JP4530654B2 - 溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ - Google Patents

溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤ Download PDF

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Description

本発明は、溶接ワイヤのコイルを収納する溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤに関し、特に、ソリッドワイヤ等の剛性が大きい溶接ワイヤにも適用可能な溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤに関する。
ソリッドワイヤ及びフラックス入りワイヤ等の溶接用ワイヤを収納する容器としては、一般に、有底筒状のペイル容器が使用されている(例えば、特許文献1及び2参照)。図6(a)は従来の容器入り溶接ワイヤを模式的に示す斜視図であり、図6(b)はその断面図である。また、図7(a)及び(b)は従来の溶接ワイヤ収納容器の押さえ板を示す斜視図である。図6(a)及び(b)に示すように、従来の容器入り溶接ワイヤは、外筒101の内部に底部を形成する底板105が保持されている容器内に、溶接ワイヤ100aが円軌跡に沿って中心軸を移動変位ながら巻回されて収納されている。なお、従来の溶接ワイヤ収納容器においては、外筒101よりも小径の内筒106が外筒101と同軸的に設けられていることもある。
通常、容器入り溶接ワイヤは、容器に収納された状態で巻き解かれる。このため、巻き解きの際に、溶接ワイヤ100aが絡んだり、もつれたりすることがある。そこで、従来の容器入り溶接ワイヤにおいては、溶接ワイヤコイル100上に、図7(a)に示すような環状の押さえ板102を載置し、この押さえ板102で溶接ワイヤコイル100を下方に押圧することにより、巻き解かれたワイヤがはね上がり、相互に絡み合うことを防止している。従来の溶接ワイヤ収納容器における押さえ板102は、外径が外筒101の内径よりも僅かに小さく、内径は内筒106の外径よりも僅かに大きくなっており、溶接ワイヤ100aは内筒106と押さえ板102との間の隙間から巻き解かれる。また、図7(b)に示すように、外筒101と押さえ板112との隙間から溶接ワイヤ100aが飛び出さないように、外周部の外側に突出する複数のスポンジ板112aを設けたものもある。なお、押さえ板102及び112は上下方向に移動可能であるため、溶接ワイヤ100aが巻き解かれることによって、溶接ワイヤコイル100の高さが変化しても、常に溶接ワイヤコイル100の上に載置されている。
従来、巻き解き時の絡み防止のため、帯板状の縦壁部に複数の弾性内向片が設けられた押さえ板も提案されている(特許文献3参照)。この押さえ板は、円環状に丸められ、縦壁部が外筒の内面に、弾性内向片が溶接ワイヤ上面に夫々接するようにして溶接ワイヤコイル上に載置される。そして、溶接ワイヤは押さえ板の弾性内向片の縁部に接触しながら上方に引き出される。
また、従来の溶接ワイヤ収納容器においては、押さえ板102と外筒101との間の隙間から溶接ワイヤが飛び出すことを防止するため、押さえ板102及び溶接ワイヤコイル100と外筒101との間に外筒101の高さ方向に延びる複数本のひも108が配置されている。更に、押さえ板102上には縦断面が円形のリング103が配置されており、このリング103は、ひも108と外筒101との間に、外筒101と同軸的に配置されている。そして、リング103はひも108を介して押さえ板102上に保持され、押さえ板102に追従して移動する。更に、連続して巻き解く場合に、次の収納容器へ円滑に移行するため、溶接ワイヤ100aの巻回始端、即ち、溶接ワイヤ100aの巻き解き終端は、外筒101の内面上部に設けられた複数のクランプ107により係止されている。そして、この巻き解き終端(巻回始端)と、次に巻き解く容器入り溶接ワイヤの巻き解き始端とを繋ぐことにより複数の容器入り溶接ワイヤを連続して巻き解くことができる(特許文献4参照)。
しかしながら、従来の溶接ワイヤ収納用容器においては、図6(b)に示すように、外筒101の下端部をかしめることにより、底板105が固定されているため、下部に他の部分より内径が小さいかしめ部が形成されている。このかしめ部は、底板105を外筒101に挿入する際の位置決めを容易にし、底板105を固定するためのカール加工時にガイドを当てて補助するためのものであるが、溶接ワイヤコイル100aを巻き解く際に、押さえ板102がかしめ部で保持されてしまい、かしめ部より下にある溶接ワイヤコイル100を押さえることができず、かしめ部と底板105との間にあるワイヤが跳ね上がり、絡み及びばらけが発生するという問題点がある。
そこで、底板105の上に板等を積層して、容器の底を嵩上げする方法が検討されている。図8は底が嵩上げされた溶接ワイヤ収納容器を示す断面図である。この溶接ワイヤ収納容器は、外径がかしめ部に挿入可能な大きさで、厚さがかしめ部の高さと同等である円盤109が、底板105上に接着剤等により接合されている。これにより、容器の底が嵩上げされ、最下層の溶接ワイヤの上面がかしめ部よりも上になるため、押さえ板102により最下層の溶接ワイヤまで押さえることができる。
また、内径が内筒の外径よりも大きく外径が外筒の最小内径よりも小さい環状平板に、複数の短冊状の羽根材をその内側及び外側に突出するように取り付けた押さえ板を備えた溶接ワイヤ収納容器も検討されている(特許文献5参照。)。図9はこの溶接ワイヤ収納容器の押さえ板を示す平面図である。この押さえ板120は、環状平板121により溶接ワイヤコイルを下方に押圧し、羽根材122により外筒側及び内筒側の溶接ワイヤが飛び出すことを防止するものである。この押さえ板120は、外径がかしめ部分の内径よりも小さくかしめ部にも入り込むことができるため、最下層の溶接ワイヤまで押さえることができる。
特公昭59−8474号公報 (第1−2頁、第1−4図) 特公平3−34424号公報 (第2−3、第1図) 特開平10−218493号公報 (第3−4、第1−3図) 特公平1−15353号公報 (第2−3頁、第3図) 特開平2−147566号公報 (第3−5頁、第2図)
しかしながら、前述の従来の技術には以下に示す問題点がある。図8に示す従来の底が嵩上げされた溶接ワイヤ収納容器は、押さえ板102により溶接ワイヤコイル10の最下層まで押さえることができるようにはなるが、円盤109と外筒101の内面との間に隙間が生じ、この隙間にワイヤが挟まって送給が停止するという問題点がある。複数の容器入り溶接ワイヤを連続して使用する場合、容器内に収納されている全ての溶接ワイヤが円滑に引き出されなければ、次の容器に移行することができないので、このように溶接ワイヤコイルの残量が少なくなった底部付近でトラブルが発生すると、複数の容器入り溶接ワイヤを連続して使用することができない。また、円盤109の厚さをより厚くして、容器の底をかしめ部よりも上方に設定することにより円盤109と外筒1の内面との隙間をなくすことは可能であるが、底の嵩上げ量が多くなると、容器に収納できるワイヤの量が少なくなり使用時の作業性が低下すると共に、製造コストが増加するため好ましくない。
また、図9に示す押さえ板120を備えた従来の溶接ワイヤ収納容器は、溶接ワイヤコイルの押さえ板120と外筒との間の部分が羽根材122により数カ所押さえられているだけであるため、外筒側の溶接ワイヤが飛び出す虞がある。また、この押さえ板120は、内側に突出した羽根材122が内筒の外面に接触し、外側に突出した羽根材122が外筒の内面に接触しながら下方に移動するため、斜め傾きやすく、ワイヤの絡みおよびもつれが発生しやすいという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、絡み及びもつれを生じることなく、最下層まで円滑に溶接用ワイヤを巻き解くことができる溶接ワイヤ収納容器及び容器入り溶接ワイヤを提供することを目的とする。
本願第1発明に係る溶接ワイヤ収納容器は、溶接ワイヤのコイルを収納する溶接ワイヤ収納容器において、外筒と、前記外筒をかしめることにより前記外筒の内部に保持され底部を形成する底板と、前記溶接ワイヤコイル上に載置されこの溶接ワイヤコイルの減少に伴い下方に移動する環状の押さえ板と、を有し、前記底板を保持する前記外筒のかしめ部は前記外筒の内側に突出して前記外筒の最小内径の部分を構成し、前記押さえ板は、その厚さ方向の上部部分と下部部分とから構成され、前記上部部分の上面及び前記下部部分の下面が平坦面であり、下部分の外径が前記外筒の最小内径よりも小さく、上部分の外径が前記外筒の最小内径よりも大きく且つ前記外筒の最大内径よりも小さく、前記上部部分及び下部部分の内径は押さえ板の厚さ方向に均一であり、前記下部部分の厚さは、最下層の溶接ワイヤまで絡み及びもつれを生じることなく、巻き解くことができるものであることを特徴とする。
本発明においては、押さえ板の下面側の部分の外径が外筒の最小内径、即ち、かしめ部の内径よりも小さいため、この部分がかしめ部に入り込み、かしめ部及びそれよりも下方の溶接ワイヤを押さえることができる。これにより、従来の溶接ワイヤ収納容器のように底の嵩上げ等を行わなくても、最下層の溶接ワイヤまで絡み及びもつれを生じることなく、円滑に巻き解くことができる。
本発明の溶接ワイヤ収納容器においては、前記溶接ワイヤは円軌道に沿うように中心軸を移動させながら中央部に円柱状の空洞が形成されるようにして積層され、前記押さえ板は、例えば、前記溶接ワイヤコイルの前記空洞と同軸的に載置される。
また、本発明の溶接ワイヤ収納容器は、前記底板上に固定され前記外筒の内部に前記外筒と同軸的に配置された内筒を有していてもよく、その場合、前記押さえ板の内径は前記内筒の外径よりも大きいことが好ましい。
更に、前記押さえ板は、紙又は合板により形成された複数個の環状平板を積層したものでもよく、又は、樹脂により形成されていてもよい。
更にまた、前記外筒の上部には前記溶接ワイヤコイルの巻き解き終端部が係止され、この係止された前記溶接ワイヤコイルの巻き解き終端部と次に巻き解かれる容器に収納されている溶接ワイヤコイルの巻き解き始端部とを繋ぎ合わせて、複数の溶接ワイヤコイルを連続して巻き解くこともできる。
更にまた、本発明の溶接ワイヤ収納容器は、前記外筒と前記溶接ワイヤコイルとの間に配置され前記外筒の高さ方向に延びる複数本のひもと、この複数本のひもと前記外筒との間に前記外筒と同軸的に配置されて前記押さえ板に保持される円環と、を有していてもよい。これにより、外筒と押さえ板との間の隙間から溶接ワイヤが飛び出すことを防止することができるため、最下層の溶接ワイヤまで絡み及びもつれを生じることなく、円滑に巻き解くことができる。
本願第2発明に係る容器入り溶接ワイヤは、前述の溶接ワイヤ収納容器内に溶接ワイヤのコイルが収納されていることを特徴とする。
本発明によれば、押さえ板の下面側の部分の外径が外筒の最小内径、即ち、かしめ部の内径よりも小さいため、この部分がかしめ部に入り込み、かしめ部及びそれよりも下方の溶接ワイヤを押さえることができるため、最下層の溶接ワイヤまで絡み及びもつれを生じることなく、円滑に巻き解くことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る溶接ワイヤ容器について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本実施形態の溶接ワイヤ収納容器を示す断面図である。本実施形態の溶接ワイヤ収納容器は、円筒状の外筒1の下端部よりも少し上部がかしめられており、このかしめ部の直近下部に容器の底部を形成する底板4が嵌め込まれて外筒1の内部に保持されている。この底板4は、外筒1のかしめ部と底板4の底面を包み込む金属補強帯(図示せず)により、外筒1に固定されている。また、一般に、溶接ワイヤ収納容器には、250乃至500kgの溶接ワイヤが収納されるため、運搬時及び吊り下げ移送時に安全強固な構造が要求される。このため、軽量化及び電気絶縁性の観点から、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器における外筒1は、厚さが厚い紙等で形成されている。
本実施形態の溶接ワイヤ収納容器においては、外筒1の内部に外筒1よりも直径が小さい円筒状の内筒6が外筒1と同軸的に配置されている場合を示しており、内筒6の下端部は底板4上に固定されている。そして、溶接ワイヤ10aは、底板4上に円軌跡に沿って中心軸を移動変位させながら巻回されて収納されている。
更に、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器は、巻回された溶接ワイヤコイル10の上に載置される押さえ板2を備えている。図2(a)はこの押さえ板2の形状を示す斜視図であり、図2(b)はその側面図である。図2(a)及び(b)に示すように、押さえ板2は、一方の端部よりも他方の端部の方が外径が大きい環状の平板であり、例えば、段ボール又は合板等からなり、例えば、環状平板2aと、外径が環状平板2aよりも大きく内径が環状平板2aと等しい環状平板2bとを接合することにより形成されている。
この押さえ板2は、内径r2が内筒6の外径よりも大きく、最小外径r3が外筒1の最小内径、即ち、かしめ部の内径よりも小さく、最大外径r1が外筒1のかしめ部の内径よりも大きく且つ外筒1の最大内径よりも小さい。具体的には、外筒1の最大内径に拘わらず内筒6の外径を310mmとし、例えば、外筒1の最大内径が500mmである場合、外筒1の最小内径を480mm、押さえ板2の内径r2を322乃至328mm、最小外径r3を470乃至475mm、最大外径r1を489乃至491mmとすることが好ましい。また、この押さえ2の厚さtは、外筒1のかしめ部の高さに応じて適宜設定することができるが、例えば、17乃至20mmである。更に、押さえ板2の質量は、溶接ワイヤがフラックス入りワイヤの場合は、例えば、400乃至800gである。
この押さえ板2は、外径が小さい方の面が下面になるように配置される。また、押さえ板2の下面には、ラミネートフィルム等の樹脂製フィルムが貼り付けられている。これにより、溶接ワイヤを円滑に巻き解くことができると共に、段ボール等に吸着している水分を溶接ワイヤに伝達されにくくすることができるため、発錆を防止することができる。また、溶接ワイヤコイル10と押さえ板2との接触面におけるワイヤの滑り性が良好になるため、ワイヤのもつれを防止することができる。
更に、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器の外筒1の内側面には、押さえ板2と外筒1との間に隙間が生じることを防止し、巻き解き時に溶接ワイヤコイル10の外周側から溶接ワイヤが飛び出すことを防ぐために、外筒1の長手方向、即ち、溶接ワイヤコイル10の高さ方向に延びる複数本のひも5が取り付けられていてもよい。その場合、ひも5は、溶接ワイヤコイル10及び押さえ板2と外筒1との間に配置される。また、図7(b)に示す従来の押さえ板112のように、押さえ板2の外周部に略等間隔に複数のスポンジ板を設けても同様にワイヤの飛び出しを防止することができる。
更にまた、前述のように、複数本のひも5が取り付けられている場合においては、押さえ板2上に縦断面が円形のリング3が外筒1と同軸的に配置される。このリング3はひも5と外筒1との間に配置され、ひも5を介して押さえ板2の上面に保持されており、押さえ板2に追従して移動する。
次に、上述の如く構成された本実施形態の溶接ワイヤ収納容器の動作、即ち、溶接ワイヤを容器に収納する方法及び容器入り溶接ワイヤを巻き解く方法について説明する。先ず、溶接ワイヤを容器に収納する際は、底板4上に下方から上方に向かって円軌道に沿って中心軸を移動変位させながら積層される。そして、積層された溶接ワイヤコイル10上には押さえ板2が同軸的に載置され、更に、その上方のひも5と外筒1との間にはリング3が載置されて容器入り溶接ワイヤになる。
また、上述の方法で巻回されて収納された容器入り溶接ワイヤを運搬及び保管する際は、外筒1の上端部に蓋(図示せず)が被せられる。その際、押さえ板2と蓋との間には、紙製のスペーサ(図示せず)が配置される。そして、押さえ板2、リング3及びスペーサにより溶接ワイヤコイル10を下方に押圧する。本実施形態の溶接ワイヤ収納容器において使用されるスペーサとしては、例えば、内部に1又は複数本のひも又は帯状の弾性部材が張られている角筒内に、この角筒よりも小径の角筒が挿入され、この小径の角筒が大径の角筒から突出している構成のものが使用される。このスペーサは、小径の角筒の下端部が大径の角筒内に張られた弾性部材に保持されているため、小径の角筒が突出している高さを、蓋と押さえ板2との距離に応じて変化させることができる。このため、移動時の振動等によりワイヤの巻きがきつくなり、溶接ワイヤコイルの高さが低くなっても、溶接ワイヤコイルを下方に押圧することができる。これにより、移動時の振動によって溶接ワイヤコイルがほどけて、巻き解き時に絡み及びもつれが生じることを防止することができる。
一方、溶接ワイヤ10aを巻き解く際は、蓋及びスペーサが取り除かれた後、内筒6と押さえ板2との間から巻回時のワイヤ終端が引き出され、この部分を巻き解き始端として溶接ワイヤコイル10の上層から下層に向かって巻き解かれる。このとき、押さえ板2及びリング3は、溶接ワイヤコイル10の高さが低下するに従い下方に移動する。
本実施形態の溶接ワイヤ収納容器は、押さえ板2の下面側の部分の外径が外筒1のかしめ部の内径よりも小さくなっているため、この外径が小さい部分(環状平板2a及び2b)がかしめ部に入り込み、かしめ部及びそれよりも下方の溶接ワイヤコイル10も押さえることができる。その結果、従来の溶接ワイヤ収納容器のように底の嵩上げ等を行わなくても、最下層の溶接ワイヤまで絡み及びもつれを生じることなく、円滑に巻き解くことができる。その結果、使用途中で供給が停止することがないため、複数個の容器入り溶接ワイヤを連続して使用する場合に有効である。
また、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器においては、ひも5を配置して押さえ板2と外筒1との間の隙間が生じないようにしているため、溶接ワイヤコイルの外筒1側の部分からワイヤが飛び出すことを防止することができる。
更に、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器においては、押さえ板2により溶接ワイヤコイルの上面の大部分を覆っているため、溶接ワイヤコイル10の内部に湿気が入りにくく、溶接ワイヤの防錆効果が優れている。
なお、本実施形態の溶接ワイヤ収納容器の押さえ板2は、外筒1の内部に内筒6が設けられていない溶接ワイヤ収納容器にも適用することもできる。図4は内筒がない溶接ワイヤ収納容器を示す断面図である。図5に示すように、外筒1の内部に内筒6が設けられていない場合、溶接ワイヤ10aは、押さえ板2に設けられた引き出し孔2cに挿通されて引き出される。
次に、本実施形態の変形例に係る溶接ワイヤ収納容器について説明する。図5は本変形例の溶接ワイヤ収納容器における押さえ板の形状を示す斜視図である。前述の第1実施形態の溶接ワイヤ収納容器においては、段ボール又は合板製の複数の環状平板を積層することにより形成された押さえ板2を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、PP(Polypropylene;ポリプロピレン)樹脂、ABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂、PET(Poly-Ethylene-Terephthalate;ポリエチレンテレフタレート)樹脂、ST(Styrene;スチレン)樹脂及びPE(Poly-Ethylene;ポリエチレン)樹脂等を、射出成形等により成形した押さえ板12を使用することもできる。
この押さえ板12は、前述の押さえ板2と同様に、内径r2が内筒6の外径よりも大きく、最大外径r1が外筒1の最大内径よりも小さく、最小外径r3が外筒1の最小内径よりも小さい。具体的には、外筒1の最大内径に拘わらず内筒6の外径を310mmとし、、例えば、外筒1の最大内径が500mmである場合、外筒1の最小内径を480mmとし、押さえ板12の内径r2を322乃至328mm、最小外径r3を470乃至475mm、最大外径r1を489乃至491mmとすることが好ましい。また、この押さえ12の厚さtは、外筒1のかしめ部の高さに応じて適宜設定することができるが、例えば、17乃至20mmである。更に、押さえ板12の質量は、例えば、400乃至800gであり、例えば、直径が1.2mm又は1.4mmのソリッドワイヤに適用する場合は、押さえ板12に錘を取り付け、これらの合計の質量を1100乃至1500g程度にすることが好ましい。このように、押さえ板12を樹脂で形成することにより、形状が安定しており、且つ表面の平滑性が優れているため、溶接ワイヤを安定して巻き解くことができると共に、安価に製造することができる。
なお、本変形例の溶接ワイヤ収納容器の構成は、樹脂を射出成形することにより形成された押さえ板12を使用している以外は、前述の第1実施形態と同様である。従って、前述の第1実施形態の溶接ワイヤ収納容器と同様の方法で、溶接ワイヤを収納して容器入り溶接ワイヤとすることができると共に、絡み及びもつれを生じることなく、最下層の溶接ワイヤまで円滑に巻き解くことができる。
本発明の実施形態の溶接ワイヤ収納容器を示す断面図である。 (a)は本発明の実施形態の溶接ワイヤ収納容器における押さえ板の形状を示す斜視図であり、(b)はその側面図である。 押さえ板が下層部まで低下した状態を示す断面図である。 内筒がない溶接ワイヤ収納容器を示す断面図である。 本発明の実施形態の変形例の溶接ワイヤ収納容器における押さえ板の形状を示す斜視図である。 (a)は従来の容器入り溶接ワイヤを模式的に示す斜視図であり、(b)はその断面図である。 (a)及び(b)は従来の溶接ワイヤ収納容器の押さえ板を示す斜視図である。 底が嵩上げされた従来の溶接ワイヤ収納容器の一部を示す断面図である。 特許文献5に記載の溶接ワイヤ収納容器の押さえ板を示す平面図である。
符号の説明
1、101;外筒
2、12、102、112、120;押さえ板
2a、2b、121;環状平板
2c;引き出し孔
3,103;リング
4、105;底板
5、108;ひも
6、106;内筒
10、100;溶接ワイヤコイル
10a、100a;溶接ワイヤ
109;円盤
107;クランプ
112a;スポンジ板
122;羽根材

Claims (8)

  1. 溶接ワイヤのコイルを収納する溶接ワイヤ収納容器において、外筒と、前記外筒をかしめることにより前記外筒の内部に保持され底部を形成する底板と、前記溶接ワイヤコイル上に載置されこの溶接ワイヤコイルの減少に伴い下方に移動する環状の押さえ板と、を有し、前記底板を保持する前記外筒のかしめ部は前記外筒の内側に突出して前記外筒の最小内径の部分を構成し、前記押さえ板は、その厚さ方向の上部部分と下部部分とから構成され、前記上部部分の上面及び前記下部部分の下面が平坦面であり、下部分の外径が前記外筒の最小内径よりも小さく、上部分の外径が前記外筒の最小内径よりも大きく且つ前記外筒の最大内径よりも小さく、前記上部部分及び下部部分の内径は押さえ板の厚さ方向に均一であり、前記下部部分の厚さは、最下層の溶接ワイヤまで絡み及びもつれを生じることなく、巻き解くことができるものであることを特徴とする溶接ワイヤ収納容器。
  2. 前記溶接ワイヤは円軌道に沿うように中心軸を移動させながら中央部に円柱状の空洞が形成されるようにして積層され、前記押さえ板は前記溶接ワイヤコイルの前記空洞と同軸的に載置されることを特徴とする請求項1に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  3. 前記底板上に固定され前記外筒の内部に前記外筒と同軸的に配置された内筒を有し、前記押さえ板の内径は前記内筒の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  4. 前記押さえ板は、紙又は合板により形成された複数個の環状平板を積層したものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  5. 前記押さえ板は、樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  6. 前記外筒の上部に前記溶接ワイヤコイルの巻き解き終端部が係止され、この係止された前記溶接ワイヤコイルの巻き解き終端部と次に巻き解かれる容器に収納されている溶接ワイヤコイルの巻き解き始端部とが繋ぎ合わされ、複数の溶接ワイヤコイルが連続して巻き解かれることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  7. 前記外筒と前記溶接ワイヤコイルとの間に配置され前記外筒の高さ方向に延びる複数本のひもと、この複数本のひもと前記外筒との間に前記外筒と同軸的に配置されて前記押さえ板上に保持される円環と、を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の溶接ワイヤ収納容器内に溶接ワイヤのコイルが収納されていることを特徴とする容器入り溶接ワイヤ。
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