JP2017019065A - 手持ち式電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】手持ち式電動工具において、使用者が主電源スイッチを操作し忘れても、トリガスイッチの誤操作によりモータが駆動されるのを防止できるようにする。
【解決手段】手持ち式電動工具は、モータハウジングに設けられた主電源SW21と、モータハウジングから突出された把持部に設けられたトリガSW18と、制御部36とを備える。制御部は、主電源SWからの切り替え指令に従い、自身の動作モードを、モータの駆動を許可する駆動許可状態と、モータの駆動を禁止する駆動禁止状態との何れかに切り替え、駆動許可状態では、トリガSWから入力される駆動指令に従いモータを駆動制御する。また制御部は、トリガSWからの駆動指令の入力停止に伴いモータの駆動を停止すると、動作モードを駆動禁止状態に切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、電動チェーンソー、電動マルノコ、電動ブロワー等の手持ち式電動工具に関する。
手持ち式電動工具には、使用者が手で持ち、操作するためのグリップが設けられている。また、グリップには、使用者がグリップを把持した状態で、指で操作できるようにトリガスイッチが設けられている。
また、手持ち式電動工具には、動力源となるモータや、モータを駆動制御するための制御部が内蔵されており、制御部は、使用者によるトリガスイッチの操作に応じて、モータを駆動制御する(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−136541号公報
ところで、手持ち式電動工具においては、バッテリ若しくは商用電源に接続されているときに制御部がいつでもモータを駆動できるようにすると、トリガスイッチの誤操作等により使用者の意図に反してモータが駆動されることがあり、使い勝手が悪い。
このため、手持ち式電動工具においては、トリガスイッチとは別に、例えば、モータの駆動許可・禁止を切り替えるための主電源スイッチを設け、使用者が主電源スイッチをオフ状態に切り替えることで、モータの駆動を禁止できるようにすることが考えられる。
しかしながら、このような対策では、使用者によって主電源スイッチがオン状態からオフ状態に切り替えられるまでは、制御部は、トリガスイッチの操作に応じてモータを駆動制御することになる。
このため、例えば、使用者が主電源スイッチを操作し忘れ、主電源スイッチがオフ状態に切り替えられていないときに、手持ち式電動工具を移動させようとしてグリップを握ると、トリガスイッチが誤操作されて、モータが駆動されてしまうことが考えられる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、使用者が主電源スイッチを操作し忘れても、トリガスイッチの誤操作によりモータが駆動されるのを防止することのできる手持ち式電動工具を提供することを目的とする。
本発明の手持ち式電動工具は、モータと、トリガスイッチと、主電源スイッチと、制御部とを備える。
トリガスイッチと主電源スイッチは、使用者が外部から操作するためのものであり、トリガスイッチは、モータの駆動指令を入力するのに用いられ、主電源スイッチは、モータの駆動許可・禁止の切り替え指令を入力するのに用いられる。
そして、制御部は、主電源スイッチからの切り替え指令に従い、自身の動作モードを、モータの駆動を許可する駆動許可状態と、モータの駆動を禁止する駆動禁止状態との何れかに切り替え、駆動許可状態では、トリガスイッチから入力される駆動指令に従いモータを駆動制御する。
また制御部は、トリガスイッチからの駆動指令の入力停止に伴いモータの駆動を停止すると、自身の動作モードを駆動禁止状態に切り替えるように構成されている。
このため、本発明の手持ち式電動工具においては、制御部の動作モードが駆動許可状態であるとき、使用者がトリガスイッチを操作して、モータを駆動させた後、トリガスイッチの操作を終了すると、制御部の動作モードが駆動禁止状態に自動で切り替えられる。
従って、本発明の手持ち式電動工具によれば、使用者が、トリガスイッチを操作して所望の作業を実施すると、その後、使用者がトリガスイッチを操作しても、モータが駆動されることはない。よって、本発明によれば、使用者の意図に反してモータが駆動されるのを防止し、使い勝手を向上することができる。
また特に、本発明では、主電源スイッチとトリガスイッチとが、使用者が当該電動工具を把持しただけで同時にオン状態となることのないよう、離れた位置に配置されている。
このため、使用者が手持ち式電動工具を持ち運ぶとき等に、使用者の意図に反して、主電源スイッチとトリガスイッチとの両方がオン状態となり、制御部の動作モードが駆動許可状態に切り替えられると同時にモータが駆動される、といったことを防止できる。
この場合、主電源スイッチは、モータが収納された本体に設け、トリガスイッチは、本体から突出されて当該電動工具の使用時に使用者が把持するための把持部に設けるようにしてもよい。
このようにすれば、使用者は、電動工具を使用するために把持部を把持してトリガスイッチを操作する際、制御部を駆動禁止状態から駆動許可状態に切り替えて、モータを駆動できるようにするには、主電源スイッチを意識的に操作する必要がある。
つまり、把持部を把持した手の指を本体側に伸ばして主電源スイッチを操作するか、或いは、把持部を把持していない手で本体側の主電源スイッチを操作するようにすれば、使用者は、把持部を把持した状態(換言すればトリガスイッチを操作できる状態)で、主電源スイッチを操作することができる。
よって、手持ち式電動工具をこのように構成すれば、主電源スイッチとトリガスイッチとが使用者の意図に反してオン状態となるのを抑制できるだけでなく、これら各スイッチの操作がし難くなって、手持ち式電動工具の操作性が低下するのを抑制できる。
次に、本発明の手持ち式電動工具は、電動工具の動作状態を報知するための報知部を備えていてもよい。この場合、制御部は、当該電動工具の状態が正常であるか否かを判定して、当該電動工具が異常状態であれば、動作モードが駆動許可状態及び駆動禁止状態の何れであっても、前記報知部を介して当該電動工具の異常を報知するよう構成されていてもよい。
このようにすれば、一般的な電動工具のように、制御部が通常の動作状態(換言すれば、駆動許可状態)であるときに異常状態が報知されるだけでなく、制御動作停止状態(換言すれば、駆動禁止状態)であるときにも異常状態が報知されることになる。
従って、使用者は、トリガスイッチを操作してもモータが駆動されない場合に、その原因は、電動工具の異常(故障)によるものであるのか否かを識別することができ、電動工具の使い勝手を向上できる。
また、このように、制御部の動作モードが駆動禁止状態であるときに電動工具の異常状態を報知するようにすれば、使用者は、トリガスイッチの操作によってモータを駆動できないときに、その原因を認識することができる。
従って、この技術は、制御部が、トリガスイッチからの駆動指令の入力停止に伴いモータの駆動を停止すると、動作モードを駆動禁止状態に切り替えるように構成されていない電動工具であっても適用できる。
また、同様に、例えば、主電源スイッチとトリガスイッチとが把持部に設けられていて、使用者が片手で同時操作できる電動工具であっても適用できる。
次に、上記のように報知部を介して電動工具の異常を報知する場合、報知部は、制御部の動作モードが駆動許可状態であるのか駆動禁止状態であるのかを表示するための1又は複数の表示ランプを備えていてもよい。
この場合、制御部は、電動工具の異常を判定すると、表示ランプの点灯状態を、駆動許可状態及び駆動禁止状態とは異なる点灯状態に切り替えることで、当該電動工具の異常を報知するよう構成されていてもよい。
また、上記のように報知部を介して電動工具の異常を報知する場合、制御部は、電動工具の複数の状態が正常であるか否かを判定して、複数の状態の何れかが異常であると判定すると、その判定した異常の内容を、報知部を介して報知するよう構成されていてもよい。
また、制御部は、動作モードが駆動禁止状態であるときに、報知部を介して当該電動工具の異常を報知する際には、予め設定された報知停止条件が成立すると、報知部からの異常報知を停止するよう構成されていてもよい。
このようにすれば、駆動禁止状態であるときに、報知部を介して電動工具の異常を報知することによって消費される消費電力を抑制することができる。
なお、報知停止条件としては、制御部の動作モードが駆動禁止状態であるときの異常の報知時間が予め設定された規定時間に達したときであってもよい。また、当該電動工具に電源供給を行うバッテリのバッテリ電圧が予め設定された閾値電圧まで低下したときであってもよい。また、外部操作によって使用者から報知停止指令が入力されたときであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
一方、トリガスイッチが設けられる把持部には、トリガスイッチを非操作位置に固定し、外部操作によってその位置固定を解除するためのロック解除部が設けられていてもよい。
この場合、トリガスイッチは、ロック解除部を操作しなければ操作できないことから、トリガスイッチの誤操作をより良好に防止することができる。また、その誤操作によりモータが駆動されるのを防止できるので、モータ駆動に伴う無駄な電力消費を抑えることもできる。
実施形態のチェーンソーの全体構成を表す斜視図である。 実施形態のチェーンソーの電気的構成を表すブロック図である。 状態表示部及び残量表示部を利用した状態表示を説明する説明図である。 図2の制御回路にて実行される制御処理を表すフローチャートである。 図4のS130にて実行されるモータ駆動許可管理処理を表すフローチャートである。 図4のS160にて実行されるモータ制御処理を表すフローチャートである。 図4のS170にて実行される表示処理を表すフローチャートである。 チェーンソーの他の構成例を表す斜視図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1に示すように、本実施形態のチェーンソー2は、手持ち式電動工具の一種であり、周囲にソーチェーン3が取り付けられたガイドバー6と、ガイドバー6が突設された本体4とを備える。
ガイドバー6は、本体4内のスプロケット(図示せず)と共にソーチェーン3を周回可能に支持するためのものであり、本体4内には、スプロケットを回転させることによってソーチェーン3を周回駆動するモータ10(図2参照)が収納されている。
また、本体4には、使用者が左右の手でそれぞれ把持するための第1グリップ12及び第2グリップ14が設けられている。
第1グリップ12は、本体4からのガイドバー6の突出方向を前方としたとき、本体4の前後方向中央上部に突設されており、第1グリップ12の更に前方には、モータ10の緊急停止機構(図示せず)に接続されたハンドガード16が設けられている。
また、本体4の第1グリップ12よりも後方の左右の側壁には、一対のバッテリパック8が着脱自在に固定されており、第2グリップ14は、バッテリパック8の装着部から後方に突出するよう設けられている。
第2グリップ14において、使用者がチェーンソー2を使用する際に把持する把持部(図1に示す領域A)には、その把持部(A)を把持した手で操作可能な位置(具体的には、把持部(A)の本体4からの突出部下方)に、トリガスイッチ(以下、トリガSWという)18が設けられている。
トリガSW18は、使用者により操作されるとオン状態となり、その操作量に応じた信号を出力可能に構成された周知のものであり、モータ10と共に本体4内に収納されたモータ駆動部30の制御回路36に接続されている(図2参照)。
また、第2グリップ14の把持部(A)には、トリガSW18とは反対側(具体的には、把持部(A)の本体4からの突出部上方)には、ロック解除レバー19が設けられている。
ロック解除レバー19は、本発明のロック解除部に相当するものであり、第2グリップ14(若しくは本体4)内でトリガSW18に係合されて、トリガSW18を非操作位置に固定(ロック)する。そして、ロック解除レバー19は、使用者により第2グリップ14側に押下されると、トリガSW18との係合が外れ、トリガSW18が操作可能となる。
従って、本実施形態のチェーンソー2においては、上方からロック解除レバー19を押さえつつ第2グリップ14を把持すれば、トリガSW18を指先で操作できるが、ロック解除レバー19を押さえなければ、トリガSWは操作できない。
なお、こうしたロック解除レバー19については、電動工具において周知であるため、詳細な構成は説明を省略する。
次に、本体4の上部壁面で、第2グリップ14が後方に突出される部分には、操作パネル20が設けられており、操作パネル20よりも更に前方側には、バッテリパック8内のバッテリ9の残量(バッテリ9に残っている電力量)を表示するための残量表示部24が設けられている。
操作パネル20には、主電源スイッチ(以下、主電源SWという)21と、チェーンソー2の動作・停止(詳しくは制御回路36によるモータ10の駆動許可・禁止)を表示するための状態表示部22とが組み付けられている。
そして、主電源SW21、状態表示部22、及び、残量表示部24も、モータ駆動部30の制御回路36に接続されている(図2参照)。
なお、状態表示部22及び残量表示部24は、本発明の報知部に相当するものであり、図3に示すように、状態表示部22は、所謂電源ランプとして、一つのLEDにて構成されている。また、残量表示部24は、その点灯状態からバッテリ残量を認識できるように、3つのLEDにて構成されている。
モータ駆動部30は、バッテリパック8内のバッテリ9から電力供給を受けてモータ10を駆動制御するためのものであり、図2に示すように、駆動回路32、ゲート回路34、制御回路36、及び、レギュレータ40を備える。
駆動回路32は、バッテリ9から電力供給を受けて、モータ10の各相巻線に電流を流すためのものであり、本実施形態では、6つのスイッチング素子Q1〜Q6からなる3相フルブリッジ回路として構成されている。なお、各スイッチング素子Q1〜Q6は、本実施形態ではMOSFETである。
駆動回路32において、3つのスイッチング素子Q1〜Q3は、モータ10の各端子U,V,Wと、バッテリ9の正極側に接続された電源ラインとの間に、いわゆるハイサイドスイッチとして設けられている。
また、他の3つのスイッチング素子Q4〜Q6は、モータ10の各端子U,V,Wと、バッテリ9の負極側に接続されたグランドラインとの間に、いわゆるローサイドスイッチとして設けられている。
また、ゲート回路34は、制御回路36から出力された制御信号に従い、駆動回路32内の各スイッチング素子Q1〜Q6をオン/オフさせることで、モータ10の各相巻線に電流を流し、モータ10を回転させるものである。
次に、制御回路36は、CPU、ROM、RAM等を中心とするマイクロコンピュータ(マイコン)にて構成されている。また、制御回路36には、制御対象となるモータ10やモータ駆動部30の状態(異常等)を記憶するための不揮発性のメモリ38も設けられている。
制御回路36には、上述したトリガSW18、主電源SW21、状態表示部22、及び、残量表示部24が接続されている。
また、モータ駆動部30には、バッテリ電圧を検出するバッテリ電圧検出部42、モータ10に流れた電流を検出する電流検出回路44、及び、モータ駆動部30の温度を検出する温度センサ48が設けられており、これら各部も、制御回路36に接続されている。
また、モータ10には、モータ10の回転位置及び回転速度を検出するための回転センサ46が設けられており、この回転センサ46も、制御回路36に接続されている。
また、バッテリパック8には、バッテリ9の状態(温度、セル電圧等)を監視し、異常時にバッテリ9からの放電を停止させる停止信号AS(auto stop)を出力する監視回路(図示せず)が設けられており、制御回路36は、この監視回路にも接続されている。
次に、制御回路36は、主電源SW21(本実施形態では押しボタン式のスイッチ)が押下されるたびに、動作モードが、モータ10への通電を許可する駆動許可状態、及び、モータ10への通電を禁止する駆動禁止状態、の何れかに切り替わる。
そして、制御回路36は、図3に例示するように、動作モードが駆動許可状態であるときには、状態表示部22のLEDを点灯させ、動作モードが駆動禁止状態であるときには、状態表示部22のLEDを消灯させる。
従って、使用者は、表示パネル20のLED(状態表示部22)を見ることで、制御回路36がモータ10を駆動できる駆動許可状態であるのか、モータ10を駆動できない駆動禁止状態であるのか(換言すれば、チェーンソー2の動作・停止状態)を認識できる。
また、制御回路36は、動作モードが駆動許可状態であるとき、トリガSW18が操作されると、その操作量に応じてモータ10を駆動制御することにより、チェーンソー2を動作させる。
また、制御回路36は、動作モードが駆動許可状態であるとき、バッテリ電圧検出部42、電流検出回路44、回転センサ46、温度センサ48からの検出信号に基づき、モータ10、モータ駆動部30及びバッテリパック8が正常であるか否かを判定する。
また、制御回路36は、動作モードが駆動許可状態であるとき、こうした異常判定(以下、エラー判定という)とは別に、バッテリパック8からの停止信号ASの入力も監視する。
そして、制御回路36は、上記エラー判定若しくは停止信号ASの監視によって、何らかの異常を検出すると、モータ10の駆動を停止すると共に、その検出したエラー内容を残量表示部24の3つのLEDを使って報知する。
つまり、制御回路36は、図3に例示するように、動作モードが駆動許可状態であるとき、モータ10、モータ駆動部30及びバッテリパック8が正常であれば、残量表示部24を構成する3つのLEDを、バッテリ残量に応じた数だけ点灯させる。
なお、図3において、残量表示部24のLEDは、白丸(○)が点灯を、黒丸(●)が消灯を、二重丸(◎)が点滅を表している。
そして、図3において、バッテリ残量は、左側のLEDが消灯状態で、残りの2個のLEDが点灯状態であるため、使用者は、状態表示部22と残量表示部24の状態から、現在駆動許可状態であり、バッテリ9には、満充電状態の約2/3の電力量が残っていることを検知できる。
また、制御回路36は、動作モードが駆動禁止状態に切り替えられたときに、モータ10、モータ駆動部30及びバッテリパック8が正常であれば、残量表示部24を構成する3つのLEDを全て消灯させる。このため、使用者は、状態表示部22と残量表示部24の状態から、現在駆動禁止状態であり、チェーンソー2にエラーは発生していないことを認識できる。
一方、制御回路36は、例えば、温度センサ48にて検出されるモータ駆動部30が許容温度を超えて(コントローラ高温)、モータ10の駆動を停止させた際には、残量表示部24の左側のLEDを点灯させ、残りのLEDを点滅させることで、その旨を報知する。
また、制御回路36は、例えば、バッテリパック8から停止信号ASが入力されて、モータ10の駆動を停止させた際には、残量表示部24の左側のLEDを点滅させ、残りのLEDを消灯させることで、その旨を報知する。
そして、制御回路36は、一旦、エラー内容の報知(表示)を開始すると、動作モードが駆動許可状態から駆動禁止状態に切り替えられても、エラー内容の報知を継続する。
従って、チェーンソー2にエラーが発生したときには、使用者は、制御回路36が駆動許可状態及び駆動禁止状態の何れであっても、残量表示部24の状態から、エラーの発生及びそのエラー内容を認識できる。
次に、上記動作を実現するために制御回路36にて実行される制御処理について説明する。
図4に示すように、制御回路36は、所定の制御周期(タイムベース)でS120〜S160(Sはステップを表す)の一連の処理を繰り返し実行する。
すなわち、制御回路36は、S110にて、タイムベースが経過したか否かを判断することにより、所定の制御周期が経過するのを待ち、S110にてタイムベースが経過したと判断すると、S120に移行する。
S120では、トリガSW18及び主電源SW21からの信号入力を確認することで、使用者によるこれら各スイッチの操作を検出するスイッチ操作検出処理を実行する。
そして、続くS130では、S120にて検出した各スイッチの操作状態に基づき、制御回路自身の動作モードを、駆動許可状態及び駆動禁止状態の何れかに設定する、モータ駆動許可管理処理を実行する。
次に、S140では、トリガSW18の操作量や、バッテリ電圧検出部42、電流検出回路44、及び温度センサ48による検出結果を、A/D変換して取り込むA/D変換処理を実行する。
そして、続くS150では、S140にて読み込んだ検出結果(バッテリ電圧、電流、温度等)、バッテリパック8から入力される停止信号AS、回転センサ46からの検出信号(パルス信号)等に基づき、上述したエラー判定を行うエラー検出処理を実行する。
次に、S160では、トリガSW18の操作量に応じてモータ10を駆動制御する、モータ制御処理を実行する。
なお、S130にて設定される動作モードが駆動禁止状態であるときには、S160では、バッテリ9からゲート回路34への電源供給を遮断して、駆動回路32内のスイッチング素子Q1〜Q6をオフ状態にすることで、モータ10の駆動を停止する。
また、S160では、モータ10の駆動中にS150にて異常が検出された際にも、モータ10の駆動を停止する。
そして、S160にてモータ制御処理が実行されると、S170に移行して表示処理を実行し、S110に移行する。
なお、S170の表示処理は、図3に示したように、残量表示部24に、バッテリ残量、駆動許可・禁止状態、チェーンソー2のエラーの有無、及び、エラー内容を表示するための処理である。
次に、S130にて実行される主電源管理処理について説明する。
図5に示すように、主電源管理処理においては、まずS210にて、現在の動作モードは駆動禁止状態であるか否かを判断する。そして、駆動禁止状態であれば、S220に移行して、主電源SW21が操作されて、動作モードが切り替えられたか否かを判断する。
S220にて、主電源SW21が操作されて、動作モードが切り替えられたと判断されると、S230に移行して、制御回路36の動作モードを駆動許可状態に設定し、モータ駆動許可管理処理を終了する。また、S220にて、主電源SW21は操作されていないと判断されると、そのままモータ駆動許可管理処理を終了する。
なお、S230にて、動作モードを駆動許可状態に設定した際には、状態表示部22のLEDを点灯させて、動作モードが駆動許可状態であること(換言すればチェーンソー2はトリガSW18の操作によって動作可能であること)を報知する。
次に、S210にて、現在の動作モードは駆動禁止状態ではない(換言すれば駆動許可状態である)と判断された際には、S240に移行し、主電源SW21が操作されて、動作モードが切り替えられたか否かを判断する。
そして、S240にて、主電源SW21が操作されて、動作モードが切り替えられたと判断されると、S250に移行して、制御回路36の動作モードを駆動禁止状態に設定して、モータ駆動許可管理処理を終了する。
なお、S250にて、動作モードを駆動禁止状態に設定した際には、状態表示部22のLEDを消灯させて、動作モードが駆動禁止状態であること(換言すればチェーンソー2はトリガSW18を操作しても動作しないこと)を報知する。
一方、S240にて、主電源SW21は操作されていないと判断されると、S260に移行する。
S260では、制御回路36の動作モードが駆動許可状態に切り替えられてから、トリガSW18が操作されてオン状態になるまでの経過時間が、予め設定された規定時間以上になったか否かを判断する。
そして、その経過時間が規定時間以上になると(つまり、制御回路36の動作モードが駆動許可状態になってから、トリガSW18が規定時間以上操作されない場合には)、S250に移行して、制御回路36の動作モードを駆動禁止状態に設定し、モータ駆動許可管理処理を終了する。
また、S260にて、トリガSW18が操作されるまでの経過時間は規定時間以上になっていないと判断された場合には、S270に移行し、トリガSW18は、オン状態に操作された後、オフ状態に切り替えられたか否かを判断する。
そして、S270にて、トリガSW18は、オン状態からオフ状態に切り替えられていないと判断されると、モータ駆動許可管理処理を終了する。
また、S270にて、トリガSW18はオン状態からオフ状態に切り替えられたと判断されると、S250に移行して、制御回路36の動作モードを駆動禁止状態に設定した後、モータ駆動許可管理処理を終了する。
次に、S160にて実行されるモータ制御処理について説明する。
図6に示すように、モータ制御処理においては、まずS310にて、現在の動作モードは駆動許可状態であるか否かを判断する。そして、駆動許可状態でなければ、S350に移行して、モータ10の駆動を停止するモータ駆動停止処理を実行し、当該モータ制御処理を終了する。
S310にて、現在駆動許可状態であると判断されると、S320に移行して、トリガSW18がオン状態であるか否かを判断する。そして、トリガSW18がオン状態でなければ、S350のモータ駆動停止処理を実行して、当該モータ制御処理を終了し、トリガSW18がオン状態であれば、S330に移行する。
S330では、S150のエラー検出処理にてエラー無しと判定されているか否かを判断する。そして、エラー無しと判定されていなければ、S350のモータ駆動停止処理を実行して、当該モータ制御処理を終了する。また、エラー無しと判定されていれば、S340に移行して、トリガSW18の操作量に応じてモータ10を駆動するモータ駆動処理を実行し、当該モータ制御処理を終了する。
次に、S170にて実行される表示処理について説明する。
図7に示すように、表示処理においては、まずS410にて、制御回路36の動作モードが駆動禁止状態になってから、所定の表示時間が経過したか否かを判断する。そして、S410にて、表示時間が経過したと判断されると、S420にて、残量表示部24の3つのLEDを全て消灯させて、当該表示処理を終了する。
一方、S410にて、現在の動作モードは駆動禁止状態ではない、或いは、駆動禁止状態であっても所定の表示時間は経過していない、と判断された場合には、S430に移行する。
S430では、S150のエラー検出処理にてエラー無しと判定されているか否かを判断する。そして、エラー無しと判断されていれば、S460に移行し、エラー無しと判断されていなければ、S440に移行する。
S440では、バッテリ電圧検出部42で検出されたバッテリ電圧が、過放電防止のために予め設定された閾値(換言すれば表示下限電圧)以上であるか否かを判断する。そして、バッテリ電圧が閾値未満であれば、S420にて残量表示部24のLEDを全て消灯させた後、当該表示処理を終了し、バッテリ電圧が閾値以上であれば、S450に移行する。
S450では、エラー検出処理にて検出されたエラー内容に応じて、残量表示部24のLEDを点滅させることで、エラー内容を表示(報知)する。なお、S450では、図3に例示したように、残量表示部24のLEDを点滅させるだけでなく、点滅させるLED以外のLEDを点灯又は消灯させることで、エラー検出処理にて検出される各種エラー内容を表示する。
次に、S460では、現在、動作モードは駆動許可状態であるか否かを判断する。そして、駆動許可状態でなければ(換言すれば、駆動禁止状態であれば)、S420に移行して、残量表示部24のLEDを全て消灯させた後、当該表示処理を終了する。
また、駆動許可状態であれば、S470に移行し、図3に例示したように、残量表示部24のLEDをバッテリ残量に応じて点灯させることで、バッテリ残量を表示(報知)し、当該表示処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のチェーンソー2においては、主電源SW21が操作されて、駆動許可状態となってから、規定時間が経過するまでの間に、トリガSW18が操作されると、その操作量に応じてモータ10を駆動する。
そして、その後、トリガSW18の操作が停止されると、モータ10の駆動を停止すると共に、駆動禁止状態に切り替える。
このため、本実施形態のチェーンソー2によれば、使用者が、トリガSW18を操作して所望の作業を実施した後は、動作モードが駆動禁止状態に自動で切り替えられ、その後、使用者がトリガSW18を操作しても、モータ10の駆動が停止される。
よって、本実施形態のチェーンソー2によれば、使用者が、作業実施後、トリガSW18を誤操作しても、モータ10が駆動されることはなく、使い勝手を向上できる。
また、トリガSW18は、本体4から突出されて使用者がチェーンソー2を使用する際に把持する第2グリップ14の把持部(A)に設けられているため、使用者が第2グリップ14の把持部(A)を把持した状態で(換言すればチェーンソー2の使用時に)、容易に操作できる。
これに対し、主電源SW21は、第2グリップ14の把持部(A)ではなく、その把持部(A)が突出される本体4の上部壁面に設けられている。
このため、使用者がチェーンソー2を持ち運ぶために第2グリップ14を把持しただけで、トリガSW18と主電源SW21とが同時にオン状態となって、モータ10が駆動されることはない。
一方、使用者がチェーンソー2を使用するために、第2グリップ14の把持部(A)を把持した際には、把持部(A)を把持した手の指(親指等)を伸ばせば、主電源SW21を操作できる。また、この場合、把持部(A)を把持した手とは反対側の手を使っても主電源SW21を操作できる。
つまり、使用者は、チェーンソー2を使用するために第2グリップ14の把持部(A)を把持したときには、トリガSW18を操作できるだけでなく、操作しようと思えば主電源SW21も操作することができる。
このため、本実施形態のチェーンソー2によれば、主電源SW21とトリガSW18とが使用者の意図に反してオン状態になるのを抑制できるだけでなく、これら各スイッチの操作がし難くなって、チェーンソー2の操作性が低下するのを抑制できる。
また、本実施形態のチェーンソー2によれば、制御回路36は、駆動許可状態であるとき、制御回路36は、制御対象となるモータ10やモータ駆動部30、或いは、バッテリパック8に異常が発生すると、その旨を検出して、残量表示部24に表示する。そして、そのエラー表示は、駆動禁止状態になっても継続される。
このため、本実施形態のチェーンソー2によれば、何らかの異常が発生すると、その旨が残量表示部24に常時表示されることになり、使用者は、残量表示部24を見ることで、チェーンソーの異常を知ることができる。
また特に、本実施形態では、エラー検出時には、残量表示部24に設けられた3つのLEDの点灯・点滅・消灯の組み合わせにより、そのエラー内容を識別可能に報知する。このため、使用者は、残量表示部24の表示状態からエラー内容を把握して、適切な対応をとることができる。
また、本実施形態のチェーンソー2においては、トリガSW18を操作してモータ10を駆動させると、その後、トリガSW18を操作してもモータ10を駆動できなくなるが、その場合は、駆動禁止状態となって、残量表示部24のLEDが全て消灯される。このため、残量表示部24の表示状態から、トリガSW18の操作によってモータ10を駆動できなくなったこと(換言すれば駆動禁止状態)を確認することができる。
また、本実施形態では、駆動禁止状態でエラー表示を行う際には、その表示時間が制限される。また、その表示時間が制限時間に達していなくても、バッテリ電圧が閾値未満になると、エラー表示が、駆動禁止状態の表示(つまり、全LED消灯)に切り替えられる。
従って、駆動禁止状態であるときのバッテリ9の消費電力量を抑えることができる。
なお、図7に示す表示処理において、S420にて残量表示部24のLEDを全て消灯させたときは、レギュレータ40の動作を停止させて、モータ駆動部30での電力消費量をゼロにするようにしてもよい。
この場合、次に、主電源SW21が操作された際に、レギュレータ40から制御回路36への電力供給が開始されて、制御回路36が起動するようにすれば、制御回路36は上述した一連の制御処理を正常に実施できるようになる。
また次に、トリガSW18が設けられる第2グリップ14には、使用者が把持した際に押下可能なロック解除レバー19が設けられており、ロック解除レバー19が押下されることにより、トリガSW18を操作できるようにされている。
従って、本実施形態のチェーンソー2によれば、トリガSW18は、ロック解除レバー19を操作(押下)しなければ操作することができず、この構成により、トリガSW18の誤操作をより良好に防止することができる。
また、トリガSW18の誤操作によりモータ10が駆動されるのを防止できるので、モータ駆動に伴う無駄な電力消費を抑えることもできる。
なお、本実施形態においては、制御回路36が本発明の制御部に相当し、状態表示部22及び残量表示部24が本発明の報知部に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
たとえば、上記実施形態では、トリガSW18が設けられる第2グリップ14が本体4の後方に突出するように設けられたチェーンソー2について説明した。しかし、本発明は、図8に例示するように、第2グリップ14が本体4の上方に設けられたチェーンソー2aであっても、上記実施形態と同様に構成することができる。
つまり、図8に示すチェーンソー2aでは、バッテリパック8が本体4の後端に取り付けられており、第2グリップ14は、その取付部分と、ガイドバー6が突出された前方の本体部分とを跨ぐように設けられている。
このため、第2グリップ14は、前後方向の略全域が、チェーンソー2の使用時に使用者が把持する把持部(A)となり、トリガSW18は、その把持部(A)の前方下方に設けられている。
また、トリガSW18が設けられた把持部(A)の側壁には、ロック解除部として、上記ロック解除レバー19と同様の機能を有するロック解除ボタン19aが設けられている。
そして、第2グリップ14が後方に突出される本体4の上部壁面には、主電源SW21を有する操作パネル20が組み付けられており、更にその前方に、状態表示部22となる一つのLEDが設けられている。
このように構成されたチェーンソー2aにおいても、主電源SW21が、第2グリップ14の把持部(A)を把持しただけでは操作できない位置(つまり本体4側)に配置されている。
このため、使用者がチェーンソー2aを使用するために、第2グリップ14の把持部(A)を把持しただけで、使用者の意図に反して、主電源SW21とトリガSW18とが同時にオン状態となって、本体4内のモータが駆動されることはない。
また、主電源SW21は、把持部(A)を把持した手の指(親指等)を伸ばせば操作できることから、上記実施形態と同様、チェーンソー2の操作性が低下するのも抑制できる。
なお、図8に示したチェーンソー2aには、報知部として一つのLEDからなる状態表示部22が設けられているだけであるので、後述のように、LEDの点灯・消灯・点滅により、動作状態(駆動許可・禁止状態)とエラー状態とを報知するようにすればよい。
また、図1、図8に示したものでは、主電源SW21は、本体4の第2グリップ14近傍の上壁面に設けるものとしたが、主電源SW21の位置は、使用者が第2グリップ14の把持部(A)を把持した状態で指を伸ばせば届く位置であればよい。このため、主電源SW21は、例えば、本体4の側壁に設けるようにしてもよい。
次に、上実施形態では、駆動禁止状態でエラー表示を行う際には、表示時間や、バッテリ電圧に基づき、エラー表示を制限するものとして説明したが、使用者からの報知停止指令によって、エラー表示を停止するようにしてもよい。
なお、この場合報知停止指令は、トリガSW18或いは主電源SW21の操作(例えば、短時間の操作、その操作回数)によって入力するようにしてもよく、或いは、残量表示部24に設けた他のスイッチ操作によって入力するようにしてもよい。
また、この場合、表示処理では、S440でのバッテリ電圧の判定と同時、若しくは、バッテリ電圧の判定に代えて、報知停止指令が入力されたか否かを判定するようにすればよい。
次に、上記実施形態では、主電源状態及びエラー状態を報知するのに、状態表示部22及び残量表示部24に設けられたLEDを利用するものとして説明した。しかし、報知部としては、状態表示部22ように、LED等からなる一つの表示ランプにて構成される表示部であってもよい。
この場合、例えば、駆動許可状態で表示ランプを点灯させ、駆動禁止状態で表示ランプを消灯させ、エラー検出時には表示ランプを点滅させるようにすれば、電動工具の動作状態(駆動許可・禁止状態)とエラー状態を報知することができる。また、この場合、表示ランプの点滅周期や回数によって、エラー内容を報知することもできる。
また、報知部としては、残量表示部24のように、LED等からなる複数の表示ランプにて構成されていてもよい。このようにしても、各表示ランプの表示形態(点灯、消灯、点滅)を変化させることで、電動工具の動作状態(駆動許可・禁止状態)と各種エラー状態とを報知することができる。
なお、本発明の報知部としては、LED等にて構成される表示部に代えて、或いは表示部と共に、音又は音声で状態を報知する音声出力部を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、主電源SW21は、押しボタン式のものであると説明したが、スライド式のスイッチであってもよく、或いは、接点のオン・オフ状態を自己保持可能なスイッチであってもよい。
また、上記実施形態では、本発明をバッテリパック8から電力供給を受けて動作するチェーンソー2に適用した場合について説明したが、本発明は、手持ち式電動工具であれば上記実施形態と同様に適用することができる。また、手持ち式電動工具は、バッテリパックから電力供給を受ける充電式の電動工具であっても、商用電源から交流電力を受けて動作する電動工具であってもよい。
2,2a…チェーンソー、3…ソーチェーン、4…本体、6…ガイドバー、8…バッテリパック、9…バッテリ、10…モータ、12…第1グリップ、14…第2グリップ、16…ハンドガード、18…トリガSW、19,19a…ロック解除レバー、20…操作パネル、21…主電源SW、22…状態表示部、24…残量表示部、30…モータ駆動部、32…駆動回路、34…ゲート回路、36…制御回路、38…メモリ、40…レギュレータ、42…バッテリ電圧検出部、44…電流検出回路、46…回転センサ、48…温度センサ。

Claims (11)

  1. モータと、
    外部操作によって前記モータの駆動指令を入力するためのトリガスイッチと、
    外部操作によって前記モータの駆動許可・禁止の切り替え指令を入力するための主電源スイッチと、
    前記主電源スイッチからの切り替え指令に従い、自身の動作モードを、前記モータの駆動を許可する駆動許可状態と、前記モータの駆動を禁止する駆動禁止状態との何れかに切り替え、駆動許可状態では、前記トリガスイッチから入力される駆動指令に従い前記モータを駆動制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記トリガスイッチからの前記駆動指令の入力停止に伴い前記モータの駆動を停止すると、前記動作モードを前記駆動禁止状態に切り替えるように構成されており、
    しかも、前記主電源スイッチと前記トリガスイッチとは、使用者が当該電動工具を把持しただけで同時にオン状態となることのないよう、離れた位置に配置されている、手持ち式電動工具。
  2. 前記主電源スイッチは、前記モータが収納された本体に設けられ、
    前記トリガスイッチは、前記本体から突出されて当該電動工具の使用時に使用者が把持するための把持部に設けられている、請求項1に記載の手持ち式電動工具。
  3. 当該電動工具の動作状態を報知するための報知部を備え、
    前記制御部は、当該電動工具の状態が正常であるか否かを判定して、当該電動工具が異常状態であれば、前記動作モードが前記駆動許可状態及び前記駆動禁止状態の何れであっても、前記報知部を介して当該電動工具の異常を報知するよう構成されている、請求項1又は請求項2に記載の手持ち式電動工具。
  4. モータと、
    外部操作によって前記モータの駆動指令を入力するためのトリガスイッチと、
    外部操作によって前記モータの駆動許可・禁止の切り替え指令を入力するための主電源スイッチと、
    前記主電源スイッチからの切り替え指令に従い、自身の動作モードを、前記モータの駆動を許可する駆動許可状態と、前記モータの駆動を禁止する駆動禁止状態との何れかに切り替え、駆動許可状態では、前記トリガスイッチから入力される駆動指令に従い前記モータを駆動制御する制御部と、
    当該電動工具の動作状態を報知するための報知部と、
    を備え、
    前記制御部は、当該電動工具の状態が正常であるか否かを判定して、当該電動工具が異常状態であれば、前記動作モードが前記駆動許可状態及び前記駆動禁止状態の何れであっても、前記報知部を介して当該電動工具の異常を報知するよう構成されている、手持ち式電動工具。
  5. 前記報知部は、前記動作モードが前記駆動許可状態であるのか前記駆動禁止状態であるのかを表示するための1又は複数の表示ランプを備え、
    前記制御部は、当該電動工具の異常を判定すると、前記表示ランプの点灯状態を、前記駆動許可状態及び前記駆動禁止状態とは異なる点灯状態に切り替えることで、当該電動工具の異常を報知するよう構成されている、請求項3又は請求項4に記載の手持ち式電動工具。
  6. 前記制御部は、当該電動工具の複数の状態が正常であるか否かを判定して、該複数の状態の何れかが異常であると判定すると、該判定した異常の内容を、前記報知部を介して報知するよう構成されている、請求項3〜請求項5の何れか1項に記載の手持ち式電動工具。
  7. 前記制御部は、前記動作モードが前記駆動禁止状態であるときに、前記報知部を介して当該電動工具の異常を報知する際には、予め設定された報知停止条件が成立すると、前記報知部からの異常報知を停止するよう構成されている、請求項3〜請求項6の何れか1項に記載の手持ち式電動工具。
  8. 前記制御部は、前記動作モードが前記駆動禁止状態であるときの前記異常の報知時間が予め設定された規定時間に達すると、前記報知停止条件が成立したと判断するよう構成されている、請求項7に記載の手持ち式電動工具。
  9. 前記制御部は、当該電動工具に電源供給を行うバッテリのバッテリ電圧が予め設定された閾値電圧まで低下したときに、前記報知停止条件が成立したと判断するよう構成されている、請求項7又は請求項8に記載の手持ち式電動工具。
  10. 前記制御部は、外部操作によって使用者から報知停止指令が入力されたときに、前記報知停止条件が成立したと判断するよう構成されている、請求項7〜請求項9の何れか1項に記載の手持ち式電動工具。
  11. 前記トリガスイッチが設けられる把持部には、前記トリガスイッチを非操作位置に固定し、外部操作によって該位置固定を解除するためのロック解除部が設けられている、請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の手持ち式電動工具。
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