JP2017022473A - 振動子及びその製造方法、発振器、電子機器、並びに、移動体 - Google Patents

振動子及びその製造方法、発振器、電子機器、並びに、移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP2017022473A
JP2017022473A JP2015136695A JP2015136695A JP2017022473A JP 2017022473 A JP2017022473 A JP 2017022473A JP 2015136695 A JP2015136695 A JP 2015136695A JP 2015136695 A JP2015136695 A JP 2015136695A JP 2017022473 A JP2017022473 A JP 2017022473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
substrate
wiring
electrodes
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2015136695A
Other languages
English (en)
Inventor
隆彦 吉澤
Takahiko Yoshizawa
隆彦 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015136695A priority Critical patent/JP2017022473A/ja
Priority to US15/200,775 priority patent/US20170012604A1/en
Priority to CN201610529874.5A priority patent/CN106341098A/zh
Publication of JP2017022473A publication Critical patent/JP2017022473A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/17Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H3/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators
    • H03H3/007Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks
    • H03H3/02Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • H03H9/1007Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices
    • H03H9/1014Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices the enclosure being defined by a frame built on a substrate and a cap, the frame having no mechanical contact with the BAW device
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • H03H9/1057Mounting in enclosures for microelectro-mechanical devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

【課題】配線による段差が蓋部の接合信頼性に及ぼす影響を低減して、蓋部の接合信頼性を向上させる。
【解決手段】この振動子は、基板と、基板上に位置する電極と、振動片と、基板上において電極を囲む第1の接合部を含み、振動片に接続されると共に電極に電気的に接続された配線と、電極を露出させるための開口を有し、第1の接合部に接合された蓋部とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動子及びその製造方法に関する。さらに、本発明は、そのような振動子を用いた発振器、電子機器、及び、移動体等に関する。
例えば、交流電圧を印加することによって振動する圧電振動素子を備える振動子において、圧電振動素子は、密閉構造内に真空状態又は不活性ガスを封入した状態で密閉される。また、真空状態等を必要としない振動子においても、塵埃や水分等の影響を防止するために、振動素子は密閉構造内に密閉される。そのような場合に、密閉構造を構成する蓋部の接合信頼性が問題となる。
関連する技術として、特許文献1の図1には、対になっている振動腕13及び14の内の振動腕14に設けられた駆動部15が示されている。駆動部15は、第1電極16、絶縁配向膜17、圧電膜18、及び、第2電極19をこの順で積層した構造を備えている。第1電極16から引き出された引き出し電極16aは、基部12及び固定部11を経由して、基板10の主面10aに設けられている電極パッド16bに接続されている。また、第2電極19から引き出された引き出し電極19aは、基部12及び固定部11を経由して、基板10の主面10aに設けられている電極パッド19bに接続されている。
パッケージベースとなる基板10の主面10a上には、固定部11、基部12、及び、振動腕13及び14を覆うように、パッケージのリッド(蓋体)22が載置されて固定される。電極パッド16b及び19bはリッド22の外側に位置しているので、リッド22が引き出し電極16a及び19aを跨ぐ構造となる。引き出し電極16a及び19aは基板10の主面10aに設けられているので、基板10の主面10aにおいて引き出し電極16a及び19aによる段差が生じ、リッド22の接合信頼性が低下する懸念があった。
特開2015−46807号公報(段落0048−0053、図1)
本発明の幾つかの態様は、配線による段差が蓋部の接合信頼性に及ぼす影響を低減して、蓋部の接合信頼性を向上させた振動子を提供することに関連している。
また、本発明の幾つかの態様は、そのような振動子を用いた発振器、電子機器、及び、移動体等を提供することに関連している。
本発明の第1の態様に係る振動子は、基板と、基板上に位置する電極と、振動片と、基板上において電極を囲む第1の接合部を含み、振動片に接続されると共に電極に電気的に接続された配線と、電極を露出させるための開口を有し、第1の接合部に接合された蓋部とを備える。
本発明の第1の態様によれば、電極を囲む第1の接合部を含む配線が基板上に位置し、蓋部が第1の接合部に接合されるので、配線による段差が蓋部の接合信頼性に及ぼす影響を低減して、蓋部の接合信頼性を向上させることができる。
ここで、少なくとも第1の接合部に位置する導電膜を振動子がさらに備えるようにしても良い。例えば、上記の電極及び配線の他に、第2の電極、第2の電極を囲む第2の接合部を含む第2の配線、及び、少なくとも第2の接合部に位置する第2の導電膜を振動子がさらに備える場合には、上記導電膜によって第1及び第2の接合部の高さを揃えることにより、蓋部の接合信頼性を向上させることができる。
また、振動片及び電極から離間して振動片及び電極を囲むように基板上に位置し、蓋部が接合された第2の接合部を振動子がさらに備えるようにしても良い。それにより、蓋部が接合部と第2の接合部とに接合されて、振動片を密閉することができる。
その場合に、少なくとも第1の接合部及び第2の接合部に位置する接合膜を振動子がさらに備え、蓋部が、少なくとも接合膜を介して第1の接合部及び第2の接合部に接合されるようにしても良い。接合膜を設けることにより、蓋部の接合信頼性をさらに高めることができる。
本発明の第2の態様に係る振動子は、基板と、基板上に位置する第1の電極及び第2の電極と、振動片と、基板上において第1の電極を囲む第1の接合部を含み、振動片に接続されると共に第1の電極に電気的に接続された第1の配線と、基板上において第2の電極を囲む第2の接合部を含み、振動片に接続されると共に第2の電極に電気的に接続された第2の配線と、振動片及び第1及び第2の電極から離間して振動片及び第1及び第2の電極を囲むように基板上に位置する第3の接合部と、第1及び第2の電極を露出させるための開口を有し、第1〜第3の接合部に接合される蓋部とを備える。
本発明の第2の態様によれば、第1の電極を囲む第1の接合部を含む第1の配線と、第2の電極を囲む第2の接合部を含む第2の配線と、振動片及び第1及び第2の電極を囲む第3の接合部とが設けられて、蓋部が第1〜第3の接合部に接合されるので、配線による段差が蓋部の接合信頼性に及ぼす影響を低減して、蓋部の接合信頼性を向上させることができる。
本発明の第3の態様に係る振動子は、基板と、基板上に位置する第1の電極及び第2の電極と、振動片と、基板上において第1の電極を囲む第1の接合部を含み、振動片に接続されると共に第1の電極に電気的に接続された第1の配線と、基板上において第2の電極を囲む第2の接合部を含み、第2の電極に電気的に接続された第2の配線と、振動片及び第1及び第2の電極から離間して振動片及び第1及び第2の電極を囲むように基板上に位置する第3の接合部と、振動片に接続されると共に第2の配線に電気的に接続された導電膜と、第1及び第2の電極を露出させるための開口を有し、第1〜第3の接合部に接合される蓋部とを備える。
本発明の第3の態様によれば、蓋部が接合される第1〜第3の接合部を同時に形成することができるので、第1〜第3の接合部の高さを揃えることにより、配線による段差が蓋部の接合信頼性に及ぼす影響を低減して、蓋部の接合信頼性を向上させることができる。
本発明の第4の態様に係る振動子は、基板と、基板上に位置する第1の電極及び第2の電極と、振動片と、基板上において第1の電極を囲む第1の接合部を含み、振動片に接続されると共に第1の電極に電気的に接続された第1の配線と、基板上において第2の電極を囲む第2の接合部を含み、第2の電極に電気的に接続された第2の配線と、振動片及び第1及び第2の電極から離間して振動片及び第1及び第2の電極を囲むように基板上に位置する第3の接合部と、少なくとも第1の接合部に位置する第1の導電膜、振動片に接続されると共に少なくとも第2の接合部に位置する第2の導電膜、及び、少なくとも第3の接合部に位置する第3の導電膜を含む導電層と、第1及び第2の電極を露出させるための開口を有し、少なくとも導電層を介して第1〜第3の接合部に接合される蓋部とを備える。
本発明の第4の態様によれば、蓋部が接合される第1〜第3の接合部を同時に形成してから、それらの上に第1〜第3の導電膜を同時に形成することができるので、第1〜第3の導電膜の高さを揃えることにより、配線による段差が蓋部の接合信頼性に及ぼす影響を低減して、蓋部の接合信頼性を向上させることができる。
本発明の第5の態様に係る発振器は、上記いずれかの振動子を備える。本発明の第5の態様によれば、密閉構造を構成する蓋部の接合信頼性を向上させた振動子を用いて、発振周波数の経時変化が小さい安定した発振器を提供することができる。
本発明の第6の態様に係る電子機器及び移動体は、上記いずれかの振動子を備える。本発明の第6の態様によれば、密閉構造を構成する蓋部の接合信頼性を向上させた振動子を用いて得られる安定した周波数のクロック信号に同期して動作する電子機器及び移動体を提供することができる。
本発明の第7の態様に係る振動子の製造方法は、電極を基板上に形成する工程(a)と、基板上において電極を囲む接合部を含み、電極に電気的に接続される配線を形成する工程(b)と、配線に接続される振動片を形成する工程(c)と、電極を露出させるための開口を有する蓋部を接合部に接合する工程(d)とを備える。
本発明の第7の態様によれば、電極を囲む接合部を含む配線が基板上に形成され、蓋部がその接合部に接合されるので、振動素子を外部回路に接続するために設けられる配線による段差が蓋部の接合信頼性に及ぼす影響を低減して、蓋部の接合信頼性を向上させることができる。
本発明の第8の態様に係る振動子の製造方法は、第1の電極及び第2の電極を基板上に形成する工程(a)と、第1の電極を囲む第1の接合部を含み、第1の電極に電気的に接続される第1の配線と、第1及び第2の電極から離間して第1及び第2の電極を囲む第2の接合部とを、基板上に形成する工程(b)と、第1の配線に接続される振動片を形成する工程(c)と、基板上において第2の電極を囲む第3の接合部を含み、振動片に接続されると共に第2の電極に電気的に接続される第2の配線を形成する工程(d)と、第1及び第2の電極を露出させるための開口を有する蓋部を第1〜第3の接合部に接合する工程(e)とを備える。
本発明の第8の態様によれば、第1〜第3の接合部の厚さを略同一とすることにより、第1〜第3の接合部による段差が生じないので、蓋部の接合信頼性を向上させることができる。また、接合膜をCMPによって平坦化したり、さらに、接合膜をエッチバックによって薄くする工程は不要となる。
本発明の第9の態様に係る振動子の製造方法は、第1の電極及び第2の電極を基板上に形成する工程(a)と、第1の電極を囲む第1の接合部を含み、第1の電極に電気的に接続される第1の配線と、第2の電極を囲む第2の接合部を含み、第2の電極に電気的に接続される第2の配線と、第1及び第2の電極から離間して第1及び第2の電極を囲む第3の接合部とを、基板上に形成する工程(b)と、第1の配線に接続される振動片を形成する工程(c)と、振動片に接続されると共に第2の配線に電気的に接続される導電膜を形成する工程(d)と、第1及び第2の電極を露出させるための開口を有する蓋部を第1〜第3の接合部に接合する工程(e)とを備える。
本発明の第9の態様によれば、蓋部が接合される第1〜第3の接合部が同時に形成されるので、第1〜第3の接合部の高さを揃えて、蓋部の接合信頼性を向上させることができる。また、接合膜をCMPによって平坦化したり、さらに、接合膜をエッチバックによって薄くする工程は不要となる。
本発明の第10の態様に係る振動子の製造方法は、第1の電極及び第2の電極を基板上に形成する工程(a)と、第1の電極を囲む第1の接合部を含み、第1の電極に電気的に接続される第1の配線と、第2の電極を囲む第2の接合部を含み、第2の電極に電気的に接続される第2の配線と、第1及び第2の電極から離間して第1及び第2の電極を囲む第3の接合部とを、基板上に形成する工程(b)と、第1の配線に接続される振動片を形成する工程(c)と、少なくとも第1の接合部に位置する第1の導電膜、振動片に接続されると共に少なくとも第2の接合部に位置する第2の導電膜、及び、少なくとも第3の接合部に位置する第3の導電膜を含む導電層を形成する工程(d)と、第1及び第2の電極を露出させるための開口を有する蓋部を少なくとも導電層を介して第1〜第3の接合部に接合する工程(e)とを備える。
本発明の第10の態様によれば、蓋部が接合される第1〜第3の接合部が同時に形成された後に、第1〜第3の導電膜も同時に形成されるので、第1〜第3の導電膜の高さを揃えて、蓋部の接合信頼性を向上させることができる。また、接合膜をCMPによって平坦化したり、さらに、接合膜をエッチバックによって薄くする工程は不要となる。
本発明の第1の実施形態に係る振動子を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る振動子の製造方法を説明するための工程図。 本発明の第2の実施形態に係る振動子を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る振動子の製造方法を説明するための工程図。 本発明の第3の実施形態に係る振動子を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る振動子を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る振動子の製造方法を説明するための工程図。 本発明の第3の実施形態に係る振動子の製造方法を説明するための工程図。 本発明の第4の実施形態に係る振動子を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る振動子の製造方法を説明するための工程図。 本発明の第4の実施形態に係る振動子の製造方法を説明するための工程図。 本発明の一実施形態に係る発振器の構成例を示す回路図。 本発明の一実施形態に係る電子機器の第1の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る電子機器の第2の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る移動体の構成例を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る振動子を示す図である。図1(A)は、平面図であり、図1(B)は、図1(A)に示す1B−1B'における断面図である。図1に示すように、この振動子は、基板10と、電極(パッド)21及び22と、振動片30と、配線41及び42と、接合部50と、蓋部60とを含んでいる。
基板10は、例えば、シリコン等の半導体材料で構成される。その場合に、基板10の主面10aには、ニ酸化ケイ素(SiO)等の絶縁膜又は窒化ケイ素(Si)等のエッチング保護膜が設けられても良い。電極21及び22は、例えば、アルミニウム(Al)又は銅(Cu)等の導電材料で構成され、基板10上に位置している。
振動片30としては、圧電材料の振動片又は静電容量タイプの振動片等を用いることができるが、以下の実施形態においては、圧電材料の振動片を用いる場合について説明する。圧電材料としては、例えば、窒化アルミニウム(AlN)、酸化亜鉛(ZnO)、又は、PZT(Pb(lead) zirconate titanate:チタン酸ジルコン酸鉛)等を用いることができる。振動片30は、対向する第1の面(図中の下面)及び第2の面(図中の上面)を有しており、それらの面に配置された配線間に電圧が印加されると、それによって振動片30が伸縮する。
配線41及び42は、例えば、アルミニウム(Al)又は銅(Cu)等の導電材料で構成される。配線41は、基板10上において電極21を囲む接合部41aを含み、振動片30に接続されると共に電極21に電気的に接続されている。配線42は、基板10上において電極22を囲む接合部42aを含み、振動片30に接続されると共に電極22に電気的に接続されている。振動片30と配線41及び42の一部とによって、交流電圧を印加することによって振動する圧電振動素子が構成される。
接合部50は、配線41及び42と同じ材料で構成され、振動片30及び電極21及び22から離間して振動片30及び電極21及び22を囲むように、基板10上に位置している。
蓋部60は、例えば、ガラス又はシリコン等で構成され、電極21及び22を露出させるための開口60a及び60bを有し、接合部41a、42a、及び、50に接合されて振動片30を密閉している。
本実施形態によれば、基板10上において外部接続用の電極21を囲む接合部41aを含む配線41と、基板10上において外部接続用の電極22を囲む接合部42aを含む配線42とが設けられて、蓋部60がそれらの接合部41a及び42aに接合される。従って、圧電振動素子を外部回路に接続するために設けられる配線による段差が蓋部60の接合信頼性に及ぼす影響を低減して、蓋部60の接合信頼性を向上させることができる。また、接合部50を設けることにより、蓋部60が接合部41a、42a、及び、50に接合されて、振動片30を密閉することができる。
図1に示すように、振動子が、少なくとも接合部41a、42a、及び、50に位置する接合膜70をさらに備えても良い。その場合には、蓋部60が、接合膜70を介して接合部41a、42a、及び、50に接合されることになる。接合膜70は、例えば、ニ酸化ケイ素(SiO)等の絶縁材料で構成される。接合膜70を設けることにより、蓋部60の接合信頼性をさらに高めることができる。
本実施形態及び他の実施形態において、配線41と配線42との内の一方が、接合部50と一体化されていても良い。さらに、接合部50と一体化された配線が、蓋部60が接合される領域を超えて広い範囲に設けられる場合には、電極21と電極22との内の一方及びそれに関連する構成を省略しても良い。
<製造方法1>
図1に示す振動子の製造方法について、図2を参照しながら説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る振動子の製造方法を説明するための工程図である。図2(A)〜図2(G)において、左側は平面図であり、右側は平面図に示す破線における断面図であるが、断面の背景を示す線は省略されている。
まず、図2(A)に示すように、例えば、シリコン単結晶等で構成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成し、フォトリソグラフィー法によってレジストを設けてドライエッチングによってパターニングすることにより、基板10上に電極21及び22が形成される。
次に、図2(B)に示すように、電極21及び22等が形成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成してパターニングすることにより、基板10上に配線41及び接合部50が形成される。配線41は、基板10上において電極21を囲む接合部41aを含み、電極21に電気的に接続される。接合部50は、電極21及び22から離間して電極21及び22を囲むように形成される。
次に、図2(C)に示すように、配線41等が形成された基板10上にスパッターによって圧電膜を形成してパターニングすることにより、配線41に接続される振動片30が形成される。
次に、図2(D)に示すように、振動片30等が形成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成してパターニングすることにより、配線42が形成される。配線42は、基板10上において電極22を囲む接合部42aを含み、振動片30に接続されると共に電極22に電気的に接続される。
次に、図2(E)に示すように、配線42等が形成された基板10上にプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition:化学蒸着)によって接合膜70aが形成されても良い。その場合に、図2(F)に示すように、フォトリソグラフィー法によってレジストを設けてドライエッチングによってパターニングすることにより、少なくとも接合部41a、42a、及び、50に位置する接合膜70が形成される。
次に、図2(G)に示すように、電極21及び22を露出させるための開口60a及び60bを有する蓋部60を接合部41a、42a、及び、50に接合することにより、振動片30が密閉される。接合膜70が形成されている場合には、蓋部60が、接合膜70を介して接合部41a、42a、及び、50に接合される。
以上において、接合部41a、42a、及び、50の厚さを略同一とすることにより、接合部41a、42a、及び、50による段差が生じないので、蓋部60の接合信頼性を向上させることができる。また、接合膜70aをCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨)によって平坦化したり、さらに、接合膜70aをエッチバックによって薄くしたりする工程は不要となる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態に係る振動子を示す図である。図3(A)は、平面図であり、図3(B)は、図3(A)に示す3B−3B'における断面図である。第2の実施形態においては、配線42が、電極22に電気的に接続されてはいるが、振動片30に接続されていない。その替りに、第2の実施形態係る振動子は、振動片30に接続されると共に配線42に電気的に接続された導電膜80を備えている。その他の点に関しては、第2の実施形態は第1の実施形態と同様である。
図3に示すように、この振動子は、基板10と、電極(パッド)21及び22と、振動片30と、配線41及び42と、接合部50と、蓋部60と、導電膜80とを含んでいる。配線41は、基板10上において電極21を囲む接合部41aを含み、振動片30に接続されると共に電極21に電気的に接続されている。配線42は、基板10上において電極22を囲む接合部42aを含み、電極22に電気的に接続されている。
接合部50は、配線41及び42と同じ材料で構成され、振動片30及び電極21及び22から離間して振動片30及び電極21及び22を囲むように基板10上に位置している。
導電膜80は、例えば、アルミニウム(Al)又は銅(Cu)等の導電材料で構成され、振動片30に接続されると共に配線42に電気的に接続されている。振動片30と配線41及び導電膜80の一部とによって、交流電圧を印加することによって振動する圧電振動素子が構成される。
蓋部60は、電極21及び22を露出させるための開口60a及び60bを有し、接合部41a、42a、及び、50に接合されて振動片30を密閉している。図3に示すように、振動子が、少なくとも接合部41a、42a、及び、50に位置する接合膜70をさらに備えても良い。その場合には、蓋部60が、接合膜70を介して接合部41a、42a、及び、50に接合されることになる。
第2の実施形態によれば、蓋部60が接合される接合部41a、42a、及び、50を同時に形成することができるので、接合部41a、42a、及び、50の高さを揃えることにより、配線による段差が蓋部60の接合信頼性に及ぼす影響を低減して、蓋部60の接合信頼性を向上させることができる。
<製造方法2>
図4は、本発明の第2の実施形態に係る振動子の製造方法を説明するための工程図である。図4(A)〜図4(G)において、左側は平面図であり、右側は平面図に示す破線における断面図であるが、断面の背景を示す線は省略されている。
まず、図4(A)に示すように、例えば、シリコン単結晶等で構成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成し、フォトリソグラフィー法によってレジストを設けてドライエッチングによってパターニングすることにより、基板10上に電極21及び22が形成される。
次に、図4(B)に示すように、電極21及び22等が形成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成してパターニングすることにより、基板10上に配線41及び42及び接合部50が形成される。配線41は、基板10上において電極21を囲む接合部41aを含み、電極21に電気的に接続される。配線42は、基板10上において電極22を囲む接合部42aを含み、電極22に電気的に接続される。接合部50は、電極21及び22から離間して電極21及び22を囲むように形成される。
次に、図4(C)に示すように、配線41及び42等が形成された基板10上にスパッターによって圧電膜を形成してパターニングすることにより、配線41に接続される振動片30が形成される。
次に、図4(D)に示すように、振動片30等が形成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成してパターニングすることにより、導電膜80が形成される。導電膜80は、振動片30に接続されると共に配線42に電気的に接続される。
次に、図4(E)に示すように、導電膜80等が形成された基板10上にプラズマCVDによって接合膜70aが形成されても良い。その場合に、図4(F)に示すように、フォトリソグラフィー法によってレジストを設けてドライエッチングによってパターニングすることにより、少なくとも接合部41a、42a、及び、50に位置する接合膜70が形成される。
次に、図4(G)に示すように、電極21及び22を露出させるための開口60a及び60bを有する蓋部60を接合部41a、42a、及び、50に接合することにより、振動片30が密閉される。接合膜70が形成されている場合には、蓋部60が、接合膜70を介して接合部41a、42a、及び、50に接合される。
以上において、蓋部60が接合される接合部41a、42a、及び、50が同時に形成されるので、接合部41a、42a、及び、50の高さを揃えて、蓋部60の接合信頼性を向上させることができる。また、接合膜70aをCMPによって平坦化したり、さらに、接合膜70aをエッチバックによって薄くする工程は不要となる。
<第3の実施形態>
図5及び図6は、本発明の第3の実施形態に係る振動子を示す図である。図5(A)及び図6(A)は、平面図であり、図5(B)は、図5(A)に示す5B−5B'における断面図であり、図6(B)は、図6(A)に示す6B−6B'における断面図である。
第3の実施形態においては、配線42が、電極22に電気的に接続されてはいるが、振動片30に接続されていない。その替りに、第3の実施形態係る振動子は、少なくとも接合部41aに位置する導電膜91と、振動片30に接続されると共に少なくとも接合部42aに位置する導電膜92と、少なくとも接合部50に位置する導電膜93とを含む導電層を備えている。その他の点に関しては、第3の実施形態は第1又は第2の実施形態と同様である。
図5及び図6に示すように、この振動子は、基板10と、電極(パッド)21及び22と、振動片30と、配線41及び42と、接合部50と、蓋部60と、導電層(導電膜91〜93)とを含んでいる。配線41は、基板10上において電極21を囲む接合部41aを含み、振動片30に接続されると共に電極21に電気的に接続されている。配線42は、基板10上において電極22を囲む接合部42aを含み、電極22に電気的に接続されている。
接合部50は、配線41及び42と同じ材料で構成され、振動片30及び電極21及び22から離間して振動片30及び電極21及び22を囲むように基板10上に位置している。
導電膜91〜93を含む導電層は、例えば、アルミニウム(Al)又は銅(Cu)等の導電材料で構成される。導電膜91は、少なくとも接合部41aに位置している。導電膜92は、振動片30に接続されると共に少なくとも接合部42aに位置している。振動片30と配線41及び導電膜92の一部とによって、交流電圧を印加することによって振動する圧電振動素子が構成される。導電膜93は、少なくとも接合部50に位置している。
このように、2つの電極21及び22と、電極を囲む接合部41a及び42aをそれぞれ含む2つの配線41及び42と、少なくとも接合部41a及び42aにそれぞれ位置する導電膜91及び92とを振動子が備える場合には、導電膜91及び92によって接合部41a及び42aの高さを揃えることにより、蓋部60の接合信頼性を向上させることができる。
蓋部60は、電極21及び22を露出させるための開口60a及び60bを有し、接合部41a、42a、及び、50に接合されて振動片30を密閉している。図5及び図6に示すように、振動子が、少なくとも接合部41a、42a、及び、50に位置する接合膜70をさらに備えても良い。その場合には、蓋部60が、接合膜70を介して接合部41a、42a、及び、50に接合されることになる。
第3の実施形態によれば、蓋部60が接合される接合部41a、42a、及び、50を同時に形成してから、それらの上に導電膜91〜93を同時に形成することができるので、導電膜91〜93の高さを揃えることにより、配線による段差が蓋部60の接合信頼性に及ぼす影響を低減して、蓋部60の接合信頼性を向上させることができる。
<製造方法3>
図7及び図8は、本発明の第3の実施形態に係る振動子の製造方法を説明するための工程図である。図7(A)〜図7(G)において、左側は平面図であり、右側は平面図に示す破線における断面図であるが、断面の背景を示す線は省略されている。図8(A)〜図8(G)は、図6(A)に示す6B−6B'における断面図であるが、断面の背景を示す線は省略されている。
まず、図7(A)及び図8(A)に示すように、例えば、シリコン単結晶等で構成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成し、フォトリソグラフィー法によってレジストを設けてドライエッチングによってパターニングすることにより、基板10上に電極21及び22が形成される。
次に、図7(B)及び図8(B)に示すように、電極21及び22等が形成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成してパターニングすることにより、基板10上に配線41及び42及び接合部50が形成される。配線41は、基板10上において電極21を囲む接合部41aを含み、電極21に電気的に接続される。配線42は、基板10上において電極22を囲む接合部42aを含み、電極22に電気的に接続される。接合部50は、電極21及び22から離間して電極21及び22を囲むように形成される。
次に、図7(C)及び図8(C)に示すように、配線41及び42等が形成された基板10上にスパッターによって圧電膜を形成してパターニングすることにより、配線41に接続される振動片30が形成される。
次に、図7(D)及び図8(D)に示すように、振動片30等が形成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成してパターニングすることにより、導電膜91〜93を含む導電層が形成される。導電膜91は、少なくとも接合部41aに位置し、導電膜92は、振動片30に接続されると共に少なくとも接合部42aに位置する。また、導電膜93は、少なくとも接合部50に位置する。
次に、図7(E)及び図8(E)に示すように、導電膜91〜93等が形成された基板10上にプラズマCVDによって接合膜70aが形成されても良い。その場合に、図7(F)及び図8(F)に示すように、フォトリソグラフィー法によってレジストを設けてドライエッチングによってパターニングすることにより、少なくとも接合部41a、42a、及び、50に位置する接合膜70が形成される。
次に、図7(G)及び図8(G)に示すように、電極21及び22を露出させるための開口60a及び60bを有する蓋部60を接合部41a、42a、及び、50に接合することにより、振動片30が密閉される。接合膜70が形成されている場合には、蓋部60が、接合膜70を介して接合部41a、42a、及び、50に接合される。
以上において、蓋部60が接合される接合部41a、42a、及び、50が同時に形成された後に、導電膜91〜93も同時に形成されるので、導電膜91〜93の高さを揃えて、蓋部60の接合信頼性を向上させることができる。また、接合膜70aをCMPによって平坦化したり、さらに、接合膜70aをエッチバックによって薄くする工程は不要となる。
<第4の実施形態>
図9は、本発明の第4の実施形態に係る振動子を示す図である。図9(A)は、平面図であり、図9(B)は、図9(A)に示す9B−9B'における断面図である。第4の実施形態においては、蓋部60が接合される領域において、配線41及び42と導電膜91及び92とによって基板10の主面10aとの間に段差が生じるが、それらの上層に設けられる接合膜70において段差が解消される。各部の材料等に関しては、第4の実施形態は第1〜第3の実施形態と同様である。
図9に示すように、この振動子は、基板10と、電極(パッド)21及び22と、振動片30と、配線41及び42と、接合部50と、蓋部60と、接合膜70と、導電層(導電膜91及び92)とを含んでいる。配線41は、基板10上に設けられ、振動片30に接続されると共に電極21に電気的に接続されている。配線42は、基板10上に設けられ、電極22に電気的に接続されている。
導電膜91は、少なくとも配線41上に位置している。導電膜92は、振動片30に接続されると共に少なくとも配線42上に位置している。振動片30と配線41及び導電膜92の一部とによって、交流電圧を印加することによって振動する圧電振動素子が構成される。蓋部60は、電極21及び22を露出させるための開口60a及び60bを有し、接合部41a、42a、及び、50に接合されて振動片30を密閉している。
第4の実施形態によれば、配線41及び42と導電膜91及び92とによって基板10の主面10aとの間に生じた段差が、それらの上層に設けられる接合膜70において解消されるので、蓋部60の接合信頼性を向上させることができる。また、蓋部60に開口を設ける必要がないので、蓋部60の構造が簡単になる。
<製造方法4>
図10及び図11は、本発明の第4の実施形態に係る振動子の製造方法を説明するための工程図である。図10(A)〜図10(I)において、左側は平面図であり、右側は平面図に示す破線における断面図であるが、断面の背景を示す線は省略されている。図11(A)〜図11(I)は、図9(A)に示す9B−9B'における断面図であるが、断面の背景を示す線は省略されている。
まず、図10(A)及び図11(A)に示すように、例えば、シリコン単結晶等で構成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成し、フォトリソグラフィー法によってレジストを設けてドライエッチングによってパターニングすることにより、基板10上に電極21及び22が形成される。
次に、図10(B)及び図11(B)に示すように、電極21及び22等が形成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成してパターニングすることにより、基板10上に配線41及び42が形成される。配線41は、電極21に電気的に接続される。配線42は、電極22に電気的に接続される。
次に、図10(C)及び図11(C)に示すように、配線41及び42等が形成された基板10上にスパッターによって圧電膜を形成してパターニングすることにより、配線41に接続される振動片30が形成される。
次に、図10(D)及び図11(D)に示すように、振動片30等が形成された基板10上にスパッターによって導電膜を形成してパターニングすることにより、導電膜91及び92を含む導電層が形成される。導電膜91は、少なくとも配線41上に位置し、導電膜92は、振動片30に接続されると共に少なくとも配線42上に位置する。
次に、図10(E)及び図11(E)に示すように、導電膜91〜93等が形成された基板10上にプラズマCVDによって接合膜70aが形成される。図10(F)及び図11(F)に示すように、接合膜70aが、CMPによって平坦化される。それにより、配線41及び42と導電膜91及び92とによって基板10の主面との間に生じた段差が解消される。さらに、図10(G)及び図11(G)に示すように、接合膜70aをエッチバックによって薄くすることにより、導電膜91及び92の一部が露出する。
次に、図10(H)及び図11(H)に示すように、フォトリソグラフィー法によってレジストを設けてドライエッチングによってパターニングすることにより、蓋部60が接合される領域に接合膜70が形成される。次に、図10(I)及び図11(I)に示すように、蓋部60を少なくとも接合膜70を介して基板10に接合することにより、振動片30が密閉される。以上において、蓋部60が接合される接合膜70は平坦化されているので、蓋部60の接合信頼性を向上させることができる。
<発振器>
次に、本発明の各実施形態に係る振動子を用いた発振器について説明する。
図12は、本発明の一実施形態に係る発振器の構成例を示す回路図である。図12においては、本発明の各実施形態に係る振動子100に形成された圧電振動素子PVと、圧電振動素子PVを外部回路に接続するための電極21及び22とが示されている。本発明の一実施形態に係る発振器110は、それらに加えて、PチャネルMOSトランジスターQP1と、NチャネルMOSトランジスターQN1と、帰還抵抗R1と、キャパシターC1及びC2とを含んでいる。
トランジスターQP1のソースには高電位側の電源電位VDDが供給され、トランジスターQN1のソースには低電位側の電源電位VSSが供給されて、トランジスターQP1及びQN1は、インバーターを構成している。インバーターの入力端子となるトランジスターQP1及びQN1のゲートは電極21に接続され、インバーターの出力端子となるトランジスターQP1及びQN1のドレインは電極22に接続されている。
キャパシターC1は、インバーターの入力端子と電源電位VSSの配線との間に接続され、キャパシターC2は、インバーターの出力端子と電源電位VSSの配線との間に接続されている。圧電振動素子PV及び帰還抵抗R1は、インバーターの入力端子と出力端子との間に並列に接続されている。
インバーターは反転増幅動作を行い、出力端子から出力される信号が、圧電振動素子PV及び帰還抵抗R1を介して入力端子にフィードバックされる。その際に、圧電振動素子PVは、インバーターによって印加される交流電圧によって振動する。その振動は固有の共振周波数において大きく励起されて、圧電振動素子PVが、負性抵抗として動作する。その結果、発振器110は、主に圧電振動素子PVの共振周波数によって決定される発振周波数で発振する。
本実施形態によれば、密閉構造を構成する蓋部の接合信頼性を向上させた振動子100を用いて、発振周波数の経時変化が小さい安定した発振器110を提供することができる。なお、半導体製造プロセスを用いて、発振器110を構成するトランジスターや抵抗等を、図1等に示す基板10上に一体的に作り込んでも良い。
<電子機器>
次に、本発明の各実施形態に係る振動子を用いた電子機器について説明する。
図13は、本発明の一実施形態に係る電子機器の第1の構成例を示すブロック図である。図13に示すように、この電子機器は、本発明の各実施形態に係る振動子100を用いた発振器110を含み、さらに、CPU120と、操作部130と、ROM(リードオンリー・メモリー)140と、RAM(ランダムアクセス・メモリー)150と、通信部160と、表示部170と、音声出力部180とを含んでも良い。なお、図13に示す構成要素の一部を省略又は変更しても良いし、あるいは、図13に示す構成要素に他の構成要素を付加しても良い。
発振器110は、圧電振動素子が形成された振動子100を含んでおり、主に圧電振動素子の共振周波数によって決定される発振周波数で発振することにより、クロック信号を生成する。発振器110によって生成されるクロック信号は、CPU120等を介して、電子機器の各部に供給される。
CPU120は、発振器110から供給されるクロック信号に同期して動作し、ROM140等に記憶されているプログラムに従って、各種の信号処理や制御処理を行う。例えば、CPU120は、操作部130から供給される操作信号に応じて各種のデータ処理を行ったり、外部との間でデータ通信を行うために通信部160を制御する。あるいは、CPU120は、表示部170に各種の画像を表示させるための画像信号を生成したり、音声出力部180に各種の音声を出力させるための音声信号を生成する。
操作部130は、例えば、操作キーやボタンスイッチ等を含む入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU120に出力する。ROM140は、CPU120が各種の演算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。また、RAM150は、CPU120の作業領域として用いられ、ROM140から読み出されたプログラムやデータ、操作部130を用いて入力されたデータ、又は、CPU120がプログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部160は、例えば、アナログ回路及びデジタル回路で構成され、CPU120と外部装置との間のデータ通信を行う。表示部170は、例えば、LCD(液晶表示装置)等を含み、CPU120から供給される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。また、音声出力部180は、例えば、スピーカー等を含み、CPU120から供給される音声信号に基づいて音声を出力する。
上記の電子機器としては、例えば、携帯電話機等の移動端末、スマートカード、電卓、電子辞書、電子ゲーム機器、デジタルスチルカメラ、デジタルムービー、テレビ、テレビ電話、防犯用テレビモニター、ヘッドマウント・ディスプレイ、パーソナルコンピューター、プリンター、ネットワーク機器、カーナビゲーション装置、測定機器、及び、医療機器(例えば、電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、及び、電子内視鏡)等が該当する。
図14は、本発明の一実施形態に係る電子機器の第2の構成例を示すブロック図である。この例においては、時計及びタイマーについて説明する。本発明の一実施形態に係る時計は、本発明の各実施形態に係る振動子100を用いた発振器110と、分周器111と、操作部130と、表示部170と、音声出力部180と、計時部190とを含んでいる。また、本発明の一実施形態に係るタイマーは、音声出力部180の替りに制御部200を含んでいる。
分周器111は、例えば、複数のフリップフロップ等で構成され、発振器110から供給されるクロック信号を分周して、計時用の分周クロック信号を生成する。計時部190は、例えば、カウンター等で構成され、分周器111から供給される分周クロック信号に基づいて計時動作を行って、現在時刻やアラーム時刻を表す表示信号やアラームを発生するためのアラーム信号を生成する。
操作部130は、計時部190に現在時刻やアラーム時刻を設定するために用いられる。表示部170は、計時部190から供給される表示信号に従って、現在時刻やアラーム時刻を表示する。音声出力部180は、計時部190から供給されるアラーム信号に従って、アラーム音を発生する。
タイマーの場合には、アラーム機能の替りにタイマー機能が設けられる。即ち、計時部190は、現在時刻が設定時刻に一致したことを表すタイマー信号を生成する。制御部200は、計時部190から供給されるタイマー信号に従って、タイマーに接続されている機器をオン又はオフさせる。
本実施形態によれば、密閉構造を構成する蓋部の接合信頼性を向上させた振動子100を用いて得られる安定した周波数のクロック信号に同期して動作する電子機器を提供することができる。
<移動体>
次に、本発明の各実施形態に係る振動子を用いた移動体について説明する。移動体としては、例えば、自動車、自走式ロボット、自走式搬送機器、列車、船舶、飛行機、又は、人工衛星等が該当する。
図15は、本発明の一実施形態に係る移動体の構成例を示すブロック図である。図15に示すように、この移動体は、本発明の各実施形態に係る振動子100を用いた発振器110を含み、さらに、電子制御式燃料噴射装置210、電子制御式ABS装置220、又は、電子制御式一定速度走行装置230等の各種の電子制御式装置を搭載しても良い。なお、図15に示す構成要素の一部を省略又は変更しても良いし、あるいは、図15に示す構成要素に他の構成要素を付加しても良い。
発振器110は、圧電振動素子が形成された振動子100を含んでおり、主に圧電振動素子の共振周波数によって決定される発振周波数で発振することにより、クロック信号を生成する。発振器110によって生成されるクロック信号は、電子制御式燃料噴射装置210、電子制御式ABS装置220、又は、電子制御式一定速度走行装置230等に供給される。
電子制御式燃料噴射装置210は、発振器110から供給されるクロック信号に同期して動作し、ガソリンエンジン等の予混合燃焼機関において、所定のタイミングで液体の燃料を吸入空気に霧状に噴射する。電子制御式ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)装置220は、発振器110から供給されるクロック信号に同期して動作し、ブレーキをかけるように操作が行われた際に、ブレーキを徐々に強力に駆動して、移動体が滑り始めたらブレーキを一旦緩めてから再び駆動することを繰り返す。電子制御式一定速度走行装置230は、発振器110から供給されるクロック信号に同期して動作し、移動体の速度を監視しながら、移動体の速度が一定となるようにアクセル又はブレーキ等を制御する。
本実施形態によれば、密閉構造を構成する蓋部の接合信頼性を向上させた振動子100を用いて得られる安定した周波数のクロック信号に同期して動作する移動体を提供することができる。
上記の実施形態においては、圧電振動素子を備える振動子について説明したが、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明は、静電容量タイプの振動素子等を備える振動子に適用することも可能である。このように、当該技術分野において通常の知識を有する者によって、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
10…基板、10a…主面、21、22…電極、30…振動片、41、42…配線、41a、42a、50…接合部、60…蓋部、60a、60b…開口、70、70a…接合膜、80、91〜93…導電膜、100…振動子、110…発振器、111…分周器、120…CPU、130…操作部、140…ROM、150…RAM、160…通信部、170…表示部、180…音声出力部、190…計時部、200…制御部、210…電子制御式燃料噴射装置、220…電子制御式ABS装置、230…電子制御式一定速度走行装置、PV…圧電振動素子、QP1…PチャネルMOSトランジスター、QN1…NチャネルMOSトランジスター、R1…帰還抵抗、C1、C2…キャパシター。

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板上に位置する電極と、
    振動片と、
    前記基板上において前記電極を囲む第1の接合部を含み、前記振動片に接続されると共に前記電極に電気的に接続された配線と、
    前記電極を露出させるための開口を有し、前記第1の接合部に接合された蓋部と、
    を備える振動子。
  2. 少なくとも前記第1の接合部に位置する導電膜をさらに備える、請求項1記載の振動子。
  3. 前記振動片及び前記電極から離間して前記振動片及び前記電極を囲むように前記基板上に位置し、前記蓋部が接合された第2の接合部をさらに備える、請求項1又は2記載の振動子。
  4. 少なくとも前記第1の接合部及び前記第2の接合部に位置する接合膜をさらに備え、前記蓋部が、少なくとも前記接合膜を介して前記第1の接合部及び前記第2の接合部に接合されている、請求項3記載の振動子。
  5. 基板と、
    前記基板上に位置する第1の電極及び第2の電極と、
    振動片と、
    前記基板上において前記第1の電極を囲む第1の接合部を含み、前記振動片に接続されると共に前記第1の電極に電気的に接続された第1の配線と、
    前記基板上において前記第2の電極を囲む第2の接合部を含み、前記振動片に接続されると共に前記第2の電極に電気的に接続された第2の配線と、
    前記振動片及び前記第1及び第2の電極から離間して前記振動片及び前記第1及び第2の電極を囲むように前記基板上に位置する第3の接合部と、
    前記第1及び第2の電極を露出させるための開口を有し、前記第1〜第3の接合部に接合される蓋部と、
    を備える振動子。
  6. 基板と、
    前記基板上に位置する第1の電極及び第2の電極と、
    振動片と、
    前記基板上において前記第1の電極を囲む第1の接合部を含み、前記振動片に接続されると共に前記第1の電極に電気的に接続された第1の配線と、
    前記基板上において前記第2の電極を囲む第2の接合部を含み、前記第2の電極に電気的に接続された第2の配線と、
    前記振動片及び前記第1及び第2の電極から離間して前記振動片及び前記第1及び第2の電極を囲むように前記基板上に位置する第3の接合部と、
    前記振動片に接続されると共に前記第2の配線に電気的に接続された導電膜と、
    前記第1及び第2の電極を露出させるための開口を有し、前記第1〜第3の接合部に接合される蓋部と、
    を備える振動子。
  7. 基板と、
    前記基板上に位置する第1の電極及び第2の電極と、
    振動片と、
    前記基板上において前記第1の電極を囲む第1の接合部を含み、前記振動片に接続されると共に前記第1の電極に電気的に接続された第1の配線と、
    前記基板上において前記第2の電極を囲む第2の接合部を含み、前記第2の電極に電気的に接続された第2の配線と、
    前記振動片及び前記第1及び第2の電極から離間して前記振動片及び前記第1及び第2の電極を囲むように前記基板上に位置する第3の接合部と、
    少なくとも前記第1の接合部に位置する第1の導電膜、前記振動片に接続されると共に少なくとも前記第2の接合部に位置する第2の導電膜、及び、少なくとも第3の接合部に位置する第3の導電膜を含む導電層と、
    前記第1及び第2の電極を露出させるための開口を有し、少なくとも前記導電層を介して前記第1〜第3の接合部に接合される蓋部と、
    を備える振動子。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の振動子を備える発振器。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項記載の振動子を備える電子機器。
  10. 請求項1〜7のいずれか1項記載の振動子を備える移動体。
  11. 電極を基板上に形成する工程(a)と、
    前記基板上において前記電極を囲む接合部を含み、前記電極に電気的に接続される配線を形成する工程(b)と、
    前記配線に接続される振動片を形成する工程(c)と、
    前記電極を露出させるための開口を有する蓋部を前記接合部に接合する工程(d)と、
    を備える振動子の製造方法。
  12. 第1の電極及び第2の電極を基板上に形成する工程(a)と、
    前記第1の電極を囲む第1の接合部を含み、前記第1の電極に電気的に接続される第1の配線と、前記第1及び第2の電極から離間して前記第1及び第2の電極を囲む第2の接合部とを、前記基板上に形成する工程(b)と、
    前記第1の配線に接続される振動片を形成する工程(c)と、
    前記基板上において前記第2の電極を囲む第3の接合部を含み、前記振動片に接続されると共に前記第2の電極に電気的に接続される第2の配線を形成する工程(d)と、
    前記第1及び第2の電極を露出させるための開口を有する蓋部を前記第1〜第3の接合部に接合する工程(e)と、
    を備える振動子の製造方法。
  13. 第1の電極及び第2の電極を基板上に形成する工程(a)と、
    前記第1の電極を囲む第1の接合部を含み、前記第1の電極に電気的に接続される第1の配線と、前記第2の電極を囲む第2の接合部を含み、前記第2の電極に電気的に接続される第2の配線と、前記第1及び第2の電極から離間して前記第1及び第2の電極を囲む第3の接合部とを、前記基板上に形成する工程(b)と、
    前記第1の配線に接続される振動片を形成する工程(c)と、
    前記振動片に接続されると共に前記第2の配線に電気的に接続される導電膜を形成する工程(d)と、
    前記第1及び第2の電極を露出させるための開口を有する蓋部を前記第1〜第3の接合部に接合する工程(e)と、
    を備える振動子の製造方法。
  14. 第1の電極及び第2の電極を基板上に形成する工程(a)と、
    前記第1の電極を囲む第1の接合部を含み、前記第1の電極に電気的に接続される第1の配線と、前記第2の電極を囲む第2の接合部を含み、前記第2の電極に電気的に接続される第2の配線と、前記第1及び第2の電極から離間して前記第1及び第2の電極を囲む第3の接合部とを、前記基板上に形成する工程(b)と、
    前記第1の配線に接続される振動片を形成する工程(c)と、
    少なくとも前記第1の接合部に位置する第1の導電膜、前記振動片に接続されると共に少なくとも前記第2の接合部に位置する第2の導電膜、及び、少なくとも第3の接合部に位置する第3の導電膜を含む導電層を形成する工程(d)と、
    前記第1及び第2の電極を露出させるための開口を有する蓋部を少なくとも前記導電層を介して前記第1〜第3の接合部に接合する工程(e)と、
    を備える振動子の製造方法。
JP2015136695A 2015-07-08 2015-07-08 振動子及びその製造方法、発振器、電子機器、並びに、移動体 Withdrawn JP2017022473A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015136695A JP2017022473A (ja) 2015-07-08 2015-07-08 振動子及びその製造方法、発振器、電子機器、並びに、移動体
US15/200,775 US20170012604A1 (en) 2015-07-08 2016-07-01 Vibrator and manufacturing method therefor, oscillator, electronic device, and movable body
CN201610529874.5A CN106341098A (zh) 2015-07-08 2016-07-06 振子及其制造方法、振荡器、电子设备、以及移动体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015136695A JP2017022473A (ja) 2015-07-08 2015-07-08 振動子及びその製造方法、発振器、電子機器、並びに、移動体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017022473A true JP2017022473A (ja) 2017-01-26

Family

ID=57730184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015136695A Withdrawn JP2017022473A (ja) 2015-07-08 2015-07-08 振動子及びその製造方法、発振器、電子機器、並びに、移動体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20170012604A1 (ja)
JP (1) JP2017022473A (ja)
CN (1) CN106341098A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197554A (ja) * 2004-12-17 2006-07-27 Seiko Epson Corp 弾性表面波デバイス及びその製造方法、icカード、携帯用電子機器
JP2007335468A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 中空封止素子およびその製造方法
JP2014205204A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 セイコーエプソン株式会社 Mems素子、電子デバイス、電子機器および移動体

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3570600B2 (ja) * 1997-01-14 2004-09-29 株式会社村田製作所 圧電部品およびその製造方法
JP4222020B2 (ja) * 2002-12-17 2009-02-12 セイコーエプソン株式会社 圧電発振器
JP2006245098A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Seiko Epson Corp 電子部品及びその製造方法、並びに電子機器
JP5007494B2 (ja) * 2005-07-04 2012-08-22 セイコーエプソン株式会社 電子デバイスの製造方法
CN100550617C (zh) * 2006-05-16 2009-10-14 上海晶赛电子有限公司 独石型片式厚度切变振动陶瓷谐振器及其制造方法
TWI578585B (zh) * 2012-03-27 2017-04-11 精工愛普生股份有限公司 振動元件、振動器、電子裝置、電子機器及移動體
EP2874312B1 (en) * 2012-07-11 2019-04-17 Skyworks Filter Solutions Japan Co., Ltd. Electronic component
JP6110112B2 (ja) * 2012-11-19 2017-04-05 日本電波工業株式会社 圧電デバイス
DE102012112058B4 (de) * 2012-12-11 2020-02-27 Snaptrack, Inc. MEMS-Bauelement und Verfahren zur Verkapselung von MEMS-Bauelementen
JP6123992B2 (ja) * 2013-03-05 2017-05-10 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド、液体噴射装置、圧電素子及びその製造方法
JP2014192798A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Seiko Epson Corp 電子装置及びその製造方法、並びに発振器
CN104512115B (zh) * 2013-09-26 2016-08-24 精工爱普生株式会社 压电元件、液体喷射头以及液体喷射装置
JP2015080013A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 セイコーエプソン株式会社 振動子、発振器、電子機器及び移動体
JP2016004854A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 セイコーエプソン株式会社 圧電素子、液体噴射ヘッド、液体噴射装置、アクチュエーター、センサー及び圧電材料
JP6504336B2 (ja) * 2014-10-17 2019-04-24 セイコーエプソン株式会社 圧電素子及びその製造方法並びに圧電素子応用デバイス
KR101973422B1 (ko) * 2014-12-05 2019-04-29 삼성전기주식회사 벌크 탄성파 공진기
JP6372361B2 (ja) * 2015-01-16 2018-08-15 株式会社デンソー 複合センサ
US10277196B2 (en) * 2015-04-23 2019-04-30 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Bulk acoustic wave resonator and method for manufacturing the same
DE112016002835B4 (de) * 2015-06-25 2023-02-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vorrichtung für elastische Wellen
US11673165B2 (en) * 2016-05-10 2023-06-13 Invensense, Inc. Ultrasonic transducer operable in a surface acoustic wave (SAW) mode

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197554A (ja) * 2004-12-17 2006-07-27 Seiko Epson Corp 弾性表面波デバイス及びその製造方法、icカード、携帯用電子機器
JP2007335468A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 中空封止素子およびその製造方法
JP2014205204A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 セイコーエプソン株式会社 Mems素子、電子デバイス、電子機器および移動体

Also Published As

Publication number Publication date
CN106341098A (zh) 2017-01-18
US20170012604A1 (en) 2017-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9520812B2 (en) Electronic device, electronic apparatus, and method of manufacturing electronic device
US8310317B2 (en) Vibrating member, vibrating device, and electronic apparatus
US8373333B2 (en) Resonator element, resonator, electronic device, and electronic apparatus
CN106059526B (zh) 振动元件、振子、电子设备及移动体
JP6136349B2 (ja) 電子デバイス、電子機器及び移動体
US10911018B2 (en) Vibrator device and electronic apparatus
JP2018101829A (ja) 振動子、発振器、電子機器、および移動体
TW201830855A (zh) 壓電振動元件以及具備其的系統整合封裝(sip)模組
JP2022084154A (ja) 振動デバイス
JP2015041785A (ja) 振動片、振動子、発振器、電子機器及び移動体
CN111371424A (zh) 控制电路与体声波滤波器的集成方法和集成结构
JP2017055280A (ja) 発振器及びその製造方法、電子機器、並びに、移動体
JP2022084153A (ja) 振動デバイス
TWI657659B (zh) 電子裝置、電子機器及移動體
JP2017022473A (ja) 振動子及びその製造方法、発振器、電子機器、並びに、移動体
US20150315011A1 (en) Mems structure, electronic apparatus, and moving object
JP2019097149A (ja) 発振器、電子機器及び移動体
CN110875726B (zh) 振动器件以及电子设备
US9997370B2 (en) Electronic apparatus, manufacturing method thereof, oscillator, electronic appliance, and mobile unit
JP2014064078A (ja) 振動片、振動子、電子デバイス、電子機器、および移動体
JP2017143091A (ja) 電子装置及びその製造方法、発振器、電子機器、並びに、移動体
JP6586733B2 (ja) パッケージ、振動デバイス、電子機器、および移動体
JP2016208071A (ja) 振動子、発振器、電子機器、および移動体
JP2017054906A (ja) 電子装置及びその製造方法、発振器、電子機器、並びに、移動体
JP6834480B2 (ja) 振動片の製造方法、振動片、振動子、電子機器および移動体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190409

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20190419