JP2017011612A - 駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチを閉状態に駆動する際、所定の待機時間の経過後において過電流が流れているか否かを判定する構成であって、誤判定を抑制しつつ、過電流によるスイッチの損傷を抑制する。【解決手段】スイッチSsのゲートGに対して電荷を充放電することで、スイッチSsを駆動するゲート駆動回路20であって、ゲート駆動回路20から前記ゲートGに充電を行うことで、スイッチSsを開状態から閉状態に駆動する際、所定の待機時間の経過後において、スイッチSsの入出力端子間に過電流が流れているか否かの判定を行う過電流判定回路22を備え、スイッチSsの入出力端子間に電圧を印加する直流電源12の電圧が電圧閾値よりも高い場合、直流電源12の電圧が電圧閾値よりも低い場合と比べて、待機時間を短く設定する。【選択図】 図2

Description

電圧制御形半導体スイッチング素子であるスイッチの制御端子に対して電荷を充放電することで、スイッチを駆動する駆動回路に関する。
IGBTのような電圧制御形半導体スイッチング素子(スイッチ)を閉状態(オン状態)に駆動する際、スイッチが閉状態となることで、電源が短絡することが懸念される。そこで、過電流が流れている場合に、スイッチを開状態(オフ状態)とする。
ここで、過電流が流れている状態でスイッチを開状態にすると、過剰なサージ電圧が生じることが懸念される。そこで、過電流が生じている場合には、通常時と比較して、制御端子から緩やかに放電を行う。また、スイッチを閉状態に駆動する際、スイッチに突入電流が流れる。この突入電流が流れる期間では、突入電流を過電流と誤判定することが懸念される。この突入電流を過電流と誤判定することを抑制するために、所定の待機時間(フィルタ時間)にわたって、過電流が流れているか否かの判定を行う(例えば、特許文献1)。
特許5585514号公報
ここで、電源が短絡している場合、この待機時間にわたって、スイッチに対して過電流が流れ続けるため、スイッチが損傷することが懸念される。その一方で、単に待機時間を短くするだけでは、過電流が生じていないにも関わらず、過電流が生じていると判定する誤判定が増加することが懸念される。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、スイッチを閉状態に駆動する際、所定の待機時間の経過後において過電流が流れているか否かを判定する構成であって、誤判定を抑制しつつ、過電流によるスイッチの損傷を抑制することを主たる目的とする。
本構成は、電圧制御形半導体スイッチング素子であるスイッチ(Ss)の制御端子(G)に対して電荷を充放電することで、前記スイッチを駆動する駆動回路(20)であって、前記駆動回路から前記制御端子に充電を行うことで、前記スイッチを開状態から閉状態に駆動する際、所定の待機時間の経過後において、前記スイッチの入出力端子間に過電流が流れているか否かの判定を行う過電流判定部(22)を備え、前記スイッチの入出力端子間に電圧を印加する電圧源(12)の電圧が電圧閾値よりも高い場合、前記電圧源の電圧が前記電圧閾値よりも低い場合と比べて、前記待機時間を短く設定する制御部(50)を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、電圧源の電圧が高い場合には、電圧源の電圧が低い場合と比べて、待機時間が短く設定されるため、待機時間にわたってスイッチに流れる電流量を抑制できる。これにより、過電流によるスイッチの損傷を抑制できる。また、電圧源の電圧が低い場合には、待機時間が長く設定されるため、実際に過電流が生じていないにも関わらず、過電流が生じていると判定する誤判定を抑制することが可能になる。つまり、誤判定を抑制しつつ、過電流によるスイッチの損傷を抑制することが可能になる。
電力システムを表す電気的構成図。 ゲート駆動回路を表す回路図。 正常時におけるゲート電圧などの変化を表すタイミングチャート。 過電流発生時におけるゲート電圧などの変化を表すタイミングチャート。 電源電圧と第2フィルタ時間とを対応付けるマップを表す図。 本実施形態における過電流発生時のゲート電圧などの変化を表すタイミングチャート。 過電流発生時における電力損失の低減効果を表すタイミングチャート。 クランプ動作による電力損失の低減効果を表すタイミングチャート。 本実施形態に係る処理を表すフローチャート。
図1に第1実施形態のゲート駆動回路が適用される電力システムを示す。図1に示すモータジェネレータ10は、3相の回転機である。モータジェネレータ10には、直流電力を交流電力に変換するインバータINVを介して電圧源である直流電源12(高電圧バッテリ)が接続されている。高電圧バッテリは、端子電圧がたとえば100V以上となる2次電池である。
インバータINVは、高電位側のスイッチング素子Sap(a=u,v,w)および低電位側のスイッチング素子Sanの直列接続体を3組備え、これら各直列接続体を構成する高電位側のスイッチング素子Sapおよび低電位側のスイッチング素子Sanの接続点(出力端子)がモータジェネレータ10の各端子に接続されている。そして、スイッチング素子Sab(a=u,v,w:b=p,n)のそれぞれには、ダイオードDab(フリーホイールダイオード)のそれぞれが逆並列に接続されている。スイッチング素子Sabはそれぞれ電圧制御形の半導体スイッチング素子であり、具体的にはIGBTである。なお、スイッチング素子Sabは、MOSFETであってもよい。
また、上記各スイッチング素子Sabのゲートには、ドライブユニットDUが接続されている。ドライブユニットDUは、スイッチング素子Sabのゲートの電圧を制御する機能が搭載されたゲート駆動回路20を備えている。また、上側アームのスイッチング素子SapのドライブユニットDUとU相下側アームのスイッチング素子SanのドライブユニットDUとは、スイッチング素子Sabのオンオフの操作指令を受信する受信ユニット40をそれぞれ備えている。なお、V相およびW相の下側アームのスイッチング素子Svn,SwnのドライブユニットDUには、U相下側アームのスイッチング素子SunのドライブユニットDUによって受信された信号が取り込まれる。これは、下側アームのスイッチング素子Sun,Svn,SwnのそれぞれのドライブユニットDUの動作電位が等しいことに鑑みた設定である。
上記モータジェネレータ10を流れる電流は電流センサ14によって検出される。そして、電流センサ14の検出値等、モータジェネレータ10の制御量(トルク等)を制御する上で必要な検出値は、制御装置50に入力される。制御装置50は、電流センサ14の検出値等に基づき、モータジェネレータ10を流れる電流を、モータジェネレータ10のトルクを指令トルクとするうえで要求される指令電流に制御する。制御装置50は、モータジェネレータ10を流れる電流を指令電流に制御するべく、スイッチング素子Sabの操作信号gabを送信ユニット51に出力する。
送信ユニット51は、スイッチング素子Sabの操作信号gabをシリアル化し、トランスTの1次側コイルW1に電圧を印加する。これにより、トランスTの2次側コイルW2n,W2u,W2v,W2wにパルス状の電圧信号が出力される。
ここで、2次側コイルW2nは、U相下側アームのスイッチング素子SunのドライブユニットDUに搭載された受信ユニット40に接続されている。また、2次側コイルW2u,v,wのそれぞれは、U,V,W相の上側アームのスイッチング素子Sup,Svp,SwpのそれぞれのドライブユニットDUに搭載された受信ユニット40に接続されている。受信ユニット40は、シリアル化された操作信号gabである電圧信号をパラレル化してゲート駆動回路20に送信する。さらに、受信ユニット40は、その電圧信号を整流し、ゲート駆動回路20の電源電圧とする電源回路としても機能する。本実施形態の構成では、上側アームのスイッチング素子Sup,Svp,Swpには個々に電源回路としての受信ユニット40が設けられていることになり、下側アームのスイッチング素子Sun,Svn,Swnには共通の電源回路としての受信ユニット40が設けられていることになる。
以下、ゲート駆動回路20によるスイッチング素子Sabの開閉制御について詳細に述べる。また、以下の説明では、6つのスイッチング素子Sabのうち開閉制御の対象となる任意のスイッチング素子のことを対象スイッチSsとして記載し、対象スイッチSsに逆並列に接続されているダイオードをダイオードDsとして記載する。
図2に本実施形態におけるゲート駆動回路20の電気的構成図を示す。ゲート駆動回路20は、ゲート駆動スイッチSW1,SW2と、緩放電スイッチSW3と、クランプ回路21と、過電流判定回路22と、を備えている。ゲート駆動スイッチSW1,SW2、及び、緩放電スイッチSW3は、MOSFETである。
オン駆動スイッチSW1のソースは、電圧源23に接続されており、ドレインは、オンゲート抵抗Ronを介して、対象スイッチSsのゲートG(制御端子)に接続されている。オン駆動スイッチSW1は、制御装置50からロー状態のオン指令信号がゲートに入力されることで、オン状態となり、ゲートGと電圧源23とを導通状態とする。これにより、ゲート駆動回路20からゲートGに電荷の充電が行われ、対象スイッチSsはオフ状態(開状態)からオン状態(閉状態)に駆動される。
オフ駆動スイッチSW2のソースは、接地電位に接続されており、ドレインは、オフゲート抵抗Roffを介して、スイッチSsのゲートGに接続されている。オフ駆動スイッチSW2は、制御装置50からハイ状態のオフ指令信号がゲートに入力されることで、オン状態となり、ゲートGと接地電位とを導通状態とする。これにより、ゲート駆動回路20によってゲートGの電荷の放電が行われ、対象スイッチSsはオン状態からオフ状態に駆動される。なお、オン駆動スイッチSW1は、PチャネルMOSFETであり、オフ駆動スイッチSW2は、NチャネルMOSFETである。
ゲート駆動回路20は、駆動電圧としてゲート駆動回路20の電源電圧Vaを用いている。電源電圧VaはスイッチSsのフルオン電圧に相当するため、駆動電圧として電源電圧Vaを用いることでスイッチSsをオン状態としているときに、スイッチSsをフルオン状態にすることができ、スイッチSsのオン抵抗による損失を抑制することができる。
クランプ回路21は、スイッチSsをオフ状態からオン状態に切り替える際に、一時的にスイッチSsのゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vcに保持するものである。ここで、クランプ電圧Vcは、対象スイッチSsのミラー電圧より高く、対象スイッチSsのフルオン電圧である電源電圧Vaより低い値に設定されている。
クランプ回路21によって、ゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vcとすることで、直流電源12の短絡時(主として、上下アーム間における短絡時)に大電流が流れることによる対象スイッチSsの破壊を抑制している。クランプ回路21は、オン駆動スイッチSW1の駆動を指令するロー状態のオン指令信号が入力される場合に、クランプ動作を行う。ここで、クランプ動作とは、対象スイッチSsのゲート電圧Vgeがクランプ閾値を超えると、ゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vcに制限する動作のことである。
また、クランプ回路21には、クランプ解除回路(図示略)が備えられている。スイッチSsのゲート電圧が所定電圧に達してからクランプ解除フィルタ時間が経過すると、クランプ解除回路によって、クランプ動作が解除される。これにより、スイッチSsのゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vcよりも高くなり、スイッチSsがフルオン状態とされる。
過電流判定回路22(過電流判定部)は、スイッチSsのセンス端子から出力されるセンス電流Isに基づいて、スイッチSsの出力電流であるコレクタエミッタ電流Iceが過電流になっているか否かを判定する。具体的には、スイッチSsのセンス端子は、センス抵抗Rsを介して接地電位に接続されており、過電流判定回路22は、センス抵抗Rsとセンス端子との接続点に対して接続されている。これにより、過電流判定回路22には、センス電圧Vs(Vs=Is・Rs)が入力される。センス電圧Vsは、コレクタエミッタ電流Iceに比例した値である。
過電流判定回路22のコンパレータ24には、センス電圧Vsと、第1閾値Th1とが入力される。そして、コンパレータ24は、センス電圧Vsが第1閾値Th1を超える場合に、ハイ状態の信号を出力する。また、過電流判定回路22のコンパレータ25には、センス電圧Vsと、第2閾値Th2とが入力される。そして、コンパレータ25は、センス電圧Vsが第2閾値Th2を超える場合に、ハイ状態の信号を出力する。ここで、第1閾値Th1は、第2閾値Th2より低く設定されている。具体的には、第1閾値Th1は、過渡時における上下アーム間における短絡を検出可能な値に設定されており、第2閾値Th2は定常時における過電流を検出可能な値に設定されている(Th1>Th2)。
コンパレータ24,25の出力は、それぞれ、クランプ回路21に入力される。クランプ回路21は、コンパレータ24,25からハイ状態の信号が入力されると、クランプ動作を実施する。これにより、過電流が生じている場合に、スイッチSsのゲート電圧Vgeをフルオン電圧Vaからクランプ電圧Vcへと降下させることで、スイッチSsに過電流が流れることを抑制することができる。
また、コンパレータ24,25の出力は、OR回路28を介して、緩放電スイッチSW3のゲートに入力される。緩放電スイッチSW3は、緩放電抵抗Rdを介してスイッチSsのゲートGに接続されている。緩放電スイッチSW3にハイ状態の信号が入力され、緩放電スイッチSW3が駆動される。緩放電抵抗Rdの抵抗値は、オフゲート抵抗Roffの抵抗値と比べて大きく設定されているため、緩放電スイッチSW3を駆動する場合、オフ駆動スイッチSW2を駆動する場合と比較して、スイッチSsのゲートGを緩やかに放電することができる。このため、過電流が生じている場合に、スイッチSsのゲートGを緩やかに放電することができる。
ここで、スイッチSsのゲート電圧Vgeが閾値電圧Vthを超えることで、オフ状態からオン状態とされるとき、上下アーム間における短絡が生じていない状況であっても、サージ電流が流れるため、センス電圧Vsが第1閾値Th1を超える場合がある。また、スイッチSsのゲート電圧Vgeがフルオン電圧Vaに達するまでの間に、コレクタエミッタ電流Iceの変動が大きく、センス電圧Vsが第2閾値Th2を超える場合がある。
そこで、コンパレータ24,25の出力は、それぞれ、フィルタ26,27を介して、OR回路28に入力される。フィルタ26,27は、所定のフィルタ時間Tf1,Tf2にわたって、コンパレータ24,25の出力がハイ状態となった場合に、ハイ状態の信号を出力し、それ以外の場合は、ロー状態の信号を出力する。
ここで、フィルタ26の第1フィルタ時間Tf1は、例えば、スイッチSsのゲート電圧Vgeが閾値電圧Vthに達してからミラー電圧Vmに達するまでの時間に設定されている。また、フィルタ27の第2フィルタ時間Tf2は、例えば、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vcに達してから所定の時間が経過するまでの時間に設定されている。第2フィルタ時間Tf2は、第1フィルタ時間Tf1より長く設定されている。
また、OR回路28の出力はクランプ回路21に入力される。クランプ回路21は、クランプ動作が実施されている場合に、OR回路28からハイ状態の信号が入力されると、クランプ動作を解除する。
つまり、過電流判定回路22は、スイッチSsがオフ状態からオン状態に駆動される際、所定の第1待機時間(第1フィルタ時間Tf1)又は、第2待機時間(第2フィルタ時間Tf2)の経過後において、スイッチSsのコレクタエミッタ間(入出力端子間)に過電流が流れているか否かを判定する。本実施形態における待機時間の開始時は、第1フィルタ時間Tf1においては、センス電圧Vsが第1閾値Th1を超えた時点であり、第2フィルタ時間Tf2においては、センス電圧Vsが第2閾値Th2を超えた時点である。
過電流判定回路22は、第1フィルタ時間Tf1の経過後において、センス電圧Vs(コレクタエミッタ電流Ice)が、第1閾値Th1を超える場合に、スイッチSsに過電流が流れていると判定を行う。また、過電流判定回路22は、第2フィルタ時間Tf2の経過後において、センス電圧Vs(コレクタエミッタ電流Ice)が、第2閾値Th2を超える場合に、スイッチSsに過電流が流れていると判定を行う。
そして、過電流判定回路22によって過電流が流れていると判定される場合に、緩放電回路(緩放電スイッチSW3及び緩放電抵抗Rd)は、駆動回路20に比べ、ゲートGから緩やかに放電を行う。また、過電流判定回路22によって過電流が流れていると判定される場合に、クランプ回路21によるクランプ動作が解除される。つまり、待機時間である第2フィルタ時間Tf2が経過するまで、クランプ動作が実施される。
以下、図3〜図5を用いて、第2フィルタ時間Tf2の設定について説明する。
図3に、正常時において、スイッチSsのオン駆動を実施した場合のゲート電圧Vge、コレクタエミッタ電圧Vce、及び、コレクタエミッタ電流Iceの変化を示すタイミングチャートを表す。
時刻T0において、オン指令信号が入力され、オン駆動スイッチSW1がオン状態とされることで、スイッチSsのゲートGに電荷が充電され、ゲート電圧Vgeが上昇していく。時刻T1において、ゲート電圧Vgeが閾値電圧Vthを超えることで、スイッチSsがオン状態となり、コレクタエミッタ電圧Vceの減少が開始するとともに、コレクタエミッタ電流Iceの増加が開始する。
時刻T2において、コレクタエミッタ電流Iceがピーク値となった後、定常値まで減少する。その後、ゲート電圧Vgeがミラー電圧Vmに達する。なお、ゲート電圧Vgeがミラー電圧Vmに達することで、センス電圧Vsが減少する。時刻T3において、ゲート電圧Vgeがミラー電圧Vmから上昇し始める。時刻T4において、ゲート電圧Vgeがクランプ閾値に達し、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vcに保持される。なお、クランプ閾値は、クランプ電圧Vcと等しいものとして図示している。時刻T5において、クランプ動作が解除され、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vcから上昇し始める。時刻T6において、ゲート電圧Vgeがフルオン電圧Vaに達する。
ここで、時刻T2以降において、第1フィルタ時間Tf1にわたって、センス電圧Vsが閾値Th1を上回る場合に、過電流が生じていると判定される。また、第2フィルタ時間Tf2にわたって、センス電圧Vsが閾値Th2を上回る場合に、過電流が生じていると判定される。また、第1閾値Th1は、ミラー期間におけるセンス電圧Vsの正常時の値より大きく設定されており、第2閾値Th2は、ミラー期間後におけるセンス電圧Vsの正常時の値より大きく設定されている。
図4に、スイッチSsのオン駆動を実施した場合に、過電流が生じた状況における、ゲート電圧Vge、コレクタエミッタ電圧Vce、及び、コレクタエミッタ電流Iceの変化を示すタイミングチャートを表す。
時刻T10において、オン指令信号が入力され、オン駆動スイッチSW1がオン状態とされることで、対象スイッチSsのゲートGに電荷が充電され、ゲート電圧Vgeが上昇していく。時刻T11において、ゲート電圧Vgeが閾値電圧Vthを超えることで、対象スイッチSsがオン状態となり、コレクタエミッタ電圧Vceの減少が開始するとともに、コレクタエミッタ電流Iceの増加が開始する。
時刻T12において、ゲート電圧Vgeがミラー電圧Vmに達する。時刻T13において、ゲート電圧Vgeがミラー電圧Vmから上昇し始める。時刻T14において、ゲート電圧Vgeがクランプ閾値に達し、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vcに保持される。また、時刻T14において、コレクタエミッタ電流Iceが第2閾値Th2を超える。
時刻T15において、時刻T14から第2フィルタ時間Tf2が経過し、時刻T15以降において、コレクタエミッタ電流Iceが第2閾値Th2を上回っているため、短絡が生じていると判定される。これにより、クランプ動作が解除されるとともに、緩放電スイッチSW3による緩放電が開始され、ゲート電圧Vgeが減少し始める。
時刻T16において、ゲート電圧Vgeが減少することで、スイッチSsが非飽和状態(線形領域)となり、ゲート電圧Vgeの減少に伴って、コレクタエミッタ電流Iceが減少し始める。時刻T17において、ゲート電圧Vgeが閾値電圧Vthに達することで、スイッチSsがオフ状態となる。時刻T17から時刻T18にわたって、コレクタエミッタ電流Iceとしてテール電流が流れ、時刻T18において、コレクタエミッタ電流Iceが0になる。
ここで、図4に示す状況では、時刻T14において、コレクタエミッタ電流Iceが第2閾値Th2を超えている。そして、時刻T14〜T15(待機時間)にわたって、コレクタエミッタ電流Iceが第2閾値Th2を超える状況が継続されている。この待機時間にわたって、スイッチSsに対して過電流が流れ続けるため、スイッチSsが損傷することが懸念される。その一方で、単に待機時間を短くするだけでは、過電流が生じていないにも関わらず、過電流が生じていると判定する誤判定が増加することが懸念される。
そこで、本実施形態の構成では、スイッチSsの入出力端子間に電圧を印加する電源電圧VBが所定の電圧閾値よりも高い場合、電源電圧VBが前記電圧閾値よりも低い場合と比べて、待機時間を短く設定する。具体的には、制御装置50は、電源電圧VBと第2フィルタ時間Tf2とを対応付けるマップを備え、そのマップと電源電圧VBの検出値とに基づいて、第2フィルタ時間Tf2を設定する。
図5に電源電圧VBと第2フィルタ時間Tf2とを対応付けるマップを示す。このマップでは、電源電圧VBが高くなるほど、第2フィルタ時間Tf2を短くする構成としている。また、電源電圧VBが電圧閾値より高い場合に、第2フィルタ時間Tf2を一定値とする構成としている。
また、第1フィルタ時間Tf1についても、第2フィルタ時間Tf2と同様に、電源電圧VBと第1フィルタ時間Tf1とを対応付けるマップを備え、そのマップと電源電圧VBの検出値とに基づいて、第1フィルタ時間Tf1を設定する。
図6に、本実施形態の制御を実施する構成において、スイッチSsのオン駆動を実施した場合に、過電流が生じた状況における、ゲート電圧Vge、コレクタエミッタ電圧Vce、及び、コレクタエミッタ電流Iceの変化を示すタイミングチャートを表す。また、実線で電源電圧VBが低い場合を示し、破線で電源電圧VBが高い場合を示している。なお、破線で示すタイミングチャートは、図4のタイミングチャートと同一である。
時刻T10において、電源電圧VBが取得され、第2フィルタ時間Tf2が電源電圧VBに基づいて設定される。その後、時刻T14において、コレクタエミッタ電流Iceが閾値Th2を超える。時刻T15aにおいて、時刻T14から第2フィルタ時間Tf2が経過し、短絡が生じていると判定される。これにより、クランプ動作が解除されるとともに、緩放電スイッチSW3による緩放電が開始され、ゲート電圧Vgeが減少し始める。
時刻T16aにおいて、ゲート電圧Vgeが減少することで、スイッチSsが非飽和状態(線形領域)となり、ゲート電圧Vgeの減少に伴って、コレクタエミッタ電流Iceが減少し始める。時刻T17aにおいて、ゲート電圧Vgeが閾値電圧Vthに達することで、スイッチSsがオフ状態となる。時刻T17aから時刻T18aにわたって、コレクタエミッタ電流Iceとしてテール電流が流れ、時刻T18aにおいて、コレクタエミッタ電流Iceが0になる。
図7に示すように、本実施形態の制御によれば、第2フィルタ時間Tf2がT14〜T15からT14〜T15aに短縮されるため、過電流による電力消費(∫Ice・Vce・dt)を低減することができる。これにより、スイッチSsの損傷を抑制することができる。
次に、図8を用いて、クランプ動作について説明を行う。図8(a)〜(c)では、クランプ動作を実施する構成におけるゲート電圧Vgeの変化を示し、図8(d)〜(f)では、クランプ動作を実施しない構成におけるゲート電圧Vgeの変化を示している。
図8(a),(d)において破線で示すように、過電流が生じている場合、ゲート電圧Vgeがミラー電圧Vmに上昇した後、ゲートコレクタ間容量が速やかに充電される。このため、過電流が生じている場合、過電流が生じていない場合に比べて、ミラー期間が短くなる。これにより、クランプ動作を実施していない図8(d)では、ゲート電圧Vgeは速やかにフルオン電圧Vaに達し、図8(e)に示すようにスイッチSsは非飽和状態となり、コレクタエミッタ電流Iceが増加し続ける。このため、図8(f)に示すように、電力消費が大きくなり、スイッチSsに損傷が生じることが懸念される。
ここで、図8(a)に示すように、クランプ動作を実施している場合、ゲート電圧Vgeは、クランプ電圧Vcに速やかに達し、第2フィルタ時間Tf2が経過するまで、クランプ電圧Vcが維持される。これにより、図8(b)に示すようにスイッチSsが飽和状態となり、図8(c)に示すようにスイッチSsにおける過電流による電力消費を抑制することができ、スイッチSsの損傷を抑制することができる。
しかしながら、クランプ動作を実施すると、クランプ動作中におけるスイッチSsのオン抵抗が増加し、電力損失が増えるという問題が生じる。ここで、過電流による電力消費は、コレクタエミッタ電圧Vceと、コレクタエミッタ電流Iceとの積に相当する。過電流が生じている場合、コレクタエミッタ電圧Vceは、電源電圧VBに相当するため、電源電圧VBが低ければ、過電流による電力消費は低くなる。そこで、本実施形態では、電源電圧VBが所定値より低い場合に、クランプ動作を抑制する構成とする。
また、クランプ電圧Vcを低く設定することで、コレクタエミッタ電流Iceの飽和電流量が小さくなるため、過電流における電力消費を抑制することができる。一方、クランプ電圧Vcを低くするほど、クランプ動作中における対象スイッチSsのオン抵抗が増加することで、通常動作時における電力損失が増えるという問題が生じる。上述したとおり、過電流が生じている場合、コレクタエミッタ電圧Vceは、電源電圧VBに相当するため、電源電圧VBが低ければ、過電流による電力消費は低くなる。そこで、本実施形態では、電源電圧VBが高いほど、クランプ電圧Vcを低く設定する構成とする。即ち、電源電圧VBが所定のクランプ基準電圧よりも高い場合、電源電圧VBが前記クランプ基準電圧よりも低い場合と比べて、クランプ電圧Vcを低く設定する。
また、過電流が生じている場合、過電流に伴う電力消費を抑制するためには、スイッチSsを速やかにオフ状態とすることが望ましい。一方で、電源電圧VBに加えて、遮断時におけるサージ電圧がコレクタエミッタ間に印加されるため、電源電圧VBが大きい場合に、スイッチSsを速やかにオフ状態とすると、スイッチSsの定格電圧を超えるおそれが生じる。
そこで、本実施形態では、緩放電抵抗Rd(図2)の抵抗値を可変とし、その緩放電抵抗Rdの抵抗値を、電源電圧VBに基づいて設定する構成とする。具体的には、電源電圧VBが低いほど緩放電抵抗Rdの抵抗値を小さくすることで、電源電圧VBが低いほど緩放電の速度を速くする。
また、電源電圧VBが低い場合、コレクタエミッタ間に印加される電圧も低くなるため、コレクタエミッタ電流Iceの上昇が遅くなる。このため、短絡が生じているとの判定が遅れることが懸念される。そこで、本実施形態では、電源電圧VBが所定値より低い場合に、所定値より高い場合に比べて、閾値Th1を低い値に設定する。具体的には、閾値Th1を閾値Th2の値に設定する。このような構成にすることで、電源電圧VBが低い場合に、短絡が生じているとの判定が遅れることを抑制することができる。
図9に本実施形態における処理をフローチャートにより示す。本処理は、制御装置50によって所定周期ごとに実施される。
ステップS01において、電源電圧VBを取得する。ステップS02において、電源電圧VBに基づいて、フィルタ時間Tf1,Tf2を設定する。ステップS03において、電源電圧VBと所定の閾値VBthとを比較する。電源電圧VBが閾値VBthより低い場合(S03:YES)、ステップS04において、クランプ動作を解除する。また、電源電圧VBが閾値VBth以上の場合(S03:NO)、ステップS05において、電源電圧VBに基づいて、クランプ電圧Vcを設定する。
ステップS04及びS05の後、ステップS06において、電源電圧VBに基づいて、第1閾値Th1の設定を行う。具体的には、電源電圧VBが所定値以下の場合に、第1閾値Th1を第2閾値Th2と同じ値に設定する。また、次に、ステップS07において、緩放電抵抗Rdの値を設定し、処理を終了する。
以下、本実施形態の効果を述べる。
上記構成によれば、電源電圧VBが高い場合には、電源電圧VBが低い場合と比べて、第2フィルタ時間Tf2(待機時間)が短く設定されるため、第2フィルタ時間Tf2にわたってスイッチSsに流れる電流量を抑制できる。これにより、過電流によるスイッチSsの損傷を抑制できる。また、電源電圧VBが低い場合には、第2フィルタ時間Tf2が長く設定されるため、実際に過電流が生じていないにも関わらず、過電流が生じていると判定する誤判定を抑制することが可能になる。つまり、誤判定を抑制しつつ、過電流によるスイッチSsの損傷を抑制することが可能になる。
クランプ回路21を設ける構成に対して、電源電圧VBが高いほど、第2フィルタ時間Tf2を短く設定する構成を適用することで、電圧源の電圧が高い場合に、クランプ動作中においてスイッチSsに流れる電流量を抑制できるため、過電流によるスイッチSsの損傷をより確実に抑制することが可能になる。
電源電圧VBがクランプ判定電圧より高い場合に、電源電圧VBがクランプ判定電圧より低い場合に比べて、クランプ電圧Vcを低く設定することで、クランプ動作中においてスイッチSsに流れる電流Iceを抑制できる。このため、過電流によるスイッチSsの損傷をより確実に抑制することが可能になる。
クランプ動作中は、フルオン電圧VaをゲートGに印加している状態と比較して、スイッチSsのオン抵抗が増加する。また、電源電圧VBが低い場合、過電流が流れたとしても、スイッチSsが損傷する懸念が少ない。そこで、電源電圧VBが所定値より低い場合、クランプ動作を停止させることで、通常動作時における電力損失を低減することが可能になる。
電源電圧VBが低い場合、スイッチSsは非飽和状態となるため、スイッチSsに流れる電流Iceが減少する。そこで、電源電圧VBが所定値より低い場合、電源電圧VBが所定値より高い場合と比べて、過電流を判定するための閾値Th1,Th2を低く設定する。これにより、電源電圧VBが低い場合において、過電流を早く判定することが可能になる。
本実施形態の構成では、スイッチSsがオン状態とされるまでの過渡状態における第1電流閾値(Th1)と、スイッチSsが閉状態とされた後の定常状態における第2電流閾値(Th2)とを設けている。ここで、本実施形態では、電源電圧VBが所定値より低い場合、第1電流閾値(Th1)と、第2電流閾値(Th2)とを等しく設定する構成とした。
緩放電スイッチSW3による緩放電(ソフトスイッチング)を行う構成において、放電速度を速く設定すると、サージ電圧が高くなることで、スイッチSsに損傷が生じることが懸念される。また、放電速度を遅く設定すると、スイッチSsに過電流が流れ続けるため、スイッチSsに損傷が生じることが懸念される。また、スイッチSsの入出力端子間(コレクタエミッタ間)に印加される電圧である電源電圧VBが低い場合、サージ電圧の増加が許容される。そこで、電源電圧VBが低いほど、放電速度を速く設定する構成とした。これにより、スイッチSsに過電流が流れ続けるため、スイッチSsに損傷が生じることを抑制できる。
(他の実施形態)
・上記実施形態では、クランプ回路21によるクランプ動作を実施する構成としたが、クランプ回路21を省略する構成としてもよい。この場合、過電流が生じている場合でもクランプ動作は実施されず、第2フィルタ時間Tf2の経過後に過電流が生じていると判定されると、ソフト遮断が実施される構成となる。
・第2フィルタ時間Tf2を複数段階で変化させる構成としてもよい。例えば、電源電圧VBが所定値より低い場合に、第2フィルタ時間Tf2を所定値Ta1、電源電圧VBが所定値以上の場合に、第2フィルタ時間Tf2を所定値Ta2(Ta1>Ta2)とする構成としてもよい。
・電源電圧VBに応じた緩放電スイッチSW3による緩放電の速度の設定を省略する構成としてもよい。また、電源電圧VBに応じたクランプ電圧Vcの設定を省略する構成としてもよい。また、電源電圧VBに応じたクランプ動作の無効化を省略する構成としてもよい。
・上記実施形態では、スイッチSsの入出力端子間に過電流が流れていると判定されてから、所定の待機時間経過後において、スイッチSsの入出力端子間に過電流が流れているか否かの判定を行う構成とした。これを変更し、所定のタイミング(例えば、オン指令信号が入力され、オン駆動スイッチSW1がオン状態とされるタイミング)から所定の待機時間経過後において、スイッチSsの入出力端子間に過電流が流れているか否かの判定を行う構成としてもよい。
・フィルタ時間Tf1,Tf2の設定について、制御装置50が行う構成としたが、これを変更し、駆動回路20の制御部が行う構成としてもよい。
・上記実施形態のゲート駆動回路20は、スイッチSsのゲートGにフルオン電圧を印加する構成としたが、これを変更してもよい。具体的には、閾値電圧Vthより大きく、スイッチSsがオン状態となる電圧をスイッチSsのゲートGに印加する構成としてもよい。
12…直流電源(電圧源)、20…ゲート駆動回路(駆動回路)、22…過電流判定回路(過電流判定部)、50…制御装置(制御部)、Ss…スイッチ、G…ゲート(制御端子)。

Claims (7)

  1. 電圧制御形半導体スイッチング素子であるスイッチ(Ss)の制御端子(G)に対して電荷を充放電することで、前記スイッチを駆動する駆動回路(20)であって、
    前記駆動回路から前記制御端子に充電を行うことで、前記スイッチを開状態から閉状態に駆動する際、所定の待機時間の経過後において、前記スイッチの入出力端子間に過電流が流れているか否かの判定を行う過電流判定部(22)を備え、
    前記スイッチの入出力端子間に電圧を印加する電圧源(12)の電圧が電圧閾値よりも高い場合、前記電圧源の電圧が前記電圧閾値よりも低い場合と比べて、前記待機時間を短く設定する制御部(50)を備えることを特徴とする駆動回路。
  2. 前記駆動回路は、前記スイッチを開状態から閉状態に駆動する際、前記スイッチが閉状態となるオン電圧を制御端子に印加し、
    前記スイッチを開状態から閉状態に駆動する際、前記待機時間が経過するまで、前記スイッチのミラー電圧より高く、かつ、前記オン電圧より低いクランプ電圧に、前記制御端子の電圧を制限するクランプ動作を実施するクランプ回路(21)を備えることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記制御部は、前記電圧源の電圧がクランプ基準電圧よりも高い場合、前記電圧源の電圧が前記クランプ基準電圧よりも低い場合と比べて、前記クランプ電圧を低く設定することを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記制御部は、前記電圧源の電圧が所定値より低い場合、前記クランプ動作を停止することを特徴とする請求項2又は3に記載の駆動回路。
  5. 前記過電流判定部は、前記スイッチの入出力端子間に流れる電流が所定の電流閾値を超える場合に、前記スイッチの入出力端子間に過電流が流れていると判定を行い、
    前記制御部は、前記電圧源の電圧が所定値より低い場合、前記電圧源の電圧が所定値より高い場合と比べて、前記電流閾値を低く設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の駆動回路。
  6. 前記過電流判定部は、前記制御端子に対する電荷の印加を開始してから第1待機時間の経過後において、前記スイッチの入出力端子間に流れる電流が第1電流閾値を超える場合、又は、前記第1待機時間より長い第2待機時間の経過後において、前記スイッチの入出力端子間に流れる電流が前記第1電流閾値より低い第2電流閾値を超える場合、前記スイッチの入出力端子間に過電流が流れていると判定を行い、
    前記制御部は、前記電圧源の電圧が所定値より低い場合、前記第1電流閾値として、前記第2電流閾値を設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の駆動回路。
  7. 前記過電流判定部によって過電流が流れていると判定される場合に、前記制御端子の放電を行うことで、前記駆動回路に比べ、前記制御端子から緩やかに放電する緩放電回路を備え、
    前記制御部は、前記電圧源の電圧が低いほど、前記緩放電回路による放電速度を速く設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の駆動回路。
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