JP2014146861A - 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム - Google Patents

通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014146861A
JP2014146861A JP2013012680A JP2013012680A JP2014146861A JP 2014146861 A JP2014146861 A JP 2014146861A JP 2013012680 A JP2013012680 A JP 2013012680A JP 2013012680 A JP2013012680 A JP 2013012680A JP 2014146861 A JP2014146861 A JP 2014146861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication terminal
terminal
user
role
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013012680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6146019B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Okanoue
和広 岡ノ上
Hiroshi Terasaki
浩 寺崎
Yoshihiro Kojima
義弘 小嶋
Kenichi UTSUDA
賢一 宇都田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013012680A priority Critical patent/JP6146019B2/ja
Priority to PCT/JP2013/078568 priority patent/WO2014115386A1/ja
Priority to US14/762,337 priority patent/US10015319B2/en
Publication of JP2014146861A publication Critical patent/JP2014146861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6146019B2 publication Critical patent/JP6146019B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M7/00Arrangements for interconnection between switching centres
    • H04M7/006Networks other than PSTN/ISDN providing telephone service, e.g. Voice over Internet Protocol (VoIP), including next generation networks with a packet-switched transport layer
    • H04M7/0075Details of addressing, directories or routing tables
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/02Calling substations, e.g. by ringing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/42008Systems for anonymous communication between parties, e.g. by use of disposal contact identifiers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/42025Calling or Called party identification service
    • H04M3/42034Calling party identification service
    • H04M3/42059Making use of the calling party identifier

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】使用するユーザを特定しない非業務モードにおいても効果的に通信端末を通話可能にすること。
【解決手段】通信端末と、通信端末の内部に設けられ、あるいは、通信端末の外部に設けられ、通信端末のユーザ情報と利用者番号との対応と、通信端末の役割番号とを記憶する記憶部と、使用するユーザを特定した業務モードで通信端末を使用する場合は、利用者番号に対応する通信端末に対して発呼元通信端末からの発呼を中継し、使用するユーザを特定しない非業務モードで通信端末を使用する場合は、役割番号に対応する通信端末に対して発呼元通信端末からの発呼を中継する発呼中継部と、を備える
【選択図】 図1

Description

本発明は、1つの通信端末を複数のユーザが使用して通信する技術に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、IP電話機へのログイン時に入力されたユーザIDに基づいて、管理データベースからユーザに割当てられた電話番号をIPアドレスに関連付けて登録すると共に、IP電話機に設定する。これにより、ユーザがIP電話機の電話番号とユーザ入力情報とを変更して通話できる技術が開示されている。
特開2007−142621号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、IP電話機が通話可能なのはログイン中であり、ログアウトすると通話することができなかった。言い換えれば、IP電話機は通話可能なユーザ登録時と、通話不可能なユーザ非登録時との2つの状態しか有さず、ユーザ非登録時など使用するユーザを特定しない状態では、通話不可能であった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信処理システムは、
通信端末と、
前記通信端末の内部に設けられ、あるいは、前記通信端末の外部に設けられ、前記通信端末のユーザ情報と利用者番号との対応と、前記通信端末の役割番号とを記憶する記憶手段と、
使用するユーザを特定した業務モードで前記通信端末を使用する場合は、前記利用者番号に対応する通信端末に対して発呼元通信端末からの発呼を中継し、使用するユーザを特定しない非業務モードで前記通信端末を使用する場合は、前記役割番号に対応する通信端末に対して発呼元通信端末からの発呼を中継する発呼中継手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信処理方法は、
発呼元通信端末から利用者番号または役割番号による発呼があった場合に、
通信端末の内部に設けられ、あるいは、前記通信端末の外部に設けられた記憶手段に記憶された、前記通信端末のユーザ情報と利用者番号との対応と、前記通信端末の役割番号とを参照して、
使用するユーザを特定した業務モードで通信端末を使用している場合は、前記利用者番号に対応する通信端末を発呼先通信端末として、前記発呼元通信端末からの発呼を中継するステップと、
使用するユーザを特定しない非業務モードで通信端末を使用している場合は、前記役割番号に対応する通信端末を発呼先通信端末として、前記発呼元通信端末からの発呼を中継するステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信端末は、
使用するユーザを特定した業務モードで通信端末を使用する場合は、ユーザ情報に対応する利用者番号を端末割当番号として取得し、使用するユーザを特定しない非業務モードで前記通信端末を使用する場合は、前記通信端末の役割番号を前記端末割当番号として取得する割当番号取得手段と、
各通信端末からの指示に応じて前記各通信端末が使用する前記利用者番号または前記役割番号と前記各通信端末との対応を記憶する発呼中継手段に対して、前記割当番号取得手段により取得された前記利用者番号または前記役割番号の登録要求をする割当番号登録要求手段と、
前記割当番号取得手段により取得された端末割当番号を発呼元の端末割当番号とし、発呼先のユーザ情報に対応して取得した利用者番号または発呼先の役割番号を発呼先の端末割当番号として発呼し、発呼メッセージに含まれる発呼先の端末割当番号が前記割当番号取得手段により取得された端末割当番号と一致する場合に、着呼する通信処理手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信端末の制御方法は、
使用するユーザを特定した業務モードで通信端末を使用する場合は、ユーザ情報に対応する利用者番号を端末割当番号として取得し、使用するユーザを特定しない非業務モードで前記通信端末を使用する場合は、前記通信端末の役割番号を前記端末割当番号として取得する割当番号取得ステップと、
各通信端末からの指示に応じて前記各通信端末が使用する前記利用者番号または前記役割番号と前記各通信端末との対応を記憶する発呼中継手段に対して、前記割当番号取得ステップにおいて取得された前記利用者番号または前記役割番号の登録要求をする割当番号登録要求ステップと、
前記割当番号取得ステップにおいて取得された端末割当番号を発呼元の端末割当番号とし、発呼先のユーザ情報に対応して取得した利用者番号または発呼先の役割番号を発呼先の端末割当番号として発呼し、発呼メッセージに含まれる発呼先の端末割当番号が前記割当番号取得ステップにおいて取得された端末割当番号と一致する場合に、着呼する通信処理ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信端末の制御プログラムは、
使用するユーザを特定した業務モードで通信端末を使用する場合は、ユーザ情報に対応する利用者番号を端末割当番号として取得し、使用するユーザを特定しない非業務モードで前記通信端末を使用する場合は、前記通信端末の役割番号を前記端末割当番号として取得する割当番号取得ステップと、
各通信端末からの指示に応じて前記各通信端末が使用する前記利用者番号または前記役割番号と前記各通信端末との対応を記憶する発呼中継手段に対して、前記割当番号取得ステップにおいて取得された前記利用者番号または前記役割番号の登録要求をする割当番号登録要求ステップと、
前記割当番号取得ステップにおいて取得された端末割当番号を発呼元の端末割当番号とし、発呼先のユーザ情報に対応して取得した利用者番号または発呼先の役割番号を発呼先の端末割当番号として発呼し、発呼メッセージに含まれる発呼先の端末割当番号が前記割当番号取得ステップにおいて取得された端末割当番号と一致する場合に、着呼する通信処理ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信処理装置は、
ユーザ情報に対応する利用者番号または通信端末の役割番号を端末割当番号として各通信端末に対応付けて登録する登録手段と、
通信端末からの発呼に含まれる発呼先の端末割当番号が前記登録手段に登録されている場合に、前記登録手段に登録されている前記端末割当番号に対応する通信端末を発呼先として前記発呼を中継する中継制御手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信処理装置の制御方法は、
ユーザ情報に対応する利用者番号または通信端末の役割番号を端末割当番号として各通信端末に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
通信端末からの発呼に含まれる発呼先の端末割当番号が前記登録手段に登録されている場合に、前記登録手段に登録されている前記端末割当番号に対応する通信端末を発呼先として前記発呼を中継する中継制御ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信処理装置の制御プログラムは、
ユーザ情報に対応する利用者番号または通信端末の役割番号を端末割当番号として各通信端末に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
通信端末からの発呼に含まれる発呼先の端末割当番号が前記登録手段に登録されている場合に、前記登録手段に登録されている前記端末割当番号に対応する通信端末を発呼先として前記発呼を中継する中継制御ステップと、
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、使用するユーザを特定しない非業務モードにおいても効果的に通信端末を通話可能にすることができる。
本発明の第1実施形態に係る通信処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末の概略動作遷移を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る通信処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末からの端末割当番号の登録処理の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末間での通話処理の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末間での通話処理時のデータフォーマットを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る通信端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る構内交換サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る端末割当番号サーバの機能構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るログアウト判定テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る役割判定テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る利用者番号データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る役割番号データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る転送テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る通信端末の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る発呼処理および着呼処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る構内交換サーバの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る端末割当番号サーバの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る通信処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末からの端末割当番号の登録処理の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係る通信端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る端末割当番号データベースの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末間での通話処理の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第4実施形態に係る構内交換サーバの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末からの端末割当番号の登録処理の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第5実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末間での通話処理の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第5実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末間での通話処理時のデータフォーマットを示す図である。 本発明の第5実施形態に係る構内交換サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る構内交換サーバの処理手順を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての通信処理システム100について、図1を用いて説明する。通信処理システム100は、通信端末を業務用に使用するシステムである。
図1に示すように、通信処理システム100は、通信端末110と、発呼元通信端末120と、記憶部130と、発呼中継部140と、を含む。
記憶部130は、通信端末110の内部に設けられ、あるいは、通信端末110の外部に設けられる。そして、記憶部130は、通信端末110のユーザ情報と利用者番号との対応(131)と、通信端末110の役割番号(132)とを記憶する。
発呼中継部140は、使用するユーザを特定した業務モードで通信端末110を使用する場合は、利用者番号に対応する通信端末に対して発呼元通信端末120からの発呼を中継する。また、使用するユーザを特定しない非業務モードで通信端末110を使用する場合は、役割番号に対応する通信端末に対して発呼元通信端末120からの発呼を中継する。
本実施形態によれば、使用するユーザを特定しない非業務モードで通信端末を使用する場合にも、通信端末の役割番号を発呼用の端末割当番号として使用できるので、非業務モードにおいても効果的に通信端末を通話可能にすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理システムについて、図2乃至図16を用いて説明する。本実施形態においては、通信端末からユーザが業務サーバに対してログインした場合に、通信端末は、業務モードとしてユーザ情報に対応する利用者番号を端末割当番号(いわゆる電話番号)として使用する。一方、ユーザが通信端末を業務サーバからログアウトした場合に、通信端末は、非業務モードとして役割情報に対応する役割番号を端末割当番号として使用する。なお、本実施形態においては、利用者番号や役割番号は、通信端末の外部にある端末割当番号サーバから割当てられる。なお、以下の実施形態では、役割情報に対応する役割番号を割り当てる例を説明するが、役割を1つに固定して使う場合(例、ログインされていないときは共用電話として使用する)には、役割情報と役割番号とを対応付けて記憶する必要はない。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、あらかじめ通信端末に利用者番号や役割番号を割り当てておく必要がないので、登録ユーザの追加や削除、役割番号の変更などが、サーバの変更のみの簡単な操作で可能である。
《通信処理システム》
図2〜図6を参照して、本実施形態に係る通信処理システムについて説明する。
(概略動作)
図2は、本実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末200の概略動作遷移を示す図である。なお、図2では、通信端末200としてスマートフォンなどの携帯端末を例に説明するが、通信端末200には、携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップ型PCなども含まれる。
図2において、通信端末200は、電源オン時のログイン待ち状態では、ログイン待ち画面210を表示する。ログイン待ち画面210は、ユーザID入力欄211と、パスワード入力欄212と、ログインボタン213と、役割選択ボタン214とを含む。ユーザID入力欄211にユーザ識別子としてのユーザIDを入力し、パスワード入力欄212にパスワードを入力した状態でログインボタン213が選択されると、認証サーバによるユーザ認証が行なわれる。ユーザ認証の結果、ログインが認められると、業務モードに遷移し、業務サーバに対するアクセスが認められ、その結果、通信端末200は、業務モード画面220を表示する。一方、役割選択ボタン214が選択されると、通信端末200は、非業務モードに遷移して、非業務モード画面230を表示する。
業務モード画面220は、メッセージウィンドウ221と、発呼ボタン222と、着呼ボタン223と、アドレス帳ボタン224と、業務用ウィンドウ225と、ログアウトボタン226とを含む。業務モードでは、形態端末は業務サーバと接続されて、業務用ウィンドウ225を使って業務サーバへの各種の業務の入力を行ない、また、業務サーバからの指示を受ける。なお、本実施形態が適用される業務は限定されない。通信端末200は、業務用ウィンドウ225と同時に、業務モード画面220に、ユーザが他の通信端末とやりとりするメッセージを表示するメッセージウィンドウ221、他の通信端末への発呼ボタン222、他の通信端末からの着呼ボタン223、および、通信端末のアドレス帳ボタン224を表示する。また、通信端末200は、業務モード画面220に、業務モードからログアウトするためのログアウトボタン226を表示する。ログアウトボタン226が選択されると、通信端末200は、非業務モードに遷移して業務サーバとの接続が解除され、非業務モード画面230を表示する。
非業務モード画面230は、メッセージウィンドウ231と、発呼ボタン232と、着呼ボタン233と、ログインボタン234と、役割用ウィンドウ235とを含む。そして、役割用ウィンドウ235は、役割名表示欄236と、テンキー237と、役割変更ボタン238とを含む。非業務モードに遷移する過程で、通信端末200の現在位置や時間などに基づいて通信端末200の役割が決定される。通信端末200は、非業務モード画面230の役割名表示欄236に決定された役割名を表示すると共に、役割を変更するための役割変更ボタン238と変更する役割番号を入力するテンキー237とを表示する。通信端末200は、役割用ウィンドウ235と同時に、非業務モード画面230に、ユーザが他の通信端末とやりとりするメッセージを表示するメッセージウィンドウ231、他の通信端末への発呼ボタン232、および、他の通信端末からの着呼ボタン233を表示する。また、通信端末200は、非業務モードからログイン待ちへ遷移するためのログインボタン234を表示する。ログインボタン234が選択されると、通信端末200は、ログイン待ちに遷移して、ログイン待ち画面210を表示する。
(システム構成)
図3は、本実施形態に係る通信処理システム300の構成を示すブロック図である。
図3の通信処理システム300においては、ネットワーク350を介して、複数の通信端末と、通信端末の動作を制御したり情報を提供したりするサーバとが接続されている。複数の通信端末としては、携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末201や、ノート型PC202や、デスクトップ型PC203が図示されている。サーバには、構内交換サーバ(例えば、SIPサーバ)310と、業務サーバ320と、端末割当番号サーバ330と、認証サーバ340と、が含まれる。構内交換サーバ310は、通信端末200間の接続を制御する。業務サーバ320は、ログイン中に通信端末200と接続して業務サービスを提供する。端末割当番号サーバ330は、ログイン中の利用者番号とログアウト中の役割番号を通信端末200に割り当てる。認証サーバ340は、通信端末200の認証や通信端末200を使用するユーザの認証を行なう。
通信端末200には、ユーザが携帯してログインしている状態や、充電中の状態、役割として2F担当が割り当てられている状態、役割として緊急対応が割り当てされている状態、役割として宿直が割り当てられている状態、などがある。そして、それぞれの状態に対応して、端末割当番号サーバ330から異なる番号が割り当てられる。通信端末200は、割り当てられた番号を使用して、お互いのメッセージ通信(通話を含む)を行なう。なお、役割は図3に限定されない。
(端末割当番号の登録処理)
図4は、本実施形態に係る通信処理システム300における通信端末200からの端末割当番号の登録処理の手順を示すシーケンス図である。なお、本実施形態においては、通信端末200の端末割当番号取得部は、機器固有番号は自端末内から、業務モードおよび非業務モード中の自端末の端末割当番号を外部の端末割当番号サーバ330から取得するものとする。
図4のシーケンスは、通信端末200の登録ステップ(S401)と、ログイン手順のステップ(S403)と、業務モード中のステップ(S405)と、ログアウト手順のステップ(S407)と、非業務モードである役割割当て中のステップ(S409)とを含む。なお、ステップS401〜S409のシーケンスは、必ず図4の順に遷移するわけではなく、例えば、図2のログイン待ち画面210で役割選択ボタン214が選択された場合は、ステップS401からS409に移ることになる。
ステップS401において、通信端末200の電源がONされて、無線LAN(例えば、部屋のアクセスポイントなど)を検出すると、通信端末200は、無線LAN基地局410を介して認証サーバ340に機器認証を要求する。認証シーケンスにより機器認証がOKである旨の通知を受けると、通信端末200は、端末割当番号取得部は自端末の機器固有番号を取得して、構内交換サーバ310に通信端末200のIPアドレスに対応付けて登録することにより、通信端末の電話利用が可能となる。図2のログイン待ち画面210がその時の通信端末200の状態を表わしている。
ステップS403において、ユーザがユーザIDおよびパスワードを入力してログインをすると、まず、ユーザ認証が認証サーバ340により行なわれる。ユーザ認証がOKであれば、通信端末200の端末割当番号取得部は、端末割当番号サーバ330に対してユーザIDに対応した利用者番号の割当てを要求して取得する。通信端末200は、構内交換サーバ310に対して取得した利用者番号の登録を行なう。構内交換サーバ310は、ステップS401において登録された機器固有番号およびIPアドレスと利用者番号とを対応付けて登録すると、利用者番号登録完了を通信端末200に通知する。通信端末200は、利用者番号の登録完了通知を受信すると、機器固有番号であった端末割当番号を利用者番号に変更して、以後のメッセージの送受信(発呼および着呼)は利用者番号で行なわれる。そして、通信端末200は、図2の業務モード画面220に遷移する。
ステップS405において、通信端末200は、図2の業務モード画面220によりユーザに操作される。ステップS405において、通信端末200は、業務サーバ320との通信による業務サービスを受けると共に、利用者番号による構内交換サーバ310を介した他の通信端末とのメッセージ伝達および通話を行なう。
ステップS407において、ユーザがログアウトすると、業務終了シーケンスに従って業務サーバ320と切断される。そして、通信端末200は、図2の非業務モードに遷移する。
ステップS409において、通信端末200は、ユーザの入力あるいは通信端末200の現在位置や時間などに基づいて、通信端末200の役割を判定する。そして、通信端末200の端末割当番号取得部は、端末割当番号サーバ330に対して役割に対応した役割番号の割当てを要求して取得する。通信端末200は、構内交換サーバ310に対して取得した役割番号の登録を行なう。構内交換サーバ310は、ステップS401において登録された機器固有番号およびIPアドレスと役割番号とを対応付けて登録すると、役割番号登録完了を通信端末200に通知する。通信端末200は、役割番号の登録完了通知を受信すると、利用者番号であった端末割当番号を役割番号に変更して、以後のメッセージの送受信(発呼および着呼)は役割番号で行なわれる。そして、通信端末200は、図2の非業務モード画面230に遷移する。なお、図2のログイン待ちで役割選択ボタン214が選択された場合は、端末固定番号であった端末割当番号を役割番号に変更して、以後のメッセージの送受信(発呼および着呼)は役割番号で行なわれる。そして、通信端末200は、図2の非業務モード画面230に遷移する。
図4においては、通信端末200で役割を判定して、端末割当番号サーバ330に役割に対応する役割番号の割当てを求めた。しかし、通信端末200から現在位置や時間などの情報を端末割当番号サーバ330に送り、端末割当番号サーバ330で受信情報から役割判定して、役割に対応する役割番号を割り当ててもよい。さらに、通信端末200が接続している無線LAN基地局(AP:Access Point)IDや充電中であれば充電器IDなどから役割を特定してもよい。図4には、無線LAN基地局IDや充電器IDなどによる役割判定は煩雑であるため図示していない。
(通信端末間での通話処理)
図5は、本実施形態に係る通信処理システム300における通信端末200Aと通信端末200B間での通話処理の手順を示すシーケンス図である。図5においては、まず、通信端末200AのユーザAと通信端末200BのユーザBとが業務サーバ320にログインした後に通信端末200Aから通信端末200Bに発呼して通話を行なう場合を示す。その後、ユーザAとユーザBとがログアウトして、ユーザAが、通信端末200Bから業務サーバ320にログインして、ログアウト中で枠割りとして2F担当が割り当てられた通信端末200Aに発呼して通話を行なう場合を示す。なお、図5においては、図4の認証や番号割当て、番号登録の詳細手順は省略されている。
ステップS501において、ユーザAが通信端末200Aから業務サーバ320にログインし、ステップS503において、ユーザBが通信端末200Bから業務サーバ320にログインする。ステップS505において、業務サーバ320はログイン処理を行なう。ステップS507において、通信端末200Aは、ユーザAに対応する端末割当番号aを取得して、構内交換サーバ310に登録依頼をする。ステップS509において、構内交換サーバ310は、端末割当番号aを通信端末200Aの端末割当番号として登録する。一方、ステップS511において、通信端末200Bは、ユーザBに対応する端末割当番号bを取得して、構内交換サーバ310に登録依頼をする。ステップS513において、構内交換サーバ310は、端末割当番号bを通信端末200Bの端末割当番号として登録する。
ステップS515において、通信端末200AからユーザAがユーザBに発呼する。実際には、通信端末200Aは、ユーザBに対応する端末割当番号bに対して発呼する。構内交換サーバ310は、ステップS517において、通信端末Aから端末割当番号bの通信端末への発呼を、伝送先番号である端末割当番号bに対応するIPアドレスの通信端末に中継する。通信端末200Bは、ステップS519において、構内交換サーバ310から受信したメッセージに含まれる端末割当番号bが自端末の番号であるか否かを判定して、自端末の番号であれば通信端末200Aからの発呼を着呼する。そして、ステップS521において、通信端末200Aと通信端末200Bとを使用した、ユーザAとユーザBとの通話が実現する。
次に、ステップS523において、ユーザAが通信端末200Aをログアウトし、ステップS525において、ユーザBが通信端末200Bをログアウトする。ステップS275において、業務サーバ320はログアウト処理を行なう。通信端末200Aは、ログアウトにより図2の非業務モードに遷移する。通信端末200Aは、ステップS529において、通信端末200Aは、ユーザの設定や通信端末200Aの現在位置に基づいて、例えば、役割として2F担当が割り当てられ2F担当の端末割当番号2Fを取得する。そして、通信端末200Aは、構内交換サーバ310に端末割当番号2Fの登録を依頼する。構内交換サーバ310は、ステップS531において、通信端末200Aの端末割当番号2Fを登録する。なお、通信端末200Bもログアウト後に役割番号が割り当てられるが、煩雑となるので図示および説明は省略する。
その後、ステップS533において、ユーザAが通信端末200Bから業務サーバ320にログインする。業務サーバ320は、ステップS535において、ログイン処理を行なう。ステップS537において、通信端末200BはユーザAに対応する端末割当番号aを取得して、構内交換サーバ310に登録依頼をする。ステップS539において、構内交換サーバ310は、端末割当番号aを通信端末200Bの端末割当番号として登録する。
ステップS541において、通信端末200BからユーザAが2F担当に発呼する。実際には、通信端末200Bは、2F担当に対応する端末割当番号2Fに対して発呼する。構内交換サーバ310は、ステップS543において、通信端末Aから端末割当番号2Fの通信端末への発呼を、伝送先番号である端末割当番号2Fに対応するIPアドレスの通信端末に中継する。通信端末200Aは、ステップS545において、構内交換サーバ310から受信したメッセージに含まれる端末割当番号2Fが自端末の番号であるか否かを判定して、自端末の番号であれば通信端末200Bからの発呼を着呼する。そして、ステップS547において、通信端末200Aと通信端末200Bとを使用した、ユーザAと2F担当との通話が実現する。
図5から、他の種々の発呼と着呼の通信端末の組間の通話が、ユーザの変更や役割の変更に対応して同じ通信端末を使用して可能になることが明らかである。
(データフォーマット)
図6は、本実施形態に係る通信処理システム300における通信端末間での通話処理時のデータフォーマットを示す図である。図6には、発呼端末からのメッセージフォーマット610が、構内交換サーバ310により、着呼端末へのメッセージフォーマット620に変換される状態が図示されている。なお、図6のメッセージフォーマットは簡略化されたもので、詳細な構成は標準プロトコルを参照されたい。
発呼端末から構内交換サーバ310へのメッセージフォーマット610には、SIP(Session Initiation Protocol)サーバIPアドレス611と、発呼元IPアドレス612と、発呼先通信端末の発呼先端末割当番号613、発呼元通信端末の発呼元端末割当番号614とが含まれる。構内交換サーバ310では、発呼先端末割当番号613から発呼先IPアドレス621が取得される。そして、構内交換サーバ310から着呼端末へのメッセージフォーマット620には、発呼先IPアドレス621と、発呼元IPアドレス612と、発呼先通信端末の発呼先端末割当番号613、発呼元通信端末の発呼元端末割当番号614とが含まれる。
なお、構内交換サーバ310は、発呼元端末割当番号や発呼先端末割当番号が登録済みかを判定することにより、未登録の通信端末による発呼を防ぐことができる。また、通信端末は、発呼先端末割当番号を自端末が現在使用している、利用者番号や役割番号と比較することにより、間違い発呼の着呼を防ぐことができる。
《通信端末の機能構成》
図7は、本実施形態に係る通信端末200の機能構成を示すブロック図である。なお、図7の各機能構成部は独立したハードウェアで構成されてもよいし、メモリやストレージに記憶されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)で実行することにより、各機能構成部を実現してもよい。その場合、例えば、各処理に必要なデータの内、恒常的なデータやプログラムはストレージに記憶され、一時的なデータはRAM(Random Access Memory)に記憶される。
通信インタフェース701は、通信端末200がネットワークを介して他の通信端末やサーバと通信するためのインタフェースである。タッチパネル/キーボード702は、通信端末200に対してユーザがデータ入力や指示入力を行なうユーザインタフェースである。ログイン/ログアウト制御部703は、タッチパネル/キーボード702からの指示入力に従って、業務サーバ320へのログインおよび業務サーバ320からのログアウトを制御する。周辺機器群/外部インタフェース704は、通信端末200へ接続された周辺機器群とのインタフェースであり、例えばGPS(Global Positioning System)や振動計とのインタフェースやUSB(Universal Serial Bus)インタフェースなどを含む。
ログアウト判定部705は、不図示のログアウト判定テーブルを有し、タッチパネル/キーボード702からの情報や周辺機器群/外部インタフェース704からの情報などから、通信端末200のログアウトを判定する。役割判定部706は、不図示の役割判定テーブルを有し、周辺機器群/外部インタフェース704からの現在位置情報などから、通信端末200の役割を判定する。機器固有番号記憶部707は、通信端末に固有の端末割当番号を記憶する。
端末割当番号取得部708は、電源ON時には、機器固有番号記憶部707から端末割当番号として固有番号を取得する。また、端末割当番号取得部708は、ログイン/ログアウト制御部703からのログイン時のユーザIDや、役割判定部706からのログアウト中の役割情報に基づいて、端末割当番号問合せ制御部709により端末割当番号サーバ330を取得する。端末割当番号登録制御部710は、端末割当番号取得部708が取得した端末割当番号を保持すると共に、当該通信端末200が使用する端末割当番号として構内交換サーバ310に登録する。
発呼/着呼制御部711は、端末割当番号登録制御部710が保持する端末割当番号を使用して、タッチパネル/キーボード702からのユーザ指示に対応して、他の通信端末への発呼や他の通信端末からの着呼を制御する。ディスプレイ712は、通信端末200の状態や受信メッセージ、さらにタッチパネルに対応付いたボタン画像などを表示する。
なお、通信端末200が役割判定を行なわない場合は、役割判定部706は削除される。また、位置情報などを通信端末200が取得して端末割当番号サーバ330に送信する場合は、役割判定部706は役割判定情報取得部に置き換えられる。
《構内交換サーバの機能構成》
図8は、本実施形態に係る構内交換サーバ310の機能構成を示すブロック図である。なお、図8の各機能構成部は独立したハードウェアで構成されてもよいし、メモリやストレージに記憶されたプログラムをCPUで実行することにより、各機能構成部を実現してもよい。その場合、例えば、各処理に必要なデータの内、恒常的なデータ、転送テーブルやプログラムはストレージに記憶され、一時的なデータはRAMに記憶される。
通信インタフェース801は、構内交換サーバ310がネットワークを介して通信端末200と通信するためのインタフェースである。通信端末登録要求受信部802は、通信端末200から電源ON時の固有番号の登録要求を受信する。通信端末登録部803は、初期端末割当番号としての機器固有番号を、通信端末200のIPアドレスに対応付けて転送テーブル804に記憶することにより、構内交換サーバ310が交換制御する通信端末の登録とする。通信端末登録通知部805は、通信端末の登録完了を通信端末200に通知する。
端末割当番号登録要求受信部806は、ログイン時に通信端末200から利用者番号を受信し、ログアウト中に通信端末200から役割番号を受信する。端末割当番号登録部807は、端末割当番号としての利用者番号や役割番号を、通信端末200のIPアドレスおよび機器固有番号に対応付けて転送テーブル804に記憶することにより、構内交換サーバ310が交換制御する通信端末が使用する端末割当番号の登録とする。端末割当番号登録通知部808は、利用者番号や役割番号の登録完了を通信端末200に通知する。
発呼受信部809は、通信端末200からの発呼メッセージを受信する。発呼受信部809は、発呼元の端末割当番号が転送テーブル804に登録されているかにより発呼元を確認する発呼元確認部を有してよい。発呼先端末割当番号取得部810は、発呼受信部809が受信した発呼メッセージから発呼先の端末割当番号を抽出する。発呼先IPアドレス取得部811は、発呼先の端末割当番号に対応して転送テーブル804から発呼先通信端末のIPアドレスを取得する。発呼メッセージ生成部812は、発呼先IPアドレスを付加した発呼メッセージを生成する(図6参照)。発呼送信部813は、発呼メッセージ生成部812が生成した発呼を発呼先IPアドレスに向けて送信する。ここで、発呼受信部809と、発呼先端末割当番号取得部810と、発呼先IPアドレス取得部811と、発呼メッセージ生成部812と、発呼送信部813とが、発呼中継制御部として機能する。
《端末割当番号サーバの機能構成》
図9は、本実施形態に係る端末割当番号サーバ330の機能構成を示す図である。なお、図9の各機能構成部は独立したハードウェアで構成されてもよいし、メモリやストレージに記憶されたプログラムをCPUで実行することにより、各機能構成部を実現してもよい。その場合、例えば、各処理に必要なデータの内、恒常的なデータ、データベースやプログラムはストレージに記憶され、一時的なデータはRAMに記憶される。
通信インタフェース901は、端末割当番号サーバ330がネットワークを介して通信端末200と通信するためのインタフェースである。利用者番号要求受信部902は、通信端末200から、ロングイン時のユーザIDに対応する利用者番号要求を受信する。利用者番号取得部903は、ログイン中の端末割当番号としての利用者番号を、ユーザIDに基づいて利用者番号データベース(以下、DB:DataBase)904から取得する。利用者番号通知部905は、取得した利用者番号を通信端末200に通知する。利用者番号DB904は、ユーザIDに対応付いた利用者番号を保持している。
役割番号要求受信部906は、通信端末200から、ログアウト中の役割に対応する役割番号要求を受信する。役割番号取得部907は、ログアウト中の端末割当番号としての役割番号を、役割に基づいて役割番号DB908から取得する。役割番号通知部909は、取得した役割番号を通信端末200に通知する。役割番号DB908は、役割に対応付いた役割番号を保持している。
なお、利用者番号DB904の利用者番号や役割番号DB908の役割番号は変更可能であり、番号変更部911は番号受信部910が受信した情報に従って、利用者番号DB904の利用者番号や役割番号DB908の役割番号を変更する。また、通信端末200から端末割当番号サーバ330への役割番号要求を、役割情報ではなく、通信端末の現在位置や時間などを受信して端末割当番号サーバ330において役割判定する場合には、役割番号要求受信部906と役割番号取得部907との間に、役割判定部912が接続される。
(ログアウト判定テーブル)
図10Aは、本実施形態に係るログアウト判定テーブル705aの構成を示す図である。ログアウト判定テーブル705aはログアウト判定部705にあって、ユーザのログアウト指示が無い場合のログアウト判定に使用される。なお、ログアウトの条件は本例に限定されない。
図10Aには、次の条件が図示されている。
(1) 通信端末の充電が一時間を超えた場合、
(2) ユーザの業務スケジュール外であり、かつ、通信端末の移動が一時間以上無い場合、
(3) ユーザの業務スケジュール外であり、かつ、ユーザからの通信端末への操作が一時間以上無い場合、
などである。
(役割判定テーブル)
図10Bは、本実施形態に係る役割判定テーブル706aの構成を示す図である。役割判定テーブル706aは、役割判定部706または912にあって、ユーザ設定1021、通信端末の現在位置1022、あるいは、時間帯1023などに対応して、通信端末の役割1024を判定するために使用される。なお、役割判定の条件は本例に限定されない。
図10Bには、次のような役割判定が図示されている。
(1) 宿直:ユーザの宿直設定、または、通信端末が宿直室内にあって時間帯がPM9:00〜AM6:00の場合、
(2) 日直:通信端末が宿直室内にあって時間帯がAM9:00〜PM6:00の場合、
(3) 緊急対応:ユーザの緊急対応設定、または、通信端末が2Fにあって時間帯がPM9:00〜AM6:00の場合、
(4) 2F担当:ユーザの2F担当、または、通信端末が2Fにあって時間帯がAM9:00〜PM6:00の場合、
(5) 3F担当:ユーザの3F担当、または、通信端末が3Fにある場合、
などである。
(利用者番号データベース)
図11Aは、本実施形態に係る利用者番号データベース904の構成を示す図である。なお、利用者番号データベース904の構成は図11Aに限定されない。
利用者番号データベース904は、ユーザID1111に対応付けて、利用者番号1112と、ユーザがログインして登録済か未登録かを示す登録済フラグ1113とを記憶する。ユーザID1111を受信した時に、対応する登録済フラグ1113が登録済を示していれば、利用者番号は通信端末に返されないので、複数の通信端末が利用者番号を重複して割り当てられることは無い。
(役割番号データベース)
図11Bは、本実施形態に係る役割番号データベース908の構成を示す図である。なお、役割番号データベース908の構成は図11Bに限定されない。
役割番号データベース908は役割1121に対応付けて、複数の役割番号1123と、それぞれの役割番号が通信端末に割り当てられて登録済か未登録かを示す登録済フラグ1124とを記憶する。ここで、各役割1121に対応付けて連続するグループ番号が割り当てられるように構成される。役割1121を受信した時に、登録済フラグ1124が未登録である役割番号が通信端末に割り当てられる。このように役割番号の割当てをすれば、同じ役割番号が複数の通信端末に重複して割り当てられることは無い。
また、役割特定基準1122は、役割番号データベース908が、通信端末が接続されている無線LAN基地局や充電器により役割を決定する場合に、使用される条件である。通信端末からの位置情報や、時間帯により役割を役割番号データベース908で判定する場合は、図10Bのような条件が役割特定基準1122に置き換わることになる。
(転送テーブル)
図12は、本実施形態に係る転送テーブル804の構成を示す図である。
転送テーブル804は、電源ONシーケンスにおける登録時に、通信端末の機器固有番号1201を当該通信端末のIPアドレス1203に対応して記憶する。そして、ログイン時のユーザIDに対応する利用者番号やログアウト中の役割番号を端末割当番号1202として、当該通信端末のIPアドレス1203に対応して記憶する。
図12において、端末割当番号1202が記憶されていない行1211は、利用者番号も役割番号も登録されてない、電源ON直後の状態である。行1211以外の行は、利用者番号または役割番号のいずれかが登録された状態である。
《通信端末のハードウェア構成》
図13は、本実施形態に係る通信端末200のハードウェア構成を示すブロック図である。
図13で、CPU1310は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図7の通信端末200の機能構成部を実現する。ROM(Read Only Memory)1320は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。また、通信インタフェース701は、ネットワーク350を介して他の通信端末や各サーバと通信する。なお、CPU1310は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPUを含んでもよい。また、通信インタフェース701は、CPU1310とは独立したCPUを有して、RAM1340の領域に送受信データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。また、RAM1340とストレージ1350との間でデータを転送するDMACを設けるのが望ましい(図示なし)。さらに、入出力インタフェース1360は、CPU1310とは独立したCPUを有して、RAM1340の領域に入出力データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。したがって、CPU1310は、RAM1340にデータが受信あるいは転送されたことを認識してデータを処理する。また、CPU1310は、処理結果をRAM1340に準備し、後の送信あるいは転送は通信インタフェース701やDMAC、あるいは入出力インタフェース1360に任せる。
RAM1340は、CPU1310が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM1340には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。使用中端末割当番号1341は、通信端末200が現在使用中の端末割当番号である。ログイン/ログアウト・フラグ1342は、通信端末200がログイン状態かログアウト状態かを表わすフラグである。ユーザID1343は、通信端末200から業務サーバ320にログインする時にユーザが入力したIDである。利用者番号1344は、ユーザID1343に基づいて取得した利用者番号であり、ログイン中は使用中端末割当番号1341として使用される。本実施形態においては、通信端末200は、利用者番号を端末割当番号サーバ330から取得する。役割情報1345は、通信端末200の現在位置や時間帯などに基づいて判定された役割を示す情報である。役割番号1346は、役割情報1345に対応して取得した役割番号であり、ログアウト中は使用中端末割当番号1341として使用される。移動タイマ/操作タイマ1348は、通信端末200の移動やユーザ操作に基づいてログアウトを判定するために使用する時間を計測する。入出力データ1848は、入出力インタフェース1360を介して入出力されるデータである。送受信データ1349は、通信インタフェース701を介して送受信されるデータである。
ストレージ1350には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。機器固定番号1351は、本通信端末200の電源ON時の初期端末割当番号となる番号である。ログアウト判定テーブル705aは、ログアウト判定部705がログアウトとする条件を記憶するテーブルである(図10A参照)。役割判定テーブル706aは、役割判定部706がログアウト中の本通信端末200の役割を現在位置や時間帯などに基づいて判定するテーブルである(図10B参照)。なお、本通信端末200で役割判定をしない場合は、役割判定テーブル706aはなく、端末割当番号サーバ330に役割判定のために送る情報を選別するテーブルに置き換えられる。
ストレージ1350には、以下のプログラムが格納される。通信端末制御プログラム1352は、本通信端末200の全体を制御する制御プログラムである。業務処理モジュール1353は、通信端末200が業務サーバ320へのログインからログアウトの間の業務処理を実行するモジュールである。業務処理モジュール1353には、ログイン時とログアウト時に通信端末200と業務サーバ320間の通信を制御するログイン/ログアウト制御モジュールが含まれる。利用者番号登録モジュール1354は、通信端末200のログイン時に利用者番号を取得して、構内交換サーバ310に登録するモジュールである。役割番号登録モジュール1355は、通信端末200のログアウト中に役割番号を取得して、構内交換サーバ310に登録するモジュールである。発呼/着呼制御モジュール1356は、通信端末200が他の通信端末に発呼する場合、あるいは、他の通信端末から着呼する場合の制御を実行するモジュールである。
入出力インタフェース1360は、図7の周辺機器群/外部インタフェース704を含み、入出力機器との入出力データをインタフェースする。入出力インタフェース1360には、ディスプレイ712、タッチパネル/キーボード702、が接続される。また、スピーカ1361やマイク1362などの音声入出力部が接続される。さらに、GPS位置検出部1363や、端末移動検出部1364、カメラ1865などが接続される。入出力インタフェース1360に接続される入出力機器はこれに限定されない、通信端末200の用途によって様々な入出力機器が接続される。また、通信端末200の用途によっては、上記入出力機器は通信端末200に接続されていない。
なお、図13のRAM1340やストレージ1350には、通信端末200が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
《通信端末の処理手順》
図14Aは、本実施形態に係る通信端末200の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図13のCPU1310によりRAM1340を使用しながら実行されて、図7の機能構成部を実現する。
ステップS1401において、通信端末200は、電源ONを待つ。電源がONされると、ステップS1403において、通信端末200は、認証サーバ340に対して端末認証処理を行なう。通信端末200が認証されると、通信端末200は、ステップS1405において、保持している機器固有番号を取得して構内交換サーバ310への登録処理を行なう。
ステップS1411において、通信端末200は、ログインボタン213が選択されたか否かを判定する。ログインボタン213が選択されてなければ、ステップS1431において、通信端末200は、役割選択ボタン214が選択されたか否かを判定する。
ログインボタン213が選択されると、通信端末200は、ステップS1413において、ログイン操作でユーザが入力したユーザIDとパスワードとに基づいて、認証サーバ340に対してユーザ認証処理を行なう。ユーザ認証されると、通信端末200は、ステップS1415において、ユーザIDに対応する利用者番号を取得する。本実施形態においては、端末割当番号サーバ330から利用者番号を取得する。次に、通信端末200は、ステップS1417において、取得した利用者番号を構内交換サーバ310に登録する。利用者番号の登録完了通知を構内交換サーバ310から受けて、通信端末200は、ステップS1419において、利用者番号を通信端末200の端末割当番号として設定する。そして、通信端末200は、業務サーバ320との情報交換と共に、ステップS1421において、随時に、他の通信端末との利用者番号による通話を実行する。
ステップS1423において、通信端末200は、ログアウトボタン226の選択、あるいはログアウト条件の成立を判定し、その間、ログインを継続する。ログアウトボタン226の選択、あるいはログアウト条件の成立ならば、通信端末200は、ステップS1425において、通信端末200の現在位置や時間帯に基づいて通信端末200の役割を判定する。なお、役割判定を通信端末200で行なわない場合、ステップS1425の処理は、端末割当番号サーバ330に送る役割判定に必要な情報の収集に置き換えられる。そして、通信端末200は、ステップS1433における役割番号の取得に移行する。
ステップS1431において役割選択ボタン214が選択された場合、あるいは、ログアウトされた場合に、通信端末200は、ステップS1433において、端末割当番号サーバ330からの役割に対応する役割番号の取得を行なう。次に、通信端末200は、ステップS1435において、取得した役割番号を構内交換サーバ310に登録する。役割番号の登録完了通知を構内交換サーバ310から受けて、通信端末200は、ステップS1437において、役割番号を通信端末200の端末割当番号として設定する。そして、通信端末200は、ステップS1439において、随時に、他の通信端末との役割番号による通話を実行する。
ステップS1441において、通信端末200は、ログインボタン234の選択を判定し、その間、役割番号による処理を継続する。ログインボタン234の選択ならば、通信端末200は、ステップS1413に移行して、ログイン処理を開始する。
なお、役割変更による役割番号の変更については、図示を省略した。役割番号を端末割当番号とする非業務モードにおいて、役割変更が可能であり、テンキー237から役割番号を入力して役割変更ボタン238を選択した場合や、通信端末200が異なる役割に対応する位置に所定時間以上ある場合、時間帯が切り替わった場合などの条件で役割番号が切り替わる。テンキー237から役割番号を入力する代わりに、役割名を入力してもよい。
なお、図14Aのフローチャートは、電源OFF時に終了する。
(発呼処理および着呼処理)
図14Bは、本実施形態に係る発呼処理および着呼処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図14AのステップS1321およびS1439の通話処理の一部である発呼/着呼に関連する部分である。
ステップS1451において、通信端末200は、他の通信端末からの着信を待つ。着信があると、通信端末200は、ステップS1453において、着信したメッセージから発呼先番号を読出して、自端末の使用中端末割当番号と比較する。発呼先番号と使用中端末割当番号とが一致しない場合、通信端末200は、ステップS1461において、着呼を拒否する。
発呼先番号と使用中端末割当番号とが一致する場合、通信端末200は、ステップS1455において、発呼した通信端末との接続処理を行なう。そして、通信端末200は、ステップS1457において、発呼した通信端末との通話処理を行なう。ステップS1459において、通信端末200は切断があるまで通話処理を継続し、切断があると着呼処理を終了する。
着呼がない場合、通信端末200は、ステップS1471において、ユーザの発呼ボタン222や232の選択による発呼指示を待つ。発呼指示があると、通信端末200は、ステップS1473において、電話帳やユーザの入力から発呼先番号を発呼メッセージに設定する。次に、通信端末200は、ステップS1475において、発呼元番号を使用中端末割当番号に設定する。そして、通信端末200は、ステップS1477において、発呼メッセージを構内交換サーバ310に送信する。
《構内交換サーバの処理手順》
図15は、本実施形態に係る構内交換サーバ310の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、構内交換サーバ310の処理を司るCPUによって実行されて、図8の機能構成部を実現する。なお、図15のフローチャートは、構内交換サーバ310における何らかのイベント発生によりスタートする。
ステップS1511において、構内交換サーバ310は、通信端末200が使用する端末割当番号登録要求の受信か否かを判定する。端末割当番号の受信がなければ、構内交換サーバ310は、ステップS1531において、いずれかの通信端末200からの発呼受信か否かを判定する。
端末割当番号登録要求の受信があれば登録要求に応答して、構内交換サーバ310は、ステップS1513、S1517、S1521において、それぞれ登録番号が機器固有番号か、利用者番号か、役割番号かを判定する。機器固有番号の登録であれば、構内交換サーバ310は、ステップS1515において、登録要求をした通信端末200のIPアドレスに対応付けて機器固有番号を登録する。利用者番号の登録であれば、構内交換サーバ310は、ステップS1519において、登録要求をした通信端末200のIPアドレスに対応付けて利用者番号を登録する。役割番号の登録であれば、構内交換サーバ310は、ステップS1521において、登録要求をした通信端末200のIPアドレスに対応付けて役割番号を登録する。なお、ステップS1519またはS1523における利用者番号または役割番号の登録によっても、機器固有番号は機器登録として保持される。
発呼受信があれば、構内交換サーバ310は、ステップS1533において、発呼メッセージ中の発呼元番号から、発呼元の通信端末が構内交換サーバ310に登録済みか否かを判定する。すなわち、発呼元番号に一致する、登録済みの機器固有番号、利用者番号、役割番号が有るか否かを判定する。発呼元が登録されてなければ、構内交換サーバ310は、ステップS1539において、発呼中継を中止して発呼エラーとする。発呼元が登録されていれば、構内交換サーバ310は、ステップS1535において、発呼元番号に対応するIPアドレスを取得する。そして、構内交換サーバ310は、ステップS1537において、発呼メッセージを取得したIPアドレスに向け送信する。
《端末割当番号サーバの処理手順》
図16は、本実施形態に係る端末割当番号サーバ330の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、端末割当番号サーバ330の処理を司るCPUによって実行されて、図9の機能構成部を実現する。なお、図16のフローチャートは、端末割当番号サーバ330における何らかのイベント発生によりスタートする。
ステップS1611において、端末割当番号サーバ330は、通信端末200からの利用者番号要求の受信か否かを判定する。また、利用者番号要求の受信でなければ、ステップS1631において、端末割当番号サーバ330は、通信端末200からの役割番号要求の受信か否かを判定する。また、利用者番号要求の受信でなく役割番号要求の受信でもなければ、ステップS1651において、端末割当番号サーバ330は、通信端末200あるいは構内交換サーバ310からの、利用者番号や役割番号の登録済通知あるいは登録解除通知か否かを判定する。
利用者番号要求の受信であれば、ステップS1613において、端末割当番号サーバ330は、利用者番号要求メッセージからユーザIDを取得する。そして、ステップS1615において、端末割当番号サーバ330は、ユーザIDで利用者番号DB904を検索する。ステップS1617において、端末割当番号サーバ330は、見付かった利用者番号が未登録か否かを判定する。未登録であれば、ステップS1619において、端末割当番号サーバ330は、利用者番号を要求した通信端末に返信する。登録済みであれば、他の通信端末の番号として登録されているので、重複を避けるため、ステップS1621において、端末割当番号サーバ330は、利用者番号を要求した通信端末に登録済みエラーを通知する。
役割番号要求の受信であれば、ステップS1633において、端末割当番号サーバ330は、登録番号要求メッセージから役割情報を取得する。そして、ステップS1635において、端末割当番号サーバ330は、役割情報で役割番号DB908を検索する。ステップS1637において、端末割当番号サーバ330は、見付かった役割番号に未登録の番号があるか否かを判定する。未登録の番号であれば、ステップS1639において、端末割当番号サーバ330は、役割番号を要求した通信端末に返信する。全ての番号が登録済みであれば、他の通信端末の番号として全て割り当てられているので、ステップS1641において、端末割当番号サーバ330は、役割番号を要求した通信端末に割当済みエラーを通知する。
利用者番号や役割番号の登録済通知あるいは登録解除通知であれば、端末割当番号サーバ330は、ステップS1653において、登録済通知か否かを判定する。登録済通知であれば、ステップS1655において、端末割当番号サーバ330は、登録済フラグをセットする。一方、登録解除通知であれば、ステップS1657において、端末割当番号サーバ330は、登録済フラグをリセットする。ステップS1651〜S1657の処理により、一時でも端末割当番号の重複割当てが無いように処理することができる。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、あらかじめ通信端末に利用者番号や役割番号を割り当てておく必要がないので、登録ユーザの追加や削除、役割番号の変更などが、サーバの変更のみの簡単な操作で可能である。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る通信処理システムについて、図17乃至図20を用いて説明する。本実施形態に係る通信処理システムは、上記第2実施形態と比べると、利用者番号や役割番号が、あらかじめ通信端末にデータベースとして割当てられている点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
なお、あらかじめ通信端末にデータベースとして割当てる場合に、役割番号が重複して割り当てられないようにするのが望ましい。また、通信端末へのデータベースの割当ては、パワーON時に、システム変更時に、あるいは定期的に実行されてよい。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、あらかじめ通信端末に固有の役割番号を割り当てておくので、端末割当番号を重複して複数の通信端末に割当てないための登録チェックが不要となり、処理のオーバヘッドを減らすことができる。
《通信処理システム》
図17および図18を参照して、本実施形態に係る通信処理システムについて説明する。
(システム構成)
図17は、本実施形態に係る通信処理システム1700の構成を示すブロック図である。なお、図17において、図3と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明は省略する。
図17において、通信端末1710としての、携帯端末1711、ノート型PC1712、デスクトップ型PC1713が端末割当番号DBを有する。そして、図3においては、その都度、利用者番号や役割番号を通信端末に割り当てていた端末割当番号サーバ330に代わって、各通信端末の電源ON時に各通信端末に端末割当番号DBをダウンロードするための端末割当番号配信サーバ1730を有する。なお、固定数の通信端末であらかじめ利用者番号や役割番号を各通信端末に割り当てておく構成の場合には、端末割当番号配信サーバ1730が無くてもよい。
(端末割当番号の登録処理)
図18は、本実施形態に係る通信処理システム1700における通信端末1710からの端末割当番号の登録処理の手順を示すシーケンス図である。なお、図18において、図4と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
ステップS1801において、図4のステップS401との相違は、通信端末1710の電源がONされて、通信端末の電話利用が可能となると共に、端末割当番号配信サーバ1730から通信端末1710の端末割当番号DBに端末割当番号表のダウンロードが行なわれる点である。利用者番号については、全ユーザIDに対応した番号がダウンロードされるが、役割番号については、各通信端末に対して、各役割について1つの役割番号が割り当てられてダウンロードされる。なお、端末割当番号配信サーバ1730から通信端末1710への端末割当番号DBに端末割当番号表のダウンロードのタイミングは、図18に限定されない。
ステップS1803において、図4のステップS403との相違は、利用者番号が、通信端末1710が保持する端末割当番号DBから取得される点であり、他は同様なので説明は省略する。
また、ステップS1809において、図4のステップS409との相違は、役割番号が、通信端末1710が保持する端末割当番号DBから取得される点であり、他は同様なので説明は省略する。
《通信端末の機能構成》
図19は、本実施形態に係る通信端末1710の機能構成を示すブロック図である。図19において、図7と同様の機能構成部には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
図19において、図7との相違は、端末割当番号データベース1908の追加である。端末割当番号データベース1908は、端末割当番号取得部708が取得する利用者番号や役割番号を格納する。
(端末割当番号データベース)
図20は、本実施形態に係る端末割当番号データベース1908の構成を示す図である。なお、端末割当番号データベース1908の構成は、図20に限定されない。
端末割当番号データベース1908において、利用者番号を格納する保持領域2010は、図11Aにおいて登録済フラグ1113を除いた構成と同じである。各通信端末1710が同じ保持領域2010を有している。
また、端末割当番号データベース1908において、役割番号を格納する保持領域2020は、図11Bにおいて登録済フラグ1124を除き、役割番号2023が各役割に対してその通信端末に割り当てられた1つの番号となった構成である。
このような構成の端末割当番号データベース1908を各通信端末に割り当てることにより、同じ役割番号を複数の通信端末に重複して割り当てるエラーを、割当て番号のチェックによる負担を増加することなく防ぐことができる。
なお、本実施形態においては、利用者番号や役割番号の取得先が通信端末1710内のデータベースに変わるのみで、第2実施形態の利用者番号や役割番号の取得動作はそのまま本実施形態に適用できる。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、あらかじめ通信端末に固有の役割番号を割り当てておくので、端末割当番号を重複して複数の通信端末に割当てないための登録チェックが不要となり、処理のオーバヘッドを減らすことができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る通信処理システムについて、図21および図22を用いて説明する。本実施形態に係る通信処理システムは、上記第2実施形態および第3実施形態と比べると、特定の操作、例えば、通信端末の電源OFF/ONにより端末割当番号による接続が不可能になった場合にも、通信端末の固有番号により接続を可能とする構成を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態または第3実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、上記第1実施形態乃至第3実施形態の効果に加え、端末割当番号による接続が不可能になった場合にも、他の番号により接続を可能とすることにより、使用できない通信端末を極力減らすことができる。
(通信端末間での通話処理)
図21は、本実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末間での通話処理の手順を示すシーケンス図である。図21において、図5と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
ステップS2101およびS2103において、通信端末200Bの電源をOFF/ONしたとする。すると、通信端末200Bは機器固有番号を初期端末割当番号とする。しかしながら、構内交換サーバ310には通信端末200Bの端末割当番号bが保持されている。
ここで、ステップS2105において、通信端末200AからユーザBに端末割当番号bにより発呼があると、ステップS2107において、構内交換サーバ310は端末割当番号bを発呼先番号として通信端末200Bに発呼メッセージを送る。ところが、通信端末200Bの端末割当番号は機器固有番号なので、ステップS2109において、通信端末200Bは番号不一致で着呼を拒否する。
ステップS2111における通信端末200Bの着呼拒否を受けて、構内交換サーバ310は、ステップS2113において、発呼先番号を通信端末200Bの機器固有番号に変えて、再度、発呼中継を行なう。ステップS2115において、通信端末200Bは、発呼メッセージの発呼先番号が自端末の機器固有番号であるため、番号が一致して発呼メッセージを着呼する。
(構内交換サーバの処理手順)
図22は、本実施形態に係る構内交換サーバ310の処理手順を示すフローチャートである。図22において、図15と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明を省略する。また、煩雑をさけるため図15と同様のステップの一部は図示を省略する。
ステップS2201において、構内交換サーバ310は、発呼先の通信端末から着呼拒否を受信したか否かを判定する。着呼拒否を受信すると、構内交換サーバ310は、ステップS2203において、発呼メッセージ中の発呼先番号に対応する機器固定番号を取得する。そして、ステップS2205において、構内交換サーバ310は、発呼メッセージの発呼先番号を取得した機器固有番号に変えて再送信を行なう。
本実施形態によれば、上記第1実施形態乃至第3実施形態の効果に加え、端末割当番号による接続が不可能になった場合にも、他の番号により接続を可能とすることにより、使用できない通信端末を極力減らすことができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る通信処理システムについて、図23〜図27を用いて説明する。本実施形態に係る通信処理システムは、上記第2実施形態乃至第4実施形態と比べると、通信端末は機器固有番号で着呼処理し、端末割当番号による発呼を構内交換サーバで機器固有番号に変換する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態乃至第4実施形態と同様であるため、同じ構成および動作についてはその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、通信端末に利用者番号や役割番号を設定する必要がないので、利用者番号や役割番号の変更などが、サーバの簡単な操作で可能であり、通信端末の処理に変更を加えることを必要としない。
(端末割当番号の登録処理)
図23は、本実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末からの端末割当番号の登録処理の手順を示すシーケンス図である。なお、図23において、第2実施形態の図4と同様のステップには、同じステップ番号を付して、説明は省略する。図23のシーケンスにおいては、ログイン手順のステップ(S2303)と、非業務モードである役割割当て中のステップ(S2309)とが、図4と相違する。
ステップS2303において、ユーザがユーザIDおよびパスワードを入力してログインをすると、まず、ユーザ認証が認証サーバ340により行なわれる。ユーザ認証がOKであれば、構内交換サーバ2310は、認証サーバ340または通信端末からユーザID取得する。次に、構内交換サーバ2310は、端末割当番号サーバ330からユーザIDに対応する利用者番号を取得する。そして、構内交換サーバ2310は、ステップS401において登録された機器固有番号およびIPアドレスと利用者番号とを対応付けて記憶する。通信端末200は、図2の業務モード画面220に遷移する。
ステップS2309において、構内交換サーバ2310は、ユーザの入力あるいは通信端末200の現在位置や時間などの役割判定情報に基づいて、通信端末200の役割を判定する。次に、構内交換サーバ2310は、端末割当番号サーバ330から役割に対応する役割番号を取得する。そして、構内交換サーバ2310は、ステップS401において登録された機器固有番号およびIPアドレスと役割番号とを対応付けて記憶する。通信端末200は、図2の非業務モード画面230に遷移する。
(通信端末間での通話処理)
図24は、本実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末間での通話処理の手順を示すシーケンス図である。なお、図24において、第2実施形態の図5と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
通信端末200AからユーザAのログインがあると、構内交換サーバ2310は、ステップS2409において、ユーザIDに対応してユーザAの端末割当番号aを取得して、既に登録されている通信端末200Aの機器固有番号Aに対応付けて登録する。一方、通信端末200BからユーザBのログインがあると、構内交換サーバ2310は、ステップS2413において、ユーザIDに対応してユーザBの端末割当番号bを取得して、既に登録されている通信端末200Bの機器固有番号Bに対応付けて登録する。
その後、ユーザAにより、通信端末200AからユーザBに対して端末割当番号bで発呼があったとする。構内交換サーバ2310は、発呼を受けて、ステップS2417において、端末割当番号bを対応付けて登録されている通信端末200Bの機器固有番号Bに変換して、機器固有番号Bを発呼先として発呼を中継する。構内交換サーバ2310からの着信を受けた通信端末200Bは、ステップS2419において、発呼先が機器固有番号Bであることを確認して、着呼をし、以下通話が確立する。
なお、詳細に図示しないが、発呼元の通信端末200Aの機器固有番号Aは、構内交換サーバ2310において、端末割当番号aに変換するのが望ましい。このようにすれば、着呼した通信端末200Bは、端末割当番号aに基づいて電話帳から発呼元がユーザAであることを認識して、ユーザBに報知することができる。
ユーザAが通信端末200Aからログアウトの処理をすると、構内交換サーバ2310は、通信端末200Aあるいは他の経路で通信端末200Aの現在位置や時間帯などの役割判定情報を収集して、通信端末200Aの役割を判定する。なお、役割判定は通信端末200Aで行ない、判定結果を通信端末200Aから構内交換サーバ2310に通知してもよい。本例では、通信端末200Aが2Fにあって、2F担当と役割判定されたとする。構内交換サーバ2310は、ステップS2437において、2F担当の端末割当番号2Fを取得して、通信端末200Aの機器固有番号Aに対応付けて登録する。
通信端末200Bから移動したユーザAのログインがあると、構内交換サーバ2310は、ステップS2439において、ユーザIDに対応してユーザAの端末割当番号aを取得して、既に登録されている通信端末200Bの機器固有番号Bに対応付けて登録する。
その後、ユーザAにより、通信端末200Bから2F担当に対して端末割当番号2Fで発呼があったとする。構内交換サーバ2310は、発呼を受けて、ステップS2443において、端末割当番号2Fを対応付けて登録されている通信端末200Aの機器固有番号aに変換して、機器固有番号Aを発呼先として発呼を中継する。構内交換サーバ2310からの着信を受けた通信端末200Aは、ステップS2445において、発呼先が機器固有番号Aであることを確認して、着呼をし、以下通話が確立する。
なお、詳細に図示しないが、発呼元の通信端末200Bの機器固有番号Bは、構内交換サーバ2310において、端末割当番号aに変換するのが望ましい。このようにすれば、着呼した通信端末200Aは、端末割当番号aに基づいて電話表から発呼元がユーザAであること認識して、通信端末200Aで着呼をしたユーザに報知することができる。
(データフォーマット)
図25は、本実施形態に係る通信処理システムにおける通信端末間での通話処理時のデータフォーマットを示す図である。なお、図25において、第2実施形態の図6と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。図25には、発呼端末からのメッセージフォーマット2510が、構内交換サーバ2310により、着呼端末へのメッセージフォーマット2520に変換される状態が図示されている。なお、図25のメッセージフォーマットは簡略化されたもので、詳細な構成は標準プロトコルを参照されたい。
発呼端末から構内交換サーバ2310へのメッセージフォーマット2510には、SIPサーバIPアドレス611、発呼元通信端末の発呼元IPアドレス612、発呼先通信端末の発呼先端末割当番号613、発呼元通信端末の発呼元機器固有番号2514が含まれる。構内交換サーバ2310は、発呼先端末割当番号613から転送テーブル804を参照して発呼先IPアドレス621と発呼先機器固有番号2523とを取得する。また、構内交換サーバ2310では、発呼元機器固有番号2514から転送テーブル804を参照して発呼元端末割当番号624を取得する。そして、構内交換サーバ2310から着呼端末へのメッセージフォーマット2520には、発呼先IPアドレス621と、発呼元IPアドレス612と、発呼先通信端末の発呼先端末割当番号2513、発呼元通信端末の発呼元端末割当番号614とが含まれる。
なお、発呼先端末割当番号613が転送テーブル804に無い場合、ユーザがログインしていない、あるいは役割が割り当てられてないと判定する。また、発呼元機器固有番号2514に対応する発呼元端末割当番号624が無い場合は、発呼元機器固有番号2514をそのまま着呼端末へのメッセージフォーマット2520に挿入する。
《構内交換サーバの機能構成》
図26は、本実施形態に係る構内交換サーバ2310の機能構成を示すブロック図である。なお、図26において、第2実施形態の図8と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明は省略する。
端末割当番号取得部2606は、通信端末からの登録要求メッセージ、あるいは構内交換サーバ2310から端末割当番号サーバ330への問い合わせの応答として、あるいは構内交換サーバ2310の中で、各通信端末の現在の状態から端末割当番号を取得する。
また、発呼先機器固有番号取得部2611は、発呼受信部809が受信した発呼メッセージから発呼先端末割当番号取得部810が取得した端末割当番号に基づき、転送テーブル804を参照して発呼先の機器固有番号を取得する。
また、発呼元端末割当番号取得部2612は、発呼メッセージから取得した発呼元の機器固有番号に基づき、転送テーブル804を参照して発呼元の端末割当番号を取得する。
したがって、発呼メッセージ生成部812においては、図25の着呼端末へのメッセージフォーマット2520が生成される。
《構内交換サーバの処理手順》
図27は、本実施形態に係る構内交換サーバ2310の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、構内交換サーバ2310の処理を司るCPUによって実行されて、図26の機能構成部を実現する。なお、図27においては、第2実施形態の図15と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
ステップS1531において発呼受信と判定し、ステップS1533において発呼元が登録済と判定された場合、構内交換サーバ2310は、ステップS2735において、転送テーブル804を参照して発呼先の端末割当番号に対応する機器固有番号を取得する。また、構内交換サーバ2310は、ステップS2737において、発呼元の機器固有番号に対応する端末割当番号を取得する。
なお、本実施形態において、通信端末における第2実施形態との相違点は、自端末の識別番号として機器固有番号を使用する点である。この相違点に関連する図7、図13、図14Aおよび図14Bの変更は容易であるので、本実施形態では、通信端末の構成や処理手順について詳細には記載していない。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、通信端末に利用者番号や役割番号を設定する必要がないので、利用者番号や役割番号の変更などが、サーバの簡単な操作で可能であり、通信端末の処理に変更を加えることを必要としない。
[他の実施形態]
なお、上記第2実施形態では、利用者番号データベースと役割番号データベースとが共に通信端末外部の端末割当番号サーバにある例を示し、上記第3実施形態では、利用者番号データベースと役割番号データベースとが共に通信端末内部の端末割当番号データベースにある例を示した。しかしながら、いずれか一方が外部サーバに他方が通信端末内部にあってもよい。例えば、利用者番号データベースは通信端末内部に、役割番号データベースは外部サーバにあってその都度割り当てられるように構成することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する制御プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされる制御プログラム、あるいはその制御プログラムを格納した媒体、その制御プログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。

Claims (18)

  1. 通信端末と、
    前記通信端末の内部に設けられ、あるいは、前記通信端末の外部に設けられ、前記通信端末のユーザ情報と利用者番号との対応と、前記通信端末の役割番号とを記憶する記憶手段と、
    使用するユーザを特定した業務モードで前記通信端末を使用する場合は、前記利用者番号に対応する通信端末に対して発呼元通信端末からの発呼を中継し、使用するユーザを特定しない非業務モードで前記通信端末を使用する場合は、前記役割番号に対応する通信端末に対して発呼元通信端末からの発呼を中継する発呼中継手段と、
    を備える通信処理システム。
  2. 前記記憶手段は、前記通信端末の役割情報と役割番号との対応を記憶する請求項1に記載の通信処理システム。
  3. 前記役割情報は、前記通信端末の現在位置および時間帯の少なくともいずれかに対応して決定される請求項2に記載の通信処理システム。
  4. 同じ役割情報が設定された複数の通信端末には、前記役割番号として連続するグループ番号が割り当てられる請求項2または3に記載の通信処理システム。
  5. 前記通信端末を業務用の業務サーバに対してログインすると、前記通信端末を前記業務モードで使用し、前記通信端末を前記業務サーバからログアウトすると、前記通信端末を前記非業務モードで使用し、
    前記ユーザ情報は、前記業務サーバに対する前記通信端末のログイン時にユーザ識別子として入力される請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信処理システム。
  6. 前記通信端末を業務用の業務サーバに対してログインすると、前記通信端末を前記業務モードで使用し、前記通信端末を前記業務サーバからログアウトすると、前記通信端末を前記非業務モードで使用し、
    前記役割情報は、前記業務サーバからログアウト中の前記通信端末の状態により、または、ユーザによる前記通信端末からの入力により設定される請求項2乃至4のいずれか1項に記載の通信処理システム。
  7. 前記通信端末があらかじめ決められた条件を満たす場合に、前記通信端末に対してユーザからのログアウトの指示がなくても、前記通信端末を前記業務サーバからログアウトする請求項5または6に記載の通信処理システム。
  8. 前記あらかじめ決められた条件は、前記通信端末が充電中である場合、前記通信端末を使用する業務のスケジュール外である場合、前記通信端末を使用しているユーザの業務スケジュール外である場合、前記通信端末があらかじめ決められた時間を超えて移動しない場合、または、前記通信端末に対するユーザ操作があらかじめ決められた時間を超えて無い場合、を含む請求項7に記載の通信処理システム。
  9. 前記通信端末には、固有の機器固有番号が割り当てられており、
    前記発呼中継手段は、前記利用者番号または前記役割番号を発呼先として発呼中継し、発呼が着呼拒否となった場合に、前記利用者番号または前記役割番号に対応する前記機器固有番号を発呼先として、再送信を試みる請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信処理システム。
  10. 前記通信端末には、固有の機器固有番号が割り当てられており、
    前記発呼中継手段は、前記利用者番号または前記役割番号を対応する前記機器固有番号に変換して、前記機器固有番号を発呼先として発呼中継する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信処理システム。
  11. 発呼元通信端末から利用者番号または役割番号による発呼があった場合に、
    通信端末の内部に設けられ、あるいは、前記通信端末の外部に設けられた記憶手段に記憶された、前記通信端末のユーザ情報と利用者番号との対応と、前記通信端末の役割番号とを参照して、
    使用するユーザを特定した業務モードで通信端末を使用している場合は、前記利用者番号に対応する通信端末を発呼先通信端末として、前記発呼元通信端末からの発呼を中継するステップと、
    使用するユーザを特定しない非業務モードで通信端末を使用している場合は、前記役割番号に対応する通信端末を発呼先通信端末として、前記発呼元通信端末からの発呼を中継するステップと、
    を含む通信処理方法。
  12. 使用するユーザを特定した業務モードで通信端末を使用する場合は、ユーザ情報に対応する利用者番号を端末割当番号として取得し、使用するユーザを特定しない非業務モードで前記通信端末を使用する場合は、前記通信端末の役割番号を前記端末割当番号として取得する割当番号取得手段と、
    各通信端末からの指示に応じて前記各通信端末が使用する前記利用者番号または前記役割番号と前記各通信端末との対応を記憶する発呼中継手段に対して、前記割当番号取得手段により取得された前記利用者番号または前記役割番号の登録要求をする割当番号登録要求手段と、
    前記割当番号取得手段により取得された端末割当番号を発呼元の端末割当番号とし、発呼先のユーザ情報に対応して取得した利用者番号または発呼先の役割番号を発呼先の端末割当番号として発呼し、発呼メッセージに含まれる発呼先の端末割当番号が前記割当番号取得手段により取得された端末割当番号と一致する場合に、着呼する通信処理手段と、
    を備える通信端末。
  13. 前記通信端末から検索が可能であって、前記ユーザ情報と前記利用者番号とを対応付けて保持する第1保持領域と、前記通信端末の役割情報と前記役割番号とを対応付けて保持する第2保持領域との少なくともいずれかを有する保持手段を、さらに備え、
    前記割当番号取得手段は、前記保持手段から前記利用者番号および前記役割番号の少なくともいずれかを端末割当番号として取得する請求項12に記載の通信端末。
  14. 使用するユーザを特定した業務モードで通信端末を使用する場合は、ユーザ情報に対応する利用者番号を端末割当番号として取得し、使用するユーザを特定しない非業務モードで前記通信端末を使用する場合は、前記通信端末の役割番号を前記端末割当番号として取得する割当番号取得ステップと、
    各通信端末からの指示に応じて前記各通信端末が使用する前記利用者番号または前記役割番号と前記各通信端末との対応を記憶する発呼中継手段に対して、前記割当番号取得ステップにおいて取得された前記利用者番号または前記役割番号の登録要求をする割当番号登録要求ステップと、
    前記割当番号取得ステップにおいて取得された端末割当番号を発呼元の端末割当番号とし、発呼先のユーザ情報に対応して取得した利用者番号または発呼先の役割番号を発呼先の端末割当番号として発呼し、発呼メッセージに含まれる発呼先の端末割当番号が前記割当番号取得ステップにおいて取得された端末割当番号と一致する場合に、着呼する通信処理ステップと、
    を含む通信端末の制御方法。
  15. 使用するユーザを特定した業務モードで通信端末を使用する場合は、ユーザ情報に対応する利用者番号を端末割当番号として取得し、使用するユーザを特定しない非業務モードで前記通信端末を使用する場合は、前記通信端末の役割番号を前記端末割当番号として取得する割当番号取得ステップと、
    各通信端末からの指示に応じて前記各通信端末が使用する前記利用者番号または前記役割番号と前記各通信端末との対応を記憶する発呼中継手段に対して、前記割当番号取得ステップにおいて取得された前記利用者番号または前記役割番号の登録要求をする割当番号登録要求ステップと、
    前記割当番号取得ステップにおいて取得された端末割当番号を発呼元の端末割当番号とし、発呼先のユーザ情報に対応して取得した利用者番号または発呼先の役割番号を発呼先の端末割当番号として発呼し、発呼メッセージに含まれる発呼先の端末割当番号が前記割当番号取得ステップにおいて取得された端末割当番号と一致する場合に、着呼する通信処理ステップと、
    をコンピュータに実行させる通信端末の制御プログラム。
  16. ユーザ情報に対応する利用者番号または通信端末の役割番号を端末割当番号として各通信端末に対応付けて登録する登録手段と、
    通信端末からの発呼に含まれる発呼先の端末割当番号が前記登録手段に登録されている場合に、前記登録手段に登録されている前記端末割当番号に対応する通信端末を発呼先として前記発呼を中継する中継制御手段と、
    を備える通信処理装置。
  17. ユーザ情報に対応する利用者番号または通信端末の役割番号を端末割当番号として各通信端末に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
    通信端末からの発呼に含まれる発呼先の端末割当番号が前記登録手段に登録されている場合に、前記登録手段に登録されている前記端末割当番号に対応する通信端末を発呼先として前記発呼を中継する中継制御ステップと、
    を含む通信処理装置の制御方法。
  18. ユーザ情報に対応する利用者番号または通信端末の役割番号を端末割当番号として各通信端末に対応付けて登録手段に登録する登録ステップと、
    通信端末からの発呼に含まれる発呼先の端末割当番号が前記登録手段に登録されている場合に、前記登録手段に登録されている前記端末割当番号に対応する通信端末を発呼先として前記発呼を中継する中継制御ステップと、
    をコンピュータに実行させる通信処理装置の制御プログラム。
JP2013012680A 2013-01-25 2013-01-25 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム Active JP6146019B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013012680A JP6146019B2 (ja) 2013-01-25 2013-01-25 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム
PCT/JP2013/078568 WO2014115386A1 (ja) 2013-01-25 2013-10-22 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム
US14/762,337 US10015319B2 (en) 2013-01-25 2013-10-22 Communication processing system, communication processing method, communication processing device, communication terminal, and control method and control program therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013012680A JP6146019B2 (ja) 2013-01-25 2013-01-25 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014146861A true JP2014146861A (ja) 2014-08-14
JP6146019B2 JP6146019B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=51227191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013012680A Active JP6146019B2 (ja) 2013-01-25 2013-01-25 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10015319B2 (ja)
JP (1) JP6146019B2 (ja)
WO (1) WO2014115386A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017017640A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 株式会社ケアコム ナースコールシステム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005151441A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Toshiba Corp 着信制御システム、着信制御方法
JP2007123971A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Hitachi Ltd ボタン電話システムの呼設定方法
JP2008061220A (ja) * 2006-06-16 2008-03-13 Ericsson Ab 会議レイアウト制御及び制御プロトコル
JP2009044360A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Nec Corp 内線電話システム、電話機及びそれらに用いる内線番号設定方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142621A (ja) 2005-11-16 2007-06-07 Sanyo Electric Co Ltd フリーアドレス対応ip電話システム
US8849348B2 (en) * 2011-11-22 2014-09-30 Verizon Patent And Licensing Inc. Mobile device session switching
US9295087B2 (en) * 2012-10-17 2016-03-22 Cellco Partnership Mobile device smart button that adapts to device status
US8913724B2 (en) * 2012-11-26 2014-12-16 Majd Ibrahim System and method for automatic assignment of local phone number to long distance prepaid account

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005151441A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Toshiba Corp 着信制御システム、着信制御方法
JP2007123971A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Hitachi Ltd ボタン電話システムの呼設定方法
JP2008061220A (ja) * 2006-06-16 2008-03-13 Ericsson Ab 会議レイアウト制御及び制御プロトコル
JP2009044360A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Nec Corp 内線電話システム、電話機及びそれらに用いる内線番号設定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017017640A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 株式会社ケアコム ナースコールシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20150358474A1 (en) 2015-12-10
WO2014115386A1 (ja) 2014-07-31
JP6146019B2 (ja) 2017-06-14
US10015319B2 (en) 2018-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9578585B2 (en) Methods, devices, and systems for remotely controlling a communication device
US9491258B2 (en) Systems, communication endpoints, and related methods for distributing images corresponding to communication endpoints
US20140282095A1 (en) User interface for creating and administering a user group, and methods of operating such
US9294423B2 (en) Communication systems and related methods for notifying devices having a plurality of unique identifiers about missed communications
US10082934B2 (en) Systems, methods, and devices for replacing a contact entry corresponding to a communication device with a contact entry corresponding to a user group
JP2017054458A (ja) 通信システムとその制御方法、画像形成装置とその制御方法、及びプログラム
JP2016033811A (ja) セッション管理方法、セッション管理装置、セッション管理プログラム、および通話処理方法
KR20180064979A (ko) 통신 시스템, 화상 형성 장치, 그 제어 방법 및 기억 매체
WO2016106737A1 (zh) 一种呼叫转移的方法和终端
JP6345254B2 (ja) ビデオ通信終了方法および装置
US9742711B2 (en) Communication systems and related methods for notifying devices having a plurality of unique identifiers about missed communications
JP6146019B2 (ja) 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム
JP5997198B2 (ja) 端末管理装置、端末、通信システム、端末管理方法およびプログラム
JP6260079B2 (ja) 通信制御装置、端末装置、プログラム及び通信制御方法
TWI556621B (zh) 電話裝置、伺服器及自動轉接電話的方法
US20180288246A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, information processing program, and information processing system
JP6262003B2 (ja) スマートフォン用アダプタ
JP5211975B2 (ja) コールセンタシステム、コールセンタサーバ、及び、対ユーザ端末給電制御方法
JP2017033396A (ja) 会議システム、情報処理端末及びプログラム
JP5494786B2 (ja) 通信システム及び通信方法
JP6180246B2 (ja) 緊急通報システム、サーバおよび緊急通報方法
JP5400739B2 (ja) 非電話系コミュニケーションメディア転送装置および非電話系コミュニケーションメディア転送方法
WO2017056603A1 (ja) 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置、通信端末およびそれらの制御方法と制御プログラム
WO2016047998A1 (ko) 스트리밍 서비스를 위한 리다이렉션 제어 시스템
JP2019201327A (ja) 遠隔メンテナンスシステム及び情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6146019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150