JP2017016258A - 人物情報管理システムおよび管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】センサを使って、生体データを計測することで、被計測者の心身の感情状態及び健康状態を予測する人物情報管理システムを提供する。
【解決手段】人物情報管理システムは、被計測者の生体データを計測するセンサと、計測データを受信する受信部と、関連情報を外部より入手する情報取得部と、関連情報と個人の履歴と分析及び導出に必要な諸データとを記憶するデータベースと、データベースに記憶されるデータ、関連情報、及び計測データに基づいて被計測者の健康状態及び感情状態の数値を算出し、数値を基に被計測者が置かれている状況及びその可能性を導出する制御部と、導出した導出データを表示する表示部と、を具備する管理装置を備える。
【選択図】図3
【解決手段】人物情報管理システムは、被計測者の生体データを計測するセンサと、計測データを受信する受信部と、関連情報を外部より入手する情報取得部と、関連情報と個人の履歴と分析及び導出に必要な諸データとを記憶するデータベースと、データベースに記憶されるデータ、関連情報、及び計測データに基づいて被計測者の健康状態及び感情状態の数値を算出し、数値を基に被計測者が置かれている状況及びその可能性を導出する制御部と、導出した導出データを表示する表示部と、を具備する管理装置を備える。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、人物情報管理システムに関する。
近年、核家族化が進み、また女性の社会進出なども進む中、家族がそれぞれ別の場所で
離れて過ごすことが増えている。人との接触の機会が少なくなり、個人の責任が大きくな
るにつれ、ストレスがたまりやすい生活環境になりつつある。また、近年、事件や事故は
多様化しており、安全な場所と言えるところが少なくなってきている。そのような中、離
れている家族が心身共に健康に過ごしているか、家族が安全に暮らせる環境にあるのか、
等に関心が高まっており、それらを容易に知ることのできるシステムのニーズが高まって
いる。
離れて過ごすことが増えている。人との接触の機会が少なくなり、個人の責任が大きくな
るにつれ、ストレスがたまりやすい生活環境になりつつある。また、近年、事件や事故は
多様化しており、安全な場所と言えるところが少なくなってきている。そのような中、離
れている家族が心身共に健康に過ごしているか、家族が安全に暮らせる環境にあるのか、
等に関心が高まっており、それらを容易に知ることのできるシステムのニーズが高まって
いる。
人々の生活の向上を援助する地方自治体にとっても、女性が安心して働くことができ、
子供や高齢者と離れている時も心配の無いような環境を整えることは、重要な課題の一つ
である。しかしながら、援助や支援する人員が限られている中、人々の手助けになるよう
なシステムの開発が求められる。
子供や高齢者と離れている時も心配の無いような環境を整えることは、重要な課題の一つ
である。しかしながら、援助や支援する人員が限られている中、人々の手助けになるよう
なシステムの開発が求められる。
本発明が解決しようとする課題は、センサを使って、生体データを計測することで、被
計測者の心身の感情状態及び健康状態を予測する人物情報管理システムを提供することに
ある。
計測者の心身の感情状態及び健康状態を予測する人物情報管理システムを提供することに
ある。
本実施形態に係る人物情報管理システムは、被計測者の生体データを計測するセンサと、
計測データを受信する受信部と、関連情報を外部より入手する情報取得部と、関連情報と
個人の履歴と分析及び導出に必要な諸データとを記憶するデータベースと、データベース
に記憶されるデータ、関連情報、及び計測データに基づいて被計測者の健康状態及び感情
状態の数値を算出し、数値を基に被計測者が置かれている状況及びその可能性を導出する
制御部と、導出した導出データを表示する表示部と、を具備する管理装置を備えたことを
特徴とする。
計測データを受信する受信部と、関連情報を外部より入手する情報取得部と、関連情報と
個人の履歴と分析及び導出に必要な諸データとを記憶するデータベースと、データベース
に記憶されるデータ、関連情報、及び計測データに基づいて被計測者の健康状態及び感情
状態の数値を算出し、数値を基に被計測者が置かれている状況及びその可能性を導出する
制御部と、導出した導出データを表示する表示部と、を具備する管理装置を備えたことを
特徴とする。
以下、図面を参照して本実施形態の人物情報管理システムについて説明する。
図1は、センサを使用した人物情報管理システムの構成を示すブロック図である。図1
に示すセンサを使用した人物情報管理システムでは、被計測者の生体データを計測し、そ
の結果を携帯端末11に送付するセンサ10と、センサ10から送信されたデータをサー
バ12に送信する携帯端末11と、携帯端末11から送信されたデータを受信し管理装置
13に送信するサーバ12と、サーバ12から送信されたデータを受信し、その情報に基
づいて、被計測者の置かれている状況を推測し、結果を管理者、被計測者、または関係者
などに通知する管理装置13により構成される。
に示すセンサを使用した人物情報管理システムでは、被計測者の生体データを計測し、そ
の結果を携帯端末11に送付するセンサ10と、センサ10から送信されたデータをサー
バ12に送信する携帯端末11と、携帯端末11から送信されたデータを受信し管理装置
13に送信するサーバ12と、サーバ12から送信されたデータを受信し、その情報に基
づいて、被計測者の置かれている状況を推測し、結果を管理者、被計測者、または関係者
などに通知する管理装置13により構成される。
センサ10は、被計測者に装着され、例えば心電位や脈波、皮膚温、等といった生体デ
ータの計測を行う。また、センサ10は、例えばBluetooth(登録商標)などを用いて近
い範囲にある端末と通信ができる仕様になっており、被計測者が携帯する携帯端末11に
、計測データを送信できるようになっている。センサ10を装着する被計測者は、携帯端
末11をセンサ10と通信できる範囲に必ず携帯するようにする。そうすることで、計測
データは途切れることなく携帯端末11を通してサーバ12に送信され、管理者が常に最
新のデータを確認できるようになる。本実施形態において、携帯端末11は常に被計測者
に携帯されているものとして扱う。センサ10と携帯端末11との通信は常時行うことも
可能だが、利用者が設定した時刻、もしくは予め決められた一定の時間を空けて定期的に
通信するのでもよい。
ータの計測を行う。また、センサ10は、例えばBluetooth(登録商標)などを用いて近
い範囲にある端末と通信ができる仕様になっており、被計測者が携帯する携帯端末11に
、計測データを送信できるようになっている。センサ10を装着する被計測者は、携帯端
末11をセンサ10と通信できる範囲に必ず携帯するようにする。そうすることで、計測
データは途切れることなく携帯端末11を通してサーバ12に送信され、管理者が常に最
新のデータを確認できるようになる。本実施形態において、携帯端末11は常に被計測者
に携帯されているものとして扱う。センサ10と携帯端末11との通信は常時行うことも
可能だが、利用者が設定した時刻、もしくは予め決められた一定の時間を空けて定期的に
通信するのでもよい。
センサ10は、システムを運営する管理者により対象者全員に配布される。管理装置1
3は、例えばコンピュータ等であって、被計測者の各々の携帯端末11、サーバ12を通
して送られてきた対象者全員の計測データを取得して管理することができる。また、管理
装置13は必要に応じて情報を発信し、発信された情報は、サーバ12を通して、被計測
者の携帯端末11や関係者の携帯端末やコンピュータ等(図示せず)に送信して表示され
る。
3は、例えばコンピュータ等であって、被計測者の各々の携帯端末11、サーバ12を通
して送られてきた対象者全員の計測データを取得して管理することができる。また、管理
装置13は必要に応じて情報を発信し、発信された情報は、サーバ12を通して、被計測
者の携帯端末11や関係者の携帯端末やコンピュータ等(図示せず)に送信して表示され
る。
図2は、センサ10を装着した被計測者が施設や自治体等、ある範囲の行動状況を知る
ために使われる場合の模式図である。センサ10は、少数の被計測者だけが装着するので
はなく、一定の範囲に居る多くの被計測者が装着するようにする。そうすることで、全体
の傾向がみられる。
ために使われる場合の模式図である。センサ10は、少数の被計測者だけが装着するので
はなく、一定の範囲に居る多くの被計測者が装着するようにする。そうすることで、全体
の傾向がみられる。
図3は、管理装置13の構成を示した図である。管理装置13は、サーバ12からデー
タ受信する受信部21と、受信したデータを分析するのに必要なデータを格納したデータ
ベース25と、例えばインターネットなどを経由して被計測者、施設、時間、自治体、天
気予報、交通情報等の分析に必要となる情報(以下、関連情報という)を入手できる情報
取得部23と、サーバ12から受信した計測データをデータベース25や情報取得部23
から入手したデータに基づいて、被計測者の置かれている状況を推測する制御部24と、
制御部24が作成した内容をディスプレイなどに表示する表示部26と、サービスを提供
する場合などにデータをサーバ12に送信する送信部22と、から構成されている。
タ受信する受信部21と、受信したデータを分析するのに必要なデータを格納したデータ
ベース25と、例えばインターネットなどを経由して被計測者、施設、時間、自治体、天
気予報、交通情報等の分析に必要となる情報(以下、関連情報という)を入手できる情報
取得部23と、サーバ12から受信した計測データをデータベース25や情報取得部23
から入手したデータに基づいて、被計測者の置かれている状況を推測する制御部24と、
制御部24が作成した内容をディスプレイなどに表示する表示部26と、サービスを提供
する場合などにデータをサーバ12に送信する送信部22と、から構成されている。
受信部21はサーバ12を通じてセンサが計測した計測データを受信し、制御部24へ
送信する。
送信する。
データベース25は、図4に示すように、変動情報サーバ27と固定情報サーバ28か
ら構成される。変動情報サーバ27には随時更新されるデータが格納されており、固定情
報サーバ28には、定期メンテナンス時以外には更新されないデータが格納される。
ら構成される。変動情報サーバ27には随時更新されるデータが格納されており、固定情
報サーバ28には、定期メンテナンス時以外には更新されないデータが格納される。
変動情報サーバ27は、参照データベース29と個人履歴データベース30から構成さ
れる。参照データベース29は、天気など個人の計測に左右されないデータが格納され、
個人履歴データベース30には、個々の計測データ、位置情報など個々の履歴が格納され
る。固定情報サーバ28内には登録データベース31があり、分析に必要な参照データ等
、書き換えることのないデータが予め格納される。データベース25内のサーバは全て制
御部24と接続されている。
れる。参照データベース29は、天気など個人の計測に左右されないデータが格納され、
個人履歴データベース30には、個々の計測データ、位置情報など個々の履歴が格納され
る。固定情報サーバ28内には登録データベース31があり、分析に必要な参照データ等
、書き換えることのないデータが予め格納される。データベース25内のサーバは全て制
御部24と接続されている。
情報取得部23は、制御部24からの指示があった場合に、指示通りにインターネット
を経由して関連情報を入手する。
を経由して関連情報を入手する。
制御部24は、受信部21、データベース25及び情報取得部23と接続される。各部
よりデータを入手して被計測者の感情状態及び健康状態を示す数値を算出し、その数値と
、予め登録データベース31に記憶されている基準値に基づいて、被計測者がどのような
状況下にいてその確率はどの程度なのかを算出する。こうして被計測者を取り巻く環境を
導出し、この導出データを基に画面の表示データを作成して、表示部26へ送信する。
よりデータを入手して被計測者の感情状態及び健康状態を示す数値を算出し、その数値と
、予め登録データベース31に記憶されている基準値に基づいて、被計測者がどのような
状況下にいてその確率はどの程度なのかを算出する。こうして被計測者を取り巻く環境を
導出し、この導出データを基に画面の表示データを作成して、表示部26へ送信する。
表示部26は、制御部より送られてきた表示データを画面に表示する。
図7は画面の表示の一例である。ある期間(●●年●●月●●日、◆◆時◆◆分〜◇◇
時◇◇分)において、○○さんの計測データは平均値と大きくずれ、その日時は□□年□
□月□□日、▼▼時▼▼分の事だったと想定する。その計測データと平均値の差異及びそ
のデータを計測した時刻の前後のweb情報等に基づいて分析を行ったところ、〇〇さん
は事件を目撃した可能性が高く、80%の可能性で事件を目撃している、ということが分
かる。この事から、その時点で○○さんがいたAA市BB町C−D付近では何らかの事故
が起きている可能性が高く、管理装置13で監視している管理者はそのことについて、予
め登録してあるデータを基に本人と連絡を取ることを試みる、等の対応を即座にとること
が可能となる。
時◇◇分)において、○○さんの計測データは平均値と大きくずれ、その日時は□□年□
□月□□日、▼▼時▼▼分の事だったと想定する。その計測データと平均値の差異及びそ
のデータを計測した時刻の前後のweb情報等に基づいて分析を行ったところ、〇〇さん
は事件を目撃した可能性が高く、80%の可能性で事件を目撃している、ということが分
かる。この事から、その時点で○○さんがいたAA市BB町C−D付近では何らかの事故
が起きている可能性が高く、管理装置13で監視している管理者はそのことについて、予
め登録してあるデータを基に本人と連絡を取ることを試みる、等の対応を即座にとること
が可能となる。
管理装置13の制御部24は、設定によっては、被計測者又は関係者の携帯端末やコン
ピュータ等の通信機器に情報を送るための送信データも作成する。予め登録データベース
31に記憶されている送信フォーマットに、既に得られた事象の確からしさの数値や、登
録データベース31に記憶されている対応メッセージをはめ込み、送信データを作成し、
作成した送信データを送信部22へ送信する。
ピュータ等の通信機器に情報を送るための送信データも作成する。予め登録データベース
31に記憶されている送信フォーマットに、既に得られた事象の確からしさの数値や、登
録データベース31に記憶されている対応メッセージをはめ込み、送信データを作成し、
作成した送信データを送信部22へ送信する。
送信部22は、制御部24から送られてきた送信データをサーバ12へ送信し、予め登
録されているアドレス宛に送信データを送信する。このようにして被計測者又は関係者の
携帯端末やコンピュータ等の通信機器に情報が届く。
録されているアドレス宛に送信データを送信する。このようにして被計測者又は関係者の
携帯端末やコンピュータ等の通信機器に情報が届く。
被計測者の生体データを取得してから、感情状態・健康状態を推測し、被計測者が置か
れている状況を表示するまでの流れは以下の通りである。
れている状況を表示するまでの流れは以下の通りである。
まず、センサ10は被計測者の心電位や脈波、皮膚温等といった生体データを計測し、
携帯端末11に生体データを送信する。携帯端末11は、受信した生体データを、サーバ
12を経由して管理装置13内の受信部21に送信する。受信部21は、受信した生体デ
ータを制御部24に送信する。制御部24は、受信部21から送られてきた計測データと
、データベース25内の個人履歴データベース30に記憶されている、以前に計測された
データの平均値とを比較し、差異を求める。例えば、図5に示すように、差異は一定では
ないが、ここでは一定時間内の最大の差異を求める(値a)。
携帯端末11に生体データを送信する。携帯端末11は、受信した生体データを、サーバ
12を経由して管理装置13内の受信部21に送信する。受信部21は、受信した生体デ
ータを制御部24に送信する。制御部24は、受信部21から送られてきた計測データと
、データベース25内の個人履歴データベース30に記憶されている、以前に計測された
データの平均値とを比較し、差異を求める。例えば、図5に示すように、差異は一定では
ないが、ここでは一定時間内の最大の差異を求める(値a)。
次に、制御部24は、最大の差異が計測された時刻の前後に被計測者の感情を推測できる
ようなコメントがないか検索するよう、情報取得部23に指示を出す。情報取得部23は
、予め登録された被計測者のブログやSNS(SocialNetworkingSer
vice)の内容、被計測者が訪れていた可能性のある施設への書きこみ等の内容を取得
して制御部24へ送る。
ようなコメントがないか検索するよう、情報取得部23に指示を出す。情報取得部23は
、予め登録された被計測者のブログやSNS(SocialNetworkingSer
vice)の内容、被計測者が訪れていた可能性のある施設への書きこみ等の内容を取得
して制御部24へ送る。
同時に、制御部24は、被計測者がいた場所の状況がわかるようなデータがないか、情
報取得部23に指示を出す。情報取得部23は、被計測者がいた場所の、値aが得られた
時刻の天気情報等を入手し、制御部24へ送る。
報取得部23に指示を出す。情報取得部23は、被計測者がいた場所の、値aが得られた
時刻の天気情報等を入手し、制御部24へ送る。
制御部24では、情報取得部23から受信した内容をテキストに変換し、例えば図6に
示すように、予め登録されているキーワード一覧を基に、例えば楽しい、嬉しい、怖い、
などといった被計測者の感情を推測する。
示すように、予め登録されているキーワード一覧を基に、例えば楽しい、嬉しい、怖い、
などといった被計測者の感情を推測する。
そしてこれらの感情から、計測データの感情の影響度である係数を算出する(係数値b
)。最後に、これらの値を掛け合わせることで、感情状態の指標となる数値を算出する(
指標値c)
(数式1)c=a×b
この指標値cは、計測データの種類ごとに算出されるため、計測データが数種類ある場合
は、その種類の数だけ指標値c(c1、c2、・・・)が算出される。
)。最後に、これらの値を掛け合わせることで、感情状態の指標となる数値を算出する(
指標値c)
(数式1)c=a×b
この指標値cは、計測データの種類ごとに算出されるため、計測データが数種類ある場合
は、その種類の数だけ指標値c(c1、c2、・・・)が算出される。
この指標値cのパターンから被計測者の感情状態・健康状態、及び被計測者の置かれて
いる状況を推測する。
いる状況を推測する。
そして、例えば図8、図9に示すように、パターンの参照値は生体データの種類やそれ
らの関係に応じて登録データベース31に記憶されている。図8における登録データベー
ス31には、感情状態・健康状態の数値パターンが、図9における登録データベース31
には被計測者が置かれている状況と、その可能性(%)が登録されている。例えば心拍が
+25、体温が2、の時は、感情が高ぶっている状態におり、それは事件に遭遇した可能
性が80%であることを示している。制御部24は、指標値cが予め決められた閾値を超
えた場合に、被計測者の置かれている状況とその可能性を推測し、その結果に基づいて表
示データを作成する。そして制御部24が表示データを表示部26に送信して管理者に伝
える。
らの関係に応じて登録データベース31に記憶されている。図8における登録データベー
ス31には、感情状態・健康状態の数値パターンが、図9における登録データベース31
には被計測者が置かれている状況と、その可能性(%)が登録されている。例えば心拍が
+25、体温が2、の時は、感情が高ぶっている状態におり、それは事件に遭遇した可能
性が80%であることを示している。制御部24は、指標値cが予め決められた閾値を超
えた場合に、被計測者の置かれている状況とその可能性を推測し、その結果に基づいて表
示データを作成する。そして制御部24が表示データを表示部26に送信して管理者に伝
える。
管理装置13の表示部26に表示された内容を被計測者又はその関係者(サービスの対
象者)に送信する必要がある場合、制御部24は送信データを作成して送信部22へデー
タを送信する。送信部22は、サーバ12にデータを送信し、予め登録されているメール
アドレス宛に、送信データを送信することで、被計測者又はその関係者の携帯端末やコン
ピュータ等の通信機器に送信データが届き、データを閲覧することが可能となる。データ
送信が終了後、計測データや検索結果、表示データ等、今後のシステム運営に必要なデー
タは該当する各サーバに記憶される。送信データには、被計測者の置かれている状況だけ
でなく、予め登録データベース31に記憶されている、対象者に向けたアドバイスやメッ
セージが含まれていてもよい。
象者)に送信する必要がある場合、制御部24は送信データを作成して送信部22へデー
タを送信する。送信部22は、サーバ12にデータを送信し、予め登録されているメール
アドレス宛に、送信データを送信することで、被計測者又はその関係者の携帯端末やコン
ピュータ等の通信機器に送信データが届き、データを閲覧することが可能となる。データ
送信が終了後、計測データや検索結果、表示データ等、今後のシステム運営に必要なデー
タは該当する各サーバに記憶される。送信データには、被計測者の置かれている状況だけ
でなく、予め登録データベース31に記憶されている、対象者に向けたアドバイスやメッ
セージが含まれていてもよい。
このようにして、被計測者の生体データから、被計測者が置かれている状況と、その可
能性の表示、必要に応じてその結果及び情報を伝えるサービスの提供が可能となる。セン
サ10を装着する時間や装着する対象者、データベース25に記憶している内容など、条
件を変化させることで、目的に応じた様々なデータを収集できる。
能性の表示、必要に応じてその結果及び情報を伝えるサービスの提供が可能となる。セン
サ10を装着する時間や装着する対象者、データベース25に記憶している内容など、条
件を変化させることで、目的に応じた様々なデータを収集できる。
本実施形態においては、携帯電話網という既にあるネットワーク網を使用しているので
、新たに通信のネットワーク網を作成する必要がない。また携帯電話網を使用することで
計測機器の通信機能を簡易的にすることができ、センサを安価に、かつ軽量化して製造す
ることが可能となる。センサ自身に通信機能を持たせるのと比べて、手軽にサービスを始
めることができ、より多くの人に広められる、またそうすることでより正確なデータを入
手できるという利点がある。
、新たに通信のネットワーク網を作成する必要がない。また携帯電話網を使用することで
計測機器の通信機能を簡易的にすることができ、センサを安価に、かつ軽量化して製造す
ることが可能となる。センサ自身に通信機能を持たせるのと比べて、手軽にサービスを始
めることができ、より多くの人に広められる、またそうすることでより正確なデータを入
手できるという利点がある。
(第1の実施例)
以下、上述した人物情報管理システムを用いて、治安の改善による生活向上を目指す実
施例について説明する。
以下、上述した人物情報管理システムを用いて、治安の改善による生活向上を目指す実
施例について説明する。
第1の実施例では、管理者は主に地方自治体であり、センサ10を装着する被計測者は
該当地域の住民となる。そして、被計測者は、少なくとも外出時はセンサ10を装着する
ものとする。
該当地域の住民となる。そして、被計測者は、少なくとも外出時はセンサ10を装着する
ものとする。
管理装置13内のデータベース25には、感情状態・健康状態の分析に必要な情報の他
、過去の履歴、対象地区及びその周辺の地図、住民と連絡を取るために必要な連絡先情報
が格納される。また、管理装置13の情報取得部23は、天気やSNS(ソーシャルネッ
トワーキングサービス)情報、関連部署からの情報なども外部機関から取得する。
、過去の履歴、対象地区及びその周辺の地図、住民と連絡を取るために必要な連絡先情報
が格納される。また、管理装置13の情報取得部23は、天気やSNS(ソーシャルネッ
トワーキングサービス)情報、関連部署からの情報なども外部機関から取得する。
治安に関わる出来事に対応する動作手順は以下の通りである。
まず、外出先で住民の誰かが事件や事故に巻き込まれたと仮定する。その際、当事者は
興奮状態になり、その周囲の人は不安感情が増加するなど、発生現場及びその周辺の人の
健康状態・感情状態に変化が見られる。健康・感情状態の変化は、それぞれの住民に装着
されたセンサ10によって計測され、その計測データは管理装置13に送信される。そし
て、管理装置13内の制御部24で、事件や事故の現場周辺に居る住民の計測データが集
結する。
興奮状態になり、その周囲の人は不安感情が増加するなど、発生現場及びその周辺の人の
健康状態・感情状態に変化が見られる。健康・感情状態の変化は、それぞれの住民に装着
されたセンサ10によって計測され、その計測データは管理装置13に送信される。そし
て、管理装置13内の制御部24で、事件や事故の現場周辺に居る住民の計測データが集
結する。
制御部24では各計測データと、データベース25と照らし合わせる。同時に、情報取
得部23が取得したウェブやSNS発信などに掲載されている情報から、事件や事故の内
容について推測する。このようにして被計測者が置かれている状況及び周囲の環境、事件
や事故の内容を導出する。導出データとしては、例えば、被計測者が事件または事故に巻
き込まれた可能性、被計測者が事件または事故を目撃した可能性、被計測者の被害の程度
(すぐに助ける必要があるか等)、事件または事故の内容や大きさ、またその発生場所等
が挙げられる。
得部23が取得したウェブやSNS発信などに掲載されている情報から、事件や事故の内
容について推測する。このようにして被計測者が置かれている状況及び周囲の環境、事件
や事故の内容を導出する。導出データとしては、例えば、被計測者が事件または事故に巻
き込まれた可能性、被計測者が事件または事故を目撃した可能性、被計測者の被害の程度
(すぐに助ける必要があるか等)、事件または事故の内容や大きさ、またその発生場所等
が挙げられる。
導出内容によっては、管理者は必要に応じて関連部署と連携を取り、対応する。こうする
ことで事件や事故が起きた場合に、管理装置13によって通報がなくとも事件や事故の発
生を迅速に把握することができ、目撃者の早期割出などもできるなど、早期解決に貢献す
る。被計測者は携帯端末11を携帯していることから、必要に応じて電話で連絡を取り、
すぐに詳細の情報を得ることも可能である。
ことで事件や事故が起きた場合に、管理装置13によって通報がなくとも事件や事故の発
生を迅速に把握することができ、目撃者の早期割出などもできるなど、早期解決に貢献す
る。被計測者は携帯端末11を携帯していることから、必要に応じて電話で連絡を取り、
すぐに詳細の情報を得ることも可能である。
この他に、暗い夜道や電灯が故障した道等を歩行している時に遭遇する可能性がある痴
漢や窃盗の対策として、生活する上で不安になりやすい場所や時間帯を、一定区画の人が
不安感情になることから推測して、監視を強化することもできる。また、交通事故が起こ
りかねない場所等の歩行中に恐怖を感じやすい場所や時間帯を、一定区画の人が恐怖を感
じることから推測することできる。いずれの場合も、このように被計測者の置かれている
状況及び周囲の環境を導出することで、管理者が地域の実体を早期に把握することができ
、必要に応じた対策を早期に講じることができるようになる。このようにして、事件や事
故を早期に解決するだけでなく、住民に対しより暮らしやすい環境を整えることができる
。
漢や窃盗の対策として、生活する上で不安になりやすい場所や時間帯を、一定区画の人が
不安感情になることから推測して、監視を強化することもできる。また、交通事故が起こ
りかねない場所等の歩行中に恐怖を感じやすい場所や時間帯を、一定区画の人が恐怖を感
じることから推測することできる。いずれの場合も、このように被計測者の置かれている
状況及び周囲の環境を導出することで、管理者が地域の実体を早期に把握することができ
、必要に応じた対策を早期に講じることができるようになる。このようにして、事件や事
故を早期に解決するだけでなく、住民に対しより暮らしやすい環境を整えることができる
。
(第2の実施例)
以下、人物情報管理システムを用いた、地域内の施設をより快適に使用できることによ
る生活向上を目指す実施例について説明する。即ち、施設利用者がセンサ10を装着する
ことで、管理者は施設の利用状況を把握して、地域内の人を対象に情報発信することがで
き、施設の利用者に対し施設をより快適に利用できる環境を提供する。
以下、人物情報管理システムを用いた、地域内の施設をより快適に使用できることによ
る生活向上を目指す実施例について説明する。即ち、施設利用者がセンサ10を装着する
ことで、管理者は施設の利用状況を把握して、地域内の人を対象に情報発信することがで
き、施設の利用者に対し施設をより快適に利用できる環境を提供する。
このケースでは、管理者は地方自治体であり、センサ10を装着する被計測者は自治体
内の施設の利用者である。そして、施設の利用者は、利用時間中はセンサ10を装着する
ものとする。
内の施設の利用者である。そして、施設の利用者は、利用時間中はセンサ10を装着する
ものとする。
管理装置13内のデータベース25には、感情状態・健康状態の分析に必要な情報の他
、過去の履歴、各施設の場所や利用可能時間等の基本データが格納される。また、情報取
得部23は、周辺の道路混雑状況や天気予報などを取得する。なお、施設は、公共施設や
アミューズメントパークでも良いし、地域の人が集まって利用するような複合施設であっ
てもよい。限られた施設内で、携帯端末11を持っている利用者がセンサ10をほぼ確実
に装着でき、携帯端末11とサーバ12が通信できる環境であれば、施設の形態は問わな
い。
、過去の履歴、各施設の場所や利用可能時間等の基本データが格納される。また、情報取
得部23は、周辺の道路混雑状況や天気予報などを取得する。なお、施設は、公共施設や
アミューズメントパークでも良いし、地域の人が集まって利用するような複合施設であっ
てもよい。限られた施設内で、携帯端末11を持っている利用者がセンサ10をほぼ確実
に装着でき、携帯端末11とサーバ12が通信できる環境であれば、施設の形態は問わな
い。
第2の実施例に係る、施設の利用手順は以下の通りである。
まず、施設の利用者は、携帯端末11にセンサ10のアプリケーションをダウンロード
する。アプリケーションをダウンロードできた利用者は、施設利用開始時に配布されたセ
ンサ10を装着する。利用者は常にセンサ10を装着し、施設を出るときにセンサ10を
施設係員に返却する。センサ10は、装着した利用者の生体データを計測し、その計測デ
ータは一定の時間毎に携帯端末11、サーバ12を通じて管理装置13に送信される。そ
して、各利用者の計測データは、管理装置13内の制御部24に集結する。
する。アプリケーションをダウンロードできた利用者は、施設利用開始時に配布されたセ
ンサ10を装着する。利用者は常にセンサ10を装着し、施設を出るときにセンサ10を
施設係員に返却する。センサ10は、装着した利用者の生体データを計測し、その計測デ
ータは一定の時間毎に携帯端末11、サーバ12を通じて管理装置13に送信される。そ
して、各利用者の計測データは、管理装置13内の制御部24に集結する。
制御部24では、各計測データとデータベース25とを照らし合わせ、各施設利用者の
感情状態や不快指数、混雑状況などを判断する。利用開始の一定時間、例えば10分程度
の計測データは、データベース25の変動情報サーバ27内にある個人履歴データベース
30に記憶され、利用者の平均生体データとして扱われる。同時に、情報取得部23はウ
ェブなどを通じて、例えば周囲の交通情報等の施設利用に関する最新情報などを入手し、
制御部24に送信する。制御部24はこれらの情報に基づいて、提供したい情報を導出す
る。導出データとしては、例えば、施設を利用している人の感情状態の分布、不快指数の
分布、各エリアの混雑状況、等である。表示データは、それらの導出データに加えて、例
えば気象情報、周囲の混雑状況、等を加え、作成されたのち、表示部26に送られる。表
示部26は、送られたデータを表示する。また、作成されたデータは、自治体のホームペ
ージに掲載するなどして、施設利用の関係者が閲覧できる状況にする。
感情状態や不快指数、混雑状況などを判断する。利用開始の一定時間、例えば10分程度
の計測データは、データベース25の変動情報サーバ27内にある個人履歴データベース
30に記憶され、利用者の平均生体データとして扱われる。同時に、情報取得部23はウ
ェブなどを通じて、例えば周囲の交通情報等の施設利用に関する最新情報などを入手し、
制御部24に送信する。制御部24はこれらの情報に基づいて、提供したい情報を導出す
る。導出データとしては、例えば、施設を利用している人の感情状態の分布、不快指数の
分布、各エリアの混雑状況、等である。表示データは、それらの導出データに加えて、例
えば気象情報、周囲の混雑状況、等を加え、作成されたのち、表示部26に送られる。表
示部26は、送られたデータを表示する。また、作成されたデータは、自治体のホームペ
ージに掲載するなどして、施設利用の関係者が閲覧できる状況にする。
施設の利用を考えている人は、自治体のホームページにアクセスし、管理装置13から
発信された施設の利用状況や、施設利用に関する最新情報を入手し、施設の利用に関わる
判断をする。
発信された施設の利用状況や、施設利用に関する最新情報を入手し、施設の利用に関わる
判断をする。
図10は、自治体のホームページの一例である。施設の現在の混雑度、利用者がどのよ
うな感情で利用しているか、快適に過ごせる環境か、を知ることができる。また1週間の
様子や天気予報、道路混雑状況など総合的に判断しながら、どの施設をいつ利用するのか
判断の指標にすることができる。
うな感情で利用しているか、快適に過ごせる環境か、を知ることができる。また1週間の
様子や天気予報、道路混雑状況など総合的に判断しながら、どの施設をいつ利用するのか
判断の指標にすることができる。
なお、利用者が施設利用時にアプリケーションをインストールしてもらうための施策と
して、利用中の感情に応じてポイントを提供するなど、センサ10の計測結果に応じたサ
ービスを展開するという方法もある。
して、利用中の感情に応じてポイントを提供するなど、センサ10の計測結果に応じたサ
ービスを展開するという方法もある。
また、第2の実施例では、各施設利用者の本音ベースの感情情報や、温湿度等の環境が
利用者にどのように感じられているかという情報を把握することができる。これらの情報
を参考にして、管理者は、今後のマーケティング計画や施設運営の立案することができる
。
利用者にどのように感じられているかという情報を把握することができる。これらの情報
を参考にして、管理者は、今後のマーケティング計画や施設運営の立案することができる
。
(第3の実施例)
以下、人物情報管理システムを用いて、保護者が子供の感情や健康状態を把握すること
で、生活の質を向上させることを目指す実施例について説明する。即ち、センサ10を子
供が装着することで、日中は離れて過ごしている保護者が子供の感情や健康状態、また子
供のいる位置や事件・事故に巻き込まれていないかを把握できるシステムを提供する。
以下、人物情報管理システムを用いて、保護者が子供の感情や健康状態を把握すること
で、生活の質を向上させることを目指す実施例について説明する。即ち、センサ10を子
供が装着することで、日中は離れて過ごしている保護者が子供の感情や健康状態、また子
供のいる位置や事件・事故に巻き込まれていないかを把握できるシステムを提供する。
管理者は、地方自治体や、保護者を対象としたサービスを提供する企業等である。セン
サ10を装着する対象者はサービスを受ける保護者の子供であり、保護者と離れて過ごす
間は常にセンサ10を装着するものとする。
サ10を装着する対象者はサービスを受ける保護者の子供であり、保護者と離れて過ごす
間は常にセンサ10を装着するものとする。
管理装置13内のデータベース25には、感情状態・健康状態の分析に必要な情報の他
、過去の履歴、周辺地図が格納されている。
、過去の履歴、周辺地図が格納されている。
第3の実施例に係る、子供の感情や健康状態を把握する手順は以下の通りである。
子供は、保護者と離れている間は、常にセンサ10を身に着け、携帯端末11を持ち歩
いていればよい。センサ10は、装着した子供の生体データを計測し、その計測データは
一定の時間毎に携帯端末11、サーバ12を通じて管理装置13内の制御部24に送信さ
れる。
いていればよい。センサ10は、装着した子供の生体データを計測し、その計測データは
一定の時間毎に携帯端末11、サーバ12を通じて管理装置13内の制御部24に送信さ
れる。
制御部24では、各計測データとデータベース25とを照らし合わせ、子供の健康状態
や感情状態を推測する。推測したデータ及び現在地や移動経路に基づいて、子供の置かれ
ている環境を導出する。導出データとしては、例えば、どのように過ごしているか(子供
が安心して過ごしている可能性、楽しく過ごしている可能性、怖い思いをしている可能性
など)、もしくはいじめや、誘拐などの被害に遭っていないか、事件や事故に巻き込まれ
ていないか、等である。導出データを基に保護者連絡用の表示データが作成され、作成さ
れたデータは閲覧制限のかかったホームページに掲載、もしくは指定の携帯端末11に搭
載されたアプリケーションに送信される。保護者は、指定されたホームページやアプリケ
ーションを開き、IDとパスワードの入力など保護者であることが分かるような動作をし
てから、子供の情報のデータを受信することで、子供の情報を入手することができる。
や感情状態を推測する。推測したデータ及び現在地や移動経路に基づいて、子供の置かれ
ている環境を導出する。導出データとしては、例えば、どのように過ごしているか(子供
が安心して過ごしている可能性、楽しく過ごしている可能性、怖い思いをしている可能性
など)、もしくはいじめや、誘拐などの被害に遭っていないか、事件や事故に巻き込まれ
ていないか、等である。導出データを基に保護者連絡用の表示データが作成され、作成さ
れたデータは閲覧制限のかかったホームページに掲載、もしくは指定の携帯端末11に搭
載されたアプリケーションに送信される。保護者は、指定されたホームページやアプリケ
ーションを開き、IDとパスワードの入力など保護者であることが分かるような動作をし
てから、子供の情報のデータを受信することで、子供の情報を入手することができる。
迷子の場合も携帯端末11の位置センサから現在地を特定し、捜しだすことも可能となる
。また、第1の実施例と同様に、被計測者は携帯端末11を携帯していることから、何か
あった場合には必要に応じて被計測者と電話で連絡を取り、すぐに状況を確認する事も可
能である。
。また、第1の実施例と同様に、被計測者は携帯端末11を携帯していることから、何か
あった場合には必要に応じて被計測者と電話で連絡を取り、すぐに状況を確認する事も可
能である。
なお、子供ではなく高齢者がセンサ10を装着することで、高齢者が日々健康に過ごし
ているか、生活を楽しむことができているのか、などを導出し、離れて暮らす家族が、心
身の状態を把握することもできる。
ているか、生活を楽しむことができているのか、などを導出し、離れて暮らす家族が、心
身の状態を把握することもできる。
(第4の実施例)
以下、人物情報管理システムを用いて、被計測者(以後「患者」と呼ぶ)の健康管理者
が、患者のストレスの傾向を知り、対策を取ることで、生活の質を向上させることを目指
す実施例について説明する。即ち、感情や健康の変動から日々のストレス値を記録するこ
とにより、どのような行動や状態が自身にストレスを与えているか、もしくはストレス発
散になっているのかを数値的に把握し、ストレスとうまく付き合っていくためのサポート
をするシステムを提供する。
以下、人物情報管理システムを用いて、被計測者(以後「患者」と呼ぶ)の健康管理者
が、患者のストレスの傾向を知り、対策を取ることで、生活の質を向上させることを目指
す実施例について説明する。即ち、感情や健康の変動から日々のストレス値を記録するこ
とにより、どのような行動や状態が自身にストレスを与えているか、もしくはストレス発
散になっているのかを数値的に把握し、ストレスとうまく付き合っていくためのサポート
をするシステムを提供する。
システムの管理者は、自治体でも良いし、精神的なサポートをサービスする団体であれ
ばよい。センサ10を装着する対象者はサポートを受ける患者であり、常にセンサ10を
装着するものとする。
ばよい。センサ10を装着する対象者はサポートを受ける患者であり、常にセンサ10を
装着するものとする。
管理装置13内のデータベース25には、感情状態・健康状態の分析に必要な情報の他
、過去の履歴、専門家のアドバイス集が格納されている。
、過去の履歴、専門家のアドバイス集が格納されている。
第4の実施例に係る、精神的なサポートを受ける手順は以下の通りである。
患者は、常にセンサ10を身に着け、通信できる範囲に携帯端末11を持ち歩く。セン
サ10は、患者の生体データを計測し、その計測データは一定の時間毎に携帯端末11を
通じて管理装置13内の制御部24に送信される。
サ10は、患者の生体データを計測し、その計測データは一定の時間毎に携帯端末11を
通じて管理装置13内の制御部24に送信される。
制御部24では、各計測データとデータベース25とを照らし合わせ、被計測者のスト
レスの値を算出し、それを基に作成した導出データ、患者の健康状態や感情状態の推移、
及び結果に応じたアドバイスを表示するデータを作成する。導出データは、ストレス値だ
けでなく、例えばストレスを強く感じる時間帯や、環境、場所など、傾向の分かるもので
あっても良い。作成されたデータは、送信部22から患者の携帯端末11または指定され
た通信端末(図示せず)に送信される。これにより、患者は携帯端末11に表示されたデ
ータをもとに、自信の感情状態の傾向を知ることができる。携帯端末11に専用アプリケ
ーションをインストールすることで、自信の行動なども併せて記憶させておくと、行動に
合わせた自身の感情状態を知ることで、より深く理解できる。
レスの値を算出し、それを基に作成した導出データ、患者の健康状態や感情状態の推移、
及び結果に応じたアドバイスを表示するデータを作成する。導出データは、ストレス値だ
けでなく、例えばストレスを強く感じる時間帯や、環境、場所など、傾向の分かるもので
あっても良い。作成されたデータは、送信部22から患者の携帯端末11または指定され
た通信端末(図示せず)に送信される。これにより、患者は携帯端末11に表示されたデ
ータをもとに、自信の感情状態の傾向を知ることができる。携帯端末11に専用アプリケ
ーションをインストールすることで、自信の行動なども併せて記憶させておくと、行動に
合わせた自身の感情状態を知ることで、より深く理解できる。
なお、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したもの
であり、発明の範囲を限定する事は意図していない。これら新規な実施形態は、その他の
様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略
、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨
に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
であり、発明の範囲を限定する事は意図していない。これら新規な実施形態は、その他の
様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略
、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨
に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 センサ
11 携帯端末
12 サーバ
13 管理装置
21 受信部
22 送信部
23 情報取得部
24 制御部
25 データベース
26 表示部
27 変動情報サーバ
28 固定情報サーバ
29 参照データベース
30 個人履歴データベース
31 登録データベース
11 携帯端末
12 サーバ
13 管理装置
21 受信部
22 送信部
23 情報取得部
24 制御部
25 データベース
26 表示部
27 変動情報サーバ
28 固定情報サーバ
29 参照データベース
30 個人履歴データベース
31 登録データベース
Claims (8)
- 被計測者の生体データを計測し、被計測者が携帯する携帯端末に前記計測データを送信
するセンサと、
携帯端末から前記計測データを受信し、前記計測データに基づいて被計測者の置かれて
いる状況または被計測者の周辺の状況を、確率を用いて表示する管理装置と、
を備え、
前記管理装置は、
前記計測データを受信する受信部と、
関連情報を入手する情報取得部と、
前記関連情報を記憶する参照データベースと、個人の履歴を記憶する個人履歴データベー
スと、分析及び導出に必要な諸データが記憶される登録データベースとを具備するデータ
ベースと、
前記データベースに記憶される各データ、前記関連情報、及び前記計測データに基づ
いて前記被計測者の健康状態及び感情状態の数値を算出し、前記数値を基に前記被計測者
が置かれている状況及びその可能性を導出する制御部と、
導出した導出データを表示する表示部と、
を具備することを特徴とする人物情報管理システム。 - 前記管理装置は、更に
前記導出データを前記管理装置とネットワークによって接続されたサーバに送信する送信
部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の人物情報管理システム。 - 前記制御部は、前記被計測者の生体データから算出した前記被計測者の健康状態及び感
情状態の数値が、予め登録されていた所定値を超えた場合に、前記被計測者が事件または
事故に遭遇した可能性を導出し、
前記表示部は、導出した前記可能性を表示する、
請求項1に記載の人物情報管理システム。 - 前記制御部は、複数の前記被計測者の生体データから算出した前記被計測者の健康状態
及び感情状態の数値が予め登録されていた所定値を超えた場合に、複数の前記被計測者の
所在地のデータから、事件または事故のおよその発生現場を推測し、
前記表示部は、前記発生現場周辺を表示する、
請求項3に記載の人物情報管理システム。 - 前記制御部は、
施設を利用者している前記被計測者のすべての前記計測データから、前記被計測者ご
とに健康状態及び感情状態の数値を算出し、算出したデータに基づいて前記施設の利用者
の感情または快・不快度の割合を導出する手段と、
被計測者の数から、前記施設の混雑状況を算出する手段と、
要求に応じて、前記施設の利用者の感情または快・不快の割合、及び前記混雑状況の
データを提供する手段と
を有する、請求項1に記載の人物情報管理システム。 - 前記制御部は、算出した前記被計測者の健康状態及び感情状態の数値が予め登録されて
いた所定値を超えた場合に、前記計測データから算出した健康状態及び感情状態の数値に
基づいて、前記被計測者が事件または事故に遭遇した可能性を導出し、
前記送信部は、導出した前記被計測者が事件または事故に遭遇した可能性のデータ及び
被計測者の所在地データを予め登録してある送信先に向けて提供し、
前記表示部は、前記被計測者が事件または事故に遭遇した可能性及び被計測者の所在地
データを表示する、請求項2に記載の人物情報管理システム。 - 前記制御部は、
前記被計測者の計測データからから算出した健康状態及び感情状態の数値に基づいて
、被計測者のストレスの値を導出し、
被計測者の生体データと、前記ストレスの値と、それに対応したメッセージを含む表
示データを作成する手段を有し、
前記送信部は前記表示データを予め登録してある送信先に向けて送信する手段を有する
、
請求項2に記載の人物情報管理システム。 - センサが計測した被計測者の生体データを受信する受信部と、
関連情報を外部より入手する情報取得部と、
前記関連情報を記憶する参照データベースと、個人の履歴を記憶する個人履歴データベー
スと、分析及び導出に必要な諸データが記憶される登録データベースとを具備するデータ
ベースと、
前記データベースに記憶される各データ、前記関連情報、及び前記計測データに基づいて
前記被計測者の健康状態及び感情状態の数値を算出し、前記数値を基に前記被計測者が置
かれている状況及びその可能性を導出する制御部と、
導出した導出データを表示する表示部と、
を具備することを特徴とする人物情報管理システムにおける管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015130105A JP2017016258A (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 人物情報管理システムおよび管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015130105A JP2017016258A (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 人物情報管理システムおよび管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017016258A true JP2017016258A (ja) | 2017-01-19 |
Family
ID=57830624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015130105A Pending JP2017016258A (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 人物情報管理システムおよび管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017016258A (ja) |
-
2015
- 2015-06-29 JP JP2015130105A patent/JP2017016258A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170921 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170921 |