JP5998166B2 - 光ファイバ巻取り用のカバー付きボビン及びボビン巻き光ファイバ - Google Patents

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Description

本発明は、通信用光ファイバ素線などの光ファイバを巻き取るための光ファイバ巻取り用ボビン、とりわけ保護カバー付きのボビンと、そのボビンに巻き取った状態の光ファイバ、すなわちボビン巻き光ファイバに関するものである。
光ファイバ素線を巻き取るためのボビン(リール)としては、一般に円筒状をなす巻胴(後述する主巻胴部)の両端に鍔部が設けられたものが使用される。また光ファイバ素線製品を出荷するに当たっては、光ファイバ素線をボビンに巻き取った状態の製品、すなわちボビン巻き光ファイバの形態で出荷するのが通常である。
ところで通信用光ファイバ素線は、ボビンに巻き取った状態で、品質保証などのため、伝送損失の測定など、種々の測定、検査を行うのが通常である。そのため、ボビンに巻き取られた状態の長尺の光ファイバ素線は、その両端部分を、例えば数mから十数m程度の長さ分だけ露出させておく必要がある。
ここで、ボビン巻き光ファイバにおける巻き終わり側の端部(エンド端)は、ボビンの巻胴上の最外層側に位置するため、容易に露出させることができる。しかしながら巻き始め端部(スタート端)は、単純に巻きつけた場合は、巻胴上の光ファイバ素線の積層された巻層の最内周に位置して、巻層内に埋もれてしまう。そこで従来の光ファイバ巻取り用のボビンの本体部分(ボビン本体)10としては、例えば図12に示すように、巻胴(主巻胴部)12の両側の主鍔部14A、14Bのうち、少なくとも一方側(巻き始め側)の主鍔部14Aに、その外周縁から内側に向かい、主鍔部14Aの直径方向に沿って主巻胴部12の外周面の位置まで届くスリット17を形成したボビン本体10が従来から使用されている(例えば特許文献1など)。なお主鍔部14Aの外側には、小径の補助鍔部18を設けておき、主鍔部14Aと補助鍔部18との間に補助巻胴部16を形成しておくのが通常である。そして上述のように主鍔部14Aにスリット17を形成しておく場合、補助鍔部18における主鍔部14Aのスリット17に対応する箇所に、その補助鍔部18の外周縁から凹状に切り欠かれた切り込み部19を形成しておくのが一般的である。
図12に示すようなボビン本体10を使用する場合、光ファイバ素線の巻き始め側の部分を、補助鍔部18の外面側から切り込み部19を経て補助巻胴部16に導き、補助巻胴部16に数周分巻き付けた後に、光ファイバ素線を補助巻胴部16から前記スリット17を通して主巻胴部12に導き、主巻胴部12に巻き取っていくことができる。このような手法によれば、巻き始めの初期に補助巻胴部16から主巻胴部12に光ファイバ素線を導くにあたっては、光ファイバ素線を主鍔部14Aの外側からスリット17内に落とし込むだけでよいから、その作業を容易に機械化、自動化することが可能となる。
ところでこのようなボビン本体10に光ファイバ素線を巻き取った状態の光ファイバ製品、すなわちボビン巻き光ファイバを出荷、輸送するに当たっては、主巻胴部12の外周上の光ファイバ素線を、外傷や塵埃から保護するため、ボビン本体における主巻胴部12の外周上の光ファイバ素線層を取り囲むように保護カバーを取り付けた状態としておくことが行われている(例えば特許文献2、特許文献3参照)。この保護カバーの従来の代表的な例を図13に示し、さらに図14に、その保護カバーを、光ファイバ素線が巻き取られたボビン本体に取り付ける際の状況を示し、図15に、光ファイバ素線が巻き取られたボビン本体に保護カバーを取り付けた状態、すなわち保護カバー付きのボビン巻き光ファイバ製品を示す。
図13〜図15において、保護カバー20は、全体的には、短円筒を二つ割りした断面半円状の一対の湾曲板状部材21A、21Bからなり、その一対の湾曲板状部材21A、21Bの一端側同士は、連結部22においてヒンジ状に回動もしくは曲げ可能に連結され、湾曲板状部材21A、21Bの他端側には、互いに係脱可能に係合される係合部23A、23Bが形成されている。
このような保護カバー20を、光ファイバ素線巻取り済みのボビン本体10に取り付けるに当たっては、図14に示すように、係合部23A、23Bが係合させずに湾曲板状部材21A、21Bが開いた状態で、ボビン本体10を湾曲板状部材21A、21Bの湾曲内側に配置する。そして、係合部23A、23B同士が接近するように湾曲板状部材21A、21Bを閉じて、係合部23A、23B同士を係合させる。この状態では、図15に示しているように、湾曲板状部材21A、21Bの全体が短円筒状となって、ボビン本体10の主巻胴部上の光ファイバ巻取り層の外周を取り囲む状態となる。そのため、このような保護カバー20を設けておけば、主巻胴部の外周上の光ファイバ素線を、出荷時や輸送時などにおいて外傷や塵埃から保護することができる。
なおこのような保護カバー20とボビン本体10との全体を、本明細書ではカバー付きボビンと称している。
ところで、図12に示すような、補助巻胴部16を設けかつ主鍔部14Aにスリット17を形成したボビン本体10に従来の保護カバー20を組み合わせたカバー付きボビンでは、次のような問題があることが本発明者等によって認識された。
すなわち、補助巻胴部16を設けかつ主鍔部14Aにスリット17を形成したボビン本体10においては、光ファイバ素線は補助巻胴部16からスリット17を通して主巻胴部12に巻き取るのが一般的である。そのため保護カバー20を設けておいても、スリット17の部分においては光ファイバ素線が外側面側に露出し、そのため出荷時や輸送時などにおいてスリット部分で露出した光ファイバ素線が損傷されたり、押圧されて大きな側圧を受けたりするおそれがある。このような問題については、従来は特に配慮されておらず、そのため上記の問題を回避するための方策についても、従来は全く検討されていなかった。
さらに、主鍔部14Aの直径方向に沿って主巻胴部12の外周面の位置まで届くスリット17を形成したボビン本体20では、スリット17を形成した箇所付近における主鍔部14Aの強度や剛性が低くならざるを得ず、そのため出荷時や輸送時のボビンのハンドリングにおいても問題があった。すなわち、光ファイバ素線を巻き取った製品(ボビン巻き光ファイバ)を取り扱う場合、作業者は片手の手指によってボビン本体の主鍔部を掴むことが多い。その場合、例えば図16に示すように、片手30の親指31以外の指(例えば人差し指32及び中指33)を、ボビン本体10の端面側中央部に開口している軸孔11(巻取や繰り出しのために巻取機もしくは繰り出し機の回転軸が挿入される部分)に差し込み、親指31を主鍔部14Aの外周縁部に引っ掛けて、ボビン本体10を持つことが多い。このとき、親指31を引っ掛けた箇所(主鍔部14Aの外周縁部上の位置)Pは、リールの重心位置Gから側方に離れかつ重心位置Gを通る水平軸線Oから上方に離れた位置となる。そのため、その箇所Pには、矢印Fで示すように、鍔板面に対し直角な方向への力が加わる。すなわち主鍔部14Aを外側に変形させる(反り返らせる)力Fが箇所Pに作用する。
一方、スリット17を形成した主鍔部14Aは、そのスリット17の箇所で周方向への連続性が分断されているため、スリット17の近傍では、鍔板面に対し直角な方向への力に対して強度、剛性が低くなっている。そして、上記の親指引っ掛け位置Pが、スリット17の近傍であれば、その引っ掛け位置Pを含む部分において、図17、図18に示しているように、主鍔部14Aの鍔板が外側に反り返るように変形してしまうおそれがある。
その場合、スリット17の近傍では、主巻胴部12に巻き取られている光ファイバ巻取り層40の側面40aと主鍔部14Aの内面14Aaとの間に隙間Sが生じる。そしてその隙間Sの幅が大きければ、光ファイバ巻取り層40の光ファイバ素線が、巻取り時に付与されている巻取り張力によって、隙間S内に落ち込み、巻き崩れが生じてしまう。すなわち、巻取り張力には、鍔板半径方向内側に向う成分の力があるため、リール巻取り光ファイバの光ファイバ巻取り層40の光ファイバには常に鍔板半径方向内側に向う力が働いており、そのため光ファイバ巻取り層40の側面40a側に大きな隙間Sが生じれば、上記の鍔板半径方向内側に向う力によって、光ファイバ素線が隙間S内に落ち込んでしまう。そしてこのような隙間S内への光ファイバ素線の落ち込みによって、光ファイバ巻取り層40の整列状態が崩れ、いわゆる巻き崩れとなってしまう。
このような巻き崩れが生じれば、巻き取られた光ファイバ素線を円滑に引き出せなくなる事態が生じやすくなり、また光ファイバ素線に対して側圧が作用して、リール巻き光ファイバ内の光ファイバ素線に伝送ロスが生じ、巻取状態での光ファイバ素線性能を正確に把握できなくなってしまうおそれもある。
なお図16〜図18では、保護カバー20をボビン本体20に取り付けていない状態で示しているが、保護カバー20を装着した状態でも、主鍔部14Aの外周縁部が露出していれば、手指が主鍔部14Aのスリット17付近に掛けられるおそれがあり、また仮に保護カバー20の幅方向の縁部が主鍔部14Aの外周縁を覆っていたとしても、手指を掛けたときの力は主鍔部14Aにも加わるから、前述のような問題を避け得なかったのである。
ここで、主鍔部14Aの厚みを増大させて、鍔板の剛性を高めておけば、前述のようにスリット17の近傍でボビンを把持した場合でも、スリット17の近傍における反り返りの発生を防止して、隙間Sが生じないようにし、これによって前述のような片持ち把持時における光ファイバ素線の落ち込みを防止することが不可能ではない。
しかしながら、スリット近傍での反り返りを確実に防止しようとすれば、鍔板の厚みを著しく厚くせざるを得ないが、その場合、ボビンの重量が大きくなってしまって、ハンドリング性を悪化させ、またボビンの材料コストを増大させてしまう問題が生じる。したがって鍔板の厚みを増加させることなく、上記のようなボビン把持時における鍔板の反り返りに起因する隙間内への光ファイバ素線の落ち込みが生じないようにすることが望まれるが、従来はこの点に関しても、全く考慮されていなかったのが実情である。
さらに、鍔板の剛性を高めるために、仮に主鍔部14Aの厚みを増大させたとしても、スリット17の付近において光ファイバ素線が外部に露出することは回避し得ないから、出荷時や輸送時などにおいてスリット部分で露出した光ファイバ素線が損傷されたり、押圧されて大きな側圧を受けたりする問題を解消することはできない。
特開平9−120010号公報 特開2001−183533号公報 特開2001−2323号公報
本発明は以上の事情を背景としてなされたもので、主鍔部に、補助巻胴部から主巻胴部に光ファイバを導くためのスリットを形成したボビン本体と、主巻胴部の外周上に巻き取られる光ファイバの外周上を取り囲む保護カバーとが組み合わされた光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンにおいて、スリット付近においても光ファイバが露出しないようにして、出荷時や輸送時などにおいてスリット付近での光ファイバの損傷や外力による押圧が生じることを確実に防止し、併せて、鍔板の厚みを増加させることなく、ボビンを手指で把持した際におけるスリット付近での鍔板の反り返り変形に起因する光ファイバ巻取り層と鍔板との間の隙間内への光ファイバの落ち込みの発生を防止し得るようにしたボビンを提供すること、及びそのボビンに光ファイバを巻き取ってなるボビン巻き光ファイバを提供することを課題としている。
前述のような課題を解決するため、本発明のカバー付きボビンでは、基本的には、スリットの外側面側を覆う壁部を保護カバーに設け、これによってスリット付近で露出する可能性のある光ファイバをも覆って保護し、同時に上記の壁部によって鍔部のスリット付近を補強した。更に別の態様としては、ボビンを手指で掴む際に、スリット付近を掴みにくくなるようにした。
したがって本発明の基本的な態様(第1の態様)による光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンは、
円筒状をなす主巻胴部の軸線方向両端にそれぞれ主鍔部が設けられ、かつ少なくとも一方の主鍔部の外側に補助巻胴部が設けられ、前記補助巻胴部を設けた側の主鍔部の周方向の一部に、ボビン本体の中心軸線に向かって延びるスリットが形成されているボビン本体と、そのボビン本体の主巻胴部の外周上に巻き取られる光ファイバの外周上を取り囲むようにボビン本体と組み合わされる保護カバーとからなる光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンにおいて、
前記保護カバーの外周部の縁部から、前記主鍔部におけるスリットが形成された位置の外側面側を覆う壁部が延出されていることを特徴とするとするものである。
このような第1の態様の光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンにおいては、主巻胴部の外周上の光ファイバ巻取り層の外周上が保護カバーによって取り囲まれて保護されるばかりではなく、スリット付近で露出するおそれがある光ファイバの部分も、壁部によってカバーされるため、スリット付近での光ファイバの露出によって、ボビン巻き光ファイバの出荷時や輸送時などにおいてその光ファイバの部分が損傷したり押圧されたりすることを有効に防止することができる。
また保護カバーから延出する壁部によって、主鍔部における剛性が低いスリット付近が補強されることになり、その結果、仮にボビン巻き光ファイバのハンドリングの際に主鍔部のスリット付近を掴んでしまっても、主鍔部が変形してしまうおそれが少なく、そのため光ファイバ巻取り層と主鍔部との間に隙間が生じるおそれも少なくなるから、光ファイバ巻取り層における上記の隙間への光ファイバの落ち込みの問題が生じる可能性も少ない。したがって隙間内への光ファイバの落ち込みによる巻き崩れの発生を防止することが可能となり、また光ファイバ層内での光ファイバに対する側圧による伝送ロスの増大も防止することが可能となる。
また本発明の第2の態様による光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンは、前記第1の態様のカバー付きボビンにおいて、
前記ボビン本体が、前記補助巻胴部の外側に前記主鍔部よりも小径の補助鍔部が形成されるとともに、補助鍔部における、前記主鍔部のスリットに対応する箇所に外周縁から切り込まれた切り込み部が形成された構成とされ、
前記保護カバーの壁部に、前記切り込み部に挿入可能な位置決め用突出部が形成されていることを特徴とするものである。
第2の態様の光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンにおいては、保護カバーをボビン本体に取り付ける際に、保護カバーの壁部の切り込み部に補助鍔部の位置決め用突出部を挿入することによって、保護カバーの壁部がボビン本体の主鍔部のスリットに対応する位置に必ず位置するように、保護カバーをボビン本体との位置関係を一義的に設定することができる。すなわち、保護カバーをボビン本体に取り付けるにあたって、前記壁部がスリットの外側面側をカバーするように容易に位置決めすることができ、その結果、前記壁部を設けた効果を確実に発揮することができる。
また本発明の第3の態様による光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンは、前記第1、第2のいずれかの態様のカバー付きボビンにおいて、
前記保護カバーにおける、前記ボビン本体のスリットに対応する位置の両側に、主鍔部の半径方向の外方に向って突出する定置用突起部が形成されていることを特徴とするものである。
このような第3の態様の光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンでは、床面や載置台などの上面(載置面)にボビンを置く際に、定置用突起部によってボビンを安定して定置することができるばかりではなく、保護カバーの壁部が必ず下側(載置面の側)に位置するようにボビンを定置することができる。ここで、壁部は、スリットに対応するものであるから、上述のように保護カバーの壁部が下側(載置面の側)に位置することは、スリットも下側に位置することになる。そのため、載置面に置かれたボビンを手指で把持して持ち上げようとする際に、主鍔部におけるスリットが位置する側を掴むおそれが少なくなる。その結果、主鍔部のスリット付近を掴んでスリット付近が変形して前述のような隙間が生じてしまうことを、容易に防止することが可能となる。
特に第2の態様として記載したように、保護カバーの壁部に、前記切り込み部に挿入可能な位置決め用突出部が形成されている場合において、第3の態様のように主鍔部の半径方向の外方に向って突出する2以上の定置用突起部が、主鍔部の周方向に間隔を置いて形成されている構成では、位置決め用突出部による位置決めの作用と、壁部に形成した定置用突起部の作用とが相俟って、より確実にスリット形成部位を下側(載置面側)に位置させることが可能となり、主鍔部におけるスリットが位置する側を掴むことを、より確実かつ安定して防止することができる。
また本発明の第4の態様によるボビン巻き光ファイバは、前記第1〜第3のいずれかの態様のカバー付きボビンにおけるボビン本体の主巻胴部に光ファイバが巻き取られており、その光ファイバの巻取り層を取り囲みかつ前記壁部が前記スリットの外側面側を覆うように、前記保護カバーが取り付けられてなるものである。
第4の態様のボビン巻き光ファイバにおいては、製品として出荷される光ファイバとして、前記第1〜第3の態様に関して述べたような作用、機能を発揮することができる。
本発明によれば、主巻胴部の外周上の光ファイバ巻取り層の外周上が保護カバーによって取り囲まれて保護されるばかりではなく、光ファイバにおけるスリットの付近で露出する部分も、壁部によってカバーされて保護されるため、スリット付近での光ファイバの露出によって、ボビン巻き光ファイバの出荷時や輸送時などにおいてその部分が損傷したり押圧されたりすることを有効に防止することができる。
また保護カバーから延出する壁部によって、主鍔部における剛性が低いスリット付近が補強されることになり、その結果、仮にボビン巻き光ファイバのハンドリングの際に主鍔部のスリット付近を掴んでしまっても、主鍔部が変形してしまうおそれが少なく、そのため光ファイバ巻取り層と主鍔部との間に隙間が生じるおそれも少なくなるから、光ファイバ巻取り層における上記の隙間への光ファイバの落ち込みの問題が生じる可能性も少ない。したがって隙間内への光ファイバの落ち込みによる巻き崩れの発生を防止することが可能となり、また光ファイバ層内での光ファイバに対する側圧による伝送ロスの増大も防止することが可能となる。
本発明の第1の実施形態の光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンに使用されるボビン本体の一例を示す斜視図ある。 図1に示されているボビン本体の要部(図1の部分II)を拡大して示す正面図である。 図2のIII−III線における縦断面図である。 図2のIV−IV線における縦断面図である。 本発明の第1の実施形態の光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンに使用される保護カバーの一例を、ボビン本体へも装着前の開いた状態で示す斜視図である。 図5Aに示される保護カバーを、図5Aとは反対側(図5Aの矢視VB)から見た斜視図である。 図5Aに示される保護カバーを閉じた状態で示す斜視図である。 図1に示されるボビン本体に図5Aに示される保護カバーを装着する際の状況(保護カバーを開いた状態)を示す斜視図である。 図7における保護カバーを閉じた状態、すなわちボビン本体に保護カバーを装着した本発明の第1の実施形態の光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンを示す斜視図である。 図8に示されるカバー付きボビンの要部を示す斜視図である。 図9のX−X線における縦断面図である。 図9のXI−XI線における縦断面図である。 従来の光ファイバ巻取り用のボビンにおけるボビン本体の一例を示す斜視図である。ボビン本体の一例を示す斜視図である。 従来の保護カバーの一例を、ボビン本体への装着前の開いた状態で示す斜視図である。 図13に示される保護カバーをボビン本体へ装着する状況を示す正面図である。 図13に示される保護カバーをボビン本体へ装着した後の状況を示す正面図である。 図12に示される従来のボビンを、その中心軸線が水平となるように片手の手指で把持する状況の一例を示す略解図である。 図16に示されように従来のボビンを手指で把持した際の主鍔部のスリット付近の変形状況をボビンの上面側から見た、段階的な略解図である。 図17の(b)に示される変形状況をボビンの側面側から見た略解図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1には、本発明の第1の実施形態の光ファイバ巻取り用ボビンに使用されるボビン本体10の全体構成を示し、図2〜図4には、そのボビン本体10の要部、特に主鍔部14Aのスリット17の近傍を拡大して示す。なお本発明のボビンは、主として、いわゆる素線状態の光ファイバ(光ファイバ素線)、すなわちコアおよびクラッドからなる光ファイバ裸線を、保護被覆層によって被覆したものを巻取るために使用されるものであり、そこで以下の説明では、巻取り対象については、光ファイバ素線と記載する。
図1〜図4において、ボビン本体10は、基本的には、図12に示した従来のボビン本体と同様に、円筒状をなす主巻胴部(主巻取り部)12の軸線方向の両端側に、主巻胴部12の外径よりも大径の鍔部14A、14Bを形成した構成とされている。なお本明細書では、補助鍔部18と区別するため、主巻胴部12の両側の大径の鍔部14A、14Bを主鍔部と称する。
さらに主鍔部14A、14Bの外側には、補助巻胴部16が形成されており、補助巻胴部16の外側には、主鍔部14A、14Bの外径よりも小さい径の補助鍔部18が設けられている。
ボビン本体10は、その全体が例えばABS樹脂などの比較的硬質な樹脂あるいはアルミなどの金属によって作られている。またボビン本体10には、巻取り機もしくは繰出し機の回転軸を挿通させるための軸孔11が、回転中心軸線Oに沿って貫通形成されている。さらにボビン本体10における軸線方向両端側の側面における軸孔11の外方の位置には、ボビンに回転動力を加えるためのピン(ケレピン)を挿入するためのケレ穴10aが形成されている。また、主巻胴部12の外周面上には、光ファイバ巻取り層における下巻き層を圧迫することを防止するためにスポンジなどのクッション層を設けることが多い。そこで本発明のボビンにおいても、図示はしないが、クッション層を設けてもよいことはもちろんである。
ここで、本実施形態では、ボビン本体10の軸線方向両側の鍔部に補助巻胴部16および補助鍔部18が設けられている構成としているが、補助巻胴部は、少なくとも巻き始め側となる端部側に設けられていればよい。したがって補助巻胴部および補助鍔部は、ボビン本体10のいずれか一方の端部側にのみ設けられていてもよい。また補助巻胴部および補助鍔部を、ボビン本体10の両端側に設ける場合には、両端側の補助巻胴部16および補助鍔部18は、それぞれ対称もしくは同一の形状であればよい。そこで以下の説明では、一端側の主鍔部14Aの側を巻き始め側と想定し、その側の主鍔部14Aについて説明し、他端側の主鍔部14Bについては、その詳細な説明は省略する。
主鍔部14Aは、従来の一般的なボビンの鍔部と同様に、その外周縁部から回転軸線Oと平行に外側(補助巻胴部16Aが位置する側)に向けて張り出すフランジ部が形成されるのが通常であるが、図1〜図4ではフランジ部は省略して示している。また一般に主鍔部14Aの外面14Aaには、直線状の突条部(リブ)を、周方向に間隔をおいて放射状に複数条形成して、主鍔部14Aを補強することが多く、本実施形態でもそのような突条部(リブ)10bを設けることが望ましい。
さらに主鍔部14Aには、その外周縁部から、ボビンの中心軸線Oに向かって延びるスリット17が形成されている。このスリット17は、主鍔部14Aの外周縁部位置から主巻胴部(主巻取り部)12の外周面(巻胴面)12aの位置まで達するように形成されている。また補助鍔部18には、主鍔部14Aのスリット17に対応する位置において外周縁から凹状に切り欠かれた切り込み部19が形成されている。
なお、図1において、ボビン本体10は、従来のボビン本体を示す図12とは上下を逆転させて、スリット17及び切り込み部19が下側に位置する姿勢の状態で示している。
切り込み部19は、図12を参照して説明した従来の光ファイバ巻取り用リールにおける切り込み部と同様に、外側面側から光ファイバ素線を補助巻胴部16に導入しやすくするためのものであり、またスリット17は、光ファイバ素線を主鍔部14Aの外側(補助巻胴部16の側)から主巻胴部12に導くためのものである。
ここで、主鍔部14Aにスリット17を形成しておけば、ボビンに光ファイバ素線を巻き取るにあたって、光ファイバ素線の巻き始め側を、まず補助巻胴部16Aに巻き付け、その後に光ファイバ素線をスリット17内に落とし込むことによって、光ファイバ素線を主鍔部17Aの外側から主巻胴部12の外周面(巻取面)に容易に導くことができる。
図5A、図5B、図6には、本発明の第1の実施形態の光ファイバ巻取り用ボビンに使用される保護カバー50の全体構成を示し、図7には、その保護カバー50をボビン本体10に装着する状況を示し、図8には、保護カバー50をボビン本体10に装着する後の状況、すなわちボビン本体10と保護カバー50とが組み合わされた本発明の第1の実施形態の光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンを示す。さらに図9〜図11には、図8に示されるカバー付きボビンの要部、すなわちボビン本体10のスリット17付近を拡大して示す。
保護カバー50は、全体的には、図13に示した従来の保護カバー20と同様に、短円筒を二つ割りした断面半円状の一対の湾曲板状部材51A、51Bからなり、その一対の湾曲板状部材51A、51Bの一端側同士は、連結部52において回動もしくは曲げ可能に連結され、湾曲板状部材51A、51Bの他端側には、互いに係脱可能に係合される係合部53A、53Bが形成されている。
ここで、図示の例では、一対の湾曲板状部材51A、51Bは、一体に連続して形成して、前記連結部52を局部的に肉薄とすることによって、容易に回動方向に曲げ可能としているが、場合によっては、一対の湾曲板状部材51A、51Bを別体に作り、連結部52をピンなどを有する別部材のヒンジで構成して回動可能に連結した構成としてもよい。
また係合部53A、53Bの詳細な構成は特に限定されるものではなく、湾曲板状部材51A、51Bの他端同士を突合せ(もしくは重ね合わせ)て、ボス(突起部)及びそれが嵌合する受け穴を形成するなど、適宜、係脱可能な構成とすればよい。
なお保護カバー50の材質は特に限定されないが、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂を代表とする、成形が容易でかつある程度の強度を有する材料を用いればよい。
さらに本実施形態における保護カバー50の特徴的な構成について、図5A〜図11の全体を参照して説明する。
保護カバー50を構成する一対の湾曲板状部材51A、51Bのうち、片側の湾曲板状部材51Bは、図10、図11にボビン中心軸線と平行な断面で示しているように、主巻胴部12の外周面上に巻き取られた光ファイバ層40の外周側を取り囲む湾曲板状の光ファイバ囲み部55を有している。そしてその湾曲板状の光ファイバ囲み部55の幅方向の両側の端部から、それぞれ主鍔部14A、14Bの内側面14Aaに沿って半径方向外方に立ち上がる側板部56が形成され、更にその側板部56の半径方向外縁部には、主鍔部14Aの外周面を囲む外周縁囲み部57が形成されている。なお図10、図11では、片側の湾曲板状部材51Bのみを示しているが、湾曲板状部材51Aも、上記と同様な湾曲板状の光ファイバ囲み部55と側板部56と外周縁囲み部57とを有している。
さらに片側の湾曲板状部材51Bの所定の箇所(後述するようにスリット17に対応させる箇所)には、外周縁囲み部57から主鍔部14Aの外側面に沿い、補助鍔部18の外周縁に向って(したがってボビン半径方向内側に向って)延出された壁部58が形成されている。この壁部58は、スリット17の外側開口部分の全体を覆うように形成されている。さらに壁部58の先端には、補助鍔部18の切り込み部19に挿入可能な位置決め用突出部59が形成されている。なお、図示の例では、他方の側の湾曲板状部材51Aには、上記のような壁部58および位置決め用突出部59は形成されていないが、主鍔部14Bにもスリットを形成している場合は、他方の側の湾曲板状部材51Aにも壁部58および位置決め用突出部59が形成されていてもよい。
さらに、湾曲板状部材51Bの外周縁囲み部57における次に述べるような位置には、ボビン半径方向に突出する一対の定置用突起部60A、60Bが形成されている。これらの定置用突起部60A、60Bは、図5Aに示しているように、湾曲板状部材51Bの幅方向両側のうち、前述の壁部58を形成した側(したがってスリット17に対応する側)においては、その壁部58の幅方向(ボビン本体10の周方向)の中央部を挟んで両側の対称となる位置に形成されている。また、本例で壁部58を形成していない側(したがってスリット17に対応しない側)においては、図5Bに示しているように、壁部58をボビン中心軸線と平行に延長させたと仮定した時のその壁部58の幅方向の中央部を挟んで両側の対称となる位置(したがって湾曲板状部材51Bの側の定置用突起部60A、60Bの位置を、ボビン中心軸線と平行に延長させた位置)に形成されている。
上述のような保護カバー50をボビン本体10に装着する際の状況を、図7〜図11に示す。
保護カバー50をボビン本体10に装着するに当たっては、保護カバー50の係合部53A、53Bを係合させずに湾曲板状部材51A、51Bを例えば180度開いた状態で床面や載置台などの載置面(平面;図示せず)上に載置する。なおこの際のボビン本体10は、既に補助巻胴部16及び主巻胴部12に光ファイバ素線が巻き取られていて、主巻胴部12の外周面上に光ファイバ巻取り層が存在するものであるが、図7では光ファイバ巻取り層は省略している。
このとき、保護カバー50は、定置用突起部60A、60Bが下側に位置する姿勢で載置面上に載置する。この状態で、ボビン本体10を湾曲板状部材51Bの湾曲内側に配置する。このとき、壁部58の位置決め用突出部59が、補助鍔部18の切り込み部19に挿入されるように、ボビン本体10を、保護カバー50に対して位置決めする。そのように位置決めした状態では、ボビン本体10のスリット17の外側面を壁部58が覆った状態となる。
その後、係合部53A、53B同士が接近するように湾曲板状部材51A、51Bを閉じて、係合部53A、53B同士を係合させる。この状態では、図8に示しているように、湾曲板状部材51A、51Bの全体が短円筒状となって、ボビン本体10の主巻胴部12上の光ファイバ巻取り層40の外周を、保護カバー50の湾曲板状の光ファイバ囲み部55が取り囲む状態となる(図10、図11参照)。そして、前記の壁部58がスリット17の外側面を覆った状態が維持される。しかも、ボビン本体10は、そのスリット17が下側(載置面側)に位置する状態で維持される。
以上のように、ボビン本体10に保護カバー50を装着した状態、すなわちカバー付きボビンとなった状態では、スリット17の外側面が保護カバー50の壁部58によって覆われていて、スリット17の外側が直接には露出していない。そのため、カバー付きボビンの輸送、保管時や、ハンドリング時において、スリット17の箇所において光ファイバ素線が損傷したり押圧されたりすることを、有効に防止することができる。
さらに本実施形態では、保護カバー50の壁部58に位置決め用突出部59が形成されていているから、ボビン本体10を保護カバー50の湾曲板状部材51Bの湾曲内側に装入する際には、位置決め用突出部59が、ボビン本体10における補助鍔部18の切り込み部19に挿入することによって、ボビン本体10を、保護カバー50に対して適切な位置、すなわちスリット17の外側が壁部10によって覆われる位置に、確実かつ容易に位置決めすることができる。
さらに本実施形態のカバー付きボビンでは、輸送や保管などのために一旦持ち上げて、再び載置面上に載置する際に、定置用突起部60A、60Bが下側に位置する姿勢で載置することによって、スリット17が下側に向いた姿勢で載置面に容易に定置することができる。そしてこのようにスリット17が下側に向いた姿勢で載置面上に定置しておけば、その後にカバー付きボビンを手指で把持して持ち上げる際に、スリット17付近を掴む可能性が極めて少なくなる。そのため、スリット17付近を掴んでしまって主鍔部14Aの変形(反り返り)を招く危険性が極めて少ない。
また一方、輸送や保管などのハンドリングの際に、仮にスリット17付近を手指で掴んでしまった場合であっても、スリット17付近は壁部58の存在による補強効果によって撓みにくくなっており、したがって、そのスリット17付近で主鍔部14Aが変形するおそれは少ない。
したがってこれらの効果が相俟って、手指で掴んだ際の、主鍔部14Aにおけるスリット17付近の部位の変形、すなわち剛性が低い部分の変形に起因して、ボビン本体10内の光ファイバ巻取り層40と主鍔部14Aの内側との間に隙間が発生することを防止でき、その結果、隙間内への光ファイバの落ち込みによる巻き崩れの発生を有効に防止することが可能となり、また光ファイバ層内での光ファイバに対する側圧による伝送ロスの増大も防止することが可能となるのである。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはもちろんである。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
10・・・ボビン本体、12・・・主巻胴部、14A、14B・・・主鍔部、16・・・補助巻胴部、17・・・スリット、18・・・補助鍔部、19・・・切り込み部、50・・・保護カバー、58・・・壁部、59・・・位置決め用突出部、60A、60B・・・定置用突起部。

Claims (3)

  1. 円筒状をなす主巻胴部の軸線方向両端にそれぞれ主鍔部が設けられ、かつ少なくとも一方の主鍔部の外側に補助巻胴部が設けられ、前記補助巻胴部を設けた側の主鍔部の周方向の一部に、ボビン本体の中心軸線に向かって延びるスリットが形成されているボビン本体と、そのボビン本体の主巻胴部の外周上に巻き取られる光ファイバの外周上を取り囲むようにボビン本体と組み合わされる保護カバーとからなる光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンにおいて、
    前記保護カバーの外周部の縁部から、前記主鍔部におけるスリットが形成された位置の外側面側を覆う壁部が延出されており、
    前記ボビン本体が、前記補助巻胴部の外側に前記主鍔部よりも小径の補助鍔部が形成されるとともに、補助鍔部における、前記主鍔部のスリットに対応する箇所に外周縁から切り込まれた切り込み部が形成された構成とされ、
    前記保護カバーの壁部に、前記切り込み部に挿入可能な位置決め用突出部が形成されていることを特徴とする光ファイバ巻取り用のカバー付きボビン。
  2. 前記保護カバーにおける、前記ボビン本体のスリットに対応する位置の両側に、主鍔部の半径方向の外方に向って突出する定置用突起部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ巻取り用のカバー付きボビン。
  3. 請求項1、請求項2のうちのいずれか一の請求項に記載の光ファイバ巻取り用のカバー付きボビンにおけるボビン本体の主巻胴部に光ファイバが巻き取られており、その光ファイバの巻取り層を取り囲みかつ前記壁部が前記スリットの外側面側を覆うように、前記保護カバーが取り付けられてなるボビン巻き光ファイバ。
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