JP2017017640A - ナースコールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】共用の携帯端末を使用する看護師がログインを忘れていた場合でも、担当看護師の携帯端末に対して確実に呼び出しを行うことができるようにする。【解決手段】担当看護師がログイン中の携帯端末に呼び出しを行う第1の呼出処理部105と、担当看護師がログインして使用し得る携帯端末のうち、担当看護師がログイン中でない携帯端末に呼び出しを行う第2の呼出処理部107と、勤務帯ではない時間外看護師がログイン中の携帯端末に呼び出しを行う第3の呼出処理部110とを備え、携帯端末を所持している看護師がログインを忘れていた場合でも、その携帯端末に対しても呼び出しが実行されるようにするとともに、携帯端末を前に使用していた看護師がログアウトを忘れていて、かつ、いま携帯端末を使用している看護師がログインを忘れていた場合でも、その携帯端末に対しても呼び出しが実行されるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、ナースコールシステムに関し、特に、患者からの呼び出しを看護師に報知するための携帯端末を複数の看護師で共用するように成されたナースコールシステムに用いて好適なものである。
一般に、ナースコールシステムは、患者が使用するナースコール子機と、ナースセンタに設置するナースコール親機とを備えて構成されている。また、看護師が携帯する携帯端末を更に備えたナースコールシステムも提供されている。この種のナースコールシステムでは、患者がナースコール子機の呼出ボタンを押下して呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことがナースコール親機や携帯端末にて報知されるようになっている。
携帯端末を採用したナースコールシステムにおいて、一人の患者からの呼び出しを複数の携帯端末に報知し、最初に携帯端末で応答した看護師が患者と通話できるようになされた機能も提供されている。このような機能は、一人の患者を複数の看護師でサポートするチームナーシングを行う場合などに利用される。この場合は、患者とその患者を担当する複数の看護師とを関連付け情報として記憶しておき、患者からの呼び出しがあったときは、関連付け情報を参照して複数の担当看護師を特定し、担当看護師が所持する携帯端末に呼び出しを行う。
従来、1つの携帯端末(無線子機)を日勤、準夜勤、夜勤などの勤務帯が異なる複数の看護師で共用するようになされたナースコールシステムも知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のナースコールシステムでは、看護師が無線子機を使用する際に、無線子機の子機入力デバイスに看護師のユーザIDを入力することで、看護師のユーザIDと無線子機の内線番号および看護師名との関連付けデータをナースコール用サーバにおいて作成する。これにより、かかる関連付けデータをもとに、無線子機を使用する看護師名や、勤務時間としての看護師のログイン/ログアウト情報を記録させることができるようになっている。
しかしながら、看護師がユーザIDを入力してログインすることを忘れると、患者がナースコール子機の呼出ボタンを押下して呼び出しを行っても、ログインされていない携帯端末には呼び出しが行われない。ここで、同じチームの中でログインしている携帯端末が少ない場合には、患者からの呼び出しに応答できる担当看護師の数が少なくなる。そして、それらの担当看護師が呼び出しの発生時に他の看護業務に携わっていると、呼び出しに対する応答が遅れてしまったり、応答できなかったりして、患者が待たされてしまうという問題があった。
このような問題に対して、ログインした携帯端末に加えて、ログインしていない状態の携帯端末に対しても呼び出しを行うようにした技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載のナースコールシステムでは、ログイン認証を行ったときに、看護師の内線番号を携帯端末に送信して設定する仕組みのため、ログイン認証されていない携帯端末に対しては内線番号による呼び出しができない。そのため、端末IDを内線番号と見立てて呼び出しを実施するようにしている。
具体的には、ナースコール子機と患者とを関連付けた患者テーブルと、患者毎に複数の携帯端末を関連付けた患者・端末情報とを参照して、呼び出しが行われたナースコール子機に対応する端末IDを特定して呼び出しを実施する。ただし、ログイン認証された携帯端末が1台でもある場合は、先ずその携帯端末に対して呼出信号を送信し、その後所定時間が経過しても応答が無い場合に、ログイン認証されてない携帯端末に対しても呼出信号を送信する。
特開2005−287569公報 特開2015−61226公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術では、ログイン認証された携帯端末に加え、ログイン認証されていない携帯端末を呼び出すようにしている。そのため、前の勤務帯の看護師が携帯端末のログアウトを忘れて、かつ、次にその携帯端末を使用する看護師がログインを忘れていると、ログインを忘れた看護師が担当する患者からの呼び出しがその携帯端末に対しては行われなくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、1つの携帯端末を複数の看護師で共用するように成されたナースコールシステムにおいて、携帯端末を使用する看護師がログインを忘れていた場合でも、患者からの呼び出しを担当看護師の携帯端末に対して確実に報知できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、患者からの呼び出しが行われたときに、当該患者の担当看護師がログイン中の携帯端末に対して呼び出しを実行することに加えて、当該患者の担当看護師がログインして使用し得る携帯端末を特定し、当該特定した携帯端末のうち、担当看護師がログイン中の携帯端末以外の携帯端末に対して呼び出しを実行するようにしている。さらに、本発明は、看護師毎に勤務帯を記憶した勤務帯情報記憶部を備え、携帯端末から看護師IDを入力してログインが行われたときに記憶されるログイン情報によってログイン中であることが示されている看護師のうち、勤務帯情報記憶部に記憶されている勤務帯の範囲内に現在時刻が属していない看護師である時間外看護師を特定し、当該時間外看護師がログイン中の携帯端末をログイン情報から特定して呼び出しを実行するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、携帯端末を所持している看護師がログインを忘れていた場合でも、呼び出しを行った患者の担当看護師が使用し得る携帯端末のうちログイン状態にない携帯端末に対しても呼び出しが実行される。また、看護師が所持している携帯端末を前に使用していた看護師がログアウトを忘れていて未だにログイン状態にあったとしても、その携帯端末は時間外看護師がログイン中の携帯端末として特定され、当該携帯端末に対しても呼び出しが実行される。これにより、携帯端末を使用する看護師がログインを忘れていた場合でもあっても、患者からの呼び出しを担当看護師の携帯端末に対して確実に報知することができる。
本実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。 本実施形態によるナースコール親機の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態の患者情報記憶部に記憶される患者情報の一例を示す図である。 本実施形態の担当看護師記憶部に記憶される担当看護師情報の一例を示す図である。 本実施形態の連絡先記憶部に記憶される連絡先情報の一例を示す図である。 本実施形態の端末情報記憶部に記憶される端末情報の一例を示す図である。 本実施形態のログイン情報記憶部に記憶されるログイン情報の一例を示す図である。 本実施形態によるナースコール親機の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。なお、ここでは病院に設置されるナースコールシステムを例にとって説明するが、本実施形態のナースコールシステムは、病院に設置されるものに限定されない。例えば、介護施設等に設置される場合にも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態のナースコールシステムは、ナースコール親機1、制御機2、廊下灯3、壁埋込形子機4、ナースコール子機(例えば、ハンド形子機)5、ハンディナースコール主装置6、構内交換機(PBX)7、無線基地局8および携帯端末(例えば、IP電話またはスマートフォン)10を備えて構成されている。
ナースコール親機1は、患者(ナースコール子機5)からの呼び出しを報知するためのものであり、例えばナースセンタに設置される。ナースコール親機1は、患者からの呼び出しを受けると、呼び出しがあったことを画面表示および呼出音の出力によって報知する。また、ナースコール親機1は、呼び出しを行った患者の担当看護師を特定し、当該担当看護師が所持する携帯端末10に対して呼び出しを行う。そして、ナースコール親機1または携帯端末10の何れかで看護師が応答の操作をすると、ナースコール親機1はナースコール子機5との間に通話路を形成する。
制御機2は、ナースコール親機1と廊下灯3との間に配置され、通話やデータの送受信に関する制御を行う。廊下灯3は、病院の各病室の入口付近外部に設置される。この廊下灯3は、表示装置を備え、病室内の患者名が表示されるとともに、病室内の患者がナースコール子機5を用いて看護師の呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことが表示されるようになっている。
壁埋込形子機4は、病室の各ベッドサイドの壁に埋め込み設置され、廊下灯3に接続されている。この壁埋込形子機4は、ナースコール子機5を接続するための接続端子を備えている。ナースコール子機5は、壁埋込形子機4に接続される。このナースコール子機5は、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン、患者が看護師と会話を行う際に使用するマイクおよびスピーカを備えている。
なお、上述の壁埋込形子機4は、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン、患者が看護師と会話を行う際に使用するマイクおよびスピーカを更に備えていてもよい。この場合は、壁埋込形子機4もナースコール子機として機能する。
ハンディナースコール主装置6は、PBX7を介して、看護師が所持する携帯端末10との間で通話やデータの送受信に関する制御を行う。このハンディナースコール主装置6は、例えば病院内の通信センタに設置され、ナースコール親機1と接続されている。無線基地局8は、携帯端末10との間で通話やデータの無線通信をするためのものであり、PBX7と接続されている。
本実施形態では、1つ携帯端末10を複数の看護師で共用する。看護師が携帯端末10の使用を開始する際(勤務の開始時)には、携帯端末10を操作して、ナースコールシステムへのログインを行う。また、看護師が携帯端末10の使用を終了する際(勤務の終了時)には、携帯端末10を操作して、ナースコールシステムからのログアウトを行う。
図2は、本実施形態によるナースコール親機1の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態によるナースコール親機1は、その機能構成として、ログイン処理部101、呼出受付部102、担当看護師特定部103、第1の端末特定部104、第1の呼出処理部105、第2の端末特定部106、第2の呼出処理部107、時間外看護師特定部108、第3の端末特定部109および第3の呼出処理部110を備えている。また、本実施形態のナースコール親機1は、各種情報を記憶する記憶媒体として、患者情報記憶部121、担当看護師記憶部122、連絡先記憶部123、端末情報記憶部124、勤怠情報記憶部125およびログイン情報記憶部126を備えている。
なお、上記各機能ブロック101〜110は、ハードウェア構成、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても実現することが可能である。例えばソフトウェアによって実現する場合、上記各機能ブロック101〜110は、実際にはコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
患者情報記憶部121は、患者に関する情報(氏名、年齢、性別、症状、病室の部屋番号、患者が使用しているベッドを識別するベッド番号、患者を識別するための患者ID、使用するナースコール子機5を識別するための子機IDなどの各種情報)を記憶する。なお、本実施形態の動作を実現するための情報としては、図3に示すように、少なくとも患者IDと子機IDとを関連付けた情報があればよい。
担当看護師記憶部122は、患者とその担当看護師とを関連付けてなる担当看護師情報を記憶する。例えば、担当看護師記憶部122は、図4に示すように、患者を識別するための患者IDと、その患者の担当看護師を識別するための看護師IDとを関連付けて記憶する。一人の患者を複数の看護師で担当する場合(チームナーシングを行う場合)は、1つの患者IDに対して複数の看護師IDが関連付けられる。
連絡先記憶部123は、看護師と当該看護師が所持する携帯端末10の連絡先に関する情報(内線番号など)とを関連付けてなる連絡先情報を記憶する。例えば、連絡先記憶部123は、図5に示すように、看護師を識別するための看護師IDと、看護師が使用する携帯端末10の内線番号とを関連付けて記憶する。
端末情報記憶部124は、看護師がナースコールシステムにログインして使用し得る携帯端末10の情報を記憶する。上述のように、本実施形態では、1つ携帯端末10を複数の看護師で共用するが、一人の看護師が使用可能な携帯端末10は限定されているものとする。例えば、図6(a)に示すように、端末情報記憶部124は、どの看護師がどの携帯端末10を使用可能であるかを示すための情報として、看護師を識別するための看護師IDと、その看護師が使用可能な携帯端末10を識別するための端末IDとを関連付けて記憶する。なお、一人の看護師に対して使用可能な携帯端末10が複数台割り当てられている場合は、1つの看護師IDに対して複数の端末IDが関連付けられる。
なお、端末情報記憶部124は、図6(b)に示すように、どの携帯端末100をどの看護師で共用するかを示すための情報として、携帯端末10を識別するための端末IDと、その携帯端末10を共用する複数の看護師を識別するための看護師IDとを関連付けて記憶するようにしてもよい。
勤怠情報記憶部125は、各看護師の勤怠情報を記憶する。本実施形態では、看護師毎に勤務帯(日勤、準夜勤、夜勤など)を示す情報を記憶する。ここで、日勤の場合の勤務時間(勤務開始時間および勤務終了時間)、準夜勤の場合の勤務時間、夜勤の場合の勤務時間はあらかじめ決められているものとする。
ログイン情報記憶部126は、ナースコールシステムにログイン中の看護師に関する情報を記憶する。例えば、図6に示すように、ログイン情報記憶部126は、ログイン中の看護師を識別するための看護師IDと、その看護師がログインに使用した携帯端末10を識別するための端末IDと、その看護師の連絡先である内線番号とを関連付けて記憶する。
ログイン処理部101は、携帯端末10から看護師IDを入力してログインが行われたときに、その携帯端末10と、ログインした看護師とを対応付けてログイン情報としてログイン情報記憶部126に記憶させる。具体的には、携帯端末10からのログインは、看護師が看護師IDを入力して行う。携帯端末10は、入力された看護師IDと、自身の端末IDとをナースコール親機1に送信してログイン処理を要求する。
ナースコール親機1のログイン処理部101は、携帯端末10から受信した看護師IDおよび端末IDをもとに端末情報記憶部124を参照し、看護師に対して使用が認められた携帯端末10からログインが行われているか否かの認証を行う。そして、この認証に成功した場合、ログイン処理部101は、連絡先記憶部123を参照して、ログインした看護師の連絡先である内線番号を取得する。
そして、ログイン処理部101は、看護師IDと端末IDと内線番号とを関連付けてログイン情報としてログイン情報記憶部126に記憶させる。また、ログイン処理部101は、取得した内線番号を、ログインを行ってきた携帯端末10に送信する。携帯端末10は、ナースコール親機1から取得した内線番号を設定する。これにより、携帯端末10は、この内線番号を使ってナースコール親機1からの呼び出しを受けることが可能な状態となる。
呼出受付部102は、ナースコール子機5からの呼び出しを受け付けて、ナースコール親機1での所定の報知処理を行う。すなわち、呼出受付部102は、ナースコール子機5から廊下灯3および制御機2を介して送られてくる呼出信号を受信する。そして、受信した呼出信号によって伝えられる子機IDに基づいて、患者情報記憶部121を参照することにより、呼び出しを行った患者の患者IDを特定する。さらに、特定した患者IDに対応する患者情報をディスプレイ(図示せず)に表示するとともに、呼出音をスピーカ(図示せず)から出力する。
担当看護師特定部103は、患者からの呼び出しが行われたとき(呼出受付部102がナースコール子機5からの呼出信号を受信したとき)、呼出受付部102が患者情報記憶部121を参照して子機IDから特定した患者IDに基づいて、担当看護師記憶部122を参照することにより、呼び出しを行った患者の担当看護師を特定する(看護師IDを取得する)。
なお、担当看護師記憶部122は、患者が使用するナースコール子機5を識別するための子機IDと、その患者の担当看護師を識別するための看護師IDとを関連付けて記憶したものであってもよい。この場合、担当看護師特定部103は、呼出受付部102が受信した呼出信号によって伝えられる子機IDに基づいて、担当看護師記憶部122を参照することにより、呼び出しを行った患者の担当看護師を特定する。
第1の端末特定部104は、担当看護師特定部103により特定された担当看護師の看護師IDをもとにログイン情報記憶部126を参照することにより、担当看護師特定部103により特定された担当看護師のうち、ナースコールシステムにログイン中の看護師の携帯端末10を特定する。ここで、第1の端末特定部104は、ナースコールシステムにログイン中の担当看護師が現在使用している携帯端末10の内線番号をログイン情報記憶部126から取得する。
第1の呼出処理部105は、第1の端末特定部104により特定された携帯端末10に対して呼び出しを実行する。すなわち、第1の呼出処理部105は、第1の端末特定部104により取得された内線番号を利用して、携帯端末10に対する呼び出しを行う。
第2の端末特定部106は、患者からの呼び出しが行われたとき(呼出受付部102がナースコール子機5からの呼出信号を受信したとき)、担当看護師特定部103により特定された担当看護師の看護師IDをもとに端末情報記憶部124を参照することにより、呼び出しを行った患者の担当看護師が使用し得る携帯端末10を特定する(携帯端末10の端末IDを取得する)。
第2の呼出処理部107は、第2の端末特定部106により特定された携帯端末10のうち、第1の端末特定部104により特定された携帯端末10以外の携帯端末10に対して呼び出しを実行する。ここで、呼び出しを行った患者の担当看護師が全員ログイン中であれば、それらの担当看護師が使用している携帯端末10が第1の端末特定部104によって特定されるので、第2の呼出処理部107による呼び出しは行われない。
これに対して、ある担当看護師がログインを忘れていると、その担当看護師が使用し得る携帯端末10が第2の端末特定部106により特定され、特定された携帯端末10に対する呼び出しが第2の呼出処理部107により実行される。なお、この場合の呼び出しは、携帯端末10がログインをしていないので内線番号を使えない。よって、第2の呼出処理部107は、第2の端末特定部106が端末情報記憶部124から取得した携帯端末10の端末IDを宛て先として呼び出しを実行する。
時間外看護師特定部108は、ログイン情報記憶部126に記憶されたログイン情報によりログイン中であることが示されている看護師のうち、勤務帯情報記憶部125に記憶されている勤務帯の範囲内に現在時刻が属していない看護師(以下、時間外看護師という)を特定する。通常、看護師は勤務時間の終了時にログアウトを行う。しかし、ある看護師が携帯端末10のログアウトを忘れていて、かつ、次に同じ携帯端末10を使用している別の看護師がログインを忘れていると、ログイン情報記憶部126には、勤務を終了したはずの看護師のログイン情報が記憶されたままとなっている。時間外看護師特定部108は、このようなログアウトを忘れた勤務帯以外の看護師を特定するものである。
すなわち、時間外看護師特定部108は、ログイン情報記憶部126に記憶されている看護師IDを取得し、その看護師IDをもとに勤務帯情報記憶部125を参照することにより、ログイン中の看護師の勤務帯をそれぞれ特定する。そして、特定した勤務帯を現在時刻と照合することにより、勤務帯の範囲内に現在時刻が属していない看護師IDを特定する。
第3の端末特定部109は、時間外看護師特定部108により特定された時間外看護師の看護師IDをもとにログイン情報記憶部126を参照することにより、当該時間外看護師がログイン中の携帯端末10を特定する。ここで、第3の端末特定部109は、時間外看護師がログイン中の携帯端末10の内線番号をログイン情報記憶部126から取得する。
第3の呼出処理部110は、第3の端末特定部109により特定された携帯端末10に対して呼び出しを実行する。すなわち、第3の呼出処理部110は、第3の端末特定部109により取得された内線番号を利用して、携帯端末10に対する呼び出しを行う。
図8は、上記のように構成したナースコール親機1の動作例を示すフローチャートである。なお、図8に示すフローチャートの処理は、ナースコール親機1がナースコール子機5から呼出信号を受信したときに開始する。
ナースコール親機1がナースコール子機5からの呼出信号を受信すると、まず、呼出受付部102は、受信した呼出信号によって伝えられる子機IDに基づいて、患者情報記憶部121を参照することにより、呼び出しを行った患者を特定する(ステップS1)。さらに、担当看護師特定部103は、呼出受付部102が特定した患者の患者IDに基づいて、担当看護師記憶部122を参照することにより、呼び出しを行った患者の担当看護師を特定する(ステップS2)。
次に、第1の端末特定部104は、ログイン情報記憶部126を参照することにより、担当看護師特定部103により特定された担当看護師のうち、ナースコールシステムにログイン中の看護師の携帯端末10を特定し、当該携帯端末100の内緯番号をログイン情報記憶部126から取得する(ステップS3)。そして、第1の呼出処理部105は、第1の端末特定部104により特定された携帯端末10に対して内線番号による呼び出しを実行する(ステップS4)。
また、第2の端末特定部106は、担当看護師特定部103により特定された担当看護師の看護師IDをもとに端末情報記憶部124を参照することにより、呼び出しを行った患者の担当看護師が使用し得る携帯端末10を特定する(ステップS5)。次いで、第2の呼出処理部107は、第2の端末特定部106により特定された携帯端末10の中に、第1の端末特定部104により特定された携帯端末10以外の携帯端末10(担当看護師がログインしていない携帯端末10)があるか否かを判定する(ステップS6)。
ここで、担当看護師がログインしていない携帯端末10があると判定された場合、第2の呼出処理部107は、そのログインしていない携帯端末10に対して端末IDによる呼び出しを実行する(ステップS7)。一方、担当看護師がログインしていない携帯端末10がないと判定された場合、第2の呼出処理部107はステップS7の呼出処理を行わない。
次に、時間外看護師特定部108は、ログイン情報によりログイン中であることが示されている看護師のうち、勤務帯の範囲内に現在時刻が属していない時間外看護師を特定する(ステップS8)。そして、第3の端末特定部109は、時間外看護師特定部108により時間外看護師が特定されたか否かを判定する(ステップS9)。
ここで、時間外看護師特定部108により時間外看護師が特定された場合、第3の端末特定部109は、その時間外看護師の看護師IDをもとにログイン情報記憶部126を参照することにより、当該時間外看護師がログイン中の携帯端末10を特定する(ステップS10)。そして、第3の呼出処理部110は、第3の端末特定部109により特定された携帯端末10に対して内線番号による呼び出しを実行する(ステップS11)。これにより、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、時間外看護師特定部108により時間外看護師が特定されなかった場合は、ステップS10,S11の呼出処理は行わず、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態のナースコールシステムによれば、呼び出しを行った患者の担当看護師が使用し得る携帯端末10のうち、ログイン状態にない携帯端末10が第2の端末特定部106により特定され、当該ログインしていない携帯端末10に対して、第2の呼出処理部107により呼び出しが実行される。これにより、共用の携帯端末10を所持している看護師がログインを忘れていた場合でも、その携帯端末10に対して呼び出しを行うことができる。
また、本実施形態のナースコールシステムによれば、勤務帯ではない時間外看護師がログイン中の携帯端末10が第3の端末特定部109により特定され、当該時間外看護師がログイン中の携帯端末10に対して、第3の呼出処理部110により呼び出しが実行される。これにより、看護師が所持している携帯端末10を前に使用していた別の看護師がログアウトを忘れていて、かつ、携帯端末10を所持している看護師がログインを忘れていた場合でもあっても、その携帯端末10に対して呼び出しを行うことができる。
以上により、本実施形態のナースコールシステムによれば、携帯端末10を使用する看護師がログインを忘れていた場合でも、患者からの呼び出しを担当看護師の携帯端末10に対して確実に報知することができる。
なお、上記実施形態において、第1の端末特定部104により担当看護師がログイン中の携帯端末10を特定できない場合に限り、第2の端末特定部106および第2の呼出処理部107の処理を実行するようにしてもよい。同様に、第1の端末特定部104により担当看護師がログイン中の携帯端末10を特定できない場合に限り、時間外看護師特定部108、第3の端末特定部109および第3の呼出処理部110の処理を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1の呼出処理部105および第3の呼出処理部110が内線番号による呼び出しを行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1の呼出処理部105および第3の呼出処理部110も第2の呼出処理部107と同様に、端末IDによる呼び出しを行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、端末情報記憶部124において看護師IDと端末IDとを関連付けて記憶しておき、第2の端末特定部106が、担当看護師特定部103により特定された担当看護師の看護師IDをもとに端末情報記憶部124を参照することにより、呼び出しを行った患者の担当看護師が使用し得る携帯端末10を特定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、端末情報記憶部124において、患者を識別するための患者IDと、その患者の担当看護師が使用し得る携帯端末10の端末IDとを関連付けて記憶しておき、第2の端末特定部106が、呼出受付部102により特定された患者IDをもとに端末情報記憶部124を参照することにより、呼び出しを行った患者の担当看護師が使用し得る携帯端末10を特定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ログイン中の看護師の勤務帯をそれぞれ特定し、特定した勤務帯を現在時刻と照合することにより、勤務帯の範囲内に現在時刻が属していない看護師IDを特定するようにしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、各勤務帯に所定時間(例えば、30分程度)の重複期間を設け、その重複期間については、その重複期間の前の勤務帯の看護師の業務が継続しているとして、その看護師がログイン中の携帯端末に対して呼び出しを行わないようにしても良い。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナースコール親機
5 ナースコール子機
10 携帯端末
101 ログイン処理部
102 呼出受付部
103 担当看護師特定部
104 第1の端末特定部
105 第1の呼出処理部
106 第2の端末特定部
107 第2の呼出処理部
108 時間外看護師特定部
109 第3の端末特定部
110 第3の呼出処理部
122 担当看護師記憶部
124 端末情報記憶部
125 勤務帯情報記憶部
126 ログイン情報記憶部

Claims (3)

  1. 1つの携帯端末を複数の看護師で共用するように成されたナースコールシステムであって、
    上記携帯端末から看護師IDを入力してログインが行われたときに、上記携帯端末と上記ログインした看護師とを対応付けてログイン情報としてログイン情報記憶部に記憶させるログイン処理部と、
    患者からの呼び出しが行われたときに、その患者の担当看護師を特定する担当看護師特定部と、
    上記担当看護師特定部により特定された上記担当看護師がログイン中の携帯端末を、上記ログイン情報記憶部を参照することによって特定する第1の端末特定部と、
    上記第1の端末特定部により特定された携帯端末に対して呼び出しを実行する第1の呼出処理部と、
    上記看護師がログインして使用し得る携帯端末を記憶した端末情報記憶部と、
    上記患者からの呼び出しが行われたときに、上記端末情報記憶部を参照して、上記呼び出しを行った患者の担当看護師が使用し得る携帯端末を特定する第2の端末特定部と、
    上記第2の端末特定部により特定された携帯端末のうち、上記第1の端末特定部により特定された携帯端末以外の携帯端末に対して呼び出しを実行する第2の呼出処理部と、
    上記看護師毎に勤務帯を記憶した勤務帯情報記憶部と、
    上記ログイン情報によりログイン中であることが示されている看護師のうち、上記勤務帯情報記憶部に記憶されている勤務帯の範囲内に現在時刻が属していない看護師である時間外看護師を特定する時間外看護師特定部と、
    上記時間外看護師特定部により特定された上記時間外看護師がログイン中の携帯端末を、上記ログイン情報記憶部を参照することによって特定する第3の端末特定部と、
    上記第3の端末特定部により特定された携帯端末に対して呼び出しを実行する第3の呼出処理部とを備えたことを特徴とするナースコールシステム。
  2. 上記第1の端末特定部により上記担当看護師がログイン中の携帯端末を特定できない場合に限り、上記第2の端末特定部および上記第2の呼出処理部の処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
  3. 上記第1の端末特定部により上記担当看護師がログイン中の携帯端末を特定できない場合に限り、上記時間外看護師特定部、上記第3の端末特定部および上記第3の呼出処理部の処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載のナースコールシステム。
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