JP2017012594A - 椅子装置 - Google Patents

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辛島 隆
Takashi Karashima
隆 辛島
井上 暁
Akira Inoue
暁 井上
正俊 楠原
Masatoshi Kusuhara
正俊 楠原
久美 遠藤
Kumi Endo
久美 遠藤
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Abstract

【課題】着座者の表示装置の利用を可能としながら、着座者及び他者の着座位置へのアクセスが良好な椅子装置を提供する。【解決手段】背凭れ5を含む椅子本体3と、背凭れ5の背凭れ面13の上方における着座者の頭部位置hpに向けてモニター装置34を支持する支持腕32と、を備え、支持腕32は、椅子本体3の支持部(支持ブラケット31)に支持され、頭部位置hpの背面側から頭部位置hpの上方を通って頭部位置hpの正面側に至り、モニター装置34を支持する。【選択図】図2

Description

本発明は、着座者用の表示装置を備える椅子装置に関する。
特許文献1には、リクライニング椅子において、着座者の姿勢に合わせてモニター装置を配置可能とするモニターアームを備えたものが開示されている。
特許第2888870号公報
特許文献1の構成では、モニターアームが背凭れの側面に支持され、リクライニングに連動してモニターアームが後方へ傾斜することが可能である。しかし、モニターアームが着座者の側方から前方に延伸しているため、着座者の椅子への乗降時、又は他者が着座者に接近する際の障害となってしまう。
そこで本発明は、着座者の表示装置の利用を可能としながら、着座者及び他者の着座位置へのアクセスが良好な椅子装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の椅子は、背凭れを含む椅子本体と、前記背凭れの背凭れ面の上方における着座者の頭部位置に向けて表示装置を支持する支持腕と、を備え、前記支持腕は、前記椅子本体の支持部に支持され、前記頭部位置の背面側から前記頭部位置の上方を通って前記頭部位置の正面側に至り、前記表示装置を支持することを特徴とする。
この構成によれば、表示装置を支持する支持腕が椅子本体の両側方及び前方を通らなくなるので、表示装置の支持腕が着座者の椅子への乗降、及び他者の着座者への接近等に対する障害になることを防止することができる。すなわち、着座者の表示装置の利用を可能としながら、着座者及び他者の着座位置へのアクセスを良好にし、特に長時間の着座使用を要する医療用椅子にも好適な構成とすることができる。
また、上記椅子装置において、前記背凭れが後方へ傾斜可能なリクライニング式であり、前記支持腕は、前記背凭れの傾斜に追従して傾斜する構成でもよい。
この場合、背凭れのリクライニングに合わせて表示装置も傾動するので、背凭れのリクライニング時にも着座者の視線の変化を抑えて表示装置を利用可能とすることができる。
また、上記椅子装置において、前記支持部は、前記背凭れの背面に設けられる構成でもよい。
この場合、連動機構等を設けることなく、支持腕を背凭れに合わせて傾動可能とすることができる。
また、上記椅子装置において、前記支持部は、前記背凭れの幅方向中心に設けられ、前記支持腕を前記背凭れの上下方向に沿う軸線を中心に回転可能に支持する構成でもよい。
この場合、背凭れの背面で幅方向中心に支持される支持腕を、背凭れの上下方向に沿う軸線を中心に回転させることが可能となる。このため、頭部位置の周囲を旋回させるように表示装置の位置を変更可能となり、着座者の頭部の向きに応じて着座者の視線から外れないように表示装置を配置することができる。
また、上記椅子装置において、前記背凭れ面の上方にヘッドレストを備え、前記ヘッドレストは、前記背凭れとは独立して変動可能であり、前記支持腕は、前記ヘッドレストの変動に追従して変動する構成でもよい。
この場合、ヘッドレストの傾動及び上下動等の変動に合わせて表示装置も変動するので、ヘッドレストの変動時にも個々の着座者の視線に合わせて、かつ着座者の視線の変化を抑えて表示装置を利用可能とすることができる。
また、上記椅子装置において、前記支持部は、前記ヘッドレストの背面に設けられる構成でもよい。
この場合、連動機構等を設けることなく、支持腕をヘッドレストに合わせて変動可能とすることができる。
また、上記椅子装置において、前記支持部は、前記ヘッドレストの幅方向中心に設けられ、前記支持腕を前記ヘッドレストの上下方向に沿う軸線を中心に回転可能に支持する構成でもよい。
この場合、ヘッドレストの背面で幅方向中心に支持される支持腕を、ヘッドレストの上下方向に沿う軸線を中心に回転させることが可能となる。このため、頭部位置の周囲を旋回させるように表示装置の位置を変更可能となり、着座者の頭部の向きに応じて着座者の視線から外れないように表示装置を配置することができる。
また、上記椅子装置において、前記頭部位置の両側方に側方遮蔽部を備える構成でもよい。
この場合、側方遮蔽部と表示装置とで頭部位置を適宜遮蔽し、長時間着座使用する場合にも良好な私的空間を形成することができる。
本発明によれば、着座者の表示装置の利用を可能としながら、着座者及び他者の着座位置へのアクセスが良好な椅子装置を提供することができる。
本発明の第一実施形態における椅子装置の斜視図である。 上記椅子装置の側面図である。 上記椅子装置の上面図である。 上記椅子装置の背凭れ及びモニター支持装置を図2のIV方向から見た矢視図である。 本発明の第二実施形態における椅子装置の図2に相当する側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後、左右及び上下の向きは、椅子の座体上で背凭れに背を向けて着座した着座者から見た向きを基準とする。また、前記着座者の「前方」を図中矢印FRで示し、「上方」を図中矢印UPで示し、「左方」を図中矢印LHで示す。
<第一実施形態>
まず、本発明の第一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態の椅子装置1は、例えば医療や介護等に用いられるリクライニング椅子であり、長時間着座使用する際にも着座者が様々な姿勢を取ることができるように、例えば電動により着座者が椅子各部の姿勢及び位置等を任意に調整可能とされる。
椅子装置1は、床面F上に設置される枠状のベースフレーム2と、ベースフレーム2に昇降可能に支持される椅子本体3と、を備える。椅子本体3は、座体4、背凭れ5、下腿受け部6及び左右肘置き7を備えている。
座体4は、平面視矩形状の略水平な座面8(上面)を形成する。座体4の左右側方には、左右側板9が配置される。左右側板9は、側面視で上辺を前方に変位させた平行四辺形状に形成される。これら左右側板9の上辺部の間に座体4が配置される。左右側板9における前傾した前辺部の間には、格納位置にある下腿受け部6が配置される。座体4、左右側板9及び下腿受け部6は、ボックス状の機構収容部10を形成する。機構収容部10の内部には、椅子本体3を昇降させる昇降装置、背凭れ5をリクライニングさせるリクライニング機構等の各種駆動機構が収容される(何れも不図示)。
左右側板9の外側には、左右肘置き7の支持板11が重なるように配置される。支持板11は、側面視で上辺を前方に変位させた平行四辺形状に形成される。支持板11の上辺部には、略水平な肘置き本体12が支持される。支持板11及び肘置き本体12を含む肘置き7は、鉛直方向に対して前傾した方向に沿って昇降可能とされる。詳細には、肘置き7は、機構収容部10内の駆動機構の作動により、側面視で肘置き本体12を座面8の上方へ上昇させ、かつ肘置き本体12の前端位置を座体4の前端位置と同等となるまで前進させた上昇位置と、側面視で肘置き本体12を座面8の近くまで下降させ、かつ肘置き本体12の前端位置を座体4の前端位置よりも後方に後退させた下降位置と、の間で昇降可能である。
下腿受け部6は、座体4の前下方で左右側板9の前辺部間に挟まれる格納位置と、座体4の前方で略水平に配置されるレッグアップ位置と、の間で傾動可能とされる。下腿受け部6は、機構収容部10の前部に支持され、機構収容部10内の駆動機構の作動により、前記格納位置とレッグアップ位置との間で傾動可能である。
背凭れ5は、座体4の後上方で起立する起立位置と、座体4の後方で略水平に配置されるリクライニング位置と、の間で傾動可能とされる。背凭れ5は、機構収容部10の後部に支持され、機構収容部10内のリクライニング機構の作動により、前記起立位置とリクライニング位置との間で傾動可能である。
背凭れ5は、着座者の背を支持する背凭れ面13(前面)よりも上方に延出し、背凭れ面13の上方にヘッドレスト14を一体形成する。ヘッドレスト14の前面は頭部支持面16とされ、この頭部支持面16の直前位置が着座者の頭部位置hpとされる。本実施形態において、ヘッドレスト14は背凭れ5の一部(上部)であるともいえる。なお、頭部支持面16に別途クッションを設置してもよい。
ヘッドレスト14の左右側部には、前方かつ左右外側に向けて起立する左右一対の側方遮蔽部15が一体形成される。これにより、着座者の頭部側方の視界が適度に遮られるとともに、同方向からの視線が適度に遮られる。左右の側方遮蔽部15には、頭部位置hpに向けて音声を発するスピーカ17が内蔵される。これら左右の側方遮蔽部15とヘッドレスト14の正面に配置されるモニター装置34とを合わせて、外部からの遮蔽感の高い良好な私的空間が形成される。
椅子装置1は、図中実線で示すように、背凭れ5を起立位置とし、下腿受け部6を格納位置とすることで、椅子としての態様となる。このとき、肘置き7は上昇位置にあり、この肘置き7上には、着座姿勢にある着座者の肘及び前腕が載置され、透析等の医療行為が継続可能とされる。
また、椅子装置1は、図中鎖線で示すように、背凭れ5をリクライニング位置とし、下腿受け部6をレッグアップ位置とすることで、座体4、背凭れ5及び下腿受け部6を略水平に連ねたベッドとしての態様となる。このとき、肘置き7は下降位置にあり、この肘置き7上には、横臥姿勢にある着座者の肘及び前腕が載置され、リクライニング前の医療行為が継続可能とされる。
このように、椅子装置1は、着座者の姿勢を着座姿勢から横臥姿勢まで様々な姿勢に変化させることができる。なお、背凭れ5、下腿受け部6及び肘置き7は、個々に任意の位置調整を可能としてもよいが、着座者の前腕に透析又は点滴治療といった医療行為が施される場合、背凭れ5のリクライニングと肘置き7の昇降とは連動して行われることが好ましい。透析等の医療行為は長時間に亘るため、患者(着座者)にとって長時間同じ姿勢をとり続けることは負担となる。そこで、背凭れ5等の位置調整により患者の身体の姿勢を変えることで、患者の負担を軽減することができる。
椅子装置1はさらに、椅子本体3の左右側板9の外側に支持されるテーブル装置20と、椅子本体3の背凭れ5の背面側に支持されるモニター支持装置30と、を備える。
テーブル装置20は、側板9の外側に固定される不図示の支持ブラケットに下部が回動可能に支持される支持腕21と、支持腕21の上部に支持される天板ユニット23と、を備える。支持腕21の上部は、略水平に延びる片持ち腕部22とされる。天板ユニット23は、片持ち腕部22の基端側に固定的に支持される固定天板24と、片持ち腕部22の先端側に傾動可能に支持される可動天板25と、を備える。
なお、図では左側板9に支持ブラケットを設けてテーブル装置20を支持しているが、左右側板9に支持ブラケットを設けて何れの側板9でテーブル装置20を支持してもよい。
モニター支持装置30は、背凭れ5の背面に固定される支持ブラケット31に下部32a(基部)が回動可能に支持される支持腕32と、支持腕32の先端側でモニタージョイント33を介して支持されるモニター装置34と、を備える。支持腕32は、支持ブラケット31からヘッドレスト14前方の頭部位置hpの上方を通って頭部位置hpの正面側に至り、モニタージョイント33を介してモニター装置34を支持する。モニタージョイント33は、矩形板状のモニター装置34の面方向に沿う二軸と法線方向に沿う一軸とでモニター装置34を傾動及び回動可能に支持する。
以下、モニター支持装置30の詳細について説明する。
図2、図4に示すように、支持ブラケット31は、背凭れ5の背面の幅方向(左右方向)の中心位置に固定される。支持ブラケット31は、背凭れ5の上下方向に沿う中空状をなし、支持腕32の下部32aを回転可能に挿通支持する。
なお、背凭れ5の上下方向とは、本実施形態では背凭れ5における側面視で傾動基端側から傾動先端側へ直線状に延びる背面パネル18の幅方向中心に沿う方向であり、背凭れ5に傾動中心がある場合、側面視で傾動中心から傾動先端に至る直線に沿う方向に相当する。背凭れ5の上下方向は、背凭れ5が着座位置にあるときには、側面視で鉛直方向に対してやや後傾した方向であり、背凭れ5がリクライニング位置にあるときには、側面視で水平方向に対してやや前上がりに傾斜した方向である。以下、特に記載がなければ、背凭れ5が着座位置にあるときの構成について説明する。
支持ブラケット31は、例えば複数の金属部材で構成され、これらを締結等により緊縛することで、支持腕32の回転が固定される。これにより、支持腕32の下部32aが、背凭れ5の背面側に、背凭れ5の上下方向に沿う軸線31aを中心に回転可能に支持されるとともに、支持腕32の回転角度が、任意の角度又は段階的な角度に調整可能とされる。なお、支持腕32の回転は、例えば電動の不図示の駆動機構により着座者が任意に行えるようにしてもよい。
図1、図3を併せて参照し、支持腕32は、例えば丸鋼管に曲げ加工を施して一体形成される。なお、本実施形態の支持腕32は、例えば支持ブラケット31に挿通される下部32aの中心軸線31a(支持腕32の回転軸線)を含む平面に沿って二次元的に曲げ加工が施されるが、三次元的な曲げ加工が施されてもよい。以下、特に記載がなければ、支持腕32が背凭れ5の幅方向中心に沿って配置されたときの構成について説明する。
支持腕32は、支持ブラケット31に挿通される下部32aを含んで背凭れ5の上下方向に沿って延びる背面側延出部35と、背面側延出部35の上端部から前方への屈曲部を介して前方へ直線状に延びる前方延出部36と、前方延出部36の前端部から下方への屈曲部を介して下方へ直線状に延びる下方延出部37と、を有する。
前方延出部36は、背凭れ5の上下方向で頭部位置hpよりも上方を通過する。下方延出部37は、背凭れ5の頭部位置hpの前方に離間し、座体4の前端部よりも前方に配置される。下方延出部37は、例えば背面側延出部35と平行に形成される。
モニター装置34(ディスプレイ装置)は、下方延出部37の下部の後方(頭部位置hp側)にモニタージョイント33を介して支持される。モニター装置34は矩形板状をなし、その一側面に設けられる液晶パネル等の表示画面34aを頭部位置hp側に向けて配置される。
モニタージョイント33は、モニター装置34の他側面に後端支持具38を結合するとともに、前端支持具39を支持腕32の下方延出部37の下部前面に結合する。後端支持具38及び前端支持具39の間には、モニター装置34の面方向に沿う縦回動軸及び横回動軸を有する自在継手40が介設される。さらに、例えば後端支持具38は、自在継手40の後端にモニター装置34の法線方向に沿う面直回動軸を介して支持される。これにより、モニター装置34は、頭部位置hpの前方に三軸の回動が可能な状態で配置され、個々の着座者の視線に合わせて表示画面34aの向き及び角度等を調整可能となる。
図2に示すように、モニター支持装置30は、背凭れ5のリクライニングに合わせて一体的に傾動するので、リクライニング時にも頭部位置hpとモニター装置34との相対位置を変化させず、着座者の視線の変化を抑えてモニター装置34を見易くする。
図4に示すように、背凭れ5をその上下方向から見ると、ヘッドレスト14前方の頭部位置hpと背凭れ5背面の支持ブラケット31とは互いに近接する。このため、支持ブラケット31に挿通される支持腕32の下部32aを中心にモニター支持装置30が回動すると、支持腕32の先端側で頭部位置hpに向けて支持されたモニター装置34は、頭部位置hpとの距離を大きく変化させることなく左右に旋回可能である。
このため、特に背凭れ5をリクライニング位置として着座者が横臥姿勢にあるとき、着座者が仰向きか横向きかに応じてモニター支持装置30の回動位置を変化させても、モニター装置34と頭部位置hpとの距離に大きな変化がなく、モニター装置34の見易さが確保される。
そして、モニター支持装置30の支持腕32は、背凭れ5の背面から頭部位置hpの上方を通って頭部位置hpの正面側に至るので、支持腕32が椅子の側方及び前方を通らなくなり、着座者の椅子への乗降及び他者の着座者への接近等の妨げになることはない。
以上説明したように、上記実施形態における椅子装置1によれば、椅子本体3の支持部に支持されるモニター装置34の支持腕32が、着座者の頭部位置hpの背面側から頭部位置hpの上方を通って頭部位置hpの正面側に至り、先端側にモニター装置34を支持するという構成により、着座者のモニター装置34の利用を可能としながら、着座者及び他者の着座位置へのアクセスを良好にし、特に長時間の着座使用を要する医療用椅子にも好適な構成とすることができる。
また、支持腕32が、リクライニング式の背凭れ5の傾斜に追従して傾斜することにより、背凭れ5のリクライニングに合わせてモニター装置34も傾動するので、背凭れ5のリクライニング時にも着座者の視線の変化を抑えてモニター装置34を利用することができる。
また、支持腕32は背凭れ5の傾動とリンク、ギヤ及びベルト等を介して連動させることも可能であるが、支持ブラケット31が背凭れ5の背面に設けられる構成であれば、前述のような連動機構を設けることなく、支持腕32を背凭れ5に合わせて傾動可能とすることができる。
また、支持ブラケット31が、背凭れ5の幅方向中心に設けられ、支持腕32を背凭れ5の上下方向に沿う軸線31aを中心に回転可能に支持することで、背凭れ5の背面で幅方向中心に支持される支持腕32を、背凭れ5の上下方向に沿う軸線31aを中心に回転させることが可能となる。このため、頭部位置hpの周囲を旋回させるようにモニター装置34の位置を変更可能となり、着座者の頭部の向きに応じて着座者の視線から外れないようにモニター装置34を配置することができる。
また、頭部位置hpの両側方に側方遮蔽部15を備えることで、側方遮蔽部15とモニター装置34とで頭部位置hpを適宜遮蔽し、長時間着座使用する場合にも良好な私的空間を形成することができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について、図5を参照して説明する。
この実施形態の椅子装置101は、前記第一実施形態に対して、互いに別体の背凭れ105とヘッドレスト114とを備え、ヘッドレスト114が背凭れ105に対して独立して変動可能な点で特に異なる。その他の、前記実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。
この椅子装置101においても、背凭れ105背面に固定した前記支持ブラケット31に前記モニター支持装置30の支持腕32を支持することは可能だが、図5に示すモニター支持装置130のように、ヘッドレスト114の背面に固定した支持ブラケット131に支持腕132を支持することで、支持腕132がヘッドレスト114の変動に追従して変動する構成であることが好ましい。この場合、ヘッドレスト114の傾動及び上下動等の変動に合わせてモニター装置34も変動するので、ヘッドレスト114の変動時にも個々の着座者の視線に合わせて、かつ着座者の視線の変化を抑えてモニター装置34を利用可能とすることができる。なお、支持腕132は、前記支持腕32に対し、背面側延出部35よりも短い背面側延出部135を有する点で異なり、他は同等の構成とする。支持ブラケット131には支持腕132の下部132aが回動可能に挿通される。
また、支持腕132はヘッドレスト114の変動とリンク、ギヤ及びベルト等を介して連動させることも可能であるが、支持部ブラケットがヘッドレスト114の背面に設けられる構成であれば、前述のような連動機構を設けることなく、支持腕132をヘッドレスト114に合わせて変動可能とすることができる。
また、支持ブラケット131が、ヘッドレスト114の幅方向中心に設けられ、支持腕132をヘッドレスト114の上下方向に沿う軸線131aを中心に回転可能に支持することで、ヘッドレスト114の背面で幅方向中心に支持される支持腕132を、ヘッドレスト114の上下方向に沿う軸線131aを中心に回転させることが可能となる。このため、頭部位置hpの周囲を旋回させるようにモニター装置34の位置を変更可能となり、着座者の頭部の向きに応じて着座者の視線から外れないようにモニター装置34を配置することができる。なお、ヘッドレスト114の上下方向とは、ヘッドレスト114における側面視で基端側(下端側)から先端側(上端側)へ直線状に延びる背面パネル118の幅方向中心に沿う方向である。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、第二実施形態において、背凭れ105の上部が背凭れ面13の上端よりも上方に延出し、この延出部分の前方に別体のヘッドレスト114が支持される構成でもよい。また、各実施形態のヘッドレストを備えず、背凭れ面13の上方が開放された構成でもよい。
各実施形態において、支持腕が支持する表示装置は、放送、通信及び各種情報等を表示するモニター装置34の他、雑誌、新聞及び書籍等を保持するホルダでもよい。また、支持腕の適所に例えば伸縮筒による長さ調整機構を設け、表示装置の位置を変更可能な範囲を広げてもよい。
各実施形態において、椅子装置の用途は何ら限定されず、医療行為及び療養等で長時間に亘り着座使用する医療用椅子に好適である他、家庭又は商業施設で使用されるリラクゼーション用椅子にも好適である。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1,101 椅子装置
3 椅子本体
5,105 背凭れ
13 背凭れ面
14,114 ヘッドレスト
15 側方遮蔽部
31,131 支持ブラケット(支持部)
31a,131a 軸線
32,132 支持腕
34 モニター装置(表示装置)
hp 頭部位置

Claims (8)

  1. 背凭れを含む椅子本体と、
    前記背凭れの背凭れ面の上方における着座者の頭部位置に向けて表示装置を支持する支持腕と、を備え、
    前記支持腕は、前記椅子本体の支持部に支持され、前記頭部位置の背面側から前記頭部位置の上方を通って前記頭部位置の正面側に至り、前記表示装置を支持する、椅子装置。
  2. 前記背凭れが後方へ傾斜可能なリクライニング式であり、
    前記支持腕は、前記背凭れの傾斜に追従して傾斜する、請求項1に記載の椅子装置。
  3. 前記支持部は、前記背凭れの背面に設けられる、請求項1又は2に記載の椅子装置。
  4. 前記支持部は、前記背凭れの幅方向中心に設けられ、前記支持腕を前記背凭れの上下方向に沿う軸線を中心に回転可能に支持する、請求項3に記載の椅子装置。
  5. 前記背凭れ面の上方にヘッドレストを備え、
    前記ヘッドレストは、前記背凭れとは独立して変動可能であり、
    前記支持腕は、前記ヘッドレストの変動に追従して変動する、請求項1に記載の椅子装置。
  6. 前記支持部は、前記ヘッドレストの背面に設けられる、請求項5に記載の椅子装置。
  7. 前記支持部は、前記ヘッドレストの幅方向中心に設けられ、前記支持腕を前記ヘッドレストの上下方向に沿う軸線を中心に回転可能に支持する、請求項6に記載の椅子装置。
  8. 前記頭部位置の両側方に側方遮蔽部を備える、請求項1から7の何れか一項に記載の椅子装置。
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