JP2017008690A - 枕木移動防止装置 - Google Patents

枕木移動防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017008690A
JP2017008690A JP2015128581A JP2015128581A JP2017008690A JP 2017008690 A JP2017008690 A JP 2017008690A JP 2015128581 A JP2015128581 A JP 2015128581A JP 2015128581 A JP2015128581 A JP 2015128581A JP 2017008690 A JP2017008690 A JP 2017008690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeper
rail
support arm
interval
sleepers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015128581A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6576121B2 (ja
Inventor
勇気 市川
Yuki Ichikawa
勇気 市川
泰 森
Yasushi Mori
泰 森
二郎 小林
Jiro Kobayashi
二郎 小林
一平 堀内
Ippei Horiuchi
一平 堀内
信昭 築田
Nobuaki Tsukuda
信昭 築田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP2015128581A priority Critical patent/JP6576121B2/ja
Publication of JP2017008690A publication Critical patent/JP2017008690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6576121B2 publication Critical patent/JP6576121B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Railway Tracks (AREA)

Abstract

【課題】バラストの突き固め作業時に枕木の移動を規制する。
【解決手段】隣り合う二つの枕木100のそれぞれの対向面の間に配置して、これらの対向面の間隔の収縮を規制するための長尺の間隔規制部材20と、間隔規制部材の両端部から当該間隔規制部材を延長する方向に延出され、二つの枕木の上面に載置するための一対の支持腕部30とを備え、それぞれの支持腕部を、間隔規制部材に対して、当該間隔規制部材の長手方向に直交する方向にずらして配置したことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は枕木のレールに沿った移動を防止する枕木移動防止装置に関するものである。
バラスト軌道において、レールを載置する枕木は、鉄道車両の荷重を均等に分散する必要があるため規定の間隔で配置されることが要求される。
近年、踏切においては、枕木の上に敷設される敷板として、木材や樹脂材料からなる敷板が普及しつつある。このような樹脂材料等からなる敷板は、枕木に設けられた埋め込みボルト又はボルト穴を利用して固定される。
従って、踏切の場においては、枕木が正確に規定通りの間隔で配置されていないと、敷板を固定するためのボルト締めが行うことができなくなるので、特に枕木の配置間隔について厳格性が要求されていた。
ところが、バラスト軌道にあっては、枕木の沈降を防止するための保守作業として、マルチプルタイタンパーを使用したバラストの突き固め作業を定期的に行う必要がある。
このバラストの突き固め作業は、軌道上を移動可能なマルチプルタイタンパーの機体からレールの周囲に向かって下降するツールよって行われ、バラストの突き固めによって、枕木の下側にバラストを送り込むことにより、枕木の沈降を防止する。
踏切においても、枕木の沈降を防ぐために、敷板を撤去した状態でマルチプルタイタンパーによるバラストの突き固め作業を行う必要があるが、当該突き固め作業を行うと、ツールの突き固め圧力により枕木がレールに沿って移動を生じることが避けられなかった。
このため、バラストの突き固め作業の後には、それぞれの枕木を適正な間隔に戻す作業が不可欠となり、作業時間が長期化すると共に作業負担も大きくなっていた。
このような枕木のレールに沿った方向の間隔を適正に維持するため従来技術としては、枕木の一端部を囲繞して保持する四角い枠状の端子部材と、端子部材同士を所定の間隔で連結する平棒状の延長部材とを使用する方法が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−87505号公報
しかしながら、上記従来技術の場合、延長部材がレールと並んで平行に配置される構造なので、マルチプルタイタンパーによるバラストの突き固め作業の際には各部材を予め撤去しなければならず、バラストの突き固め作業時の枕木の移動を防止することはできなかった。
本発明は、バラストの突き固め作業における枕木の適正な間隔の維持を図ることをその目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
隣り合う二つの枕木のそれぞれの対向面の間に配置され、これらの対向面の間隔の変化を規制するための間隔規制部材と、
前記間隔規制部材の両端部から延出され、前記二つの枕木の上面に接合する一対の支持腕部とを備え、
それぞれの前記支持腕部は、前記間隔規制部材に対して、当該間隔規制部材の長手方向と直交する方向にずれた位置に設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、間隔規制部材の両端部が隣り合う二つの枕木の対向面の間に配置されるので、枕木同士の接近を効果的に防止する。このため、複数並んだ枕木に対して、それぞれの間に枕木移動防止装置の間隔規制部材を配置すると、枕木は互いの接近だけでなく、互いの離間も規制され、互いの移動を効果的に低減することができる。
また、間隔規制部材の両端部には、間隔規制部材に対してその長手方向と直交する方向にずれた位置で支持腕部が設けられているので、間隔規制部材をレールの下側に配置した場合でも、各支持腕部はレールの下側に隠れた配置とならず、枕木の上面まで延びて載置することができる。従って、間隔規制部材の両端部が支持腕部を介して枕木に支えられ、間隔規制部材の沈降を抑制することができる。
さらに、間隔規制部材は、レールの下側に入り、一対の支持腕部はそれぞれ枕木の上面に配置されるので、枕木移動防止装置を平面視で見たときに、これらが枕木とレールに重合する。従って、レール及び枕木の周囲をツールで上から突き固めるマルチプルタイタンパーによるバラストの突き固め作業の妨げとならない。
従って、枕木移動防止装置を装着したままバラストの突き固め作業を実行することができ、その際の枕木の移動を効果的に抑制することが可能となる。
ここで、前記支持腕部は、前記枕木との間で嵌合する凹凸構造を備えるようにする。
上記構成によれば、支持腕部が、枕木との間で嵌合する凹凸構造を有するので、枕木移動防止装置の取り付け位置を安定的に維持することが可能となる。
また、支持腕部と枕木の凹凸構造の嵌合により、単独の枕木移動防止装置により、二つの枕木の離間移動も規制することができる。
また、前記支持腕部は、前記凹凸構造が嵌合した状態で、当該支持腕部の上面が前記枕木側の凹凸構造以下の高さとなるようにする。
上記構成によれば、支持腕部は、凹凸構造が嵌合した状態で、その上面が枕木側の凹凸構造以下の高さとなるので、例えば、枕木の上に敷板を装備する場合であっても、支持腕部の厚みが取付の妨げとならない。また、既存の敷板に対して、支持腕部の厚みを許容するための改造を不要とし、既存の敷板をそのまま使用することが可能となる。
さらに、前記間隔規制部材における前記支持腕部とは逆側に、前記レールの底部をはめ込む係止部を設けるようにする。
上記構成によれば、間隔規制部材における支持腕部とは逆側に設けられた係止部により、間隔規制部材を支持腕部側と係止部側とで取り付け位置を維持することができ、装着後の位置ズレや沈降を効果的に低減することが可能となる。
また、前記係止部を金属板により形成する。
上記構成によれば、係止部を金属板により形成したので、係止部そのものの厚みを薄くすることができ、平面視において、レールに対する係止部の膨出を抑制する。これにより、係止部がマルチプルタイタンパーによるバラストの突き固め作業の妨げにならず、バラストの突き固め作業時の枕木移動防止装置の撤去を回避することができる。
本発明である枕木移動防止装置は、レールに装着したままバラストの突き固め作業を実行することができるので、その際の枕木の移動を効果的に抑制することが可能となる。
従って、踏切のように、枕木に敷板を装着する場所に適用した場合でも、バラストの突き固め作業後の枕木の位置復旧作業を不要とし、作業時間の大幅な短縮及び作業負担の軽減を図ることが可能となる。
踏切における軌道の平面図である。 踏切における軌道の側面図である。 レールを載置した枕木をレールの長手方向から見た正面図である。 枕木の平面図である。 図5(A)は枕木移動防止装置の平面図、図5(B)は側面図、図5(C)は正面図である。 枕木移動防止装置を枕木に取り付けた状態における平面図である。 枕木移動防止装置を枕木に取り付けた状態における側面図である。 枕木移動防止装置を枕木に取り付けた状態における正面図である。
[踏切周辺の軌道の構成]
図1は踏切における軌道の平面図、図2は側面図を示す。ここに例示した軌道Kは、バラストを道床とするいわゆるバラスト軌道である。なお、図1及び図2では、後述する枕木移動防止装置10の図示を省略している。
図1及び図2のように、軌道Kには、道床に均一間隔で配置された複数の枕木100と、各枕木100に平行に載置された一対のレール110と、一対のレール110の内側に配置された一対のガードレール120と、一対のレール110の外側及び一対のガードレール120の内側に配設されたプレート状の敷板130とが設けられている。
図3はレール110を載置した枕木100をレール110の長手方向から見た正面図である。この図3では、敷板130の図示は省略している。
図3のように、各レール110は、頭部111と腹部112と底部113とからなる一般的なレールである。
レール110は、底部113の外側の縁部において環状に湾曲した板バネ114を介してボルト115により枕木100に対して締結固定されている。
各ガードレール120は、踏切エリア内で各枕木100の上に各レール110に隣接するように載置されており、鉄道車両の車輪の内側を支えて、レール110に対する脱輪を防止する機能を有している。従って、ガードレール120は、レール110に対して近接配置されている。
ガードレール120は、レール110と同様に、頭部122と腹部123と底部124とを備えており、底部124の内側の縁部において板バネ125を介してボルト126により枕木100に対して締結固定されている。
また、レール110の底部113の内側の縁部とガードレール120の底部124の外側の縁部は、これらを架設する板バネ121を介してボルト127により枕木100に対して締結固定されている。
なお、マルチプルタイタンパーによるバラストの突き固め作業の際には、ツールとの干渉を避けるために、ガードレール120及び板バネ121,125は、撤去される。
敷板130は、その上面がレール110の頭頂部と同一の高さであり、レール110及びガードレール120の周囲に敷き詰めることによりレール110の周辺を平坦に均して、レール110が踏切を横断する道路走行車両の妨げにならないようにすることができる。
ここでは、敷板130として樹脂製のものを例示するが、敷板には木製、等もあり、その利用も可能である。
敷板130は矩形の平板であり、その長手方向の中央部には円形の貫通孔が形成され、両端部には半円形の貫通溝が形成されている。これら貫通孔及び貫通溝には、敷板130を枕木100に固定するための取付栓131が嵌合する。なお、半円形の貫通溝は、隣接する他の敷板130の貫通溝と一体となって貫通孔を構成し、そこに取付栓131を嵌合させて各敷板130を枕木100に固定する。
また、踏切エリア内の両端部に位置する敷板132は、エリアの外側に向かって下降するテーパが形成されている。
さらに、踏切エリア内の両端部であって一対のガードレール120の内側に位置する敷板134は、テーパを有すると共に平面視形状が等脚台形状に形成されている。
また、各敷板130,132,134は、その機能上、その厚さがレール110の高さと等しくなっている。
図4は枕木100の平面図である。枕木100は棒状のコンクリートブロックであり、複数の枕木100が道床の上にレール110の長手方向に沿って並んで一定の間隔で配置されている。また、個々の枕木100は、その長手方向がレール110の長手方向と直交する方向に向けられている。
そして、枕木100の長手方向から見た断面形状は図2に示すように等脚台形状に形成されている。
枕木100の上面であって、その両端部より幾分内側には、一対のレール110を個別に載置するレール配置部101が形成され、各レール配置部101の内側に隣接して、一対のガードレール120を個別に載置するガードレール配置部102が形成されている。
さらに、レール配置部101とガードレール配置部102の両側には、レール110及びガードレール120を締結固定するためのボルトの取付穴103,104が形成されている。
また、枕木100の両端部にそれぞれ一箇所、中央部に二箇所の合計四箇所に、敷板130の取付栓131を挿入する取付溝105が形成されている。
また、各ボルトの取付穴103に対して、枕木100の幅方向(枕木100の長手方向に直交する方向)の両側には、取付穴103の形成面よりも突出した凹凸構造としての台形状の二つの突起部106が形成されている。
[枕木移動防止装置]
上記構成の軌道Kに適用され、各枕木100を一定の間隔に維持するためにレール110及び枕木100に取り付けられる枕木移動防止装置10について図面に基づいて説明する。図5は枕木移動防止装置10を示し、図5(A)はレール110の長手方向を正面とした場合の平面図、図5(B)は側面図、図5(C)は正面図を示す。また、図6は枕木移動防止装置10の取付状態における平面図、図7は取付状態における側面図、図8は取付状態における正面図である。
枕木移動防止装置10は、所定方向に長いブロック状の間隔規制部材20と、当該間隔規制部材20の両端部から当該間隔規制部材20を延長する方向に延出された一対の支持腕部30と、間隔規制部材20をレール110に対して吊下状態とするための係止部41を備えた係止部材40とを備えている。
間隔規制部材20は、平面視が矩形であり、側面視が上底よりも下底が短い等脚台形であり、正面視が矩形となる硬質ゴム(EBゴム)製の略直方体である。なお、一対の支持腕部30は、間隔規制部材20と同材料により一体的に形成されている。
この間隔規制部材20の長手方向の両側の端面21は、枕木100の長手方向に沿った片側の側面に対応する角度で傾斜しており、二つの枕木100の間に間隔規制部材20を配置したときに、当該間隔規制部材20を水平に維持しつつ、両側の端面21を二つの枕木100の対向面である長手方向に沿った一側面にそれぞれ面接触状態とすることができる。
間隔規制部材20は、枕木移動防止装置10を枕木100と枕木100との間に設置したときに、レール110の下側に隠れるように配置することを想定しており、間隔規制部材20の上面22の短手方向の幅はレール110の底部113の幅と同一か僅かに広くなっている。
一対の支持腕部30は、両側の二つの枕木100の上面に個別に載置され、間隔規制部材20が沈降しないようにその高さを維持する。
各支持腕部30は、間隔規制部材20の長手方向に沿った片側の側面23から間隔規制部材20の短手方向に向かって延出された縦板部31と、縦板部31の上部に一体的に連接され、間隔規制部材20の上面22に平行な矩形平板状の平板部32とから主に構成されている。
縦板部31は、間隔規制部材20の端面21に連接され、上下方向について間隔規制部材20と同じ幅を有しており、これによって枕木移動防止装置10の全体を支持するための強度を確保している。
平板部32は、その中央部に凹凸構造としての台形状の開口部321が貫通形成されている。
この開口部321には、前述した枕木100の台形状の突起部106が下から嵌合する。即ち、この開口部321と突起部106とは、支持腕部30と枕木100との間に形成された相互に嵌合する凹凸構造として機能する。
そして、開口部321に突起部106が嵌合した状態において平板部32の上面の高さと突起部106の頂部の上面の高さとが一致するようになっている。
また、開口部321に突起部106が嵌合した状態において、間隔規制部材20の上面22は、レール110の底部の底面よりも僅かに高さが低くなるようになっている。従って、両側の支持腕部30の開口部321を両側の枕木100の突起部106に嵌合させると、図6に示すように、間隔規制部材20のほぼ全体をレール110の下側に隠すように配置することができる。
係止部材40は、矩形の金属平板であり、間隔規制部材20の上面22に対してその長手方向の中央部に接着されている。
この係止部材40は、間隔規制部材20の上面22の長手方向については当該上面22よりも短く、短手方向については上面22とほぼ等しい長さを有している。
また、支持腕部30とは逆側の端部が直角に屈曲して垂直に立ち上げられると共にその上端部が支持腕部30側に折り返されて係止部41が形成されている。つまり、係止部41は、間隔規制部材20の長手方向から見て、略U字状となり、レール110の底部113の側縁部を挿入することができる。
つまり、枕木移動防止装置10を枕木100と枕木100との間に設置したときに、間隔規制部材20の短手方向の一端部を一対の支持腕部30で支持し、他端部を係止部41で支持することができる。
なお、係止部材40は、接着に限らず、上方に突出物が生じない他の方法により間隔規制部材20の上面22に取り付けても良い。また、係止部材40は間隔規制部材20の底面に取り付けても良い。その場合には、係止部材40における支持腕部30とは逆側の端部が折曲して直角に立ち上げる部分をより高くして、その上端部が間隔規制部材20の上面22よりも高くなるようにする必要がある。
次に、枕木移動防止装置10の設置について説明する。
枕木移動防止装置10の設置は、踏切エリアにおいて、軌道Kの各敷板130,132,134を取り付けていない状態で行われる。
まず、枕木100と枕木100との間において、枕木移動防止装置10の間隔規制部材20をレール110の下側に挿入し、係止部材40の係止部41にレール110の底部113の内側の側縁部が挿入されるように係止させる。
そして、各支持腕部30の平板部32の開口部321に対して、その両側の枕木100の突起部106を個別に下から嵌合させることで、枕木移動防止装置10がレール110及びその両側の枕木100に対して固定的に設置される。
なお、枕木移動防止装置10は、踏切エリアの全ての枕木100に対してその両端部に設置される。
また、各枕木移動防止装置10の設置後は、その上から各敷板130,132,134が各枕木100に対して装着される。
[発明の実施形態の技術的効果]
以上のように、枕木移動防止装置10は、間隔規制部材20の両端部が隣り合う二つの枕木100の対向面となる側面部に個別に当接して配置されるので、枕木100同士の接近を効果的に防止する。このため、各枕木100の間に枕木移動防止装置10を設置することにより、全ての枕木100について、レール110の長手方向の移動を抑制することが可能となる。
また、間隔規制部材20の両端部には、当該間隔規制部材20に対してその長手方向について重合しないように幅方向にずれた位置に支持腕部30が設けられているので、間隔規制部材20をレール110の底部113の下側に配置しながら、各支持腕部30を枕木100の上面に載置することができる。従って、間隔規制部材20の両端部が支持腕部30を介して枕木100に支えられ、間隔規制部材20の沈降を抑制することができる。
また、間隔規制部材20に対して支持腕部30とは逆側において、係止部材40の係止部41をレール110の底部113に係止することができるので、間隔規制部材20は、その短手方向の一端部が一対の支持腕部30に支持され、他端部が係止部41に支持される。このため、間隔規制部材20の沈降をより効果的に抑制することが可能となる。
さらに、枕木移動防止装置10は、間隔規制部材20がレール110の底部113の下側に入り、一対の支持腕部30はそれぞれ枕木100の上面に配置されるので、枕木移動防止装置10を平面視で見たときに、枕木移動防止装置10の殆どを枕木100及びレール110に重ね合わせることができる。従って、マルチプルタイタンパーによるバラストの突き固め作業において、当該作業の妨げとならない。
従って、枕木移動防止装置10を装着したままバラストの突き固め作業を実行することができ、その際の枕木100の移動を効果的に抑制することが可能となる。
また、枕木移動防止装置10の一対の支持腕部30の平板部32は、両側の枕木100のレール配置部101の隣に設けられた突起部106に嵌合する開口部321を有するので、枕木移動防止装置10の取り付け位置を安定的に維持することが可能となる。
また、二つの枕木100が互いに離間する方向の移動も規制することができる。
さらに、支持腕部30の平板部32は、突起部106が開口部321に嵌合した状態で、当該平板部32の上面が突起部106の頂部と同じ高さとなるので、枕木100に敷板130を装着する際に、支持腕部30の平板部32の厚さによる敷板130の浮き上がりを抑制することができ、既存の敷板130に対して厚さを薄くする等の加工を施すことなくそのまま使用することが可能となる。
また、係止部41を含む係止部材40全体を金属板から形成したので、係止部41そのものの厚みを薄くすることができ、平面視において、レール110に対する係止部41の膨出を抑制する。これにより、係止部41がマルチプルタイタンパーによるバラストの突き固め作業の妨げにならず、バラストの突き固め作業時の枕木移動防止装置の除去を回避することができる。
また、係止部材40の係止部41以外の部分も全体的に厚みを薄くすることができ、間隔規制部材20の上面に係止部材40を装着することが可能となる。
[その他]
枕木移動防止装置10は、係止部材40以外を硬質ゴムから形成し、重量軽減による設置作業及び運搬作業の負担軽減を図っている。しかしながら、枕木移動防止装置10のさらなる強度向上の要求がある場合には、より強度の高い材料、例えば、金属から形成することも可能である。
また、上述のように、枕木移動防止装置10をより強度の高い材料から形成した場合には、係止部41も同一材料から形成して間隔規制部材20との一体化を図っても良い。これにより、係止部材40を間隔規制部材と一体化して部品点数の低減を図ることができる。
また、枕木移動防止装置10の一対の支持腕部30は、その平板部32の上面が枕木100の突起部106の頂部の上面と同じ高さとなるようになっているが、平板部32の上面が突起部106の頂部の上面より低くなっても良い。その場合でも、敷板130の取り付けの際に支持腕部30が妨げとならず、既存の敷板130の利用が可能である。
また、枕木移動防止装置10の一対の支持腕部30は、その平板部32の開口部321を枕木100の突起部106に嵌合させる場合を例示したが、突起部106を有していない枕木にも枕木移動防止装置10を装着することは可能である。その場合、枕木移動防止装置10の支持腕部30には開口部321を形成しなくとも良い。
また、枕木100はコンクリート製を例示したが、他の材料からなる枕木に対しても枕木移動防止装置10を装着することは可能である。
10 枕木移動防止装置
20 間隔規制部材
30 支持腕部
31 縦板部
32 平板部
40 係止部材
41 係止部
100 枕木
101 レール配置部
106 突起部
110 レール
113 底部
120 ガードレール
130,132,134 敷板
321 開口部
K 軌道

Claims (5)

  1. 隣り合う二つの枕木のそれぞれの対向面の間に配置され、これらの対向面の間隔の変化を規制するための間隔規制部材と、
    前記間隔規制部材の両端部から延出され、前記二つの枕木の上面に接合する一対の支持腕部とを備え、
    それぞれの前記支持腕部は、前記間隔規制部材に対して、当該間隔規制部材の長手方向と直交する方向にずれた位置に設けられていることを特徴とする枕木移動防止装置。
  2. 前記支持腕部は、前記枕木との間で嵌合する凹凸構造を備えることを特徴とする請求項1記載の枕木移動防止装置。
  3. 前記支持腕部は、前記凹凸構造が嵌合した状態で、当該支持腕部の上面が前記枕木側の凹凸構造以下の高さとなることを特徴とする請求項2記載の枕木移動防止装置。
  4. 前記間隔規制部材における前記支持腕部とは逆側に、前記レールの底部をはめ込む係止部を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の枕木移動防止装置。
  5. 前記係止部を金属板から形成したことを特徴とする請求項4記載の枕木移動防止装置。
JP2015128581A 2015-06-26 2015-06-26 枕木移動防止装置 Expired - Fee Related JP6576121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015128581A JP6576121B2 (ja) 2015-06-26 2015-06-26 枕木移動防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015128581A JP6576121B2 (ja) 2015-06-26 2015-06-26 枕木移動防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017008690A true JP2017008690A (ja) 2017-01-12
JP6576121B2 JP6576121B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=57763349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015128581A Expired - Fee Related JP6576121B2 (ja) 2015-06-26 2015-06-26 枕木移動防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6576121B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08253903A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Shinyoushiya:Kk ポイントヒーター
JPH11124802A (ja) * 1997-10-20 1999-05-11 East Japan Railway Co 分岐用まくらぎ直角間隔狂い防止装置
JP2003184001A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Sekisui Chem Co Ltd 連結まくら木の敷設方法
JP2007132037A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 East Japan Railway Co まくらぎ移動防止金具
US20110155819A1 (en) * 2008-09-24 2011-06-30 Bong Su Ryu Apparatus for reinforcing railroad ties

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08253903A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Shinyoushiya:Kk ポイントヒーター
JPH11124802A (ja) * 1997-10-20 1999-05-11 East Japan Railway Co 分岐用まくらぎ直角間隔狂い防止装置
JP2003184001A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Sekisui Chem Co Ltd 連結まくら木の敷設方法
JP2007132037A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 East Japan Railway Co まくらぎ移動防止金具
US20110155819A1 (en) * 2008-09-24 2011-06-30 Bong Su Ryu Apparatus for reinforcing railroad ties

Also Published As

Publication number Publication date
JP6576121B2 (ja) 2019-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5259733B2 (ja) レール固定システムおよびその支持体
CN108026703B (zh) 轨道紧固装置
RU2008128314A (ru) Маячный рельс
KR100721609B1 (ko) 프리캐스트 슬래브궤도용 프리캐스트 콘크리트 슬래브와그의 수평방향 지지구조 및 시공방법
JP2014005604A (ja) 軌道スラブの拘束構造、拘束治具、軌道スラブの拘束構造の形成方法
US20160145812A1 (en) Rail Fastening Arrangement and Shim for Such a Rail Fastening Arrangement
US7988066B2 (en) Rail track crossing
JP2017106290A (ja) まくらぎ高さ調整型防振装置
JP2012136854A (ja) 道床縦抵抗力強化形ラダーマクラギとその軌道
JP6576121B2 (ja) 枕木移動防止装置
RU2643076C2 (ru) Анкерное приспособление железнодорожного рельса
TW201344010A (zh) 鐵路用軌道區段及增進安裝彈性之方法
JP6799469B2 (ja) 線路移動方法およびレール支持装置
KR102079295B1 (ko) 상승방지턱을 가진 분기기용 가드레일 체결장치
JP6204169B2 (ja) 軌道用レール締結装置
US10458071B2 (en) Method of installing interface pad on concrete ties
KR101187964B1 (ko) 자기부상열차용 침목의 위치조정 및 체결장치
WO2018193253A1 (en) A non-intrusive turnout system for a railway track
KR101110830B1 (ko) 모노레일용 가이드 레일의 고정 장치 및 그 설치 방법
RU2473727C2 (ru) Противоугон
US8662407B2 (en) Railroad grade crossing system and method of assembly
KR20170075480A (ko) 철도용 레일 지지장치
JP2011080294A (ja) 植栽設置構造
JP6886876B2 (ja) 縦まくらぎ構造及び車両用軌道
KR102461246B1 (ko) 무도상 철도교량의 궤도구조체 및 그 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6576121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees