JP2017011596A - 制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 映像情報の選択等の操作に応じて適切に音響情報の制御を行うことを可能にする。【解決手段】 インタフェースプログラム10は、複数チャネルの映像情報の少なくとも1つのチャネルの映像情報に対する操作情報を検出する操作検出手段と、前記操作情報に基づいて、前記複数チャネルの映像情報に各々対応付けられた複数チャネルの音響情報に対する音響制御情報を生成する制御情報生成手段としての機能をCPU1に実現させる。【選択図】図1
Description
この発明は、操作情報に基づいて映像情報および音響情報に対する制御情報を生成する制御方法に関する。
昨今、多視点からの録画および録音により得られた複数組の映像情報および音響情報を処理する技術が各種提供されている。例えば非特許文献1および2に開示の技術では、ユーザは複数組の映像情報および音響情報を再生しつつ、再生された映像情報および音響情報の中から所望の組の映像情報および音響情報を選択し、1本の時系列の映像情報および音響情報を編集する。
Adobe社、一新された2015年版Premiere Pro CC。どこにいても、圧倒的な映像を制作、平成27年6月4日検索、[online]、<URL:http://www.adobe.com/jp/products/premiere.html>
野々下裕子、ユーザーが自在にアングルを切り替えられる動画配信システム「VIXT」を発表、平成27年6月4日検索、[online]、<URL:http://wirelesswire.jp/2014/09/12337/>
ところで、上述した従来の技術において、ユーザは、選択した所望の組の映像情報および音響情報のうち映像情報の表示位置、表示の大きさの変更等の操作を望む場合がある。この場合、映像および音響の再生をバランスの良いものにするため、映像情報に対する操作に応じて、音響情報の再生態様を制御する必要が生じる場合がある。しかしながら、従来の技術では、映像情報の選択に合わせて、音響情報を切り換える程度のことしかできなかった。このため、ユーザは、フェーダなどの操作子を操作して音響情報の再生音量、音像定位等の再生態様の操作を行う必要がある。しかし、映像情報とともに再生される音響情報の再生態様の操作は容易ではなく、この操作が不適切であると、映像再生に対してアンバランスな音響再生が行われる問題があった。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、映像情報の選択等の操作に応じて適切に音響情報の再生態様の制御を行うことを可能にする制御方法を提供することを目的としている。
この発明は、表示部に複数チャネルの映像情報を表示させるステップと、前記複数チャネルの映像情報の少なくとも1つのチャネルの映像情報に対するユーザの操作情報を検出する操作検出ステップと、前記操作情報に基づく映像情報の操作結果に基づいて、前記複数チャネルの映像情報に各々対応付けられた複数チャネルの音響情報に対する音響制御情報を生成する制御情報生成ステップとを具備することを特徴とする制御方法を提供する。
この発明によれば、複数チャネルの映像情報の少なくとも1つのチャネルの映像情報に対する操作情報が検出された場合、その操作情報が示す映像情報の操作結果に基づいて、映像情報の操作されたチャネル以外のチャネルをも含む複数チャネルの音響情報に対する音響制御情報が生成される。従って、映像情報の選択等の操作に応じて適切に音響情報の再生態様の制御を行うことができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1はこの発明の第1実施形態である制御方法を実行するためのインタフェースプログラム10がインストールされた情報処理装置100の構成を示すブロック図である。この情報処理装置100は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット型端末等である。
図1はこの発明の第1実施形態である制御方法を実行するためのインタフェースプログラム10がインストールされた情報処理装置100の構成を示すブロック図である。この情報処理装置100は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット型端末等である。
この情報処理装置100に特有の機能として、多視点からの録画および録音により得られた複数チャネルの時系列データの編集処理機能がある。ここで、各チャネルの時系列データは、録画により得られた時系列の映像情報と録音により得られた時系列の音響情報を含む。
情報処理装置100は、各チャネルの時系列データの映像情報の表示部への表示を行うとともに、各チャネルの映像情報の中の少なくとも1つのチャネルの映像情報に対する選択、移動、サイズ変更等の操作を検出し、この検出結果に基づき、各チャネルの映像情報に対応した映像の画面内のレイアウト(位置と大きさ)を示す映像レイアウト情報を生成する。また、情報処理装置100は、この映像レイアウト情報に応じて、複数チャネルの音響情報の再生態様を制御する音響制御情報を生成する。
以上が情報処理装置100の機能の概略である。
以上が情報処理装置100の機能の概略である。
図1に示すように、情報処理装置100は、同情報処理装置100の制御中枢であるCPU1と、タッチパネルインタフェース2と、通信インタフェース3と、メモリインタフェース4と、ROM5と、RAM6と、HDD(ハードディスク装置)7と、サウンドシステム8とを有する。
タッチパネルインタフェース2には、図2に示すタッチパネル2Aが接続されている。このタッチパネル2Aは表示部としての機能および操作部としての機能を併せ持っている。タッチパネルインタフェース2は、CPU1による制御の下、表示部であるタッチパネル2Aの表示画面に各種の映像を表示するとともに、操作部であるタッチパネル2Aに対して行われるタッチ操作を検出し、タッチ位置等を示す操作情報をCPU1に供給する。
通信インタフェース3は、例えばNIC(Network Interface Card)であり、CPU1によって行われるインターネット等を経由した通信を仲介する装置である。
メモリインタフェース4は、CPU1によって行われるSDメモリカード等の記憶媒体へのアクセスを仲介する装置である。本実施形態において、上述した多視点録画および録音により得られる複数チャネルの時系列データは、このメモリインタフェース4を介して情報処理装置100に入力される。
さらに詳述すると、本実施形態では、スマートフォン等の複数台の録画録音装置により異なる視点からコンサート等の演奏シーンの録画および録音が行われる。各録画録音装置では、録画により得られる映像情報および録音により得られる音響情報からなる時系列データのコンテンツが記憶媒体に各々書き込まれる。そして、各録画録音装置により書き込みの行われた各記憶媒体がメモリインタフェース4に接続され、各記憶媒体内の各コンテンツがCPU1によって読み出される。
ROM5は、ローダ等の基本的な制御プログラムを記憶した不揮発性記憶装置である。RAM6は、CPU1によってワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
HDD7は、CPU1が実行する各種のプログラム、CPU1の処理対象となる各種のデータを記憶する不揮発性記憶装置である。
図1において、CPU1を示すボックスの中には、操作検出部11としての機能および制御情報生成部12としての機能を備えたインタフェースプログラム10と再生プログラム20が図示されている。これらのプログラムは、例えばインターネット上のサーバから通信インタフェース3を介してHDD7内にダウンロードされ、このHDD7から読み出され、CPU1により実行されるプログラムである。また、図1には、HDD7を示すボックス内に、CPU1の処理対象となるデータとして、コンテンツCAV_1〜CAV_4が例示されている。このコンテンツCAV_1〜CAV_4は、CPU1によってメモリインタフェース4に接続された記憶媒体から読み出され、HDD7に格納されたコンテンツである。
インタフェースプログラム10は、この発明の第1実施形態である制御方法をCPU1に実行させるプログラムである。このインタフェースプログラム10の主要な機能は次の通りである。
<<a.GUIの制御を行う機能>>
インタフェースプログラム10は、図2に示すGUIをタッチパネル2Aに表示させ、タッチパネル2Aに対するユーザの操作を、操作情報として検出する。本実施形態においてタッチパネル2Aの表示画面は、図2に示すように、メニューエリア21と、レイアウトエリア22と、操作キーエリア23とに区分される。インタフェースプログラム10は、操作キーエリア23に、第1再生キーK1、早送りキーK2、停止キーK3、戻しキーK4、早戻しキーK5、第2再生キーK6、ロードキーK7および記録キーK8を表示する。
インタフェースプログラム10は、図2に示すGUIをタッチパネル2Aに表示させ、タッチパネル2Aに対するユーザの操作を、操作情報として検出する。本実施形態においてタッチパネル2Aの表示画面は、図2に示すように、メニューエリア21と、レイアウトエリア22と、操作キーエリア23とに区分される。インタフェースプログラム10は、操作キーエリア23に、第1再生キーK1、早送りキーK2、停止キーK3、戻しキーK4、早戻しキーK5、第2再生キーK6、ロードキーK7および記録キーK8を表示する。
<<b.操作検出部11としての機能>>
本実施形態では、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出された各映像情報が図2に示すメニューエリア21にメニュー用の映像V_1〜V_4として表示される。図3はこの映像V_1〜V_4を例示する図である。図3に示すように、この例では、チャネル1のコンテンツCAV_1は、ギター演奏の映像情報および音響情報を含み、チャネル2のコンテンツCAV_2は、ドラム演奏の映像情報および音響情報を含み、チャネル3のコンテンツCAV_3は、ベース演奏の映像情報および音響情報を含み、チャネル4のコンテンツCAV_4は、ボーカルの映像情報および音響情報を含む。ユーザは、メニュー用の映像V_1〜V_4を任意に選択し、レイアウトエリア22に配置する映像操作を行うことができる。インタフェースプログラム10は、ユーザによる映像情報に対する操作情報を検出し、操作情報に基づく映像情報の操作結果を示す情報、具体的にはレイアウトエリア22における映像のレイアウトを示す映像レイアウト情報62をRAM6に書き込む。
本実施形態では、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出された各映像情報が図2に示すメニューエリア21にメニュー用の映像V_1〜V_4として表示される。図3はこの映像V_1〜V_4を例示する図である。図3に示すように、この例では、チャネル1のコンテンツCAV_1は、ギター演奏の映像情報および音響情報を含み、チャネル2のコンテンツCAV_2は、ドラム演奏の映像情報および音響情報を含み、チャネル3のコンテンツCAV_3は、ベース演奏の映像情報および音響情報を含み、チャネル4のコンテンツCAV_4は、ボーカルの映像情報および音響情報を含む。ユーザは、メニュー用の映像V_1〜V_4を任意に選択し、レイアウトエリア22に配置する映像操作を行うことができる。インタフェースプログラム10は、ユーザによる映像情報に対する操作情報を検出し、操作情報に基づく映像情報の操作結果を示す情報、具体的にはレイアウトエリア22における映像のレイアウトを示す映像レイアウト情報62をRAM6に書き込む。
<<c.制御情報生成部12としての機能>>
インタフェースプログラム10は、RAM6内に記憶された映像レイアウト情報62に基づいて、コンテンツCAV_1〜CAV_4の各音響情報の再生態様を制御する音響制御情報63を生成し、RAM6内に書き込む。また、インタフェースプログラム10は、第1再生キーK1へのユーザのタッチを示す操作情報を検出したとき、その時点におけるRAM6内の時刻情報61と、映像レイアウト情報62と、音響制御情報63との組からなる時系列再生制御情報64をRAM6内に蓄積する。図4はこの時系列再生制御情報64を例示する図である。ここで、時刻情報61は、再生プログラム20によって更新される情報であり、コンテンツCAV_1〜CAV_4の映像情報および音響情報の現在の再生位置(コンテンツの先頭を基準とした再生位置の相対時刻)を示す。
インタフェースプログラム10は、RAM6内に記憶された映像レイアウト情報62に基づいて、コンテンツCAV_1〜CAV_4の各音響情報の再生態様を制御する音響制御情報63を生成し、RAM6内に書き込む。また、インタフェースプログラム10は、第1再生キーK1へのユーザのタッチを示す操作情報を検出したとき、その時点におけるRAM6内の時刻情報61と、映像レイアウト情報62と、音響制御情報63との組からなる時系列再生制御情報64をRAM6内に蓄積する。図4はこの時系列再生制御情報64を例示する図である。ここで、時刻情報61は、再生プログラム20によって更新される情報であり、コンテンツCAV_1〜CAV_4の映像情報および音響情報の現在の再生位置(コンテンツの先頭を基準とした再生位置の相対時刻)を示す。
<<d.再生プログラム20に指示を与え、再生プログラム20から供給される情報を処理する機能>>
インタフェースプログラム10は、第1再生キーK1、早送りキーK2、停止キーK3、戻しキーK4、早戻しキーK5、第2再生キーK6に対するタッチ操作に応じて、第1再生指示、早送り指示、停止指示、戻し指示、早戻し指示、第2再生指示を再生プログラム20に対して出力する。また、インタフェースプログラム10は、再生プログラム20がコンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各映像情報をメニューエリア21に映像V_1〜V_4として表示する。また、インタフェースプログラム10は、再生プログラム20が生成するレイアウト済み映像情報をレイアウトエリア22に表示する。
インタフェースプログラム10は、第1再生キーK1、早送りキーK2、停止キーK3、戻しキーK4、早戻しキーK5、第2再生キーK6に対するタッチ操作に応じて、第1再生指示、早送り指示、停止指示、戻し指示、早戻し指示、第2再生指示を再生プログラム20に対して出力する。また、インタフェースプログラム10は、再生プログラム20がコンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各映像情報をメニューエリア21に映像V_1〜V_4として表示する。また、インタフェースプログラム10は、再生プログラム20が生成するレイアウト済み映像情報をレイアウトエリア22に表示する。
<<e.他の機能>>
以上の機能の他、インタフェースプログラム10には、ロードキーK7に対するタッチ操作に応じて、メモリインタフェース4に装填された記憶媒体からコンテンツを読み出してHDD7に格納する機能等がある。
以上の機能の他、インタフェースプログラム10には、ロードキーK7に対するタッチ操作に応じて、メモリインタフェース4に装填された記憶媒体からコンテンツを読み出してHDD7に格納する機能等がある。
再生プログラム20の主要な機能は次の通りである。
<<f.第1再生機能>>
再生プログラム20は、インタフェースプログラム10から第1再生指示が与えられた場合、HDD7内のコンテンツCAV_1〜CAV_4から映像情報および音響情報を読み出す。再生プログラム20は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各映像情報をインタフェースプログラム10に供給する。また、再生プログラム20は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各映像情報を用いてレイアウト済み映像情報を生成し、インタフェースプログラム10に供給する。このレイアウト済み映像情報は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各映像情報をRAM6内の映像レイアウト情報62に従ってレイアウトエリア22内にレイアウトした映像を示す情報である。また、再生プログラム20は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各音響情報に対し、RAM6内の音響制御情報63が示す音響処理を施してミキシングし、サウンドシステム8に供給する。
再生プログラム20は、インタフェースプログラム10から第1再生指示が与えられた場合、HDD7内のコンテンツCAV_1〜CAV_4から映像情報および音響情報を読み出す。再生プログラム20は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各映像情報をインタフェースプログラム10に供給する。また、再生プログラム20は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各映像情報を用いてレイアウト済み映像情報を生成し、インタフェースプログラム10に供給する。このレイアウト済み映像情報は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各映像情報をRAM6内の映像レイアウト情報62に従ってレイアウトエリア22内にレイアウトした映像を示す情報である。また、再生プログラム20は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各音響情報に対し、RAM6内の音響制御情報63が示す音響処理を施してミキシングし、サウンドシステム8に供給する。
<<g.第2再生機能>>
再生プログラム20は、インタフェースプログラム10から第2再生指示が与えられた場合、HDD7内のコンテンツCAV_1〜CAV_4から映像情報および音響情報を読み出す。再生プログラム20は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した映像情報をインタフェースプログラム10に供給する。また、再生プログラム20は、RAM6内の時系列再生制御情報64に含まれる現在時刻(時刻情報61が示す時刻)に対応した映像レイアウト情報に従い、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各映像情報からレイアウト済み映像情報を生成し、インタフェースプログラム10に供給する。また、再生プログラム20は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各音響情報に対し、RAM6内の時系列再生制御情報64に含まれる現在時刻(時刻情報61が示す時刻)に対応した音響制御情報が示す音響処理を施してミキシングし、サウンドシステム8に供給する。
再生プログラム20は、インタフェースプログラム10から第2再生指示が与えられた場合、HDD7内のコンテンツCAV_1〜CAV_4から映像情報および音響情報を読み出す。再生プログラム20は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した映像情報をインタフェースプログラム10に供給する。また、再生プログラム20は、RAM6内の時系列再生制御情報64に含まれる現在時刻(時刻情報61が示す時刻)に対応した映像レイアウト情報に従い、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各映像情報からレイアウト済み映像情報を生成し、インタフェースプログラム10に供給する。また、再生プログラム20は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した各音響情報に対し、RAM6内の時系列再生制御情報64に含まれる現在時刻(時刻情報61が示す時刻)に対応した音響制御情報が示す音響処理を施してミキシングし、サウンドシステム8に供給する。
<<h.他の機能>>
以上の機能の他、再生プログラム20には、早送り指示、停止指示、戻し指示、早戻し指示に応じて、コンテンツCAV_1〜CAV_4における映像情報および音響情報の再生位置の早送り、停止、戻し、早戻しを行う機能等がある。
以上の機能の他、再生プログラム20には、早送り指示、停止指示、戻し指示、早戻し指示に応じて、コンテンツCAV_1〜CAV_4における映像情報および音響情報の再生位置の早送り、停止、戻し、早戻しを行う機能等がある。
図5は本実施形態におけるインタフェースプログラム10の処理内容を示すフローチャートである。また、図6は本実施形態における再生プログラム20の処理内容を示すフローチャートである。以下、これらのフローチャートを参照し、本実施形態の動作を説明する。
タッチパネル2Aの操作等により、CPU1に対して所定のコマンドが与えられると、CPU1は、インタフェースプログラム10および再生プログラム20を起動する。
インタフェースプログラム10において、CPU1は、まず、インタフェースプログラム10のためのRAM6内の各種の制御データの初期化を行う(ステップS10)。具体的には、この初期化において、コンテンツCAV_1〜CAV_4の再生位置を示す時刻情報61が0とされる。
次にCPU1は、タッチパネル2Aのメニューエリア21内の映像またはレイアウトエリア22内の映像に対する操作が行われたか否かを判断する(ステップS20)。この判断結果が「NO」である場合、CPU1は、操作キーエリア23内のいずれかのキーに対するタッチ操作が行われたか否かを判断する(ステップS30)。そして、操作キーエリア23内のいずれのキーも操作されなかったと判断した場合、CPU1の処理はステップS60に進む。
このステップS60において、CPU1は、再生プログラム20から供給される情報の処理、具体的には再生プログラム20から供給される映像情報のメニューエリア21またはレイアウトエリア22への表示処理を行う。再生プログラム20から何も情報が供給されない場合、このステップS60においてCPU1は何も処理を実行しない。このステップS60の処理が終了すると、CPU1の処理はステップS20に戻る。そして、映像の操作、操作キーエリア23内のいずれかのキーに対するタッチ操作が行われるまでの間、CPU1は、ステップS20、S30、S60の処理を繰り返す。
ユーザがメモリインタフェース4に記憶媒体を装填し、タッチパネル2Aの操作キーエリア23内のロードキーK7にタッチしたとする。この場合、インタフェースプログラム10(図5)におけるCPU1の処理は、ステップS30からステップS40に進む。そして、CPU1は、ステップS40において、キー操作に対応した処理、この例ではロードキーK7に対応した処理を実行する。具体的には、CPU1は、メモリインタフェース4を介して記憶媒体から映像情報および音響情報からなるコンテンツを読み出し、HDD7に格納する。その際、CPU1は、HDD7に書き込んだコンテンツにチャネル番号を割り当てる。図1に例示するコンテンツCAV_1は、このようにしてHDD7に格納されたチャネル1のコンテンツである。このステップS40が終了すると、CPU1の処理はステップS60を介してステップS20に戻る。
ユーザは、記憶媒体をメモリインタフェース4に装填してロードキーK7にタッチする、という操作を繰り返すことにより、同様に記憶媒体内のコンテンツをHDD7に格納することが可能である。これにより、図1に例示するように、HDD7内にチャネル1〜4のコンテンツCAV_1〜CAV_4が記憶された状態となる。
一方、再生プログラム20では、CPU1は、ステップS110において、待機および初期化を行う。具体的には、CPU1は、ステップS110において、編集対象であるコンテンツCAV_1〜CAV_4をインタフェースプログラム10がHDD7内に格納し終えるまで待機して初期化を実行する。編集対象であるコンテンツの全てがHDD7内に格納されたことを判断する方法に関しては各種の態様が考えられるが、例えばロードキーK7が所定時間以上に亙ってタッチされたことを以て全てのコンテンツの格納完了の合図とする、といった方法が考えられる。
全てのコンテンツの格納完了を示す情報がインタフェースプログラム10から受信された場合、CPU1は、再生プログラム20のステップS110において初期化を開始する。この初期化において、CPU1は、再生プログラム20の状態を停止状態とする。また、CPU1は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から時刻情報=0に対応した各映像情報を読み出してインタフェースプログラム10に供給する。この結果、インタフェースプログラム10では、上述したステップS60において、コンテンツCAV_1〜CAV_4の時刻情報=0に対応した各映像情報がタッチパネル2Aのメニューエリア21に映像V_1〜V_4として表示されることとなる。
次に再生プログラム20のステップS120において、CPU1は、インタフェースプログラム10からの指示を受信したか否かを判断する。この判断結果が「NO」である場合、CPU1は、現在の状態に関する判断を行う(ステップS130)。現在の状態が停止状態である場合、CPU1の処理はステップS130からステップS160に進む。このステップS160において、CPU1は状態に応じた処理、この例では停止状態に応じた処理を行う。具体的にはCPU1は、何の処理も行わない。次にステップS161に進み、CPU1は、状態に応じた時刻情報の更新処理を行う。この場合、再生プログラム20の状態が停止状態であるので、CPU1は、現状の時刻情報61を維持する。ステップS161が終了すると、CPU1の処理はステップS120に戻る。そして、インタフェースプログラム10からの指示が受信されるまでの間、CPU1は、ステップS120、S130、S160、S161の処理を繰り返す。
図2に示すタッチパネル2Aにおいて、ユーザが例えばメニューエリア21内のチャネル1の映像V_1をタッチしてタッチ位置をレイアウトエリア22内に移動させるフリック操作を行ったとする。この場合、インタフェースプログラム10(図5)では、ステップS20の判断結果が「YES」となる。そこで、CPU1は、フリック操作により移動したレイアウトエリア22内のタッチ位置にチャネル1の映像V_1が配置された状態を示す映像レイアウト情報62を生成し、RAM6に書き込む(ステップS21)。
次にCPU1は、ステップS21において生成した映像レイアウト情報に基づいて、チャネル1〜4についての音響制御情報63を生成し、RAM6に書き込む(ステップS22)。具体的には、CPU1は、チャネル1〜4のうちチャネル1の音響情報の再生音量を大きくし、他のチャネル2〜4の音響情報の再生音量を小さくすべき旨の音量バランス指示情報を音響制御情報63として生成する。
このステップS22が終了すると、CPU1の処理はステップS60を介してステップS20に戻る。
このステップS22が終了すると、CPU1の処理はステップS60を介してステップS20に戻る。
その後、ユーザがタッチパネル2Aの操作キーエリア23内の第1再生キーK1にタッチすると、CPU1の処理はステップS30からステップS50に進む。このステップS50において、CPU1は、第1再生指示を再生プログラム20に対して送信する。
次にステップS51に進み、CPU1は、その時点においてRAM6に記憶されている時刻情報61と映像レイアウト情報62と音響制御情報63とをRAM6内の時系列再生制御情報64に追加する。
このステップS22の処理が終了すると、CPU1の処理はステップS60を介してステップS20に戻る。
このステップS22の処理が終了すると、CPU1の処理はステップS60を介してステップS20に戻る。
再生プログラム20(図6)では、インタフェースプログラム10から第1再生指示が受信されると、ステップS120の判断結果が「YES」となり、CPU1の処理は、ステップS121に進む。このステップS121において、CPU1は、インタフェースプログラム10からの指示に対応した処理を実行する。この例では、CPU1から第1再生指示が受信されている。そこで、CPU1は、ステップS121において再生プログラム20の状態を第1再生状態とする。次にステップS130に進むと、再生プログラム20の状態が第1再生状態であるため、CPU1の処理はステップS130からステップS140に進む。
このステップS140において、CPU1は、RAM6内の映像レイアウト情報62と音響制御情報63に基づいて映像および音響の再生を行う。具体的には次の通りである。まず、CPU1は、HDD7のコンテンツCAV_1〜CAV_4の各々から所定時間長の映像情報および音響情報を並列に読み出す。そして、CPU1は、読み出したコンテンツCAV_1〜CAV_4の各映像情報をインタフェースプログラム10に供給する。また、CPU1は、読み出したコンテンツCAV_1〜CAV_4の各映像情報を映像レイアウト情報62に従ってレイアウトした画面を示すレイアウト済み映像情報を生成し、このレイアウト済み映像情報をインタフェースプログラム10に供給する。このレイアウト済み映像情報は、上述したインタフェースプログラム10のステップS60において、タッチパネル2Aのレイアウトエリア22に表示される。
また、再生プログラム20のステップS140において、CPU1は、読み出したコンテンツCAV_1〜CAV_4の各音響情報に音響制御情報に基づく音響処理を施してミキシングし、サウンドシステム8に供給する。例えば音響制御情報がチャネル1の音響情報の再生音量を大きくし、他のチャネル2〜4の音響情報の再生音量を小さくすべき旨の音量バランス指示情報であったとする。この場合、CPU1は、コンテンツCAV_1から読み出した音響情報の音量を大きくするとともに、他のコンテンツCAV_2〜CAV_4から読み出した音響情報の音量を小さくする音量調整を行い、音量調整後の各音響情報をミキシングしてサウンドシステム8に供給する。
ここで、音量調整の具体的態様として、次のような態様がある。第1の態様では、チャネル1〜4の全音響情報の総エネルギー(パワー)に対して、選択されたチャネル1の音響情報のエネルギーが一定の比較的大きな割合(例えば7割)を占めるように調整し、残りの3割を他のチャネル2〜4の音響情報に割り当てる。この調整法によれば、本来の全体音量を損なうことなく、所望の映像の音響情報を強調することが可能となる。
第2の態様では、選択された映像の音量はそのままで、他の映像の音量を小さくする。
ステップS140の処理が終了すると、ステップS141に進み、CPU1は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した映像情報および音響情報の時間長だけ時刻情報61が示す時刻を進める。このステップS141の処理が終了すると、CPU1の処理はステップS120に戻る。
映像情報および音響情報の再生中に例えば演奏シーンの雰囲気が変化し、ユーザが現在選択しているチャネル1の映像よりもむしろチャネル2の映像を望むようになったとする。この場合、ユーザはタッチパネル2Aの停止キーK3にタッチすればよい。この結果、図5のインタフェースプログラム10において、CPU1の処理はステップS30からステップ40に進む。このステップS40において、CPU1は、停止指示を再生プログラム20に対して出力する。
再生プログラム20では、停止指示が受信されると、ステップS120の判断結果が「YES」となり、CPU1の処理はステップS121に進む。このステップS121において、CPU1は停止指示に対応した処理を実行する。具体的には再生プログラム20の状態を停止状態とし、ステップS130に進む。この場合、再生プログラム20が停止状態であることから、CPU1の処理はステップS130からステップ160に進む。この場合、CPU1は、ステップS160において何も処理を実行せず、ステップS161において現状の時刻情報を維持する。
この状態において、停止キーK3のタッチ直前にコンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出された各映像情報がタッチパネル2Aのメニューエリア21に映像V_1〜V_4として表示され、コンテンツCAV_1から読み出された映像情報がレイアウト済み映像情報としてレイアウトエリア22に表示されている。
そこで、ユーザは所望の映像を選択する操作を行う。例えばユーザが現在選択されているチャネル1の映像情報V_1に代えて、チャネル2の映像情報V_2を選択するとする。この場合、ユーザは、レイアウトエリア22内の映像V_1にタッチしてタッチ位置をメニューエリア21内に移動させるフリック操作を行う。次いでユーザはメニューエリア21内の映像V_2にタッチしてタッチ位置をレイアウトエリア22内に移動させるフリック操作を行う。
この結果、インタフェースプログラム10(図5)では、2回のフリック操作のいずれが行われた場合にも、ステップS20の判断結果が「YES」となる。そして、2回目のフリック操作が行われた後のステップS21において、CPU1は、メニューエリア21内に映像V_2が配置された状態を示す映像レイアウト情報62をRAM6に書き込む。次にCPU1は、ステップS22において、チャネル2の音響情報の再生音量を大きくし、他のチャネル1、3、4の音響情報の再生音量を小さくすべき旨の音量バランス指示情報を音響制御情報63としてRAM6に書き込む。
その後、ユーザがタッチパネル2Aの操作キーエリア23内の第1再生キーK1にタッチすると、CPU1の処理はステップS30からステップS50に進む。このステップS50において、CPU1は、第1再生指示を再生プログラム20に対して送信する。この場合の再生プログラム20での処理内容は上述した通りである。
以下、同様であり、ユーザは、例えば演奏シーンの雰囲気が変わる任意のタイミングにおいて停止キーK3にタッチし、コンテンツCAV_1〜CAV_4の各映像の中から所望の映像を選択してレイアウトエリア22にレイアウトする映像操作を行い、その後、第1再生キーK1にタッチする、という操作を繰り返せばよい。ユーザがこの操作を繰り返すことにより、停止キーK3のタッチされた時刻を示す再生時刻情報と、映像操作に応じて生成された映像レイアウト情報および音響制御情報の組を序列化した時系列再生制御情報64がRAM6内に蓄積される。
この時系列再生制御情報64を適切に生成するためには、第1再生状態において例えば演奏シーンの雰囲気が切り換わる適切なタイミングにおいてユーザが停止キーK3にタッチし、レイアウトエリア22に対する映像のレイアウトを行う必要がある。しかし、不慣れなユーザは、不適切なタイミングに停止キーK3へのタッチを行う場合がある。その場合、ユーザは、早送りキーK2、戻しキーK4、早戻しキーK5を操作して、コンテンツCAV_1〜CAV_4の再生位置を調整し、所望の再生位置になったときに停止キーK3にタッチして、レイアウトエリア22に対する映像のレイアウトを行えばよい。
ユーザは、時系列再生制御情報64が意図した内容になっているか否かを確認したい場合に、第2再生キーK6にタッチすればよい。この場合、インタフェースプログラム10(図5)におけるCPU1の処理は、ステップS30からステップS40に進む。そして、CPU1は、ステップS40において、第2再生キーK6に対応した処理を実行し、第2再生指示を再生プログラム20に送信する。
再生プログラム20(図6)では、インタフェースプログラム10から第2再生指示が受信されると、ステップS120の判断結果が「YES」となり、CPU1の処理は、ステップS121に進む。このステップS121において、再生プログラム20の状態を第2再生状態とし、RAM6内の時刻情報61を0にする。次にステップS130に進むと、再生プログラム20の状態が第2再生状態であるため、CPU1の処理はステップS130からステップS150に進む。
このステップS150において、CPU1は、RAM6内の時系列再生制御情報64に基づいて映像および音響の再生を行う。具体的には次の通りである。
第1再生の場合と同様、CPU1は、HDD7のコンテンツCAV_1〜CAV_4の各々から現在の時刻情報61の位置から始まる所定時間長の映像情報および音響情報を並列に読み出す。そして、CPU1は、読み出したコンテンツCAV_1〜CAV_4の各映像情報をインタフェースプログラム10に供給する。
また、CPU1は、時系列再生制御情報64内の各再生時刻情報の中から現在の時刻情報61より前の再生時刻情報であって、最も現在の時刻情報61に接近した再生時刻情報を探索し、その再生時刻情報に対応した映像レイアウト情報および音響制御情報を読み出す。そして、HDD7から読み出したコンテンツCAV_1〜CAV_4の各映像情報を映像レイアウト情報に従ってレイアウトした画面を示すレイアウト済み映像情報を生成し、このレイアウト済み映像情報をインタフェースプログラム10に供給する。
この結果、インタフェースプログラム10では、上述したステップS60において、再生プログラム20から供給されたコンテンツCAV_1〜CAV_4の各映像情報をタッチパネル2Aのメニューエリア21に映像V_1〜V_4として表示し、レイアウト済み映像情報をレイアウトエリア22に表示することとなる。
また、再生プログラム20のステップS150において、CPU1は、読み出したコンテンツCAV_1〜CAV_4の各音響情報に音響制御情報に基づく音響処理を施してミキシングし、サウンドシステム8に供給する。
ステップS150の処理が終了すると、ステップS151に進み、CPU1は、コンテンツCAV_1〜CAV_4から読み出した映像情報および音響情報の時間長だけ時刻情報61が示す時刻を進める。このステップS151の処理が終了すると、CPU1の処理はステップS120に戻る。
第2再生状態では、以上説明したステップS150およびS151の処理が繰り返され、時系列再生制御情報64に基づく映像および音響の再生制御が行われる。すなわち、時刻情報61が時系列再生制御情報64の中のある再生時刻情報t1になると、その再生時刻情報t1に対応付けられた映像レイアウト情報および音響制御情報に基づく映像および音響の再生制御が行われ、時刻情報61が次の再生時刻情報t2(>t1)になると、その再生時刻情報t2に対応付けられた映像レイアウト情報および音響制御情報に基づく映像および音響の再生制御が行われる、という動作が繰り返される。
ユーザは、その間にレイアウトエリア22に表示される映像およびサウンドシステム8から再生される音響を確認することにより、時系列再生制御情報64が意図した内容であるか否かを判断することができる。
ユーザが記録キーK8にタッチすると、インタフェースプログラム10(図5)におけるCPU1の処理は、ステップS30からステップS40に進む。そして、CPU1は、ステップS40において、記録キーK8に対応した処理を実行する。具体的には、CPU1は、RAM6内の時系列再生制御情報64をHDD7内に格納する。
さて、以上の説明では、簡単のため、ユーザは、1つのチャネルの映像をレイアウトエリア22内に配置した。しかし、本実施形態において、レイアウトエリア22内に複数のチャネルの映像を配置することも可能である。図7は、レイアウトエリア22に2つのチャネルの映像V_1およびV_3を配置した例を示している。また、図8は、レイアウトエリア22に3つのチャネルの映像V_1、V_2およびV_3を配置した例を示している。また、これらの例において、ユーザは、映像V_1に対してピンチアウト操作を行っており、映像V_1が他の映像よりも大きくなっている。ここで、ピンチアウト操作とは、映像に対して2本の指をタッチし、その2本の指の間隔を広げるように各指を動かす操作のことである。なお、本実施形態では、ピンチイン操作を行って映像を小さくすることも可能である。このピンチイン操作とは、同様にタッチし、2本の指の間隔を狭めるように動かす操作である。
このような映像操作が行われた場合、CPU1は、インタフェースプログラム10(図5)のステップS21においてその映像操作に基づく映像レイアウト情報62を生成してRAM6に書き込んだ後、ステップS22においてその映像レイアウト情報62に基づいて音響制御情報63を生成してRAM6に書き込む。この場合、CPU1は、映像レイアウト情報62が示す複数の映像の大きさに基づいて、各映像に対応した音響情報の再生音量を決定する。
例えば図7に示す例において、映像レイアウト情報62は、ギター演奏の映像V_1とベース演奏の映像V_3を示しており、映像V_1が映像V_3よりも大きい。そこで、CPU1は、音響制御情報63を生成する際、映像V_1およびV_3に対応した各音響情報の各再生音量を他の映像V_2およびV_4に対応した各音響情報の各再生音量よりも大きくし、かつ、映像V_1に対応した音響情報の再生音量を映像V_3に対応した音響情報の再生音量よりも大きくする。ただし、このとき単に映像の大きさに応じて映像に対応した音響情報の再生音量を調節するのではなく、上述と同様に全体のエネルギーが損なわれないように、総エネルギーで正規化するといった処理を行うことが好ましい。
また、好ましい態様では、映像レイアウト情報62が複数の映像を示す場合、ステップS22においてCPU1は、その映像レイアウト情報62に基づいて音像定位情報を含む音響制御情報63を生成してRAM6に書き込む。
図8に示す例において、映像レイアウト情報62は、ギター演奏の映像V_1が左下に、ドラム演奏の映像V_2が中央上に、ベース演奏の映像V_3が右下に配置されたレイアウトを示している。そこで、ステップS22においてCPU1は、ギター演奏の映像V_1に対応したチャネル1の音響情報の音像位置を左側とし、ドラム演奏の映像V_2に対応したチャネル2の音響情報の音像位置を中央とし、ベース演奏の映像V_3に対応したチャネル3の音響情報の音像位置を右側とする音像定位情報を生成する。図8に示す例において、映像レイアウト情報62は、ボーカルの映像V_4の位置を示していない。この場合のボーカル音の再生態様の制御については各種の方法が考えられるが、例えば遠くからボーカル音が聴こえるようにしたり、あるいはサラウンド再生をする等、ギター演奏、ドラム演奏、ベース演奏の演奏音に対して目立たなくする演出を行うことが好ましい。また、図8に示す例では、映像V_1が他の映像V_2およびV_3より大きい。そこで、CPU1は、映像V_1、V_2およびV_3に対応した各音響情報の各再生音量を他の映像V_4に対応した音響情報の再生音量よりも大きくし、かつ、映像V_1に対応した音響情報の再生音量を映像V_2およびV_3に対応した音響情報の再生音量よりも大きくする音量バランス情報を生成する。そして、CPU1は、この音量バランス情報と上記音像定位情報とからなる音響制御情報63をRAM6に書き込む。
再生プログラム(図6)のステップS140では、このようにしてRAM6に書き込まれた音響制御情報63に基づいて、各チャネルの音響情報の再生音量の制御、音像定位の制御が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、複数チャネルの映像情報の少なくとも1つのチャネルの映像情報への操作に連動して、複数チャネルの映像情報に対応した複数チャネルの音響情報に対する音響制御情報が生成される。従って、映像情報の選択等の操作に応じて適切に音響情報の制御を行うことができる。
<第2実施形態>
この発明の第2実施形態では、タッチパネル2A(図2参照)を介して、音像定位、再生音量等、各チャネルの音響情報の再生態様に関する操作を受け入れるGUIが提供される(図示略)。また、本実施形態では、上述したインタフェースプログラム10がインタフェースプログラム10Aに置き換えられている。図9はこのインタフェースプログラム10Aの処理内容の一部を示すフローチャートである。このインタフェースプログラム10Aは、インタフェースプログラム10(図5)に対し、ステップS25〜S27の処理を追加した内容になっている。
この発明の第2実施形態では、タッチパネル2A(図2参照)を介して、音像定位、再生音量等、各チャネルの音響情報の再生態様に関する操作を受け入れるGUIが提供される(図示略)。また、本実施形態では、上述したインタフェースプログラム10がインタフェースプログラム10Aに置き換えられている。図9はこのインタフェースプログラム10Aの処理内容の一部を示すフローチャートである。このインタフェースプログラム10Aは、インタフェースプログラム10(図5)に対し、ステップS25〜S27の処理を追加した内容になっている。
インタフェースプログラム10AのステップS25において、CPU1は、各チャネルの音響情報の音像定位の操作等の音響操作が行われたか否かを判断する。この判断結果が「NO」である場合、CPU1の処理はステップS30に進む。これに対し、ステップS25の判断結果が「YES」である場合、CPU1は、音響操作に基づいて音響制御情報63を生成してRAM6に書き込む。例えば、チャネル1の音響情報の音像定位に関する操作が行われた場合、CPU1は、その操作に従ってチャネル1の音像定位情報を生成し、音響制御情報63としてRAM6に書き込む(ステップS26)。次にCPU1は、RAM6内の音響制御情報63に基づいて映像レイアウト情報62を生成してRAM6に格納する(ステップS27)。例えば音響制御情報63がチャネル1の音響情報の音像定位を左側とする音像定位情報を含む場合、CPU1は、チャネル1の映像をレイアウトエリア22の左側に配置する映像レイアウト情報62を生成してRAM6に書き込む。ステップS27が終了すると、CPU1の処理はステップS20に進む。
以上が本実施形態の動作である。
以上が本実施形態の動作である。
本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に加え、各チャネルの音響情報の再生態様に対する操作を行った場合に、操作された音響再生態様に適した態様で映像再生を行うことができるという効果が得られる。
<他の実施形態>
以上、この発明の第1および第2実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。
以上、この発明の第1および第2実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。
(1)上記第1実施形態において、インタフェースプログラム10は、HDD7に記憶されたコンテンツCAV_1〜CAV_4を処理対象とした。しかし、そのようにする代わりに、例えばインターネット上のサーバがコンテンツCAV_1〜CAV_4を再生して情報処理装置100にストリーム配信し、情報処理装置100のインタフェースプログラム10がストリーム配信されるコンテンツCAV_1〜CAV_4を用いて所望のコンテンツを編集するようにしてもよい。
(2)上記各実施形態において、コンテンツCAV_1〜CAV_4と時系列再生制御情報64とに基づいて、1本の時系列の映像情報および音響情報を編集する機能をインタフェースプログラムあるいは再生プログラムに設けてもよい。
(3)上記各実施形態におけるインタフェースプログラムおよび再生プログラムの各機能を併せ持ったプログラムをネットワークを介して提供し、または記憶媒体に格納して提供してもよい。
(4)上記各実施形態では、表示部および操作部としてタッチパネルを使用し、複数チャネルの映像情報を表示部であるタッチパネルに表示し、映像情報に対するユーザの操作を操作部であるタッチパネルにより検出した。しかし、そのようにする代わりに、複数チャネルの映像情報を表示するための表示部として液晶ディスプレイパネル等の通常のディスプレイを使用し、映像情報に対するユーザの操作を検出するための操作部としてボタンやマウス等を使用してもよい。
(5)上記各実施形態では、この発明による制御方法を実施するための手段をコンピュータプログラムであるインタフェースプログラム10または10Aにより実現した。しかし、この発明による制御方法を実施するための手段の態様は、コンピュータプログラムに限定されるものではない。例えば電子回路等により、インタフェースプログラム10または10Aと同じ機能を有する制御装置を構成してもよい。
100……情報処理装置、1……CPU、2……タッチパネルインタフェース、3……通信インタフェース、4……メモリインタフェース、5……ROM、6……RAM、7……HDD、8……サウンドシステム、10,10A……インタフェースプログラム、20……再生プログラム、11……操作検出部、12……制御情報生成部。
Claims (5)
- 表示部に複数チャネルの映像情報を表示させるステップと、
前記複数チャネルの映像情報の少なくとも1つのチャネルの映像情報に対するユーザの操作情報を検出する操作検出ステップと、
前記操作情報に基づく映像情報の操作結果に基づいて、前記複数チャネルの映像情報に各々対応付けられた複数チャネルの音響情報に対する音響制御情報を生成する制御情報生成ステップと
を具備することを特徴とする制御方法。 - 前記制御情報生成ステップは、
前記複数チャネルの音響情報の音量を制御する前記音響制御情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の制御方法。 - 前記制御情報生成ステップは、
前記複数チャネルの音響情報の音像位置を制御する前記音響制御情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の制御方法。 - 前記制御情報生成ステップは、
時刻情報と、前記時刻情報が示す時刻における映像および音響に対する制御情報の組からなる時系列再生制御情報を前記操作情報に基づいて生成するステップを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載の制御方法。 - 前記複数チャネルの音響情報の少なくとも1つのチャネルの音響情報に対する操作情報に基づく音響情報の操作結果に基づいて、前記複数チャネルの映像情報に対する制御情報を生成するステップを具備することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1の請求項に記載の制御方法。
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-
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- 2015-06-25 JP JP2015127407A patent/JP2017011596A/ja active Pending
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