JP2017005206A - 実装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水平面に対する角度が異なる様々な実装面を有する被実装部材において、生産性を向上させつつ、それぞれの実装面に確実に実装することが可能な実装装置を提供すること。
【解決手段】本発明の実装装置は、実装部材移動機構部と、被実装部材保持機構部とを備え、被実装部材保持機構部は、第一回転軸を回転中心としてベースを回動させて被実装部材を回転させる第一回転駆動部と、第一回転軸と直交する第二回転軸を回転中心として被実装部材を回転させる第二回転駆動部と、第二回転軸と平行に配置された第三回転軸を回転中心として回転させる第三回転駆動部と、第三回転軸に直交する第四回転軸を回転中心として回転させる回転軸方向変換部と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、凹凸及び/又は斜面を有する被実装部材である立体回路基板に対して、チップ抵抗などの実装部材を実装する実装装置に関する。
近年、商品の小型化やデザイン性を向上させるために、一般的な平面板形状のプリント基板ではなく、立体的形状の成形品表面に直接電気回路を形成したMID(Molded Interconnect Device)と呼ばれる立体回路基板が用いられるようになった。立体回路基板が用いられている商品としては、例えば、立体回路基板をそのまま筐体に用いたウエアラブルデバイスや、立体回路基板の様々な面に部品を実装したデザイン性の高い照明デバイスなどがある。
立体回路基板は、成形によって立体的に形成された樹脂基板に対して、メッキによって表面に回路パターンを形成した基板である。成形樹脂の表面に対し電気回路を形成する方法としては、射出成形された樹脂成形品にレーザ光でパターンニングし電解メッキする方法、及び射出成形された樹脂成形品において電気回路を形成すべき領域にのみ金型を使って触媒を塗り、電解メッキする方法などがある。
上記のように形成された立体回路基板に対して電子部品を実装する場合、立体回路基板の形状によっては、立体回路基板の斜面、凹凸面、側壁面などの特殊な面に電子部品を実装する必要がある。このような立体回路基板に電子部品を実装する装置としては、特許文献1に開示された装置が提案されている。
特許文献1に開示された実装装置に関して、図4Aを用いて説明する。この実装装置においては、立体回路基板400が上方に突出した山形状を有しており、その山形状の上向きの凸面に電子部品を実装する実装面が形成されている。特許文献1の実装装置においては、立体回路基板400の底面に立体回路基板保持部401の支持面が当接して、その支持面の粘着力により立体回路基板保持部401が立体回路基板400を保持する構成である。立体回路基板保持部401により保持された立体回路基板400は、その実装面が駆動機構により水平に保持されて、実装ヘッドにより保持された電子部品が実装面に搭載される構成である。特許文献1に開示された実装装置において、立体回路基板400の実装面を水平にするための駆動機構は、鉛直方向の上下に移動可能なテーブル402を鉛直軸線の周りに回動させるデーブル回動装置403と、立体回路基板保持部回動装置404とを有している。立体回路基板保持部回動装置404は、立体回路基板保持部401を回転する軸体407に歯車機構405を介して接続されている。また、立体回路基板保持部401を回転する軸体407には立体回路基板保持部401を所望の回転位置に維持するためのカム機構406が設けられている。このような複雑な駆動機構を用いて、立体回路基板保持部401により保持されている立体回路基板400を回転させて、電子部品を実装すべき実装面を水平に配置する構成である。立体回路基板400の実装面が所望の位置で水平に配置されたとき、3方向(X軸、Y軸、及びZ軸の方向)に駆動される実装ヘッドに電子部品が保持されて移動し、当該立体回路基板400の実装面に電子部品が実装される。
また、立体回路基板を回転させて、実装面を水平にする方法としては、産業用ロボット及びヒューマノイドロボットなどの関節部に用いられる特許文献2に開示された球面モータを用いて、立体回路基板を回転可能に保持する方法が考えられる。特許文献2に開示された球面モータに関して、図5を用いて説明する。この球面モータは、第一回転軸501、第二回転軸502、及び第三回転軸503の3つの回転軸を有しており、球状ロータ504の中心の位置で3つの回転軸の交点が配置される構成である。このように構成された球面モータにおいて、球状ロータ504を直接に軸止している第三回転軸503の軸端の位置(図5においては上端の位置)に立体回路基板を保持する立体回路基板保持部505を設けることが考えられる。この立体回路基板保持部505に立体回路基板を取り付けることにより、当該立体回路基板を所望の方向に回転させることが可能となり、立体回路基板における実装面を水平にすることが可能な構成となる。
特開2012−119643号公報 特開2009−100636号公報
しかしながら、商品の多様化に伴い、立体回路基板において水平面に対する角度が異なる様々な面を実装面として、電子部品を実装したいとの要望がある。このような要望に対しては、特許文献1に開示された実装装置の構成では、カム機構を用いて回転位置を設定しているため、立体回路基板の回転位置が制限されており、電子部品を実装できない面が存在していた。
図4Bは、水平面に対して角度が異なる多くの面を実装面とする立体回路基板400Aが図4Aに示した実装装置の立体回路基板保持部401により保持された場合を示している。即ち、図4Bに示した立体回路基板400Aにおいては、上面側及び下面側のそれぞれに水平面に直交する鉛直線軸Vに対する角度が異なる実装面(11面:図4Bにおいて符号a〜kで示す実装面)が形成されている場合を示している。図4Bに示す立体回路基板400Aにおいて、従来の実装装置において実装できない面とは、立体回路基板保持部401により保持されている下面側に存在する実装面であり、図4Bにおいては符号e、f、g、hで示した実装面である。従って、立体回路基板保持部401により立体回路基板400Aの下面側の最下端部が保持された状態(図4Bに示す状態)において、立体回路基板400Aを上向き面(実装面a、b、c、j、k)及び鉛直面(実装面d、i)の各実装面には実装可能であるが、下向き面(実装面e、f、g、h)の各実装面には実装不可能である。即ち、図4Bに示すように立体回路基板400Aを鉛直線軸Vの下側下端にある立体回路基板保持部401により保持している場合には、実装面e、f、g、hのように、鉛直線軸Vの上向きの軸方向に対する実装面の角度(図4Bにおいて矢印で示す角度)が90度未満の場合、その実装面には実装不可能である。
また、特許文献1に開示された実装装置においては、回転軸の交点の位置が立体回路基板保持部401に存在しており、立体回路基板保持部401により保持された立体回路基板400は、回転軸の交点から離れた位置で保持されている。また、特許文献2に開示された球面モータを用いた実装装置においては、立体回路基板保持部505により保持された立体回路基板が回転軸の交点の位置から大きく離れた位置で保持されている。従って、立体回路基板を回転させる度に、立体回路基板の位置が大きくずれてしまい、立体回路基板の位置ずれに合わせて、電子部品を実装する際に実装ヘッドを移動させなければならず、生産性低下の原因となっていた。
本発明は、上記課題を鑑み、実装部材である電子部品を角度が異なる様々な面に実装しなければならない被実装部材である立体回路基板において、生産性を向上させつつ、立体回路基板におけるそれぞれの実装面に対して、確実に実装することが可能な実装装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様においては以下のように構成される。
本発明の一態様の実装装置においては、
実装部材が実装されるべき面を複数有し、前記実装されるべき面が互いに傾斜している被実装部材に対して前記実装部材を実装する実装装置において、
前記実装部材を保持して前記被実装部材における前記実装されるべき面の位置に移動させる実装部材移動機構部と、
前記実装部材移動機構部により保持された前記実装部材の移動可能な領域に配置され、前記被実装部材を回転可能に保持する被実装部材保持機構部と、を備え、
前記実装部材移動機構部は、
前記実装部材を保持する実装部材保持部と、
前記実装部材保持部を鉛直方向に昇降させる実装部材昇降移動部と、
前記実装部材保持部を水平方向に移動させる実装部材水平移動部と、を含み、
前記被実装部材保持機構部は、
少なくとも直交する二辺を有する枠体のベースと、
前記ベースの一辺に取り付けられ、第一回転軸を回転中心として前記ベースを回動させて前記被実装部材を回転させる第一回転駆動部と、
前記ベースの他の一辺に取り付けられ、前記第一回転軸と直交する第二回転軸を回転中心として前記被実装部材を回転させる第二回転駆動部と、
前記ベースの前記他の一辺に取り付けられ、前記第二回転軸と平行に配置された第三回転軸を回転中心として回転させる第三回転駆動部と、
前記第三回転駆動部による前記第三回転軸の回転により前記第三回転軸に直交する第四回転軸を回転中心として回転させる回転軸方向変換部と、
前記回転軸方向変換部に連結され、前記第四回転軸を回転中心とした回転により、前記被実装部材を回転可能に保持する被実装部材保持部と、を含む。
本発明によれば、実装部材である電子部品を様々な面に実装しなければならない被実装部材である立体回路基板において、生産性を向上させつつ、立体回路基板において角度が異なる様々な実装面に対して、確実に実装部材を実装することができる。
本発明に係る実施の形態の実装装置の構成を示す概略構成図 本発明に係る実施の実装装置における第二回転駆動部、第三回転軸駆動部及び回転軸方向変換部の構成を示す概略構成図 本発明に係る実施の形態における実装装置の寸法パラメータを示す概略構成図 本発明に係る実施の形態における実装装置の第四駆動軸を回転させたときの実装装置における動作を示す概略断面図 従来の実装装置の構成を示す概略図 従来の実装装置を用いた場合の実装可能範囲を示す概略図 従来の回転駆動装置である球面モータを示す概略図
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する前に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第一の態様の実装装置においては、
実装部材が実装されるべき面を複数有し、前記実装されるべき面が互いに傾斜している被実装部材に対して前記実装部材を実装する実装装置において、
前記実装部材を保持して前記被実装部材における前記実装されるべき面の位置に移動させる実装部材移動機構部と、
前記実装部材移動機構部により保持された前記実装部材の移動可能な領域に配置され、前記被実装部材を回転可能に保持する被実装部材保持機構部と、を備え、
前記実装部材移動機構部は、
前記実装部材を保持する実装部材保持部と、
前記実装部材保持部を鉛直方向に昇降させる実装部材昇降移動部と、
前記実装部材保持部を水平方向に移動させる実装部材水平移動部と、を含み、
前記被実装部材保持機構部は、
少なくとも直交する二辺を有する枠体のベースと、
前記ベースの一辺に取り付けられ、第一回転軸を回転中心として前記ベースを回動させて前記被実装部材を回転させる第一回転駆動部と、
前記ベースの他の一辺に取り付けられ、前記第一回転軸と直交する第二回転軸を回転中心として前記被実装部材を回転させる第二回転駆動部と、
前記ベースの前記他の一辺に取り付けられ、前記第二回転軸と平行に配置された第三回転軸を回転中心として回転させる第三回転駆動部と、
前記第三回転駆動部による前記第三回転軸の回転により前記第三回転軸に直交する第四回転軸を回転中心として回転させる回転軸方向変換部と、
前記回転軸方向変換部に連結され、前記第四回転軸を回転中心とした回転により、前記被実装部材を回転可能に保持する被実装部材保持部と、を含む。
このように構成された第一の態様の加熱調理器は、被実装部材である立体回路基板において、生産性を向上させつつ、当該立体回路基板における角度が異なる様々な実装面に対して、確実に実装部材を実装することができる。
本発明の第二の態様の実装装置は、前記の第一の態様において、前記被実装部材の中心が前記第一回転駆動部の前記第一回転軸と前記第二回転駆動部の前記第二回転軸の交点の位置となるように、前記被実装部材保持部が前記被実装部材を保持可能に構成されている。
このように構成された第二の態様の実装装置においては、第一回転駆動部により第一回転軸を回転して被実装部材を回転させても、また第二回転駆動部により第二回転軸を回転して被実装部材を回転させても、被実装部材の中心の位置が所定位置に維持される。
本発明の第三の態様の実装装置は、前記の第一の態様又は第二の態様において、前記第三回転駆動部の第三回転軸が前記第二回転駆動部の前記第二回転軸と同軸上に配置されている。
このように構成された第三の態様の実装装置においては、被実装装置の中心が第二回転駆動部の第二回転軸の回転軸上であり、第三回転駆動部の第三回転軸の回転軸上に確実に配置することができるとともに、実装部材を保持する実装部材移動機構部の移動領域の制限を少なくすることができる。
本発明の第四の態様の実装装置は、前記の第一の態様乃至第三の態様におけるいずれかの態様において、前記ベースがコの字状の枠体で構成され、前記ベースにおける対向する2辺の両側端部に前記第一回転駆動部が設けられ、前記第一回転駆動部による第一回転軸の回転により、前記ベースにおける対向する2辺の間にある中間部に設けられた前記第二回転駆動部及び前記第三回転駆動部を回転させるよう構成されている。
このように構成された第四の態様の実装装置は、第一回転駆動部の第一回転軸を回転させることにより、ベースの中間部に設けられた第二回転駆動部及び第三回転駆動部を、第一回転軸に直交する方向に確実に回転させることができる。
本発明の第五の態様の実装装置は、前記の第一の態様乃至第四の態様におけるいずれかの態様において、
前記被実装部材保持部は、前記被実装部材の中心が前記第一回転軸と前記第二回転軸の交点の位置となるように前記被実装部材を配置し、前記第二回転軸の軸方向が鉛直方向の位置を基準状態として、前記基準状態における前記被実装部材の水平方向の最大長さをW、前記被実装部材の鉛直方向の最大長さをH、角度θwを下記式(1)と定義し、
前記回転軸方向変換部の前記第四回転軸から前記被実装部材の中心までの最短距離をLγとし、
平行に配設された前記第二回転軸と前記第三回転軸を覆う保護具の回転軸に直交する方向の最大長さをPとし、
前記被実装部材に対し、前記第三回転駆動部を回転させる最大の角度として、前記第二回転駆動部の回転軸の線分と前記回転軸方向変換部の前記第四回転軸上の回転中心から前記被実装部材の中心とを結ぶ線分がなす角度をθγとすると、前記最短距離Lγは下記式(2)で示す条件を満たすよう構成されている。
Figure 2017005206
Figure 2017005206
以下、本発明に係る実施の形態として実装部材としての電子部品を、水平面に対して角度の異なる複数の実装面を有する被実装部材としての立体回路基板における各実装面に実装するための実装装置について説明する。なお、本発明の実装装置としては、以下の実施の形態に記載した実装装置の構成に限定されるものではなく、以下の実施の形態において説明する技術的特徴と同等の技術的思想に基づいて構成される各種実装装置を含むものである。
以下、添付の図面を参照して本発明の実装装置の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係る実施の形態における実装装置の構成を示す概略構成図である。
図1に示す本実施の形態の実装装置は、実装部材である電子部品101を保持して、被実装部材である立体回路基板102における実装されるべき面(実装面)の位置に当該電子部品101を移動する実装部材移動機構部である実装ヘッドユニット10と、実装ヘッドユニット10により保持された電子部品101の移動可能な領域に配置され、立体回路基板102を回転可能に保持する被実装部材保持機構部である回転ステージユニット20とを備えている。
実装部材移動機構部である実装ヘッドユニット10は、電子部品101を保持する実装部材保持部である実装ヘッド104と、実装ヘッド104を水平方向(図1における左右方向)に移動させる実装部材水平移動部である水平駆動部105と、実装ヘッド104を鉛直方向(図1における上下方向)に昇降させる実装部材昇降移動部である鉛直駆動部106と、を備えている。
被実装部材保持機構部である回転ステージユニット20は、水平面に対して角度が異なる複数の実装面を有する被実装部材である立体回路基板102を保持して、複数の回転方向に回転させる機構を有する。
実装ヘッドユニット10においては、実装ヘッド104が、水平駆動部105により水平方向に移動することができるように構成されており、鉛直駆動部106により鉛直方向に移動することができるとともに、鉛直軸を回転中心として回転することができるように構成されている。実装ヘッド104は、実装部材である電子部品101を供給する部品フィーダー(図示なし)から電子部品101を吸着保持し、被実装部材である立体回路基板102における実装すべき位置(実装面)に電子部品101を配置して、搭載する。
上記のように、立体回路基板102は、電子部品101が実装されるべき面(実装面)を複数有しており、それぞれの実装面が水平面に対して互いに異なる角度を有している。立体回路基板102は、回転ステージユニット20において被実装部材保持部である基板ホルダー103により保持されている。
図1に示すように、回転ステージユニット20は、第一回転軸であるα軸151(図1において左右方向に延びる軸)を回転中心として回転させることができる第一回転駆動部107と、α軸151に直交する第二回転軸であるβ軸152(図1において上下方向に延びる軸)を回転中心として回転させることができる第二回転駆動部109と、β軸152と同軸上の第三回転軸を回転中心とするシャフト153を回転させることができる第三回転駆動部110と、を有している。また、回転ステージユニット20には、実質的に第三回転軸であるシャフト153の回転を、シャフト153の回転軸に直交する第四回転軸であるγ軸154を回転中心とする回転に伝達して、回転軸方向を変換する回転軸方向変換部111が設けられている。従って、第一回転駆動部107により回転されるα軸151と、第二回転駆動部109により回転されるβ軸152と、第三回転駆動部110により回転軸方向変換部111を介して回転されるγ軸154は、それぞれが直交するように配置することが可能な構成となる。
上記のように、第三回転駆動部110により回転されるシャフト153が、β軸152と同一方向(平行)に導出するように延設されており、そのシャフト153の延設端部にベベルギヤで構成された回転軸方向変換部111が設けられている。回転軸方向変換部111においてシャフト153の回転軸方向が変換されて、β軸152に直交する方向が回転軸となる第四回転軸であるγ軸154に変換されている。第四回転軸であるγ軸154には支持アーム部204が設けられており、γ軸154の回転により支持アーム部204が回動する構成である。支持アーム部204の先端部204aには立体回路基板102を保持する基板ホルダー103が設けられている。このため、γ軸154の回転により立体回路基板102がγ軸154を回転中心として回動する構成である。本実施の形態においては、立体回路基板102を保持するための基板ホルダー103及び支持アーム部204により被実装部材保持部が構成されている。
図1に示すように、回転ステージユニット20には、第一回転駆動部107、第二回転駆動部109、第三回転駆動部110、回転軸方向変換部111、被実装部材保持部(103、204)、及びベース108が設けられている。本実施の形態においては、ベース108がコの字状の枠体で構成されている。コの字型のベース108においては、対向して配置される両側端部108a、108cを貫通するα軸151を回転中心軸とするように、第一回転駆動部107が両側端部108a、108cに設けられている。
なお、本実施の形態においては、第一回転駆動部107をベース108における両側端部108a、108cに設けた例で説明するが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、例えば、少なくとも直交する二辺を有する枠体のベースにおける一方の辺のみに第一回転駆動部107を設けて、他の辺に第二回転駆動部109及び第三回転駆動部110を設ける構成も可能である。
α軸151に直交するβ軸152を回転中心として回転させる第二回転駆動部109は、コの字型のベース108における対向する両側端部108a、108cの間に形成された中間部108bの中心位置に設けられている。また、第三回転駆動部110は、第二回転駆動部109上に設けられており、第三回転駆動部110から導出する回転軸であるシャフト153の軸方向がβ軸152と同一方向となっている。
本実施の形態においては、第三回転駆動部110により回転駆動されるシャフト153を取り囲むように保護具である軸カバー302が設けられている。この軸カバー302と共にシャフト153と第三回転駆動部110が、第二回転駆動部109の回転動作によりβ軸152を回転中心として回転駆動される構成である。即ち、第二回転駆動部109により回転駆動される軸カバー302と、第三回転駆動部110により回転駆動されるシャフト153は、β軸152を回転中心として同軸上に配置されて回転する構成である。
第三回転駆動部110から導出する回転軸であるシャフト153は、第二回転駆動部109のβ軸152と同じ軸方向に導出しているが、立体回路基板102の近傍に設けられた回転軸方向変換部111において軸方向が変換されている。即ち、第三回転駆動部110により回転駆動されるシャフト153の回転軸は、被実装部材である立体回路基板102の近傍にある回転軸方向変換部111において、β軸152に対して直交するγ軸153に回転軸方向が変換されている。
本実施の形態の実装装置においては、コの字型のベース108の中間部108bに第二回転駆動部109が設けられており、第二回転駆動部109の上に第三回転駆動部110が設けられている。このように、本実施の形態においては、第三回転駆動部110が被実装部材102の位置に対して第二回転駆動部109と同じ側に配置する構成である。この結果、本実施の形態の実装装置においては、三軸(α軸151、β軸152及びγ軸154)を駆動する3つの回転駆動部(107、109、110)が、立体回路基板102の位置に対して3方向に配置されておらず、2方向の位置に配置された構成となる。このため、本実施の形態の実装装置は、実装時の実装ヘッド104と回転駆動部との干渉領域を大幅に抑制することができる構成にもかかわらず、立体回路基板102を回転可能に保持する回転ステージユニット20において三軸の回転駆動部を有する構成となる。その結果、本実施の形態の実装装置は、実装ヘッド104による被実装部材である立体回路基板102に対する実装可能範囲を大幅に広げることができる。
また、第一回転駆動部107と第二回転駆動部109により被実装部材である立体回路基板102を回転させるとき、立体回路基板102の配置位置の変化量(移動量)を小さくするために、α軸151とβ軸152の交点の位置に立体回路基板102の中心が配置されるように、基板ホルダー103が被実装部材102を保持することが望ましい。このように基板ホルダー103が立体回路基板102を保持することにより、立体回路基板102の配置位置の変化量(移動量)が小さくなるため、実装部材である電子部品101を立体回路基板102に実装するとき、実装ヘッド104の移動距離が短くなり、生産性が向上する。なお、本実施の形態において、被実装部材である立体回路基板102の中心とは、平面的に見て実装すべき面の合計面積が最も広い平面の中心であり、その平面において直交する縦横の各中心線の交点を言う。
次に、第三回転駆動部110により回転駆動される第三回転軸であるシャフト153の回転軸をγ軸154の回転軸に変換するために用いられている回転軸方向変換部111について説明する。図2は、本実施の形態の実装装置におけるベース108の中間部108b上に設けられた第二回転駆動部109と第三回転駆動部110を側面から見た図であり、ベース108の中間部108bを切断して示している。
図2において、第三回転駆動部110がシャフト153を回転させるよう構成されており、シャフト153はβ軸152を回転中心として回転する。シャフト153の導出先端には傘歯車である円錐面上に歯が刻まれている入力側ギヤ202が設けられている。また、入力側ギヤ202と歯合して、γ軸153を回転軸とする傘歯車である出力側ギヤ203が設けられている。入力側ギヤ202と出力側ギヤ203のそれぞれの入出力軸は、同一平面内に設けられており、互いに90度の角度を有している。入力側ギヤ202と出力側ギヤ203における各円錐面上に形成された歯は、それぞれの回転軸に対して45度の傾斜を有して形成されている。従って、第三回転駆動部110によりシャフト153を回転させることにより、シャフト153の導出先端に設けた45度の角度を有する入力側ギヤ202が回転し、その入力側ギヤ202と噛合する45度の角度を有する出力側ギヤ203が回転する。本実施の形態における回転軸方向変換部111は、入力側ギヤ202と出力側ギヤ203を有しており、β軸152を回転中心とする回転をγ軸154を回転中心とする回転に変換して、支持アーム部204をγ軸154を回転中心として回動させる。このように、回転軸方向変換部111は、シャフト153のβ軸152を回転中心とする回転を、β軸152に直交するγ軸154を回転中心とする回転に変換している。
なお、図1及び図2に示すように、立体回路基板102の中心がα軸151とβ軸152の交点の位置となるように、支持アーム部204の先端部204aに設けられた基板ホルダー103により当該立体回路基板102が保持され、β軸152の軸方向が鉛直方向の位置のときを基準状態とする。この基準状態において、第三回転駆動部110により回転されるシャフト153の回転中心軸がβ軸152上にあり、且つ支持アーム部204の先端部204aに設けられた基板ホルダー103により保持される立体回路基板102がβ軸152上となるように、支持アーム部204は屈曲構造を有している。例えば、上記基準状態において、支持アーム部204における先端部204aは、基板ホルダー103をβ軸152上に配置できるように、β軸152に沿って突出するように構成されている。
上記のように、支持アーム部204は屈曲した形状を有しており、支持アーム部204が鉛直上方に延びている基準状態(図1参照)のとき、先端部204aに設けられた基板ホルダー103の位置は、第二回転駆動部109により立体回路基板102が回転されているとき、β軸152上を回転する位置に配置される構成である。即ち、第二回転駆動部109の上に設けられた第三回転駆動部110、シャフト153、回転軸方向変換部111(入力側ギヤ202、出力側ギヤ203)、支持アーム部204、基板ホルダー103、及び保護具である軸カバー302は、第二回転駆動部109の回転動作により一体的に回転駆動される構成である。
本実施の形態の構成において、実装ヘッド104を用いて被実装部材である立体回路基板102に実装部材である電子部品101を実装する場合、立体回路基板102を回転させたとき、実装ヘッド104が回転ステージユニット20における各部と干渉(接触)しないように、回転ステージユニット20及び回転駆動部(107、109、110)において配設位置の寸法制約がある。また、各回転駆動部に対しては回転角度の制限がある。これらの制約及び制限について図3Aを用いて説明する。
立体回路基板102を立方体形状を有する仮想被実装部材301として定義し、仮想被実装部材301における最大幅W、最大奥行きD、及び最大高さHを各辺とする。仮想被実装部材301は、前述の基準状態(図1参照)における仮想被実装部材301の中心がα軸151とβ軸152の交点の位置となるように、被実装部材保持部の基板ホルダー103により保持されているものとする。
図3Aに示す実装装置の正面図においては、前記の基準状態を示しており、仮想被実装部材301における最大幅Wと最大高さHで示す四角い平面の中心Oが、α軸151とβ軸152との交点の位置に対応している。図3Aの正面図に示す角度θwは、仮想被実装部材301における最大幅Wと最大高さHで示す四角い平面の中心Oから最大幅Wと最大高さHの起点となる四角い平面のコーナまでを結ぶ線分と、鉛直線であるβ軸152との間の角度である。本実施の形態においては、下記式(1)により角度θwが定義される。
Figure 2017005206
更に、図3に示す基準状態において、第一回転駆動部107の最大長さをMα、第二回転駆動部109の最大長さをMβ、第三回転駆動部110の最大長さをMγとする。また、コの字型のベース108における中間部108bの内側の長さをA、第三回転駆動部110から仮想被実装部材301の中心Oまでの距離をB、仮想被実装部材301の中心Oから実装ヘッド104の先端Htまでの距離をCとする。第三回転駆動部110から回転軸方向変換部111の回転中心(γ軸154)までの距離をL、回転軸方向変換部111の回転中心(γ軸154)から仮想被実装部材301の中心Oまでの距離をLγする。また、第三回転駆動部110により回転するシャフト153と、入力側ギヤ202と出力側ギヤ203により構成された回転軸方向変換部111とを内部に収容する軸カバー302の最大幅(最大直径)をPとする。この軸カバー302は、前述のように、第二回転駆動部109の回転動作によりβ軸152を回転中心として回転する構成である。
図3Bは、β軸152を回転中心とするシャフト153の回転方向を、γ軸154を回転中心とする回転方向に回転軸方向変換部111により変換し、第三回転駆動部110の回転動作により支持アーム部204がγ軸153を回転中心として回転した状態を示している。
図3Bに示すように、第三回転駆動部110は、仮想被実装部材301を保持する基板ホルダー103が設けられている支持アーム部204に対して、γ軸154を回転中心として所定角度の範囲内で回動させる。このとき支持アーム部204がγ軸154を回転中心として回転するときのβ軸152に対する最大の角度をθγとする。角度θγは、β軸152とγ軸154との交点から仮想被実装部材301の中心Oまでを結ぶ線分と、β軸152との間のなす角度である(図3B参照)。このとき、仮想被実装部材301が、角度θγだけ回転したときに軸カバー302と干渉(接触)しないためには、回転軸方向変換部111の回転中心(γ軸154)から仮想被実装部材301の中心Oまでの距離Lγは、下記式(2)を満たす必要がある。
Figure 2017005206
また、仮想被実装部材301が、γ軸153を回転中心として回転したとき、コの字型のベース108に干渉(接触)しないためには、下記式(3)〜式(5)の条件を満たす必要がある。
Figure 2017005206
Figure 2017005206
Figure 2017005206
また、実装ヘッド104が回転ステージユニット20に干渉(接触)しないためには、図1に示した状態の位置を基準状態として、第一回転駆動部107によるα軸151を回転中心とする回転は、基準状態の位置から±90度の範囲内としなければならない。
また、本実施の形態の構成において、実装ヘッド104が仮想被実装部材301と干渉(接触)しないためには、下記式(6)〜式(8)の条件を満たす必要がある。
Figure 2017005206
Figure 2017005206
Figure 2017005206
さらに、本実施の形態の構成において、実装ヘッド104が第一回転駆動部107、第二回転駆動部109、及び第三回転駆動部110の各回転駆動部と干渉(接触)しないためには、下記式(9)〜式(11)の条件を満たす必要がある。
Figure 2017005206
Figure 2017005206
Figure 2017005206
次に、実装部材を被実装部材に実装する場合の製造方法の一例について説明する。
先ず、部品フィーダー(図示なし)から供給される所定の実装部材である電子部品101を実装ヘッド104が吸着する。電子部品101としては、例えば、チップ抵抗、コンデンサ、LEDなどの部品がある。吸着された電子部品101に対しては、その電子部品101の保持角度が部品認識カメラによって認識されて、コンピュータで構成された制御部において当該電子部品101の保持角度が求められる。そして、第一回転駆動部107、第二回転駆動部109、及び第三回転駆動部110により、被実装部材である立体回路基板102を回転させて、立体回路基板102の実装面を水平位置に配置する。立体回路基板102の実装面における実装部分の電極パターンを基板認識カメラにより認識し、制御部は当該電極パターンの配置角度を求める。立体回路基板102における実装部分に対して、実装ヘッド104を移動させ、部品認識カメラと基板認識カメラによる認識によって求めた電子部品101の保持角度と立体回路基板102の電極パターンの配置角度から、実装ヘッド104が回転補正されて、実装ヘッド104により電子部品101が所定の実装面に実装される。
本実施の形態の構成においては、3つの回転駆動部(107、109、110)の内、少なくとも2つの回転駆動部を起動して被実装部材である立体回路基板102を回転させることにより、立体回路基板102の実装面を水平にすることができる。立体回路基板102を保持できるのは、γ軸154からLγずれた位置になるため、第三回転駆動部110を回転させると立体回路基板102が移動してしまう。そこで、本実施の形態の構成においては、被実装部材保持部の基板ホルダー103により保持される立体回路基板102の中心Oの位置が、α軸151とβ軸152の交点の位置と一致させて、第一回転駆動部107と第二回転駆動部109により被実装部材である電子部品102を主として回転させる構成としている。このように構成することにより、二軸方向の回転による被実装部材102の変化量(移動量)を小さくすることが可能となる。
但し、図1に示す基準状態において、被実装部材である立体回路基板102が被実装部材保持部の基板ホルダー103により保持されている場合、基板ホルダー103により保持されている立体回路基板102の下面側に形成されている実装面に実装部材である電子部品101を実装するとき、第一回転駆動部107及び第二回転駆動部109の2つの回転駆動部による回転動作のみでは、当該実装面を水平面とすることはできない。その場合には、第三回転駆動部110により回転動作を行い、立体回路基板102において基準状態において下面側の実装面を水平となるように移動することが可能となる。
上記のように、本実施の形態の実装装置を用いた製造方法においては、被実装部材(102)を保持した回転ステージユニット20が回転動作を実行することにより、被実装部材(102)における実装面を水平に配置して、その実装面に対して実装ヘッド104により実装部材(101)を実装する。この実装フローを繰り返すことによって、被実装部材である立体回路基板における様々な角度の実装面に対して、それぞれの実装部材(101)を所定の実装面に確実に搭載することができる。
従って、前述の図4Bに示したような立体回路基板を鉛直線軸の下側にある立体回路基板保持部により保持している場合において、図4Bにおいて示した実装面e、f、g、hのような、鉛直線軸の上向きの軸方向に対する実装面の角度が90度未満の実装面にも実装不可能となる。
また、本実施の形態の実装装置を用いることにより、回転ステージユニット20において少なくとも2方向において回転動作を行った場合、被実装部材の位置が変化しにくい構造である。このため、本実施の形態の実装装置は、特に、被実装部材が立体回路基板の場合には、生産性を向上させることができる実装装置となる。
本発明の実装装置は、角度が異なる様々な実装面を有する被実装部材である立体回路基板に対して、高い生産性を有して実装部材を実装できるため、複雑な形状の筐体がそのまま回路基板となるウエアラブルデバイス、及び立体回路基板上の様々な面にLEDを実装するデザイン性の高い照明デバイスなどにおいて特に有用である。
10 実装ヘッドユニット(実装部材移動機構部)
20 回転ステージユニット(被実装部材保持機構部)
101 電子部品(実装部材)
102 立体回路基板(被実装部材)
103 基板ホルダー(被実装部材保持部)
104 実装ヘッド(実装部材保持部)
105 水平駆動部(実装部材水平移動部)
106 鉛直駆動部(実装部材昇降移動部)
107 第一回転駆動部
108 ベース
109 第二回転駆動部
110 第三回転駆動部
111 回転軸方向変換部
151 α軸
152 β軸
153 シャフト
154 γ軸
202 入力側ギヤ
203 出力側ギア
204 支持アーム部(被実装部材保持部)
301 仮想被実装部材
302 軸カバー(保護具)

Claims (5)

  1. 実装部材が実装されるべき面を複数有し、前記実装されるべき面が互いに傾斜している被実装部材に対して前記実装部材を実装する実装装置において、
    前記実装部材を保持して前記被実装部材における前記実装されるべき面の位置に移動させる実装部材移動機構部と、
    前記実装部材移動機構部により保持された前記実装部材の移動可能な領域に配置され、前記被実装部材を回転可能に保持する被実装部材保持機構部と、を備え、
    前記実装部材移動機構部は、
    前記実装部材を保持する実装部材保持部と、
    前記実装部材保持部を鉛直方向に昇降させる実装部材昇降移動部と、
    前記実装部材保持部を水平方向に移動させる実装部材水平移動部と、を含み、
    前記被実装部材保持機構部は、
    少なくとも直交する二辺を有する枠体のベースと、
    前記ベースの一辺に取り付けられ、第一回転軸を回転中心として前記ベースを回動させて前記被実装部材を回転させる第一回転駆動部と、
    前記ベースの他の一辺に取り付けられ、前記第一回転軸と直交する第二回転軸を回転中心として前記被実装部材を回転させる第二回転駆動部と、
    前記ベースの前記他の一辺に取り付けられ、前記第二回転軸と平行に配置された第三回転軸を回転中心として回転させる第三回転駆動部と、
    前記第三回転駆動部による前記第三回転軸の回転により前記第三回転軸に直交する第四回転軸を回転中心として回転させる回転軸方向変換部と、
    前記回転軸方向変換部に連結され、前記第四回転軸を回転中心とした回転により、前記被実装部材を回転可能に保持する被実装部材保持部と、を含む実装装置。
  2. 前記被実装部材の中心が前記第一回転駆動部の前記第一回転軸と前記第二回転駆動部の前記第二回転軸の交点の位置となるように、前記被実装部材保持部が前記被実装部材を保持可能に構成された請求項1に記載の実装装置。
  3. 前記第三回転駆動部の第三回転軸が前記第二回転駆動部の前記第二回転軸と同軸上に配置された請求項1又は2に記載の実装装置。
  4. 前記ベースがコの字状の枠体で構成され、前記ベースにおける対向する2辺の両側端部に前記第一回転駆動部が設けられ、前記第一回転駆動部による第一回転軸の回転により、前記ベースにおける対向する2辺の間にある中間部に設けられた前記第二回転駆動部及び前記第三回転駆動部を回転させるよう構成された請求項1乃至3のいずれか一項に記載の実装装置。
  5. 前記被実装部材保持部は、前記被実装部材の中心が前記第一回転軸と前記第二回転軸の交点の位置となるように前記被実装部材を配置し、前記第二回転軸の軸方向が鉛直方向の位置を基準状態として、前記基準状態における前記被実装部材の水平方向の最大長さをW、前記被実装部材の鉛直方向の最大長さをH、角度θwを下記式(1)と定義し、
    前記回転軸方向変換部の前記第四回転軸から前記被実装部材の中心までの最短距離をLγとし、
    平行に配設された前記第二回転軸と前記第三回転軸を覆う保護具の回転軸に直交する方向の最大長さをPとし、
    前記第三回転駆動部により前記回転軸方向変換部を介して、前記被実装部材を回転させることができる最大の角度θγを、前記第二回転軸と前記第四回転軸との交点から前記被実装部材の中心までを結ぶ線分と、前記第二回転軸との間の角度と定義すると、
    前記最短距離Lγが下記式(2)で示す条件を満たすよう構成された請求項1乃至4のいずれか一項に記載の実装装置。
    Figure 2017005206
    Figure 2017005206
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