JP2017013702A - 車両用シュノーケル - Google Patents

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【課題】本発明は、車両の走行時にシュノーケルとフロントピラー間を通過する空気流により発生する異音を抑制することを目的とする。
【解決手段】本発明は、車両のフロントピラー14に沿って立設されるシュノーケル縦筒部22を備えており、シュノーケル縦筒部22を通して車両上方の空気をエンジンのエアクリーナ10fまで導けるように構成された車両用シュノーケル20であって、シュノーケル縦筒部22は、フロントピラー14から車幅方向外側に離れた位置に配置される構成であり、シュノーケル縦筒部22におけるフロントピラー14側の側面には、そのシュノーケル縦筒部22の高さ方向に複数の突起22bが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のフロントピラーに沿って立設されるシュノーケル縦筒部を備えており、前記シュノーケル縦筒部を通して車両上方の空気をエンジンのエアクリーナまで導けるように構成された車両用シュノーケルに関する。
キャビンがエンジンの上に設置されるキャブオーバー型車両のシュノーケルに関する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のキャブオーバー型車両では、キャビンの後角部の後方にシュノーケルが立設されている。これにより、シュノーケルを通してキャビン上方の空気をキャビンの後側からエンジンのエアクリーナまで導けるようになる。
これに対して、車室の前側にエンジンが設置されるボンネット型車両100の場合、図6に示すように、シュノーケル105を車室の前側に設置する必要がある。このため、シュノーケル105が運転者の視界を妨げないように、そのシュノーケル105の縦筒部分106を車両100のフロントピラー101に沿って立設させることが一般的に行なわれている。このように、車両100にシュノーケル105を設けることで、悪路走行時に水がエンジンフード102の位置まで到達した場合でも水がエンジンのエアクリーナに入り込むトラブルを防止できる。
特開平9−144615号公報
上記したように、シュノーケル105の縦筒部分106(以下、シュノーケル105という)をフロントピラー101に沿って立設する場合、図7に示すように、フロントピラー101とシュノーケル縦筒部106間には、車幅方向に隙間が形成される。また、フロントピラー101の車幅方向外側端には、一般的に、流下する雨水等をガイドするドリップチャンネル101c等が設けられている。このため、車両100の走行時に、フロントピラー101とシュノーケル105間の隙間を通過した高速の空気がドリップチャンネル101cに当たるようになる。特に、フロントピラー101とシュノーケル105間の隙間は上下方向においてほぼ一定のため、その隙間を通過する空気の流速も上下方向においてほぼ一定となり、規則的な空気流となる。このため、前記空気流が拡散されずに集中的にフロントピラー101のドリップチャンネル101cに当たるようになり、ドリップチャンネル101cの位置で笛吹き音等の異音が発生する。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、車両の走行時にシュノーケルとフロントピラー間を通過する空気流により発生する異音を抑制することである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、車両のフロントピラーに沿って立設されるシュノーケル縦筒部を備えており、前記シュノーケル縦筒部を通して車両上方の空気をエンジンのエアクリーナまで導けるように構成された車両用シュノーケルであって、前記シュノーケル縦筒部は、前記フロントピラーから車幅方向外側に離れた位置に配置される構成であり、前記シュノーケル縦筒部における前記フロントピラー側の側面には、そのシュノーケル縦筒部の高さ方向に複数の突起が形成されている。
本発明によると、シュノーケル縦筒部は、フロントピラーから車幅方向に離れた状態で車両に取付けられる。このため、シュノーケル縦筒部が車両に取付けられた状態で、シュノーケル縦筒部とフロントピラー間には隙間が形成される。したがって、車両走行時には、シュノーケル縦筒部とフロントピラー間の隙間を高速の空気流が通過するようになる。ここで、シュノーケル縦筒部におけるフロントピラー側の側面には、そのシュノーケル縦筒部の高さ方向に複数の突起が形成されている。このため、シュノーケル縦筒部とフロントピラー間の隙間を通過する高速の空気流は複数の突起に衝突して拡散され、不規則な流れとなる。即ち、シュノーケル縦筒部とフロントピラー間の隙間を通過する空気流が高さ方向にほぼ一定速度の規則的な空気流とならない。このため、フロントピラーの一部に空気が集中的に当たらなくなり、フロントピラーの位置で笛吹き音等の異音が発生し難くなる。
請求項2に係る発明によると、シュノーケル縦筒部に形成された複数の突起の突出端部は、前記フロントピラーに設けられた流下水ガイドと車幅方向においてほぼ同位置に配置される構成である。これにより、特にフロントピラーの流下水ガイドの位置で異音が発生し難くなる。
請求項3に係る発明によると、シュノーケル縦筒部は、そのシュノーケル縦筒部の突起により乱された空気流がフロントピラーに設けられた流下水ガイドに当たるように、前記流下水ガイドよりも一定寸法だけ前方に配置される構成である。これにより、フロントピラーの流下水ガイドの位置で異音が発生し難くなる。
請求項4に係る発明によると、シュノーケル縦筒部の突起は、車両前後方向に延びるビード状に形成されている。このため、シュノーケル縦筒部の面剛性を高めることができるとともに、前記シュノーケル縦筒部の強度を向上させることができる。
請求項5に係る発明によると、シュノーケル縦筒部の上端位置には、下側に空気の吸引口を備える屋根部が設けられており、前記屋根部は、吸引口から吸引された空気を前記シュノーケル縦筒部の外周面に沿って周方向にガイドした後、前記シュノーケル縦筒部の上部開口まで導けるように構成されている。このため、雨水や空気中の埃、砂等がシュノーケル縦筒部の上部開口に入り難くなる。
請求項6に係る発明によると、シュノーケル縦筒部の下部に接続されるシュノーケル横筒部と、前記シュノーケル横筒部とエアクリーナとをつなぐ連結筒部とを備えており、前記シュノーケル横筒部は、前記フロントピラーの位置からエンジンのエアクリーナと車両前後方向において同位置まで車両のフェンダパネルに沿って前方に延びるように設置される。
本発明によると、車両の走行時にシュノーケルとフロントピラー間を通過する空気流により発生する異音を抑制することができる。
本発明の実施形態1に係るシュノーケルを備える車両の前部斜視図である。 本実施形態に係るシュノーケルを備える車両を前方から見た一部破断正面図である。 図2のIII-III矢視平断面図である。 本実施形態に係る車両用シュノーケルを車両内側から見た側面図(図2のIV-IV矢視図)である。 前記車両用シュノーケルのシュノーケル縦筒部を車両内側から見た側面図(図4のV矢視拡大図)である。 従来のシュノーケルを備える車両の前部側面図である。 図6のVII-VII矢視平断面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図5に基づいて本発明の実施形態1に係る車両用シュノーケルについて説明する。本実施形態に係る車両用シュノーケルは、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)等のボンネット型車両の吸気系に使用されるシュノーケルである。なお、図中に示す前後左右及び上下は、シュノーケルが装着された車両(以下、車両10という)の前後左右及び上下に対応している。
<車両10の前部概要について>
本実施形態に係るシュノーケル20について説明する前に、そのシュノーケル20が取付けられる車両10の前部構造について簡単に説明する。車両10の車室12の前側には、図1、図2に示すように、ルーフパネル16の前部を左右両側から支える支柱状のフロントピラー14が設けられている。ルーフパネル16と左右のフロントピラー14とに囲まれた位置には、フロントガラス13がセットされる車室12の前面側開口部(図番省略)が形成されている。左右のフロントピラー14は、フロントガラス13の下側位置で車幅方向に延びるカウルパネル(図示省略)によって相互に連結されている。また、前記カウルパネルの下側には、車幅方向に延びるダッシュパネル(図示省略)が設けられており、そのダッシュパネルによって車室前側のエンジンルームERと車室12とが前後に仕切られている。
エンジンルームERの左右の内側面には、図2の正面図に示すように、ホイールハウス16(図1参照)を構成するエプロンパネル16e等が設けられている。そして、エンジンルームERの左右の内側面を構成するエプロンパネル16e等が、図1に示すように、車両外側から左右のフロントフェンダパネル17によって覆われている。左右のフロントフェンダパネル17間には、エンジンルームERの上部開口(図示省略)が形成されており、その上部開口がエンジンフード18(図1参照)によって開閉可能に構成されている。車両10の前部右側面には、フロントピラー14の窓枠部140からフロントフェンダパネル17の上部にかけてシュノーケル20が取付けられている。
<フロントピラー14の窓枠部140の構成について>
フロントピラー14の窓枠部140は、フロントガラス13の端縁を支える部分であり、左右のフロントピラー14の窓枠部140が左右対称に形成されている。このため、図2、図3に基づいて、右側のフロントピラー14における窓枠部140の構成について説明する。フロントピラー14の窓枠部140は、図3(図2のIII-III平断面図)に示すように、アウタパネル141とインナパネル143と補強パネル145とから筒状に形成されている。
アウタパネル141は、窓枠部140の意匠面141eを構成するパネルであり、図3に示すように、意匠面141eの左端縁にフロントガラス13が固定されるガラス固定フランジ部141sが形成されている。アウタパネル141の意匠面141eの後側には、フロントドア19の窓枠前部が収納される窪み部141kが形成されており、その窪み部141kの後端縁に後フランジ部141fが形成されている。また、アウタパネル141の意匠面141eと窪み部141kとの境界位置には、フロントピラー14の窓枠部140(意匠面141e)を流下する雨水等を下方に導くドリップチャンネル142が溝状に形成されている。即ち、ドリップチャンネル142は、図3に示すように、フロントピラー14の窓枠部140の右端位置に設けられている。このように、ドリップチャンネル142が本発明の流下水ガイドに相当する。
インナパネル143は、アウタパネル141に対して裏側から合わせられてフロントピラー14の窓枠部140を筒状に構成するパネルである。補強パネル145は、アウタパネル141とインナパネル143とにより構成された筒状部分の内部空間を横断してフロントピラー14の窓枠部140を補強するパネルである。インナパネル143と補強パネル145の端縁には、アウタパネル141のガラス固定フランジ部141sに対応する位置にそれぞれ前側フランジ部143a,145aが形成されている。また、インナパネル143と補強パネル145の端縁には、アウタパネル141の後フランジ部141fに対応する位置にそれぞれ後側フランジ部143b,145bが形成されている。そして、アウタパネル141、インナパネル143、及び補強パネル145の対応するフランジ部が相互に合わせられて、例えば、スポット溶接等により接合されることでフロントピラー14の窓枠部140が筒状に形成される。
<シュノーケル20について>
シュノーケル20は、図1、図2等に示すように、車両ルーフ部の位置で空気を吸引し、その吸引した空気をエンジンのエアクリーナ10fまで導く装置である。これにより、車両10が悪路を走行中に、例えば、水がエンジンフード18の位置まで到達した場合でもエンジンのエアクリーナ10fに水が入り込むようなトラブルを防止できる。シュノーケル20は、図2、図4等に示すように、シュノーケル縦筒部22と、シュノーケル横筒部24と、前記シュノーケル横筒部24とエアクリーナ10fとをつなぐ連結筒部26とを備えている。
<シュノーケル縦筒部22について>
シュノーケル20のシュノーケル縦筒部22は、図2、図4に示すように、フロントピラー14の窓枠部140に沿って傾斜した状態で立設される縦筒本体部22mと、縦筒本体部22mに対して真上方向に曲げられた上端部22uと、その上端部22uに被せられた略円錐台形の屋根部22tとから構成されている。シュノーケル縦筒部22は、運転席からの視界を妨げないように、運転席から見てフロントピラー14の窓枠部140と重なる位置に配置されている。このため、シュノーケル縦筒部22の縦筒本体部22mは、図3に示すように、フロントピラー14の窓枠部140に対して斜め右前位置であって、窓枠部140から所定寸法だけ離れた位置に設置されている。これにより、シュノーケル縦筒部22の縦筒本体部22mとフロントピラー14の窓枠部140間には、図2に示すように、車幅方向に隙間Sが形成される。
シュノーケル縦筒部22は、上端部22uの位置が、図2に示すように、バンド状のサポート部材28によってフロントピラー14の窓枠部140の上端部に取付けられている。また、シュノーケル縦筒部22の縦筒本体部22mには、フロントピラー14側に位置する側面に、図4、図5等に示すように、ビード状の突起22bが形成されている。突起22bは、車両前後方向に延びる扁平楕円状に形成されており、シュノーケル縦筒部22(縦筒本体部22m)の上から下まで等間隔で複数個(図5では例えば6個)形成されている。ここで、複数の突起22bの突出寸法はほぼ等しい値に設定されている。また、突起22bの突出寸法は、図2に示すように、その突起22bの突出端が車幅方向においてフロントピラー14(窓枠部140)のドリップチャンネル142の位置とほぼ重なるような値に設定されている。これにより、シュノーケル縦筒部22(縦筒本体部22m)とフロントピラー14(窓枠部140)間を通過する空気の流れが前記複数の突起22bによって乱されるようになる。
シュノーケル縦筒部22の上端位置に設けられた屋根部22tは、シュノーケル縦筒部22の上端部22uを周囲から囲むように構成されており、その屋根部22tの下端位置に吸引口(図示省略)が設けられている。屋根部22tは、下端位置の吸引口から吸引した空気をシュノーケル縦筒部22の上端部22uの外周面に沿って周方向にガイドした後、そのシュノーケル縦筒部22の上部開口(図示省略)まで導けるように構成されている。このため、雨水や空気中の埃、砂等がシュノーケル縦筒部22の上部開口に入り難くなる。
<シュノーケル横筒部24について>
シュノーケル横筒部24は、図1に示すように、右側のフロントフェンダパネル17の表面に沿ってフロントピラー14(窓枠部140)の位置からエアクリーナ10fと車両前後方向においてほぼ同位置まで車両前方に延びる筒状部材である。シュノーケル横筒部24の後端上部には、図2、及び図4等に示すように、シュノーケル縦筒部22の下端部が所定角度で連結される連結位置決め部24cが設けられている。また、シュノーケル横筒部24の前端部裏側には、図4に示すように、連結筒部26の側壁貫通部26kが接続される角形開口24hが形成されている。
<連結筒部26について>
連結筒部26は、図2に示すように、シュノーケル横筒部24の角形開口24hとエアクリーナ10fの空気吸入口(図示省略)とをつなぐ管路であり、フロントフェンダパネル17とエンジンルームERの壁部を貫通する側壁貫通部26kとフレキシブル管路26wとから構成されている。
<シュノーケル20の動作について>
エンジンが駆動されると、前記エンジンの負圧がエアクリーナ10f、及びシュノーケル20の連結筒部26を介してシュノーケル横筒部24、シュノーケル縦筒部22に加わるようになる。これにより、シュノーケル縦筒部22の屋根部22tの吸引口から車両10のルーフパネル16近傍の空気が吸引される。屋根部22tの吸引口から吸引された空気は、シュノーケル縦筒部22の上端部22uの外周面に沿って周方向にガイドされた後、上部開口からシュノーケル縦筒部22内に導かれる。そして、シュノーケル縦筒部22、シュノーケル横筒部24、及び連結筒部26を介してエアクリーナ10fに導かれる。これにより、悪路走行中に、例えば、水がエンジンフード18の位置まで到達した場合でもエアクリーナ10fに水が入り込むようなトラブルを防止できる。
また、車両走行時には、シュノーケル縦筒部22とフロントピラー14(窓枠部140)間の隙間Sを高速の空気流が通過する。前記空気流は、図5に示すように、シュノーケル縦筒部22に形成された複数の突起22bに衝突して拡散され、不規則な流れとなる。即ち、シュノーケル縦筒部22とフロントピラー14間の隙間Sを通過する空気流が高さ方向にほぼ一定速度の規則的な空気流とはならない。このため、フロントピラー14(窓枠部140)のドリップチャンネル142に空気が集中的に当たらなくなり、ドリップチャンネル142の位置で笛吹き音等の異音が発生し難くなる。
<本実施形態に係るシュノーケル20の長所について>
本実施形態に係るシュノーケル20によると、シュノーケル縦筒部22は、フロントピラー14(窓枠部140)から車幅方向に離れた状態で車両10に取付けられている。このため、シュノーケル縦筒部22が車両10に取付けられた状態で、シュノーケル縦筒部22とフロントピラー14間には隙間Sが形成される。したがって、車両走行時には、シュノーケル縦筒部22とフロントピラー14(窓枠部140)間の隙間Sを高速の空気流が通過するようになる。ここで、シュノーケル縦筒部22におけるフロントピラー側の側面には、そのシュノーケル縦筒部22の高さ方向に複数の突起22bが形成されている。このため、シュノーケル縦筒部22とフロントピラー14間の隙間Sを通過する高速の空気流は複数の突起22bに衝突して拡散され、不規則な流れとなる。即ち、シュノーケル縦筒部22とフロントピラー14間の隙間Sを通過する空気流が高さ方向にほぼ一定速度の規則的な空気流とならない。このため、フロントピラー14のドリップチャンネル142に空気が集中的に当たらなくなり、ドリップチャンネル142の位置で笛吹き音等の異音が発生し難くなる。
また、シュノーケル縦筒部22の突起22bは、車両前後方向に延びるビード状に形成されているため、シュノーケル縦筒部22の面剛性を高めることができるとともに、シュノーケル縦筒部22の強度を向上させることができる。また、シュノーケル縦筒部22の屋根部22tは、吸引口から吸引された空気をシュノーケル縦筒部22の外周面に沿って周方向にガイドした後、シュノーケル縦筒部22の上部開口まで導けるように構成されている。このため、雨水や空気中の埃、砂等がシュノーケル縦筒部22の上部開口に入り難くなる。
<変更例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、シュノーケル縦筒部22の突起状の突起22bを車両前後方向に延びる扁平楕円状に形成する例を示した。しかし、扁平楕円状の突起22bを前後に傾斜させた状態で形成することも可能である。また、突起22bの形状を適宜変更することも可能である。また、本実施形態では、扁平楕円状の突起22bをシュノーケル縦筒部22の高さ方向に一定間隔で並べる例を示した。しかし、前記突起22bをシュノーケル縦筒部22の高さ方向に間隔を変えて配置することも可能であるし、突起22bのサイズや個数を変更することも可能である。
10f・・・・エアクリーナ
14・・・・・フロントピラー
20・・・・・シュノーケル
22・・・・・シュノーケル縦筒部
22b・・・・突起
22t・・・・屋根部
24・・・・・シュノーケル横筒部
26・・・・・連結筒部
142・・・・ドリップチャンネル(流下水ガイド)
S・・・・・・隙間

Claims (6)

  1. 車両のフロントピラーに沿って立設されるシュノーケル縦筒部を備えており、前記シュノーケル縦筒部を通して車両上方の空気をエンジンのエアクリーナまで導けるように構成された車両用シュノーケルであって、
    前記シュノーケル縦筒部は、前記フロントピラーから車幅方向外側に離れた位置に配置される構成であり、
    前記シュノーケル縦筒部における前記フロントピラー側の側面には、そのシュノーケル縦筒部の高さ方向に複数の突起が形成されている車両用シュノーケル。
  2. 請求項1に記載の車両用シュノーケルであって、
    前記シュノーケル縦筒部に形成された複数の突起の突出端部は、前記フロントピラーに設けられた流下水ガイドと車幅方向においてほぼ同位置に配置される構成である車両用シュノーケル。
  3. 請求項2に記載の車両用シュノーケルであって、
    前記シュノーケル縦筒部は、そのシュノーケル縦筒部の突起により乱された空気流が前記フロントピラーに設けられた流下水ガイドに当たるように、前記流下水ガイドよりも一定寸法だけ前方に配置される構成である車両用シュノーケル。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用シュノーケルであって、
    前記シュノーケル縦筒部の突起は、車両前後方向に延びるビード状に形成されている車両用シュノーケル。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両用シュノーケルであって、
    前記シュノーケル縦筒部の上端位置には、下側に空気の吸引口を備える屋根部が設けられており、
    前記屋根部は、吸引口から吸引された空気を前記シュノーケル縦筒部の外周面に沿って周方向にガイドした後、前記シュノーケル縦筒部の上部開口まで導けるように構成されている車両用シュノーケル。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の車両用シュノーケルであって、
    前記シュノーケル縦筒部の下部に接続されるシュノーケル横筒部と、前記シュノーケル横筒部とエアクリーナとをつなぐ連結筒部とを備えており、
    前記シュノーケル横筒部は、前記フロントピラーの位置からエンジンのエアクリーナと車両前後方向において同位置まで車両のフェンダパネルに沿って前方に延びるように設置される車両用シュノーケル。
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