JP2017017896A - ドライブ回路およびモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動スイッチのオンオフに要する消費電力の増大を抑制できるドライブ回路を提供する。
【解決手段】駆動スイッチQ1Uのスイッチング動作により負荷16を駆動する電圧Vを生成するドライブ回路18Uであって、駆動スイッチのオンオフを制御する極性信号Sを出力する制御回路12と、極性信号を伝達するパルストランス15Uと、パルストランスと駆動スイッチのゲート端子Gに電気的に接続され、極性信号に基づいて駆動スイッチのゲート端子に蓄積された電荷を放電させる放電回路20とを備え、駆動スイッチは、第1の極性の極性信号がパルストランスを介してゲート端子に印加された場合にオン状態となり、極性信号による電荷をゲート端子に蓄積することでオン状態を維持し、第1の極性とは異なる第2の極性の極性信号がパルストランスを介して放電回路に印加された場合に、放電回路により蓄積された電荷が放電されてオフ状態となる。
【選択図】図1

Description

本実施の形態は、ドライブ回路およびモジュールに関する。
スイッチング方式のドライブ回路では、例えば特許文献1に開示のように、1次側からパルストランスを介して2次側の制御ICに信号を送り、これにより2次側の制御ICによって2次側に設けられた駆動スイッチのオンオフを制御して出力電圧を生成する構成が知られている。
特開2011−259673号公報
特許文献1に開示のようなドライブ回路では、1次側からの信号をパルストランスを介して受信する2次側の制御ICはその駆動電圧を電源からの供給により賄っているため、駆動スイッチをオンオフする際に余分な電力を消費してしまう問題があった。
本実施の形態は、駆動スイッチのオンオフに要する消費電力の増大を抑制できるドライブ回路およびこのドライブ回路を搭載したモジュールを提供する。
本実施の形態の一態様によれば、第1の電源から供給される電圧から駆動スイッチのスイッチング動作により負荷を駆動させる出力電圧を生成するドライブ回路であって、前記駆動スイッチのオンオフを制御するための極性信号を出力する制御回路と、前記制御回路に電気的に接続され、前記制御回路から出力された前記極性信号を伝達するパルストランスと、前記パルストランスと前記駆動スイッチのゲート端子に電気的に接続され、前記極性信号に基づいて前記駆動スイッチの前記ゲート端子に蓄積された電荷を放電させる放電回路とを備え、前記駆動スイッチは、第1の極性の前記極性信号が前記パルストランスを介して前記ゲート端子に印加された場合にオン状態となり、前記極性信号による電荷を前記ゲート端子に蓄積することで前記オン状態を維持し、前記第1の極性とは異なる第2の極性の前記極性信号が前記パルストランスを介して前記放電回路に印加された場合に、前記放電回路により前記ゲート端子に蓄積された電荷が放電されてオフ状態となるドライブ回路が提供される。
本実施の形態の他の態様によれば、上記のドライブ回路を搭載したモータモジュールが提供される。
本実施の形態の他の態様によれば、上記のドライブ回路を搭載した電源モジュールが提供される。
本実施の形態の他の態様によれば、上記のドライブ回路を搭載した双方向出力電源モジュールが提供される。
本実施の形態によれば、駆動スイッチのオンオフに要する消費電力の増大を抑制できるドライブ回路およびこのドライブ回路を搭載したモジュールを提供することができる。
第1の実施の形態に係るドライブ回路を適用したモータモジュールを示した図。 第1の実施の形態に係るドライブ回路の一連の動作における各信号波形を示したタイミングチャート。 第1の実施形態に係るドライブ回路を適用した変形例にかかる電源モジュールを示した図。 第2の実施の形態に係るドライブ回路を適用した双方向出力電源モジュールを示した図。 第3の実施の形態に係るドライブ回路を適用した双方向出力電源モジュールを示した図。 第4の実施の形態に係るドライブ回路を適用した双方向出力電源モジュールを示した図。 図6に示すリセットドライブオンオフ回路25の詳細構成を説明する回路構成図。 第2〜第4の実施の形態に係るドライブ回路を適用した双方向出力電源モジュールにおいて、駆動スイッチQ6、Q7が連続オン動作時の動作波形例であって、(a)A1端子における入力制御電圧VA1波形、(b)B1端子における入力制御電圧VB1波形、(c)A2端子における電圧VA2波形、(d)B2端子における電圧VB2波形、(e)共通ゲート端子CTにおけるVCT波形。 第2〜第4の実施の形態に係るドライブ回路を適用した双方向出力電源モジュールにおいて、駆動スイッチQ6、Q7が連続オフ動作時の動作波形例であって、(a)A1端子における入力制御電圧VA1波形、(b)B1端子における入力制御電圧VB1波形、(c)A2端子における電圧VA2波形、(d)B2端子における電圧VB2波形、(e)共通ゲート端子CTにおけるVCT波形。 第2〜第4の実施の形態に係るドライブ回路を適用した双方向出力電源モジュールにおいて、駆動スイッチQ6、Q7のオンオフ動作時の動作波形例であって、(a)A1端子における入力制御電圧VA1波形、(b)B1端子における入力制御電圧VB1波形、(c)A2端子における電圧VA2波形、(d)B2端子における電圧VB2波形、(e)共通ゲート端子CTにおけるVCT波形。
次に、図面を参照して、本実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各構成部品の厚みと平面寸法との関係等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
又、以下に示す実施の形態は、この技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この実施の形態は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の電源としての直流電源Eと、ドライブ回路10と、負荷としてのモータユニット(M)16とを備えたモータモジュール1を示した図である。
直流電源Eは、正極端から例えば100Vの第1の電圧としての電圧V1を供給し、負極端から第2の電圧としての電圧V2を供給する電源である。
ドライブ回路10は、駆動スイッチQ1Uと、駆動スイッチQ1Dと、制御回路12と、パルストランス15Uと、パルストランス15Dと、駆動スイッチドライブ回路18Uと、駆動スイッチドライブ回路18Dとを備えており、直流電源Eに基づいて出力電圧Vを生成して出力する。
駆動スイッチQ1Uは、例えばNMOSトランジスタであり、ドレイン端子Dが直流電源Eの正極端に接続されており、ソース端子Sがモータユニット(M)16に接続されている。
駆動スイッチQ1Dは、例えばNMOSトランジスタであり、ドレイン端子Dが駆動スイッチQ1Uのソース端子Sとモータユニット(M)16とに接続されており、ソース端子Sが直流電源Eの負極端に接続されている。
ここで、駆動スイッチQ1Uのソース端子Sと駆動スイッチQ1Dのドレイン端子Dとの接続点をノードNd1と称する。モータユニット(M)16は、ノードNd1において、駆動スイッチQ1Uのソース端子Sと、駆動スイッチQ1Dのドレイン端子Dとに接続されている。
駆動スイッチQ1Uは、オン状態のときにノードNd1に電圧V1を出力する。このとき、出力電圧Vは電圧V1となる。
駆動スイッチQ1Dは、オン状態のときにノードNd1に電圧V2を出力する。このとき、出力電圧Vは電圧V2となる。
制御回路12は、モータユニット(M)16に接続されている。制御回路12は、モータユニット16の回転数を監視し、この回転数に基づいて、駆動スイッチQ1Uと駆動スイッチQ1Dとのオンオフを制御するための極性信号Sを出力する。ここで、制御回路12は、極性信号Sとして、第1極性としての正極性の信号または該第1の極性とは極性の異なる第2の極性としての負極性の信号のいずれかを出力する。ここで、制御回路12が駆動スイッチドライブ回路18Uに対して出力する極性信号Sを極性信号S1、駆動スイッチドライブ回路18Dに対して出力する極性信号Sを極性信号S2と称する。
パルストランス15Uは、1次側インダクタンスL1Uと、2次側インダクタンスL2Uとを備えている。パルストランス15Uは、制御回路12に電気的に接続されており、制御回路12から出力された極性信号S1を伝達する。
1次側インダクタンスL1Uは、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端が制御回路12に接続され、他端がコンデンサC2を介して制御回路12に接続されている。1次側インダクタンスL1Uは、制御回路12から出力される信号を2次側インダクタンスL2Uに伝送する。
2次側インダクタンスL2Uは、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端が駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gと電気的に接続され、他端が駆動スイッチQ1Uのソース端子Gと電気的に接続されている。
駆動スイッチドライブ回路18Uは、パルストランス15Uと駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gとに接続されており、制御回路12から出力されてパルストランス15Uを介して供給される極性信号S1に基づいて駆動スイッチQ1Uのオンオフを制御する。
駆動スイッチドライブ回路18Dは、パルストランス15Dと駆動スイッチQ1Dのゲート端子Gとに接続されており、制御回路12から出力されてパルストランス15Dを介して供給される極性信号S2に基づいて駆動スイッチQ1Dのオンオフを制御する。なお、駆動スイッチQ1Dは、駆動スイッチQ1Uと異なるタイミングでオンオフ制御される。
モータモジュール1は、ドライブ回路10から供給される出力電圧Vに基づいて動作する。
(駆動スイッチドライブ回路)
図1を用いて、第1の実施の形態に係る駆動スイッチドライブ回路18Uの詳細構成を説明する。なお、駆動スイッチドライブ回路18Dについても同様である。
駆動スイッチドライブ回路18Uは、ダイオードD1と、放電回路20と、リセット回路8とを備える。なお、駆動スイッチドライブ回路18Dも同様となっている。なお、駆動スイッチドライブ回路18Uにおいて、少なくともリセット回路8は必須の構成ではなく好適例である。
ダイオードD1は、アノード端子が2次側インダクタンスL2Uの一端に接続されており、カソード端子が駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに接続されている。言い換えれば、2次側インダクタンスL2Uの一端は、ダイオードD1を介して駆動スイッチQ1Uのゲート端子に接続されている。ダイオードD1が2次側インダクタンスL2Uと駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gとの間で上記接続関係となっていることにより、駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに蓄積された電荷が2次側インダクタンスL2Uにリークすることを防止できる。
放電回路20は、第1のダイオードとしてのダイオードD2と、放電トランジスタQ2とを備え、駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gと2次側インダクタンスL2Uとに接続されている。
ダイオードD2は、アノード端子が駆動スイッチQ1Uのゲート端子GとダイオードD1のカソード端子とに接続されており、言い換えれば、放電回路20は、ダイオードD1を介して2次側インダクタンスL2Uの一端に接続されている。
放電トランジスタQ2は、例えばNMOSトランジスタであり、ドレイン端子DがダイオードD2のカソード端子と接続されている。言い換えれば、放電トランジスタQ2のドレイン端子Dは、ダイオードD2を介して駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに接続されている。また、放電トランジスタQ2はゲート端子Gが2次側インダクタンスL2Uの他端に接続されている。また、放電トランジスタQ2は、ソース端子Sが2次側インダクタンスL2Uのうちの一端と他端との間の中端に接続されている。
リセット回路8は、ダイオードD4と、第1のコンデンサとしてのコンデンサC4と、第1の抵抗素子としての抵抗素子R4と、ダイオードD3と、リセットトランジスタQ3とを備えている。
ダイオードD4は、アノード端子がダイオードD1のアノード端子と2次側インダクタンスL2Uの一端とに接続されている。
コンデンサC4は、一端がダイオードD4のカソード端子に接続されており、他端が2次側インダクタンスL2Uの他端と接続されている。
抵抗素子R4は、一端がダイオードD4のカソード端子とコンデンサC4の一端とに接続されており、他端が2次側インダクタンスL2Uの他端に接続されている。
ダイオードD3は、アノード端子が駆動スイッチQ1Uのゲート端子GとダイオードD1のカソード端子とに接続されている。
リセットトランジスタQ3は、例えばPMOSトランジスタであり、ソース端子SがダイオードD3のカソード端子に接続されており、ゲート端子GがダイオードD4のカソード端子とコンデンサC4の一端と抵抗素子R4の一端とに接続されており、ドレイン端子Dが2次側インダクタンスL2Uの他端に接続されている。
(駆動スイッチドライブ回路の動作)
駆動スイッチドライブ回路18Uは、制御回路12から出力された正極性の極性信号S1がパルストランス15Uを介して駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに印加された場合には、正の電荷がゲート端子に供給されることから駆動スイッチQ1Uはオン状態となり、正極性の極性信号S1による電荷をゲート端子Gに蓄積することでオン状態を維持する。これにより、電圧V1を出力電圧Vとしてモータユニット16に供給する。このとき、放電トランジスタQ2は、ゲート端子Gに2次側インダクタンスL2Uの他端の信号レベルが印加され、ソース端子Sにはそれよりも信号レベルが高い中端の信号レベルが印加されるためオフする。
また、制御回路12から出力された負極性の極性信号S1がパルストランス15Uを介して放電回路20に印加された場合には、放電トランジスタQ2のゲート端子Gに2次側インダクタンスL2Uの他端の信号レベルが印加されるとともにソース端子Sに2次側インダクタンスL2Uのそれよりも信号レベルが低い中端の信号レベルが印加されることから放電トランジスタQ2はオンし、これにより駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに蓄積された電荷が放電されて駆動スイッチQ1Uはオフ状態となる。
つまり、放電回路20は、負極性の極性信号S1がパルストランス15Uを介して印加された場合に、駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに蓄積されている電荷を放電させる。
駆動スイッチドライブ回路18Uは、以上のようにして、制御回路12から出力される極性信号S1に基づいて駆動スイッチQ1Dのオンオフを制御する。
また、駆動スイッチドライブ回路18Dは、同様にして、制御回路12から出力される極性信号S2に基づいて駆動スイッチQ1Uのオンオフを制御する。
そして、ドライブ回路10は、駆動スイッチドライブ回路18Uと駆動スイッチドライブ回路18Dとにより駆動スイッチQ1Uと駆動スイッチQ1Dとを交互にオンさせて、出力電圧Vとしての電圧V1と電圧V2とを交互にモータユニット16に供給する。これにより、モータユニット16は動作を行う。
ここで、駆動スイッチドライブ回路18Uのリセット回路8においては、正極性の極性信号S1が途絶えて第1の所定期間が経過し、例えば満充電状態であったコンデンサC4の電荷が抵抗素子R4を介して放電されてリセットトランジスタQ3のゲート端子Gに印加される電圧が所定値以下になると、放電回路20がオン状態にあるか否かに関わらず、リセットトランジスタQ3がオンして駆動スイッチQ1Uのゲート端子に蓄積された電荷を引き抜く役割を果たす。これにより、駆動スイッチドライブ回路18Uは、制御回路12による駆動スイッチQ1Uの制御が行われない場合等に、確実に駆動スイッチQ1Uのゲート端子に蓄積された電荷を引き抜いてオフさせることで、駆動スイッチQ1Uがゲート端子Gに残留した電荷により意図せずしてオン状態となることを防止でき、駆動スイッチQ1Uを介して供給される電源をモータユニット16等の負荷に供給することを防止でき、ひいては負荷の誤動作を防止することができる。なお、この点は駆動スイッチドライブ回路18Dについても同様である。
なお、駆動スイッチQ1Uにおいては、ゲート端子Gに蓄積された電荷が時間経過に伴うリークにより外部に放出されてしまい、意図せずしてオフ状態になってしまうおそれがある。これに対し、制御回路12は、駆動スイッチQ1Uのオン状態を維持する場合に、第1の所定期間よりも短い第2の所定期間経過ごとに正極性の極性信号S1を出力するようにしても良い。これにより、制御回路12から正極性の極性信号S1を一度、パルストランス15Uを介して駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに供給する場合に比べて、より安定的に駆動スイッチQ1Uに蓄積される電荷を保持してオン状態を継続させることができる。なお、以上の点は駆動スイッチQ1Dの場合においても同様である。
(ドライブ回路の動作)
図2は、図1に示したドライブ回路10の一連の動作における各信号波形を示したタイミングチャートである。ドライブ回路10は、時刻t1〜t2、t3〜t4、およびt5〜t6の第1の所定期間としての期間Aで駆動スイッチQ1Uがオンし駆動スイッチQ1Dがオフし、時刻t2〜t3、およびt4〜t5の第1の所定期間としての期間Bで駆動スイッチQ1Uがオフし駆動スイッチQ1Dがオンする。なお、時刻t0〜t6は、各信号波形に対して共通である。また、期間Aは例えば10msであり、極性信号S1のパルス幅は例えば2msである。また、期間Bは例えば10msであり、極性信号S2のパルス幅は例えば2msである。
時刻t0〜t1においては、モータユニット16が動作状態であり、駆動スイッチQ1Uがオフ状態であり駆動スイッチQ1Dがオン状態となっている。このため、出力電圧Vは例えば0Vとなっている。
時刻t1で、制御回路12から出力された正極性の極性信号S1が駆動スイッチドライブ回路18Uに供給されて駆動スイッチQ1Uはオン状態となり、制御回路12から出力された負極性の極性信号S2が駆動スイッチドライブ回路18Dに供給されて駆動スイッチQ1Dはオフ状態となる。これにより、ノードNd1の出力電圧Vは上昇するため、モータユニット16の回転数は上昇する。
時刻t2で、モータユニット16の回転数が所定数以上になったことを制御回路12が検出すると、制御回路12から出力された負極性の極性信号S1が駆動スイッチドライブ回路18Uに供給されて駆動スイッチQ1Uはオフ状態となり、制御回路12に出力された正極性の極性信号S2が駆動スイッチドライブ回路18Dに供給されて駆動スイッチQ1Dはオン状態となる。これにより、ノードNd1の出力電圧Vは下降し、モータユニット16の回転数は低下する。
時刻t3で、モータユニット16の回転数が所定数未満になったことを制御回路12が検出すると、制御回路12から正極性の極性信号S1が駆動スイッチドライブ回路18Uに供給されて駆動スイッチQ1Uはオン状態となり、制御回路12から負極性の極性信号S2が駆動スイッチドライブ回路18Dに供給されて駆動スイッチQ1Dはオフ状態となる。これにより、ノードNd1の出力電圧Vは上昇するため、モータユニット16の回転数は再び上昇する。
時刻t4およびt6では、時刻t2の場合と同様であり、時刻t5では、時刻t3の場合と同様であるので割愛する。
以上、第1の実施形態にかかるドライブ回路10によれば、制御回路12から出力された正極性の極性信号S1をパルストランス15を介して駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに供給して該ゲート端子Gに正極性の極性信号S1に基づく電荷を蓄積させることで駆動スイッチQ1Uをオン状態を維持するとともに、制御回路12から出力された負極性の極性信号S1をパルストランス15を介して放電回路20に供給することで駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに蓄積された電荷を放電させてオフ状態とすることとしたので、駆動スイッチQ1Uをオン状態を維持する場合に常時ゲート端子Gに電圧を印加する必要がない。このため、駆動スイッチのオンオフに要する無駄な消費電力の増大を抑制できる。
(変形例)
図3は、直流電源Eと、ドライブ回路10と、コイルLと、コンデンサCと、負荷16Aとを備えた電源モジュール1Aを示した図である。なお、図1に示した第1の実施形態にかかるモータモジュール1と同様の構成については、同一番号を付してその説明を適宜省略する。
ドライブ回路10は、駆動スイッチQ1Uと、駆動スイッチQ1Dと、制御回路12と、パルストランス15Uと、パルストランス15Dと、駆動スイッチドライブ回路18Uと、駆動スイッチドライブ回路18Dとを備えており、コイルLと、コンデンサCと共に直流電源Eに基づいて出力電圧Vを生成して出力する。
コイルLは、一端が駆動スイッチQ1Uのソース端子Sと駆動スイッチQ1Dのドレイン端子Dとの接続であるノードNd1に接続されている。
コンデンサCは、一端がコイルLの他端に接続され、他端が接地電位(GND)に接続されている。
負荷16Aは、コンデンサCの一端に接続されており、ドライブ回路10から供給される出力電圧Vにより動作する。
ここで、コイルLの他端とコンデンサCの一端との接続点に発生する電圧が出力電圧Vとなる。
制御回路12は、コイルLの他端とコンデンサCの一端と負荷16Aとに接続されている。制御回路12は、出力電圧Vの状態を監視し、出力電圧Vのレベルに基づいて、駆動スイッチQ1Uと駆動スイッチQ1Dとのオンオフを制御するための極性信号Sを出力する。
(駆動スイッチドライブ回路の動作)
駆動スイッチドライブ回路18Uは、制御回路12から出力された正極性の極性信号S1がパルストランス15Uを介して駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに印加された場合には、正の電荷がゲート端子に供給されることから駆動スイッチQ1Uはオン状態となり、正極性の極性信号S1による電荷をゲート端子Gに蓄積することでオン状態を維持する。これにより、電圧V1を出力電圧Vとして負荷16Aに供給する。このとき、放電トランジスタQ2は、ゲート端子Gに2次側インダクタンスL2Uの他端の信号レベルが印加され、ソース端子Sにはそれよりも信号レベルが高い中端の信号レベルが印加されるためオフする。
また、制御回路12から出力された負極性の極性信号S1がパルストランス15Uを介して放電回路20に印加された場合には、放電トランジスタQ2のゲート端子Gに2次側インダクタンスL2Uの他端の信号レベルが印加されるとともにソース端子Sに2次側インダクタンスL2Uのそれよりも信号レベルが低い中端の信号レベルが印加されることから放電トランジスタQ2はオンし、これにより駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに蓄積された電荷が放電されて駆動スイッチQ1Uはオフ状態となる。
つまり、放電回路20は、負極性の極性信号S1がパルストランス15Uを介して印加された場合に、駆動スイッチQ1Uのゲート端子Gに蓄積されている電荷を放電させる。
駆動スイッチドライブ回路18Uは、以上のようにして、制御回路12から出力される極性信号S1に基づいて駆動スイッチQ1Uのオンオフを制御する。
また、駆動スイッチドライブ回路18Dは、同様にして、制御回路12から出力される極性信号S2に基づいて駆動スイッチQ1Dのオンオフを制御する。
そして、ドライブ回路10は、駆動スイッチドライブ回路18Uと駆動スイッチドライブ回路18Dとにより駆動スイッチQ1Uと駆動スイッチQ1Dとを交互にオンさせて、その出力をコイルLとコンデンサCで構成されたローパスフィルタにより直流電圧に変換して出力電圧Vを生成して負荷16Aに供給する。
第1の実施の形態によれば、駆動スイッチのオンオフに要する消費電力の増大を抑制できるドライブ回路を提供することができる。
また、第1の実施の形態によれば、上記のドライブ回路を搭載したモータモジュールを提供することができる。
また、第1の実施の形態の変形例によれば、上記のドライブ回路を搭載した電源モジュールを提供することができる。
(第2の実施の形態)
図4は、第2の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2を示した図である。
図4は、電源としてのAC電源VACと、ドライブ回路10と、負荷抵抗素子RLとを備えた双方向出力電源モジュール2を示した図である。
AC電源VACは、例えば100VのAC電圧を出力端子VOAと出力端子VOB間に接続された負荷抵抗素子RLに供給する電源である。
ドライブ回路10は、駆動スイッチQ6と、駆動スイッチQ7と、制御回路12と、パルストランス15Aと、パルストランス15Bと、駆動スイッチドライブ回路18とを備えており、AC直流電源VACに基づいて負荷抵抗素子RLを双方向に駆動している。
駆動スイッチQ6は、例えばNMOSトランジスタであり、ドレイン端子DがAC電源VACの一方に接続された出力端子VOAに接続されており、ソース端子Sが接地電位に接続されている。
駆動スイッチQ7は、例えばNMOSトランジスタであり、ドレイン端子Dが負荷抵抗素子RLを介してAC電源VACの他方に接続された出力端子VOBに接続されており、ソース端子Sが接地電位に接続されている。
ここで、駆動スイッチQ6のソース端子Sと駆動スイッチQ7のソース端子Sは、接地電位に共通に接続される。
制御回路12は、パルストランス15Aと、パルストランス15Bとに接続されている。制御回路12は、駆動スイッチQ6と駆動スイッチQ7とのオンオフを制御するための極性信号VA1と極性信号VB1とを出力する。ここで、制御回路12は、極性信号VA1として、第1極性としての正極性の信号または該第1の極性とは極性の異なる第2の極性としての負極性の信号のいずれかを出力する。同様に、制御回路12は、極性信号VB1として、第1極性としての正極性の信号または該第1の極性とは極性の異なる第2の極性としての負極性の信号のいずれかを出力する。ここで、制御回路12が駆動スイッチドライブ回路18に対して出力する極性信号を極性信号VA1および極性信号VB1と称する。
パルストランス15Aは、1次側インダクタンスL1Aと、2次側インダクタンスL2Aとを備えている。パルストランス15Aは、制御回路12に電気的に接続されており、制御回路12から出力された極性信号VA1を伝達する。
1次側インダクタンスL1Aは、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端が制御回路12に接続され、他端も制御回路12に接続されている。1次側インダクタンスL1Aは、制御回路12から出力される信号VA1を2次側インダクタンスL2Aに伝送する。
2次側インダクタンスL2Aは、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端が駆動スイッチQ6のゲート端子Gと、駆動スイッチQ7のゲート端子Gと電気的に接続され、他端が接地電位と電気的に接続されている。
パルストランス15Bは、1次側インダクタンスL1Bと、2次側インダクタンスL2Bとを備えている。パルストランス15Bは、制御回路12に電気的に接続されており、制御回路12から出力された極性信号VB1を伝達する。
1次側インダクタンスL1Bは、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端が制御回路12に接続され、他端も制御回路12に接続されている。1次側インダクタンスL1Bは、制御回路12から出力される信号VB1を2次側インダクタンスL2Bに伝送する。
2次側インダクタンスL2Bは、所定の巻数により構成されたコイルであり、放電回路20を構成する放電トランジスタQ8のゲート端子Gとに電気的に接続され、他端が接地電位と電気的に接続されている。
放電回路20を構成する放電トランジスタQ8のドレイン端子Dは、駆動スイッチQ6のゲート端子Gと、駆動スイッチQ7のゲート端子Gとに電気的に接続され、放電トランジスタQ8のソースSは、接地電位と電気的に接続されている。
駆動スイッチドライブ回路18は、パルストランス15Aおよびパルストランス15Bと、駆動スイッチQ6のゲート端子Gと、駆動スイッチQ7のゲート端子Gとに接続されており、制御回路12から出力されてパルストランス15A・15Bを介して供給される極性信号VA1・VB1に基づいて駆動スイッチQ6・Q7のオンオフを制御する。
放電回路20を構成する放電トランジスタQ8は、制御回路12から出力されてパルストランス15Bを介して供給される極性信号VB1に基づいて、駆動スイッチQ6・Q7のゲート端子Gに蓄積されたゲート電荷を接地電位レベルに放電可能である。
双方向出力電源モジュール2は、ドライブ回路10から供給されるオンオフ信号に基いてAC電源VACのAC電圧を出力端子VOAと出力端子VOB間に接続された負荷抵抗素子RLに供給する動作を行っている。
(駆動スイッチドライブ回路)
図4を用いて、第2の実施の形態に係る駆動スイッチドライブ回路18の詳細構成を説明する。
駆動スイッチドライブ回路18は、ダイオードD1と、放電回路20と、リセット回路8とを備える。なお、駆動スイッチドライブ回路18において、少なくともリセット回路8は必須の構成ではなく好適例である。また、抵抗素子R5および抵抗素子R6は、駆動スイッチQ6・Q7のゲートへの電流制限抵抗素子である。駆動スイッチドライブ回路18において、少なくとも電流制限抵抗素子R5・R6は必須の構成ではなく好適例である。
ダイオードD1は、アノード端子が2次側インダクタンスL2Aの一端に接続されており、カソード端子が駆動スイッチQ6のゲート端子Gに接続されている。言い換えれば、2次側インダクタンスL2Aの一端は、ダイオードD1を介して駆動スイッチQ6のゲート端子に接続されている。ダイオードD1が2次側インダクタンスL2Aと駆動スイッチQ6のゲート端子Gとの間で上記接続関係となっていることにより、駆動スイッチQ6のゲート端子Gに蓄積された電荷が2次側インダクタンスL2Aにリークすることを防止できる。
放電回路20は、放電トランジスタQ8を備え、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTと2次側インダクタンスL2Aとに接続されている。
パルストランス15Bの2次側インダクタンスL2Bの一端は、放電トランジスタQ8のゲート端子Gに接続されており、2次側インダクタンスL2Bの他端は、接地電位に接続され、放電トランジスタQ8のソース端子Sは、接地電位に接続されており、言い換えれば、放電回路20は、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTと2次側インダクタンスL2A・L2Bの他端(接地電位)に接続され、パルストランス15Bを介して供給される極性信号VB1に基づいて、駆動スイッチQ6・Q7のゲート端子Gに蓄積されたゲート電荷を接地電位に放電可能である。
リセット回路8は、ダイオードD4と、第1のコンデンサとしてのコンデンサC4と、第1の抵抗素子としての抵抗素子R4と、ダイオードD3と、リセットトランジスタQ3とを備えている。
ダイオードD4は、アノード端子がダイオードD1のアノード端子と2次側インダクタンスL2Aの一端とに接続されている。
コンデンサC4は、一端がダイオードD4のカソード端子に接続されており、他端が2次側インダクタンスL2Aの他端と接続されている。
抵抗素子R4は、一端がダイオードD4のカソード端子とコンデンサC4の一端とに接続されており、他端が2次側インダクタンスL2Aの他端に接続されている。
ダイオードD3は、アノード端子が駆動スイッチQ6のゲート端子GとダイオードD1のカソード端子とに接続されている。
リセットトランジスタQ3は、例えばPMOSトランジスタであり、ソース端子SがダイオードD3のカソード端子に接続されており、ゲート端子GがダイオードD4のカソード端子とコンデンサC4の一端と抵抗素子R4の一端とに接続されており、ドレイン端子Dが2次側インダクタンスL2AおよびL2Bの他端(接地電位)に接続されている。
(駆動スイッチドライブ回路の動作)
第2の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2において、駆動スイッチQ6、Q7のオンオフ動作時の動作波形例であって、A1端子における入力制御電圧VA1波形は、図10(a)に示すように表され、B1端子における入力制御電圧VB1波形は、図10(b)に示すように表され、A2端子における電圧VA2波形は、図10(c)に示すように表され、B2端子における電圧VB2波形は、図10(d)に示すように表され、共通ゲート端子CTにおけるVCT波形は、図10(e)に示すように表される。
駆動スイッチドライブ回路18は、制御回路12からA1端子に出力された負極性の極性信号VA1がパルストランス15Aの一次側に供給されて、2次側インダクタンスL2Aの一端のA2端子に出力された正極性の極性信号VA2が駆動スイッチQ6のゲート端子Gに印加された場合には、正の電荷がゲート端子Gに供給されることから駆動スイッチQ6はオン状態となり、正極性の極性信号VA2による電荷をゲート端子Gに蓄積することでオン状態を維持する。このとき、放電トランジスタQ8は、制御回路12からB1端子に出力された正極性の極性信号VB1がパルストランス15Bの一次側に供給されて、2次側インダクタンスL2Bの他端のB2端子には、負極性の極性信号VB2が印加され、放電トランジスタQ8のゲート端子Gにはオフ状態の信号レベルが印加されるためオフする。したがって、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTの電位は、ハイレベルになるON状態が維持される。
また、制御回路12から出力された負極性の極性信号VB1がパルストランス15Bを介して、2次側インダクタンスL2Bの他端のB2端子には、正極性の極性信号VB2が印加され、放電トランジスタQ8のゲート端子Gにはオン状態の信号レベルが印加される場合には、放電トランジスタQ8はオンし、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTの電位は、ローレベルになるOFF状態が維持される。
つまり、放電回路20を構成する放電トランジスタQ8は、負極性の極性信号VB1がパルストランス15Bを介して印加された場合に、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積されている電荷を放電させる。
駆動スイッチドライブ回路18は、以上のようにして、制御回路12から出力される極性信号VA1・VB1に基づいて駆動スイッチQ6・Q7のオンオフを制御する。
そして、ドライブ回路10は、駆動スイッチドライブ回路18により駆動スイッチQ6と駆動スイッチQ7とを同時にオンオフさせて、AC直流電源VACに基づいて負荷抵抗素子RLを双方向に駆動している。
ここで、駆動スイッチドライブ回路18のリセット回路8においては、正極性の極性信号VA1が途絶えて第1の所定期間が経過し、例えば満充電状態であったコンデンサC4の電荷が抵抗素子R4を介して放電されてリセットトランジスタQ3のゲート端子Gに印加される電圧が所定値以下になると、放電回路20を構成する放電トランジスタQ8がオン状態にあるか否かに関わらず、リセットトランジスタQ3がオンして駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積された電荷を引き抜く役割を果たす。これにより、駆動スイッチドライブ回路18は、制御回路12による駆動スイッチQ6・Q7の制御が行われない場合等に、確実に駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積された電荷を引き抜いてオフさせることで、駆動スイッチQ6・Q7が共通ゲート端子CTに残留した電荷により意図せずしてオン状態となることを防止でき、ひいては負荷の誤動作を防止することができる。
なお、駆動スイッチQ6・Q7においては、共通ゲート端子CTに蓄積された電荷が時間経過に伴うリークにより外部に放出されてしまい、意図せずしてオフ状態になってしまうおそれがある。これに対し、制御回路12は、駆動スイッチQ6・Q7のオン状態を維持する場合に、第1の所定期間よりも短い第2の所定期間経過ごとに正極性の極性信号VA1を出力するようにしても良い。これにより、制御回路12から正極性の極性信号VA1を一度、パルストランス15Aを介して駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに供給する場合に比べて、より安定的に駆動スイッチQ6・Q7に蓄積される電荷を保持してオン状態を継続させることができる。
(ドライブ回路の別の動作波形例)
第2の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2において、駆動スイッチQ6、Q7が連続オン動作時の動作波形例であって、A1端子における入力制御電圧VA1波形は、図8(a)に示すように表され、B1端子における入力制御電圧VB1波形は、図8(b)に示すように表され、A2端子における電圧VA2波形は、図8(c)に示すように表され、B2端子における電圧VB2波形は、図8(d)に示すように表され、共通ゲート端子CTにおけるVCT波形は、図8(e)に示すように表される。
また、第2の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2において、駆動スイッチQ6、Q7が連続オフ動作時の動作波形例であって、A1端子における入力制御電圧VA1波形は、図9(a)に示すように表され、B1端子における入力制御電圧VB1波形は、図9(b)に示すように表され、A2端子における電圧VA2波形は、図9(c)に示すように表され、B2端子における電圧VB2波形は、図9(d)に示すように表され、共通ゲート端子CTにおけるVCT波形は、図9(e)に示すように表される。
第2の実施の形態によれば、駆動スイッチのオンオフに要する消費電力の増大を抑制できるドライブ回路を提供することができる。
第2の実施の形態によれば、上記のドライブ回路を搭載した双方向出力電源モジュールを提供することができる。
(第3の実施の形態)
図5は、第3の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2を示した図である。
図5は、電源としてのAC電源VACと、ドライブ回路10と、負荷抵抗素子RLとを備えた双方向出力電源モジュール2を示した図である。
AC電源VACは、例えば100VのAC電圧を出力端子VOAと出力端子VOB間に接続された負荷抵抗素子RLに供給する電源である。
ドライブ回路10は、駆動スイッチQ6と、駆動スイッチQ7と、制御回路12と、パルストランス15Aと、パルストランス15Bと、駆動スイッチドライブ回路18とを備えており、AC直流電源VACに基づいて負荷抵抗素子RLを双方向に駆動している。
駆動スイッチQ6は、例えばNMOSトランジスタであり、ドレイン端子DがAC電源VACの一方に接続された出力端子VOAに接続されており、ソース端子Sが接地電位に接続されている。
駆動スイッチQ7は、例えばNMOSトランジスタであり、ドレイン端子Dが負荷抵抗素子RLを介してAC電源VACの他方に接続された出力端子VOBに接続されており、ソース端子Sが接地電位に接続されている。
ここで、駆動スイッチQ6のソース端子Sと駆動スイッチQ7のソース端子Sは、接地電位に共通に接続される。
制御回路12は、パルストランス15Aと、パルストランス15Bとに接続されている。制御回路12は、駆動スイッチQ6と駆動スイッチQ7とのオンオフを制御するための極性信号VA1と極性信号VB1とを出力する。ここで、制御回路12は、極性信号VA1として、第1極性としての正極性の信号または該第1の極性とは極性の異なる第2の極性としての負極性の信号のいずれかを出力する。同様に、制御回路12は、極性信号VB1として、第1極性としての正極性の信号または該第1の極性とは極性の異なる第2の極性としての負極性の信号のいずれかを出力する。ここで、制御回路12が駆動スイッチドライブ回路18に対して出力する極性信号を極性信号VA1および極性信号VB1と称する。
パルストランス15Aは、1次側インダクタンスL3と、2次側インダクタンスL4とを備えている。パルストランス15Aは、制御回路12にコンデンサC1を介して電気的に接続されており、制御回路12から出力された極性信号VA1を伝達する。
1次側インダクタンスL3は、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端が制御回路12にコンデンサC1を介して接続され、他端も制御回路12に接続されている。1次側インダクタンスL3は、制御回路12から出力される信号VA1を2次側インダクタンスL4に伝送する。
2次側インダクタンスL4は、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端が駆動スイッチQ6のゲート端子Gと、駆動スイッチQ7のゲート端子Gとに電気的に接続され、他端が接地電位と電気的に接続されている。
パルストランス15Bは、パルストランス15Aと共通の1次側インダクタンスL3と、2次側インダクタンスL5とを備えている。パルストランス15Bは、制御回路12にコンデンサC1を介して電気的に接続されており、制御回路12から出力された極性信号VB1を伝達する。
1次側インダクタンスL3は、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端がコンデンサC1を介して制御回路12に接続され、他端も制御回路12に接続されている。1次側インダクタンスL3は、制御回路12から出力される信号VB1を2次側インダクタンスL5に伝送する。
2次側インダクタンスL5は、所定の巻数により構成されたコイルであり、放電回路20を構成する放電トランジスタQ8のゲート端子Gと電気的に接続され、他端が接地電位と電気的に接続されている。
放電回路20を構成する放電トランジスタQ8のドレイン端子Dは、駆動スイッチQ6のゲート端子Gと、駆動スイッチQ7のゲート端子Gとに電気的に接続され、放電トランジスタQ8のソースSは、接地電位と電気的に接続されている。
駆動スイッチドライブ回路18は、パルストランス15Aおよびパルストランス15Bと、駆動スイッチQ6のゲート端子Gと、駆動スイッチQ7のゲート端子Gとに接続されており、制御回路12から出力されてパルストランス15A・15Bを介して供給される極性信号VA1・VB1に基づいて駆動スイッチQ6・Q7のオンオフを制御する。
放電回路20を構成する放電トランジスタQ8は、制御回路12から出力されてパルストランス15Bを介して供給される極性信号VB1に基づいて、駆動スイッチQ6・Q7のゲート端子Gに蓄積されたゲート電荷を接地電位レベルに放電可能である。
双方向出力電源モジュール2は、ドライブ回路10から供給されるオンオフ信号に基いてAC電源VACのAC電圧を出力端子VOAと出力端子VOB間に接続された負荷抵抗素子RLに供給する動作を行っている。
(駆動スイッチドライブ回路)
図5を用いて、第3の実施の形態に係る駆動スイッチドライブ回路18の詳細構成を説明する。
駆動スイッチドライブ回路18は、ダイオードD1と、放電回路20と、リセット回路8とを備える。なお、駆動スイッチドライブ回路18において、少なくともリセット回路8は必須の構成ではなく好適例である。また、抵抗素子R5および抵抗素子R6は、駆動スイッチQ6・Q7のゲートへの電流制限抵抗素子である。駆動スイッチドライブ回路18において、少なくとも電流制限抵抗素子R5・R6は必須の構成ではなく好適例である。
ダイオードD1は、アノード端子が2次側インダクタンスL4の一端に接続されており、カソード端子が駆動スイッチQ6のゲート端子Gに接続されている。言い換えれば、2次側インダクタンスL4の一端は、ダイオードD1を介して駆動スイッチQ1のゲート端子に接続されている。ダイオードD1が2次側インダクタンスL4と駆動スイッチQ6のゲート端子Gとの間で上記接続関係となっていることにより、駆動スイッチQ6のゲート端子Gに蓄積された電荷が2次側インダクタンスL4にリークすることを防止できる。
放電回路20は、放電トランジスタQ8を備え、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTと2次側インダクタンスL4とに接続されている。
パルストランス15Bの2次側インダクタンスL5の一端は、放電トランジスタQ8のゲート端子Gに接続されており、2次側インダクタンスL5の他端は、接地電位に接続され、放電トランジスタQ8のソース端子Sは、接地電位に接続されており、言い換えれば、放電回路20は、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTと2次側インダクタンスL4・L5の他端(接地電位)に接続され、パルストランス15Bを介して供給される極性信号VB1に基づいて、駆動スイッチQ6・Q7のゲート端子Gに蓄積されたゲート電荷を接地電位に放電可能である。
リセット回路8は、ダイオードD4と、第1のコンデンサとしてのコンデンサC4と、第1の抵抗素子としての抵抗素子R4と、ダイオードD3と、リセットトランジスタQ3とを備えている。
ダイオードD4は、アノード端子がダイオードD1のアノード端子と2次側インダクタンスL4の一端とに接続されている。
コンデンサC4は、一端がダイオードD4のカソード端子に接続されており、他端が2次側インダクタンスL4の他端と接続されている。
抵抗素子R4は、一端がダイオードD4のカソード端子とコンデンサC4の一端とに接続されており、他端が2次側インダクタンスL4の他端に接続されている。
ダイオードD3は、アノード端子が駆動スイッチQ6のゲート端子GとダイオードD1のカソード端子とに接続されている。
リセットトランジスタQ3は、例えばPMOSトランジスタであり、ソース端子SがダイオードD3のカソード端子に接続されており、ゲート端子GがダイオードD4のカソード端子とコンデンサC4の一端と抵抗素子R4の一端とに接続されており、ドレイン端子Dが2次側インダクタンスL4およびL5の他端(接地電位)に接続されている。
(駆動スイッチドライブ回路の動作)
第3の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2において、駆動スイッチQ6、Q7のオンオフ動作時の動作波形例であって、A1端子における入力制御電圧VA1波形は、図10(a)に示すように表され、B1端子における入力制御電圧VB1波形は、図10(b)に示すように表され、A2端子における電圧VA2波形は、図10(c)に示すように表され、B2端子における電圧VB2波形は、図10(d)に示すように表され、共通ゲート端子CTにおけるVCT波形は、図10(e)に示すように表される。
駆動スイッチドライブ回路18は、制御回路12からA1端子に出力された負極性の極性信号VA1がパルストランス15Aの一次側に供給されて、2次側インダクタンスL4の一端のA2端子に出力された正極性の極性信号VA2が駆動スイッチQ6のゲート端子Gに印加された場合には、正の電荷がゲート端子Gに供給されることから駆動スイッチQ6はオン状態となり、正極性の極性信号VA2による電荷をゲート端子Gに蓄積することでオン状態を維持する。このとき、放電トランジスタQ8は、制御回路12からB1端子に出力された正極性の極性信号VB1がパルストランス15Bの一次側に供給されて、2次側インダクタンスL5の他端のB2端子には、負極性の極性信号VB2が印加され、放電トランジスタQ8のゲート端子Gにはオフ状態の信号レベルが印加されるためオフする。したがって、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTの電位は、ハイレベルになるON状態が維持される。
また、制御回路12から出力された負極性の極性信号VB1がパルストランス15Bを介して、2次側インダクタンスL5の他端のB2端子には、正極性の極性信号VB2が印加され、放電トランジスタQ8のゲート端子Gにはオン状態の信号レベルが印加される場合には、放電トランジスタQ8はオンし、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTの電位は、ローレベルになるOFF状態が維持される。
つまり、放電回路20を構成する放電トランジスタQ8は、負極性の極性信号VB1がパルストランス15Bを介して印加された場合に、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積されている電荷を放電させる。
駆動スイッチドライブ回路18は、以上のようにして、制御回路12から出力される極性信号VA1・VB1に基づいて駆動スイッチQ6・Q7のオンオフを制御する。
そして、ドライブ回路10は、駆動スイッチドライブ回路18により駆動スイッチQ6と駆動スイッチQ7とを同時にオンオフさせて、AC直流電源VACに基づいて負荷抵抗素子RLを双方向に駆動している。
ここで、駆動スイッチドライブ回路18のリセット回路8においては、正極性の極性信号VA1が途絶えて第1の所定期間が経過し、例えば満充電状態であったコンデンサC4の電荷が抵抗素子R4を介して放電されてリセットトランジスタQ3のゲート端子Gに印加される電圧が所定値以下になると、放電回路20を構成する放電トランジスタQ8がオン状態にあるか否かに関わらず、リセットトランジスタQ3がオンして駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積された電荷を引き抜く役割を果たす。これにより、駆動スイッチドライブ回路18は、制御回路12による駆動スイッチQ6・Q7の制御が行われない場合等に、確実に駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積された電荷を引き抜いてオフさせることで、駆動スイッチQ6・Q7が共通ゲート端子CTに残留した電荷により意図せずしてオン状態となることを防止でき、ひいては負荷の誤動作を防止することができる。
なお、駆動スイッチQ6・Q7においては、共通ゲート端子CTに蓄積された電荷が時間経過に伴うリークにより外部に放出されてしまい、意図せずしてオフ状態になってしまうおそれがある。これに対し、制御回路12は、駆動スイッチQ6・Q7のオン状態を維持する場合に、第1の所定期間よりも短い第2の所定期間経過ごとに正極性の極性信号VA1を出力するようにしても良い。これにより、制御回路12から正極性の極性信号VA1を一度、パルストランス15Aを介して駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに供給する場合に比べて、より安定的に駆動スイッチQ6・Q7に蓄積される電荷を保持してオン状態を継続させることができる。
(ドライブ回路の別の動作波形例)
第3の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2において、駆動スイッチQ6、Q7が連続オン動作時の動作波形例であって、A1端子における入力制御電圧VA1波形は、図8(a)に示すように表され、B1端子における入力制御電圧VB1波形は、図8(b)に示すように表され、A2端子における電圧VA2波形は、図8(c)に示すように表され、B2端子における電圧VB2波形は、図8(d)に示すように表され、共通ゲート端子CTにおけるVCT波形は、図8(e)に示すように表される。
また、第3の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2において、駆動スイッチQ6、Q7が連続オフ動作時の動作波形例であって、A1端子における入力制御電圧VA1波形は、図9(a)に示すように表され、B1端子における入力制御電圧VB1波形は、図9(b)に示すように表され、A2端子における電圧VA2波形は、図9(c)に示すように表され、B2端子における電圧VB2波形は、図9(d)に示すように表され、共通ゲート端子CTにおけるVCT波形は、図9(e)に示すように表される。
第3の実施の形態によれば、駆動スイッチのオンオフに要する消費電力の増大を抑制できるドライブ回路を提供することができる。
第3の実施の形態によれば、上記のドライブ回路を搭載した双方向出力電源モジュールを提供することができる。
(第4の実施の形態)
図6は、第4の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2を示した図である。
図6は、電源としてのAC電源VACと、ドライブ回路10と、負荷抵抗RLとを備えた双方向出力電源モジュール2を示した図である。
AC電源VACは、例えば100VのAC電圧を出力端子VOAと出力端子VOB間に接続された負荷抵抗RLに供給する電源である。
ドライブ回路10は、駆動スイッチQ6と、駆動スイッチQ7と、制御回路12と、パルストランス15Aと、パルストランス15Bと、駆動スイッチドライブ回路18とを備えており、AC直流電源VACに基づいて負荷抵抗RLを双方向に駆動している。
駆動スイッチQ6は、例えばNMOSトランジスタであり、ドレイン端子DがAC電源VACの一方に接続された出力端子VOAに接続されており、ソース端子Sが接地電位に接続されている。また、駆動スイッチQ6を構成するNMOSトランジスタのドレイン端子D・ソース端子S間には、寄生的に形成されるボディーダイオードBD6が逆並列に接続される。
駆動スイッチQ7は、例えばNMOSトランジスタであり、ドレイン端子Dが負荷抵抗RLを介してAC電源VACの他方に接続された出力端子VOBに接続されており、ソース端子Sが接地電位に接続されている。また、駆動スイッチQ7を構成するNMOSトランジスタのドレイン端子D・ソース端子S間には、寄生的に形成されるボディーダイオードBD7が逆並列に接続される。
ここで、駆動スイッチQ6のソース端子Sと駆動スイッチQ7のソース端子Sは、接地電位に共通に接続され、ボディーダイオードBD6のアノード端子およびボディーダイオードBD7のアノード端子も接地電位に共通に接続される。
制御回路12は、パルストランス15Aと、パルストランス15Bとに接続されている。ここで、パルストランス15Aとパルストランス15Bの1次側インダクタンスL3は共通になされている。
制御回路12は、駆動スイッチQ6と駆動スイッチQ7とのオンオフを制御するための極性信号VA1と極性信号VB1とを出力する。ここで、制御回路12は、極性信号VA1として、第1極性としての正極性の信号または該第1の極性とは極性の異なる第2の極性としての負極性の信号のいずれかを出力する。同様に、制御回路12は、極性信号VB1として、第1極性としての正極性の信号または該第1の極性とは極性の異なる第2の極性としての負極性の信号のいずれかを出力する。ここで、制御回路12が駆動スイッチドライブ回路18に対して出力する極性信号を極性信号VA1および極性信号VB1と称する。
パルストランス15Aは、1次側インダクタンスL3と、2次側インダクタンスL4とを備えている。パルストランス15Aは、制御回路12にコンデンサC1を介して電気的に接続されており、制御回路12から出力された極性信号VA1を伝達する。
1次側インダクタンスL3は、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端がコンデンサC1を介してA1端子において制御回路12に接続され、他端もB1端子において制御回路12に接続されている。1次側インダクタンスL3は、制御回路12から出力される信号VA1を2次側インダクタンスL4に伝送する。
2次側インダクタンスL4は、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端が、リセットドライブオンオフ回路25を介して駆動スイッチQ6のゲート端子Gと、駆動スイッチQ7のゲート端子Gとに電気的に接続され、他端が接地電位と電気的に接続されている。
パルストランス15Bは、パルストランス15Aと共通の1次側インダクタンスL3と、2次側インダクタンスL5とを備えている。パルストランス15Bは、制御回路12にコンデンサC1を介して電気的に接続されており、制御回路12から出力された極性信号VB1を伝達する。1次側インダクタンスL3は、制御回路12から出力される信号VB1を2次側インダクタンスL5に伝送する。
2次側インダクタンスL5は、所定の巻数により構成されたコイルであり、一端が、リセットドライブオンオフ回路25を介して駆動スイッチQ6のゲート端子Gと、駆動スイッチQ7のゲート端子Gとに電気的に接続され、他端が接地電位と電気的に接続されている。
駆動スイッチドライブ回路18は、パルストランス15Aおよびパルストランス15Bと、駆動スイッチQ6のゲート端子Gと、駆動スイッチQ7のゲート端子Gとに接続されており、制御回路12から出力されてパルストランス15A・15Bを介して供給される極性信号VA1・VB1に基づいて駆動スイッチQ6・Q7のオンオフを制御する。
双方向出力電源モジュール2は、ドライブ回路10から供給されるオンオフ信号に基いてAC電源VACのAC電圧を出力端子VOAと出力端子VOB間に接続された負荷抵抗RLに供給する動作を行っている。
(駆動スイッチドライブ回路)
図6を用いて、第4の実施の形態に係る駆動スイッチドライブ回路18の詳細構成を説明する。
駆動スイッチドライブ回路18は、リセットドライブオンオフ回路25と、フリップフロップを構成し、リセットドライブオンオフ回路25の入力レベルを規定するNANDゲート24A・24Bと、NANDゲート24A・24Bを駆動するコンパレータ22A・22Bと、リセット回路8(8A・8B)とを備える。なお、駆動スイッチドライブ回路18において、少なくともリセット回路8(8A・8B)は必須の構成ではなく好適例である。
パルストランス15Aの2次側インダクタンスL4の一端は、ダイオードD4Aのアノード端子に接続されており、2次側インダクタンスL4の他端は、接地電位に接続されている。ダイオードD4Aのカソード端子は、コンデンサC4の一端に接続されており、コンデンサC4の他端は、接地電位に接続されている。また、ダイオードD4Aのカソード端子は、抵抗素子R41を介して、コンパレータ22Aおよびコンパレータ22Bの正入力端子に接続されている。また、パルストランス15Aの2次側インダクタンスL4の一端は、抵抗素子R7Aを介して、コンパレータ22Aの負入力端子に接続されている。
パルストランス15Bの2次側インダクタンスL5の一端は、ダイオードD4Bのアノード端子に接続されており、2次側インダクタンスL5の他端は、接地電位に接続されている。ダイオードD4Bのカソード端子は、コンデンサC4の一端に接続されており、コンデンサC4の他端は、接地電位に接続されている。また、ダイオードD4Bのカソード端子は、抵抗素子R41を介して、コンパレータ22Aおよびコンパレータ22Bの正入力端子に接続されている。また、パルストランス15Bの2次側インダクタンスL5の一端は、抵抗素子R7Bを介して、コンパレータ22Bの負入力端子に接続されている。
コンパレータ22Aの出力は、NANDゲート24Aへ入力され、コンパレータ22Bの出力は、NANDゲート24Bへ入力される。
また、図7は、図6に示すリセットドライブオンオフ回路25の詳細構成例を説明する回路構成図である。
リセットドライブオンオフ回路25は、図7に示すように、一例として、NMOSトランジスタQ9とPMOSトランジスタQ10からなるCMOS回路にて構成可能である。ここで、NMOSトランジスタQ9のゲート端子GとPMOSトランジスタQ10のゲート端子Gは共通に接続されて、NANDゲート24Aの出力に接続される。すなわち、フリップフロップを構成するNANDゲート24A・24Bによって、リセットドライブオンオフ回路25は、オンオフ制御されている。また、NMOSトランジスタQ9のドレイン端子Dは、端子DAに接続され、PMOSトランジスタQ10のドレイン端子Dは、端子DBに接続される。端子DAは、ダイオードD4Aのカソード端子およびダイオードD4Bのカソード端子に接続され、端子DBは、2次側インダクタンスL4および2次側インダクタンスL5の他端(接地電位)に接続されている。
リセットドライブオンオフ回路25のオンオフ動作によって、駆動スイッチQ6・Q7のオンオフ動作が可能である。例えば、フリップフロップを構成するNANDゲート24A・24Bによって、リセットドライブオンオフ回路25がオン状態になされると、即ちNMOSトランジスタQ9がオンになり、PMOSトランジスタQ10がオフになると、駆動スイッチQ6・Q7は、いずれもオン状態になる。駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積された電荷によって、駆動スイッチQ6・Q7は、オン状態が保持される。フリップフロップを構成するNANDゲート24A・24Bによって、リセットドライブオンオフ回路25がオフ状態になされると、即ちNMOSトランジスタQ9がオフになり、PMOSトランジスタQ10がオンになると、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積された電荷は、PMOSトランジスタQ10を導通して放電されて、駆動スイッチQ6・Q7は、いずれもオフ状態になる。すなわち、リセットドライブオンオフ回路25は、駆動スイッチQ6・Q7の駆動制御と共に、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積された電荷の放電回路としての機能も備えている。
リセット回路8(8A、8B)は、ダイオードD4A・D4Bと、コンデンサC4と、抵抗素子R41・R42と、抵抗素子R7A・R7Bとを備えるリセット回路8Aと、ダイオードD3と、リセットトランジスタQ3とを備えるリセット回路8Bとから構成される。
ダイオードD4AおよびダイオードD4Bは、アノード端子がそれぞれ2次側インダクタンスL4および2次側インダクタンスL5の一端に接続されており、カソード端子がリセットトランジスタQ3のゲート端子に接続されている。言い換えれば、2次側インダクタンスL4および2次側インダクタンスL5の一端は、ダイオードD4AおよびダイオードD4Bを介してリセットトランジスタQ3のゲート端子に接続されている。ダイオードD4AおよびダイオードD4Bが2次側インダクタンスL4および2次側インダクタンスL5とリセットトランジスタQ3のゲート端子との間で上記接続関係となっていることにより、リセットトランジスタQ3のゲート端子に蓄積された電荷が2次側インダクタンスL4および2次側インダクタンスL5にリークすることを防止できる。
コンデンサC4は、一端がダイオードD4Aのカソード端子に接続されており、他端が2次側インダクタンスL4の他端(接地電位)と接続されている。
抵抗素子R41は、一端がダイオードD4Aのカソード端子とコンデンサC4の一端とに接続されており、他端が抵抗素子R42を介して2次側インダクタンスL4の他端(接地電位)に接続されている。
ダイオードD3は、アノード端子が駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTと、リセットドライブオンオフ回路25の出力とに接続されている。
リセットトランジスタQ3は、例えばPMOSトランジスタであり、ソース端子SがダイオードD3のカソード端子に接続されており、ゲート端子GがダイオードD4A・D4Bのカソード端子とコンデンサC4の一端と抵抗素子R4の一端とに接続されており、ドレイン端子Dが2次側インダクタンスL4およびL5の他端(接地電位)に接続されている。
(駆動スイッチドライブ回路の動作)
第4の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2において、駆動スイッチQ6、Q7のオンオフ動作時の動作波形例であって、A1端子における入力制御電圧VA1波形は、図10(a)に示すように表され、B1端子における入力制御電圧VB1波形は、図10(b)に示すように表され、A2端子における電圧VA2波形は、図10(c)に示すように表され、B2端子における電圧VB2波形は、図10(d)に示すように表され、共通ゲート端子CTにおけるVCT波形は、図10(e)に示すように表される。
駆動スイッチドライブ回路18は、制御回路12からA1端子に出力された負極性の極性信号VA1がパルストランス15Aの一次側に供給されて、2次側インダクタンスL4の一端のA2端子に出力された正極性の極性信号VA2がリセットドライブオンオフ回路25のNMOSトランジスタQ9を介して駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに印加された場合には、正の電荷が共通ゲート端子CTに供給されることから駆動スイッチQ6・Q7は共にオン状態となり、正極性の極性信号VA2による電荷を共通ゲート端子CTに蓄積することでオン状態を維持する。したがって、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTの電位は、ハイレベルになるON状態が維持される。
また、制御回路12から出力された負極性の極性信号VB1がパルストランス15Bを介して、2次側インダクタンスL5の他端のB2端子には、正極性の極性信号VB2が印加され、リセットドライブオンオフ回路25のPMOSトランジスタQ10がオン状態となり、PMOSトランジスタQ10を介して共通ゲート端子CTに蓄積された電荷が放電される場合には、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTの電位は、ローレベルになるOFF状態が維持される。
つまり、リセットドライブオンオフ回路25を構成するPMOSトランジスタQ10は、負極性の極性信号VB1がパルストランス15Bを介して印加された場合に、駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積されている電荷を放電させる。
駆動スイッチドライブ回路18は、以上のようにして、制御回路12から出力される極性信号VA1・VB1に基づいて駆動スイッチQ6・Q7のオンオフを制御する。
そして、ドライブ回路10は、駆動スイッチドライブ回路18により駆動スイッチQ6と駆動スイッチQ7とを同時にオンオフさせて、AC直流電源VACに基づいて負荷抵抗素子RLを双方向に駆動している。
ここで、駆動スイッチドライブ回路18のリセット回路8においては、正極性の極性信号VA1が途絶えて第1の所定期間が経過し、例えば満充電状態であったコンデンサC4の電荷が抵抗素子R41・R42を介して放電されてリセットトランジスタQ3のゲート端子Gに印加される電圧が所定値以下になると、リセットドライブオンオフ回路25のPMOSトランジスタQ10がオン状態にあるか否かに関わらず、リセットトランジスタQ3がオンして駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積された電荷を引き抜く役割を果たす。これにより、駆動スイッチドライブ回路18は、制御回路12による駆動スイッチQ6・Q7の制御が行われない場合等に、確実に駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに蓄積された電荷を引き抜いてオフさせることで、駆動スイッチQ6・Q7が共通ゲート端子CTに残留した電荷により意図せずしてオン状態となることを防止でき、ひいては負荷の誤動作を防止することができる。
なお、駆動スイッチQ6・Q7においては、共通ゲート端子CTに蓄積された電荷が時間経過に伴うリークにより外部に放出されてしまい、意図せずしてオフ状態になってしまうおそれがある。これに対し、制御回路12は、駆動スイッチQ6・Q7のオン状態を維持する場合に、第1の所定期間よりも短い第2の所定期間経過ごとに正極性の極性信号VA1を出力するようにしても良い。これにより、制御回路12から正極性の極性信号VA1を一度、パルストランス15Aを介して駆動スイッチQ6・Q7の共通ゲート端子CTに供給する場合に比べて、より安定的に駆動スイッチQ6・Q7に蓄積される電荷を保持してオン状態を継続させることができる。
(ドライブ回路の別の動作波形例)
第4の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2において、駆動スイッチQ6、Q7が連続オン動作時の動作波形例であって、A1端子における入力制御電圧VA1波形は、図8(a)に示すように表され、B1端子における入力制御電圧VB1波形は、図8(b)に示すように表され、A2端子における電圧VA2波形は、図8(c)に示すように表され、B2端子における電圧VB2波形は、図8(d)に示すように表され、共通ゲート端子CTにおけるVCT波形は、図8(e)に示すように表される。
また、第4の実施の形態に係るドライブ回路10を搭載した双方向出力電源モジュール2において、駆動スイッチQ6、Q7が連続オフ動作時の動作波形例であって、A1端子における入力制御電圧VA1波形は、図9(a)に示すように表され、B1端子における入力制御電圧VB1波形は、図9(b)に示すように表され、A2端子における電圧VA2波形は、図9(c)に示すように表され、B2端子における電圧VB2波形は、図9(d)に示すように表され、共通ゲート端子CTにおけるVCT波形は、図9(e)に示すように表される。
第4の実施の形態によれば、駆動スイッチのオンオフに要する消費電力の増大を抑制できるドライブ回路を提供することができる。
第4の実施の形態によれば、上記のドライブ回路を搭載した双方向出力電源モジュールを提供することができる。
(電子機器)
実施の形態に係る駆動スイッチドライブ回路18・18U・18Dを搭載したドライブ回路は、ブリッジ方式スイッチ回路や、ハーフブリッジ方式の直交スイッチ回路等、直流電圧から交流電圧を発生させる直交変換回路などで構成可能であり、様々な電子機器に内蔵可能である。電子機器としては、例えば、スマートホン、ラップトップPC、タブレットPC、モニタ若しくはTV、外部ハードディスクドライブ、セットトップボックス、掃除機、冷蔵庫、洗濯機、電話器、ファクシミリ、プリンタ、レーザディスプレイ、通信機器、サーバなどさまざまな機器において搭載可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、駆動スイッチのオンオフに要する消費電力の増大を抑制できるドライブ回路およびこのドライブ回路を搭載したモジュールを提供することができる。
[その他の実施の形態]
上記のように、本実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
このように、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含む。
本実施の形態に係るドライブ回路は、ブリッジ方式スイッチ回路や、ハーフブリッジ方式の直交スイッチ回路等、直流電圧から交流電圧を発生させる直交変換回路、AC/DCコンバータ、DC/DCコンバータ、LED照明装置、LED照明用の力率改善回路、家電機器、モバイル機器など幅広い分野に搭載可能である。
1…モータモジュール
2…双方向出力電源モジュール
1A…電源モジュール
8…リセット回路
10…ドライブ回路
12…制御回路
15U、15D、15A、15B…パルストランス
16…モータユニット(M)
18、18U、18D…駆動スイッチドライブ回路
20…放電回路
22A、22B…コンパレータ
24A、24B…NANDゲート
25…リセットドライブオンオフ回路
E…直流電源
AC…AC電源
Q1U、Q1D、Q6、Q7…駆動スイッチ
Q2、Q8…放電トランジスタ
Q3…リセットトランジスタ
QA1、QB1…1次側スイッチトランジスタ
Q9、Q10…リセットドライブトランジスタ
D1、D2、D3、D4、D4A、D4B…ダイオード
BD6、BD7…ボディーダイオード
C1、C2、C4…コンデンサ
R4、R41、R42、R7A、R7B…抵抗素子
R5、R6…電流制限抵抗素子
L…負荷抵抗素子
L1U、L1A、L1B、L3…1次側コイル
L2U、L2A、L2B、L4、L5…2次側コイル
A1、VB1…入力制御電圧(極性信号)
OA、VOB…出力端子
S、S1、S2…極性信号
A1、A2、B1、B2、DA、DB…端子

Claims (13)

  1. 第1の電源から供給される電圧から駆動スイッチのスイッチング動作により負荷を駆動させる出力電圧を生成するドライブ回路であって、
    前記駆動スイッチのオンオフを制御するための極性信号を出力する制御回路と、
    前記制御回路に電気的に接続され、前記制御回路から出力された前記極性信号を伝達するパルストランスと、
    前記パルストランスと前記駆動スイッチのゲート端子に電気的に接続され、前記極性信号に基づいて前記駆動スイッチの前記ゲート端子に蓄積された電荷を放電させる放電回路と
    を備え、
    前記駆動スイッチは、
    第1の極性の前記極性信号が前記パルストランスを介して前記ゲート端子に印加された場合にオン状態となり、前記極性信号による電荷を前記ゲート端子に蓄積することで前記オン状態を維持し、
    前記第1の極性とは異なる第2の極性の前記極性信号が前記パルストランスを介して前記放電回路に印加された場合に、前記放電回路により前記ゲート端子に蓄積された電荷が放電されてオフ状態となることを特徴とするドライブ回路。
  2. 前記放電回路は、
    前記駆動スイッチの前記ゲート端子にアノード端子が接続された第1のダイオードと、
    前記第1のダイオードのカソード端子にドレイン端子が接続され、ゲート端子が前記パルストランスに電気的に接続された放電トランジスタと
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のドライブ回路。
  3. 前記駆動スイッチの前記ゲート端子に電気的に接続されて、前記第1の極性の前記極性信号が途絶えて第1の所定期間が経過した場合に、前記放電回路の状態に関わらず前記駆動スイッチの前記ゲート端子から前記電荷を放電させるリセット回路を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のドライブ回路。
  4. 前記リセット回路は、
    一端が前記パルストランスに電気的に接続された第1のコンデンサと、
    一端が前記第1のコンデンサの一端に接続され、他端が前記パルストランスと接続された第1の抵抗素子と、
    ゲート端子が前記コンデンサの一端および前記第1の抵抗素子の一端に接続され、ソース端子が前記駆動スイッチの前記ゲート端子に電気的に接続されたリセットトランジスタと
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のドライブ回路。
  5. 前記制御回路は、前記駆動スイッチのオン状態を維持する場合に、第2の所定期間経過ごとに前記第1の極性の前記極性信号を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のドライブ回路。
  6. 駆動スイッチのスイッチング動作により負荷を駆動させるドライブ回路であって、
    前記駆動スイッチのオンオフを制御するための極性信号を出力する制御回路と、
    前記制御回路に電気的に接続され、前記制御回路から出力された前記極性信号を伝達するパルストランスと、
    前記パルストランスと前記駆動スイッチのゲート端子に電気的に接続され、前記極性信号に基づいて前記駆動スイッチの前記ゲート端子に蓄積された電荷を放電させる放電回路と
    を備え、
    前記駆動スイッチは、
    第1の極性の前記極性信号が前記パルストランスを介して前記ゲート端子に印加された場合にオン状態となり、前記極性信号による電荷を前記ゲート端子に蓄積することで前記オン状態を維持し、
    前記第1の極性とは異なる第2の極性の前記極性信号が前記パルストランスを介して前記放電回路に印加された場合に、前記放電回路により前記ゲート端子に蓄積された電荷が放電されてオフ状態となることを特徴とするドライブ回路。
  7. 前記放電回路は、
    前記駆動スイッチの前記ゲート端子にドレイン端子が接続され、接地電位のソース端子が接続され、ゲート端子が前記パルストランスに電気的に接続された放電トランジスタを備えることを特徴とする請求項6に記載のドライブ回路。
  8. 前記駆動スイッチの前記ゲート端子に電気的に接続されて、前記第1の極性の前記極性信号が途絶えて第1の所定期間が経過した場合に、前記放電回路の状態に関わらず前記駆動スイッチの前記ゲート端子から前記電荷を放電させるリセット回路を備えることを特徴とする請求項6または7に記載のドライブ回路。
  9. 前記リセット回路は、
    一端が前記パルストランスに電気的に接続された第1のコンデンサと、
    一端が前記第1のコンデンサの一端に接続され、他端が前記パルストランスと接続された第1の抵抗素子と、
    ゲート端子が前記コンデンサの一端および前記第1の抵抗素子の一端に接続され、ソース端子が前記駆動スイッチの前記ゲート端子に電気的に接続されたリセットトランジスタと
    を備えることを特徴とする請求項8に記載のドライブ回路。
  10. 前記制御回路は、前記駆動スイッチのオン状態を維持する場合に、第2の所定期間経過ごとに前記第1の極性の前記極性信号を出力することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のドライブ回路。
  11. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のドライブ回路を搭載したことを特徴とするモータモジュール。
  12. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のドライブ回路を搭載したことを特徴とする電源モジュール。
  13. 請求項6〜10のいずれか1項に記載のドライブ回路を搭載したことを特徴とする双方向出力電源モジュール。
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