JP2021175128A - 携帯端末、プログラム及び照合システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自端末に記憶されている位置情報履歴を効果的に利用できる携帯端末を提供すること。【解決手段】携帯端末20には、自端末の位置情報履歴40である第1履歴40Fが記録されている。位置情報履歴40は、1以上の位置情報エントリを含んでいる。位置情報エントリの夫々には、自端末の所在位置範囲と、自端末が所在位置範囲にあったときの時刻範囲とが記録されている。携帯端末20は、他の携帯端末20の位置情報履歴40である第2履歴40Sを、配信システム18を介して受信可能である。携帯端末20は、第1履歴40Fの位置情報エントリのうちの1つである第1エントリにおける所在位置範囲及び時刻範囲と、第2履歴40Sの位置情報エントリのうちの1つである第2エントリにおける所在位置範囲及び時刻範囲とが所定条件を満たすときに、濃厚接触の可能性があることを示すメッセージを出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、自端末の位置情報履歴が記録されている携帯端末に関する。
例えば、特許文献1には、このタイプの携帯端末が開示されている。
特許文献1の実施例2には、自端末の位置情報履歴を、自端末の内部のデータベースに記録する携帯通信機器(携帯端末)が開示されている。位置情報履歴は、同様に位置情報履歴を記録した他の携帯端末(相手側端末)の利用者(相手側利用者)との間の情報交換に利用される。例えば、街中で近距離通信によって相手側端末の位置情報履歴を取得し、自端末の位置情報履歴と照合する。照合の結果、過去の同じ時間帯に同じ場所にいたことが分かると、携帯端末の画面にその旨のメッセージが表示される。このような過去の行動を話題にして相手側利用者に話しかけることができる。即ち、特許文献1の携帯端末は、人と人との出会いを支援する。
特開2016−6672号公報
位置情報履歴を長期間にわたって記録するためには、大きな記憶容量が必要になる。即ち、携帯端末に記録された位置情報履歴は、携帯端末のリソースを大きく消費する場合がある。このような位置情報履歴は、より効果的に利用できることが好ましい。
そこで、本発明は、自端末に記録されている位置情報履歴を効果的に利用できる携帯端末を提供することを目的とする。
本発明の発明者は、携帯端末に記録された位置情報履歴を、最近大きな問題となっている感染症患者との間の濃厚接触の判定に使用することについて着想した。この着想に基づく研究の結果、以下の発明がなされた。
本発明は、第1の携帯端末として、
自端末の位置情報履歴を記録可能な携帯端末であって、
前記位置情報履歴は、1以上の位置情報エントリを含んでおり、
前記位置情報エントリの夫々には、前記自端末の所在位置範囲と、前記自端末が前記所在位置範囲にあったときの時刻範囲とが記録されており、
前記携帯端末には、前記位置情報履歴である第1履歴が記録されており、
前記携帯端末は、他の携帯端末の前記位置情報履歴である第2履歴を、前記他の携帯端末とは異なるシステムを介して受信可能であり、
前記携帯端末は、前記第1履歴の前記位置情報エントリのうちの1つである第1エントリにおける前記所在位置範囲及び前記時刻範囲と、前記第2履歴の前記位置情報エントリのうちの1つである第2エントリにおける前記所在位置範囲及び前記時刻範囲とが所定条件を満たすときに、前記携帯端末の利用者と前記他の携帯端末の利用者とが互いに接触した可能性があることを示すメッセージを出力する
携帯端末を提供する。
本発明は、第2の携帯端末として、第1の携帯端末であって、
前記所定条件は、前記第1エントリの前記所在位置範囲と前記第2エントリの前記所在位置範囲とが互いに重なっており、且つ、前記第1エントリの前記時刻範囲と前記第2エントリの前記時刻範囲とが互いに重なっているときに満たされる
携帯端末を提供する。
本発明は、第3の携帯端末として、第1又は第2の携帯端末であって、
前記所定条件は、前記第1エントリの前記所在位置範囲と前記第2エントリの前記所在位置範囲とが互いに重なっており、且つ、前記第1エントリの前記時刻範囲が前記第2エントリの前記時刻範囲から所定時間以内だけ経過した後であるときに満たされる
携帯端末を提供する。
本発明は、第1のプログラムとして、
コンピュータ機能を有する携帯端末を、第1から第3までのいずれかに記載の携帯端末として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明は、第1の照合システムとして、
第1から第3までのいずれかに記載の携帯端末と、配信システムとを備えた照合システムであって、
前記配信システムは、前記携帯端末に対して、前記他の携帯端末の前記位置情報履歴である前記第2履歴を送信可能である
照合システムを提供する。
本発明によれば、携帯端末に記録された第1エントリの所在位置範囲及び時刻範囲と、感染症患者の携帯端末に記録された第2エントリの所在位置範囲及び時刻範囲とが所定条件を満たすときに、携帯端末の利用者と感染症患者とが互いに接触した可能性があることを示すメッセージを出力できる。上述のように、本発明の携帯端末は、携帯端末の利用者と感染症患者との間の濃厚接触の判定に使用できる。即ち、本発明によれば、自端末に記録されている位置情報履歴を効果的に利用する携帯端末を提供できる。
本発明の実施の形態による照合システムを示すシステム構成図である。 図1の照合システムにおける携帯端末のうちの1つを示すブロック構成図である。 図2の携帯端末に記録されている位置情報履歴を示すデータ構成図である。 図3の位置情報履歴である第1履歴の一例を部分的に示す図である。 図3の位置情報履歴である第2履歴の一例を部分的に示す図である。 図4の第1履歴と図5の第2履歴とをマージし且つソートした結果を部分的に示す図である。 図2の携帯端末の履歴記録プログラムの履歴記録機能を示すフローチャートである。 図2の携帯端末の履歴照合プログラムの履歴照合機能を示すフローチャートである。 図8のフローチャートにおける所定条件を示す図である。
(照合システム10)
図1を参照すると、本発明の実施の形態による照合システム10は、携帯端末20の利用者と伝染病の感染症患者(図示せず)との間の濃厚接触の有無を判定するためのシステムである。
本実施の形態の照合システム10は、位置情報送信システム12と、提供システム14と、管理システム16と、配信システム18と、1以上の携帯端末20とを備えている。位置情報送信システム12、提供システム14、管理システム16、及び、配信システム18の夫々は、例えば、1以上のコンピュータを含むネットワークシステムである。携帯端末20は、利用者が日常生活において常時携帯又は身近に置いている端末であり、コンピュータ機能を有している。携帯端末20は、例えば、スマートフォン等の携帯電話である。照合システム10の様々な携帯端末20は、互いに同じ機種の携帯電話であってもよいし、互いに異なる機種の携帯電話であってもよい。
照合システム10の全ての携帯端末20には、携帯端末20の利用者が過去にいた所在位置を、所在位置にいた時刻と共に記録した位置情報履歴40が記録されている。従って、感染症患者が利用者のうちの一人である場合、感染症患者の携帯端末20には、感染症患者が過去にいた所在位置を、所在位置にいた時刻と共に記録した位置情報履歴40が記録されている。
利用者の携帯端末20に記録された位置情報履歴40を「第1履歴40F」といい、利用者のうちの感染症患者の携帯端末20に記録された位置情報履歴40を「第2履歴40S」という。即ち、第2履歴40Sは、感染症患者の第1履歴40Fに付けた別名である。照合システム10の全ての携帯端末20には、位置情報履歴40である第1履歴40Fが記録されている。また、照合システム10の携帯端末20のうち、感染症患者の携帯端末20には、位置情報履歴40である第2履歴40Sが記録されている。照合システム10は、第1履歴40Fと第2履歴40Sとの間の照合を可能にする。第1履歴40Fと第2履歴40Sとを互いに照合することで、利用者と感染症患者との間の濃厚接触の有無を判定できる。
以下、本実施の形態の照合システム10における位置情報送信システム12、提供システム14、管理システム16、及び、配信システム18の夫々について説明する。
本実施の形態の位置情報送信システム12は、4以上のGPS衛星からなる。GPS衛星の夫々は、自衛星の現在位置と、自衛星が現在位置にあるときの時刻(現在時刻)とを、地上に向かって定期的に(例えば、30秒間隔で)送信する。携帯端末20の夫々は、現在位置及び現在時刻を受信すると、自端末の所在位置を算出し、算出した所在位置を現在時刻と共に位置情報履歴40(後述)に記録する。この結果、携帯端末20の位置情報履歴40には、携帯端末20の過去の所在位置及び時刻(即ち、利用者の過去の所在位置及び時刻)が履歴として記録される。
上述したように、位置情報送信システム12は、典型的には、4以上のGPS衛星である。但し、本発明は、これに限られない。携帯端末20の夫々が、位置情報履歴40を記録できる限り、位置情報送信システム12の構成は、特に限定されない。例えば、位置情報送信システム12は、GPS衛星に加えて、GPS基地局(図示せず)を備えていてもよい。
本実施の形態の提供システム14は、医療機関である。より具体的には、提供システム14は、医療機関に設置されたコンピュータシステムであり、インターネット等の通信網を介して他のコンピュータシステムと通信可能である。位置情報履歴40を記録した携帯端末20を保有する患者(対象患者)が医療機関を受診したとき、対象患者が所定の感染症に感染した感染症患者であることが分かると、医療機関の職員は、感染症患者の位置情報履歴40(第2履歴40S)を、提供システム14の記憶装置(図示せず)にコピーする。提供システム14は、コピーされた位置情報履歴40を、管理システム16に送信する。
本実施の形態によれば、多数の医療機関が、夫々、独立な提供システム14として機能する。但し、管理システム16に対して位置情報履歴40を送信できる限り、提供システム14の組織種別、構成及び数は、特に限定されない。
本実施の形態の管理システム16は、所定の感染症について発生状況、患者数の推移、治療方法等の様々な情報を統括する感染症センタである。より具体的には、管理システム16は、感染症センタに設置されたコンピュータシステムであり、インターネット等の通信網を介して他のコンピュータシステムと通信可能である。管理システム16は、提供システム14から感染症患者の位置情報履歴40(第2履歴40S)を受信すると、位置情報履歴40を記憶すると共に、配信システム18に送信する。
本実施の形態によれば、全国的な規模を有する1つの感染症センタが、管理システム16として機能する。但し、提供システム14から受信した位置情報履歴40を配信システム18に対して送信できる限り、管理システム16の組織種別、構成及び数は、特に限定されない。
本実施の形態の配信システム18は、携帯端末20のキャリア(携帯電話会社)であり、自社と契約する携帯端末20の全てについて、利用者の氏名、携帯端末20の電話番号及び携帯端末20のメールアドレス等の様々な情報を保有している。より具体的には、管理システム16は、キャリアが管理するコンピュータシステム(通信システム)であり、インターネット等の通信網を介して他のコンピュータシステムと通信可能である。配信システム18は、管理システム16から感染症患者の位置情報履歴40(第2履歴40S)を受信すると、位置情報履歴40を、自社と契約する携帯端末20の全てに送信する。
携帯端末20の夫々は、配信システム18から感染症患者の位置情報履歴40(第2履歴40S)を受信すると、後述するように、自端末に記録した位置情報履歴40(第1履歴40F)を第2履歴40Sと照合し、これにより、利用者と感染症患者との間の濃厚接触の有無を判定する。
本実施の形態によれば、多数のキャリアが、夫々、独立な配信システム18として機能する。但し、管理システム16から受信した位置情報履歴40を携帯端末20に対して送信できる限り、配信システム18の組織種別、構成及び数は、特に限定されない。例えば、管理システム16が、更に配信システム18として機能してもよい。但し、この場合、管理システム16は、キャリアに拘らず全ての携帯端末20について、利用者の氏名、携帯端末20の電話番号及び携帯端末20のメールアドレス等の様々な情報を記憶している必要がある。従って、現実的な観点から、これらの情報を既に保有しているキャリアを配信システム18として利用するのが好ましい。
本実施の形態の照合システム10は、上述したように、位置情報送信システム12と、提供システム14と、管理システム16と、配信システム18と、携帯端末20とからなる。但し、本発明は、これに限られず、照合システム10は、必要に応じて様々に変形可能である。例えば、管理システム16を設けず、提供システム14が配信システム18に対して直接的に位置情報履歴40(第2履歴40S)を送信してもよい。また、提供システム14を設けず、感染症患者が配信システム18に対して直接的に位置情報履歴40(第2履歴40S)を送信してもよい。即ち、照合システム10は、位置情報送信システム12、配信システム18、及び、携帯端末20のみを備えていてもよい。一方、照合システム10は、上述した様々なシステムに加えて、更に別のシステムを備えていてもよい。
(携帯端末20)
以下、本実施の形態の携帯端末20の構造及び機能について説明する。
図2を参照すると、携帯端末20は、制御装置22と、主記憶装置24と、補助記憶装置26と、送受信装置27と、入力装置28と、出力装置29とを備えている。上述した装置は、図2に示したように互いに接続されている。但し、図示した接続構造は、論理的且つ概念的な接続構造であり、物理的な接続構造と一致する必要はない。
本実施の形態の制御装置22は、CPU(Central Processing Unit)を備えている。補助記憶装置26及び主記憶装置24の夫々は、制御装置22と通信可能に接続されている。補助記憶装置26は、例えば、半導体メモリであり、様々なファイルを記憶できる。本実施の形態の補助記憶装置26には、少なくとも履歴記録プログラム32及び履歴照合プログラム34を含む2以上のプログラム262と、少なくとも位置情報履歴40を含む1以上のファイルとが記憶されている。制御装置22は、プログラム262を主記憶装置24にローディングし、プログラム262内の命令語を実行することで様々な機能を実現する。また制御装置22が命令語を実行する過程において、補助記憶装置26に記憶された位置情報履歴40が、主記憶装置24に読み込まれる。主記憶装置24に読み込まれた位置情報履歴40は、必要に応じて補助記憶装置26に書き込まれる。
本実施の形態の送受信装置27は、例えば、携帯端末20に内蔵された送受信アンテナである。送受信装置27は、制御装置22と通信可能に接続されており、制御装置22の制御に応じて、受信したデータを主記憶装置24に書き込む。また、送受信装置27は、制御装置22の制御に応じて、主記憶装置24のデータを外部に送信する。入力装置28は、例えば、携帯端末20のタッチパネルである。入力装置28は、制御装置22と通信可能に接続されており、タッチパネルから入力された文字を制御装置22に通知する。出力装置29は、例えば、携帯端末20の液晶画面である。出力装置29は、制御装置22と通信可能に接続されており、制御装置22から送信された文字や図形等を表示する。
本実施の形態の携帯端末20は、上述の構造を有している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、携帯端末20は、上述した装置に加えて、カメラや高度計等の様々な装置を更に備えていてもよい。また、補助記憶装置26のプログラム262は、履歴記録プログラム32及び履歴照合プログラム34に加えて、様々なプログラムを更に含んでいてもよい。
(位置情報履歴40)
以下、本実施の形態の位置情報履歴40の構造について説明する。
図2及び図3を参照すると、位置情報履歴40には、利用者ID42と、1以上の位置情報エントリ44とが記録されている。換言すれば、位置情報履歴40は、利用者ID42と、1以上の位置情報エントリ44とを含んでいる。利用者ID42は、携帯端末20の利用者を一意に識別可能なデータである。利用者ID42は、携帯端末20の利用者を特定できる限り、どのようなデータであってもよい。例えば、利用者ID42は、管理システム16(図1参照)が一意に付与した識別コードであってもよいし、配信システム18(図1参照)が一意に付与した携帯端末20の電話番号であってもよい。
図3を参照すると、位置情報エントリ44の夫々には、携帯端末20が過去に所在した所在位置及び時刻が記録されている。位置情報履歴40には、後述する位置情報履歴40が初期作成された時点を除き、m(mは、1以上の整数)の位置情報エントリ44が記録されている。位置情報エントリ44の記録数(m)の最大値(最大記録数)は、感染症患者との間の濃厚接触の有無を判定可能な程度の数に設定することが好ましい。例えば、最大記録数は、携帯端末20の所在位置及び時刻の履歴を1ヶ月程度遡って照合できることが好ましい。但し、本発明は、これに限られず、最大記録数は、照合の必要性や携帯端末20の補助記憶装置26の記録容量等の様々な要件に基づいて設定すればよい。
図3及び図4を参照すると、位置情報エントリ44の夫々には、所在位置範囲50と、時刻範囲60とが記録されている。
本実施の形態の所在位置範囲50は、緯度52と、経度54とからなる。本実施の形態の緯度52には、携帯端末20が過去に所在した所在位置の北緯を示す数値が記録されている。本実施の形態の経度54には、携帯端末20が過去に所在した所在位置の東経を示す数値が記録されている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、感染症患者との間の濃厚接触の有無をワールドワイドに判定する必要がある場合、緯度52には、北緯又は南緯を示す数値と共に、北緯及び南緯のいずれを示しているかを識別可能なコードを記録してもよい。経度54には、東経又は西経を示す数値と共に、東経及び西経のいずれを示しているかを識別可能なコードを記録してもよい。また、所在位置範囲50には、緯度52及び経度54による位置座標に代えて、特定のランドマークを基準にした位置座標を記録してもよい。
本実施の形態の時刻範囲60は、開始時刻62と、終了時刻64とからなる。本実施の形態の開始時刻62には、携帯端末20が所在位置範囲50に位置し始めた時刻が記録されている。本実施の形態の終了時刻64には、携帯端末20が所在位置範囲50を離れて他の所在位置範囲50に位置し始めた時刻が記録されている。また、本実施の形態の開始時刻62及び終了時刻64の夫々には、西暦年月日と24時間制の時分とが記録されている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、開始時刻62及び終了時刻64の夫々には、特定の時点を基準とする経過時間が記録されていてもよい。
本実施の形態の位置情報エントリ44は、時刻範囲60の経過に沿って時系列に且つ連続的に記録されている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、位置情報エントリ44に記録されない時刻(即ち、所在位置が不明な時刻)があってもよい。但し、感染症患者との間の濃厚接触の有無を漏れなく判定するという観点から、本実施の形態が好ましい。
本実施の形態によれば、位置情報エントリ44の夫々の所在位置範囲50は、当該位置情報エントリ44の直前の所在位置範囲50と異なっており、且つ、当該位置情報エントリ44の直後の所在位置範囲50と異なっている。換言すれば、位置情報エントリ44は、携帯端末20の所在位置が変わるたびに記録されている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、位置情報エントリ44は、携帯端末20の所在位置の異同に拘らず、一定時間が経過するたびに記録されていてもよい。但し、そのような記録方法によれば、一定時間を長く設定した場合、所在位置の記録が欠落するおそれがあり、一定時間を短く設定した場合、位置情報エントリ44の数が不必要に増えるおそれがある。従って、通常の場合、本実施の形態の記録方法が好ましい。
本実施の形態の緯度52に記録されている数値の小数点以下の桁数は6桁である。即ち、緯度52に記録された所在位置の形式的な精度は、約11cmである。経度54に記録された所在位置の形式的な精度は、緯度52によって異なるが、東京付近で約9cmである。正確な所在位置がこの程度の精度で記録できれば、感染症患者との間の濃厚接触の有無を十分に判定できる。一方、濃厚接触の有無を判定できればよいという観点から、更に精度を上げることができたとしても殆どメリットがない。従って、通常の場合、緯度52及び経度54の小数点以下の桁数は、本実施の形態のように6桁程度で十分であり、例えば、5桁であってもよい。
現状のGPS衛星を使用した所在位置の算出によれば、緯度52及び経度54を上述のような精度で記録するのは、実際には難しい。即ち、緯度52(経度54)に記録された所在位置の実質的な精度は、約11cm(約9cm)よりも大きくなりがちである。但し、緯度52(経度54)に記録された所在位置の実質的な精度が多少低い場合でも、感染症患者との間の濃厚接触の有無を判定できる。また、GPS技術の向上に伴い、緯度52(経度54)に記録された所在位置の実質的な精度が向上することが期待できる。
上述のように、本実施の形態の緯度52及び経度54に記録されている数値には、ある程度の誤差(例えば、約11cmの誤差)が含まれている。換言すれば、緯度52及び経度54は、所在位置の範囲を示している。即ち、携帯端末20の位置情報エントリ44の緯度52及び経度54が他の携帯端末20の位置情報エントリ44の緯度52及び経度54と一致する場合、携帯端末20が他の携帯端末20と完全に同じ場所にあったことが分かるのではなく、携帯端末20の所在位置の範囲が他の携帯端末20の所在位置の範囲と重なっていたことが分かる。以上の説明から理解されるように、所在位置範囲50には、この項目名称が示す通り、所在位置の範囲が記録されている。
所在位置範囲50として、本実施の形態に代えて、「35.6873550〜35.6873560」といった緯度52の範囲、及び、「139.7361840〜139.7361850」といった経度54の範囲を記録してもよい。但し、現状のGPS衛星を使用した所在位置の算出を前提とした場合、所在位置範囲50を、このように記録しても、データ量が増えるだけであり、感染症患者との間の濃厚接触の有無を判定するという観点から、特にメリットがない。従って、現状においては、所在位置範囲50として、本実施の形態のように緯度52及び経度54を記録すれば十分である。
前述したように、本実施の形態の開始時刻62及び終了時刻64の夫々には、年月日と時分とが記録されており、秒が記録されていない。一方、開始時刻62及び終了時刻64の夫々に、年月日と時分秒とを記録していてもよい。但し、現状のGPS衛星を使用した所在位置の算出を前提とした場合、開始時刻62及び終了時刻64は30秒刻み程度の間隔でしか記録できない。従って、現状においては、本実施の形態のように開始時刻62及び終了時刻64を記録すれば十分である。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、携帯端末20の位置情報エントリ44の夫々には、自端末の所在位置範囲50と、自端末が所在位置範囲50にあったときの時刻範囲60とが記録されている。但し、本発明は、これに限られない。位置情報エントリ44の記録内容は、既に説明した変形例に加えて、更に様々に変形可能である。例えば、図4を参照すると、位置情報エントリ44の夫々には、所在位置範囲50及び時刻範囲60に加えて、位置名58を記録してもよい。例えば、位置名58は、緯度52及び経度54を、変換テーブル(図示せず)を使用して変換して得てもよい。
(位置情報履歴40の記録)
図1及び図2を参照すると、本実施の形態の位置情報履歴40は、履歴記録プログラム32によって記録される。履歴記録プログラム32は、ダウンロードサイトから携帯端末20にダウンロード可能な所謂「携帯アプリ」である。ダウンロードサイトは、管理システム16の一部であってもよい。この場合、履歴記録プログラム32は、管理システム16のダウンロードサイトのみからダウンロード可能であってもよい。一方、履歴記録プログラム32は、配信システム18からダウンロード可能であってもよいし、図1に示さないダウンロードサイトからダウンロード可能であってもよい。
本実施の形態によれば、ダウンロードサイト(例えば、管理システム16)は、携帯端末20の利用者が履歴記録プログラム32をダウンロードする際に、例えば、利用者が入力したデータに基づいて、一意の利用者ID42を作成する。また、ダウンロードサイトは、作成した利用者ID42を、履歴記録プログラム32と共に、携帯端末20に送信する。但し、本発明は、これに限られない。例えば、利用者ID42は、携帯端末20に記憶された電話番号であってもよい。いずれの場合も、携帯端末20にダウンロードされた履歴記録プログラム32は、携帯端末20に記憶された利用者ID42を参照できる。
履歴記録プログラム32は、携帯端末20のOS(Operating System)が提供するAPI(Application Programming Interface)を使用して記述されており、これにより、携帯端末20の履歴記録機能を実現する。換言すれば、履歴記録プログラム32は、履歴記録機能を有している。即ち、履歴記録プログラム32は、コンピュータ機能を有する携帯電話等の携帯端末を、本実施の形態の携帯端末20として機能させるためのプログラムである。履歴記録プログラム32の履歴記録機能は、携帯端末20のOSに応じて様々に変形可能である。
以下、図7を図3と併せて参照しつつ、本実施の形態の履歴記録プログラム32の履歴記録機能の一例について説明する。
本実施の形態の履歴記録プログラム32は、ダウンロード後のインストールが終了すると同時に動作開始する。動作開始した履歴記録プログラム32は、まず、位置情報履歴40を初期作成する(図示せず)。詳しくは、位置情報履歴40を作成し、携帯端末20に記憶された利用者ID42を位置情報履歴40に記録する。この時点で、位置情報履歴40の位置情報エントリ44の記録数(m)は、0(ゼロ)である。
履歴記録プログラム32は、利用者が意図的に停止しない限り、携帯端末20のバックグラウンドで動作し続ける。履歴記録プログラム32は、動作を開始すると、位置情報履歴40を初期作成した後、位置情報送信システム12(図1参照)が送信し且つ携帯端末20が受信した現在位置及び現在時刻を取得する(S702)。次に、履歴記録プログラム32は、取得した現在位置及び現在時刻に基づいて、携帯端末20の所在位置を算出する(S704)。次に、履歴記録プログラム32は、算出した所在位置及び取得した現在時刻を位置情報履歴40の一行目の位置情報エントリ44に記録する(S706)。詳しくは、算出した所在位置は、所在位置範囲50の緯度52及び経度54に記録される。取得した現在時刻は、時刻範囲60の開始時刻62に記録される。
次に、履歴記録プログラム32は、次回の記録条件が成立したか否かを判定する(S708)。履歴記録プログラム32は、次回の記録条件が成立していない場合(S708でNOの場合)、次回の記録条件が成立するまで待つ(S708)。本実施の形態によれば、位置情報送信システム12(図1参照)が送信した現在位置及び現在時刻を、携帯端末20が受信したときに、次回の記録条件が成立する。但し、本発明は、これに限られない。例えば、位置情報エントリ44を記録した後に一定時間が経過したときに次回の記録条件が成立してもよい。
履歴記録プログラム32は、次回の記録条件が成立した場合(S708でYESの場合)、位置情報送信システム12(図1参照)が送信し且つ携帯端末20が受信した現在位置及び現在時刻を取得する(S710)。次に、履歴記録プログラム32は、取得した現在位置及び現在時刻に基づいて、携帯端末20の所在位置を算出する(S712)。次に、履歴記録プログラム32は、算出した所在位置が、前回と同じか否かを判定する(S714)。詳しくは、履歴記録プログラム32は、算出した所在位置が、位置情報履歴40に前回記録した位置情報エントリ44(i行目の位置情報エントリ44)の所在位置範囲50と同じか否かを判定する(S714)。履歴記録プログラム32は、算出した所在位置が、前回と同じである場合(S714でYESの場合)、次回の記録条件が成立するまで待つ(S708)。
履歴記録プログラム32は、算出した所在位置が、前回と異なる場合(S714でNOの場合)、取得した現在時刻を、前回記録した位置情報エントリ44(i行目の位置情報エントリ44)の所在位置範囲50の終了時刻64に記録する(S716)。次に、履歴記録プログラム32は、算出した所在位置及び取得した現在時刻を、位置情報履歴40のi+1行目の位置情報エントリ44に記録する(S718)。詳しくは、算出した所在位置は、所在位置範囲50の緯度52及び経度54に記録される。取得した現在時刻は、時刻範囲60の開始時刻62に記録される。次に、履歴記録プログラム32は、次回の記録条件が成立するまで待つ(S708)。
上述したように、携帯端末20は、自端末の位置情報履歴40を即時に記録可能である。本実施の形態の履歴記録プログラム32は、携帯端末20の所在位置が変わるたびに、位置情報エントリ44を記録する。また、本実施の形態の履歴記録プログラム32は、位置情報エントリ44を時系列に且つ1行目からm行目まで順に記録する。但し、本発明は、これに限られない。例えば、位置情報履歴40を初期作成する際、所定行数(例えば、1万行)の位置情報エントリ44を予め用意してもよい。この場合、履歴記録プログラム32は、位置情報エントリ44を時系列に且つ巡回的に記録してもよい。
(位置情報履歴40の照合)
図1及び図2を参照すると、本実施の形態の位置情報履歴40は、履歴照合プログラム34によって照合される。履歴照合プログラム34は、履歴記録プログラム32と同様に、ダウンロードサイトから携帯端末20にダウンロード可能な所謂「携帯アプリ」である。ダウンロードサイトは、履歴記録プログラム32と同様に、管理システム16の一部であってもよいし、管理システム16以外のシステムの一部であってもよい。
履歴照合プログラム34は、履歴記録プログラム32と同様に、携帯端末20のOSが提供するAPIを使用して記述されており、これにより、携帯端末20の履歴照合機能を実現する。換言すれば、履歴照合プログラム34は、履歴照合機能を有している。即ち、履歴照合プログラム34は、履歴記録プログラム32と同様に、コンピュータ機能を有する携帯電話等の携帯端末を、本実施の形態の携帯端末20として機能させるためのプログラムである。履歴照合プログラム34の履歴照合機能は、履歴記録プログラム32と同様に、携帯端末20のOSに応じて様々に変形可能である。
以下、図8を図3から図6までと併せて参照しつつ、履歴照合プログラム34の履歴照合機能の一例について説明する。
本実施の形態の履歴照合プログラム34は、ダウンロード後のインストールが終了すると同時に動作開始する。履歴照合プログラム34は、利用者が意図的に停止しない限り、携帯端末20のバックグラウンドで動作し続ける。履歴記録プログラム32は、動作を開始すると、照合対象の位置情報履歴40を受信済みであるか否かを判定する(S802)。履歴記録プログラム32は、照合対象の位置情報履歴40を未受信である場合(S802でNOの場合)、照合対象の位置情報履歴40を受信するまで待つ(S802)。
本実施の形態によれば、照合対象の位置情報履歴40は、感染症患者の携帯端末20に記録されていた位置情報履歴40(即ち、第2履歴40S)である。前述したように、本実施の形態の第2履歴40Sは、配信システム18(図1参照)を介して、利用者の携帯端末20に送信される。即ち、携帯端末20は、他の携帯端末20の位置情報履歴40である第2履歴40Sを、他の携帯端末20とは異なるシステム(中継システム)を介して受信可能である。本実施の形態の中継システムは、配信システム18(図1参照)である。但し、本発明の中継システムは、特に限定されない。例えば、中継システムは、1台のコンピュータ等の電子機器であってもよいし、1台以上のコンピュータを含むコンピュータシステムであってもよい。
本実施の形態の第2履歴40Sは、履歴照合プログラム34に割り当てられたポート(受信ポート)に送信される。履歴照合プログラム34は、受信ポートを一定間隔で監視することで、第2履歴40Sの受信の有無を判定できる。但し、本発明は、これに限られず、履歴照合プログラム34は、携帯端末20のOSに応じた方法で、第2履歴40Sの受信の有無を判定すればよい。
履歴照合プログラム34は、第2履歴40Sを受信していた場合(S802でYESの場合)、自端末内の位置情報履歴40(第1履歴40F)を、第2履歴40Sとマージする(S804)。詳しくは、履歴照合プログラム34は、第1履歴40Fの位置情報エントリ44に、第1履歴40Fの利用者ID42を夫々付加して第1リスト(図示せず)を作成する。また、履歴照合プログラム34は、第2履歴40Sの位置情報エントリ44に、第2履歴40Sの利用者ID42を夫々付加して第2リスト(図示せず)を作成する。履歴照合プログラム34は、第1リストと第2リストとからなる1つの履歴リストを作成する(図6参照)。本実施の形態の履歴リストによれば、第2リストが第1リストの前に並べられる。但し、本発明は、これに限られず、第1リストと第2リストとの並び順は、特に限定されない。
次に、履歴照合プログラム34は、マージ後の位置情報履歴40(即ち、上述のようにして作成した履歴リスト)を、所在位置範囲50及び時刻範囲60を夫々第1キー及び第2キーとしてソートする(S806)。例えば、履歴照合プログラム34は、履歴リストを、所在位置範囲50を第1キーとしてソートする。このとき、所在位置範囲50の緯度52を主キーとしてもよいし、所在位置範囲50の経度54を主キーとしてもよい。履歴照合プログラム34は、所在位置範囲50を第1キーとしてソートした履歴リストを、時刻範囲60の開始時刻62を第2キーとしてソートする。この結果、図6に例示するソート後リストが作成される。
次に、履歴照合プログラム34は、ソート後リスト中に、利用者ID42が異なっており且つ所在位置範囲50が重なっている位置情報エントリ44が存在するか否か(即ち、抽出条件を満たす位置情報エントリ44が存在するか否か)判定する(S810)。履歴記録プログラム32は、抽出条件を満たす位置情報エントリ44が存在しない場合(S810でNOの場合)、照合対象の位置情報履歴40を再度受信するまで待つ(S802)。
本実施の形態の履歴照合プログラム34は、2つの位置情報エントリ44の所在位置範囲50が一致する場合、所在位置範囲50が重なっていると判定する(S810)。但し、本発明は、これに限られない。例えば、履歴照合プログラム34は、所在位置範囲50における緯度52及び経度54の夫々をいずれかの桁で四捨五入した結果数値が一致する場合、所在位置範囲50が重なっていると判定してもよい。
履歴照合プログラム34は、抽出条件を満たす位置情報エントリ44が存在する場合(S810でYESの場合)、利用者ID42が異なっており且つ所在位置範囲50が重なっている最初の位置情報エントリ44を抽出する(S812)。
図6に例示するソート後リストにおいては、4行目の位置情報エントリ44と5行目の位置情報エントリ44とが抽出条件を満たしている。4行目の位置情報エントリ44は、第2履歴40Sの位置情報エントリ44であり、5行目の位置情報エントリ44は、第1履歴40Fの位置情報エントリ44である。以下、第1履歴40Fの位置情報エントリ44を「第1エントリ44F」といい、第2履歴40Sの位置情報エントリ44を「第2エントリ44S」という。即ち、図6に例示するソート後リストによれば、履歴記録プログラム32は、4行目の第2エントリ44Sと5行目の第1エントリ44Fとを抽出する。
次に、履歴照合プログラム34は、抽出した位置情報エントリ44が所定条件を満たすか否かを判定する(S814)。図9を参照すると、本実施の形態によれば、抽出した第1エントリ44Fの所在位置範囲50と抽出した第2エントリ44Sの所在位置範囲50とは、互いに重なっている(上述した抽出条件参照)。本実施の形態の所定条件は、このように所在位置範囲50が重なっていることに加えて、第1エントリ44Fの開始時刻62及び終了時刻64を、夫々、第1開始時刻及び第1終了時刻とし、第2エントリ44Sの開始時刻、開始時刻62及び終了時刻64を、夫々、第2開始時刻及び第2終了時刻としたとき、下記の時刻条件1〜5のいずれかが成立するときに成立する。
(時刻条件1)第1開始時刻≦第2開始時刻≦第1終了時刻≦第2終了時刻、であること。時刻条件1が成立する場合、第1履歴40Fを記録した携帯端末20の利用者が、第2履歴40Sを記録した携帯端末20の利用者(即ち、感染症患者)と、第2開始時刻と第1終了時刻との間の同じ時刻に同じ位置範囲にいたと推定できる。
(時刻条件2)第2開始時刻≦第1開始時刻≦第2終了時刻≦第1終了時刻、であること。時刻条件2が成立する場合、第1履歴40Fを記録した携帯端末20の利用者が、感染症患者と、第1開始時刻と第2終了時刻との間の同じ時刻に同じ位置範囲にいたと推定できる。
(時刻条件3)第1開始時刻≦第2開始時刻≦第2終了時刻≦第1終了時刻、であること。時刻条件3が成立する場合、第1履歴40Fを記録した携帯端末20の利用者が、感染症患者と、第2開始時刻と第2終了時刻との間の同じ時刻に同じ位置範囲にいたと推定できる。
(時刻条件4)第2開始時刻≦第1開始時刻≦第1終了時刻≦第2終了時刻、であること。時刻条件4が成立する場合、第1履歴40Fを記録した携帯端末20の利用者が、感染症患者と、第1開始時刻と第1終了時刻との間の同じ時刻に同じ位置範囲にいたと推定できる。
以上の説明から理解されるように、時刻条件1〜4は、利用者と感染症患者との間の直接的な濃厚接触を判定するための条件である。
(時刻条件5)第2開始時刻≦第2終了時刻<第1開始時刻≦第2終了時刻+所定時間≦第1終了時刻、であること。時刻条件5が成立する場合、第1履歴40Fを記録した携帯端末20の利用者が、感染症患者が去ってから所定時間が経過する前の時刻に、感染症患者と同じ位置範囲にいたと推定できる。例えば、携帯端末20の利用者が、感染症患者が座っていた椅子に座った可能性を推定できる。一方、第1開始時刻≦第1終了時刻<第2開始時刻≦第1終了時刻+所定時間≦第2終了時刻、であっても、本実施の形態の所定条件は成立しない。
以上の説明から理解されるように、時刻条件5は、感染症患者との間の間接的な濃厚接触を判定するための条件であり、濃厚接触の判定に特化した特徴的な条件である。時刻条件5における所定時間は、感染症を引き起こすウィルス応じて設定すればよい。例えば、時刻条件5における所定時間は、30分としてもよい。
図8を図3から図6までと併せて参照すると、S812において抽出した位置情報エントリ44は、2以上の第1エントリ44F、及び/又は、2以上の第2エントリ44Sを含んでいる場合がある。この場合、1つの第1エントリ44Fと1つの第2エントリ44Sとの組み合わせのいずれかについて、所定条件が成立するか否か判定すればよい(S814)。
履歴照合プログラム34は、所定条件が成立する場合(S814でYESの場合)、携帯端末20の出力装置29(図1参照)に、過去に感染症患者と接触した可能性があることを示すメッセージを出力する(S816)。例えば、履歴照合プログラム34は、「感染者と接触した可能性が高いです。至急、指定の病院に向かってください!」といったメッセージを携帯端末20の画面に表示する。携帯端末20の利用者は、この表示により、迅速に医療機関を受診できる。また、提供システム14(図1参照)である医療機関は、受診した利用者の携帯端末20に記録されていた位置情報履歴40(第2履歴40S)を、管理システム16(図1参照)に送信できる。
次に、履歴照合プログラム34は、電子メール等の通信手段を利用して、配信システム18(図1参照)に照合結果を通知し(S818)。その後、照合対象の位置情報履歴40を再度受信するまで待つ(S802)。例えば、履歴照合プログラム34は、濃厚接触を判定した利用者の利用者ID42を配信システム18に送信する(S818)。配信システム18は、管理システム16(図1参照)に利用者ID42を通知する。前述したように、管理システム16は、履歴記録プログラム32(図1参照)のダウンロードサイトとして機能してもよい。この場合、管理システム16が利用者ID42を一元管理する事で、感染症の広がりを迅速に把握できる。
図6に例示するソート後リストにおいては、4行目の第2エントリ44Sと5行目の第1エントリ44Fとは、時刻条件4を満たしている。従って、図6に例示するソート後リストによれば、履歴照合プログラム34は、S816及びS818の処理を行った後、照合対象の位置情報履歴40を再度受信するまで待つ(S802)。
履歴照合プログラム34は、所定条件が成立しない場合(S814でNOの場合)、ソート後リスト中に、利用者ID42が異なっており且つ所在位置範囲50が重なっている位置情報エントリ44が更に存在するか否か(即ち、抽出条件を満たす位置情報エントリ44が更に存在するか否か)判定する(S820)。前述したように、本実施の形態の履歴照合プログラム34は、2つの位置情報エントリ44の所在位置範囲50が一致する場合、所在位置範囲50が重なっていると判定する。履歴記録プログラム32は、抽出条件を満たす位置情報エントリ44が存在しない場合(S820でNOの場合)、照合対象の位置情報履歴40を再度受信するまで待つ(S802)。
履歴照合プログラム34は、上述した抽出条件を満たす位置情報エントリ44が存在する場合(S820でYESの場合)、利用者ID42が異なっており且つ所在位置範囲50が重なっている次の位置情報エントリ44を抽出する(S822)。
上述したように、図6に例示するソート後リストによれば、履歴照合プログラム34は、S816及びS818の処理を行った後、照合対象の位置情報履歴40を再度受信するまで待つ(S802)。一方、仮に、4行目の第2エントリ44Sと5行目の第1エントリ44Fとが時刻条件1〜5のいずれも満たしていない場合、履歴照合プログラム34は、S822の処理を行う。図6に例示するソート後リストにおいては、7行目の第2エントリ44Sと8行目の第1エントリ44Fとが上述した抽出条件を満たしている。従って、図6に例示するソート後リストによれば、履歴記録プログラム32は、7行目の第2エントリ44Sと8行目の第1エントリ44Fとを抽出する。
次に、履歴照合プログラム34は、抽出した位置情報エントリ44が所定条件を満たすか否かを判定する(S814)。
図6に例示するソート後リストにおいて時刻条件5の所定時間が31分未満である場合、7行目の第2エントリ44Sと8行目の第1エントリ44Fとは、時刻条件1〜5のいずれも満たしていない。この場合、履歴照合プログラム34は、ソート後リスト中に、利用者ID42が異なっており且つ所在位置範囲50が重なっている位置情報エントリ44が更に存在するか否か判定する(S820)。一方、図6に例示するソート後リストにおいて時刻条件5の所定時間が31分以上である場合、7行目の第2エントリ44Sと8行目の第1エントリ44Fとは、時刻条件5を満たしている。この場合、S816及びS818の処理を行った後、照合対象の位置情報履歴40を再度受信するまで待つ(S802)。
図1から図3まで及び図6を参照しつつ以上の説明を纏めると、履歴照合プログラム34を備えた携帯端末20は、第1履歴40Fの位置情報エントリ44のうちの1つである第1エントリ44Fにおける所在位置範囲50及び時刻範囲60と、第2履歴40Sの位置情報エントリ44のうちの1つである第2エントリ44Sにおける所在位置範囲50及び時刻範囲60とが所定条件を満たすときに、携帯端末20の利用者と他の携帯端末20の利用者とが互いに接触した可能性があることを示すメッセージを出力する。
本実施の形態の所定条件は、第1エントリ44Fの所在位置範囲50と第2エントリ44Sの所在位置範囲50とが互いに重なっており、且つ、第1エントリ44Fの時刻範囲60と第2エントリ44Sの時刻範囲60とが互いに重なっているときに満たされる。加えて、本実施の形態の所定条件は、第1エントリ44Fの所在位置範囲50と第2エントリ44Sの所在位置範囲50とが互いに重なっており、且つ、第1エントリ44Fの時刻範囲60が第2エントリ44Sの時刻範囲60から所定時間以内だけ経過した後であるときに満たされる。一方、本実施の形態の所定条件は、第1エントリ44Fの所在位置範囲50と第2エントリ44Sの所在位置範囲50とが互いに重なっており、且つ、第2エントリ44Sの時刻範囲60が第1エントリ44Fの時刻範囲60から所定時間以内だけ経過した後であるときには、満たされない。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、携帯端末20に記録された第1エントリ44Fの所在位置範囲50及び時刻範囲60と、感染症患者の携帯端末20に記録された第2エントリ44Sの所在位置範囲50及び時刻範囲60とが所定条件を満たすときに、携帯端末20の利用者と感染症患者とが互いに接触した可能性があることを示すメッセージを出力できる。即ち、本実施の形態の携帯端末20は、携帯端末20の利用者と感染症患者との間の濃厚接触の判定に使用できる。本実施の形態によれば、自端末に記録されている位置情報履歴40を効果的に利用する携帯端末20を提供できる。
本実施の形態は、既に説明した変形例に加えて、以下に説明するように、更に様々に変形可能である。
図2を参照すると、利用者は、履歴記録プログラム32を備えた携帯端末20(履歴記録用の携帯端末20)と、履歴照合プログラム34を備えた携帯端末20(履歴照合用の携帯端末20)との2台の携帯端末20を保有していてもよい。この場合、履歴照合用の携帯端末20は、履歴記録携帯端末20から定期的に位置情報履歴40を取得してもよい。この場合、携帯端末20は、自端末の位置情報履歴40を定期的に記録可能である。即ち、本実施の形態の携帯端末20は、必要に応じて履歴記録プログラム32を備えていてもよい。
図8を参照すると、履歴照合プログラム34(図2参照)は、必要に応じて、配信システム18(図1参照)に照合結果を通知してもよい。また、履歴照合プログラム34は、配信システム18に照合結果を通知すると(S818)、照合対象の位置情報履歴40を再度受信するまで待つ(S802)ことなく、動作を終了してもよい。
図3を参照すると、所在位置範囲50には、緯度52及び経度54に加えて、標高が記録されていてもよい。即ち、履歴記録プログラム32(図2参照)は、所在位置を算出する(S704)際に、緯度52及び経度54に加えて、標高を算出してもよい。所在位置範囲50に標高を記録することで、同じ時刻に同じビルの異なる階に所在しており、たまたま緯度52及び経度54が一致するような場合、濃厚接触していないと判定できる。即ち、濃厚接触の誤判定を低減できる。但し、現状において必ずしも正確な標高が算出できないことを考慮すると、本実施の形態のように緯度52及び経度54のみを算出してもよい。
時刻範囲60には、開始時刻62及び終了時刻64のうちの一方のみが記録されていてもよい。時刻範囲60に開始時刻62のみが記録されている場合、履歴照合プログラム34(図2参照)は、自端末内の第1履歴40Fを、第2履歴40Sとマージする(S804)際に、位置情報エントリ44の夫々に対して、当該位置情報エントリ44の直後の位置情報エントリ44の開始時刻62を、終了時刻64として付加してもよい。時刻範囲60に終了時刻64のみが記録されている場合、履歴照合プログラム34(図2参照)は、自端末内の第1履歴40Fを第2履歴40Sとマージする(S804)際に、位置情報エントリ44の夫々に対して、当該位置情報エントリ44の直前の位置情報エントリ44の終了時刻64を、開始時刻62として付加してもよい。
10 照合システム
12 位置情報送信システム
14 提供システム
16 管理システム
18 配信システム
20 携帯端末
22 制御装置
24 主記憶装置
26 補助記憶装置
262 プログラム
27 送受信装置
28 入力装置
29 出力装置
32 履歴記録プログラム
34 履歴照合プログラム
40 位置情報履歴
40F 第1履歴
40S 第2履歴
42 利用者ID
44 位置情報エントリ
44F 第1エントリ
44S 第2エントリ
50 所在位置範囲
52 緯度
54 経度
58 位置名
60 時刻範囲
62 開始時刻
64 終了時刻

Claims (5)

  1. 自端末の位置情報履歴を記録可能な携帯端末であって、
    前記位置情報履歴は、1以上の位置情報エントリを含んでおり、
    前記位置情報エントリの夫々には、前記自端末の所在位置範囲と、前記自端末が前記所在位置範囲にあったときの時刻範囲とが記録されており、
    前記携帯端末には、前記位置情報履歴である第1履歴が記録されており、
    前記携帯端末は、他の携帯端末の前記位置情報履歴である第2履歴を、前記他の携帯端末とは異なるシステムを介して受信可能であり、
    前記携帯端末は、前記第1履歴の前記位置情報エントリのうちの1つである第1エントリにおける前記所在位置範囲及び前記時刻範囲と、前記第2履歴の前記位置情報エントリのうちの1つである第2エントリにおける前記所在位置範囲及び前記時刻範囲とが所定条件を満たすときに、前記携帯端末の利用者と前記他の携帯端末の利用者とが互いに接触した可能性があることを示すメッセージを出力する
    携帯端末。
  2. 請求項1記載の携帯端末であって、
    前記所定条件は、前記第1エントリの前記所在位置範囲と前記第2エントリの前記所在位置範囲とが互いに重なっており、且つ、前記第1エントリの前記時刻範囲と前記第2エントリの前記時刻範囲とが互いに重なっているときに満たされる
    携帯端末。
  3. 請求項1又は請求項2記載の携帯端末であって、
    前記所定条件は、前記第1エントリの前記所在位置範囲と前記第2エントリの前記所在位置範囲とが互いに重なっており、且つ、前記第1エントリの前記時刻範囲が前記第2エントリの前記時刻範囲から所定時間以内だけ経過した後であるときに満たされる
    携帯端末。
  4. コンピュータ機能を有する携帯端末を、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の携帯端末として機能させるためのプログラム。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の携帯端末と、配信システムとを備えた照合システムであって、
    前記配信システムは、前記携帯端末に対して、他の携帯端末の前記位置情報履歴である第2履歴を送信可能である
    照合システム。
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