JP2017018939A - 気液混合器 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給される気体と液体の温度差に起因する変形による弊害がなく、また気体供給管側への液体の流入が生じない気液混合器を提供する。
【解決手段】本発明に係る気液混合器1は、筒状の流体流路形成部9と、液体供給口11と混合流体排出口13とを有する本体部2と、流体流路形成部9の外側又は内側に設けられて流体流路形成部9を通流する液体に気体を供給する気体供給部3と、気体供給管5が接続される気体供給管接続部7とを備えてなり、気体供給部3は、流体流路形成部9の内部を通流する液体と気体供給部3に供給された気体との間を仕切るように設けられた仕切り壁21を有し、仕切り壁21は供給された気体を前記液体に供給する気体供給孔23を少なくとも1つ有してなり、気体供給管接続部7は、設置状態において全ての気体供給孔23の位置よりも上方の位置に設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばLNG等の低温液体にLNGタンクから排出される蒸発ガスを直接接触させて混合する気液混合器に関する。
なお、混合する気体と液体については、特に限定されるものではない。
液体に気体を混合する気液混合器として、例えば特許文献1に開示のジェットミキサーがある。
特許文献1に開示のジェットミキサーは、「流体送給系に配設され、上流側の流体送入口と、下流側の流体送出口と、混合すべき気体または液体の送給口をそれぞれ外周壁に有する本体と、前記流体送入口と前記流体送出口との間に介挿固定され、かつ液体にスロットトル効果を与える貫通路と該流路の外周壁に穿設された複数の小孔を有する噴射管とを含むものである。」(特許文献1の請求項(1)参照)
特開平4−45832号公報
特許文献1には、ジェットミキサーを横置き、すなわち送入口と送出口がほぼ同一レベルになるように配置して用いるか、縦置き、すなわち送入口と送出口が上下の位置関係になるように配置して用いるかについては特に限定されていない。
しかし、上記ジェットミキサーを横置き、または縦置きして用いた場合には、以下のような問題がある。
<横置きした場合の問題点>
例えば、液体としてLNGのような低温液体を流し、気体として蒸発ガスを前記低温液体に混合する場合、液体流路となる貫通路の外周壁の小孔を介して気体が液体流路内の液体に供給される。
このとき、外周壁の上側の空間は比重の軽い気体で満たされるが、外周壁の下側の空間は比重の重い低温液体で満たされることになる。
そのため、本体の下部と上部で大きな温度差が生じ、本体の下部が低温液体に冷やされることで収縮し、本体を上に凸の湾曲形状に曲げるような曲げ応力が生じる。このため、本体の送入口、送出口との接続部から液体の漏れが発生する可能性があり、曲げ応力が大きい場合には破壊が生じる可能性もある。
<縦置きした場合の問題点>
縦置きした場合には、本体の側壁に形成された気体供給管の接続部から液体が気体供給管側に流れ込むことが考えられる。
この場合、気体供給管において、上述した場合と同様に気体供給管の下部と上部の収縮率の違いから変形等が生じて、気体供給管の接続部から漏れが生じたり、破壊が生じたりする可能性がある。
また、気体供給管内に多量の低温液体が流入すると、ハンマリング現象が生ずることも考えられる。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、供給される気体と液体の温度差に起因する変形による弊害がなく、また気体供給管側への液体の流入が生じない気液混合器を提供することを目的としている。
(1)本発明に係る気液混合器は、液体に気体を直接接触させて前記液体に前記気体を混合、溶解、あるいは前記気体を液化させるものであって、
前記液体及び気体と液体の混合流体が通流する流体流路を形成する筒状の流体流路形成部と、設置した状態で前記流体流路形成部の下部側となる部位に設けられ前記流体流路形成部に液体を供給する液体供給口と、設置した状態で前記流体流路形成部の上部側となる部位に設けられて前記流体流路形成部から流出する混合流体を排出する混合流体排出口とを有する本体部と、
前記流体流路形成部の外側又は内側に設けられて前記流体流路形成部を通流する液体に気体を供給する気体供給部と、
該気体供給部に気体を供給する気体供給管が接続される気体供給管接続部とを備えてなり、
前記気体供給部は、前記流体流路形成部の内部を通流する液体と気体供給部に供給された気体との間を仕切るように設けられた仕切り壁を有し、該仕切り壁は供給された気体を前記液体に供給する気体供給孔を少なくとも1つ有してなり、
前記気体供給管接続部は、設置状態において全ての前記気体供給孔の位置よりも上方の位置に設けられていることを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記流体流路形成部は、ベンチュリ形状に形成されており、前記気体供給孔は、前記ベンチュリ形状におけるのど部よりも下流側に設けられていることを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、前記気体供給部に、複数の気体供給管接続部が設けられていることを特徴とするものである。
(4)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のものにおいて、前記気体供給管接続部は、前記気体供給管から供給された気体を周方向にまわり込ませるための空間であるベーパーベルトを備えていることを特徴とするものである。
(5)また、上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のものにおいて、前記流体流路形成部を流路方向で2分割された筒状部材で形成し、該2分割された筒状部材の下側に配置される筒状部材の上端部を、上側に配置される筒状部材の下端部に挿入したことを特徴とするものである。
(6)また、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載のものにおいて、前記気体供給部に供給された気体を分散する充填物を充填したことを特徴とするものである。
本発明においては、液体及び気体と液体の混合流体が通流する流体流路を形成する筒状の流体流路形成部と、設置した状態で前記流体流路形成部の下部側となる部位に設けられ前記流体流路形成部に液体を供給する液体供給口と、設置した状態で前記流体流路形成部の上部側となる部位に設けられて前記流体流路形成部から流出する混合流体を排出する混合流体排出口とを有する本体部と、前記流体流路形成部の外側又は内側に設けられて前記流体流路形成部を通流する液体に気体を供給する気体供給部と、該気体供給部に気体を供給する気体供給管が接続される気体供給管接続部とを備えてなり、
前記気体供給部は、前記流体流路形成部の内部を通流する液体と気体供給部に供給された気体との間を仕切るように設けられた仕切り壁を有し、該仕切り壁は供給された気体を前記液体に供給する気体供給孔を少なくとも1つ有してなり、
前記気体供給管接続部は、設置状態において全ての前記気体供給孔の位置よりも上方の位置に設けられていることにより、供給される気体と液体の温度差に起因する変形を抑制でき、また気体が供給されている運転状態において気体供給管側への液体の流入が生じないので、気体供給管側への液体の流入に起因する気体供給管の変形や気体供給管でのハンマリング現象の発生を抑制できる。
本発明の実施の形態1に係る気液混合器の説明図である。 図1に示した気液混合器の使用方法の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る気液混合器の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る気液混合器の説明図である。 本発明の実施の形態4に係る気液混合器の説明図である。 本発明の実施の形態5に係る気液混合器の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る気液混合器の他の態様の説明図である(その1)。 本発明の実施の形態1に係る気液混合器の他の態様の説明図である(その2)。 本発明の実施の形態1に係る気液混合器の他の態様の説明図である(その3)。 本発明の実施の形態2に係る気液混合器の他の態様の説明図である(その1)。 本発明の実施の形態1に係る気液混合器の他の態様の説明図である(その4)。 図13に示す充填物の形状を説明する説明図である。 本発明の実施の形態1に係る気液混合器の他の態様の説明図である(その5)。 本発明の実施の形態2に係る気液混合器の他の態様の説明図である(その2)。 本発明の実施の形態4に係る気液混合器の他の態様の説明図である。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1に係る気液混合器1は、図1に示すように、液体が通流する筒状の本体部2と、本体部2内を流れる液体に気体を供給する気体供給部3と、気体供給部3に気体を供給する気体供給管5が接続される気体供給管接続部7とを備えている。
以下、各構成を詳細に説明する。
<本体部>
本体部2は、液体及び気体と液体の混合流体が通流する流体流路を形成する円筒状の流体流路形成部9を備えている。そして、流体流路形成部9における設置状態で下部側となる部位に液体供給口11を有し、上部側となる部位に混合流体排出口13を有している。
液体供給口11には、液体を供給する液体供給管15が接続され、混合流体排出口13には混合流体を排出する混合流体排出管17が接続されている。
なお、図1においては、流体流路形成部9と液体供給管15との境界部及び流体流路形成部9と混合流体排出管17との境界部を破線で示しているが、実機では破線部がフランジや溶接による接続部となる。
また、流体流路形成部9の形状は特に限定されない。
なお、気液混合器1は、液体供給口11が下部となり、混合流体排出口13が上部となるように設置される。
気液混合器1の設置状態の姿勢は、本体部2がほぼ垂直(例えば、90°〜80°程度)になるのが好ましい。
このような姿勢にすることで、気体供給部3に流入する液体が気体供給部の周方向でほぼ同一レベルとなり、前記液体がLNGのような低温液体であった場合でも気液供給部の熱収縮量の違いによる偏った変形を防止できる。
なお、気液混合器1の姿勢として、液体供給口11及び混合流体排出口13のそれぞれの中心を結ぶ直線の傾きが45°以上であれば、許容できる範囲である。
また、液体供給口11を下側に、混合流体排出口13を上側にすることで、流体流路形成部9内を液体が下から上へ流れ、このような流れの途中から気体を供給することで、供給される気体が液体の流れを阻害することなく、速やかに混合される。
この点、仮に上から下に流れる液体に気体を供給すると、気体は液体よりも密度が小さいため、液体の流速の遅い部分に滞留して圧力損失が大きくなったり、液体の流れが不安定になったりする恐れがある。
<気体供給部>
気体供給部3は、流体流路形成部9の外側に設けられて流体流路形成部9の内部を通流する液体に気体を供給する。
気体供給部3は、流体流路形成部9を外側から覆うように形成された外筒19と、流体流路形成部9の内部を通流する液体と気体供給部3に供給された気体とを仕切るように設けられた仕切り壁21とを有している。そして、仕切り壁21には供給された気体を流体流路形成部9の内部を通流する液体に供給するための複数の気体供給孔23を有している。
本例では、気体供給孔23を複数設けているが、本発明においては、少なくとも1つ設けてあればよい。もっとも、気体供給孔23を、孔径を小さくして複数設けることで、気体を分散して供給することができ、供給された気体が液体に速やかに混合されるという効果が得られる。
<気体供給管接続部>
気体供給管接続部7は、気体供給部3に気体を供給する気体供給管5が接続される部位であり、気体供給部3の外筒19に連通するように設けられた管体によって構成されている。
気体供給管接続部7は、気液混合器1を設置した状態において全ての気体供給孔23の位置よりも上方の位置になるように設けられている。
次に、上記のように構成された本実施の形態の気液混合器1の使用方法について、図1及び使用方法の一例を示す図2に基づいて説明する。
図2は、気液混合器1を、LNGを貯留する貯留槽25から送出されるLNGにLNGの蒸発ガスを混合するために使用した例であり、図2において、27は貯留槽25内のLNGから発生する蒸発ガスを抜き出す蒸発ガス抜出し管、29は蒸発ガス抜出し管27によって供給される蒸発ガスを圧縮する蒸発ガス圧縮機であり、蒸発ガス圧縮機29によって圧縮された蒸発ガスは調節弁30が設けられた気体供給管5を介して気液混合器1に供給される。
また、貯留槽25には、LNGを送出する送出管31が接続され、送出管31にはプライマリポンプ33が設けられている。送出管31から送出されたLNGは液体供給管15を介して気液混合器1に供給される。
混合流体排出管17には混合液をさらに昇圧するセカンダリポンプ35が設けられ、さらにその下流側には低温液体を気化する気化器37が設けられている。
なお、上述したように、気液混合器1は、液体供給口11が下部となり、混合流体排出口13が上部となるように設置されている。
LNGが液体供給口11を介して流体流路形成部9の内部に供給される。また、気体供給管5によって供給される蒸発ガスが気体供給管接続部7を介して気体供給部3に供給される。
運転状態では、気体供給部3に供給された蒸発ガスが気体供給孔23を介して流体流路形成部9の内部を流れるLNGに供給されて混合され、再液化される。
このとき、流体流路形成部9を流れるLNGの一部は気体供給部3内に流入する。一方、気体供給部3には気体供給管5から気体供給管接続部7を介して蒸発ガスも供給されており、この供給された蒸発ガスは、気体供給孔23を介して流体流路形成部9の内部を流れるLNGに供給される以外流通経路が無いため、少なくとも1つの、最も上方にある気体供給孔23は蒸発ガスの流路として確保されることになる。従って、蒸発ガスが供給されている運転状態において、気体供給部3内に流入したLNGの液面は、最も上方に位置する気体供給孔23より上に上がることは無い。
本発明においては、気体供給管接続部7が全ての気体供給孔23よりも上方に位置しているので、気体供給管接続部7の位置は気体供給部3に流入したLNGの液面よりも上方になる。そのため、LNGが気体供給管接続部7に流入することがない。よって、気体供給管接続部7から気体供給管5にLNGが逆流することがなく、気体供給管5において温度差に起因する変形や、ウォータハンマー現象が生ずることがない。
なお、気体供給孔23が複数ある場合、気体供給部3内に流入したLNGの液面の高さは、気液混合器1の運転条件、特に蒸発ガス流量によって変化する。蒸発ガス流量が大きい場合は、多くの気体供給孔23が蒸発ガスの流路として使用されるため、LNGの液面は低くなる。逆に蒸発ガス流量が小さい場合、LNGの液面は高くなる。
以上のように、本実施の形態によれば、気体供給管接続部7を、設置状態において全ての気体供給孔23の位置よりも上方の位置に設けたことにより、供給される気体と液体の温度差に起因する変形を抑制でき、また気体が供給されている運転状態において気体供給管5側への液体の流入が生じないので、気体供給管5側への液体の流入に起因する気体供給管5の変形や気体供給管5でのハンマリング現象の発生を抑制できる。
[実施の形態2]
本実施の形態を図3に基づいて説明する。図3において、図1に示した部位と同等部分には同一の符号を付してある。
本実施の形態に係る気液混合器39は、本体部2における流体流路形成部41をベンチュリ形状に形成したものであり、気体供給孔23は、前記ベンチュリ形状におけるのど部43よりも下流側に設けられている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
なお、のど部とは、ベンチュリ形状において最も流路断面積が絞られた部位のことをいう。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
また、流体流路形成部41をベンチュリ形状にしたことで、液体の乱れを促進して供給される気体をより分散し、混合効果を促進できる。
さらに、気体供給孔23をベンチュリ形状におけるのど部43よりも下流側に設けたことにより、供給された気体がのど部43で滞ることがなく、またベンチュリ形状部を流れるLNGの流速が増したことによる吸引効果によって蒸発ガスが流体流路形成部41内に効果的に流入して、効率的な混合、再液化ができる。
[実施の形態3]
本実施の形態を図4に基づいて説明する。図4において、図1に示した部位と同等部分には同一の符号を付してある。
本実施の形態の気液混合器45は、気体供給部3に、複数の気体供給管接続部7が設けられていることを特徴とするものである。
本実施の形態では、全ての気体供給管接続部7の位置が、全ての気体供給孔23よりも上方になるように配置されている。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
また、複数の気体供給管接続部7を設けたことで、各気体供給管接続部7に気体供給管5を接続することができ、気体供給部3の複数位置から気体を分配供給することが可能となり、より均一な供給が実現できる。特に、複数の気体供給管接続部7を気体供給部3の周方向に設けることにより、気体供給部3の周方向の複数方向からの気体供給が可能となり、気体供給の偏流を防止でき、気体供給部3への気体の供給の均等化、ひいては、流体流路形成部9への気体の供給の均等化を図ることができる。
また、気体供給部3内に逆流した液体の液面を安定化させることができ、これによって運転状態において液体が気体供給管接続部7に流入するのをより確実に防止できる。
[実施の形態4]
本実施の形態を図5に基づいて説明する。図5において(a)は気液混合器47を側面から見た図、(b)は気液混合器47を上面から見た図であり、図1に示した部位と同等部分には同一の符号を付してある。
本実施の形態の気液混合器47は、気体供給管接続部7に、気体供給管5から供給された気体を周方向にまわり込ませるための空間であるベーパーベルト49を設けたものである。
ベーパーベルト49は、外筒19における気体供給管接続部7が接続される部位を他の部位よりも拡径した拡径部19aとし、拡径部19aの内側に多数の通気孔51を有する通気壁53を設けて形成されている。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
また、気体供給管接続部7にベーパーベルト49を設けたことにより、実施の形態3と同様に、気体供給の偏流を防止でき、さらに、多数の通気孔51を有する通気壁53を設けることにより、偏流防止効果をより高めることができる。これにより、気体供給部3、ひいては、流体流路形成部9への気体の供給の均等化が図られると共に、気体供給部3内に逆流した液体の液面を安定化させることができ、運転状態において液体が気体供給管接続部7に流入するのをより確実に防止できる。ただし、通気孔51と通気壁53は必須のものではない。
[実施の形態5]
本実施の形態を図6に基づいて説明する。図6において、図1に示した部位と同等部分には同一の符号を付してある。
本実施の形態の気液混合器55は、気体供給部3が流体流路形成部57の内側、すなわち流体流路内に配置されている。
気体供給部3は、流体流路形成部57内に配置された筒状体59からなり、筒状体59の周壁位の一部が仕切り壁21となり、仕切り壁21に気体供給孔23が設けられている。
本実施の形態においても、他の実施の形態と同様に、気体供給管接続部7の位置が、全ての気体供給孔23の位置よりも上方になるように配置されている。
したがって、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、流体流路形成部57をベンチュリ形状としており、気体供給部3をベンチュリ部ののど部43の下流側に配置しているので、実施の形態2と同様の効果を奏することができる。
なお、上記の実施の形態では、流体流路形成部9、41、57を連続する一つの部材で形成した例を示した。
しかし、流体流路形成部9、41、57内は低温のLNGが流れるため流体流路形成部9、41、57は冷やされて低温になり、他方、気体供給部3はLNGより高温の蒸発ガスが供給されるため、外筒19は流体流路形成部9、41、57よりも温度が高くなる。
このため、流体流路形成部9、41、57と外筒19で温度差が生じ、双方が一体構造で接続されていると軸方向の応力が発生することが懸念される。
このような応力を緩和するため、流体流形成部9、41、57を一体的に形成するのではなく、軸方向(上下方向)で分割して応力が発生しないようにするのが好ましい。
例えば、実施の形態1の気液混合器1の場合であれば、図7に示すように、液体供給口11の近傍で分割して、流体流路形成部9の上流側(下側)を小径の管部材9aとし、下流側(上側)を大径の管部材9bとして、小径の管部材9aの端部を大径の管部材9bに挿入するようにすればよい。
これにより、流体流形成部9と外筒19で温度差が生じても小径の管部材9aと大径の管部材9bが相対移動できるため、軸方向の応力の発生を防止することができる。
また、流体流路形成部9を分割することで、気液混合器1の分解やメンテナンスが容易になるという効果も得られる。
なお、上記のような構造を実施する場合において、組立やメンテナンスをさらに容易にするため、図8に示すように、外筒19を下側の外筒19Aと上側の外筒19Bに分割すると共に、下側の外筒19Aに小径の管部材9aを、上側の外筒19Bに大径の管部材9bをそれぞれ固定し、分割した外筒19A、19Bにそれぞれフランジ部61a、61bを取り付け、フランジ部61a、61bをボルト接合することで外筒19A、19Bを接合するようにしてもよい。
また、図9に示すように、外筒19の両端にフランジ部63、65を、また小径の管部材9aにフランジ部67を、さらに大径の管部材9bにフランジ部69をそれぞれ取り付け、フランジ部63とフランジ部67、及びフランジ部65とフランジ部69をそれぞれボルト接合するようにしてもよい。
図4に示した実施の形態3の気液混合器45、図5に示した実施の形態4の気液混合器47についても上記と同様に流体流路形成部9を分割構造にすることができる。
また、実施の形態2に示した気液混合器39の流体流路形成部41の場合には、図10に示すように、のど部43に嵌合部を設けるようにすればよい。具体的にはのど部43の上流側を小径部43a、下流側を大径部43bとし、小径部43aを大径部43bに挿入する構造にすればよい。のど部43では液体の流速が増すので、吸引効果によって流体流路形成部41を流れる液体が嵌合部から外部に漏れるのが防止される。
なお、嵌合部を設けるのはのど部43に限定されず、例えばのど部43の下流側の拡径部に設けてもよい。
また、上記の実施の形態においては気体供給部3が空洞のものを示したが、供給される気体を分散・整流して偏流を防止するための充填物を気体供給部3に充填するようにしてもよい。
例えば、実施の形態1の気液混合器1の気体供給部3に充填物71を充填する場合、図11に示すように、充填物71を円筒体に一体成形して充填するようにすればよい。
充填物71としては、多孔質状のもの、球体を集めて接着剤で固定したもの、あるいは波板状のプレートやメッシュを組み合わせたもの、あるいは特許文献1に開示されているブロック状ばねを一体型に加工したもの等でもよい。
なお図8に示した外筒19を上下二分割したようなものの場合、一体成形した充填物71を図12に示すように、鍔部71aを有する鍔付き形状にして、図13に示すように、鍔部71aをフランジ部61a、61bで挟持することで外筒19に固定するようにしてもよい。
図14は、図10に示した気液混合器39に充填物71を充填した例を示し、図15は実施の形態4の気液混合器47の流体流路形成部9を2分割にしたものに充填物71を充填した例を示している。
充填物71を充填することで、供給される気体を整流して偏流を防止できると共にウォータハンマー現象を抑制できるという効果も奏する。
1 気液混合器(実施の形態1)
2 本体部
3 気体供給部
5 気体供給管
7 気体供給管接続部
9 流体流路形成部
9a 小径の管部材
9b 大径の管部材
11 液体供給口
13 混合流体排出口
15 液体供給管
17 混合流体排出管
19 外筒
19A 下側の外筒
19B 上側の外筒
21 仕切り壁
23 気体供給孔
25 貯留槽
27 蒸発ガス抜出し管
29 蒸発ガス圧縮機
30 調節弁
31 送出管
33 プライマリポンプ
35 セカンダリポンプ
37 気化器
39 気液混合器(実施の形態2)
41 流体流路形成部
43 のど部
45 気液混合器(実施の形態3)
47 気液混合器(実施の形態4)
49 ベーパーベルト
19a 拡径部
51 通気孔
53 通気壁
55 気液混合器(実施の形態5)
57 流体流路形成部
59 筒状体
61a、61b、63、65、67、69 フランジ部
71 充填物
71a 鍔部

Claims (6)

  1. 液体に気体を直接接触させて前記液体に前記気体を混合、溶解、あるいは前記気体を液化させる気液混合器であって、
    前記液体及び気体と液体の混合流体が通流する流体流路を形成する筒状の流体流路形成部と、設置した状態で前記流体流路形成部の下部側となる部位に設けられ前記流体流路形成部に液体を供給する液体供給口と、設置した状態で前記流体流路形成部の上部側となる部位に設けられて前記流体流路形成部から流出する混合流体を排出する混合流体排出口とを有する本体部と、
    前記流体流路形成部の外側又は内側に設けられて前記流体流路形成部を通流する液体に気体を供給する気体供給部と、
    該気体供給部に気体を供給する気体供給管が接続される気体供給管接続部とを備えてなり、
    前記気体供給部は、前記流体流路形成部の内部を通流する液体と気体供給部に供給された気体との間を仕切るように設けられた仕切り壁を有し、該仕切り壁は供給された気体を前記液体に供給する気体供給孔を少なくとも1つ有してなり、
    前記気体供給管接続部は、設置状態において全ての前記気体供給孔の位置よりも上方の位置に設けられていることを特徴とする気液混合器。
  2. 前記流体流路形成部は、ベンチュリ形状に形成されており、前記気体供給孔は、前記ベンチュリ形状におけるのど部よりも下流側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の気液混合器。
  3. 前記気体供給部に、複数の気体供給管接続部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の気液混合器。
  4. 前記気体供給管接続部は、前記気体供給管から供給された気体を周方向にまわり込ませるための空間であるベーパーベルトを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の気液混合器。
  5. 前記流体流路形成部を流路方向で2分割された筒状部材で形成し、該2分割された筒状部材の下側に配置される筒状部材の上端部を、上側に配置される筒状部材の下端部に挿入したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の気液混合器。
  6. 前記気体供給部に供給された気体を分散する充填物を充填したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の気液混合器。
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