JP2017006550A - 調理器の表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が認識し易い表示装置を提供し、使用性が良好な調理器を提供する。
【解決手段】表示装置50は、調理器10の基板配置部28に配置されており、第1液晶パネル60と、基板配置部28の第1液晶パネル60に重ねて配置された第2液晶パネル70とを備える。第1液晶パネル60は、複数の第1表示部62a〜67dを備え、所定の第1表示部62a〜67dを選択的に表示可能である。第2液晶パネル70は、第1表示部62a〜67dと内容が異なる複数の第2表示部71a〜76kを備え、所定の第2表示部71a〜76kを選択的に表示可能である。第1液晶パネル60の第1表示部62a〜67dと、第2液晶パネル70の第2表示部71a〜76kとは、正面側と背面側に重ねて配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、調理器の表示装置に関する。
特許文献1には、消費電力が異なる2枚の液晶パネルを配置した調理器が開示されている。消費電力が大きい第1の液晶パネルには、表示時間が短く、選択(設定)時に必要な項目である調理メニュー等の表示部が設けられている。消費電力が小さい第2の液晶パネルには、表示時間が長く、現在時刻や保温時間の表示に必要な項目である数値表示部が設けられている。
特開2011−139793号公報
特許文献1の表示装置は、第1液晶パネルに重ねて第2の液晶パネルが配置されている。第1液晶パネルの第2液晶パネルを配置する部分には、調理メニュー等の表示部は配置されていない。近年の調理器は、調理メニューの多様化により表示する必要がある表示部が多くなっているため、使用者にとって見難いレイアウトになっている。
本発明は、使用者が認識し易い調理器の表示装置を提供することを課題とする。
本発明は、調理器の基板配置部に配置された第1液晶パネルと、前記第1液晶パネルと重ねて前記基板配置部に配置された第2液晶パネルとを備え、前記第1液晶パネルは複数の第1表示部を有し、所定の前記第1表示部を選択的に表示可能であり、前記第2液晶パネルは前記第1表示部と異なる内容の複数の第2表示部を有し、所定の前記第2表示部を選択的に表示可能であり、前記基板配置部を正面側から見て、複数の前記第1表示部のうち少なくとも一部と、複数の前記第2表示部のうち少なくとも一部とが、重ねて配置されている、調理器の表示装置を提供する。
この態様によれば、第1液晶パネルと第2液晶パネルに階層分けして表示部を設けているため、限られた表示スペースであっても、各表示部の表示面積を大きくし、認識し易いレイアウトで配置することができる。よって、使用者が認識し易くなるため、使用性を向上させることができる。
前記第1表示部と前記第2表示部とは、使用頻度の高低によって分類されている。この種の調理器は、使用者が頻繁に使用する内容(メニュー)と滅多に使用しない内容とがある。そのため、使用頻度に基づいて第1液晶パネルに用いる第1表示部と第2液晶パネルに用いる第2表示部とを選択すれば、頻繁に使用する内容を含む表示部だけが常に表示される。よって、使用者の使用性を確実に向上できる。
前記第1表示部として、調理物の保温設定を表示する保温設定表示部が設けられるとともに、前記第2表示部として、調理開始時間の予約設定を表示する予約設定表示部が設けられている。ここで、保温機能と予約機能とは、同時に実行することが有り得ない機能であるため、対応する保温設定表示部と予約設定表示部は同時に表示する必要がない表示である。これらの表示部を第1液晶パネルと第2液晶パネルに分けることで、認識し易いレイアウトを実現できる。
前記第1表示部又は前記第2表示部として、前記保温設定表示部と前記予約設定表示部とに関連する時刻又は時間を表示する数値表示部が設けられ、前記基板配置部を正面側から見て、前記保温設定表示部と前記予約設定表示部とは設定された第1領域に配置され、前記数値表示部は前記第1領域に隣り合うように設定された第2領域に配置されている。ここで、保温機能と予約機能とは、同時に表示することはないが、保温時間と予約時間(時刻)は数値で表示することが望ましい機能である。そのため、第1領域に保温設定表示部と予約設定表示部とを配置し、隣接した第2領域に時刻又は時間を示す数値(関連する項目)を表示する数値表示部(共通表示部)を配置することで、使用性が良好で認識し易いレイアウトを実現できる。
なお、第1領域に配置する特定の第1表示部及び特定の第2表示部は保温機能と予約機能に限られない。即ち、複数の前記第1表示部のうち特定の第1表示部と、複数の前記第2表示部のうち特定の第2表示部と、に関連する共通表示部が設けられ、前記基板配置部を正面側から見て、前記特定の第1表示部と前記特定の第2表示部とは設定された第1領域に配置され、前記共通表示部は前記第1領域に隣り合うように設定された第2領域に配置されている。この態様によれば、使用性が良好で認識し易いレイアウトを実現できる。
重ねて配置した前記第1液晶パネル及び前記第2液晶パネルの背面側に重ねて配置された第3液晶パネルを備え、前記第3液晶パネルには、前記第1表示部及び前記第2表示部のうち、所定の表示部の表示部分を前記所定の表示部と異なる色で発光させる複数の強調表示部が設けられている。ここで、従来では所定の表示部を選択している状態は、表示部を点滅させることで使用者が認識できるようにしていた。しかし、表示部の点滅は、表示内容を瞬時に把握するには煩わしい表現方法である。この態様では、所定の表示部の表示部分を所定の表示部と異なる色で発光させるため、視認性を向上できる。即ち、使用者は、選択中の場所は勿論、選択中の表示内容を瞬時に把握できる。よって、使用者の使用性を更に向上できる。
複数の前記第1表示部及び複数の前記第2表示部は、それぞれマトリクス状に配置されている。詳しくは、前記調理器は炊飯器であり、前記第1表示部又は前記第2表示部として、飯米の種類を表示する米種類表示部が設けられ、かつ、前記第1表示部として、少なくとも炊き上げる米飯の硬さが異なる第1炊飯メニュー表示部が設けられるとともに、前記第2表示部として、炊き上げ硬さを除く第2炊飯メニュー表示部が設けられ、前記基板配置部を正面側から見て、前記米種類表示部は設定された第3領域に配置され、前記第1炊飯メニュー表示部と前記第2炊飯メニュー表示部とは前記第3領域に隣り合うように設定された第4領域に配置されている。この態様によれば、使用者が認識し易いレイアウトを実現できる。
前記第1液晶パネルに、前記第1表示部を表示している状態を表す第1タブ表示部が設けられるとともに、前記第2液晶パネルに、前記第2表示部を表示している状態を表す第2タブ表示部が設けられ、前記第1タブ表示部と前記第2タブ表示部とが隣り合うように配置されている。この態様によれば、使用性が良好で認識し易いレイアウトを実現できる。
本発明の調理器の表示装置では、第1液晶パネルと第2液晶パネルが重ねて配置され、これらに複数の表示部を分けて設けているため、限られた表示スペースであっても、各表示部の表示面積を大きくし、認識し易いレイアウトで配置できる。よって、使用者による表示装置の視認性を向上できるとともに、調理器の使用性を向上できる。
本発明の表示装置を用いた炊飯器を示す部分断面図。 表示装置を配置する基板配置部を示す分解斜視図。 表示装置を含む操作パネルを示す正面図。 炊飯器のブロック図。 メイン液晶パネルを示す正面図。 サブ液晶パネルを示す正面図。 背面液晶パネルを示す正面図。 待機モードの液晶パネルの表示の一例を示す正面図。 通常の炊飯メニュー選択時の表示の一例を示す正面図。 通常の炊飯メニュー選択時の表示の他の一例を示す正面図。 通常の炊飯メニュー選択時の表示の更に他の一例を示す正面図。 予約炊飯選択時の表示の一例を示す正面図。 炊飯時の表示の一例を示す正面図。 保温時の表示の一例を示す正面図。 保温時に保温設定を変更する時の表示の一例を示す正面図。 わが家炊きの感想入力時の表示の一例を示す正面図。 わが家炊きの感想を入力した確定状態の表示の一例を示す正面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の表示装置50を用いた調理器である炊飯器10を示す。この炊飯器10は、蓋体20の操作パネル部31の内部側に操作基板40を配置する基板配置部28を備え、この基板配置部28に本発明の表示装置50が配置されている。図2、図3及び図5Aから図5Cを併せて参照すると、表示装置50は、炊飯器10に必要な項目の表示部62a〜67d,71a〜76kが設けられたメイン液晶パネル(第1液晶パネル)60とサブ液晶パネル(第2液晶パネル)70とを備える。また、表示装置50は、所定の表示部62a〜67d,71a〜76kを強調する強調表示部81a〜85hが設けられた背面液晶パネル80を備える。これにより、使用者による表示装置50の視認性を向上し、炊飯器10の使用性を向上できるようにしている。
(炊飯器の詳細)
図1に示すように、炊飯器10は、炊飯器本体11の背部に開閉可能にヒンジ接続した蓋体20を備える。炊飯器本体11には、調理物である飯米を収容する内鍋15が着脱可能に配置されている。内鍋15は、炊飯器本体11に配置した誘導加熱コイル(第1加熱手段)12によって誘導加熱される。
蓋体20は、内鍋15の上部を覆う放熱板21を備える。この放熱板21の上面には、内鍋15の上部を加熱する蓋ヒータ(第2加熱手段)22が配置されている。また、蓋体20は、内鍋15の上端開口を閉塞する着脱可能な内蓋23を備える。内鍋15内で発生した蒸気は、内蓋23の通気孔(図示せず)から排気通路を通って、蒸気口セット24の排出口25から炊飯器10の外部へ排出される。
蓋体20は、内蓋23の通気孔を閉塞して内鍋15内を大気圧より高い圧力に昇圧可能とする閉塞機構(図示せず)を備える。閉塞機構としては、例えば球状部材からなる弁体を用いたボール弁が用いられる。図4を参照すると、炊飯器10は、弁体を動作させて通気孔を開閉する駆動手段としてソレノイド26を備える。このソレノイド26は、閉塞機構の横に位置するように蓋体20に配置されている。
また、炊飯器10は、内鍋15の温度を検出する鍋温度検出手段である鍋温度センサ35と、内蓋23を介して内鍋15の上部空間の温度を検出する蓋温度検出手段である蓋温度センサ36とを備える。鍋温度センサ35は炊飯器本体11に配置され、蓋温度センサ36は蓋体20の放熱板21上に配置されている。
制御部であるマイコン38は、温度センサ35,36の検出温度に基づいて誘導加熱コイル12及び蓋ヒータ22を制御し、炊飯処理を実行した後、引き続いて保温処理を実行する。炊飯処理は、内鍋15内を設定温度に維持する予熱工程、内鍋15内を沸騰させる昇温工程、内鍋15内の沸騰状態を維持する沸騰維持工程、内鍋15内の米飯を蒸らすむらし工程を備え、内鍋15内に収容した飯米を加熱して、米飯を炊き上げる。保温処理は、内鍋15内を使用者が選択した設定温度に保温する。
図1及び図2に示すように、蓋体20の外装体である蓋本体27には、平面視矩形状をなすように下向きに窪む基板配置部28が設けられている。この基板配置部28には、複数のスイッチ41a〜41h及び表示装置50を実装した操作基板40が配置されている。基板配置部28の上端開口は、カバー部材30によって覆われている。カバー部材30の基板配置部28と対応する部分には操作パネル部31が設けられている。操作パネル部31には、スイッチ41a〜41hに対応する部分に操作部32a〜32hが設けられている。また、操作パネル部31には、表示装置50に対応する部分に開口部が設けられ、この開口部を透明樹脂板で覆うことで窓部33が設けられている。なお、基板配置部28は、炊飯器本体11の外装体に設けてもよい。
(操作パネル部の詳細)
図3に示すように、操作パネル部31(基板配置部28)を正面から見ると、中央に表示装置50が配置され、この表示装置50の左右にスイッチ41a〜41hの操作部32a〜32hが並べて配置されている。後で詳細に説明するが、図3では表示装置50は、3枚の液晶パネル60,70,80の全ての表示部62a〜67d,71a〜76k,81a〜85hを表示(点灯)させた状態を表している。
表示装置50の右側下部に位置する炊飯操作部32aは、操作基板40の炊飯スイッチ41aに対応する。保温処理を実行していない待機中に炊飯スイッチ41aが操作されると、マイコン38は予約炊飯を含む炊飯処理を開始させる。また、保温処理の実行中に炊飯スイッチ41aが操作されると、マイコン38は内鍋15内の米飯を温める再加熱処理を開始させる。
表示装置50の左側中部に位置する保温操作部32bは、操作基板40の保温スイッチ41bに対応する。待機中に保温スイッチ41bが操作されると、マイコン38は保温処理を開始させる。また、保温処理の実行中に保温スイッチ41bが操作されると、マイコン38は保温設定(本実施形態では3種)を変更する。
炊飯操作部32aの上部(右側中部)に位置する予約操作部32cは、操作基板40の予約スイッチ41cに対応する。待機中に予約スイッチ41cが操作されると、マイコン38は予約設定(本実施形態では3種)を変更する。
表示装置50の右側上部に位置するお米選択操作部32dは、操作基板40のお米選択スイッチ41dに対応する。待機中にお米選択スイッチ41dが操作されると、炊き上げる飯米の種類(本実施形態では4種)を変更する。
お米選択操作部32dの下部(右側中部)に位置する黒塗り三角印の左矢印操作部32eは、操作基板40の左矢印スイッチ41eに対応する。また、右矢印操作部32fは、操作基板40の右矢印スイッチ41fに対応する。待機中に矢印スイッチ41e,41fが操作されると、マイコン38は選択された飯米の種類毎に各複数種ある炊飯メニューを変更する。また、待機中に矢印スイッチ41e,41fが長押し(例えば3秒)されると、マイコン38は現在時刻を変更する。また、予約設定中に矢印スイッチ41e,41fが操作されると、マイコン38は予約時刻を変更する。
表示装置50の左側上部に位置するわが家炊き選択操作部32gは、操作基板40のわが家炊き選択スイッチ41gに対応する。待機中又は保温処理の実行中にわが家炊き選択スイッチ41gが操作されると、マイコン38は炊飯メニューの1つである「わが家炊き」による炊きあがり状態の感想入力画面を表示する。
表示装置50の左側下部に位置するとりけし操作部32hは、操作基板40のとりけしスイッチ41hに対応する。炊飯処理の実行中にとりけしスイッチ41hが操作されると、マイコン38は炊飯処理を停止して待機モードに移行する。また、保温処理の実行中にとりけしスイッチ41hが操作されると、マイコン38は保温処理を停止して待機モードに移行する。また、炊飯メニューの設定中や現在時刻の設定中等にとりけしスイッチ41hが操作されると、マイコン38はそれまでの入力をクリアして待機モードに移行する。
(表示装置の詳細)
図1から図3に示すように、表示装置50は、3枚の液晶パネル60,70,80を重ねた状態で操作基板40に実装されている。液晶パネル60,70,80の外周部は枠部材42によって位置決めされている。第1液晶パネルであるメイン液晶パネル60は、基板配置部28に対して最も外側(正面側)に配置されている。第2液晶パネルであるサブ液晶パネル70は、メイン液晶パネル60の背面側に重ねて基板配置部28に配置されている。第3液晶パネルである背面液晶パネル80は、基板配置部28の最も背面側に位置するように、サブ液晶パネル70の背面側に重ねて配置されている。
メイン液晶パネル60とサブ液晶パネル70とは、背面側の光を正面側へ透過可能なセグメント表示方式の液晶ディスプレイ(LCD)である。背面液晶パネル80は、メイン液晶パネル60及びサブ液晶パネル70の表示部62a〜67d,71a〜76kとは異なる色で発光するセグメント表示方式の液晶ディスプレイである。図3に図5A及び図5Bを併せて参照すると、メイン液晶パネル60及びサブ液晶パネル70には、炊飯器10として表示する必要がある炊飯メニュー等の複数の項目の表示部62a〜67d,71a〜76kが分けて設けられている。また、図5Cを参照すると、背面液晶パネル80には、選択中の項目を強調するための強調表示部81a〜85hが設けられている。
各表示部62a〜67d,71a〜76k,81a〜85hは、マイコン38によって電圧が印加されることで、選択的に表示(点灯)される。マイコン38によって電圧が印加されていない非表示(消灯)状態では、各表示部62a〜67d,71a〜76k,81a〜85hは透明である。マイコン38は、前述した炊飯処理及び保温処理の制御部の機能に加え、3枚の液晶パネル60,70,80からなる表示装置50の制御部の機能を兼ね備える。背面側に位置するサブ液晶パネル70の表示部71a〜76kは、メイン液晶パネル60を透過して表示可能であり、背面液晶パネル80の表示部81a〜85hは、サブ液晶パネル70及びメイン液晶パネル60を透過して表示可能である。
(表示部配置の詳細)
本実施形態の炊飯器10で表示が必要な項目を分類すると、炊飯コース、お米(飯米)の種類、保温コース、予約設定、時刻と時間、及び特殊メニューの情報更新(学習機能)がある。
表示装置50の左側上部には、お米の種類を表示するための米種類表示領域(第3領域)51が設けられている。また、米種類表示領域51の右側に隣り合うように、表示装置50の右側上部には、炊飯コースを表示するためのメニュー表示領域(第4領域)52が設けられている。飯米の種類と炊飯メニューとは関連があり、飯米の種類によって、炊飯可能なメニューと炊飯不可能なメニューがあるため、これらの分類を隣接配置することで、視認性を向上できる。
表示装置50の左側下部には、保温コースを表示するとともに、予約設定を表示するための異項目表示領域(第1領域)53が設けられている。また、異項目表示領域53の右側に隣り合うように、表示装置50の右側下部には、保温コースと予約設定の両方の項目に関連する項目を表示するための共通項目表示領域(第2領域)54が設けられている。ここで、保温機能と予約機能とは、表示装置50において同時に表示することはないが、保温時間と予約時間(時刻)を表示することが望ましい機能である。そのため、異項目表示領域53に保温コースと予約設定とを表示させ、共通項目表示領域54に時刻や時間等の数値を表示させることで、使用性が良好で認識し易いレイアウトを実現できる。
なお、特殊メニューの情報を更新するための項目は、米種類表示領域51の一部と共通項目表示領域54を利用して表示されている。この特殊メニューの情報更新機能と、お米の種類の選択機能及び数値の表示機能とは、同時に表示する必要がない項目であるため、両領域51,54を利用して表示させることで、表示面積を大きくして認識し易いレイアウトを実現できる。
図3及び図5Aに示すように、メイン液晶パネル60には、前述した表示が必要な複数の項目のうち、使用頻度が高い第1の項目(分類)の第1表示部62a〜67dが設けられている。この第1表示部62a〜67dには、お米の種類と、炊飯コースのうちの使用頻度が高いメニューと、保温コースと、共通表示とが含まれる。図3及び図5Bに示すように、サブ液晶パネル70には、前述した表示が必要な複数の項目のうち、使用頻度が低い第2の項目の第2表示部71a〜76kが設けられている。勿論、第2表示部71a〜76kの項目には、メイン液晶パネル60に設けた第1表示部62a〜67dの項目は含まれていない。この第2表示部71a〜76kには、炊飯コースのうちの使用頻度が低いメニューと、予約設定と、特殊メニューの情報更新表示とが含まれる。図3及び図5Cに示すように、背面液晶パネル80には、全ての表示部62a〜67d,71a〜76kのうち、選択中の所定の表示部62a〜67d,71a〜76kを強調させる強調表示部81a〜85hが設けられている。
(メイン液晶パネルの詳細)
図3及び図5Aに示すように、メイン液晶パネル60には、米種類表示領域51と対応する部分の上部に「お米の種類」という文字が記載された分類表示部61が設けられている。また、メイン液晶パネル60には、米種類表示領域51を取り囲むように四角形状の枠62が設けられている。枠62の内部には、飯米の種類である「白米」という第1米種類表示部62aと、「無洗米」という第2米種類表示部62bと、「玄米」という第3米種類表示部62cと、「分づき米」という第4米種類表示部62dとが設けられている。
また、メイン液晶パネル60には、メニュー表示領域52と対応する部分の上部に「炊飯コース」という文字が記載された分類表示部63が設けられている。また、分類表示部63の横(右側)には、「いつものメニュー」という文字が記載された第1タブ表示部63aと、「こだわりメニュー」という文字が記載された第2タブ表示部63bとが隣り合うように設けられている。また、メイン液晶パネル60には、メニュー表示領域52を取り囲むように枠64が設けられている。この枠64には、第1タブ表示部63aとの間に境界枠線が設けられることなく、第2タブ表示部63bとの間に境界枠線が設けられている。これにより、いつものメニュー(第1項目)が表示され、こだわりメニュー(第2項目)が表示されていない状態であることを表している。
枠64の内部には、複数種の第1炊飯メニュー表示部64a〜64jが3行4列の配列でマトリクス状に整列配置されている。詳しくは、「エコ炊飯」という第1メニュー表示部64aと、「わが家炊き」という第2メニュー表示部64bと、「熟成」という第3メニュー表示部64cと、「しゃっきり」という第4メニュー表示部64dと、「ややしゃっきり」という第5メニュー表示部64eと、「ふつう」という第6メニュー表示部64fと、「ややもちもち」という第7メニュー表示部64gと、「もちもち」という第8メニュー表示部64hと、「急速」という第9メニュー表示部64iと、「おかゆ」という第10メニュー表示部64jとが設けられている。これらの第1炊飯メニューは、主に炊き上げる米飯の硬さの選択メニューである。また、枠64の内部には、「こだわりメニュー」の表示状態に移行する状態を示す「こだわりメニューへ」という文字が記載された移行表示部64kが設けられている。
また、メイン液晶パネル60には、異項目表示領域53と対応する部分の上部に「保温コース」という文字が記載された分類表示部65が設けられている。また、メイン液晶パネル60には、異項目表示領域53を取り囲むように枠66が設けられている。枠66の内部には、保温設定の種類である「極め」という第1保温設定表示部66aと、「高め」という第2保温設定表示部66bと、「なし」という第3保温設定表示部66cとが設けられている。なお、「なし」という第3保温設定は、誘導加熱コイル12及び蓋ヒータ22への通電を停止し、保温(加熱)しないことを意味する。
また、メイン液晶パネル60には、共通項目表示領域54と対応する部分に、時刻及び時間を表示する数値表示部(共通表示部)67aが設けられている。この数値表示部67aの右側には、ソレノイド26の駆動により閉塞機構によって内鍋15内が大気圧より高い圧力に昇圧している状態を示す圧力表示部67bが設けられている。また、圧力表示部67bの下側には、数値表示部67aの表示が炊き上げ完了予定時間であることを表す「分後」という炊飯時間表示部67cが設けられている。また、炊飯時間表示部67cの下側には、数値表示部67aの表示が保温時間であることを表す「時間」という保温時間表示部67dが設けられている。
(サブ液晶パネルの詳細)
図3及び図5Bに示すように、サブ液晶パネル70には、メニュー表示領域52と対応する部分の上部に「いつものメニュー」という文字が記載された第1タブ表示部71aと、「こだわりメニュー」という文字が記載された第2タブ表示部71bとが設けられている。また、サブ液晶パネル70には、メニュー表示領域52を取り囲むように枠72が設けられている。この枠72には、第1タブ表示部71aとの間に境界枠線が設けられ、第2タブ表示部63bとの間に境界枠線が設けられていない。これにより、こだわりメニュー(第2項目)が表示され、いつものメニュー(第1項目)が表示されていない状態であることを表している。タブ表示部71a,71bは、メイン液晶パネル60のタブ表示部63a,63bの背面側に重なる位置に設けられ、枠72は枠64の背面側に重なる位置に設けられている。
枠72の内部には、複数種の第2炊飯メニュー表示部72a〜72jが3行4列の配列でマトリクス状に整列配置されている。詳しくは、「特急」という第1メニュー表示部72aと、「すしめし」という第2メニュー表示部72bと、「炊きこみ」という第3メニュー表示部72cと、「雑穀米」という第4メニュー表示部72dと、「雑穀米がゆ」という第5メニュー表示部72eと、「金芽米」という第6メニュー表示部72fと、「湯の子」という第7メニュー表示部72gと、「蒸気セーブ」という第8メニュー表示部72hと、「ふつうおこげ」という第9メニュー表示部72iと、「炊きこみおこげ」という第10メニュー表示部72jとが設けられている。これらの第2炊飯メニューは、主に炊き上げる米飯の硬さを除く特殊な炊飯メニューである。また、枠72の内部には、「いつものメニュー」の表示状態に移行する状態を示す「いつものメニューへ」という文字が記載された移行表示部72kが設けられている。これら表示部72a〜72kは、メイン液晶パネル60の表示部64a〜64kの背面側に重なる位置に設けられている。
また、サブ液晶パネル70には、異項目表示領域53と対応する部分の上部に「予約設定」という文字が記載された分類表示部73が設けられている。また、サブ液晶パネル70には、異項目表示領域53を取り囲むように枠74が設けられている。枠74の内部には、予約設定の種類である「予約1」という第1予約設定表示部74aと、「予約2」という第2予約設定表示部74bと、「予約3」という第3予約設定表示部74cとが設けられている。これら表示部74a〜74cは、メイン液晶パネル60の表示部66a〜66cの背面側に重なる位置に設けられている。
また、サブ液晶パネル70には、米種類表示領域51と対応する部分に「わが家炊きの感想を入力」という文字が記載された特殊分類表示部75が設けられている。そして、共通項目表示領域54には、特殊分類表示部75の項目として、「炊きあがりはいかがでしたか?」という質問表示部76aと、「かたさ」という第1課題表示部76bと、「やわらかい」という第1回答表示部76cと、「良い」という第2回答表示部76dと、「かたい」という第3回答表示部76eと、「粘り」という第2課題表示部76fと、「弱い」という第1回答表示部76gと、「良い」という第2回答表示部76hと、「強い」という第3回答表示部76iと、「キーで選んでください。」という回答方法表示部76jと、「選択を受け付けました。」という受付表示部76kとが設けられている。
(背面液晶パネルの詳細)
図3及び図5Cに示すように、背面液晶パネル80には、液晶パネル60,70のセグメントの色である黒と白を除き、灰色を含む所定の色で塗り潰されたカラーピクトからなる強調表示部81a〜85hが設けられている。第1強調表示部81a〜81dは、米種類表示領域51に配置した表示部62a〜62fの背面側に重なる位置に設けられている。第2強調表示部82a,82bは、メニュー表示領域52の上部に配置した第1タブ表示部63a,71aと第2タブ表示部63b,71bの背面側に重なる位置に設けられている。第3強調表示部83a〜83kは、メニュー表示領域52に配置した表示部64a〜64k,71a〜71kの背面側に重なる位置に設けられている。第4強調表示部84a〜84cは、異項目表示領域53に配置した表示部66a〜66c,74a〜74cの背面側に重なる位置に設けられている。第5強調表示部85a〜85hは、共通項目表示領域54に配置した表示部76b〜76iの背面側に重なる位置に設けられている。
(表示装置の画面遷移の一例)
次に、マイコン38による表示装置50の表示について説明する。
図6に示すように、予約炊飯の炊飯開始前を含む炊飯処理を実行していない状態、且つ保温処理を実行していない状態である待機モードでは、前回の炊飯設定と、保温設定と、現在時刻が表示されている。この例では、米種類表示領域51は、分類表示部61と、枠62と、第1米種類表示部62aとが点灯され、他の表示部が消灯されている。メニュー表示領域52は、分類表示部63と、第1タブ表示部63aと、第2タブ表示部63bと、枠64と、第6メニュー表示部64fとが点灯され、他の表示部が消灯されている。異項目表示領域53は、分類表示部65と、枠66と、第1保温設定表示部66aとが点灯され、他の表示部が消灯されている。共通項目表示領域54は、現在時刻と対応するように数値表示部67aの所定のセグメントが点灯されている。これにより、使用者は前回「白米」を「ふつう」の炊き上げ硬さで炊飯し、保温温度が低い「極め」で保温したことを視認できる。また、現在時刻が「20:00」であることを視認できる。
図6に示す待機モードで使用者が左矢印スイッチ41e又は右矢印スイッチ41fを1回操作すると、マイコン38は、表示装置50を炊飯コースの設定画面に遷移させる。図7Aに示すように、炊飯コース選択モードでは、選択可能な全ての飯米の種類と、選択中の飯米で炊飯可能な全ての炊飯メニューのうちメイン液晶パネル60の炊飯メニュー又はサブ液晶パネル70の炊飯メニューとが表示される。また、前回の炊飯したコース(現状の選択状態)が強調表示部81a〜85hの点灯により表される。
図7Aに示す例では、米種類表示領域51は、分類表示部61と、枠62と、全ての米種類表示部62a〜62dとが点灯され、更に第1強調表示部81aが点灯されている。また、メニュー表示領域52は、分類表示部63と、第1タブ表示部63aと、第2タブ表示部63bと、枠64と、全てのメニュー表示部64a〜64jと、移行表示部64kとが点灯され、更に第2強調表示部82aと第3強調表示部83fとが点灯されている。また、異項目表示領域53は、全て消灯されている。また、共通項目表示領域54は、現在時刻と対応するように数値表示部67aの所定のセグメントが点灯される。これにより、使用者は、「白米」を「ふつう」の炊き上げ硬さで炊飯するように選択されていることを視認できる。また、現在時刻が「20:00」であることを視認できる。
この炊飯コース選択モードでは、使用者が左矢印スイッチ41e又は右矢印スイッチ41fを操作することで炊飯メニューを変更できる。また、使用者がお米選択スイッチ41dを操作することで飯米の種類を変更できる。そして、これらの設定変更は、第3強調表示部83a〜83k及び第1強調表示部81a〜81dの点灯位置が変更されることで、視認できる。
例えば、図7Aに示す状態でお米選択スイッチ41dを操作すると、図7Bに示すように、第1強調表示部81aが消灯されるとともに、第1強調表示部81bが点灯される。これにより使用者は、「無洗米」が選択されたことを視認できる。お米選択スイッチ41dの操作の度に、第1米種類表示部62aから第4米種類表示部62dまで順番に選択状態が変更される。そして、第4米種類表示部62dの選択状態でお米選択スイッチ41dが操作されると、第1米種類表示部62aが選択された状態になる。
図7Cを併せて参照すると、飯米の選択変更により、メニュー表示領域52の表示が変更される。図7Cの例では、メイン液晶パネル60のメニュー表示部64c,64f,64jだけが点灯され、他のメニュー表示部が消灯されている。そのため、使用者は、飯米として選択した「玄米」は、「熟成」と「ふつう」と「おかゆ」が炊飯可能なメニューであると視認できる。
図7Aに示す状態で右矢印スイッチ41fが操作されると、第3強調表示部83a〜83kの点灯箇所が右向きに移動し、炊飯メニューの選択状態が変更される。最も右側の炊飯メニュー(64c,64f,64i)が選択されている場合、1行下の最も左側の炊飯メニュー(64d,64g,64j)が選択された状態になる。即ち、炊飯メニューは、第1メニュー表示部64a(エコ炊飯)から第10メニュー表示部64j(おかゆ)まで順番に選択状態が変更される。また、第10メニュー表示部64jの選択状態で右矢印スイッチ41fが操作されると、移行表示部64kが点灯される。この移行表示部64kの選択状態で右矢印スイッチ41fが操作されると、サブ液晶パネル70の炊飯メニューが表示される。
図7Bに示すように、サブ液晶パネル70の炊飯メニューの表示状態は、メイン液晶パネル60の炊飯メニューの表示状態と同様に、選択された飯米に応じて炊飯可能な全ての炊飯メニューが表示される。この例では、「無洗米」が選択されているため、全ての炊飯メニューが表示されている。詳しくは、メニュー表示領域52は、分類表示部63と、第1タブ表示部71aと、第2タブ表示部71bと、枠72と、全てのメニュー表示部72a〜72jと、移行表示部72kとが点灯され、更に第2強調表示部82bと第3強調表示部83dとが点灯されている。また、第10メニュー表示部72jの選択状態で右矢印スイッチ41fが操作されると、移行表示部72kが点灯される。この移行表示部72kの選択状態で右矢印スイッチ41fが操作されると、メイン液晶パネル60の炊飯メニューが表示される。なお、左矢印スイッチ41eが操作されると、炊飯メニューの選択状態が逆向きに変更される。
図6に示す待機モードで予約スイッチ41cが操作されると、マイコン38は、表示装置50を予約炊飯の設定画面に遷移させる。図8に示すように、予約炊飯選択モードでは、選択可能な全ての飯米の種類と、選択中の飯米で炊飯可能な全ての炊飯メニューのうちメイン液晶パネル60の炊飯メニュー及びサブ液晶パネル70の炊飯メニューの一方と、予約設定とが表示される。また、予約設定と、予約時刻とが表示される。
図8に示す例では、図7Cに示す通常の炊飯コース選択モードの表示に加え、異項目表示領域53に分類表示部73と、予約設定表示部74a〜74cが点灯され、更に第4強調表示部84aが点灯される。また、共通項目表示領域54は、選択中の予約設定で記憶されている予約時刻と対応するように数値表示部67aの所定のセグメントが点灯される。これにより、使用者は、前回の「予約設定1」で「玄米」を「ふつう」の炊き上げ硬さで炊飯し、予約炊飯時刻を「6:00」としたことを視認できる。なお、この状態で左矢印スイッチ41e又は右矢印スイッチ41fを長押しすることで、予約時刻を変更することができる。
図7Aに示す炊飯コース選択モードで使用者が炊飯スイッチ41aを操作すると、マイコン38は炊飯処理を開始する。図9に示すように、炊飯状態では、炊飯中のメニューと、米飯が炊き上がる残時間と、内鍋15内の圧力状態とが表示される。図9に示す例では、米種類表示領域51は、分類表示部61と、枠62と、第1米種類表示部62aとが点灯されている。また、メニュー表示領域52は、分類表示部63と、第1タブ表示部63aと、第2タブ表示部63bと、枠64と、第6メニュー表示部64fとが点灯されている。また、異項目表示領域53は、全て消灯されている。また、共通項目表示領域54は、炊飯が完了する残時間に対応するように数値表示部67aの所定のセグメントが点灯され、更に圧力表示部67bと炊飯時間表示部67cとが点灯される。また、全ての強調表示部81a〜85hは消灯されている。これにより、使用者は、「白米」、「ふつう」で炊飯処理を実行中で、「45」分後に米飯が炊き上がることを視認できる。
炊飯処理が終了すると、マイコン38は保温処理を開始する。図10Aに示すように、保温状態では、前回の炊飯メニューと、保温設定と、保温時間とが表示される。図10Aに示す例では、米種類表示領域51は、分類表示部61と、枠62と、第1米種類表示部62aとが点灯されている。また、メニュー表示領域52は、分類表示部63と、第1タブ表示部63aと、第2タブ表示部63bと、枠64と、第6メニュー表示部64fとが点灯されている。また、異項目表示領域53は、分類表示部65と、枠66と、第1保温設定表示部66aとが点灯されている。また、共通項目表示領域54は、保温時間に対応するように数値表示部67aの所定のセグメントが点灯され、更に保温時間表示部67dが点灯されている。また、全ての強調表示部81a〜85hは消灯されている。これにより、使用者は、「白米」、「ふつう」で炊飯処理を実行した後、「極め」の保温コースで「20」時間米飯を保温していることを視認できる。
保温処理の実行中に保温スイッチ41bが操作されると、保温設定(保温コース選択モード)を変更することができる。詳しくは、図10Aに示す状態で保温スイッチ41bが操作されると、図10Bに示すように、全ての保温設定表示部66a〜66cが点灯されるとともに、第4強調表示部84aが点灯される。これにより使用者は、「極め」が選択されていることを視認できる。保温スイッチ41bの操作の度に、第1保温設定表示部66aから第3保温設定表示部66cまで順番に選択状態が変更される。そして、第3保温設定表示部66cの選択状態で保温スイッチ41bが操作されると、第1保温設定表示部66aが選択された状態になる。なお、保温スイッチ41bの操作後に設定時間(例えば3秒)が経過すると、選択が確定され、第4強調表示部84a〜84cは消灯されるとともに、選択状態の保温設定の表示部66a〜66cを除く表示部が消灯される。
待機モード又は保温コース選択モードでわが家炊き選択スイッチ41gが操作されると、炊飯メニューの1つである「わが家炊き」の感想の入力モードに移行する。この状態で、左矢印スイッチ41eと右矢印スイッチ41fを操作することで、回答を選択し、炊飯スイッチ41aを操作することで回答を確定できる。図11Aに示す例では、特殊分類表示部75と、質問表示部76aと、第1課題表示部76b及び回答表示部76c〜76eと、第2課題表示部76f及び回答表示部76g〜76iと、回答方法表示部76jとが点灯されている。また、第5強調表示部85a,85dが点灯されている。これにより、使用者は、第1の課題である「かたさ」について「かたい」という回答を選択していることを視認できる。
また、感想入力モードで2つの課題の回答を終えると、図11Bに示す選択受付状態に遷移する。図11Bに示す例では、特殊分類表示部75と、質問表示部76aと、第1課題表示部76b及び回答表示部76c〜76eと、第2課題表示部76f及び回答表示部76g〜76iと、受付表示部76kとが点灯されている。また、第5強調表示部85d,85hが点灯されている。これにより、使用者は、第1の課題である「かたさ」について「かたい」と回答し、第2の課題である「粘り」について「良い」と回答したことを視認できる。なお、この感想入力モードは、選択の受け付け後に設定時間(例えば3秒)が経過すると、感想入力前の待機モード又は保温コース選択モードに移行する。
このように、表示装置50は、メイン液晶パネル60とサブ液晶パネル70を備えるため、表示が必要な項目を分けて配置することができる。そして、複数の表示が必要な炊飯器10に適用することで、限られた表示スペース(基板配置部28)であっても各項目の表示面積を大きくして配置することができる。よって、表示装置50は、使用者が認識し易いレイアウトを実現できる。そのため、炊飯器10の使用性を向上させることができる。また、メイン液晶パネル60の表示とサブ液晶パネル70の表示は、機能(項目)の使用頻度の高低によって分類されている。そのため、表示装置50には、頻繁に使用する項目だけを常に表示させることができる。よって、使用者による炊飯器10の使用性を確実に向上できる。
また、同時に表示することがない保温機能の表示部66a〜66cと予約機能の表示部74a〜74cを同一の領域53に配置し、両機能に必要な数値表示部67aを隣り合う領域54に配置しているため、使用性が良好で認識し易いレイアウトを実現できる。しかも、選択中の表示部62a〜67d,71a〜76kは、点滅による特定ではなく、第3液晶パネル90の強調表示部81a〜85hによる異なる色の点灯により特定できるようにしている。そのため、使用者は、選択中の場所は勿論、選択中の表示内容を瞬時に把握できる。よって、使用者の使用性を更に向上できる。また、第1液晶パネル60のメニュー表示部64a〜64jの表示状態か、第2液晶パネル70の炊飯メニュー表示部72a〜72jの表示状態かを表すタブ表示部63a,63b,71a,71bを備えているため、使用者の視認性及び使用性を更に向上できる。
なお、本発明の調理器の表示装置は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、第1液晶パネル60の表示部62a〜67dと第2液晶パネル70の71a〜76kは、使用頻度の高低に限らず、希望に応じて変更が可能である。また、表示装置50の各表示部62a〜67d,71a〜76kの配置も希望に応じて変更が可能である。また、タブ表示部63a,63b,71a,71bを設けない構成としてもよい。
また、表示部50は、第1液晶パネル60の正面側に第2液晶パネル70を重ねて配置してもよい。また、表示装置50は、3枚の液晶パネル60,70,80を用いたが、4以上の液晶パネルで構成してもよい。また、背面液晶パネル80を除く2枚の液晶パネル60,70で構成しても良い。また、背面液晶パネル80は、表示部の強調することで選択状態を表示する点で特徴を有する。そのため、表示部を設けた1枚の液晶パネル60又は70と背面液晶パネル80との2枚で構成してもよい。
そして、前記実施形態では、内鍋15の内部を大気圧より高い圧力に昇圧可能な炊飯器10を例に挙げて本発明を説明したが、内鍋15の内部を大気圧より高い圧力に昇圧不可能な炊飯器に本発明の表示装置50を用いてもよい。また、炊飯器に限らず、内鍋15の内部に調理物を収容して調理を行う調理器であれば適用可能であり、同様の作用及び効果を得ることができる。
10…炊飯器(調理器)
11…炊飯器本体
12…誘導加熱コイル
15…内鍋
20…蓋体
21…放熱板
22…蓋ヒータ
23…内蓋
24…蒸気口セット
25…排出口
26…ソレノイド
27…蓋本体
28…基板配置部
30…カバー部材
31…操作パネル部
32a〜32h…操作部
33…窓部
35…鍋温度センサ
36…蓋温度センサ
38…マイコン(制御手段)
40…操作基板
41a〜41h…スイッチ
42…枠部材
50…表示装置
51…米種類表示領域(第3領域)
52…メニュー表示領域(第4領域)
53…異項目表示領域(第1領域)
54…共通項目表示領域(第2領域)
60…メイン液晶パネル(第1液晶パネル)
61…分類表示部
62…枠
62a〜62d…米種類表示部
63…分類表示部
63a,63b…タブ表示部
64…枠
64a〜64h…硬さが異なる第1炊飯メニュー表示部
64i,64j…硬さ以外の第1炊飯メニュー表示部
64k…移行表示部
65…分類表示部
66…枠
66a〜66c…保温設定表示部(特定の第1表示部)
67a…数値表示部(共通表示部)
67b…圧力表示部
67c…炊飯時間表示部
67d…保温時間表示部
70…サブ液晶パネル(第2液晶パネル)
71a,71b…タブ表示部
72…枠
72a〜72j…第2炊飯メニュー表示部
72k…移行表示部
73…分類表示部
74…枠
74a〜74c…予約設定表示部(特定の第2表示部)
75…特殊分類表示部
76a…質問表示部
76b〜76e…回答表示部
76f…第2課題表示部
76g〜76i…回答表示部
76j…回答方法表示部
76k…受付表示部
80…背面液晶パネル
81a〜81d…第1強調表示部
82a,82b…第2強調表示部
83a〜83k…第3強調表示部
84a〜84c…第4強調表示部
85a〜85h…第5強調表示部

Claims (9)

  1. 調理器の基板配置部に配置された第1液晶パネルと、
    前記第1液晶パネルと重ねて前記基板配置部に配置された第2液晶パネルとを備え、
    前記第1液晶パネルは複数の第1表示部を有し、所定の前記第1表示部を選択的に表示可能であり、
    前記第2液晶パネルは前記第1表示部と異なる内容の複数の第2表示部を有し、所定の前記第2表示部を選択的に表示可能であり、
    前記基板配置部を正面側から見て、複数の前記第1表示部のうち少なくとも一部と、複数の前記第2表示部のうち少なくとも一部とが、重ねて配置されている、調理器の表示装置。
  2. 前記第1表示部と前記第2表示部とは、使用頻度の高低によって分類されている、請求項1に記載の調理器の表示装置。
  3. 前記第1表示部として、調理物の保温設定を表示する保温設定表示部が設けられるとともに、前記第2表示部として、調理開始時間の予約設定を表示する予約設定表示部が設けられている、請求項1又は請求項2に記載の調理器の表示装置。
  4. 前記第1表示部又は前記第2表示部として、前記保温設定表示部と前記予約設定表示部とに関連する時刻又は時間を表示する数値表示部が設けられ、
    前記基板配置部を正面側から見て、前記保温設定表示部と前記予約設定表示部とは設定された第1領域に配置され、前記数値表示部は前記第1領域に隣り合うように設定された第2領域に配置されている、請求項3に記載の調理器の表示装置。
  5. 複数の前記第1表示部のうち特定の第1表示部と、複数の前記第2表示部のうち特定の第2表示部と、に関連する共通表示部が設けられ、
    前記基板配置部を正面側から見て、前記特定の第1表示部と前記特定の第2表示部とは設定された第1領域に配置され、前記共通表示部は前記第1領域に隣り合うように設定された第2領域に配置されている、請求項1又は請求項2に記載の調理器の表示装置。
  6. 重ねて配置した前記第1液晶パネル及び前記第2液晶パネルの背面側に重ねて配置された第3液晶パネルを備え、
    前記第3液晶パネルには、前記第1表示部及び前記第2表示部のうち、所定の表示部の表示部分を前記所定の表示部と異なる色で発光させる複数の強調表示部が設けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の調理器の表示装置。
  7. 複数の前記第1表示部及び複数の前記第2表示部は、それぞれマトリクス状に配置されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の調理器の表示装置。
  8. 前記調理器は炊飯器であり、
    前記第1表示部又は前記第2表示部として、飯米の種類を表示する米種類表示部が設けられ、かつ、前記第1表示部として、少なくとも炊き上げる米飯の硬さが異なる第1炊飯メニュー表示部が設けられるとともに、前記第2表示部として、炊き上げ硬さを除く第2炊飯メニュー表示部が設けられ、
    前記基板配置部を正面側から見て、前記米種類表示部は設定された第3領域に配置され、前記第1炊飯メニュー表示部と前記第2炊飯メニュー表示部とは前記第3領域に隣り合うように設定された第4領域に配置されている、請求項7に記載の調理器の表示装置。
  9. 前記第1液晶パネルに、前記第1表示部を表示している状態を表す第1タブ表示部が設けられるとともに、前記第2液晶パネルに、前記第2表示部を表示している状態を表す第2タブ表示部が設けられ、前記第1タブ表示部と前記第2タブ表示部とが隣り合うように配置されている、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の調理器の表示装置。
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