21Hへと短時間に簡単に移動することができるようになる。何故なら、図2において、格納スペース21Hは第一格納階3の中間部に形成されており、他の格納スペース21A〜21G,21I〜21Oに位置したトレーを格納スペース21Hへと移動させる場合、最終段階では格納スペース21C,21G,21I,21Mの四方向から格納スペース21Hへと移動させることができるからである。これは、格納スペース21Aのように第一格納階3の角部に簡易昇降装置16を構成し、この簡易昇降装置16へとトレーを移動させる場合と比較すると明らかである。この場合、最終段階では格納スペース21Bと格納スペース21Fとの二方向からしか格納スペース21Aへとトレーを移動させることができないので、移動に時間を要し効率が低下してしまう。
次に、上下関係にある第一格納階3と第二格納階4間で駐車車両などの移動を行う簡易昇降装置16について説明する。
図6は、上述した格納スペース21Hに構成した簡易昇降装置16の収納状態を示す側面図である。
第一格納階3床12からトレー6または駐車車両7を搭載した状態のトレー6を第二格納階4の床14へと移動する場合、または第二格納階4の床14から駐車車両7を搭載した状態のトレー6を第一格納階3の床12へと移動させる場合に、簡易昇降装置16が使用される。
第一格納階3の床12に形成された開口部13は、第二格納階4の床14に形成された収納部15と上下方向に対応しており、収納部15内に構成された簡易昇降装置16は図1の場合とは異なり収納状態となっている。簡易昇降装置16は、その詳細については図8および図9で説明するが、収納部15の底面に固定されたベース54と、このベース54にその下部端を連結されたリンク装置55と、リンク装置55に伸張力を与える油圧装置56と、リンク装置55の上部端に連結された上端台57と、上端台57に対して水平方向の移動を記載しながら上下方向にある距離だけ移動を許して連結状態を保持するピン連結部58によって上端台57に連結した昇降台25などを有している。昇降台25には、上述したように分断部縦方向走行レール22Hと、図示されていない分断部横方向走行レール23Hと、図2および図4に示した床側トレー駆動装置24が構成されている。
収納部15は格納スペース21Hの垂直投影面内に存在する大きさであり、昇降台25を除く簡易昇降装置16は収納部15の垂直投影面内に存在する大きさであり、昇降台25は格納スペース21Hの垂直投影面内に存在し、かつ収納部15の垂直投影面よりも大きい。従って、収納状態の簡易昇降装置16における昇降台25は、床14の上面側に配置されたストッパー59上に搭載されている。このストッパー59は、床14の上面側に固定されていても良いし、昇降台25の下面側に固定されていても良い。またストッパー59は、例えば、昇降台25の四隅下部を受け止める位置にそれぞれ配置されている。各ストッパー59で昇降台25を受けたとき、分断部縦方向走行レール22Hと、図示されていない分断部横方向走行レール23Hは、他の格納スペースにおける縦方向走行レール22および横方向走行レール23と同じレベルとなる。
昇降台25を除く簡易昇降装置16は、収納部15の垂直投影面内で図示の収納状態と後述する伸張状態を保持することが可能な構成となっている。しかし、格納スペース21Hの垂直投影面内には、第二格納階4の床14と第一格納階3の床12との間に固定されて昇降台25の動きを案内するガイドレールのような固定構造物は存在しない。また昇降台25の収納状態では、第二格納階4に存在する複数のトレー6の動きを制限するような突出した固定構造物も存在しない。
図7は、上述した簡易昇降装置16の伸張状態を示す側面図である。
簡易昇降装置16のリンク装置55は、油圧装置56によって伸張されて伸張完了状態を保持している。このとき、リンク装置55の上部端に連結された昇降台25は、図6に示した位置から図7に示した位置まで上昇させられ、第一格納階3の床12に形成された開口部13内に迎え入れられている。この状態で、昇降台25の上面に構成された分断部縦方向走行レール22Hは、他の格納スペースにおける縦方向走行レール22と連続し、第一格納階3の床12上でトレー6を任意の格納スペースへと移動することができるようになっている。
図8および図9は、上述した簡易昇降装置16の収納状態および伸張状態を拡大して示す側面図である。
簡易昇降装置16のリンク装置55は、特に図9から分かるように下部Xリンク装置60と上部Xリンク装置61とを上下に二段に連結して構成されている。下部Xリンク装置60と上部Xリンク装置61とは、紙面の手前側と裏面側に所定距離を隔てて対向配置した対を成す同一構成を有しているので、ここでは紙面の手前側の構成について説明する。下部Xリンク装置60は、下端部をベース54に回動可能に連結された第一リンク62と、第一リンク62の中間部にその中間部を回動可能に連結された第二リンク63と、第二リンク63の下端に結合した軸64を水平方向で移動可能に保持するガイド65とを有している。ガイド65はベース54に固定されている。
上部Xリンク装置61も下部Xリンク装置60と同様に、第一リンク62の上端に回動可能に連結された第一リンク66と、第一リンク66の中間部にその中間部を回動可能に連結され、かつ第二リンク63の上端に可回転的に連結した第二リンク67とを有し、第一リンク66および第二リンク67の上端を上端台57へ水平方向で移動可能に保持している。
油圧装置56は、その固定要素のシリンダ側をベース54へ可回転的に連結され、その可動要素であるピストン側は下部Xリンク装置60の第一リンク62に対して伸張力を与えたり、伸張力を解放したりすることができるように下部Xリンク装置60に連結されている。具体的には、ベース54へ一端を可回転的に連結したL字リンク68の他端部に油圧装置56の可動要素であるピストン側が連結されている。またL字リンク68の中間部には、第一リンク62に対してベース54との連結部を中心にし伸張力となる時計方向の回転力を与えるローラ69が設けられている。
また油圧装置56は、下部Xリンク装置60やガイド65と干渉することがない位置、例えば、紙面の手前側と裏面側に所定距離を隔てて対向配置した一対の下部Xリンク装置60間に配置したり、一対の下部Xリンク装置60の外側に配置したりすることができる。また油圧装置56は、一つの場合を示しているが、同様に作動する複数個を設けても良い。
リンク装置55は、上述したように下部Xリンク装置60と上部Xリンク装置61とを、図6〜図9における紙面の手前側と裏面側に所定距離を隔てて対向配置した対を成す同一構成を有している。そして図示を省略しているが、下部Xリンク装置60と上部Xリンク装置61における各連結部は、紙面の手前側と裏面側の構成における同部をロッドなどで連結して補強している。特に、収納部15内への収納効率を高めるために、下部Xリンク装置60の内側に上部Xリンク装置61を配置すると、下部Xリンク装置60の下方部に残余空間を形成できるので、この残余空間を利用して油圧装置56を配置すると良い。
図8に示した収納状態で、昇降台25は床面のストッパー59上に搭載されて高さ位置が決められている。このストッパー59があるため、昇降台25の収納状態での厳密な位置決めを油圧装置56によって行う必要がなくなる。このため油圧装置56は、伸張力を解放してリンク装置55側の収納を行うとき、ピン連結部58によってリンク装置55と昇降台25とを上下方向に所定距離分離できるので、リンク装置55と昇降台25とのストローク差を容易に吸収することができる。
上下関係にある第二格納階4と第三格納階5との間には、簡易昇降装置20が同様に構成されており、簡易昇降装置20も上下方向における一回床分だけトレー6に搭載された状態の駐車車両7を移動することができる構成となっている。
簡易昇降装置16,20の最上部に構成した昇降台25に駐車車両が搭載された状態のトレー6が搭載され、同搭載状態が検出されると、図6および図8に示した油圧装置56に伸張駆動指令が与えられる。すると、図7および図9に示すようにL字リンク68をベース54へ連結した一端を中心にして時計方向の回転力が付与される。L字リンク68におけるローラ69から両端部までのレバー比によってストロークが倍増され、この回転力はローラ69を介して第一リンク62に伝達される。第一リンク62に対しては、ベース54へ連結した一端を中心にして時計方向の回転力として伝達される。このとき、第二リンク63の下端部の軸64はガイド65に沿って水平方向に案内されながら、第一リンク62との連結部を中心にして反時計方向に回転する。従って、第一リンク62と第二リンク63の上端は、互いに近接しながら上方へと移動することになる。
第一リンク62の上端に連結された第一リンク66と、第一リンク66の中間部にその中間部を回動可能に連結され、かつ第二リンク63の上端に連結された第二リンク67とは、第一リンク62と第二リンク63の動きに追従して、第一リンク66および第二リンク67の上端を上端台57に案内されて互いに近接させながら上方へと移動する。
こうしてリンク装置55の上部に連結された昇降台25は上方と移動させられ、図7に示すように昇降台25の上面は、第一格納階3の床12の上面と同じレベルとなる。
図7に示した状態で、図示しないトレー上に駐車車両を搭載させると、その後に、格納信号が検出された時点で、油圧装置56に収納駆動指令が与えられる。すると、図9に示した第一リンク62と第二リンク63は、先の場合とは逆に第一リンク62と第二リンク63の上端を互いに遠ざける方向に移動させながら回転して下降する。同様に 第一リンク66と第二リンク67も、先の場合とは逆に第一リンク66と第二リンク67の上端を互いに遠ざける方向に移動させながら回転して下降する。
やがて、リンク装置55の上部に連結された昇降台25は、図6および図8に示すように昇降台25の上面を第一格納階3における床7の上面と同じレベルとなり、この位置で昇降台25の四隅は床7に配置したストッパー59上に搭載され、昇降台25の高さ位置が保持される。その後、油圧装置56による昇降台25の支持力が無くなっても、これらのストッパー59によって昇降台25は所定の位置に保持される。このときストッパー59に緩衝作用を持たせると、昇降台25を穏やかに受け止めることができる。
本多階式駐車装置では、リフト装置8のように比較的に大きな垂直投影面内に構成されるものを追加するのではなく、一つの格納スペース21Hの垂直投影面内に簡単に構成することのできる簡易な構成の簡易昇降装置16,20が追加されている。このような簡易昇降装置16,20は、リフト装置8のように大きな垂直投影面を必要とはせず、格納部3〜5における複数の格納スペース21A〜21Oのうちの任意の格納スペースに構成することができる。また、リフト装置8では、例えば、駐車車両7を搭載した状態のトレー6を乗せた後にその昇降台10を昇降移動させて搬送する。
これに対して、簡易昇降装置16,20は、駐車車両7を搭載した状態のトレー6を乗せた後に、その昇降台25を一つの階床分だけ昇降移動させて搬送する機能を有している。また簡易昇降装置16,20は、収納状態の昇降台25、または伸張状態の昇降台25が、それぞれの格納階において形成された格納スペースの一つとして機能し、昇降台25上も含めてトレー6を移動および通過させることが可能となっている。このため、昇降台25が位置した格納階において複数形成された格納スペース内でのトレー6を一層効率的に移動させることができるようになり、リフト装置8と簡易昇降装置16,20とを効果的に共同させることができるようになる。また、リフト装置8および簡易昇降装置16,20を協働させて駐車車両7を出入口階2と格納階3〜5との間で効率的な移動を行うことができる。
例えば、図1に示したように簡易昇降装置16を伸張状態とすれば、簡易昇降装置16の最上部に構成した昇降台25を利用して、開口部13を封じた状態となる。開口が封じられていない状態では、開口部13をトレー6の移動のためには使用できない区画としなければならないのに対して、開口部13を封じた昇降台25上をトレー6の移動のために使用できるようになる。こうして、第一格納階3におけるトレー6を一層効率的に移動することができるようになる。
そこで、図示しない制御装置は、リフト装置8と連携を取り、トレー6上に搭載した状態の駐車車両7を第一格納階3に入庫させる場合、または第一格納階3に格納されていてトレー6上に搭載した状態の駐車車両7を出庫させる場合、図1に示したように簡易昇降装置16を伸張状態とする。すると、簡易昇降装置16の最上部に構成した昇降台25を格納階3内における複数のトレー6の移動用として使用することができるようになり、第一格納階3におけるトレー6の移動を一層効率的に短時間で行うことができる。
またトレー6上に搭載した状態の駐車車両7を第二格納階4に入庫させる場合、または第二格納階4に格納されていてトレー6上に搭載した状態の駐車車両7を出庫させる場合は、簡易昇降装置16を収納状態とし、かつ、簡易昇降装置20を伸張状態とする。すると、両簡易昇降装置16,20の最上部に構成した昇降台25は、第二格納階4内での複数のトレー6の移動用として使用することができるようになり、第二格納階4におけるトレー6の移動を一層効率的に短時間で行うことができるようになる。
さらに、トレー6上に搭載した状態の駐車車両7を第三格納階5に入庫させる場合、または第三格納階5に格納されていてトレー6上に搭載した状態の駐車車両7を出庫させる場合は、簡易昇降装置20を収納状態とする。すると、簡易昇降装置20の最上部に構成した昇降台25を第三格納階5内での複数のトレー6の移動用として使用することができるようになり、第三格納階5におけるトレー6の移動を一層効率的に短時間で行うことができるようになる。
またリフト装置8と、簡易昇降装置16,20の組合せによって他の運用も可能である。例えば、図1における簡易昇降装置20上の駐車車両を出庫させる場合、その駐車車両を搭載した状態のトレーを格納階5内で移動させてからリフト装置8で出入口階2へと移動することもできるが、他の方法も可能となる。つまり、簡易昇降装置20を作動させて伸張状態とし、簡易昇降装置20上の駐車車両を格納階5から格納階4へと移動したり、さらに続いて簡易昇降装置16上に対象の駐車車両を載せてから簡易昇降装置16を伸張して、簡易昇降装置16上の駐車車両を格納階4から格納階3へと移動したりすることもできる。
すると、リフト装置8は、対象の駐車車両を乗せるために格納階5まで移動させることなく、格納階4または格納階3で対象の駐車車両を乗せることができ、効率的な運転となる。
また、他の運用も可能である。図示しない制御装置によって入庫または出庫が連続する混雑時と判定された場合、リフト装置8は、トレー6上に搭載した状態の駐車車両7を、例えば出入口階2と第一格納階3との間での移動を担当するよう制御する。一方、簡易昇降装置16,20は、リフト装置8を補佐してトレー6上に搭載した状態の駐車車両7を、例えば第一格納階3〜5へと移動をさせるのを担当するよう制御する。
例えば、連続入庫の場合、リフト装置8は、トレー6上に搭載した状態の駐車車両7を出入口階2から第一格納階3へと移動させる。その後、第一格納階3ではトレー6を次の入庫に備えてふさわしい位置に移動したり、図1に示した簡易昇降装置16の最上部に構成した昇降台25にトレー6を搭載させ、簡易昇降装置16を駆動して収納部15に収納状態にした状態とし、対象のトレー6を簡易昇降装置16によって第二格納階4へと移動して第一格納階3にスペースを形成したりすることができる。このとき、リフト装置8は出入口階2と第一格納階3との間での移動を行うだけであるから、短時間に出入口階2に復帰させて次の入庫に備えることができる。
連続出庫の場合も同様であり、簡易昇降装置16,20の最上部に構成した昇降台25に搭載された状態のトレー6を最終的に第二格納階4へと移動させる。その後、リフト装置8は出入口階2と第一格納階3との間での移動を行うだけであるから、短時間に出入口階2に復帰させて次の入庫に備えることができる。
いずれの場合も、簡易昇降装置16,20は、図2における格納スペース21Fにリフト装置8を構成した場合、リフト装置8に直近の格納スペース21A,21G,21Kではなく少し離れた位置の格納スペースに配置すると、リフト装置8および簡易昇降装置16,20の協働効果を高めることができる。
尚、本発明を採用する多階式駐車装置は、地下側に各格納階3〜5を形成した場合に限らず、地上の上方階に各格納階3〜5を形成したり、地上側と地下側に分散して各格納階3〜5を形成したりした場合でも同様に適用することができる。また、各格納階3〜5の階床数も限定するものでなく、少なくとも複数の第一格納階3と第二格納階4を有し、これらの格納階3,4間に簡易昇降装置16のみを有した構成など種々の多階式駐車装置に適用することができる。
また上述した実施例でリンク装置55はパンタグラフ式の構成にしたが、パンタグラフ式の構成に限らず種々の構成のものを使用することができる。さらに簡易昇降装置16は、リンク装置55と油圧装置56との組み合わせ構成として示しているが、全体を油圧装置で構成したり、モータ駆動などの他の駆動装置を使用したりして種々の構成を採用することができる。さらに、トレー6の駆動装置としては、図4および図5に示したものを例示したが、これに限定することなく使用することができる。
以上説明したように本発明は、出入口階2に対して上下方向に複数の格納階3,4を有し、出入口階2と各格納階3,4間に跨って昇降して駐車車両7を搬送移動するリフト装置8を設け、両格納階3,4は、それぞれの床12,14に複数の格納スペース21A〜21Oを有すると共に、格納階3,4毎の各格納スペース21A〜21O間をトレー駆動装置によって駐車車両7を搭載した状態のトレー6を移動可能に構成した多階式駐車装置において、一つの格納スペース21Hの垂直投影面内に、トレー6上に搭載された状態の駐車車両7を上下方向に存在する格納階3,4の一階床分だけ昇降移動させる簡易昇降装置16を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、リフト装置8と、リフト装置8よりも比較的に簡単な構成の簡易昇降装置16とを協働させて、リフト装置単体のみを使用した場合、また簡易昇降装置単体のみで使用した場合に比べて一層効率的な駐車車両の移動を行うことができるようになる。
また本発明は、上述の構成に加えて、下方に位置した格納階4における格納スペース21A〜21Oのうちの一つ21Hの垂直投影面内に収納部15を形成し、同じ垂直投影面内に構成されて収納部15への収納状態と伸張状態を保持することが可能な簡易昇降装置16を配置し、簡易昇降装置16の上部に構成されて収納状態では下方に位置した格納階4における格納スペース21A〜21O間でトレー6の移動を可能とする高さに保持され、かつ、伸張状態では上方に位置した格納階3における格納スペース21A〜21O間でトレー6の移動を可能とする高さに保持される昇降台25を設け、上方に位置した格納階3における収納部15のほぼ真上に位置した床12に、簡易昇降装置16の伸張状態で昇降台25を迎え入れるように開口部13を形成したことを特徴とする。
このような構成によれば、簡易昇降装置16は収納状態と伸張状態を保持することになり、簡易昇降装置16における昇降台25の収納状態では、下方の格納階4内に存在する格納スペース間でのトレー6の動きを昇降台25が補助して一層効果的に行うことができるようになり、一方、伸張状態では、上方の格納階3内に存在する格納スペース間でのトレー6の動きを昇降台25が補助して一層効果的に行うことができるようになり、全体としてのトレー6の移動効率を高めることができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、簡易昇降装置16は、リフト装置8に直近の格納スペース21A,21G,21Kではなくそれよりも離れた位置の格納スペースに構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、リフト装置8および簡易昇降装置16の協働効果を一層高めることができる。
2 出入口階
3 第一格納階
4 第二格納階
16A〜16O 格納スペース
7,9,12 床
8,13 収納部
10,14 開口部
11,15 昇降装置
55 昇降台
56 ストッパ

Claims (3)

  1. 出入口階に対して上下方向に複数の格納階を有し、前記出入口階と前記各格納階間に跨って昇降して駐車車両を搬送移動するリフト装置を設け、前記両格納階は、それぞれの床に複数の格納スペースを有すると共に、前記格納階毎の前記各格納スペース間をトレー駆動装置によって前記駐車車両を搭載した状態のトレーを移動可能に構成した多階式駐車装置において、
    一つの前記格納スペースの垂直投影面内に、前記トレー上に搭載された状態の前記駐車車両を上下方向に存在する前記格納階の一階床分だけ昇降移動させる簡易昇降装置を設けたことを特徴とする多階式駐車装置。
  2. 下方に位置した前記格納階における前記格納スペースのうちの一つの垂直投影面内に収納部を形成し、前記垂直投影面内に構成されて前記収納部への収納状態と伸張状態を保持することが可能な前記簡易昇降装置を配置し、前記簡易昇降装置の上部に構成されて前記収納状態では下方に位置した前記格納階における前記格納スペース間で前記トレーの移動を可能とする高さに保持され、かつ、前記伸張状態では上方に位置した前記格納階における前記格納スペース間で前記トレーの移動を可能とする高さに保持される昇降台を設け、上方に位置した前記格納階における前記収納部のほぼ真上に位置した床に、前記簡易昇降装置の伸張状態で前記昇降台を迎え入れるように開口部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の多階式駐車装置。
  3. 前記簡易昇降装置は、前記リフト装置に直近の前記格納スペースではなくそれよりも離れた位置の格納スペースに構成したことを特徴とする請求項1に記載の多階式駐車装置。
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