JP2017016585A - 配送支援システム及び配送支援方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図2(a)に示すように、受箱10は、直方体形状の収納容器であり、内部空間を有する。この受箱10は、扉11、施錠部12が設けられている。扉11を閉じることにより、内部空間が密閉される。施錠部12は、解錠キーを入力するためのキー操作部を備えている。本実施形態では、施錠部12は、各受箱10の固有の解錠キー、配送事業者に割り当てられた解錠キーを記憶しており、これらの解錠キーの入力により扉11の解錠を行なう。
そして、図2(d)に示すように、扉11を閉じることにより、受箱10は、施錠部12によって施錠される。
制御部21は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(登録処理段階、住所確認段階、依頼受付段階、配送支援段階、課金管理段階等を含む処理)を行なう。そして、このための配送支援プログラムを実行することにより、制御部21は、登録処理部211、住所確認部212、依頼受付部213、配送支援部214、課金管理部215等として機能する。
住所確認部212は、受箱10が設置された配送先の住所の確認処理を実行する。
依頼受付部213は、受箱10に対する配送依頼を受け付ける処理を実行する。
配送支援部214は、配送物を受箱10に収納する場合の配達を支援する処理を実行する。
設置場所データ領域には、この受箱10が設置された住所(郵便番号を含む)に関するデータが記録される。
サイズデータ領域には、受箱10の構造情報として、設置された受箱10の大きさ(収容可能量)に関するデータが記録される。この構造情報により、配送物を受箱10に収納可能かどうかを判定することができる。
受付日時データ領域には、この配送依頼を受け付けた年月日及び時刻に関するデータが記録される。
集荷日時データ領域には、この配送依頼について集荷を行なった年月日及び時刻に関するデータが記録される。
配達完了日時データ領域には、この配送依頼についての配達を完了した年月日及び時刻に関するデータが記録される。
商品名データ領域、価格データ領域には、それぞれ、この商品の名称や価格に関するデータが記録される。
商品内容データ領域には、この商品のサイズ、重量等に関するデータが記録される。
氏名、住所データ領域には、それぞれ、この顧客の氏名、住所に関するデータが記録される。
配送先候補データ領域には、この顧客の購入商品の配送先の候補に関するデータが記録される。この配送先候補には、顧客が指定した住所、コンビニエンスストア受取に利用する店舗、受箱コード等を用いる。
顧客コードデータ領域には、取引を行なった顧客を特定するための識別子に関するデータが記録される。
配送先データ領域には、この取引商品の配送先に関するデータが記録される。
配送者業者データ領域には、この商品を配送する配送事業者を特定するための識別子に関するデータが記録される。
追跡コードデータ領域には、この商品の配送を特定するための識別子に関するデータが記録される。
(受箱10の設置処理)
図4を用いて、利用者が受箱10を設置した場合の処理を説明する。この受箱10の扉11の内側には、受箱コードのコード画像13が貼付されている。
次に、図4を用いて、販売者サーバ40において、商品を購入する場合の取引処理について説明する。
一方、受箱配達可能と判定した場合(ステップS2−9において「YES」の場合)、販売者サーバ40の制御部41は、初回かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−10)。具体的には、制御部41は、顧客情報記憶部43の顧客管理レコードに受箱コードが記録されているかどうかを確認する。顧客管理レコードに受箱コードの記録がない場合には、初回と判定する。
この場合、販売者サーバ40の制御部41は、発送指示処理を実行する(ステップS2−13)。具体的には、制御部41は、追跡コードを付与し、この追跡コードを受注情報記憶部44の受注管理レコードに記録する。そして、制御部41は、発送者情報、受取人情報、追跡コード画像を印字した配送ラベルを出力する。なお、受箱10を利用する配送の場合には、配送ラベルにおいて「受箱利用」を印字する。この配送ラベルは、商品を梱包した配送物に貼付される。
次に、図5を用いて、配達時処理を説明する。この処理は、「受箱利用」の配送物を配送先に配達する場合に行なわれる。この場合、管理サーバの管理者から事前に配送事業者に対して、解錠キーを通知しておく。なお、集荷指示処理(ステップS2−16)において、解錠キーを通知するようにしてもよい。更に、配送事業者は、配送担当者に対して、予め解錠キーを通知しておく。
次に、管理サーバ20の制御部21は、配達事業者への課金処理を実行する(ステップS3−10)。具体的には、制御部21の課金管理部215は、依頼情報記憶部23を用いて、依頼管理レコード230の配送者データ領域に記録された配送事業者を特定する。そして、課金管理部215は、依頼管理レコード230に記録された利用履歴に基づいて、料金算出情報を用いて受箱10の利用料金を算出する。そして、課金管理部215は、各配送事業者に対して、利用料金の請求処理を行なう。更に、各配送事業者は、この利用料金を考慮して、配送料金を通販事業者に請求する。
(1)本実施形態では、配送物を収容する受箱10を、自宅に設置する。これにより、利用者は、受箱10を用いて、配送物を受け取ることができる。従って、不在時にも配送物を受け取ることができる。更に、配送事業者にとっては、持ち戻りをなくし、効率的な配送を行なうことができる。
・上記実施形態においては、配送担当者端末50は、受箱コードの取得処理を実行する(ステップS3−2)。この場合、管理サーバ20から、追跡コードに対応する受箱コードを取得する。これに代えて、配送ラベルに受箱コードを印字しておくようにしてもよい。この場合には、配送担当者端末50を用いて、配送ラベルのコード画像を復号して、受箱コードを取得する。これにより、配送担当者端末50は、管理サーバ20にアクセスすることなく、受箱コードを取得することができる。
まず、ステップS2−2〜S2−4と同様に、販売者サーバ40の制御部41は、受注処理(ステップS4−1)、配送先情報の取得処理(ステップS4−2)、受箱利用かどうかについての判定処理(ステップS4−3)を実行する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、サイズの照合処理を実行する(ステップS4−8)。具体的には、制御部21の住所確認部212は、この設置管理レコード220に記録されているサイズと、受箱確認依頼のサイズとを照合する。
そして、ステップS2−10〜S2−16と同様に、初回かどうかについての判定処理以降を実行する(ステップS4−11〜S4−17)。なお、受箱利用でないと判定した場合(ステップS4−4において「NO」の場合)、販売者サーバ40の制御部41は、受箱の確認依頼処理(ステップS4−5)〜受箱の登録処理(ステップS2−12)をスキップする。
更に、サイズの照合処理(ステップS4−8)により、管理サーバ20において、梱包容器のサイズに基づいて、受箱10の利用可否を判定することができる。
(配達前処理)
ここでは、まず、配送担当者端末50は、配達物の追跡コード読み取り処理を実行する(ステップS5−1)。具体的には、配送担当者は、配達前に、配送担当者端末50を用いて、配送物に貼付された配送ラベルの追跡コードを読み取る。
この場合にも、配送物の配達時には、配達時処理が行なわれる。
ここでは、配送担当者端末50は、ステップS3−7と同様に、配達通知の送信処理を実行する(ステップS6−1)。そして、管理サーバ20の制御部21は、ステップS3−8〜S3−10と同様に、配達完了通知の送信処理(ステップS6−2)、配達状況の記録処理(ステップS6−3)、配達事業者への課金処理(ステップS6−4)を実行する。
これにより、配送担当者は、受箱10の利用状況を考慮して、配達を行なうことができる。
(集荷処理)
まず、利用者端末30は、配送事業者の指定処理を実行する(ステップS7−1)。具体的には、集荷を希望する利用者は、利用者端末30を用いて、管理サーバ20にアクセスする。この場合、管理サーバ20の制御部21は、利用者端末30に集荷画面を出力する。この集荷画面には、集荷可能な配送事業者一覧が含まれる。更に、集荷画面には、集荷を行なう配送物に貼付されている配送ラベルに印字された追跡コード、受箱10の受箱コードの入力欄が設けられている。そして、利用者は、配送事業者一覧において、所望の配送事業者を選択する。
次に、配送担当者端末50は、受箱コード読み取り処理を実行する(ステップS8−2)。具体的には、配送事業者担当者は、受箱10を解錠し、配送担当者端末50のコードリーダを用いて、受箱10の内部に貼付されたコード画像13を読み取る。この場合、配送担当者端末50は、コード画像13を復号し、受箱コードを取得する。
図9を用いて、受箱10の利用状況の管理処理を説明する。ここでは、受箱10を、配送物の配達(図5)及び集荷(図8)に利用する場合を想定する。
一方、配送予定がないと判定した場合(ステップS9−13において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、配送物収納記録処理(ステップS9−14)をスキップする。
なお、受箱10の利用者かどうかについての判定処理(ステップS9−4)は、解錠キーを用いる場合に限定されるものではない。例えば、解錠通知処理(ステップS9−2)において、利用者端末30や配送担当者端末50を識別できる情報を含めることも可能である。
図10(c)に示すように、一致した場合には、施錠部12は、解錠を行なう。そして、施錠部12は、利用された解錠キーを削除する。
なお、一回限り利用可能な解錠キーの管理方法は、施錠部12において利用された解錠キーの削除に限定されるものではない。例えば、解錠時に、配送担当者端末50から削除することにより、一回限りの解錠を実現するようにしてもよい。
この処理を、図11を用いて説明する。
この場合、配送担当者端末50は、指示の出力処理を実行する(ステップS10−2)。具体的には、配送担当者端末50は、ディスプレイに集荷指示や配達指示を出力する。配送担当者は、この指示に基づいて、受箱10の設置場所を訪問する。
解錠指示を受信した配送担当者端末50は、解錠機能の有効化処理を実行する(ステップS10−6)。具体的には、配送担当者端末50は、解錠キーを送信可能にする。
これにより、1回限りの解錠機能により、セキュリティを高めることができる。この場合には、1回限り解錠キーである必要はなく、配送事業者に付与された所定の解錠キーを用いて、1回限りの解錠を行なうことができる。
また、受箱ラベルを、受箱10の設置後に貼付するようにしてもよい。例えば、受箱登録処理(ステップS1−4)において、受箱コードを割り振り、コード画像13を印刷した受箱ラベルを印刷して、設置者に対して送付するようにしてもよい。この場合には、受箱申請処理(ステップS1−3)における登録申請データには、サイズ、住所、設置者氏名に関するデータを含める。そして、受箱ラベルを取得した設置者が、受箱ラベルを、所定の位置に貼付する。また、管理サーバ20を管理する事業者の担当者(例えば、集配業務を行なう地域担当者)が、受箱10の設置者の住所を訪問し、受箱ラベルを貼付するようにしてもよい。
(a)配送担当者端末から、受箱の解錠情報を取得した場合には、前記受箱への配送物の収納を依頼情報記憶部に登録し、受箱の利用者端末から、受箱の解錠情報を取得した場合、前記受箱から荷物の取り出しを前記依頼情報記憶部に登録し、配送担当者端末又は利用者端末から、受箱状況の要求を取得した場合には、前記依頼情報記憶部に記録されている受箱状況を返信することを特徴とする配送支援システム。
この(a)に記載の発明によれば、受箱の利用状況を把握することができる。
この(b)に記載の発明によれば、配送事業者における受箱の利用状履歴を把握することができる。
この(c)に記載の発明によれば、受箱の設置者における受箱の利用状況を管理することができる。
この(d)に記載の発明によれば、配送事業者を特定して、集荷を依頼することができる。
Claims (7)
- 配送担当者端末と発送者端末とに接続された制御部と、
配送物を収納する受箱の受箱コード、設置場所、設置者に関する情報を記憶する設置情報記憶部と、
配送物の配送情報を記憶する依頼情報記憶部とを備えた配送支援システムであって、
前記制御部が、
受箱コード、設置場所、設置者に関する設置情報を取得し、前記設置情報記憶部に登録する第1処理と、
前記発送者端末から、配送先情報として受箱コードを取得した場合、前記設置情報記憶部において、受箱の設置状況の確認結果を前記発送者端末に返信する第2処理と、
配送物の配送依頼を受けた場合に、前記依頼情報記憶部に配送情報を記憶する第3処理と、
前記配送担当者端末において、配送物の配送ラベルに印字された情報に基づいて特定される受箱コードと、配送先の前記受箱に表示された受箱コードとを照合した照合結果を出力し、前記照合結果に基づいて、前記依頼情報記憶部に配達完了情報を記録する第4処理と
を実行することを特徴とする配送支援システム。 - 前記第4処理において、前記受箱コードの照合ができた場合に、前記配送担当者端末が、前記配送物の配達完了伝票を出力することを特徴とする請求項1に記載の配送支援システム。
- 前記第4処理において、前記依頼情報記憶部に配達完了を記録した場合に、前記受箱の設置者端末に対して配達完了通知を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の配送支援システム。
- 前記第4処理において、前記依頼情報記憶部に配達完了を記録した場合に、前記配送物の発送依頼者端末に対して配達完了通知を送信することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の配送支援システム。
- 前記依頼情報記憶部に記録された配送情報に基づいて、前記受箱の利用履歴を算出することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の配送支援システム。
- 前記設置情報記憶部には、前記受箱の構造情報が記録されており、
前記発送者端末から、前記配送先情報とともに配送物情報を取得し、
前記配送先情報の受箱コードに関連付けられた受箱の構造情報を取得し、
前記構造情報と前記配送物情報との照合結果を、前記発送者端末に返信することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の配送支援システム。 - 配送担当者端末と発送者端末とに接続された制御部と、
配送物を収納する受箱の受箱コード、設置場所、設置者に関する情報を記憶する設置情報記憶部と、
配送物の配送情報を記憶する依頼情報記憶部とを備えた配送支援システムを用いて、配送を支援する方法であって、
前記制御部が、
受箱コード、設置場所、設置者に関する設置情報を取得し、前記設置情報記憶部に登録する第1処理と、
前記発送者端末から、配送先情報として受箱コードを取得した場合、前記設置情報記憶部において、受箱の設置状況の確認結果を前記発送者端末に返信する第2処理と、
配送物の配送依頼を受けた場合に、前記依頼情報記憶部に配送情報を記憶する第3処理と、
前記配送担当者端末において、配送物の配送ラベルに印字された情報に基づいて特定される受箱コードと、配送先の前記受箱に表示された受箱コードとを照合した照合結果を出力し、前記照合結果に基づいて、前記依頼情報記憶部に配達完了情報を記録する第4処理と
を実行することを特徴とする配送支援方法。
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