JP2017007712A - ハンダ線ボビンレスコイル - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが手で持ったときに取り落とし難いハンダ線ボビンレスコイルを提供する。【解決手段】ハンダ線21が中空円柱状に巻回されたハンダ線コイル2と、ハンダ線コイル2の外表面を被覆する被覆フィルム3とを備え、被覆フィルム3には、ハンダ線コイル2の一端側の、中空部5の開口部である第一コイル開口部51を覆う部分において、第一コイル開口部51よりも小さい第一フィルム開口部31と、ハンダ線コイル2の他端側の、中空部5の開口部である第二コイル開口部52を覆う部分において、第二コイル開口部52の大きさ以下の大きさである第二フィルム開口部32とが形成されており、第一フィルム開口部31の周縁部によって、第一コイル開口部51の内側に張り出すように延設された第一張出部33が形成されているハンダ線ボビンレスコイル1。【選択図】図3

Description

本発明は、ハンダ線が中空円柱状に巻回されたハンダ線ボビンレスコイルに関する。
従来より、ボビンに巻き上げたはんだ線のボビンコイルからボビンを外して中空円柱形の本体とし、その本体の一方の端面の中空部を除く部分と、本体の外周面と、他方の端面とを熱収縮性フィルムで被覆し、熱収縮フィルムで被覆されずに開いている中空部からはんだ線を引き出すようにしたハンダ線ボビンレスコイルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−88882号公報
しかしながら、上述のハンダ線ボビンレスコイルは、ハンダを中空円柱状に巻き上げた金属の塊であり、人の拳ほどの大きさで0.5Kg程度の重量がある。また、その外周は熱収縮フィルムで滑らかに被覆されているため、手で持つと滑りやすく、その重量のために取り落としやすいという不都合があった。
本発明の目的は、ユーザが手で持ったときに取り落とし難いハンダ線ボビンレスコイルを提供することである。
本発明に係るハンダ線ボビンレスコイルは、ハンダ線が中空円柱状に巻回されたハンダ線コイルと、前記ハンダ線コイルの外表面を被覆する被覆フィルムとを備え、前記被覆フィルムには、前記ハンダ線コイルの一端側の、中空部の開口部である第一コイル開口部を覆う部分において、前記第一コイル開口部よりも小さい第一フィルム開口部と、前記ハンダ線コイルの他端側の、前記中空部の開口部である第二コイル開口部を覆う部分において、前記第二コイル開口部の大きさ以下の大きさである第二フィルム開口部とが形成されており、前記第一フィルム開口部の周縁部によって、前記第一コイル開口部の内側に張り出すように延設された第一張出部が形成されている。
この構成によれば、ユーザは、第一フィルム開口部から指を差し入れて、第一張出部に指を引っかけてハンダ線ボビンレスコイルを保持することができるので、ユーザが手で持ったときにハンダ線ボビンレスコイルを取り落とし難くなる。
また、前記第一フィルム開口部は、前記第二フィルム開口部よりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、ユーザが指を引っかける必要がない第二フィルム開口部は第一フィルム開口部より大きくなり、被覆フィルムの面積が減少する。これにより、被覆フィルムのコストが低減される。
また、前記被覆フィルムの、前記ハンダ線コイルの前記一端側の端面を覆う第一端面領域の外表面には、略中央位置に前記第一フィルム開口部の大きさ以下の大きさのラベル開口部が形成されたラベルが貼付されていることが好ましい。
この構成によれば、第一張出部がラベルで覆われるので、第一張出部が補強される。
また、前記ラベル開口部の周縁部によって、前記第一張出部の内側に張り出すように延設された第ニ張出部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、ユーザは、ラベル開口部及び第一フィルム開口部から指を差し入れて、第一及び第二張出部に指を引っかけることができるので、ユーザがハンダ線ボビンレスコイルに指を引っかけやすくなる。
また、前記中空部の内壁は、前記第二コイル開口部から、当該ハンダ線コイルの軸線方向に沿って離れるに従って縮径する他端側縮径部分を有することが好ましい。
この構成によれば、ハンダ線コイルへのボビンの取り付けが容易になる。
また、前記中空部の内壁は、前記第二コイル開口部から前記第一コイル開口部まで、当該ハンダ線コイルの軸線方向に沿って離れるに従って縮径することが好ましい。
この構成によれば、ハンダ線コイルを製造する際に、ハンダ線コイルからハンダ線巻き取り治具を取り外すことが容易となるので、当該ハンダ線コイルの製造が容易となる。
また、前記中空部の内壁は、さらに、前記第一コイル開口部から、当該ハンダ線コイルの軸線方向に沿って離れるに従って縮径する一端側縮径部分を有することが好ましい。
この構成によれば、中空部の両側の開口部のいずれからボビンを取り付ける場合であっても、ハンダ線コイルへのボビンの取付が容易になる。
このような構成のハンダ線ボビンレスコイルは、ユーザが手で持ったときに取り落とし難くなる。
本発明の一実施形態に係るハンダ線ボビンレスコイルの構成の一例を示す斜視図である。 図1に示すハンダ線ボビンレスコイルからラベルを取り外した状態を示す説明図である。 図2に示すハンダ線ボビンレスコイルのIII−III線断面図である。 図1に示すハンダ線ボビンレスコイルを梱包箱に梱包した状態を示す説明図である。 図4に示す梱包箱の別の例を示す説明図である。 ハンダ線ボビンレスコイルを手で持った状態を示す説明図である。 ボビンのハンダ線コイルへの取り付けを説明するための説明図である。 ハンダ線コイルの別の例を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係るハンダ線ボビンレスコイルの構成の一例を示す斜視図である。図1に示すハンダ線ボビンレスコイル1は、ハンダ線21が中空円柱状に巻回されたハンダ線コイル2と、ハンダ線コイル2の外表面を被覆する被覆フィルム3と、ハンダ線ボビンレスコイル1の一端側(図1では上面)に貼付された略円形のラベル4とを備えている。
ハンダ線ボビンレスコイル1は、そのハンダ線21の材質や太さ、直径や内径、軸線方向の長さ等、種々のものがある。ハンダ線21の直径は、例えば0.05mm〜3.0mm程度である。ハンダ線ボビンレスコイル1は、例えば、重量0.5kgのもので、中央付近の直径63mm、内径41mm、軸線方向の長さ59mmとなっている。なお、以下の記載では、ハンダ線ボビンレスコイル1又はハンダ線コイル2の直径や内径は、それらを構成するハンダ線21の、ピークを結んだラインに基づいている。
図2は、図1に示すハンダ線ボビンレスコイル1からラベル4を取り外した状態を示す説明図である。図3は、図2に示すハンダ線ボビンレスコイル1のIII−III線断面図である。図2、図3に示すように、ハンダ線コイル2の略中央には、ハンダ線コイル2を軸心方向に円柱状に貫通する中空部5が形成されている。中空部5は、中空部5の一端側の開口部である第一コイル開口部51と、中空部5の他端側の開口部である第二コイル開口部52とを有している。中空部5の内壁53は、第二コイル開口部52から第一コイル開口部51まで、ハンダ線コイル2の軸線方向に沿って離れるに従って縮径するテーパー形状を有している。
ハンダ線コイル2は、例えば円錐、又は円錐台形状の製造用ボビンにハンダ線21を巻き回し、その後に製造用ボビンを取り外すことにより形成することができる。ハンダ線コイル2は、第二コイル開口部52からハンダ線コイル2の軸線方向に沿って離れるに従って縮径するテーパー形状を有しているので、ハンダ線コイル2の形成後、製造用ボビンを取り外すことが容易である。
被覆フィルム3には、略円形の第一フィルム開口部31と、略円形の第二フィルム開口部32とが形成されている。第一フィルム開口部31は、第一コイル開口部51を覆う部分において第一コイル開口部51よりも小径にされている。第二フィルム開口部32は、第二コイル開口部52を覆う部分において第二コイル開口部52以下の大きさ、例えば第二コイル開口部52と径が略同一にされている。
第一フィルム開口部31は、第一コイル開口部51よりも小径にされている結果、被覆フィルム3によって、第一コイル開口部51の内側に張り出すように延設された第一張出部33が形成されている。これにより、ユーザは、第一張出部33に指を引っかけてハンダ線ボビンレスコイル1を保持することができるので、ユーザがハンダ線ボビンレスコイル1を手で持ったときに取り落とし難くなる。
第一フィルム開口部31の半径は、第一コイル開口部51の半径よりも2mm以上小さいことが好ましい。これにより、第一張出部33が中空部5に張り出す張り出し長さが2mm以上となり、ユーザが指を引っかけやすくなる。第一フィルム開口部31は、ユーザの指が入る大きさ、例えば直径が15mm以上であることが好ましい。第一張出部33が中空部5に張り出す張り出し長さは、第一フィルム開口部31の直径を15mm以上確保しつつ、2mm以上となるように、適宜設定される。
第二フィルム開口部32にはユーザが指を引っかける必要がないので、第二フィルム開口部32は第一フィルム開口部31より大径にされ、被覆フィルム3の面積が減少されている。これにより、被覆フィルム3のコストが低減される。また、第二フィルム開口部32は、第二コイル開口部52以下の径にされ、より好ましくは第二コイル開口部52と径が略同一にされている。これにより、被覆フィルム3のコストを低減しつつ、被覆フィルム3によってハンダ線コイル2の外面の露出を防止し、ハンダ線コイル2を保護することが可能となる。
被覆フィルム3としては、例えば熱収縮フィルムを用いることができる。具体的には、例えば筒状に形成した熱収縮フィルムを、互いの軸線方向が一致する方向に向けてハンダ線コイル2に外嵌し、加熱して熱収縮させることにより被覆フィルム3を形成することができる。被覆フィルム3は、ハンダ線コイル2の重量を支えることが可能な強度を有している。熱収縮前の被覆フィルム3の厚さとしては、例えば10μm〜300μm、より好ましくは厚さ略45μmとされている。そして、熱収縮後の被覆フィルム3の厚みとして、収縮が少ない外周中央部では45〜50μm、収縮が大きい第一張出部33では略130μmとされている。このように、外周部の厚みを薄くしたまま、ユーザが指で引っかけたときにハンダ線コイル2の重量を支えることになる第一張出部33の厚みを外周部より厚くすることで、被覆フィルム3のコストの増加を低減しつつ、第一張出部33の強度を増大させることができる。
被覆フィルム3として用いる熱収縮フィルムの材料としては、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリオレフィン(PO)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVA)等、また、PE/PETやPP/PE等の2層及び、上述の材料を多層に組み合わせた種々の熱収縮材料を用いることができる。
ラベル4は、被覆フィルム3の、ハンダ線コイル2の一端側端面(図1では上端面)を覆う第一端面領域Aの外表面に、接着剤等により貼付されている。ラベル4は、その外周がハンダ線コイル2の外周と略同一又はわずかに小さくされている。ラベル4の略中央には、略円形のラベル開口部41が形成されている。ラベル開口部41の直径は、第一フィルム開口部31の直径以下、例えば第一フィルム開口部31の直径と略同一にされている。
これにより、第一張出部33がラベル4で覆われるので、第一張出部33が補強される。上述したように、ハンダ線ボビンレスコイル1は、ハンダ線21の線径φ1.2mmサイズでは、例えば直径63mm、長さ59mm程度の拳大のもので、0.5kgと非常に重たい。そのため、ユーザが第一張出部33に指を引っかけてハンダ線ボビンレスコイル1を持ち上げようとすると、第一張出部33が伸びたり亀裂が生じたりするなどして第一張出部33が破損するおそれがある。そこで、第一張出部33がラベル4で覆われるようにラベル4を第一端面領域Aに貼付することで、第一張出部33が補強され、第一張出部33が破損するおそれが低減される。
また、ラベル開口部41の直径を、第一フィルム開口部31の直径より小さくすることにより、ラベル開口部41の周縁部が第一張出部33の内側に張り出すように延設された第ニ張出部42が形成される。その結果、ユーザの指が、第一張出部33と第ニ張出部42とに引っかかるので、ユーザが指を引っかけやすくなる。この場合、第ニ張出部42に重量がかかるので、ユーザが指を引っかけて取り出したり、はんだ付け装置にセッティングしたりする際にラベル4が破損しない強度を有する材料でラベル4を構成することが好ましく、例えばポリエチレンフィルム等の樹脂フィルムや紙にラミネート処理をした高強度の合成紙を更に樹脂コートした材質等が例示できる。
被覆フィルム3を熱収縮フィルムにより構成した場合、第一フィルム開口部31や第二フィルム開口部32は、熱収縮フィルムの収縮により形成される。従って、第一フィルム開口部31や第二フィルム開口部32の大きさはばらつきやすい。一方、ラベル開口部41は、ラベル4を例えば型抜きするなどして形成することができるので、ラベル開口部41は、精度よく形成することができる。そこで、ラベル開口部41の大きさが、第一フィルム開口部31及び第二フィルム開口部32より小さくなるようにすれば、第ニ張出部42によって、ユーザの指が引っかかりやすい大きさの張り出し部分を形成できる確実性が向上する。
ラベル4としては、例えば紙や樹脂シート等のシート状、又は板状の種々の材料を用いることができる。ラベル4の、第一端面領域Aへの貼付面と反対側の面には、メーカ名、ハンダ線21の型式や材質等を示す記号などの記載、ハンダ線21の太さ、ハンダ線コイル2の重量、ロット番号等、種々の情報が記載されている。
図4は、図1に示すハンダ線ボビンレスコイル1を梱包箱に梱包した状態を示す説明図である。図4に示す梱包箱6は、上方に開口した矩形箱状の箱本体61と、箱本体61の開口部62を塞ぐ開閉可能な蓋63と、箱本体61内に配設された緩衝材64とを備えている。緩衝材64としては、例えば発泡スチロール等の緩衝材料が用いられる。
緩衝材64には、ハンダ線ボビンレスコイル1を受入可能に構成された複数の凹部641が形成されている。このように、緩衝材64に形成された複数の凹部641にそれぞれハンダ線ボビンレスコイル1が入れられた状態で、蓋63が閉じられ、搬送される。凹部641は、ハンダ線ボビンレスコイル1全体を受入可能な深さにされており、凹部641に収容されたハンダ線ボビンレスコイル1の上部は、緩衝材64の上面から突出しないようになっている。
ユーザは、蓋63を開き、ラベル開口部41及び第一フィルム開口部31に指を差し入れ、第一張出部33及び第二張出部42に指を引っかけて引き出すことで、梱包箱6からハンダ線ボビンレスコイル1を容易に取り出すことができる。
また、図5に示す梱包箱6aのように、緩衝材64aの凹部641aが、ハンダ線ボビンレスコイル1の長さより浅くされており、凹部641aに収容されたハンダ線ボビンレスコイル1の上部が緩衝材64の上面から突出している場合もある。このような場合、背景技術に記載のハンダ線ボビンレスコイルでは、その外周は熱収縮フィルムで滑らかに被覆され、引っかかりが無いため手で持つと滑りやすく、その重量のために取り落としやすい。
一方、ハンダ線ボビンレスコイル1では、図6に示すように、第一張出部33に指を引っかけてハンダ線ボビンレスコイル1を保持することができるので、ハンダ線ボビンレスコイル1を梱包箱6aから取り出しやすく、梱包箱6aから取り出した後もハンダ線ボビンレスコイル1を保持しやすい。特に、図6に示すように、人差し指を第一張出部33に引っかけ、親指と中指でハンダ線ボビンレスコイル1の外周を挟むようにすることで、ハンダ線ボビンレスコイル1を安定して保持することができる。
ハンダ線ボビンレスコイル1は、例えば手ハンダに用いるときは、そのままラベル開口部41及び第一フィルム開口部31からハンダ線21を引き出して用いることができる。しかしながら、例えば自動機で用いるときは、ハンダ線コイル2にホビンを取り付けて使用したい場合がある。
図7は、一方の端部にフランジ71が形成された筒状の軸体72と、軸体72の他端側に取り付け可能なフランジ部材73とを備えたボビンのハンダ線コイル2への取り付けを説明するための説明図である。まず、ハンダ線ボビンレスコイル1から被覆フィルム3を取り外し、軸体72を、第二コイル開口部52側から中空部5に挿入する。このとき、中空部5の内壁53は、第二コイル開口部52から第一コイル開口部51まで、ハンダ線コイル2の軸線方向に沿って離れるに従って縮径するテーパー形状を有しているため、中空部5に、軸体72をスムーズに挿入することができる。
このようにしてハンダ線コイル2に軸体72を取り付けた後、第一コイル開口部51側からフランジ部材73を軸体72の先端に取り付けることで、ハンダ線コイル2にボビンを取り付けることができる。なお、被覆フィルム3を取り外さずにハンダ線コイル2に軸体72、又は軸体72とフランジ部材73とを取り付けた後に被覆フィルム3を取り外すようにしてもよい。
また、図8に示すハンダ線コイル2aのように、中空部5の内壁は、第二コイル開口部52から、ハンダ線コイル2aの軸線方向に沿って離れるに従って縮径する他端側縮径部分54(第一縮径部分)と、第一コイル開口部51から、ハンダ線コイル2aの軸線方向に沿って離れるに従って縮径する一端側縮径部分55(第二縮径部分)とを有していてもよい。
ハンダ線コイル2aによれば、第二コイル開口部52及び第一コイル開口部51のどちら側から軸体72を挿入しても、中空部5に、軸体72をスムーズに挿入することができる。従って、ユーザは、軸体72を挿入する際のハンダ線コイル2aの向きを考慮する必要がないので、作業性が向上する。
ハンダ線コイル2aは、例えば円錐台形状の二つのハンダ線巻き取り治具を、小径側の端面を互いに接合させた状態でこの二つのハンダ線巻き取り治具回りにハンダ線を巻き回すことにより形成することができる。二つのハンダ線巻き取り治具は、ハンダ線コイル2aの両側から取り外せばよい。また、棒体が円周に沿って櫛歯状に配列された櫛歯部材を、互いに櫛歯がかみ合うように組み合わせることにより、両櫛歯部材の棒体がハンダ線の巻き取り軸を形成するように構成されたハンダ線巻き取り治具を用いてもよい。このようなハンダ線巻き取り治具において、両櫛歯部材により形成される巻き取り軸の径が、両端付近で大きく、中央付近で小さくなるようにすることにより、ハンダ線コイル2aを形成することができる。
ハンダ線コイル2aは、他端側縮径部分54と、一端側縮径部分55とを有しているので、ハンダ線コイル2aを形成した後にハンダ線巻き取り治具を取り外すことが容易である。
なお、ハンダ線コイル2aは、一端側縮径部分55を備えていなくてもよい。また、中空部5の内壁は、直径が一定の筒状形状であってもよい。また、ハンダ線ボビンレスコイル1は、必ずしもラベル4を備えていなくてもよい。また、第二フィルム開口部32は、必ずしも第一フィルム開口部31より大きくなくてもよい。第二フィルム開口部32の直径と第一フィルム開口部31の直径とが略同一、又は、第二フィルム開口部32の直径が第一フィルム開口部31の直径より小さい構成であってもよい。
また、ハンダ線ボビンレスコイルは、必ずしも被覆フィルム3で覆われている必要はなく、ハンダ線コイル2,2aがそのままハンダ線ボビンレスコイルとされていてもよい。
すなわち、ハンダ線が中空円柱状に巻回されたハンダ線コイルであって、前記ハンダ線コイルの中空部の内壁は、前記中空部の一方の開口部から、当該ハンダ線コイルの軸線方向に沿って離れるに従って縮径する第一縮径部分を有するハンダ線コイルとしてもよい。
この構成によれば、ハンダ線コイルへのボビンの取り付けが容易になる。
また、前記中空部の内壁は、前記中空部の一方の開口部から他方の開口部まで、当該ハンダ線コイルの軸線方向に沿って離れるに従って縮径することが好ましい。
この構成によれば、ハンダ線コイルを製造する際に、ハンダ線コイルからハンダ線巻き取り治具を取り外すことが容易となるので、当該ハンダ線コイルの製造が容易となる。
また、前記中空部の内壁は、さらに、前記中空部の他方の開口部から、当該ハンダ線コイルの軸線方向に沿って離れるに従って縮径する第二縮径部分を有することが好ましい。
この構成によれば、中空部の両側の開口部のいずれからボビンを取り付ける場合であっても、ハンダ線コイルへのボビンの取付が容易になる。
1 ハンダ線ボビンレスコイル
2,2a ハンダ線コイル
3 被覆フィルム
4 ラベル
5 中空部
6,6a 梱包箱
21 ハンダ線
31 第一フィルム開口部
32 第二フィルム開口部
33 第一張出部
41 ラベル開口部
42 第ニ張出部
51 第一コイル開口部
52 第二コイル開口部
53 内壁
54 他端側縮径部分
55 一端側縮径部分
61 箱本体
62 開口部
63 蓋
64,64a 緩衝材
71 フランジ
72 軸体
73 フランジ部材
641,641a 凹部
A 第一端面領域

Claims (7)

  1. ハンダ線が中空円柱状に巻回されたハンダ線コイルと、
    前記ハンダ線コイルの外表面を被覆する被覆フィルムとを備え、
    前記被覆フィルムには、前記ハンダ線コイルの一端側の、中空部の開口部である第一コイル開口部を覆う部分において、前記第一コイル開口部よりも小さい第一フィルム開口部と、前記ハンダ線コイルの他端側の、前記中空部の開口部である第二コイル開口部を覆う部分において、前記第二コイル開口部の大きさ以下の大きさである第二フィルム開口部とが形成されており、
    前記第一フィルム開口部の周縁部によって、前記第一コイル開口部の内側に張り出すように延設された第一張出部が形成されているハンダ線ボビンレスコイル。
  2. 前記第一フィルム開口部は、前記第二フィルム開口部よりも小さい請求項1記載のボビンレスコイル。
  3. 前記被覆フィルムの、前記ハンダ線コイルの前記一端側の端面を覆う第一端面領域の外表面には、略中央位置に前記第一フィルム開口部の大きさ以下の大きさのラベル開口部が形成されたラベルが貼付されている請求項1又は2に記載のハンダ線ボビンレスコイル。
  4. 前記ラベル開口部の周縁部によって、前記第一張出部の内側に張り出すように延設された第ニ張出部が形成されている請求項3記載のハンダ線ボビンレスコイル。
  5. 前記中空部の内壁は、前記第二コイル開口部から、当該ハンダ線コイルの軸線方向に沿って離れるに従って縮径する他端側縮径部分を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のハンダ線ボビンレスコイル。
  6. 前記中空部の内壁は、前記第二コイル開口部から前記第一コイル開口部まで、当該ハンダ線コイルの軸線方向に沿って離れるに従って縮径する請求項5記載のハンダ線ボビンレスコイル。
  7. 前記中空部の内壁は、さらに、前記第一コイル開口部から、当該ハンダ線コイルの軸線方向に沿って離れるに従って縮径する一端側縮径部分を有する請求項5記載のハンダ線ボビンレスコイル。
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