JP2015161987A - 情報提供システム、情報提供ネットワークシステム、情報提供方法および情報提供プログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供ネットワークシステム、情報提供方法および情報提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の利用者の位置情報や健康情報の履歴を活用し、時間ごとの位置情報に基づいて疾病の感染リスクを判定するため、利用者ごとに精度の高い感染リスクの判定が可能となる情報提供システムを提供する。
【解決手段】複数の端末の利用者識別子および位置情報と、端末を利用する利用者の健康情報とを特定の時刻ごとに取得し、取得した端末の位置情報の時間経過に基づいて端末の移動経路を分析し、分析された端末の移動経路において累積された感染症の感染リスクの重みを基準として端末の利用者の感染症への感染リスクの有無を判定し、感染リスクがあると判定された利用者の端末に対してリスク通知を送信指示する分析手段と、リスク通知の送信指示に応じて感染リスクがあると判定された利用者の端末に対してリスク通知を送信する通知手段とを備える情報提供システムとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、端末装置の位置情報を利用した情報提供システム、情報提供ネットワークシステム、情報提供方法および情報提供プログラムに関する。特に、端末装置の位置情報を利用した感染症の感染リスク判定と感染リスク通知を実現する情報提供システム、情報提供ネットワークシステム、情報提供方法および情報提供プログラムに関する。
国民の医療費の負担割合が増える中、病気や怪我などの治療だけではなく、予防に関する研究や技術開発も行われている。病気や怪我などの予防に関する新しい技術やシステムには、医療費を削減する観点からも高いニーズがある。そのため、予防に関する市場規模は今後も拡大すると予測されている。
風邪やインフルエンザなどのように感染率の高い病気に関しては、自身の感染リスク情報を知ることができれば、事前に薬を飲むなどの対策によって発症や重篤化を防ぐことができ、また医療費の削減も期待される。
病気の予防に関しては、食事などの日々の生活状況や健康状態に関するデータを記録し、複数人のデータを合わせて分析することによって、将来に発症する可能性がある病気の罹患リスク情報を提供する技術がある。また、流行時には患者数が急増する風邪やインフルエンザなどのような感染率の高い感染症の感染リスク情報に関して、ある地域における感染症の発生状況をヒートマップで情報提供する技術がある。
特許文献1には、ネットワークを介して接続された移動端末と解析センターとを含み、移動端末を用いるユーザの疾患の羅漢可能性を判断する診断支援システムについて開示されている。特許文献1の診断支援システムにおいては、疾患の発生場所を特定し、疾患の発生場所に基づいて感染リスクをヒートマップ表示で表示している。
特許文献2には、感染症患者の行動履歴情報を収集・管理し、感染症患者のプライバシーを侵害することなく、感染症患者との接触履歴を分析・確認できる感染症患者行動履歴収集・分析システムについて開示されている。特許文献2の感染症患者行動履歴収集・分析システムによれば、感染症と診断された患者の行動履歴と、第3者との行動履歴を比較することによって、第3者と患者との接触可能性を知ることができる。
国際公開第2004/98402号 特開2011−70248号公報
特許文献1診断支援システムによれば、感染リスクをヒートマップ表示することによって、リスク情報の提供を行うことを可能とするものの、ある地域における感染症の発生リスクを表示することしかできない。そのため、特許文献1診断支援システムでは、個々人の行動に合わせた感染リスク情報を発信することはできないという課題がある。
また、特許文献2の感染症患者行動履歴収集・分析システムによれば、感染者との接触履歴を知ることはできる。しかしながら、特許文献2の感染症患者行動履歴収集・分析システムでは、個々人の行動により、感染症リスクがどの程度あったのか、また、感染リスクがどの程度高まっているのかを判定することはできない。そのため、特許文献2の感染症患者行動履歴収集・分析システムでは、個々人に合わせた感染リスク情報を発信することはできない。
本発明の目的は、上述した課題を解決する情報提供システムを提供することにある。
本発明の情報提供システムは、複数の端末の利用者識別子および位置情報と、端末を利用する利用者の健康情報とを特定の時刻ごとに取得し、取得した端末の位置情報の時間経過に基づいて端末の移動経路を分析し、分析された端末の移動経路において累積された感染症の感染リスクの重みを基準として端末の利用者の感染症への感染リスクの有無を判定し、感染リスクがあると判定された利用者の端末に対してリスク通知を送信指示する分析手段と、リスク通知の送信指示に応じて感染リスクがあると判定された利用者の端末に対してリスク通知を送信する通知手段とを備える。
本発明の情報提供ネットワークシステムは、複数の端末と、端末の利用者識別子および位置情報と、端末を利用する利用者の健康情報とを特定の時刻ごとに取得し、取得した端末の位置情報の時間経過に基づいて端末の移動経路を分析し、分析された端末の移動経路において累積された感染症の感染リスクの重みを基準として端末の利用者の感染症への感染リスクの有無を判定し、感染リスクがあると判定された利用者の端末に対してリスク通知を送信指示する分析手段と、リスク通知の送信指示に応じて感染リスクがあると判定された利用者の端末に対してリスク通知を送信する通知手段とを有する情報提供システムとがネットワークを介して接続される。
本発明の情報提供方法は、複数の端末の利用者識別子および位置情報と、端末を利用する利用者の健康情報とを特定の時刻ごとに取得し、取得した端末の位置情報の時間経過に基づいて端末の移動経路を分析し、分析された端末の移動経路において累積された感染症の感染リスクの重みを基準として端末の利用者の感染症への感染リスクの有無を判定し、感染リスクがあると判定された利用者の端末に対してリスク通知を送信指示し、リスク通知の送信指示に応じて感染リスクがあると判定された利用者の端末に対してリスク通知を送信する。
本発明の情報提供プログラムは、複数の端末の利用者識別子および位置情報と、端末を利用する利用者の健康情報とを特定の時刻ごとに取得する処理と、取得した端末の位置情報の時間経過に基づいて端末の移動経路を分析する処理と、分析された端末の移動経路において累積された感染症の感染リスクの重みを基準として端末の利用者の感染症への感染リスクの有無を判定する処理と、感染リスクがあると判定された利用者の端末に対してリスク通知を送信指示する処理と、リスク通知の送信指示に応じて感染リスクがあると判定された利用者の端末に対してリスク通知を送信するする処理とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、複数の利用者の位置情報や健康情報の履歴を活用し、時間ごとの位置情報に基づいて疾病の感染リスクを判定するため、利用者ごとに精度の高い感染リスクの判定が可能となる情報提供システムを提供することができる。
本発明の概要に係る情報提供ネットワークシステムの概念図である。 本発明の概要に係る情報提供ネットワークシステムの機能ブロック図である。 本発明の概要に係る情報提供ネットワークシステムで利用するマップの一例を示す概念図である。 本発明の概要に係る情報提供ネットワークシステムの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供ネットワークシステムに関するシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムにおける感染リスクマップ生成に関するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供ネットワークシステムで利用するマップの一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムで生成される各利用者の健康状態マップの一例である。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムで生成される感染リスクの重みテーブルの一例である。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムで生成されるリスク重みマップの一例である。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムで生成される感染リスクマップの一例である。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムで生成される感染リスクマップの時間推移を示す一例である。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムにおける感染リスク生成に関するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムで生成される時間ごとの利用者の位置情報をマップ化した例である。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムで生成される経路における感染リスク重みマップの一例である。 本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムで生成される感染リスクの重みテーブルの一例である。 本発明の第2の実施形態に係る情報提供ネットワークシステムにおいて利用者が電車を利用する一例である。 本発明の第2の実施形態に係る情報提供ネットワークシステムにおいて利用者が電車を利用する場合に生成される感染リスクの重みテーブルの一例である。 本発明の第2の実施形態に係る情報提供ネットワークシステムにおいて利用者が電車を利用する場合に生成される経路における感染リスク重みマップの一例である。 本発明の第2の実施形態に係る情報提供ネットワークシステムで生成される感染リスクの重みテーブルの一例である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。
(第1の実施形態)
(構成)
まず、本発明の第1の実施形態に係る情報提供ネットワークシステム1の機能構成について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報提供ネットワークシステム1の概略を示す概念図である。図2は、本発明の実施形態に係る情報提供ネットワークシステム1の機能構成を示すブロック図である。
情報提供ネットワークシステム1は、情報提供システム10と複数の端末装置50とがネットワーク90を介して接続されるネットワークシステムである。情報提供システム10は、情報取得手段20および判定手段30を含む分析手段11と、通知手段40とを備える。また、端末装置50は、位置情報送信手段60と、健康状態送信手段70と、受信手段80とを備える。
本実施形態に係る情報提供ネットワークシステム1においては、情報提供システム10の分析手段11および通知手段40が特徴になる。分析手段11は、利用者ごとに感染リスクを分析する手段である。通知手段40は、感染リスクが高い状況に置かれていると分析された利用者の端末装置50に対して感染リスクが高い状況にいるというリスク通知を行う手段である。
本実施形態に係る情報提供ネットワークシステム1において、情報提供システム10は、端末装置50の位置情報と、端末装置50の位置情報に関連付けられた利用者の健康状態を含む利用者情報とを受信する。情報提供システム10は、受信した情報から端末装置50の利用者ごとに感染症への感染リスクを分析し、利用者の端末装置50に感染リスク情報を提供する。利用者は、端末装置50が受信した感染リスク情報に基づけば、感染リスクに対して適切な対応をとることができる。
(情報提供システム)
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る情報提供ネットワークシステム1の情報提供システム10の内部構成について説明する。図2に示したように、情報提供ネットワークシステム1においては、情報取得手段20と判定手段30とが接続され、判定手段30と通知手段40とが接続されており、相互にデータの送受信を行うことが可能である。なお、本実施形態に係る情報処理システム10の内部構成要素間の主なデータの流れは図2に示した通りであるが、データのやり取りに付随する補助的なデータに関しては必ずしも矢印の方向に従って流れるとは限らない。
(情報取得手段20)
位置情報取得装置20は、利用者の端末装置50から得られる端末装置50の位置情報と、利用者の健康状態などといった端末装置50の位置情報に関連付けられた利用者情報を蓄積する手段である。情報取得手段20は、位置履歴取得手段21と、健康状態取得手段22と、個人ID取得手段23(識別子取得手段)と、利用者情報格納手段24とを有する(ID:identification)。
位置履歴取得手段21は、利用者の端末装置50の位置情報を取得する。
健康状態取得手段22は、端末装置50の利用者の健康状態に関する健康情報を取得する。
個人ID取得手段23は、端末装置50に割り当てられた個人ID(利用者識別子ともよぶ)を取得する。
利用者情報格納手段24は、位置履歴取得手段21と健康状態取得手段22とによって取得された位置情報および健康情報を、個人ID取得手段23によって取得された個人IDと紐付けて蓄積するデータベース(記憶手段)である。
(判定手段)
判定手段30は、位置情報取得装置20によって取得された情報から、利用者の疾病への感染リスクを判定する手段である。
判定手段30は、リスクマップ生成手段31と、リスク判定手段32と、リスク情報格納手段33とを有する。
リスクマップ生成手段31は、疾病への感染リスクをマップ化した感染リスクマップなどを作成する。
リスク判定手段32は、リスクマップ生成手段31によって作成された感染リスクマップを利用して利用者ごとの感染リスクを判定するとともに、利用者の端末装置50への通知要否を判定する。
リスク情報格納手段33は、リスクマップ生成手段31によって作成された感染リスクマップを格納するとともに、マッピングに必要となる地図(以下、マップ)のデータを格納する。
図3は、リスク情報格納手段33に格納されるマップ100の一例である。リスク情報格納手段33に格納されるマップ100は、あらかじめメッシュ化されており、各メッシュには固有IDとなる位置識別子(以下、マップID)が付与されている。すなわち、マップ100は、メッシュなどによって分割されたマップ上の領域に位置識別子が付与されたマップである。図3のマップ100は、m列×n行にメッシュ化されている例である(m、nは自然数)。マップ100上の位置は、各メッシュに付与されたマップIDによって示される。なお、メッシュは任意の大きさ、任意の形状に設定することができる。また、マップ100上の位置を示す情報を緯度・経度の情報としてもよい。リスク情報格納手段33は、マップ100のデータとして、マップ100上の位置を示すマップIDも格納する。
(通知手段)
通知手段40は、判定手段30によって判定された感染リスクの情報を利用者の端末装置50に通知する手段である。
通知手段40は、判定手段30のリスク判定手段32から情報の通知指示を受けた場合、利用者の端末装置50に対して情報を通知するリスク情報通知手段41を有する。
(端末装置)
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る情報提供ネットワークシステム1の端末装置50の内部構成について説明する。なお、端末装置50は、情報提供ネットワークシステム1を利用する利用者によって保持されるものであり、情報提供ネットワークシステム1を構成する構成要素となる情報提供システム10と通信できる端末装置である。また、位置情報送信手段60、健康状態送信手段70および受信手段80は、ネットワーク90を介して情報提供システム10に接続されている。
端末装置50は、位置情報送信手段60と、健康状態送信手段70と、受信手段80とを有する。
また、図1および図2には、単一の端末装置50が位置情報送信手段60と健康状態送信手段70と受信手段80とを有するように図示しているが、それぞれの手段を図4に示すように別々の端末装置50−1〜3として構成してもよい。
位置情報送信手段60は、端末装置50の位置情報を取得し、取得した位置情報を送信する手段である。位置情報送信手段60は、位置情報を測位する位置測位手段61及び、利用者を特定するための個人IDを格納する個人ID格納手段62を含む。なお、位置情報送信手段60は、図示しない送信装置によって情報を送信する機能を有する。
健康状態送信手段70は、利用者の健康状態に関する健康情報を入力し、入力された健康情報を送信する手段である。健康状態送信手段70は、端末装置50の利用者の健康状態を入力する健康状態入力手段71を含む。なお、健康状態送信手段70は、図示しない送信装置によって情報を送信する機能を有する。
受信手段80は、感染リスク情報を受信する手段である。受信手段80は、通知手段40より通知される感染リスク情報を受信するリスク情報受信手段81を含む。
端末装置50は、スマートフォンや携帯電話、タブレットPC、ノートPC、デスクトップPC、PDAなどの機器によって実現できる(PC:Personal Computer、PDA:Personal Digital Assistant)。なお、端末装置50を実現する機器はここで挙げた限りではない。例えば、図4のように複数の端末によって端末装置50の機能を実現する場合は、位置情報取得手段60をスマートフォンや携帯電話で実現し、健康状態送信手段70を病院などの公共機関に備え付けられた専用の入力端末によって実現してもよい。
以上が、本発明の第1の実施形態に係る情報提供ネットワークシステムの構成に関する説明である。
(動作)
次に、本発明の第1の実施形態に係る情報提供システム10の動作について、図面を用いて説明する。なお、以下の説明において、情報提供システム10は、図1および図2に示す構成を持つものとして説明する。また、本実施形態に係る情報提供システム10の動作に関しては、利用者Xに注目して動作を説明する。
本実施形態に係る情報提供システム10では、情報取得手段20において、利用者A、利用者B、利用者C、利用者D、・・・、利用者Xといった本システムの利用者全員の位置情報及び健康状態を取得して蓄積する。そして、判定手段30によって、利用者の移動経路による感染リスクの判定及び利用者への通知要否の判断を行う。このとき、判定手段30によって通知が必要であると判定された場合、通知手段40によって感染リスクの通知を利用者に対して送信する。このようにして、全ての利用者に対して精度の高い感染リスク情報を情報発信することが可能となる。
ここで、本実施形態に係る情報提供システム10の詳細な動作について、図5を参照しながら説明する。
図5は、情報提供システム10の構成要素間の動作関係を示すシーケンス図である。
端末装置50の位置情報送信手段60は、一定時間間隔で、位置測位手段61が測位した位置情報と、個人ID格納手段62に格納されている個人IDと、感染リスクの通知先とをネットワーク90経由で情報取得手段20へと送信する(ステップS1、S2)。
このとき、同一の利用者が複数の端末装置50で本実施形態に係る情報提供システム10を利用することも考えられる。そのため、端末装置50の位置情報送信手段60は、感染リスクの送信先となる端末装置50がいずれの端末装置になるのかを通知する必要がある。また、感染リスクを通知すべき端末装置50が変更された場合は、端末装置50から感染リスクの通知先を送信し直すことによって、情報取得手段20に格納されている通知先を更新すればよい。また、情報取得手段20は、感染リスクの通知先を一度取得した後に通知先の取得を停止するように構成してもよい。
そして、端末装置50の健康状態送信手段70は、健康状態入力手段71によって入力された利用者の健康状態に関する健康情報を、ネットワーク90を介して情報取得手段20へと送信する(ステップS3)。
情報提供システム10の情報取得手段20は、取得した各端末装置50の利用者の個人ID、通知先、位置情報および健康情報を、時間毎に、利用者情報格納手段24に格納していく(ステップS4)。すなわち、利用者情報格納手段24は、所定のタイミングで取得された情報提供システム10の利用者全員(利用者A、利用者B、利用者C、利用者D、・・・、利用者X)の情報を、時刻で参照できるように格納していく。
情報取得手段20は、所定のタイミングで、判定手段30に利用者に関する情報を送信する(ステップS5)。
判定手段30は、利用者情報格納手段24から受信したデータを利用して、利用者ごとの感染リスクを判定していく。判定手段30によるリスク判定処理は、リスクマップ生成手段31による感染リスクマップの生成処理(ステップS6)と、リスク判定手段32による利用者ごとの感染リスク生成処理(ステップS7)および通知要否の判定処理(ステップS8)とに大別される。なお、リスクマップ生成手段31による感染リスクマップ生成処理(ステップS6)は、図6のフローチャートに従って処理される。また、リスク判定手段32による利用者ごとの感染リスクの生成処理(ステップS7)および通知要否の判定処理(ステップS8)は、図13のフローチャートに従って処理される。
判定手段30におけるリスク判定処理で生成された感染リスクマップと利用者ごとの感染リスクといったリスク情報は、リスク情報格納手段33に蓄積される。
判定装置30は、感染リスクが高いと判定された利用者の端末装置50に対して感染リスクを通知する通知指示を通知装置40に送信する(ステップS9)。
通知指示を受けた通知装置40は、通知指示に応じて、感染リスクが高いと判定された利用者の端末装置50に対して感染リスクを通知する(ステップS10)。
以上が、図5のシーケンス図に関する説明である。
(リスクマップ生成手段)
ここで、リスクマップ生成手段31による感染リスクマップ生成処理(図5のステップS6)について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、これ以降においては、図7に示す7列×5行にメッシュ化されたマップを用いて説明する。
[健康状態マップ生成工程]
まず、健康状態マップ生成工程について説明する。
図6において、まず、アプリケーションまたは端末の電源が入れられると、情報取得手段20は、ある時刻における利用者の位置情報および健康情報を収集する。そして、リスクマップ生成手段31は、収集した情報とマップIDとを紐づけた健康状態マップを生成する(ステップS11)。なお、情報取得手段20は、リスク情報格納手段33に格納されているマップIDを用いて紐づけを行う。
図8には、ステップS11で生成される健康状態マップ102の一例(マップ102A〜D)を示す。健康状態マップ102は、各利用者に関して、ある時刻におけるマップ上の位置と健康状態をマッピングしたものである。なお、図8においては、時刻14:00に各利用者が滞在していた位置のマップIDは塗りつぶされているが、実際にはマップIDが表示されていてもよい。
ここで、利用者AおよびBは風邪などの疾病感染と診断されている健康状態であり、利用者Cは風邪などの疾病とは診断されていないものの鼻水など疾病に繋がる予兆(以下、初期症状)が現れた健康状態であり、利用者Dは良好な健康状態であるとする。図8の健康状態マップ102においては、利用者AおよびBの位置は濃く示され、利用者Dの位置は薄く示され、利用者Cの位置は中間的な濃さで示されている。なお、利用者Cのように、疾病の初期症状が現れた際には、医師による診断が無い状況であっても、端末装置50からの申告に基づいた健康状態が健康状態マップ102に示される。図8の場合、健康状態マップ102C上のマップIDが3の位置において、利用者Cの所持する端末装置50の健康情報入力手段71に利用者Cの健康状態が入力されたことがわかる。
また、利用者が疾病感染していることを示すフラグ情報が情報配信システム10に予め登録されていれば、そのフラグ情報と利用者の位置情報とを紐付けることによって自動的にマッピングできる。健康状態が特に入力されていない状態であれば、疾病感染に関するフラグが立っていないことによって良好な健康状態にあると判断できる。
なお、本実施形態においては、風邪やインフルエンザなどの疾病を想定しているが、飛沫感染や空気感染する疾病であれば、本実施形態に係る情報提供システム10で取り扱う対象となりうる。また、疾病の初期症状として鼻水を例にしているが、せきや発熱、悪寒などについても初期症状とすることができる。
また、本実施形態では、疾病の初期症状が現れた際に、利用者によって自発的に健康状態を入力することを想定しているが、生体センサーなどによって利用者の健康状態を検出してもよい。生体センサーなどを活用する場合、例えば、利用者の保持する端末装置50に備え付けた生体センサーによって疾病の初期症状が検出された段階で、健康状態送信手段70から利用者の健康情報が自動的に送信されるようにすればよい。
[感染リスク重みマップ生成工程]
次に、感染リスク重みマップ生成工程について説明する。
図6において、判定手段30のリスクマップ生成手段31は、各利用者の健康状態に合わせて、疾病による感染リスクの重みとマップIDとを紐づけた感染リスク重みマップを生成する(ステップS12)。
例えば、感染リスクの重みを、疾病感染している利用者がいる場合に「2」とし、初期症状が現れている利用者Cがいる場合に「1」とし、良好な健康状態の利用者Dがいる場合に「0」とする。このとき、ある時刻における感染リスクの重みデータは、図9に示す感染リスクの重みテーブル103のようにまとめられる。感染リスクの重みテーブル103には、各利用者に関して、マップIDと健康状態との対応関係とともに、各マップIDにおける感染リスクの重みの合計がまとめられる。感染リスクの重みテーブル103によれば、ある時刻における各マップIDの感染リスクの重みを確認することができる。
図10は、図9の感染リスクの重みテーブル103のデータを元に、各マップIDに対応させて重みを記入した感染リスク重みマップ104を示す。
ただし、感染リスクの重みは、疾病名に応じて適宜数値を変更してもよい。また、風邪に関する感染リスク重みマップ104、インフルエンザに関する感染リスク重みマップ104などというように、疾病ごとに感染リスク重みマップ104を作成しても良い。
また、疾病の診断がされた時点で、過去の時点における実際の重み付けが、過去の時点において算出された数値よりも高かったということを反映させるために、疾病の診断を受けた利用者が通過した経路の重み付けを変更してもよい。
[感染リスクマップ生成工程]
次に、感染リスクマップ生成工程について説明する。
図6において、判定手段30のリスクマップ生成手段31は、ステップS12で作成された感染リスク重みマップを基に、設定された閾値によって感染リスクの高低が示された感染リスクマップを作成する(ステップS13)。
例えば、感染リスクの重みに関して、閾値を5に設定する。このとき、リスク判定手段31は、感染リスクの重みが5以上となっているマップIDの位置に、感染リスクが高いことを示すような表示を施す。図11は、感染リスクマップ105の一例である。図11の例では、各マップIDの位置における感染リスクの重みの程度を濃淡で示している。なお、図11では、例として感染リスクの判定閾値を5としているが、疾病によって判定閾値を適宜設定するものとする。
[感染リスクマップ蓄積工程]
次に、感染リスクマップ蓄積工程について説明する。
図6において、リスクマップ生成手段31は、ステップS11〜S13で得られた感染リスクマップをリスク情報格納手段33に格納する(ステップS14)。
ここで、アプリケーションまたは端末電源をOFFする場合(ステップS15でYes)、電源をOFFする(図6のフローチャートを終了)。アプリケーションまたは端末電源をOFFしない場合(ステップS15でNo)、再度ステップS11〜S14の感染リスクマップ生成処理を実行し、さらに感染リスクマップをリスク情報格納手段33に蓄積していく。
以上のように、図6のステップS11〜S14の感染リスクマップ生成処理を任意の時間間隔で行うことによって、任意の時間間隔で感染リスクマップを蓄積していくことが可能となる。図12には、時刻14:00から10分置きで作成した感染リスクマップ105−1、105−2、105−3、・・・を並べた感染リスクマップ群106を示す。図12に示す段階で、利用者は、時間を追って感染リスク情報を確認することが可能になる。なお、図12の感染リスクマップ群106には、10分間隔で生成された複数の感染リスクマップ105が含まれているが、感染リスクマップ105を生成する時間間隔は任意の時間間隔に設定することができる。また、感染リスクマップ105は、一定の時間間隔で生成される必要はなく、所定のタイミングで生成するようにしてもよい。所定のタイミングとは、例えば、利用者が感染リスクマップを要求したタイミングや利用者が健康情報を送信したタイミング、利用者が異なるマップIDの位置に移動したタイミング、利用者が感染リスクの高くなる恐れがある位置に移動したタイミングなどである。また、感染リスクマップは、利用者が時間を指定して参照するようにしてもよい。
(リスク判定手段)
続いて、リスク判定手段32による感染リスクの生成処理(図5のステップS7)および通知要否の判定処理(図5のステップS8)について、図13のフローチャートを用いて説明する。
[移動経路マップ生成工程]
まず、移動経路マップ生成工程について説明する。
図13において、リスク判定手段32は、ある利用者のアプリケーションまたは端末の電源が入れられると、その利用者の時間ごとの位置情報を利用者情報格納手段24より取得する(ステップS21)。
そして、リスク判定手段32は、利用者情報格納手段24より取得したある利用者の時間ごとの位置情報に基づいて、利用者の移動経路をマップ上にマッピングした移動経路マップを作成する(ステップS22)。
図14は、利用者Xの位置情報を時間毎に取得し、時間ごとに位置情報とマップIDとを紐づけてマッピングした移動経路マップ107である。図14の移動経路マップ107においては、時々刻々と変化する利用者の位置情報がマップ上にマッピングされているため、利用者の移動経路を確認することが可能になる。なお、図14においては、各マップIDに対応するメッシュに利用者の端末装置50があった時刻を吹き出しで示しているが、任意の表示法を用いることができる。例えば、利用者の端末装置50が感染リスクの高かった位置にあったことに警告を示すように、吹き出しの形状や色を目立たせるようにしてもよい。
[移動経路における感染リスク重みマップ生成工程]
次に、移動経路における感染リスク重みマップ生成工程について説明する。
図13において、リスク判定手段32は、リスクマップ生成手段31が感染リスクマップ生成工程(ステップS13)で生成した時間ごとの感染リスクマップを取得する(ステップS23)。
そして、リスク判定手段32は、移動経路マップ生成工程(ステップS22)で生成した移動経路マップと時間ごとの感染リスクマップとを比較し、ある利用者の移動経路における感染リスクマップを生成する(ステップS24)。
ステップS24に関しては、例えば、リスク判定手段32は、リスクマップ生成手段31が生成した時間ごとの感染リスクマップ群106に含まれる各感染リスクマップ115−1〜3(図12)と、自身が生成した移動経路マップ107(図14)とを比較する。
時刻14:00の時点では、利用者Xは図7のマップ上のマップIDが33の位置に居る。時刻14:00の感染リスクマップ105−1を参照すると、マップIDが33における感染リスクの重みは「0」であると分かる。次に、時刻14:10に注目すると、利用者XはマップIDが34の位置に居ることが分かる(図14)とともに、時刻14:10のマップIDが34の位置は感染リスクの重みが「10」となっていることが分かる(図12)。このように、同時刻における感染リスクマップ105と移動経路マップ107とを対応させていくことによって、図15のような利用者Xの移動経路における感染リスク重みマップ108を生成することが可能になる。
[一定期間における感染リスクの重みテーブル生成工程]
次に、一定期間における感染リスクの重みテーブル生成工程について説明する。
図13において、リスク判定手段32は、移動経路における感染リスク重みマップ作成工程(ステップS24)で生成された移動経路における感染リスク重みマップから、移動経路における感染リスクの重みの足し合わせを行う(ステップS25)。このとき、リスク判定手段32は、一定期間における感染リスクの重みテーブルを作成するための値を算出する。なお、移動経路における感染リスクの重みの足し合わせを行う理由は、ある一定期間において、利用者がどの程度の感染リスクを累積したのかを見るためである。
例えば、図15のように利用者Xの経路における感染リスクの重みが判明する。そこで、利用者の移動経路において一日でどれくらいの感染リスクの重みがあったかを算出すると、図16に示すような利用者Xの一日の感染リスクの重みデータをまとめた一日の感染リスクの重みテーブル109が得られる。一日の感染リスクの重みテーブル109は、一定期間における感染リスクの重みテーブルとして、一定期間を一日に設定した場合のテーブルとなる。
なお、利用者は、帰宅途中であったり、オフィスに居続けたりすることなども考えられる。そのため、位置情報の重みの足し合わせは、利用者の入力によって一時的に停止できるようにしてもよい。また、ここでは、一日の時間間隔で感染リスク判定を行う例を示したが、時間間隔を半日や一週間毎、一か月、一年などと自由に設定してもよい。
[通知要否判定工程]
最後に、通知要否判定工程について説明する。なお、図13のステップS25までの過程で、利用者の感染リスクの重みの累積が判明している。
図13において、リスク判定手段32は、利用者にリスク通知を送信するかどうかを判定する(ステップS26)。リスク判定手段32は、リスク通知を利用者に送信するかどうかの判定を、感染リスクの重みの累積が設定された閾値を超えているかどうかによって行う。
通知が必要な場合(ステップS26でYes)、リスク判定手段32は、通知手段40に対して、利用者へのリスク通知を送信するように指示する(ステップS27)。
そして、アプリケーションもしくは端末の電源をOFFする場合(ステップS28でYes)、電源をOFFする(図13のフローチャートを終了)。アプリケーションもしくは端末の電源をOFFしない場合(ステップS28でNo)、再度ステップS21〜S27の感染リスクの生成処理および通知要否の判定処理を繰り返す。
例えば、図16においては、利用者Xの1日の感染リスクの重みは140である。ここで、リスク通知を送信するための閾値を100に設定する。すなわち、図16の例では、利用者Xの1日の感染リスクの重みが閾値を超えているため、リスク判定手段32は、「利用者Xに感染リスクがあることを通知する」、と判定する。リスク判定手段32は、利用者Xへの感染リスク通知が必要であると判定した場合、通知手段40に対して利用者Xに対して感染リスク通知を送信するように通知指示を出す。通知手段40は、感染リスクの通知指示を受けると、リスク情報通知手段41によって、情報取得手段20の個人ID取得手段23が取得した利用者Xの通知先に対し感染リスクの通知を行う。
例えば、感染リスクを通知する際には、閾値からどれだけ離れているかによってリスクの高低を伝えることも可能になる。また、リスク通知は、一日単位だけではなく、数時間間隔、半日間隔などのように一定時間間隔ごとの判定に基づいて設定されてもよい。また、設定された時間を経過していない場合であっても、閾値を超えた段階で通知を行うようにしてもよい。また、閾値の設定においては、病名により閾値を変更しても良い。また、どの程度の感染リスクの重みがあれば疾病を発症するのかに関する統計情報が得られるのであれば、その統計情報を基にして閾値を最適な値に自動的に変更するようにしてもよい。
さらに、感染リスクの通知の際には、感染リスクに対する対応策を併せて通知してもよい。感染リスクに対する対応策は、医師のカルテデータや、ウェブに提供されている情報、既製のデータベースに含まれる情報などを活用してもよい。
利用者Xは、自身が通知先に設定した端末装置50によって、感染リスクの情報を受信することができる。本実施形態に係る情報提供システムでは、以上のようなステップを特定のタイミングで一定時間毎に繰り返し行い、利用者Xが保持している受信手段80に感染リスクを通知する。
以上が、本発明の第1の実施形態に係る情報提供システムの動作に関する説明である。なお、上述の本実施形態に係る情報提供システムによる情報提供方法を、図1および図2とは異なる構成をもつ手段によって実現したとしても、その情報提供方法は本発明の範囲に含まれるものである。また、本実施形態に係る情報提供方法をコンピュータに実行させる情報提供プログラムも、本発明の範囲にふくまれるものである。さらに、本発明の実施形態に係る情報提供プログラムを記録した記録媒体も、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明の第1の実施形態に係る情報提供ネットワークシステムでは、複数人の位置情報と病気の症状などといった健康状態を示す健康情報をあるタイミングごとに収集・記録し、ある時刻における感染リスクマップを時系列で生成する。
そして、本実施形態に係る情報提供ネットワークシステムによれば、感染リスクマップと利用者の移動経路とを関連付けて分析することによって、利用者個人に対する疾病への感染リスクを判定することを可能にする。そして、本実施形態に係る情報提供ネットワークシステムは、疾病への感染リスクの高い利用者に対して、感染リスクに関するリスク通知を自動的に提供することを可能にする。
その結果、本実施形態に係る情報提供ネットワークシステムを利用する利用者に対して、利用者個人に対する疾病への感染リスクを通知する情報提供システムを実現することができる。
すなわち、本実施形態に係る情報提供ネットワークシステムは、利用者自身および他者からなる複数人の位置情報データおよび健康状態を収集することにより、風邪やインフルエンザなどの疾病感染リスクを利用者ごとの移動経路に応じて判定することを特徴とする。
また、本実施形態に係る情報提供ネットワークシステムは、疾病感染リスクが高いと判定された利用者に対しては、疾病感染リスクの高いことを通知することを特徴とする。
(効果)
以上のように、本発明の実施形態に係る情報提供ネットワークシステムによれば、複数の利用者の位置情報や健康情報の履歴を活用し、時間ごとの位置情報に基づいて疾病の感染リスクを判定するため、利用者ごとに精度の高い感染リスクの判定が可能になる。
また、本発明の実施形態に係る情報提供ネットワークシステムによれば、感染リスクに応じて利用者に自動的に感染リスク通知を行い、感染リスクがある利用者への注意喚起が可能となり、発病リスクや重篤化の低減、他者への感染リスクの低減が可能になる。
すなわち、ヒートマップのように、ある地域の静的な発生状況/感染リスクだけでなく、個人の行動に合わせたリスク情報を動的に提供することで適切な対処が可能になる。その結果、病気の予防や発病の予防、重篤化を防ぎ、医療費の削減をもたらす効果も期待される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る情報提供システムについて説明する。なお、以下の説明においても、図1および図2の構成を基に説明する。また、動作に関しては、一部を除いて第1の実施形態で説明した通りであるので、詳細な説明は省略する。
疾病への感染リスクを判定する際には、利用者が電車や飛行機などの移動体内部にいる場合のように、利用者がマップ上に示される感染リスクとは異なる環境で通過している場合も想定される。このようなときには、利用者の周辺環境を考慮に入れて疾病への感染リスクを判断すれば、精度の高い感染リスクの判定が可能になる。
まず、図17のように、利用者が電車内に居ることを想定する。このとき、端末装置50の位置情報が変化しても同一車両内にいるため車両外の人の影響は受けず、車両内に居る人の影響を受け続けることになる。そのため、電車内にいる場合には、図17のように、車両ごとに感染リスクを出すことによって感染リスク判定の精度が上がる。利用者が車両内に居るかどうかの判定は、利用者の所持する端末装置50の位置情報の時間的変化やマップデータ上の線路に重なっているかどうかで判定すれば良い。また、利用者が自発的に電車内にいることを端末装置50に入力してもよい。
ここで、図17の利用者Aおよび利用者Bは疾病に感染していると診断されており、利用者Cは鼻水などの疾病の初期症状が出ているとする。このとき、リスクマップ生成手段31による感染リスク重みマップ生成工程で実施したように重みを設定し、ある車両内の感染リスクの重みを算出する。図18は、ある時刻、ある車両内における感染リスクの重みを示した感染リスクの重みテーブル110の一例である。また、図19は、利用者Xの経路における感染リスク重みマップ111である。
利用者Xは、図19に示した経路を、吹き出しに示した時刻に通過しているが、14:40以降は電車を利用しているものとする。このとき、リスク判定手段32の移動経路における感染リスク重みマップ作成工程で実施した感染リスク重みマップの生成とは一部異なり、14:40以降は電車内の感染リスクの重みデータを利用する。すなわち、図19では、端末装置50から送信される位置情報はマップ上の感染リスクの重みデータが利用されるものの、14:40以降は電車内の感染リスクの重みデータを利用されることになる。
このように利用者が電車内にある時間帯がある場合には、電車内における感染リスクの重みを利用する。そのため、リスク判定手段32は、ある期間の感染リスクの重みとして、図20の一日の感染リスクの重みテーブル112に示されるような値を算出する。
算出された結果に基づいて利用者に感染リスクを通知する必要が生じた場合、通知手段40は、利用者の端末装置50に対して感染リスクを通知する。
以上のように、第2の実施形態に係る情報提供システムによれば、利用者が電車や飛行機などの移動体内部にいる場合に、マップ上の感染リスクとは異なる感染環境にいる場合であっても、利用者に対して感染リスクを通知することが可能となる。第2の実施形態に係る情報提供システムは、例えば、自動車や船舶、エレベータ、遊戯施設の乗り物等にも適用することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る情報提供システムについて説明する。なお、以下の説明においても、図1および図2の構成を基に説明する。また、動作に関しては、一部を除いて第1の実施形態で説明した通りであるので、詳細な説明は省略する。
疾病への感染リスクを判定する際に、利用者が建物内部にいる場合のように、利用者の位置情報を3次元的に把握することが必要となる場合も想定し得る。このようなときにも、基本的には、利用者の周辺環境を考慮に入れて疾病への感染リスクを判断すれば、精度の高い感染リスクの判定が可能になる。
利用者が建物内部にいる場合は、建物内部の感染リスクを算出すればよい。そして、利用者が建物内部に居た時間は、建物内部の感染リスクの重みデータを利用することによって、より精度の高い感染リスクの判定が可能となる。
例えば、建物内部が部屋で区切られている場合は、建物内部の部屋ごとに感染リスクの算出を行えばよい。また、例えば、ホールやスタジアムなどのように座席がある場合は、座席の見取り図をメッシュに区切って、メッシュで区切られたエリアごとに感染リスクの算出を行えばよい。また、例えば、建物内部に3次元的な広がりがある場合は、建物内部を3次元的なブロックで区切った3次元マップを作成し、ブロックごとに感染リスクの算出を行えばよい。
以上の第2および第3の実施形態に係る情報提供システムは、端末装置50が移動体や建築物などの構造体の内部にいる場合であっても適用可能であることを説明する例である。
以上、本発明の実施形態に係る情報提供システムに関して、感染症への感染リスクについて説明してきた。本発明の実施形態に係る情報提供システムの手法は、感染症への感染防止のみならず、種々の分野にも適用できる。
例えば、図3のようにマップIDが付与されたマップにおいて、同じマップIDの位置に同時刻に複数の端末が存在したとする。その場合、複数の端末の利用者同士が互いに遭遇し合った可能性があり、利用者間で何らかの情報交換がなされた可能性がある。また、利用者同士が互いに認識していなかったとしても、少なくともすれ違ったことを確認することはできる。また、一方が他方を見かけたという状況を後で証拠付けることも可能となる。例えば、このような人間同士の位置関係を蓄積した情報は、流通業界において、新しいターゲティング広告の実施やターゲティング精度を向上することに利用できる。
また、本実施形態に係る情報提供システムは、人間に所持される端末装置のみならず、自動車などに搭載することも可能である。そのため、本実施形態に係る情報提供システムによれば、自動車間の位置関係情報を蓄積していくことも可能となる。例えば、自動車業界において、他車との通過や接触によりどのような故障リスクまたは事故のリスクがあるのかを示す危険度マップを生成することが可能となる。この場合、本実施形態における利用者、健康状態、感染リスクといったものを、それぞれ自動車、運転状態、危険度リスクといったものに置き換えればよい。運転状態には、個々の運転手の性向や事故履歴、運転歴、免許書の種類などの情報を含ませればよい。そして、危険度マップには、特定の道路や地区において、運転状態が好ましくない運転手が運転する自動車の通過履歴情報を重み付けして表示すればよい。利用者は、ナビゲーションシステムや所持する端末装置などを通じて情報を取得することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 情報提供ネットワークシステム
10 情報提供システム
11 分析手段
20 情報取得手段
21 位置履歴取得手段
22 健康状態取得手段
23 個人ID取得手段
24 利用者情報格納手段
30 判定手段
31 リスクマップ生成手段
32 リスク判定手段
33 リスク情報格納手段
40 通知手段
41 リスク情報通知手段

Claims (10)

  1. 複数の端末の利用者識別子および位置情報と、前記端末を利用する利用者の健康情報とを特定の時刻ごとに取得し、取得した前記端末の位置情報の時間経過に基づいて前記端末の移動経路を分析し、分析された前記端末の移動経路において累積された感染症の感染リスクの重みを基準として前記端末の利用者の感染症への感染リスクの有無を判定し、感染リスクがあると判定された利用者の前記端末に対してリスク通知を送信指示する分析手段と、
    前記リスク通知の送信指示に応じて前記感染リスクがあると判定された利用者の前記端末に対して前記リスク通知を送信する通知手段とを備える情報提供システム。
  2. 前記分析手段は、
    分割された領域に位置識別子が付与されたマップを格納し、
    前記端末の位置情報と前記位置識別子とを基に前記端末の移動経路を分析する請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記分析手段は、
    前記端末に割り当てられた利用者識別子を取得する識別子取得手段と、
    前記端末の位置情報を取得する位置履歴取得手段と、
    前記端末の利用者の健康情報を取得する健康状態取得手段と、
    前記端末の位置情報と前記端末の利用者の健康情報とを前記端末の利用者識別子と紐付けて蓄積する利用者情報格納手段とを有する情報取得手段と、
    感染症への感染リスクを前記マップ上にマップ化した感染リスクマップを作成するリスクマップ生成手段と、
    前記リスクマップ生成手段によって作成された前記感染リスクマップを利用して前記端末ごとの感染リスクを判定するとともに、前記端末に対する前記リスク通知の通知要否を判定するリスク判定手段と、
    前記リスクマップ生成手段によって作成された前記感染リスクマップを格納するとともに、前記感染リスクマップのマッピングに必要となるデータを格納するリスク情報格納手段とを有する判定手段とを備える請求項1または2に記載の情報提供システム。
  4. 前記リスクマップ作成手段は、
    前記端末の位置情報と前記端末の利用者の健康情報とを基に算出した感染リスクの重みと、前記位置識別子とを紐付けた感染リスクマップを作成し、作成した前記感染リスクマップを時刻ごとに蓄積していく請求項3に記載の情報提供システム。
  5. 前記判定手段は、
    時間ごとの前記端末の位置情報と前記位置識別子とを紐付けて前記マップ上に前記端末の移動経路をマッピングした移動経路マップを作成し、前記移動経路マップと前記感染リスクマップとを対応させた時間毎の感染リスクマップを作成し、前記時間毎の感染リスクマップ上の前記端末の移動経路における前記感染リスクの重みを特定の時間間隔で累積した値を算出する請求項3または4に記載の情報提供システム。
  6. 前記判定手段は、
    前記感染リスクの重みを特定の時間間隔で累積した値が設定された閾値を超える場合、前記通知手段に前記リスク通知の送信指示を出す請求項5に記載の情報提供システム。
  7. 前記分析手段は、
    前記端末が構造体の内部に位置する時間帯がある場合、前記時間帯においては前記構造体の内部における感染リスクに基づいて前記端末の利用者の感染症への感染リスクを分析する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  8. 複数の端末と、
    前記端末の利用者識別子および位置情報と、前記端末を利用する利用者の健康情報とを特定の時刻ごとに取得し、取得した前記端末の位置情報の時間経過に基づいて前記端末の移動経路を分析し、分析された前記端末の移動経路において累積された感染症の感染リスクの重みを基準として前記端末の利用者の感染症への感染リスクの有無を判定し、感染リスクがあると判定された利用者の前記端末に対してリスク通知を送信指示する分析手段と、前記リスク通知の送信指示に応じて前記感染リスクがあると判定された利用者の前記端末に対して前記リスク通知を送信する通知手段とを有する情報提供システムとがネットワークを介して接続される情報提供ネットワークシステム。
  9. 複数の端末の利用者識別子および位置情報と、前記端末を利用する利用者の健康情報とを特定の時刻ごとに取得し、
    取得した前記端末の位置情報の時間経過に基づいて前記端末の移動経路を分析し、
    分析された前記端末の移動経路において累積された感染症の感染リスクの重みを基準として前記端末の利用者の感染症への感染リスクの有無を判定し、
    感染リスクがあると判定された利用者の前記端末に対してリスク通知を送信指示し、
    前記リスク通知の送信指示に応じて前記感染リスクがあると判定された利用者の前記端末に対して前記リスク通知を送信する情報提供方法。
  10. 複数の端末の利用者識別子および位置情報と、前記端末を利用する利用者の健康情報とを特定の時刻ごとに取得する処理と、
    取得した前記端末の位置情報の時間経過に基づいて前記端末の移動経路を分析する処理と、
    分析された前記端末の移動経路において累積された感染症の感染リスクの重みを基準として前記端末の利用者の感染症への感染リスクの有無を判定する処理と、
    感染リスクがあると判定された利用者の前記端末に対してリスク通知を送信指示する処理と、
    前記リスク通知の送信指示に応じて前記感染リスクがあると判定された利用者の前記端末に対して前記リスク通知を送信するする処理とをコンピュータに実行させる情報提供プログラム。
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