JP3193099U - 綿棒用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋がない状態で容器本体を傾けたり、落としたりしても、中身の綿棒が内部に保持しやすくして、清潔に保つことができる綿棒用容器を提供する。
【解決手段】複数本の綿棒6を収納する容器1であって、底面2、側面3、蓋4、および綿棒を挿入することができる複数の孔7を有し、容器の内部に固定されている綿棒保持部5を備える。
【選択図】図1
【解決手段】複数本の綿棒6を収納する容器1であって、底面2、側面3、蓋4、および綿棒を挿入することができる複数の孔7を有し、容器の内部に固定されている綿棒保持部5を備える。
【選択図】図1
Description
本考案は容器、特に綿棒用容器に関する。具体的には、蓋がない状態で、容器本体を傾けても、綿棒が落ちにくい綿棒用容器に関する。
現在、綿棒は高価格帯の綿棒と低価格帯の綿棒に二分されている。高価格帯の綿棒は、綿棒一つ一つがビニール等で包装されており、各綿棒を清潔に保っている。一方、低価格帯の綿棒は、円筒状の容器に、100本程度収納されて販売されている。しかし、低価格帯の綿棒は、綿棒一つ一つが梱包されておらず、蓋がない状態で、容器を傾けたり、落としたりしてしまうと、中の綿棒が外に出てしまい、綿棒先端が床や地面などの不衛生な部分と接触してしまい、清潔であることが必要な用途には利用できなくなってしまう。また、綿棒の数が多い場合には、収納しなおすのに時間がかかり手間である。
特許文献1及び特許文献2のように、取り出し易くする結果、綿棒を清潔に保つことができる綿棒容器に関する発明はあるものの、これらの容器であっても、蓋がない状態で傾けたり、落としたりしてしまうと、綿棒は散乱し、清潔を保つことができなくなってしまうという問題点があった。
本考案は、蓋がない状態で容器を傾けたり、落としたりしても、中身の綿棒が内部に保持しやすくして、清潔に保つことができる綿棒用容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案は、複数本の綿棒を直立方向に収納する容器であって、底面と、側面と、綿棒を挿入することができる複数の孔を有し、前記容器の内部に固定されている綿棒保持部とを含む、容器を提供する。
上記容器であれば、比較的シンプルな構造であるにもかかわらず、蓋がない状態で容器を傾けたり、落としたりしても、中身の綿棒は散乱しにくく、綿棒を清潔に保つことができる。また、清潔を保つため、綿棒一本一本をビニールで梱包する必要もなく、製造原価を低く抑えることができる。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
(構成)
図1で示すように、本考案の容器は、複数本の綿棒6を直立方向に収納する容器1であって、底面2と、側面3と、蓋4と、綿棒6を挿入することができる複数の孔7を備え、前記容器1の内部に固定されている綿棒保持部5とを含む容器(第1態様)である。なお、本願明細書において、用語「固定」とは、接着剤などで動かないように完全に保持されているだけでなく、動きにくい状態になっている場合も含むものとする。
図1で示すように、本考案の容器は、複数本の綿棒6を直立方向に収納する容器1であって、底面2と、側面3と、蓋4と、綿棒6を挿入することができる複数の孔7を備え、前記容器1の内部に固定されている綿棒保持部5とを含む容器(第1態様)である。なお、本願明細書において、用語「固定」とは、接着剤などで動かないように完全に保持されているだけでなく、動きにくい状態になっている場合も含むものとする。
従来の一般的に市販されている綿棒用容器と、本考案の容器1との間で大きく異なる点は、容器1の内部に綿棒保持部5を備えている点である。
綿棒保持部5は、綿棒6を挿入することができる複数の孔7を有している。孔7に挿入されている綿棒6は、直立の状態で保持されている。蓋4がない状態で傾けたとしても、綿棒6は、孔7に挿入されている状態が保持され、落下しにくい。
孔7の形状は、図2(図1で使用した綿棒保持部5の上面図である)で示すように、帯状の長方形であるが、これは特に限定されない。孔7は、容器本体2を傾けても綿棒6が落ちにくい状態にするため、孔7の長方形の短辺は、綿棒6の先端部よりも小さい方が好ましい。しかし、短辺の長さが小さすぎると、綿棒6は挿入しにくくなり、また、綿棒6を容器1から取り出しいにくくなるため、短辺の長さは、綿棒6の先端部よりも小さく、かつ挿入又は取り出し易い程度の大きさが好ましい。なお、できるだけ多くの綿棒6を容器に入れるため、孔7の数はできるだけ多い方が好ましい。しかし、孔7の数が多すぎると綿棒保持部5の強度が低下してしまうため注意が必要である。
本実施例の綿棒保持部5は厚手の紙を成形して得られる。材料は、紙に限定されるものではない。綿棒保持部5としては、紙、紙の積層体、樹脂、金属などが挙げられる。綿棒6を挿入又は取り出し易くするために、綿棒保持部5は柔軟な素材であることが好ましい。
綿棒保持部5は容器1内部で固定されている。本実施例では、綿棒保持部5の周囲を容器1の側面3に接着剤で固定している。
図3は、本考案の容器の別の態様(第2態様)の実施例である。図2の容器1は、綿棒保持部5は、支持部8、・・・で保持されている。
図4で示すように、支持部8、・・・は、綿棒保持部5と一体物として成形し、8つの支持部8、・・・を、綿棒保持部5との境界付近(図4の破線部分)で折り曲げて、容器1の内部に挿入し、容器との摩擦により固定する。このようにすることで、接着剤を使用しなくても固定できる。
図5は、別の態様の綿棒保持部5と支持部8の一体物である。このように支持部8・・・は、大きさ、数などを適宜変更することができる。
図6は、別の態様の綿棒保持部5の上面図である。図6の綿棒保持部5は、帯状の孔7が同心円状に配置する構成を有している。このように孔7を形成することにより、多くの綿棒6を容器1に収納することができる。
図7は、さらに別の態様の綿棒保持部5の上面図である。図7の綿棒保持部5の孔7は、切込み状であり、その切込みが、千鳥状に配置されている。孔7が切込み状の形状であっても、強度が高く、かつ柔軟性のある素材を綿棒保持部5に用いれば、綿棒6を適切に保持できる。
なお、図示しないが、さらに別の態様として、綿棒保持部5と、支持部8とを別々に作成し、綿棒保持部5と、支持部8とを接着剤などで結合してから、容器1に備えることができる。この場合、支持部8として、綿棒保持部5の円周の長さとほぼ同じ長さの長辺を有する長方形の紙や樹脂等のシートを、2つの短辺が重なるように円筒状に形成し、この円筒状の支持部8を綿棒保持部5の外周に沿うように設置し、支持部8と綿棒保持部5とを結合することもできる。
(効果)
次に本考案の効果について詳細に説明する。
次に本考案の効果について詳細に説明する。
[1] 複数本の綿棒6を収納する容器であって、綿棒6を挿入することができる複数の孔7を有し、容器の内部に固定されている綿棒保持部5を備える容器は、比較的シンプルな構造であるにもかかわらず、蓋4がない状態で容器を傾けたり、落としたりしても、中身の綿棒6は散乱しにくく、綿棒6を清潔に保つことができる。また、清潔を保つため、綿棒6の一本一本をビニールで梱包する必要もなく、製造原価を低く抑えることができる。従来からある綿棒6を直立方向に収納する容器に、付加的に構造がシンプルな綿棒保持部5を設けることで、製造原価を低価格に抑えながら、落下により綿棒6の散乱を防ぎ、不潔になった綿棒6を廃棄する必要がなくなる。
[2] 前記複数の孔7のうち、一部の孔7の形状が帯状であれば、綿棒6を容器にセットすることが容易にできるようになり、また、挿入している綿棒6が落下しにくくなる。
[3] 前記複数の孔7のうち、一部の孔7の形状は長方形であり、かつ、前記長方形の孔7は、互いに略平行に配置されている場合は、綿棒6を容器内に充填しやすく、また、孔7の形成も容易である。
[4] 前記複数の孔7が同心円状に配置されている場合は、綿棒6を極めて密に容器内に充填することができる。
[5] 綿棒保持部5は、前記綿棒保持部5を摩擦によって固定する支持部8を備えている場合は、接着剤を用いなくとも綿棒保持部5を固定することができる。
以上、図面を参照して、本考案の実施例を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、本考案の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本考案に含まれる。
1 本考案の綿棒容器
2 底面
3 側面
4 蓋
5 綿棒保持部
6 綿棒
7 孔
8 支持部
2 底面
3 側面
4 蓋
5 綿棒保持部
6 綿棒
7 孔
8 支持部
Claims (5)
- 複数本の綿棒を収納する容器であって、
綿棒を挿入することができる複数の孔を有し、前記容器の内部に固定されている綿棒保持部を備える、容器。 - 前記複数の孔のうち、一部の孔の形状は帯状である、請求項1に記載の容器。
- 前記複数の孔のうち、一部の孔の形状は長方形であり、かつ、前記長方形の孔は、互いに略平行に配置されている、請求項2に記載の容器。
- 前記複数の孔が同心円状に配置されている、請求項2に記載の容器。
- 前記綿棒保持部は、前記綿棒保持部を摩擦によって固定されている支持部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の容器。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3193099U true JP3193099U (ja) | 2014-09-18 |
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