JP2017008789A - ファン及びドライヤー - Google Patents

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村上 淳
Atsushi Murakami
村上  淳
裕一 佐久間
Yuichi Sakuma
裕一 佐久間
隆正 山下
Takamasa Yamashita
隆正 山下
慎吾 吉野
Shingo Yoshino
慎吾 吉野
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Abstract

【課題】ケースに伝わる振動を抑制したファン及びそのようなファンを備えるドライヤーを提供する。
【解決手段】前後に延びる中心軸に沿って前方へ風を送り出すファンであって、前記中心軸を中心とするシャフトを含むモータと、前記モータの径方向外側に位置し、前記モータを保持するモータ保持部と、前記モータ保持部の径方向外側に位置し、後側の端部に底板部を有する有底筒状の外筒ケースと、前記外筒ケースの後側の端部よりも後側に位置し、前記シャフトに取り付けられるインペラと、前記モータ保持部と前記外筒ケースとを接続する複数のリブと、前記外筒ケースの径方向外側の外面に位置する複数の静翼と、前記静翼の径方向外側に位置するケースと、を備え、前記複数の静翼における前記外筒ケースとの接続位置は、前記複数のリブにおける前記外筒ケースとの接続位置と周方向において異なる、ファンである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファン及びドライヤーに関するものである。
例えば、下記特許文献1に示すように、ドライヤーに対するモータの固定構造が提案されている。この固定構造では、モータを保持する内筒の周囲にリブで連結された外筒が静翼を介してケースにドライヤーケースに固定される。
特開2008−67766号公報
上記固定構造においては、静翼とリブとが径方向の同じ位置、すなわち直線上に位置する。そのため、モータの振動が直線上につながっているリブと静翼とを通じてドライヤーケースに伝わることで振動が発生してしまう。このような振動は使用者の快適性を損なうおそれがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、ケースに伝わる振動を抑制したファン及びそのようなファンを備えるドライヤーを提供することを目的とする。
本願のドライヤーの例示的な一実施形態は、前後に延びる中心軸に沿って前方へ風を送り出すファンであって、中心軸を中心とするシャフトを含むモータと、モータの径方向外側に位置し、モータを保持するモータ保持部と、モータ保持部の径方向外側に位置し、後側の端部に底板部を有する有底筒状の外筒ケースと、外筒ケースの後側の端部よりも後側に位置し、シャフトに取り付けられるインペラと、モータ保持部と前記外筒ケースとを接続する複数のリブと、外筒ケースの径方向外側の外面に位置する複数の静翼と、静翼の径方向外側に位置するケースと、を備える。複数の静翼における外筒ケースとの接続位置は、複数のリブにおける外筒ケースとの接続位置と周方向において異なる。
本発明によれば、ケースに伝わる振動を抑制したファン及びそのようなファンを備えるドライヤーが提供される。
図1は、本実施形態におけるドライヤーを示す断面図である。 図2は、本実施形態におけるモータを示す断面図である。 図3は、図1のA−A線矢視によるドライヤーの断面図である。 図4の(a)、(b)は、変形例におけるファンの正面図である。 図5は、変形例における内筒部を示す展開図である。 図6は、変形例における内筒部を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るファン及びドライヤーについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、各構造における縮尺および数等を、実際の構造における縮尺および数等と異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、X軸方向は、図1乃至6に示す中心軸Oの軸方向と平行な方向とする。X軸方向は、図3および図4において紙面貫通方向としている。Z軸方向は、X軸方向とY軸方向との両方と直交する方向である。Z軸方向は、図1、図2、図5および図6において紙面貫通方向とする。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。
また、以下の説明においては、中心軸Oの延びる方向(X軸方向)を前後方向とする。X軸方向の負の方向(−X方向)を「前側方向」、「前側」または「前方」と呼び、X軸方向の正の方向(+X方向)を「後側方向」、「後側」または「後方」と呼ぶ。なお、前後方向、前側および後側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Oに平行な方向(X軸方向)を単に「前後方向」と呼び、中心軸Oを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Oを中心とする周方向(θZ方向)、すなわち、中心軸Oの軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。
図1は、本実施形態のドライヤー100を示す断面図である。また、図2は、モータ1を示す断面図である。また、図3は図1のA−A線矢視による断面図である。本実施形態のモータ1は、アウターロータ式のブラシレスモータである。
図1に示すように、本実施形態のドライヤー100は、中心軸Oに沿って前方へ風を送り出すヘヤードライヤーである。ドライヤー100は、ドライヤーケース7と、該ドライヤーケース7内に空気を取り込むファン90とを備える。なお、本実施形態のドライヤー100は、ドライヤーケース7内のファン90よりも前側の空間に配置された加熱装置(不図示)を有し、ファン90によってケース内部に取り込んだ空気を加熱して温風として送り出す。ドライヤー100は、モータ1と、インペラ3と、モータ装着部50と、取付部16と、ドライヤーケース7と、を有する。
(ドライヤーケース)
ドライヤーケース7は、前側ケース7aと、中間ケース7bと、後側ケース7cとを有する。これら前側ケース7a、中間ケース7b及び後側ケース7cは、例えば、互いが嵌合することで一体化し、ドライヤー100の外装を構成する。
前側ケース7aは、前側ケース7aの前側に位置し、温風を吹き出す吹出部110を有する。吹出部110は、温風を吹き出す吹出口110aを有する。前側ケース7aは、後側から前側(吹出部110側)に向かうにつれて内径が狭まる略筒状の部材である。
中間ケース7bは前側ケース7aの後側に配置され、ファン90の後側を覆う部材である。中間ケース7bは、ファン90に空気を導く導風口7b1を有する。
後側ケース7cは、中間ケース7bの後側に配置され、ドライヤーケース7の後側からドライヤーケース7の内部に空気を吸い込む吸込部111を有する。吸込部111は、空気を吸い込む吸込口111aを有する。
なお、ドライヤーケース7は、Z軸方向の負側の面にドライヤー100の使用者が把持するためのグリップ部を有する。
(ファン)
ファン90は、モータ1と、インペラ3と、モータ装着部50と、ドライヤーケース7の一部を構成する中間ケース7bと、を含む。
<モータ>
図2に示すように、モータ1は、ロータ2と、ステータ11と、ステータ支持部12と、軸受部13、14と、を備える。
ロータ2は、シャフト10と、シャフト10に固定される筒状のロータホルダ60と、ロータホルダ60に固定されたロータマグネット61とを有する。
シャフト10は、中心軸Oに沿って配置された円柱状の軸である。シャフト10の中心は、中心軸Oに一致する。
ロータホルダ60は、前後方向に延びる円筒形状の筒部60aと、筒部60aの後側端部から径方向内側に延びる天板部60bとを有する。シャフト10は、天板部60bの中央に位置するシャフト保持部60cに圧入されることで保持される。
ロータマグネット61は、筒部60aの内周面60a1に直接又はヨークを介して保持される。ロータマグネット61は、ロータホルダ60の周方向に異なる磁極を配列する永久磁石である。
ステータ11は、ステータコア11aと、コイル11bとを有する。ステータ11は、ステータ支持部12の径方向外側かつロータマグネット61の径方向内側において、周方向に等間隔で配列される。コイル11bは回路部(不図示)に搭載される電気回路と電気的に接続される。
ステータ支持部12は、前後方向に延びる略円筒状に部材である。ステータ支持部12の外周面12aに、ステータ11が支持される。ステータ支持部12は、内周面12bの前側に軸受部13を保持し、内周面12bの後側に軸受部14を保持する。本実施形態において、ステータ支持部12の前側の端部12cは、モータ1の前側の端部1aに相当する。
軸受部13および軸受部14は、シャフト10を回転可能に支持する。そして、ロータ2は、シャフト10とともに中心軸Oを中心として回転可能である。したがって、ロータ2がステータ11の径方向外側において、中心軸Oを中心として回転している。そのため、本実施形態におけるモータ1は、アウターロータ式のモータである。
<インペラ>
図1に示したように、インペラ3は、シャフト10の後側に取り付けられる。インペラ3は、ロータ2の回転に伴ってシャフト10とともに中心軸Oを中心として回転する。インペラ3は、本体部3aと、該本体部3aに取り付けられた複数の羽根3bとを有する。複数の羽根3bは、本体部3aの周方向に配置される。
本実施形態のインペラ3は遠心式のインペラである。遠心式のインペラ3は、シャフト10の回転に伴って前後方向に沿って吸気した空気を径方向外側へと排出することでドライヤーケース7の内部に位置する流路Rへと導く。
<モータ装着部>
モータ装着部50は、モータ1の径方向外側に位置し、モータ1を保持するモータ保持部22と、モータ保持部22の径方向外側に位置し、有底筒状の外筒ケース23と、モータ保持部22と外筒ケース23とを接続する複数のリブ31と、外筒ケース23の径方向外側の外面である外周面23b2に位置する複数の静翼5と、を含む。モータ装着部50は、静翼5がドライヤーケース7(前側ケース7a)にネジ36で固定される。モータ装着部50は、例えば、全体が樹脂材料から構成される。
外筒ケース23は、前後方向に延びる略筒状の外筒部23bと、外筒部23bの後側端部から径方向内側に延びる底板部23aとを有する。複数の静翼5は、外筒部23bの径方向外側の外周面23b2に位置する。底板部23aは前後方向に貫通する貫通孔29を有する。シャフト10は貫通孔29を挿通することで底板部23aの前後方向における両側に位置する。
貫通孔29は、モータ保持部22よりも径方向内側、具体的には底板部23aの中央に位置する。この構成にすれば、本実施形態のように、遠心式のインペラ3を採用した場合に、騒音の原因となる渦を発生させる通風路として貫通孔29が機能することが無い。よって、渦による騒音の発生を抑制することができる。
外筒部23bの前後方向に沿った断面形状において、外筒部23bの外形は拡径部分41と縮径部分42とを有する。拡径部分41は、底板部23aから前方に向かって外径が漸次拡大する部位である。縮径部分42は、拡径部分41から前方に向かって外径が漸次縮小する部位である。
これにより、外筒部23bは、インペラ3により流路Rに送り込んだ空気を外周面23b2に沿って前方側へスムーズに送り出すことができる。なお、図3に示すように、流路Rは、外筒部23b、前側ケース7a及び静翼5で区画されることで構成される。
モータ保持部22は、外筒部23bの径方向内側に位置し、底板部23aから前側に延びる略筒状の部材である。本実施形態において、モータ保持部22は外筒ケース23と一体である。
本実施形態において、モータ保持部22は、取付部16を介してモータ1を保持する。
取付部16は、モータ1をモータ保持部22に取り付ける部分である。取付部16は、第1取付部16aと、第2取付部16bとを含む。
第1取付部16aは、モータ保持部22の内周面22aに固定されるとともに、後側の端部16a2が底板部23aに固定される。なお、第1取付部16aがモータ保持部22の一部であっても良い。
図3に示すように、第1取付部16aは、モータ保持部22の内周面22aに沿って周方向に均等に配置される。本実施形態において、第1取付部16aが3つ配置される。なお、複数の第1取付部16aは、周方向に均等な配置からずれた位置に配置されても良い。このようにすれば、モータ保持部22に対する取付部16の組み付け方向が一義的に決まるため、モータ1の組み付け方向の間違いを無くすことができる。
図3に示すように、第2取付部16bは金属製の部材であり、モータ1の前側の端部1a(ステータ支持部12の前側の端部12c)に固定される固定部17と、固定部17から径方向外側に向かって延びる3つの延在部18とを有する。
各延在部18は、各延在部18の径方向外側において、端部16b1が第1取付部16aの前側の端部16a1とネジ35により固定される。なお、第1取付部16aの前側の端部16a1にネジ35を締結するためのネジ穴(不図示)が位置する。なお、上述した取付部16の構成は上記に限定されず、第1取付部16aおよび延在部18の数は適宜変更可能である。
図3に示すように、リブ31の数と静翼5の数は同じである。具体的に本実施形態では、リブ31及び静翼5を8個ずつ有する。このようにリブ31の数と静翼5の数とを同じにすれば、例えばモータ装着部50を樹脂成型する場合、樹脂材料が均等に流入するようになるので、成形不良の発生を抑制できる。よって、モータ装着部50として信頼性の高い部品が得られる。
リブ31は、モータ保持部22の外周面22bから径方向外側に向かって延びる。ここで、リブ31の径方向の幅の中心を通る軸を中心軸O2とする。中心軸O2は径方向に延びている。リブ31の径方向外側は、外筒ケース23(外筒部23b)の径方向内側の内面である内周面23b1に接続する。
静翼5は、外筒ケース23(外筒部23b)の外周面23b2から径方向外側に向かって延びる。ここで、静翼5の径方向の幅の中心を通る軸を中心軸O1とする。中心軸O1は径方向に延びる。静翼5の径方向外側の端部5aは、前側ケース7aに接続される。
複数の静翼5における外筒ケース23との接続位置P1は、複数のリブ31における外筒ケース23との接続位置P2と周方向において異なる。
本明細書において、複数の静翼5における外筒ケース23との接続位置P1とは、静翼5の中心軸O1と外筒部23bの外周面23b2との交点を意味する。複数のリブ31における外筒ケース23との接続位置P2とは、リブ31の中心軸O2と外筒部23bの内周面23b1との交点を意味する。
本実施形態のモータ装着部50では、リブ31と静翼5とが径方向において直線上に並んで配置されない。そのため、複数のリブ31のうち一つのリブ31に着目した場合、リブ31と、該リブ31に最も近い静翼5と外筒ケース23とを結ぶ経路K1はクランク状となる。
具体的に本実施形態では、リブ31は周方向において隣り合う静翼5の中間に位置する。すなわち、リブ31の中心軸O2は周方向において隣り合う静翼5の中心軸O1の中間に位置する。この場合、接続位置P1及び接続位置P2間の距離を最も長くすることができる。
ところで、ドライヤー100の使用時にファン90を回転させるとモータ1が振動する。モータ1の振動は中心軸Oの中心から径方向に向かう力によって発生するため、モータ装着部50を介してドライヤーケース7側へと伝わる。
具体的に、モータ1の振動は取付部16を介してモータ保持部22へと伝わる。モータ保持部22に伝わった振動は、リブ31、外筒ケース23及び静翼5の経路を通ってドライヤーケース7(前側ケース7a)へと伝わる。
本実施形態のモータ装着部50によれば、リブ31、外筒ケース23及び静翼5による経路がクランク状となるため、外筒ケース23を挟んでリブ31と静翼5とが直線上に配置された場合に比べてドライヤーケース7側へと伝わり難くなる。つまり、クランク状に配置されたリブ31、外筒ケース23及び静翼5は、樹脂が有する若干の柔軟性によってそれぞれが僅かに撓むことで振動を減衰させる。一方、リブ31と静翼5とが直線上に配置される場合、リブ31からドライヤーケース7に振動が減衰されず伝わりやすい。
また、本実施形態では、リブ31は周方向において隣り合う静翼5の中間に位置する。つまり、リブ31の中心軸O2は周方向において隣り合う静翼5の中心軸O1の中間に位置する。これによれば、接続位置P1及び接続位置P2間の距離が最長となるので、リブ31、外筒ケース23及び静翼5による経路が延びて振動をより減衰することができる。
また、本実施形態では、静翼5の周方向の厚みがリブ31の周方向の厚みよりも厚い。これにより、静翼5とリブ31とで振動が伝達し易い周波数を異ならせている。よって、モータ1の振動をドライヤーケース7側に伝え難くすることができる。
本実施形態のモータ装着部50を備えたファン90によれば、ドライヤーケース7に伝わるモータ1の振動を大幅に低減できる。また、ドライヤーケース7に伝わる振動が抑えられるため、振動に伴う騒音の発生も抑制することができる。
したがって、本実施形態のファン90及びこれを備えたドライヤー100によれば、振動及び騒音が低減されることで使用者の快適性を向上させることができる。
本実施形態のモータ装着部50は、モータ保持部22と外筒ケース23とがリブ31で連結された2重構造を有している。そのため、例えば、外筒ケース23やドライヤーケース7の形状変更を行うだけで、ドライヤー100の設計要求に応じた流路Rの形状を得ることができる。よって、モータ保持部22の設計変更を行う必要がないので、ドライヤーの設計が容易となる。
なお、本実施形態では、リブ31が周方向において隣り合う静翼5の中間に位置する場合を例に挙げたが、リブ31の周方向における位置はこれに限定されない。
例えば、リブ31は、周方向において隣り合う2つの静翼5の間の範囲Eのうち第1の範囲E1と周方向で重なる位置に配置すればよい。なお、第1の範囲E1は、周方向において第2の範囲E2及び第3の範囲E3に挟まれる領域であって上記範囲Eの8割に相当する。また、第2の範囲E2及び第3の範囲E3は、それぞれ静翼5に近接する範囲であって上記範囲Eの1割に相当する。
また、本実施形態においては、図4から図6に示す構成を変形例として採用できる。なお、以下の説明においては、上記説明と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
(第1変形例)
図4(a)、(b)は、本実施形態の第1変形例であるドライヤー101の断面図である。なお、図4に示す断面は、図3に示した断面と同じ部分に相当する。なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図4(a)、(b)に示すように、リブ31は、モータ保持部22との接続位置P3及び外筒ケース23との接続位置P2が周方向で異なる。本明細書において、リブ31とモータ保持部22との接続位置P3とは、リブ31の中心軸O2とモータ保持部22の外周面22bとの交点を意味する。
図4(a)に示すリブ31の中心軸O2は、接続位置P3の法線Hに対する傾斜角度θが30°である。ここで、傾斜角θにおいて時計回りを正とした場合、図4(b)に示すリブ31は上記傾斜角度θが−30°である。なお、上記傾斜角度θの値は、±30°に限定されない。
図4(a),(b)に示すように、リブ31は、モータ保持部22の外周面22bから径方向に対して傾いた方向に延びる。そのため、モータ保持部22の外周面22bから径方向外側へ向かう振動がリブ31を介して外筒ケース23に伝わり難くなる。
また、図4(a),(b)におけるリブ31は、モータ保持部22の外周面22bから径方向に対して傾いた方向に延びるため、図3に示すリブ31が径方向に沿って延びる構成に比べ、モータ保持部22および外筒ケース23間を接続するリブ31の長さが延びる。
このように本変形例によれば、リブ31を介して外筒ケース23側に振動がより伝わり難くなる。よって、外筒ケース23および静翼5を介してドライヤーケース7に振動がより伝わり難くなるので、使用者の快適性をさらに向上させることができる。
(第2変形例)
図5は、本実施形態の第2変形例である外筒ケース123を周方向に展開した展開図である。なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図5に示すように、外筒ケース123は、前後方向に延びる略筒状の外筒部123bと、外筒部123bの後側端部から径方向内側に延びる底板部123aと、該外筒部123bの径方向内側に位置し、底板部23aから前側に延びる内壁部124とを有する。内壁部124の径方向の厚さは、外筒部123bの径方向の厚さよりも薄い。
内壁部124は、底板部123aに固定される第1取付部16aの後側の端部16a1を支持する複数の支持部124aと、複数の支持部124a間を接続する接続部124bとを含む。支持部124aの前後方向の高さは、接続部124bの前後方向の高さよりも大きい。支持部124aの前後方向の高さは、第1取付部16aの前後方向の高さのほぼ半分(1/2)である。
本変形例においては、リブ31は支持部124aの径方向外側(第1取付部16a)に位置し、支持部124aと外筒部123bとを接続する。本変形例においても、リブ31における外筒ケース123との接続位置は、静翼5における外筒ケース123との接続位置と周方向において異なる。
複数の第1取付部16aと底板部123aとの固定位置は、例えば、内壁部124の周方向において均等に配置される。なお、複数の第1取付部16aと底板部123aとの固定位置の少なくとも1つは内壁部124の周方向において均等な配置からずれた位置に配置されても良い。
このようにすれば、外筒ケース123に対する取付部16の組み付け方向が一義的に決まるため、モータ1の組み付け方向の間違いを無くすことができる。
本変形例では、外筒ケース123が内壁部124を有する場合を例に挙げたが、内壁部124を有さず、底板部123aから前側に向かって複数の第1取付部16aが延びる構成であっても良い。
(第3変形例)
図6は、本実施形態の第3変形例である外筒ケース43の要部を示す断面図である。なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図6に示すように、外筒ケース43は外筒部43bと底板部43aを有し、外筒部43bの内周面43b1から径方向外側に窪む凹部28を有する。この構成によれば、凹部28によって外筒ケース43を軽量化することができる。このような凹部28を有した外筒ケース43は、例えば3次元プリンターを用いる製造プロセスにより実現可能である。
なお、上記実施形態においては、静翼5がドライヤーケース7の一部(前側ケース7a)に固定される場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されない。例えば、静翼5が中間ケース7bに直接固定されていても良い。
また、本実施形態では、ファン90の外装を構成するケース(中間ケース7b)がドライヤー100の外装の一部を構成する場合を例に挙げたが、ファン90の外装を構成するケースがドライヤーケース7と別体から構成されていても良い。
また、上記実施形態においては、取付部16が第1取付部16a及び第2取付部16bの2部材から構成される場合を例に挙げたが、取付部16が1つの部材から構成されていても良い。
また、上記実施形態においては、取付部16がモータ1と別体から構成される場合を例に挙げたが、取付部16がモータ1の一部(例えば、ステータ支持部12)であっても良い。
また、上記実施形態においては、インペラ3として遠心式のインペラを用いる場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、インペラ3として斜流式のインペラを用いても良い。
また、本発明は、ヘヤードライヤーへの応用に限られない。すなわち、モータ保持部の径方向内側にモータが配置され、前方へ風を送り出すようなファンであればよい。
なお、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
1…モータ、3…インペラ、5…静翼、7b…中間ケース、10…シャフト、22…モータ保持部、23,43,123…外筒ケース、23a,43a,123a…底板部、28…凹部、29…貫通孔、31…リブ、41…拡径部分、42…縮径部分、90…ファン、100,101…ドライヤー、O…中心軸。

Claims (9)

  1. 前後に延びる中心軸に沿って前方へ風を送り出すファンであって、
    前記中心軸を中心とするシャフトを含むモータと、
    前記モータの径方向外側に位置し、前記モータを保持するモータ保持部と、
    前記モータ保持部の径方向外側に位置し、有底筒状の外筒ケースと、
    前記外筒ケースの後側の端部よりも後側に位置し、前記シャフトに取り付けられるインペラと、
    前記モータ保持部と前記外筒ケースとを接続する複数のリブと、
    前記外筒ケースの径方向外側の外面に位置する複数の静翼と、
    前記静翼の径方向外側に位置するケースと、を備え、
    前記複数の静翼における前記外筒ケースとの接続位置は、前記複数のリブにおける前記外筒ケースとの接続位置と周方向において異なる、
    ファン。
  2. 前記リブは、周方向において隣り合う静翼の中間に位置する、
    請求項1に記載のファン。
  3. 前記静翼の周方向の厚みは、前記リブの周方向の厚みよりも厚い、
    請求項1又は2に記載のファン。
  4. 前記リブは、前記モータ保持部との接続位置及び前記外筒ケースとの接続位置が周方向で異なる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のファン。
  5. 前記リブの数と前記静翼の数とは同じである、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のファン。
  6. 前記外筒ケースは、前後方向に延びる筒状の外筒部と、外筒部の後側端部から径方向内側に延びる底板部とを有し、
    前記外筒部の軸方向に沿った断面形状において、前記外筒部の外形は、前記底板部から前方に向かって外径が漸次拡大する拡径部分と、前記拡径部分から前方に向かって外径が漸次縮小する縮径部分と、を有する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のファン。
  7. 前記外筒ケースは、該外筒ケースの内周面から径方向外側に窪む凹部を有する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のファン。
  8. 前記インペラは、遠心式のインペラであって、
    前記底板部は、軸方向に貫通する貫通孔を有し、
    前記貫通孔は、前記モータ保持部よりも径方向内側に位置する、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のファン。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のファンを備える、
    ドライヤー。
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