JP2017010189A - 共用車両管理装置及び共用車両管理方法 - Google Patents

共用車両管理装置及び共用車両管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワンウェイ・カーシェアリングシステムにおいて、共用車両の稼働率を向上させること。【解決手段】ユーザの利用要求に基づいて、ユーザの希望出発地から所定範囲内で設定される出発ステーションから、ユーザの希望目的地から所定範囲内で設定される帰着ステーションまで利用可能な共用車両が存在するか否かを判定する第1判定手段10と、利用可能な共用車両が存在しない場合には、ユーザをウェイティングリストに登録するリスト登録手段10と、ウェイティングリストに登録されたユーザに対して、ユーザの希望条件に応じて、希望出発地から所定範囲内の出発ステーションの候補と、希望目的地から所定範囲内の帰着ステーションの候補との組合せを設定及び変更し、当該組合せで利用可能な共用車両が現れたか否かを、それぞれのユーザによる共用車両の利用状況に基づいて判定する第2判定手段10と、利用可能な共用車両が現れた場合には、利用可能な共用車両の情報をユーザに提案する提案手段10と、を備える共用車両管理装置100を提供する。【選択図】 図3

Description

本発明は、複数のユーザによって利用される複数の共用車両を管理する共用車両管理装置及び共用車両管理方法に関する。
複数のユーザが複数の共用車両を利用するカーシェアリングシステムが知られている。このようなカーシェアリングシステムとしては、一のステーションから借り出した共用車両を、他のステーションへ返却することが許される、いわゆる乗り捨て型のワンウェイ・カーシェアリングシステムが提案されている。
このワンウェイ・カーシェアリングシステムでは、ユーザの希望に応じて、共用車両の貸出しを希望するステーション(出発ステーション)及び利用後の共用車両を返却するためのステーション(帰着ステーション)が設定されるため、ステーションによっては、ユーザによる利用のニーズが偏ってしまう、すなわち、よく利用されるステーションと、あまり利用されないステーションとが発生することがある。この場合には、利用が集中するステーションは、ユーザが利用できないことが多く、これにより、ユーザが共用車両を利用する機会を失って、共用車両の稼働率が低下することがある。
これに対して、共用車両の偏在を緩和するために、ユーザに、あるステーションに存在する共用車両を別のステーションに移動させるよう依頼し、依頼に応じて共用車両を移動させた場合に対価を支払うようにする技術が知られている。(特許文献1)。
特開平2010−170283号公報
しかしながら、上記従来技術では、共用車両を移動させる依頼は、ユーザが希望する出発地や目的地などが反映されたものではないため、ユーザにとって、依頼を受託するのが困難であり、共用車両の稼働率を低下させる効果が不十分だという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、ワンウェイ・カーシェアリングシステムにおいて、共用車両の稼働率を向上させることである。
本発明は、ユーザが共用車両の利用を要求した際に、現在利用可能な共用車両がない場合でも、当該ユーザをウェイティングリストに登録し、当該ユーザが設定した条件に応じて、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの候補を設定及び変更し、当該組合せで利用可能な共用車両が現れたか否か判定することにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、現在利用可能な共用車両がないユーザがウェイティングリストに登録され、当該ユーザが設定した条件に応じて、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの候補が設定及び変更され、当該組合せで利用可能な共用車両が現れたか否かが判定される。そのため、ユーザに対して、利用しやすい出発ステーション及び帰着ステーションの組合せが提案され、ユーザにとっての便利性が向上し、これにより、共用車両の稼働率が向上する。
本発明の実施形態に係る共用車両管理装置を備えた共用車両管理システムにおいて、ユーザが共用車両を利用する方法の一例を示す概要図である。 本発明の実施形態に係る共用車両管理装置を備えた共用車両管理システムの構成図である。 図1Bの共用車両管理システムが管理する共用車両が配置されるステーションを示す図である。 利用可能な共用車両が現れたか否かを判定する方法の一例を説明するための図である。 共用車両の利用に関してユーザが設定した条件の一例を示す表である。 ウェイティングリストの第1の例を示す表である。 ウェイティングリストの第2の例を示す表である。 出発ステーションの候補と、帰着ステーションの候補との組合せに優先度を設定する方法の一例を説明するための図である。 ウェイティングリストの第3の例を示す表である。 本発明の実施形態に係る共用車両管理装置による、共用車両の利用及び返却を管理する制御手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る共用車両管理装置により、ウェイティングリストに登録されたユーザの予約管理の制御手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る共用車両管理装置による、共用車両の利用及び返却を管理する制御手順の他の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る共用車両管理装置により、ウェイティングリストに登録されたユーザの予約管理の制御手順の他の例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る共用車両管理装置について説明する。本実施形態では、共用車両管理装置を、複数のユーザが複数のステーションに配置された複数の共用車両を共用するカーシェアリングシステムを管理運営する共用車両管理システムに適用した例を用いて説明する。本実施形態のカーシェアリングシステムでは、共用車両を借り出すステーションと、共用車両を返却するステーションとは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。なお、各ステーションは、共用車両を駐車させることができ、共用車両の貸出及び返却を行ったり、利用されていない共用車両を待機させたりできる場所であり、カーシェアリングシステムのために予め用意した駐車場などが挙げられる。
ここで、図1Aは、本実施形態の共用車両管理装置100を備えた共用車両管理システム1000において、ユーザが共用車両を利用する方法の一例を示す概要図である。図1Aでは、ユーザU1が共用車両V2を利用し、ユーザU1が設定した希望出発地から所定範囲内にあるステーションST2が、共用車両V2を利用後に返却するためのステーション(帰着ステーション)として設定されている場面を示している。また、図1Aでは、ユーザU2が、ユーザ端末装置400Xを用いて、いずれかの共用車両を利用しようとしている場面も示している。本実施形態の共用車両管理システム1000においては、ユーザU2は、ユーザ端末装置400Xを操作することで、ユーザが共用車両Vnを利用する際の希望出発地を設定し、希望出発地から所定範囲内にあるステーションの中から、共用車両の貸出しを希望するステーション(出発ステーション)を選択し、選択した出発ステーションで待機している共用車両の利用要求をする。
たとえば、図1Aに示す場面において、ユーザU2が出発ステーションとしてステーションST1を選択した場合には、ステーションST1で待機している共用車両V1を利用できる。この際には、ユーザU2は、併せて、希望目的地を設定し、希望目的地から所定範囲内にあるステーションを、共用車両を利用後に返却するためのステーション(帰着ステーション)として設定してもよい。あるいは、ユーザU2は、共用車両の利用要求をした後、所望のタイミングで、希望目的地を設定又は変更し、希望目的地から所定範囲内にあるステーションを、帰着ステーションとして設定してもよい。これにより、ユーザは、利用要求をした共用車両に乗車して共用車両を利用できるようになり、その後、利用した共用車両を、設定した帰着ステーションに返却することで、乗り捨て型のワンウェイ・カーシェアリングシステムを利用できるようになっている。
なお、本実施形態では、希望出発地及び希望目的地としては、ユーザが、鉄道の駅や商業施設などの任意の地点を設定することができるが、直接、出発ステーションとして利用したいステーションや、帰着ステーションとして利用したいステーションを設定してもよい。
一方、図1Aに示す場面において、ユーザU2が出発ステーションとしてステーションST2を選択した場合には、ステーションST2には待機している共用車両が存在しないため、共用車両管理装置100は、ステーションST2には現在利用可能な共用車両が存在せず、ステーションST2からは共用車両の貸出を行うことができない旨の情報を、ユーザU2のユーザ端末装置400Xに送信する。もしくは、図1Aに示す場面において、ユーザU2が出発ステーションとしてステーションST2を選択した場合には、共用車両管理装置100により、共用車両の貸出の受付ができない状態が維持される。
以上が本実施形態におけるワンウェイ・カーシェアリングシステムの基本構成である。本実施形態では、このようなワンウェイ・カーシェアリングシステムにおいて、図1Aに示すような場面で、ユーザU2が希望出発地及び希望目的地を設定して、共用車両Vnの利用要求をした際に、現在利用可能な共用車両Vnがない場合には、当該ユーザをウェイティングリストに登録する。そして、本実施形態では、ウェイティングリストに登録されたユーザが設定した条件に応じて、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの候補を設定及び変更し、当該組合せで利用可能な共用車両Vnが現れるか否かを判定する。
図1Bは、本実施形態の共用車両管理システム1000を示す構成図である。図1Bに示すように、本実施形態の共用車両管理システム1000は、共用車両管理装置100と、複数のユーザに利用される複数の共用車両V1〜Vn(以下、共用車両Vnと総称することもある)がそれぞれ備える車載装置200V1〜200Vn(以下、車載装置200Vnと総称することもある)と、複数のユーザがそれぞれ所持するユーザ端末装置400X〜400Z(以下、ユーザ端末装置400Xと総称することもある)と、を有する。本実施形態の共用車両管理システム1000を構成する、車載装置200V1〜200Vn、ユーザ端末装置400X〜400Zの台数は限定されない。
共用車両管理装置100、車載装置200V1〜200Vn及びユーザ端末装置400X〜400Zは、それぞれ通信装置(20、220、420)を備え、インターネット300などの電気通信回線網を介して相互に情報の授受が可能である。通信経路は有線であっても無線であってもよい。
本実施形態のユーザ端末装置400Xは、本発明の本実施形態に係るユーザ端末装置400Xに適用されるプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行することで、各機能を実行させる動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)と、を備えるコンピュータである。本実施形態のユーザ端末装置400Xは、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、又はPDA(Personal Digital Assistant)その他の可搬型の端末装置であってもよい。
本実施形態のユーザ端末装置400Xは、各ユーザによる所望の出発ステーションの共用車両Vnの利用を求める入力情報を受け付ける入力装置410と、共用車両管理装置100などの外部装置と通信を行う通信装置420と、各ユーザに情報を通知するための表示装置430と、ユーザによる共用車両Vnの利用の制御処理を実行する制御装置440とを備える。
ユーザ端末装置400Xの入力装置410としては、たとえば、ユーザの手操作による入力が可能なディスプレイ画面上に配置されるタッチパネル又はジョイスティックや、ユーザの音声による入力が可能なマイクなどの装置を用いることができる。表示装置430としては、ディスプレイなどが挙げられ、タッチパネル・ディスプレイを用いる場合には、入力装置410と兼用することができる。
本実施形態の制御装置440は、ユーザ端末装置400Xに備えられた図示しないGPS(Global Positioning System)受信機などの位置取得装置を用いて、ユーザ端末装置400Xを操作するユーザの現在位置の情報を取得し、取得した現在位置の情報を、通信装置420を介して、共用車両管理装置100に送信する。
また、制御装置440は、各ユーザによる共用車両Vnの利用を求める利用要求などの入力情報を受け付け、通信装置420を介して、共用車両管理装置100に送信する。なお、本実施形態では、共用車両Vnの利用要求としては、ユーザが利用要求を送信してから直ぐに共用車両Vnを利用開始する即時利用の態様が挙げられる。
上述した利用要求には、ユーザのID情報、ユーザの現在位置の情報、ユーザの希望出発地の情報、ユーザが利用しようとする共用車両VnのID情報、ユーザの希望目的地の情報などが含まれる。本実施形態のカーシェアリングシステムにおいては、利用要求には、ユーザによる共用車両Vnの利用開始時刻や、ユーザによる共用車両Vnの返却時刻の情報は含まれていなくてもよい。すなわち、本実施形態のカーシェアリングシステムでは、ユーザは、共用車両Vnの利用開始時刻や返却時刻を設定することなく、共用車両Vnを利用開始し、任意のタイミングで返却することができる。なお、本実施形態のユーザ端末装置400Xは、必要に応じて、共用車両管理装置100から、各ステーションの情報や、各ステーションにおける利用候補の共用車両Vnの情報などを受信する。
また、本実施形態においては、ユーザ端末装置400X及び車載装置200Vnのうち、一方又は両方が、ユーザに対して共用車両Vnの走行経路を案内するためのナビゲーション装置として機能してもよい。ユーザ端末装置400Xがナビゲーション装置として機能する場合には、ユーザ端末装置400Xは、たとえば、予めユーザ端末装置400Xに備えられたROMなどに地図情報を記憶させておき、表示装置430に、地図情報とともに、ユーザが現在利用している共用車両Vnの現在位置と、ユーザが設定した帰着ステーションの位置とを表示し、共用車両Vnの現在位置から帰着ステーションまでの走行経路を案内するように構成することができる。
本実施形態の車載装置200Vnは、各共用車両Vnの現在位置を検出するGPS受信機210と、共用車両管理装置100などの外部装置と通信を行う通信装置220と、ユーザによる共用車両Vnの利用の制御処理を実行する制御装置230とを備える。
この車載装置200Vnは、ユーザ端末装置400Xの機能を利用した簡易な機構にしてもよい。例えば、GPS受信機や通信装置、経路演算および経路誘導装置などがユーザ端末装置400Xに搭載されている場合はその機能を利用し、車載装置200Vnは、次に示すユーザの認証のみを行うようにしてもよい。
本実施形態においては、制御装置230は、車載装置200Vnに備えらえた認証装置(不図示)を用いて、共用車両Vnに乗車したユーザが、該共用車両Vnの利用要求を行ったユーザと一致するか否かのユーザ認証を行う。たとえば、制御装置230は、認証装置として、NFC(Near Field Communication)による通信が可能な装置を用いて、ユーザが所有するユーザ端末装置400Xや会員カードなどからユーザのID情報を読み取り、さらに、通信装置220を介して共用車両管理装置100にアクセスして、共用車両Vnの利用要求の情報を取得し、共用車両Vnに乗車したユーザのユーザ認証を行う。
また、制御装置230は、GPS受信機210を用いて取得した現在位置の情報を、通信装置220を介して、共用車両管理装置100に送信する。
さらに、制御装置230は、図示しないディスプレイやスピーカなどを用いて、共用車両管理装置100から送信された情報などを、ユーザに通知する。本実施形態では、制御装置230は、たとえば、共用車両管理装置100から、各ステーションの情報や、各ステーションにおける利用可能な共用車両Vnの情報などを受信して、ユーザに通知する。
なお、本実施形態においては、車載装置200Vnは、上述したユーザ端末装置400Xと同様に、共用車両Vnの現在位置から帰着ステーションまでの走行経路を案内するためのナビゲーション装置として機能するものであってもよい。
本実施形態の共用車両管理装置100は、共用車両管理システム1000のサーバとして機能し、カーシェアリングシステムを管理運営するための制御処理を実行する制御装置10と、車載装置200Vn及びユーザ端末装置400Xとそれぞれ相互に通信可能な通信装置20と、通信装置20により受信した情報、各共用車両Vnの情報、各ステーションの情報、ユーザの希望出発地や希望目的地の情報などを記憶するデータベース30とを備える。
本実施形態においては、制御装置10は、後述する各機能により、通信装置20が受信した情報、及びデータベース30に記憶させた情報に基づいて、ユーザによる共用車両Vnの利用及び返却の管理を行う。
たとえば、本実施形態においては、図2に示すように、地図上の所定の利用領域(図2に破線で示す領域)内にて、丸印で示すステーションが複数設けられ、ユーザがステーションST1で借りた共用車両Vnを利用し、その後共用車両VnをステーションST2に返却するような場面において、制御装置10は、ユーザによる共用車両Vnの利用及び返却の管理を行うことができる。なお、図2に示す例では、隣り合うステーション間の距離が等しくなるように、各ステーションが配置されているが、配置の態様はこれに限定されるものではない。
さらに、本実施形態においては、制御装置10は、ユーザが共用車両Vnの利用要求をした際に、現在利用可能な共用車両Vnがない場合には、当該ユーザをウェイティングリストに登録する。そして、制御装置10は、当該ユーザが設定した条件に応じて、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの候補を設定し、設定した組合せで利用可能な共用車両Vnが現れるか否かを判定する。
具体的には、図3に示す場面を例に説明する。なお、図3は、ユーザU3が、希望出発地としてユーザU3の現在位置を設定し、希望目的地としてステーションST4を設定して、ユーザ端末装置400Xにより共用車両Vnの利用要求を送信した場面を示している。
なお、本実施形態においては、カーシェアリングシステムを利用するユーザは、予め利用者IDなどが設定されており、図4に示すように、ユーザが設定した希望出発地及び希望目的地の情報が管理されている。
なお、図4は、ユーザU3(利用者IDはU3。)、及び不図示のユーザU4(利用者IDはU4。)の希望出発地及び希望目的地の情報を管理する表の例を示す。図4では、希望出発地及び希望目的地を経度/緯度で表しており、AA/BBのように示している。そして、本実施形態では、図4に示すように、ユーザが、許容距離を予め設定することができるようになっている。なお、許容距離は、ユーザが、設定した希望出発地及び希望目的地から、どの程度の距離までのステーションであれば、出発ステーションや帰着ステーションとして利用を許容できるかを示す情報であり、例えば、ユーザの徒歩圏(電車や自動車などの乗り物によらず、徒歩で到達できる距離)などが挙げられる。
図3の場面においては、ユーザU3が利用要求を送信した時点では、希望出発地であるユーザU3の現在位置から許容距離内(AR1内)に、出発ステーションの候補としてステーションST3が存在するが、ステーションST3には、現在貸し出しできる共用車両Vnが存在しない。そのため、制御装置10は、図5Aに示すように、ユーザU3をウェイティングリストに登録する。
本実施形態では、ユーザは、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せごとに、ウェイティングリストに登録される。すなわち、図3に示すように、ユーザU3が、徒歩や電車等により移動した場合には、ユーザU3の希望出発地(ユーザU3の現在位置)が変更され、ユーザU3に許容される出発ステーションは、上述したステーションST3に加えて、ユーザU3の希望出発地から許容距離内(AR2ない)に存在するステーションST5も抽出される。この場合には、図5Bに示すように、ウェイティングリストには、出発ステーションをステーションST3とし、帰着ステーションをステーションST4とする組合せ(表5Bにおける組合せNo.1)と、出発ステーションをステーションST5とし、帰着ステーションをステーションST4とする組合せ(表5Bにおける組合せNo.2)とが入力される。なお、図5A,5Bに示す例では、組合せNo.1及びNo.2がウェイティングリストに登録された時刻が、登録時刻として入力されている。
次いで、本実施形態では、ウェイティングリストに登録した各組合せについて、出発ステーションから帰着ステーションまで利用可能な共用車両Vnが現れたか否かを判定する。図5Bに示す例では、組合せNo.1は、出発ステーションの候補であるステーションST3には、図3に示すように、待機している共用車両Vnが存在しないため、出発ステーションとして利用できない。そのため、制御装置10は、組合せNo.1について、利用可能な共用車両が現れていないと判定する。
一方、組合せNo.2では、図3に示すように、出発ステーションの候補であるステーションST5は、待機している共用車両V3が存在しており、出発ステーションとして利用できる。さらに、組合せNo.2では、図3に示すように、帰着ステーションの候補であるステーションST4は、駐車されていた共用車両V4がいずれかのユーザによって出発したところであり、帰着ステーションとして利用できる。そのため、制御装置10は、組合せNo.2について、利用可能な共用車両Vnが現れたと判定する。
本実施形態では、制御装置10は、このようにして、ウェイティングリストに登録した組合せについて利用可能な共用車両Vnが現れたか否かを判定し、その判定結果を、ウェイティングリストに登録されたユーザに通知する。通知の方法は、特に限定されず、制御装置10が、通信装置20を介して、車載装置200Vnやユーザ端末装置400Xから、映像や音声で通知する方法が挙げられる。
なお、本実施形態では、制御装置10は、ウェイティングリストに登録されるユーザについて、ユーザから、任意のタイミングで、共用車両Vnの利用に関する希望条件を取得し、その希望条件を加味して、利用可能な共用車両Vnが現れたか否かを判定することができる。
例えば、ユーザが、車載装置200Vnやユーザ端末装置400Xを介して、希望条件として、ユーザの位置に応じて希望出発地を変更するとの条件を設定した場合には、上述した図3に示す例のように、ユーザU3が移動すると、希望出発地が変更されて、出発ステーションの候補として新たにステーションST5がウェイティングリストに登録される。
あるいは、ユーザは、希望条件としては、上述した許容距離を設定してもよい。すなわち、ユーザは、もともと許容距離を設定していなかった場合には、任意のタイミングで許容距離を設定することができ、また、許容距離を設定している場合には、任意のタイミングで許容距離を変更できる。
また、ユーザは、希望条件として、ウェイティングリストに登録されてから、利用可能な共用車両Vnが現れるまでの限界待ち時間を設定してもよい。例えば、限界待ち時間が10分と設定された場合には、ウェイティングリストに登録されてから10分以内に利用可能な共用車両Vnが現れなかったユーザは、ウェイティングリストから削除され、共用車両Vnの利用要求が取り消される。
また、ユーザは、希望条件として、共用車両Vnの利用の緊急性を設定してもよい。例えば、ユーザは、通院などで急を要する場合には、共用車両Vnの利用の緊急性を高く設定する。この場合には、緊急性を高く設定したユーザは、緊急性を設定していないユーザより、優先的に、利用可能な共用車両Vnが提案されるようになる。
以上においては、ウェイティングリストにユーザU3のみが登録された場合の例を説明したが、次いで、ウェイティングリストに複数のユーザが登録された場合の例について、図6,7を参照して説明する。
ここで、図6は、ユーザU5〜U7が、端末装置400Yを用いて、それぞれ利用要求を送信した場面を示している。なお、図6の場面では、各ユーザの出発ステーションの候補は、それぞれ、ユーザU5がステーションST6であり、ユーザU6がステーションST7であり、ユーザU7がステーションST8である。また、これらのステーションST6〜ST8には、それぞれ共用車両V4〜V6が待機しており、ステーションST6〜ST8は、いずれも出発ステーションとして利用可能であるとする。
図6に示す場面では、ユーザU5の帰着ステーションの候補は、ユーザU5の希望目的地PT(U5)から、ユーザU5の許容距離内(AR3内)にあるステーションST9,ST10である。また、ユーザU6の帰着ステーションの候補は、ユーザU6の希望目的地PT(U6)から、ユーザU6の許容距離内(AR4内)にあるステーションST10である。さらに、ユーザU7の帰着ステーションの候補は、ユーザU7の希望目的地PT(U7)から、ユーザU7の許容距離内(AR5内)にあるステーションST9,ST10,ST11である。そのため、図6に示す場面では、ウェイティングリストは、図7に示す表のようにして組合せNo.1〜6が登録される。なお、図7に示すウェイティングリストでは、組合せNo.1はユーザU6に対応し、組合せNo.2,3はユーザU5に対応し、組合せNo.4〜6はユーザU7に対応している。
本実施形態では、制御装置10は、ウェイティングリストに複数のユーザが登録された場合には、図7に示すように、各組合せに対して優先度(優先順位)を設定する。本実施形態では、この優先順位は、例えば、より多くのユーザに、利用可能な共用車両Vnが割り当てられるように設定される。
具体的には、図6に示す場面では、図7に示すように、ユーザU6は、帰着ステーションとしてステーションST10しか選択できないのに対して、ユーザU5,U7は、帰着ステーションとして、ステーションST10を選択可能であるし、その他のステーション(ステーションST9やステーションST11)も選択可能である。そのため、ユーザU5,U7の帰着ステーションとして、ステーションST10を選択してしまうと、ユーザU6が選択できる帰着ステーションがなくなってしまい、ユーザU6が共用車両Vnを利用できなくなってしまう。したがって、図6に示す場面では、図7に示すように、ユーザU6の組合せNo.1について、優先順位を1位とする。
また、図7に示すように、ユーザU6の組合せNo.1の優先順位を1位とすると、ユーザU5が帰着ステーションとして選択できるのがステーションST9のみとなり、その一方で、ユーザU7が帰着ステーションとして選択できるのがステーションST9及びステーションST11となる。そのため、ユーザU7の帰着ステーションとして、ステーションST9を選択してしまうと、ユーザU5が選択できる帰着ステーションがなくなってしまう。したがって、図6に示す場面では、図7に示すように、ユーザU5の組合せNo.2について、優先順位を2位とする。また、ユーザU5の帰着ステーションをステーションST9とすると、ユーザU7が帰着ステーションとして選択できるのはステーションST11のみとなるため、図7に示す組合せNo.6の優先順位を3位とする。
本実施形態では、以上のようにして、より多くのユーザに、利用可能な共用車両Vnが現れるように、ウェイティングリストにおける各組合せに、優先度(優先順位)を設定することができる。なお、この際には、利用可能な共用車両Vnが現れるユーザの数が、最も多くなるように優先順位を設定してもよいし、ランダムで優先順位を設定する場合よりも、少しでも多くのユーザに対して利用可能な共用車両Vnが現れるように優先順位を設定してもよい。
また、本実施形態では、上述した優先順位は、ウェイティングリストに登録されているユーザの許容距離(徒歩圏など)が狭いほど高く設定してもよい。これにより、許容距離が狭いユーザの優先順位を高く設定することで許容距離が広い人との調整がし易くなるため、より多くのユーザが共用車両Vnを利用し易くなる。
あるいは、上述した優先順位は、ウェイティングリストに登録されている時間が長いユーザほど高く設定してもよい。例えば、図7に示す例においては、組合せNo.1に対応するユーザU6より、組合せNo.2,3に対応するユーザU5の方が、ウェイティングリストに登録された時刻が早く、ウェイティングリストに登録されている時間が長い場合には、ユーザU6の組合せNo.1の優先順位より、ユーザU5のNo.2,3の優先順位を高く設定することができる。
また、上述した優先順位について、ウェイティングリストに登録された後に利用要求をキャンセルした回数が少ないユーザほど、優先順位を高く設定してもよい。
次いで、本実施形態の共用車両管理装置100のデータベース30について説明する。データベース30は、共用車両情報31と、ステーション情報32と、各ユーザから受け付けた利用要求に関する利用申込情報33と、各ユーザによる共用車両Vnの利用履歴である実績情報34と、地図情報35とを記憶する。なお、図1Bに示す例では、データベース30を一つだけ設けた例を示したが、本実施形態の共用車両管理装置100では、データベース30を複数設け、各データベース30に、共用車両情報31、ステーション情報32、利用申込情報33、実績情報34及び地図情報35を別々に記憶してもよい。
ここで、共用車両情報31は、各共用車両VnのID、車種・車型、出力などを含む情報である。ステーション情報32は、各ステーションの位置情報、各ステーションの最大駐車可能台数、各ステーションの駐車台数又は空車台数、目印となる周辺の地名、各ステーション間の距離や道路勾配などを含む情報である。
利用申込情報33は、各ユーザがユーザ端末装置400Xや車載装置200Vnを用いて、共用車両Vnの利用を求めるために入力した入力情報である。実績情報34は、各ユーザが共用車両Vnの利用を行った実績の情報などを記憶した情報であり、たとえば、各ユーザにより共用車両Vnが利用された際における、共用車両Vnの利用時間の情報や、各ユーザが利用した出発ステーション及び帰着ステーションの情報などが挙げられる。
地図情報35は、少なくとも図2に示す全てのステーションを包含する地図情報であり、道路、ノード間の距離・勾配・道路幅・道路種、建造物の名称などを含む情報である。
本実施形態の共用車両管理装置100の制御装置10は、図1Bに示すように、カーシェアリングシステムを管理運営する処理を実行するためのプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)12と、このROM12に格納されたプログラムを実行することで、共用車両管理装置100として機能する動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)11と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)13とを備える。
共用車両管理装置100の制御装置10は、利用要求受付機能と、利用実績管理機能と、即時利用可否判定機能と、ウェイティングリスト登録機能と、利用可能組合せ判定機能と、通知機能と、返却受付機能とを実現する。本実施形態に係る共用車両管理装置100の制御装置10は、上記機能を実現するためのソフトウェアと、上述したハードウェアの協働により各機能を実現するコンピュータである。
以下において、共用車両管理装置100の制御装置10が実現する各機能についてそれぞれ説明する。
まず、本実施形態の制御装置10が実行する利用要求受付機能について説明する。制御装置10は、利用要求受付機能により、ユーザ端末装置400Xから、共用車両Vnの利用要求を受け付け、受け付けた利用要求の情報を、利用申込情報33としてデータベース30に記憶させる。なお、利用要求には、上述したように、ユーザのID情報、ユーザの現在位置の情報、ユーザの希望出発地の情報、ユーザが利用しようとする共用車両VnのID情報、ユーザの希望目的地の情報などが含まれる。また、制御装置10は、利用要求受付機能により、ユーザから、上述した共用車両Vnの利用に関する希望条件を取得することができる。
続いて、本実施形態の制御装置10が実行する利用実績管理機能について説明する。本実施形態では、制御装置10は、利用実績管理機能により、各ユーザが共用車両Vnを利用した際の利用時間や、利用した出発ステーション及び帰着ステーション等の情報を、実績情報34として、データベース30に記憶させる。
続いて、本実施形態の制御装置10が実行する即時利用可否判定機能について説明する。本実施形態では、制御装置10は、即時利用可否判定機能により、ユーザが即時に利用できる共用車両Vnが存在するか否かを判定する。具体的には、制御装置10は、ユーザが設定した希望出発地から許容距離内にあるステーションを出発ステーションとし、ユーザが設定した希望目的地ら許容距離内にあるステーションを帰着ステーションとした際に、現在利用可能な共用車両Vnが存在するか否かを判定する。
続いて、本実施形態の制御装置10が実行するウェイティングリスト登録機能について説明する。本実施形態では、利用要求を送信したユーザについて、現在利用可能な共用車両Vnが存在しないと判定された場合には、制御装置10は、ウェイティングリスト登録機能により、当該ユーザをウェイティングリストに登録する。
続いて、本実施形態の制御装置10が実行する利用可能組合せ判定機能について説明する。本実施形態では、制御装置10は、ウェイティングリストに登録されたユーザについて、図7に示すように、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せごとに、優先順位を設定して、利用可能な共用車両Vnが現れたか否かを判定する。
続いて、本実施形態の制御装置10が実行する通知機能について説明する。制御装置10は、通知機能により、各車載装置200Vn及び各ユーザ端末装置400Xと通信して、ユーザに対して、共用車両Vnの利用要求を受け付けた旨の情報、即時利用可否判定機能による判定結果の情報、ウェイティングリストに登録された旨の情報、利用可能組合せ判定機能による判定結果の情報などを通知する。
続いて、本実施形態の制御装置10が実行する返却受付機能について説明する。制御装置10の返却受付機能は、ユーザにより、車載装置200Vn又はユーザ端末装置400Xを介して送信される共用車両Vnの返却要求に応じて、共用車両Vnの返却を受け付ける機能である。
たとえば、図1Aに示すように、共用車両V2の帰着ステーションがステーションST2に設定されている場合には、ユーザU1が、共用車両V2をステーションST2に停車させた後で、車載装置200V2を操作して共用車両管理装置100に返却要求を送信することで、制御装置10は、共用車両V2の返却を受け付けることができる。
なお、ユーザが送信する返却要求には、ユーザが利用した共用車両VnのID情報及び現在位置情報が含まれており、制御装置10は、受信した返却要求に含まれる共用車両VnのID情報に基づき、データベース30に記憶された利用申込情報33の中から、該共用車両VnのID情報に対応する情報を読み出し、該共用車両Vnが、予め設定された帰着ステーションに位置しているか否かを判定し、共用車両Vnが帰着ステーションに位置していると判定された場合には、共用車両Vnが正しく返却されたものとして処理する。
本実施形態においては、以上のようにして、共用車両管理装置100の制御装置10が実現する各機能により、カーシェアリングシステムの管理運営が行われる。
本実施形態によれば、共用車両管理装置100の制御装置10は、ユーザが共用車両Vnの利用要求をした時点で、利用可能な共用車両Vnがない場合には、当該ユーザをウェイティングリストに登録する。そして、制御装置10は、ユーザが設定した条件に応じて、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの候補を設定及び変更し、設定した組合せで利用可能な共用車両Vnが現れたか否かを判定する。これにより、ユーザに対して、利用しやすい出発ステーション及び帰着ステーションの組合せが提案され、ユーザにとっての便利性が向上し、共用車両の稼働率が向上する。
なお、従来のカーシェアリングシステムにおいては、共用車両管理装置から、ユーザに対して、あるステーションに存在する共用車両を別のステーションに移動させるよう依頼する、すなわち、共用車両管理装置が設定した出発ステーションから帰着ステーションまで共用車両を利用することを提案するものであった。そのため、共用車両管理装置によって提案される出発ステーション及び帰着ステーションは、ユーザの希望に沿ったものではない場合があり、ユーザが提案を受け入れるのが困難である場合があり、ユーザにとって不便であった。
これに対し、本実施形態では、共用車両管理装置100が、ユーザが設定した希望出発地、希望目的地、及び希望条件(ユーザの位置に応じて希望出発地を変更する旨の条件や、許容距離の条件、限界待ち時間の条件など)に応じて、ユーザの希望に沿った出発ステーション及び帰着ステーションが提案されるため、ユーザにとっての利便性が向上し、これにより、共用車両Vnの稼働率が向上する。特に、本実施形態では、共用車両Vnの利用を希望するユーザが複数存在する場合においても、各ユーザに対して、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの優先順位を設定するため、より多くのユーザに対して、各ユーザの希望に沿った共用車両Vnの利用を提案できる。
次いで、本実施形態の動作例を説明する。図8は、本実施形態の共用車両管理装置100によるカーシェアリングシステムの制御手順を示すフローチャートである。なお、図8に示すフローチャートは、一のユーザが、共用車両Vnを利用する旨の利用要求を送信し、共用車両Vnを利用した後、共用車両Vnを帰着ステーションに返却するまでの制御手順を示すものである。図8で例示する制御手順では、ユーザの希望出発地は、ユーザの現在位置であるとする。
まず、ステップS101では、共用車両管理装置100の制御装置10は、ユーザから、ユーザ端末装置400Xを介して利用要求が送信されたか否かを判定する。なお、利用要求には、少なくともユーザの希望目的地の情報が含まれ、さらに、ユーザのID情報、ユーザが利用しようとする共用車両VnのID情報などが含まれる。そして、ステップS101において、利用要求が送信されたと判定された場合には、ステップS102へ進む。一方、ステップS101において、利用要求が送信されていないと判定された場合には、ステップS101で待機する。
ステップS102では、制御装置10は、ステップS101でユーザから送信された利用要求を受信し、利用申込情報33としてデータベース30に記憶させる。
ステップS103では、制御装置10は、ステップS102で利用要求を受信したユーザの現在位置の情報を取得し、取得した現在位置を、当該ユーザの希望出発地として設定する。
ステップS104では、制御装置10は、ステップS103で受信した現在位置から許容距離内にあるステーションを出発ステーションとし、ステップS102で受信した利用要求で設定された希望目的地から許容距離内にあるステーションを帰着ステーションとした場合に、現在利用可能な共用車両Vnが存在するか否かを判定する。そして、ステップS104において、現在利用可能な共用車両Vnが存在すると判定された場合には、ステップS105へ進む。一方、ステップS104において、現在利用可能な共用車両Vnが存在しないと判定された場合には、ステップS114へ進む。
ステップS105では、制御装置10は、ステップS104において現在利用可能な共用車両Vnが存在すると判定された出発ステーション及び帰着ステーションの情報を、ユーザに提示する。なお、制御装置10は、ユーザに提示できる出発ステーションや帰着ステーションが複数存在する場合には、複数の出発ステーションや帰着ステーションの情報を提示してもよい。
ステップS106では、制御装置10は、ステップS105で提示された出発ステーション及び帰着ステーションの情報に基づき、ユーザによっていずれかの出発ステーション及び帰着ステーションが選択されたか否かを判定する。そして、ステップS106において、出発ステーション及び帰着ステーションが選択されたと判定された場合には、ステップS107へ進み、ステップS107では、制御装置10は、ステップS102で受信した利用要求の受け付けを完了する。一方、ステップS106において、出発ステーション及び帰着ステーションが選択されていないと判定された場合には、ステップS106で待機する。
ステップS108では、制御装置10は、ユーザから、共用車両Vnを返却しようとする返却要求が送信されたか否かを判定する。なお、ユーザにより送信される返却要求には、ユーザのID情報、並びにユーザが利用した共用車両VnのID情報及び位置情報が含まれる。そして、ステップS108において、返却要求が送信されたと判定された場合には、ステップS109へ進む。一方、ステップS108において、返却要求が送信されていないと判定された場合には、ステップS108で待機する。
ステップS109では、制御装置10は、ステップS108でユーザから送信された返却要求を受信する。
ステップS110では、制御装置10は、ステップS109で受信した返却要求、及びデータベース30に記憶された利用申込情報33の情報に基づいて、ユーザにより返却されようとしている共用車両Vnが、共用車両Vnに対して設定された帰着ステーションに位置しているか否かを確認する。
ステップS111では、制御装置10は、ステップS109で受信した返却要求、及びデータベース30に記憶された利用申込情報33の情報に基づいて、ユーザにより返却されようとしている共用車両VnのID情報と、利用申込情報33に含まれる共用車両VnのID情報とが一致するか否かを確認する。
ステップS112では、制御装置10は、ユーザにより返却されようとしている共用車両Vnについて、返却処理を完了することができるか否かを判定する。具体的には、制御装置10は、ステップS110及びステップS111で確認した情報に基づいて、ユーザにより返却されようとしている共用車両Vnについて、現在位置が設定された帰着ステーションの位置と一致しており、且つID情報が利用申込情報33に含まれる共用車両VnのID情報と一致していると判断した場合には、共用車両Vnの返却処理を完了できると判定する。そして、ステップS112において、共用車両Vnの返却処理を完了できると判定された場合には、ステップS113へ進む。一方、ステップS112において、共用車両Vnの返却処理を完了できないと判定された場合には、ステップS117へ進み、制御装置10は、共用車両Vnの返却処理を中断して上述したステップS108に戻る。
ステップS112において、共用車両Vnの返却処理を完了することができると判定された場合には、ステップS113へ進み、ステップS113では、制御装置10は、共用車両Vnの返却処理を完了させ、ユーザによる共用車両Vnの利用時間を算出し、算出した利用時間に応じて、ユーザに対して共用車両Vnの利用料を課金し、本処理を終了する。
一方、上述したステップS104において、現在利用可能な共用車両Vnが存在しないと判定された場合には、ステップS114へ進む。ステップS114では、制御装置10は、ステップS102で利用要求を受信したユーザが、ウェイティングリストへの登録を希望しているか否かを判定する。なお、ウェイティングリストへの登録の希望の有無は、ユーザが予め設定してもよいし、このステップS114のタイミングで、ユーザが設定してもよい。そして、ステップS114において、ユーザがウェイティングリストへの登録を希望していると判定された場合には、ステップS115へ進み、ステップS115では、制御装置10は、予約管理処理により、ユーザに対して利用可能な共用車両Vnが現れたか否かを判定する。一方、ステップS114において、ユーザがウェイティングリストへの登録を希望していないと判定された場合には、当該ユーザに共用車両Vnを利用させることなく、本処理を終了する。
ここで、図9は予約管理処理の一例を示すフローチャートである。以下、図4を参照して、予約管理処理を説明する。
まず、図9に示すステップS201では、制御装置10は、ステップS102で利用要求を受信したユーザから、共用車両Vnの利用に関する希望条件を取得する。希望条件としては、例えば、上述したように、ユーザの位置に応じて希望出発地を変更する旨の条件や、許容距離の条件、限界待ち時間の条件などが挙げられる。
ステップS202では、制御装置10は、ステップS102で利用要求を受信したユーザの現在位置の情報を、改めて取得する。
ステップS203では、制御装置10は、ステップS102で利用要求を受信したユーザを、上述した図5Bや図7に示すように、出発ステーションの候補と、帰着ステーションの候補との組合せごとに、ウェイティングリストに登録する。
ステップS204では、制御装置10は、上述した図3に示す場面のように、利用可能な共用車両Vnが現れたか否かを判定する。すなわち、例えば、上述したステップS104の時点では利用可能な共用車両Vnが存在しなかったが、図3に示すように、ユーザU3の移動などにより、出発ステーションをステーションST5とし、帰着ステーションをステーションST4とすることで共用車両V3が利用可能となった場合には、利用可能な共用車両Vnが現れたと判定する。そして、ステップS204において、利用可能な共用車両Vnが現れたと判定された場合には、ステップS205へ進む。一方、ステップS204において、利用可能な共用車両Vnが現れていないと判定された場合には、ステップS208へ進む。
ステップS205では、制御装置10は、ステップS204で利用可能と判定された共用車両Vnにおける、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの候補の情報を、ステップS203でウェイティングリストに登録したユーザに提示する。なお、制御装置10は、ユーザに提示できる出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの候補が複数存在する場合には、複数の組合せをユーザに提示してもよい。
ステップS206では、制御装置10は、ステップS205で提示された出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの候補の情報に基づき、ユーザによっていずれかの出発ステーション及び帰着ステーションが選択されたか否かを判定する。そして、ステップS206において、出発ステーション及び帰着ステーションが選択されたと判定された場合には、ステップS207へ進み、制御装置10は、当該ユーザが選択した出発ステーション及び帰着ステーションを、当該ユーザのために予約し、予約管理処理を終了する。すなわち、当該ユーザに利用されるまで、選択された出発ステーション及び帰着ステーションを、他のユーザが利用できないように確保し、予約管理処理を終了する。一方、ステップS206において、出発ステーション及び帰着ステーションが選択されていないと判定された場合には、ステップS206で待機する。
また、上述したステップS204において、利用可能な共用車両Vnが現れていないと判定された場合には、ステップS208へ進み、ステップS208では、制御装置10は、ユーザがウェイティングリストに登録されてから、限界待ち時間が経過したか否かを判定する。そして、ステップS208において、限界待ち時間が経過したと判定された場合には、予約管理処理を終了する。一方、ステップS208において、限界待ち時間が経過していないと判定された場合には、上述したステップS204に戻り、ステップS204にて、制御装置10は、再度、利用可能な共用車両Vnが現れたか否かを判定する。
続いて、図8に戻り、図8のステップS116では、制御装置10は、予約管理処理において、出発ステーション及び帰着ステーションが予約されたか否かを判定する。そして、ステップS116において、出発ステーション及び帰着ステーションが予約されたと判定された場合には、ステップS108へ進む。一方、ステップS116において、出発ステーション及び帰着ステーションが予約されなかったと判定された場合には、本処理を終了する。
本実施形態では、以上のようにして、共用車両管理装置100が、現在利用可能な共用車両Vnが存在しないユーザを、ウェイティングリストに登録し、利用可能な共用車両Vnが現れたか否かを判定する。
なお、上述した図8に示す例では、ユーザの希望出発地は、ユーザの現在位置としており、ステップS101にてユーザから送信される利用要求には、ユーザの希望出発地の情報が含まれない例を示したが、図10に示すように、ユーザが、所望の地点を希望出発地として設定してもよい。
なお、図10は、上述した図8のステップS101を、ステップS301に置き換えた以外は、図8と同様のフローチャートである。そのため、図10に図8と同じステップ符号を付して、その説明に関する記載を援用する。
図10に示す例では、ステップS301にてユーザから送信される利用要求には、ユーザの希望目的地の情報に加えて、ユーザの希望出発地の情報が含まれる。この場合には、図10のステップS104で現在利用可能な共用車両Vnの存在有無を判定する際や、予約管理処理のウェイティングリストに出発ステーション及び帰着ステーションの候補を登録する際には、出発ステーションとして、ユーザの希望出発地から許容距離内にあるステーションが抽出される。
また、上述した図9に示す予約管理処理では、ウェイティングリストに登録された各ユーザの出発ステーション及び帰着ステーションの候補の組合せに対して、優先順位を設定しなかったが、図11に示す予約管理処理のように、ウェイティングリストに複数のユーザが登録された場合に、優先順位を設定するようにしてもよい。
なお、図11は、上述した図9のステップS203とステップS204との間に、ステップS401が追加され、ステップS205とステップS206との間に、ステップS402が追加された以外は、図9と同様のフローチャートである。そのため、図11に図9と同じステップ符号を付して、その説明に関する記載を援用する。
図11に示す例では、ウェイティングリストに複数のユーザが登録された場合に、ステップS401にて、制御装置10は、上述した図7に示すように、ウェイティングリストに登録された各ユーザにおける、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの候補ごとに、優先順位を設定する。この際においては、上述したように、より多くのユーザに対して、利用可能な共用車両Vnが現れるように、優先順位を設定することができる。
また、ステップS402では、制御装置10は、ステップS205で提示した出発ステーション及び帰着ステーションの情報に対して、ユーザから、所定時間以内に、ユーザ端末装置400Xや車載装置200Vnを介して何らかの応答があったか否かを判定する。そして、ステップS402において、ユーザから応答があったと判定された場合には、ステップS206へ進む。一方、ステップS402において、ユーザから応答がなかったと判定された場合には、上述したステップS401に戻り、再度、ウェイティングリストに登録された組合せに対して優先順位を設定する。この際には、ステップS402において応答がなかったユーザの優先順位を下げるようにする。
本発明に係る共用車両管理システムの実施形態は、以上のように構成され動作するので、以下の効果を奏する。
[1]本実施形態では、ユーザが共用車両Vnの利用を要求した際に、現在利用可能な共用車両Vnがない場合でも、当該ユーザをウェイティングリストに登録し、当該ユーザが設定した条件に応じて、出発ステーション及び帰着ステーションの組合せの候補を設定及び変更し、当該組合せで利用可能な共用車両Vnの有無を判定する。そのため、ユーザに対して、利用しやすい出発ステーション及び帰着ステーションの組合せが提案され、ユーザにとっての便利性が向上し、これにより、共用車両Vnの稼働率が向上する。
[2]本実施形態では、ウェイティングリストに登録されたユーザの希望出発地を、当該ユーザの位置に応じて更新して、これに応じて、利用可能な共用車両Vnが現れたか否かを再判定するため、ユーザが希望条件を再設定しなくとも、ユーザに対して、利用しやすい出発ステーション及び帰着ステーションの組合せが提案され、ユーザにとっての便利性が向上し、これにより、共用車両Vnの稼働率が向上する。
[3]本実施形態では、ユーザの所望の地点から所定範囲内で出発ステーションの候補が抽出され、利用可能な共用車両Vnが現れたか否かが判定するため、ユーザが所望の地点の近傍から共用車両Vnを利用できるようになり、ユーザにとっての便利性が向上し、これにより、共用車両Vnの稼働率が向上する。
[4]本実施形態では、ウェイティングリストに複数のユーザが登録された場合には、それぞれのユーザにおける、出発ステーションの候補と、帰着ステーションの候補との組合せごとに、優先度を設定する。特に、本実施形態では、利用可能な共用車両Vnの情報を提案できるユーザが多くなるように、それぞれにユーザの組合せに対して、優先度を設定する。例えば、本実施形態では、ウェイティングリストに登録されているユーザの徒歩圏が狭いほど、優先度を高く設定する。これにより、より多くのユーザが共用車両Vnを利用できるようになり、ユーザにとっての便利性が向上するとともに、共用車両Vnの稼働率が向上する。
[5]また、本実施形態では、ウェイティングリストに登録されている時間が長いユーザほど、上記優先度を高く設定する。あるいは、ウェイティングリストに登録された後に共用車両Vnの利用要求をキャンセルした回数が少ないほど、優先度を高く設定する。これにより、カーシェアリングシステムにおいて、稼働率の向上の観点で優良なユーザが、優先的に共用車両Vnを利用できるようになり、共用車両Vnの稼働率が向上する。
[6]本実施形態の共用車両管理方法を実行すると、上述の作用及び効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
なお、上述した実施形態において、共用車両管理装置100の制御装置10は、本発明の受付手段、希望条件取得手段、第1判定手段、リスト登録手段、第2判定手段、提案手段及び位置取得手段に、共用車両管理装置100のデータベース30は本発明の記憶手段に、それぞれ相当する。
1000…共用車両管理システム
100…共用車両管理装置
10…制御装置
20…通信装置
30…データベース
V1〜Vn…共用車両
200V1〜200Vn…車載装置
300…インターネット
400X〜400Z…ユーザ端末装置

Claims (9)

  1. 複数のユーザに共用される複数の共用車両を管理する共用車両管理装置であって、
    前記共用車両を貸出及び返却することができる複数のステーションの情報を記憶する記憶手段と、
    前記ユーザの希望出発地の情報と、前記ユーザの希望目的地の情報と、を含む前記共用車両の利用要求を前記ユーザから受け付ける受付手段と、
    前記共用車両を利用する際の希望条件を、前記ユーザから取得する希望条件取得手段と、
    前記ユーザの利用要求に基づいて、前記希望出発地から所定範囲内にあるステーションの中から設定される、前記共用車両を利用開始するための出発ステーションから、前記希望目的地から所定範囲内にあるステーションの中から設定される、前記共用車両を利用後に返却するための帰着ステーションまで利用可能な共用車両が存在するか否かを判定する第1判定手段と、
    前記利用可能な共用車両が存在しない場合には、前記利用可能な共用車両が現れるまで、前記利用要求を受け付けたユーザを、ウェイティングリストに登録するリスト登録手段と、
    前記ウェイティングリストに登録されたユーザに対して、前記希望出発地から所定範囲内にある出発ステーションの候補と、前記希望目的地から所定範囲内にある帰着ステーションの候補との組合せを設定し、設定した組合せで利用可能な共用車両が現れたか否かを、それぞれのユーザによる前記共用車両の利用状況に基づいて判定する第2判定手段と、
    前記利用可能な共用車両が現れた場合には、前記利用可能な共用車両の情報を、前記ウェイティングリストに登録されているユーザに提案する提案手段と、を備え、
    前記第2判定手段は、前記ウェイティングリストに登録されたユーザについて、前記出発ステーションの候補及び/又は前記帰着ステーションの候補を、前記希望条件に応じて変更して、前記利用可能な共用車両が現れたか否かを判定することができる共用車両管理装置。
  2. 前記ユーザの現在位置の情報を取得する位置取得手段をさらに備え、
    前記希望出発地は、前記ユーザの現在位置であり、
    前記希望条件は、前記ユーザの位置に応じて前記希望出発地を変更する条件を含み、
    前記第2判定手段は、前記ウェイティングリストに登録されたユーザの希望出発地を、当該ユーザの位置に応じて更新し、前記利用可能な共用車両が現れたか否かを、再判定する請求項1に記載の共用車両管理装置。
  3. 前記希望出発地は、前記ユーザが設定する所望の地点であり、
    前記第2判定手段は、前記所望の地点から所定範囲内にある出発ステーションの候補と、前記希望目的地から所定範囲内にある帰着ステーションの候補との組合せを設定し、設定した組合せで利用可能な共用車両が現れたか否かを判定する請求項1に記載の共用車両管理装置。
  4. 前記リスト登録手段は、前記ウェイティングリストに複数のユーザが登録された場合には、それぞれのユーザにおける、前記出発ステーションの候補と、前記帰着ステーションの候補との組合せごとに、優先度を設定する請求項1〜3の何れか一項に記載の共用車両管理装置。
  5. 前記リスト登録手段は、前記ウェイティングリストに登録されている時間が長いユーザほど、当該ユーザの前記組合せについて、前記優先度を高く設定する請求項4に記載の共用車両管理装置。
  6. 前記所定範囲は、前記ユーザの徒歩圏であり、
    前記リスト登録手段は、前記ウェイティングリストに登録されているユーザの徒歩圏が狭いほど、当該ユーザの前記組合せについて、前記優先度を高く設定する請求項4又は5に記載の共用車両管理装置。
  7. 前記リスト登録手段は、前記ウェイティングリストに登録されているユーザに対して、前記ウェイティングリストに登録された後に前記共用車両の利用要求をキャンセルした回数が少ないほど、当該ユーザの前記組合せについて、前記優先度を高く設定する請求項4〜6の何れか一項に記載の共用車両管理装置。
  8. 前記リスト登録手段は、前記利用可能な共用車両の情報を提案できるユーザが多くなるように、それぞれにユーザの前記組合せに対して、前記優先度を設定する請求項4〜7の何れか一項に記載の共用車両管理装置。
  9. 複数のユーザに共用される複数の共用車両を管理するコンピュータが、
    前記共用車両を貸出及び返却することができる複数のステーションの情報を記憶するステップと、
    前記ユーザの希望出発地の情報と、前記ユーザの希望目的地の情報と、を含む前記共用車両の利用要求を前記ユーザから受け付けるステップと、
    前記共用車両を利用する際の希望条件を、前記ユーザから取得するステップと、
    前記ユーザの利用要求に基づいて、前記希望出発地から所定範囲内にあるステーションの中から設定される、前記共用車両を利用開始するための出発ステーションから、前記希望目的地から所定範囲内にあるステーションの中から設定される、前記共用車両を利用後に返却するための帰着ステーションまで利用可能な共用車両が存在するか否かを判定するステップと、
    前記利用可能な共用車両が存在しない場合には、前記利用可能な共用車両が現れるまで、前記利用要求を受け付けたユーザを、ウェイティングリストに登録するステップと、
    前記ウェイティングリストに登録されたユーザに対して、前記希望出発地から所定範囲内にある出発ステーションの候補と、前記希望目的地から所定範囲内にある帰着ステーションの候補との組合せを設定し、設定した組合せで利用可能な共用車両が現れたか否かを、それぞれのユーザによる前記共用車両の利用状況に基づいて判定するステップと、
    前記利用可能な共用車両が現れた場合には、前記利用可能な共用車両の情報を、前記ウェイティングリストに登録されているユーザに提案するステップと、を有し、
    前記利用可能な共用車両が現れたか否かを判定するステップにおいて、前記ウェイティングリストに登録されたユーザについて、前記出発ステーションの候補及び/又は前記帰着ステーションの候補を、前記希望条件に応じて変更して、前記利用可能な共用車両が現れたか否かを判定することができる共用車両管理方法。
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