JP6736818B2 - 医療用椅子装置 - Google Patents

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本発明は、医療用椅子装置に関する。
従来、着座者の姿勢を着座姿勢から横臥姿勢まで様々な姿勢に変化させることができる椅子装置が知られている。たとえば特許文献1には、着座者の脚を支えるフレームが前下がりとなる着座モード、又はこのフレームが略水平となるベッドモードとなるように変形可能な多目的チェアが開示されている。
特開2003−93189号公報
特許文献1に開示された多目的チェアは、ベッドモードにおいて着座者の脚を略水平に支持するように展開されるので、ベッドモードとなっている状態で多目的チェアが転倒しないように前後の脚が離れて配置されている。
しかしながら、特許文献1に開示された多目的チェアは、着座者の脚を支えるフレームが前下がりとなる着座モードにおいて、このフレームよりも前方に前の脚が位置するので、前の脚が邪魔になる場合がある。しかしながら、前の脚の位置を後ろに変更しようとすると、ベッドモードで利用する際に多目的チェアが前側に転倒する可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、転倒しにくく、かつ脚が邪魔にならない医療用椅子装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、座面を有する座体と、前記座面に対して略垂直な板状をなして前記座体と隣接する側板と、前記座体の前側に配置され、利用者の下腿を支持する下腿受け面を有し、前記座体側の基端部に設けられた回転軸回りに傾動可能に設けられた下腿受け部と、前記座体の後側に配置された背凭れと、前記座体の下部に配された主脚部と、前記主脚部よりも前記下腿受け部側に離れた位置となるように前記側板に配された補助脚と、を備えた医療用椅子装置である。
上記態様の椅子装置は、下腿受け部に荷重がかかった場合に椅子装置が前方側に傾こうとするのを補助脚が支えるので、転倒しにくい。さらに、上記態様の椅子装置の補助脚は側板に設けられているので邪魔にならない。
また、前記下腿受け部は、前記下腿受け面が前記座体から前方へと延びるレッグアップ位置と、前記基端部から先端部に向かうに従って、前記下腿受け面が前側から後ろ側に向かうように傾斜し、側面視して前記側板の輪郭の内側に前記下腿受け部が格納される格納位置と、の間で傾動可能であり、前記側板は、側面視して、前記格納位置に前記下腿受け部が格納された状態における前記下腿受け面に略倣って前記座面に対して傾斜する前辺部を有していてもよい。
この場合、下腿受け部が補助脚と干渉しないように格納位置に下腿受け部を格納することができる。
また、前記側板を、前記座体を間に挟んで互いに離間して複数備え、前記補助脚は、複数の前記側板の各々に設けられていてもよい。
この場合、椅子装置の前方左右側のどちらに傾こうとしても補助脚により転倒を防止できる。
また、前記下腿受け部は、前記回転軸回りに前記レッグアップ位置から下方へ90°を超えて傾動可能であってもよい。
この場合、下腿受け部が格納位置にあるときに下腿受け部の前下方に踵を入れる空間が生じるので、立ち座り動作がしやすい。
また、前記補助脚は、床面に対して高さ調整可能であってもよい。
この場合、床面に対して補助脚が接触するように調整可能であるので、医療用椅子装置の使用時にがたつきが少ない。
また、前記主脚部は、床面に接地可能な3以上の固定用脚部材と、前記固定用脚部材によって囲まれる領域の外側であるとともに前記固定用脚部材が全て床面に接地しているときに前記床面から離間する位置に配されたキャスターと、を備えていてもよい。
この場合、医療用椅子装置を傾けてキャスターを床面に接地させることができ、その状態で容易に医療用椅子装置を移動させることができる。また、固定用脚部材が全て床面に接地しているときにはキャスターが床面から離間するので、医療用椅子装置に対する立ち座りの際等に意図せずに医療用椅子装置が動いてしまうのを防ぐことができる。
本発明の医療用椅子装置によれば、転倒しにくく、かつ脚が邪魔にならない。
本発明の一実施形態の医療用椅子装置の斜視図である。 同椅子装置の側面図である。 同椅子装置の正面図である。 同椅子装置の下面図である。 同椅子装置の下腿受け部及び背凭れの動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後、左右及び上下の向きは、椅子の座体上で背凭れに背を向けて着座した着座者から見た向きを基準とする。
図1は、本実施形態の医療用椅子装置の斜視図である。図2は、椅子装置の側面図である。図3は、椅子装置の正面図である。図4は、椅子装置の下面図である。図5は、椅子装置の下腿受け部及び背凭れの動作を説明するための図である。
図1に示す本実施形態の椅子装置1は、例えば医療用あるいは介護用に用いられるリクライニング椅子であり、長時間着座使用する際にも着座者が様々な姿勢を取ることができるように、例えば電動により着座者が椅子各部の姿勢及び位置等を任意に調整可能とされる。
図1から図4までに示すように、椅子装置1は、床面F(図2参照)上に設置される枠状のベースフレーム2と、ベースフレーム2に昇降可能に支持される椅子本体3と、を備える。椅子本体3は、座体4、背凭れ5、下腿受け部6及び左右肘置き7を備えている。
ベースフレーム2は、主脚部20を有している。
主脚部20は、例えば4点で椅子装置1を支持するためにベースフレーム2に連結された4つの固定用脚部材21と、転動可能なキャスター22とを有している。
固定用脚部材21は、床面Fに対する高さ調整をすることができるようになっている。固定用脚部材21は、平面視で座面8の四隅の位置に対応するように互いに離間して配置されている。
キャスター22は、ベースフレーム2における後端部に配置されている。本実施形態では、キャスター22は、固定用脚部材21よりも後ろ側に配置されている。キャスター22は、主脚部20の4つの固定用脚部材21が床面Fに接地している状態では床面Fから離間するような高さに取り付けられている。このため、キャスター22は、椅子装置1に着座者が座っている場合、及び椅子装置1に対して着座者が立ち座りする場合に、床面Fには接触しない。
また、キャスター22は、椅子装置1を後傾させることで床面Fに接触可能となる。すなわち、椅子装置1の前部を持ち上げてキャスター22を床面Fに接触させることにより、キャスター22を用いて椅子装置1を容易に移動させることができる。
なお、キャスター22がベースフレーム2に設けられていることは必須ではない。
また、4つの固定用脚部材21のうち後ろ側の2つが設けられておらず、キャスター22が床面Fに常に接して椅子装置1を支持するようになっていてもよい。なお、この場合、キャスター22は、固定可能であることが好ましい。
座体4は、平面視矩形状の略水平な座面8(上面)を形成する。座体4の左右側方には、左右側板9(第一側板91,第二側板92)が配置される。これら左右側板9の上辺部の間に座体4が配置される。左右側板9は、座面8に対して略垂直な板状をなしている。また、左右側板9の上辺9aは、側面視で、座面8よりも下方に位置している。また、左右側板9の前方側に位置する前辺部9bは、側面視で、上方へ行くに従って前方に行くように前傾している。左右側板9における前傾した前辺部9bの間には、格納位置にある下腿受け部6が配置される。座体4、左右側板9及び下腿受け部6は、ボックス状の機構収容部10を形成する。機構収容部10の内部には、椅子本体3を昇降させる昇降装置、背凭れ5をリクライニングさせるリクライニング機構等の各種駆動機構が収容される(何れも不図示)。
左右側板9は、椅子装置1の前傾を防ぐための補助脚23(第一補助脚23a,第二補助脚23b)を有している。本実施形態では、第一側板91の下辺部9c1の前部に第一補助脚23aが取り付けられており、第二側板92の下辺部9c2の前部に第二補助脚23bが取り付けられている。
第一補助脚23a及び第二補助脚23bは、互いに独立して高さ調整可能である。椅子装置1の使用時には、第一補助脚23a及び第二補助脚23bが床面に接するように高さが調整され、第一補助脚23a及び第二補助脚23bが椅子装置のがたつき(ぐらつき)を防止することができる。
左右側板9の外側には、左右肘置き7の支持板11が重なるように配置される。支持板11における下辺部11cは、側面視で略水平に形成されている。また、支持板11における前辺部11bは、側面視で、下方から上方へ行くに従って前方に行くように前傾している。さらに、支持板11における後辺部11dは、側面視で、下方から上方へ行くに従って後方へ行くように後傾している。支持板11の上辺部11aには、略水平な肘置き本体12が支持される。
左右肘置き7の肘置き本体12には、着座者の肘を置くことができる。また、左右肘置き7は、肘置き本体12を昇降動作させることができるように、例えば背凭れ5のリクライニング動作と連動して昇降可能となっている(図5参照)。
図3から図5までに示すように、下腿受け部6は、着座者の脚を載せるための下腿受け面6cを有している。下腿受け部6は、座体4の前下方で左右側板9の前辺部9b間に挟まれる格納位置P1と、座体4の前方で略水平に配置されるレッグアップ位置P2と、の間で傾動可能とされる。下腿受け部6は、機構収容部10の前部に支持され、機構収容部10内の駆動機構の作動により、格納位置P1とレッグアップ位置P2との間で傾動可能である。本実施形態では、下腿受け部6は、レッグアップ位置P2から格納位置P1まで、下腿受け部6と座体4との隣接部を軸として90°を超えて傾動可能である。下腿受け部6の格納位置に下腿受け部6が格納されている状態では、下腿受け部6の下端6aが下腿受け部6の上端6b(下腿受け部6と座体4との隣接部)よりも後方(背凭れ5側)に位置するように、下腿受け部6が座面8に対して傾斜して格納されている。下腿受け部6の下端6aが下腿受け部6の上端6bよりも後方に位置するように下腿受け部6が格納可能であることにより、座体4の前下方に、着座者の踵を入れる空間A1(図2参照)を生じさせることができる。その結果、下腿受け部6が格納位置に格納された状態では、着座者が着座及び起立する際の重心移動が少なくて済むので、座りやすく、立ちやすい。
また、下腿受け部6が格納位置にあるときに、下腿受け部6は左右側板9によって挟まれているので、下腿受け部6と左右側板9との間には、物が挟まりにくい。たとえば、本実施形態の椅子装置1の使用時に椅子装置1とともに使用される輸液セットのチューブ30は、着座者が輸液スタンド31を持って起立する際に下腿受け部6の近傍まで引き寄せられる。このとき、左右側板9が設けられていることにより、チューブ30が下腿受け部6に接触しないので、輸液スタンド31を着座者が持って起立する過程でチューブ30が下腿受け部6に引っかかることがない。
なお、下腿受け面6cが左右側板9の間に完全に格納されることは必須ではない。すなわち、下腿受け部6は、格納位置P1にあるときに、左右側板9の側面視における輪郭の内側且つ座体4の下部に少なくとも一部が入り込むように格納される。たとえば、下腿受け部6が格納位置にある状態において、下腿受け面6cの反対側の裏面6dが側面視で左右側板9の前辺部9bよりも後方に位置していればよい。
図5に示すように、背凭れ5は、座体4を間に挟んで下腿受け部6と反対側に配置されている。背凭れ5は、座体4の後上方で起立する起立位置(図2参照)と、座体4の後方で略水平に配置されるリクライニング位置(図5参照)と、の間で傾動可能とされる。背凭れ5は、機構収容部10の後部に支持され、機構収容部10内のリクライニング機構の作動により、前記起立位置とリクライニング位置との間で傾動可能である。
背凭れ5は、着座者の背を支持する背凭れ面13(前面)よりも上方に延出し、背凭れ面13の上方にヘッドレスト14を一体形成する。ヘッドレスト14の前面は頭部支持面16とされ、この頭部支持面16の直前位置が着座者の頭部位置とされる。本実施形態において、ヘッドレスト14は背凭れ5の一部(上部)であるともいえる。なお、頭部支持面16に別途クッションを設置してもよい。
ヘッドレスト14の左右側部には、前方かつ左右外側に向けて起立する左右一対の側方遮蔽部15が一体形成される。これにより、着座者の頭部側方の視界が適度に遮られるとともに、同方向からの視線が適度に遮られる。左右の側方遮蔽部15には、頭部位置に向けて音声を発するスピーカが内蔵される。
本実施形態の椅子装置1の作用について説明する。
椅子装置1は、背凭れ5を起立位置とし、下腿受け部6を格納位置とすることで、椅子としての態様となる(図2参照)。このとき、肘置き7は上昇位置にあり、この肘置き7上には、着座姿勢にある着座者の肘及び前腕が載置され、化学療法等の医療行為が継続可能とされる。
また、椅子装置1は、背凭れ5をリクライニング位置とし、下腿受け部6をレッグアップ位置P2とすることで、座体4、背凭れ5及び下腿受け部6を略水平に連ねたベッドとしての態様となる(図5参照)。このとき、肘置き7は下降位置にあり、この肘置き7上には、横臥姿勢にある着座者の肘及び前腕が載置され、リクライニング前の医療行為が継続可能とされる。
このように、椅子装置1は、着座者の姿勢を着座姿勢から横臥姿勢まで様々な姿勢に変化させることができる。なお、背凭れ5、下腿受け部6及び肘置き7は、個々に任意の位置調整を可能としてもよいが、着座者に化学療法等の医療行為が施される場合、背凭れ5のリクライニングと肘置き7の昇降とは連動して行われてもよい。
また、化学療法等の医療行為は長時間に亘ることもあり、椅子装置1から着座者が離れる必要が生じることもある。この場合、図2に示すように、椅子装置1における背凭れ5を起立位置とし、下腿受け部6を格納位置とすることで、着座者は、椅子装置1から容易に起立し、前方へ移動することができる。また、例えば椅子装置1に着座している着座者が輸液を行っている最中に椅子装置1から離れる場合、着座者が輸液スタンド31を持って輸液スタンド31とともに移動する場合がある。この場合、本実施形態では、輸液スタンド31に取り付けられた輸液セットのチューブ30は、左右側板9には接触するが、下腿受け部6には接触しない。このため、下腿受け部6が傾斜して格納位置に格納された状態で輸液スタンド31を着座者が前方に移動させる過程で、下腿受け部6にチューブ30が引っかかることがない。
ところで、下腿受け部6をレッグアップ位置P2とした状態では、下腿受け部6に着座者が腰かけてしまう可能性がある。この場合、椅子装置1と着座者とを含めた全体の重心は、着座者がいない場合よりも前寄りになってしまう。本実施形態では、椅子装置1の下腿受け部6に着座者が手をついたり腰かけたりするなど荷重をかけた場合に、椅子装置1の前側へと椅子装置1が傾こうとするのを補助脚23が防止する。これにより、本実施形態では、下腿受け部6に荷重がかかっても椅子装置1が前傾しにくくなっている。
また、補助脚23が側板9に設けられていることにより、補助脚23が下腿受け部6の格納の邪魔にならない。
また、本実施形態では、下腿受け部6が格納位置P1にある状態で、補助脚23は下腿受け部6よりも後ろ側にある。このため、補助脚23が下腿受け面6cより前方に突出しないため、着座者にとって補助脚23が邪魔にならない。
以上に説明したように、本実施形態の椅子装置1によれば、椅子装置1が転倒しにくく、かつ脚が邪魔にならない。また、下腿受け部6をレッグアップ位置P2とした状態で下腿受け部6に荷重がかかったときにも、椅子装置1のがたつき(ぐらつき)が少ないので、着座者が転倒したり着座動作に不安を感じたりする可能性を低く抑えることができる。
また、補助脚23が高さ調整可能であることにより、補助脚23が常に床面Fに接するように調整可能であるので、椅子装置1のがたつき(ぐらつき)を少なくすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、椅子装置1は、格納あるいは移動可能なテーブルを有していてもよい。
また、補助脚23が高さ調整可能であることは必須ではない。また、補助脚23は、常に床面に接している必要はなく、床面から補助脚23が僅かに離間していても、多少のぐらつきはあるものの、椅子装置1が前側に転倒する可能性を低く抑えることが可能である。
1 椅子装置
2 ベースフレーム
3 椅子本体
4 座体
6 下腿受け部
6c 下腿受け面
8 座面
9 左右側板
9b 側板の前辺部
10 機構収容部
11 支持板
12 肘置き本体
13 背凭れ面
14 ヘッドレスト
15 側方遮蔽部
16 頭部支持面
20 主脚部
21 固定用脚部材
22 キャスター
23 補助脚
30 チューブ
31 輸液スタンド

Claims (6)

  1. 座面を有する座体と、
    前記座面に対して略垂直な板状をなして前記座体と隣接する側板と、
    前記座体の前側に配置され、利用者の下腿を支持する下腿受け面を有し、前記座体側の基端部に設けられた回転軸回りに傾動可能に設けられた下腿受け部と、
    前記座体の後側に配置された背凭れと、
    前記座体の下部に配された主脚部と、
    前記主脚部よりも前記下腿受け部側に離れた位置となるように前記側板に配された補助脚と、
    を備えた医療用椅子装置。
  2. 前記下腿受け部は、前記下腿受け面が前記座体から前方へと延びるレッグアップ位置と、前記基端部から先端部に向かうに従って、前記下腿受け面が前側から後ろ側に向かうように傾斜し、側面視して前記側板の輪郭の内側に前記下腿受け部が格納される格納位置と、の間で傾動可能であり、
    前記側板は、側面視して、前記格納位置に前記下腿受け部が格納された状態における前記下腿受け面に略倣って前記座面に対して傾斜する前辺部を有する、
    請求項1に記載の医療用椅子装置。
  3. 前記下腿受け部は、前記回転軸回りに前記レッグアップ位置から下方へ90°を超えて傾動可能である、請求項2に記載の医療用椅子装置。
  4. 前記側板を、前記座体を間に挟んで互いに離間して複数備え、
    前記補助脚は、複数の前記側板の各々に設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の医療用椅子装置。
  5. 前記補助脚は、床面に対して高さ調整可能である、請求項1から4のいずれか一項に記載の医療用椅子装置。
  6. 前記主脚部は、
    床面に接地可能な3 以上の固定用脚部材と、
    前記固定用脚部材によって囲まれる領域の外側であるとともに前記固定用脚部材が全て床面に接地しているときに前記床面から離間する位置に配されたキャスターと、
    を備える
    請求項1から5のいずれか一項に記載の医療用椅子装置。
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