JP2017009506A - レゾルバ - Google Patents

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Abstract

【課題】レゾルバにおける端子ピンに接続した巻線の端末、及びターミナルに接続したリード線の腐食を防止する。
【解決手段】
ステータコア5に装着された環状のインシュレータに径外方に延在する端子ピン基台部10が一体に形成され、端子ピン基台部10には複数の端子ピン11が植設され、端子ピン11の一方端にステータの巻線が接続される第1の接続部が設けられ、他端側に外部からのリード線12が接続される第2の接続部が設けられ、端子ピンカバー13と端子ピン基台部10との間に形成された第1の空間、スライドカバー14と端子ピン基台部10との間に形成された第2の空間にワニスが充填され、端子ピン11の第1の接続部と第2の接続部とがワニスの中に封止される。
【選択図】図5

Description

本発明はレゾルバに関し、特に端子とターミナルの保護構造に関する。
回転角度を検出する手段としてレゾルバが知られている。レゾルバはモータ等の回転軸に固定されて回転するロータと、ハウジング等に固定されてロータと径方向で対向配置されるステータとを備えている。ステータには励磁巻線と検出巻線が巻回され、検出巻線はsin信号とcos信号を出力する巻線から構成されている。励磁電流を励磁巻線に印加し、レゾルバのロータが回転すると、ロータとステータとの間に形成されたギャップの寸法が変化し、この変化に応じた電圧が検出巻線に誘起される。この検出巻線に生じた電圧はロータの回転角度を反映した信号であり、この信号によって回転軸の角度を検出することができる。
励磁巻線と検出巻線、それぞれの巻線端末は、インシュレータと一体に形成された端子ピン基台部に植設された端子ピンに接合されている。レゾルバの使用環境においては、端子ピンに接続した巻線端末の銅線が露出した箇所が腐食され、導通不良に至る問題がある。このため、レゾルバの巻線端末の腐食を防止することができるレゾルバが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図8には、特許文献1に記載されたレゾルバ100の平面図が示され、図9には、そのステータ部分の斜視図が示されている。図8に示すレゾルバ100は、複数の端子ピンが配置された配線引き出し部111を備え、複数の端子ピンのそれぞれには、巻線114の端末が接続され、配線引き出し部111に複数の端子ピンを覆った端子ピンカバー115が装着され、端子ピンカバー115には充填材が充填され、端子ピンに接続された巻線114の端末が充填材の中に封止されている。
特開2015−45510公報
特許文献1では、端子ピンの径外方に端子ピンと一体に形成されたターミナル113が配置されており、外部と接続するためのリード線がターミナル113に電気的に接続される。しかしながら、特許文献1では、端子ピンに接続された巻線114の端末が端子ピンカバー115の中に充填された充填材の中に封止されているため、巻線の端末の腐食を防止することができるが、外部と接続するためのリード線が電気的に接続されるターミナル113は露出しているため、ターミナル113に接続したリード線の箇所が腐食され、導通不良に至る問題がある。
本発明は上記課題に鑑み、特にレゾルバを腐食成分の存在する環境の中で使用しても端子ピンに接続した巻線の端末、及びターミナルに接続したリード線の腐食を防止することができるレゾルバを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、環状のステータコアと、前記ステータコアに巻回された巻線と、前記環状のステータコアに装着されたインシュレータとを備え、前記インシュレータには、径外方に延在する端子ピン基台部が一体に形成され、前記端子ピン基台部には複数の端子ピンが植設され、前記端子ピンは、その一方端に前記巻線の端末が接続される第1の接続部が設けられ、その他端に外部からのリード線が接続される第2の接続部が設けられ、端子ピン基台部の軸方向一端側に第1のカバーを備え、前記端子ピン基台部の軸方向他端側に第2のカバーを備え、前記第1のカバーと前記端子ピン基台部との間に形成された第1の空間、及び前記第2のカバーと前記端子ピン基台部との間に形成された第2の空間に充填材が充填され、前記端子ピンの前記第1の接続部と前記第2の接続部とが前記充填材の中に封止されていることを特徴とするレゾルバである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2のカバーは、前記第1のカバーと係合することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第1の空間に充填された充填材と前記第2の空間に充填された充填材は貫通穴を介して連通していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記第2の空間の径方向外側における前記第2のカバーの内側には、径方向と交わる方向に延在する溝が形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記第1のカバーは、端子ピン基台部の側面に係合する係合爪を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発明において、前記端子ピン基台部には、前記リード線の先端を収容する溝が設けられており、前記溝の内部に前記端子ピンの前記第2の接続部が配置され、前記第1のカバーは、前記溝を覆っていることを特徴とする。
本発明によれば、特にレゾルバを腐食成分の存在する環境の中で使用しても端子ピンに接続した巻線の端末、及びターミナルに接続したリード線の腐食を防止することができる技術が提供される。
実施形態のレゾルバを示す平面図である。 図1のA−A箇所の断面図である。 図1の断面図である。 図1の底面図である。 図1における端子ピンカバーとスライドカバーの取り付け状態を示す断面図である。 図4におけるスライドカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 図6を上面から見た上面図である。 従来のレゾルバを示す平面図である。 図8に示すレゾルバのステータの斜視図である。
(構成)
図1は、実施形態のレゾルバ1が示されている。レゾルバ1は、インナーロータ形のVR(バリアブルリラクタンス)型レゾルバである。レゾルバ1は、ステータ2と、ステータ2の内側において回転可能なロータ3を備えている。ロータ3は、外周面に2つの凸部を形成した軸倍角2Xの構造を有している。図2は、図1のA−A箇所の断面図である。図3は、図1の断面図である。図4は、図1の底面図である。図5は、図1におけるステータに装着した端子ピンカバーとスライドカバーの取り付け状態を示す断面図である。図6は、図4におけるスライドカバーを取り外した状態を示す図である。なお、便宜上、図1以外はロータ3の図示を省略している。
ロータ3は、薄板状の軟磁性のコアを複数枚数積層して構成され、モータ(図示せず)の回転軸4に固定されている。ステータ2は、軟磁性のコアを複数枚数積層してなる環状のステータコア5と、ステータコア5の軸方向両端からそれぞれ装着した第1のインシュレータ7と第2のインシュレータ8(図5参照)からなる樹脂製のインシュレータ6と、インシュレータ6を介してステータコア5に巻回された巻線9とを備えている。巻線9により、励磁巻線と、sin相およびcos相の2層の検出巻線が構成されている。
ステータコア5を構成する軟磁性の薄板状のコアは、環状ヨーク部から径内方(ロータ3の方向)に延在する複数のティース(極歯)(本実施例では10個のティース)を有している。このコアを複数枚転積(回転させながら積層)してカシメ固定することで、ステータコア5が構成されている。
図5に示すように、ステータコア5の軸方向一方端から第1のインシュレータ7が装着され、ステータコア5の軸方向他方端から第2のインシュレータ8が装着され、インシュレータ6を介してすべてのティースに励磁巻線が巻回され、所定のティースに検出巻線が巻回されている。
樹脂製の第1のインシュレータ7には、径方向に延在する端子ピン基台部10が一体成形にて一体に形成されている。端子ピン基台部10には、複数(この例では6本)の端子ピン11が植設されている。端子ピン11はL字形で、一方端は軸方向に延在し、そこには巻線の端末を絡げる巻線絡げ部11aが設けられている。端子ピン11の他端は、径外方に向かって延在し、その先端部分は、外部からの配線であるリード線12が接続されるターミナル11bとなる。
図6に示すように、端子ピン基台部10には、ターミナル部17が設けられている。ターミナル部17には、リード線12の先端(被覆を剥き導体部分を露出させた先端部分)を収める溝16がリード線12の数に合わせて(この場合は、6カ所)設けられている。上述した端子ピン11のターミナル11bは、平たい形状に加工されており、上述した溝16の底の部分に位置し、ワニスが充填される前の状態では、そこで露出している。図6に示すように、溝16の部分でリード線12の先端を端子ピン11のターミナル11bに載せ、リード線12と端子ピン11とを接触させている。後述するように、端子ピン11のターミナル11bとリード線12とを溶接で接合する際に、ターミナルの裏面11cに溶接用の電極が接触する。よって、リード線12をターミナル11bに接続する段階では、ターミナル11bの裏面11cは露出している。
励磁巻線の巻線端末は、検出巻線の巻線端末が対応するそれぞれの位置の端子ピン11の巻線絡げ部11aに絡げられて電気的に接続される。接続の方法としては、TIG溶接が用いられるが、それに限定されるものではなく、電気的に接続される手段であれば半田付け等の他の方法であってもよい。なお、図では巻線端末は図示省略されている。
端子ピン基台部10の巻線絡げ部11aの側には、巻線絡げ部11aおよびターミナル部17を覆った端子ピンカバー13(第1のカバー)が装着されている。巻線絡げ部11aと反対側の端子ピン基台部側にはスライドカバー14(第2のカバー)が装着され、スライドカバー14により、端子ピン11のターミナル11bの裏面11cが覆われている。
端子ピンカバー13と端子ピン基台部10との間に形成された空間21に充填材であるワニス20が充填されている(図5参照)。この空間21に充填されたワニス20は、端子ピン基台部10に形成された複数の貫通穴10bを通ってスライドカバー14と端子ピン基台部10との間に形成された空間22にも流れ、空間22にも充填されている。この構造では、巻線絡げ部11aの側では端子ピン11と巻線9の接合部分が空間21に充填されたワニス20の中に封止される。そして、巻線絡げ部11aの反対側では、端子ピン11のターミナル11bの裏面11cがワニス20の中に封止される。
(組み立て)
組み立てに当たっては、励磁巻線の巻線端末と検出巻線の巻線端末を端子ピン11の巻線絡げ部11aに接続した後、ターミナル部17の溝16の内部において、ターミナル11b(端子ピン11の他端)に外部と接続するためのリード線12が抵抗溶接等により接続される。なお、ターミナル11bへのリード線12の溶接を行う際にターミナルの裏面11cに溶接用の電極を接触させる必要があるので、図7の視点から見たターミナルの裏面11cは、この段階で露出している。
次に、端子ピン基台部10の側面に形成されたスライド部10a(図6参照)に端子ピンカバー13に形成したスライド部を係合してスライドさせる。そして、端子ピンカバー13の側面の先端部に形成した係合爪13aが端子ピン基台部10の側面と係合することによって、端子ピンカバー13が端子ピン11の露出部分を覆うようにして端子ピン基台部10に装着される。
次に、スライドカバー14を端子ピンカバー13の内側に形成されたスライド溝13bに嵌めて、径外方から径内方に向かってスライドさせ、端子ピンカバー13にスライドカバー14を装着する。スライドカバー14の装着によって、端子ピン基台部10には端子ピン11の露出部分および巻線絡げ部11aを覆った端子ピンカバー13が装着され、端子ピン11の露出部分と反対側の端子ピン基台部にはスライドカバー14が装着される。スライドカバー14の装着によってターミナル11bの裏面11c(図7参照)が覆われる。
次に、端子ピンカバー13の開口13cにワニス20を充填し、端子ピンカバー13と端子ピン基台部10との間に形成された空間21にワニス20を充填する。この空間21に充填したワニス20は、端子ピン基台部10に形成された複数の貫通穴10bを通ってスライドカバー14と端子ピン基台部10との間に形成された空間22にも流れ、そこに充填される。また、空間21は、ターミナル部17の溝16にも繋がっているので、ワニス20は溝16内にも浸透し、溝16はワニスで満たされる。
上記のワニス20の充填によって、端子ピン11が露出した側では、端子ピン11と巻線9の端末との接合部分、および端子ピン11とリード線12の接合部分がワニス20の中に封止され、反対側ではターミナル11bの裏面11cがワニス20の中に封止される。
ここで、スライドカバー14には複数の貫通穴14aが形成されている(図4では3個形成)。なお、図6では、貫通穴14aは図示省略されている。貫通穴14aの直径は、空間2に充填されたワニス20がこの貫通穴14aから外部に流出しない程度の寸法が選択されている。この貫通穴14aは、スライドカバー14と端子ピン基台部10との間に形成された空間22に充填されるワニス20の充填状態を確認するために利用される。この貫通穴14aにワニス20が充填されている場合、空間22にワニス20が充填されていると判断でき、ワニス20がこの貫通穴14aを充填するには至らない場合、ワニス20が空間22を充填するには不足していると判断できる。
また、スライドカバー14の内側には幅方向(径方向と交わる方向)全長にわたって溝14bが形成されている(図5,6では2本の溝14bを形成)。スライドカバー14の内側は、端子ピン基台部10との間に空間22を形成する箇所以外は端子ピン基台部10に当接している。このため、空間22に充填されたワニス20が毛細管現象によってスライドカバー14と端子ピン基台部10との当接面に侵入する。この現象が顕著になると、ワニスの流出による空間21,22へのワニスの充填が不十分になる可能性が生じる。上記の構造では、スライドカバー14の内側に形成された溝14bによって空間が形成されているため、この空間の大気圧とのバランスによって溝14bの部分で当該当接面に侵入したワニス20の浸透が止まる。換言すれば、溝14bはワニス20の流出を止めるストッパとして機能する。なお、溝14bの形状は、図示する形状に限定されものではなく、ワニスの流出を止めるストッパとして機能するものであればよい。
(優位性)
上述の通り、端子ピン基台部10の軸方向一端側に端子ピン11とリード線12の接合部、端子ピン基台部10の軸方向他端側にターミナル11bの裏面11cが配置されたレゾルバにあって、端子ピンカバー13と端子ピン基台部10との間に空間21を形成し、スライドカバー14と端子ピン基台部10との間に空間22を形成し、それぞれの空間21,22にワニス20が充填されることによって端子ピン11、リード線12の接続部、及びターミナル11bの裏面11cがワニス20の中に封止される。この構造では、空間21はターミナル部17(図5参照)および溝16に面しているので、ターミナル部17の溝16(リード線12の先端が収容される溝)内にも空間21からワニスが流れ込み、溝16にもワニスが浸透および充填される。そのため、端子ピン11の他方の端部であるターミナル11bとリード線12の接合部分もワニスにより封止される。よって上述した構造によれば、レゾルバ1を特に腐食成分の存在する環境の中で使用しても端子ピン11に接続した巻線9の端末、及び端子ピン11の他端部分であるターミナル11bに接続したリード線12の腐食を防止することができる。
上記の構造では、端子ピンカバー13と端子ピン基台部10との間に形成された空間21、及びスライドカバー14と端子ピン基台部10との間に形成された空間22に充填されたワニス20によって、端子ピン11、リード線12の接続部、及びターミナル11bの裏面11cがワニス20の中に封止される。このため、レゾルバ1を特に腐食成分の存在する環境、例えば、水分やオイル等に含まれる硫黄成分が存在する環境の下においても、端子ピン及びターミナルにおける水分による錆の発生やオイル等に含まれる硫黄成分による腐食の発生を防止できる。
また、端子ピンカバー13によって、端子ピン11の巻線絡げ部11aとターミナル部17の溝16が覆われるので、上述したワニスによる封止を確実に行える。また、上記の例では、ターミナル11b(端子ピン11の他端)とリード線12との接続を抵抗溶接等の電気溶接により行い、その際に溶接用の電極を接触させる必要から、図6に示すようにターミナル11bの裏面11cを露出させる必要がある。この部分が露出したままだと、ターミナル11bの裏面11cからの腐食が進行し、導通不良が発生する可能性が生じる。しかしながら、上記の例では、空間22にワニスを充填し、溶接時に露出しているターミナル11bの裏面11cをワニスで封止するので、上記のターミナル11bの裏面11cからの腐食が防止される。
また、レゾルバ1に直接、水が接触する環境であっても、端子ピン11、リード線12の接続部、及びターミナル11bの裏面11cがワニス20の中に封止されているため、端子間が短絡することを防止できる。
(その他)
上述した構造と同様な機能が得られる保護構造であれば、本願発明の実施形態は、上述した内容に限定されない。なお、リード線12の接続部は端子ピン側ではなく反対側に配設し、ターミナル11bの裏面11cが端子ピン11側に配設した構成であっても勿論よい。充填材としては、ワニスが好適であるが、ワニスと同様の機能を有するものであれば、他の樹脂系の充填材、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、等の充填材を用いることもできる。
また、第1の空間21に充填された充填材と第2の空間22に充填された充填材は貫通穴10bにて連通しているが、貫通穴10bを用いることなく、充填材をそれぞれの空間に充填した構成であってもよい。
また、スライドカバー14は端子ピンカバー13と別体にて形成しているが、スライドカバー14は端子ピンカバー13と一体で形成した構成であっても勿論よい。
また、本願発明の実施形態では、スライドカバー14を端子ピンカバー13の内側に形成されたスライド溝13bに嵌めて、径外方から径内方に向かってスライドさせて装着した形態であるが、スライド以外の手段によって装着する構成であっても勿論よい。
また、ターミナル11bとリード線12との接合手段は抵抗溶接を用いているが、電気的に接続できるものであれば、他の接合手段を用いることもできる。
上述の通り、本願発明のレゾルバは、特に腐食成分の存在する環境、例えば、水分やオイル等に含まれる硫黄成分が存在する環境の下で使用する場合に好適であるが、腐食成分の存在する環境の下でなくとも勿論使用できる。
1…レゾルバ、2…ステータ、3…ロータ、4…回転軸、5…ステータコア、6…インシュレータ、7…第1のインシュレータ、8…第2のインシュレータ、9…巻線、10…端子ピン基台部、11…端子ピン、11a…巻線絡げ部、11b…ターミナル、11c…ターミナルの裏面、12…リード線、13…端子ピンカバー(第1のカバー)、13a…係合爪、13b…スライド溝、14…スライドカバー(第2のカバー)、14b…溝、16…溝、17…ターミナル部、20…ワニス、21…空間、22…空間。

Claims (6)

  1. 環状のステータコアと、
    前記環状のステータコアに巻回された巻線と、
    前記環状のステータコアに装着されたインシュレータと
    を備え、
    前記インシュレータには、径外方に延在する端子ピン基台部が一体に形成され、
    前記端子ピン基台部には複数の端子ピンが植設され、
    前記端子ピンは、その一方端に前記巻線の端末が接続される第1の接続部が設けられ、その他端に外部からのリード線が接続される第2の接続部が設けられ、
    端子ピン基台部の軸方向一端側に第1のカバーを備え、前記端子ピン基台部の軸方向他端側に第2のカバーを備え、
    前記第1のカバーと前記端子ピン基台部との間に形成された第1の空間、及び前記第2のカバーと前記端子ピン基台部との間に形成された第2の空間に充填材が充填され、
    前記端子ピンの前記第1の接続部と前記第2の接続部とが前記充填材の中に封止されていることを特徴とするレゾルバ。
  2. 前記第2のカバーは、前記第1のカバーと係合することを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。
  3. 前記第1の空間に充填された充填材と前記第2の空間に充填された充填材は貫通穴を介して連通していることを特徴とする請求項1または2に記載のレゾルバ。
  4. 前記第2の空間の径方向外側における前記第2のカバーの内側には、径方向と交わる方向に延在する溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレゾルバ。
  5. 前記第1のカバーは、端子ピン基台部の側面に係合する係合爪を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレゾルバ。
  6. 前記端子ピン基台部には、前記リード線の先端を収容する溝が設けられており、
    前記溝の内部に前記端子ピンの前記第2の接続部が配置され、
    前記第1のカバーは、前記溝を覆っていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のレゾルバ。
JP2015127094A 2015-06-24 2015-06-24 レゾルバ Active JP6208717B2 (ja)

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