JP2017005075A - 部品実装システム及び部品実装システムにおける部品実装方法 - Google Patents

部品実装システム及び部品実装システムにおける部品実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機種切り替え時間の短縮に加え、供給位置ずれデータの利用の可否を正しく判断することできる部品実装システム等を提供する。
【解決手段】部品実システムは、部品実装装置を複数連結してなる部品実装ライン、台車を取り付け可能な外段取り装置、記憶部を含む。外段取り装置は、台車上に配置されたテープフィーダにより供給される部品の供給位置のずれ量を算出する。記憶部は、部品供給位置のずれ量をフィーダアドレス及びフィーダIDと関連付けた供給位置ずれデータを記憶する。部品実装装置は、テープフィーダのフィーダIDと、記憶部から読み出した部品供給位置ずれデータに含まれるフィーダIDとを比較し、フィーダIDが一致しない場合、該当するテープフィーダによる部品供給位置のずれ量を算出して供給位置ずれデータを更新する。部品実装装置は、更新した部品供給位置ずれデータに基づいて基板に部品を実装する。
【選択図】図10

Description

本発明は、基板に部品を実装する部品実装装置を複数連結してなる部品実装ラインを含む部品実装システム及び部品実装システムにおける部品実装方法に関するものである。
実装ヘッドに取り付けられた吸着ノズルにより保持した部品を基板に実装する部品実装装置において、実装ヘッドに部品を連続的に供給するパーツフィーダとしてテープフィーダが広く用いられている。テープフィーダは、部品実装装置に対して取り外し自在な台車上に複数配置されている。テープフィーダはキャリアテープを間欠送りして部品を所定の部品供給位置に供給し、吸着ノズルは部品供給位置に供給された部品を取り出して基板に実装する。
部品実装装置においては、テープフィーダの製造誤差や組付誤差等に起因して、テープフィーダの部品供給位置にずれが生じる場合がある。部品供給位置がずれると、吸着ノズルは部品を正確に吸着できずに実装不良が生じるおそれがある。そのため、生産開始に先立って、テープフィーダの部品供給位置を撮像して部品供給位置のずれ量を示す供給位置ずれデータを作成し、当該データに基づいて吸着ノズルの吸着位置を教示する作業が行われる。
ところで、部品実装装置を用いて複数の機種を連続して生産する形態下では、次生産予定の機種を生産するための段取り替え作業によって生じる機種の切り替え時間を如何に短縮するかが、生産性を向上させるうえで重要となる。しかしながら、段取り替え作業の一つである供給位置ずれデータの作成は、個々のテープフィーダの部品供給位置を撮像する必要があることから一定の時間を要する。そこで従来、段取り替え対象となる部品実装装置以外に設けた位置検出装置を用いて、供給位置ずれデータを予め作成する方法が提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1に示す例では、機種の切り替えに先立って、次生産予定の機種に使用される台車を位置検出装置に取り付け、当該台車上に配置されたテープフィーダごとに部品供給位置を撮像する。そして、部品が供給されるべき正規の部品供給位置からのずれ量を算出した情報を含む供給位置ずれデータ(補正データ)を作成する。その後に行われる段取り替え作業において、段取り替え対象となる部品実装装置に台車が取り付けられたならば、部品実装装置は台車に記憶された供給位置ずれデータに基づいて吸着ノズルの吸着位置を教示する。このように、部品実装装置以外の装置により供給位置ずれデータを予め作成しておくことで、機種切り替え時間を短縮して生産性を向上させることができる。
特開平8−181488号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、段取り替え対象となる部品実装装置以外の装置によって作成された供給位置ずれデータをそのまま吸着位置の教示に適用していたことに起因して、次のような課題が生じ得る。段取り替え対象となる部品実装装置が、異なる機種の生産のために稼動している間は、台車を部品実装装置に取り付けることができない。例えば、この間に、何らかの理由により台車上の既に供給位置ずれデータが作成されたテープフィーダが取り外され、代わりに別のテープフィーダが取り付けられるケースが起こり得る。このようなケースでは、当該別のテープフィーダに対し、その取り外されたテープフィーダの供給位置ずれデータに基づいて吸着位置の教示を行うことになるため、吸着ノズルは部品を正確に吸着できずに実装不良が発生するおそれがあった。このように、従来技術においては、機種の切り替えの際に、供給位置ずれデータの利用の可否を正しく判断することができないという課題があった。
そこで本発明は、機種切り替え時間を短縮できるとともに、供給位置ずれデータの利用の可否を正しく判断することできる部品実装システム及び部品実装システムにおける部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装システムは、台車上に複数配置されたテープフィーダにより部品供給位置に供給された部品を実装ヘッドに取り付けられた吸着ノズルにより取り出して基板に実装する部品実装装置を複数連結してなる部品実装ラインと、段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けられる予定の台車を取り付け可能な外段取り装置と、記憶部と、を含む部品実装システムであって、前記外段取り装置は、前記台車上に複数配置された前記テープフィーダの前記部品供給位置を撮像する第1の撮像手段と、前記第1の撮像手段により撮像された前記部品供給位置の画像に基づいて、各テープフィーダの前記部品供給位置のずれ量を算出する算出部と、を備え、前記記憶部は、前記算出部により算出された前記部品供給位置のずれ量を前記テープフィーダのフィーダアドレス及びフィーダIDと関連付けた供給位置ずれデータを記憶し、前記段取り替え対象となる部品実装装置は、前記外段取り装置から外されて前記段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けられた前記台車上に複数配置された前記テープフィーダの前記部品供給位置を撮像する第2の撮像手段と、前記台車上に複数配置された前記テープフィーダのフィーダIDと、前記記憶部から読み出した前記部品供給位置ずれデータに含まれるフィーダIDとをフィーダアドレスごとに比較する比較部と、を備えた。
本発明の部品実装システムにおける部品実装方法は、台車上に複数配置されたテープフィーダにより部品供給位置に供給された部品を実装ヘッドに取り付けられた吸着ノズルにより取り出して基板に実装する部品実装装置を複数連結してなる部品実装ラインと、段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けられる予定の台車を着脱可能な外段取り装置と、を含む部品実装システムにおける部品実装方法であって、前記段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けられる予定の台車を前記外段取り装置に取り付けた状態で、前記台車上に複数配置された前記テープフィーダの前記部品供給位置を撮像する撮像工程と、前記撮像工程において撮像された前記部品供給位置の画像に基づいて、各テープフィーダの前記部品供給位置のずれ量を算出する算出工程と、前記算出工程において算出されたずれ量を当該テープフィーダのフィーダアドレス及びフィーダIDと関連付けた供給位置ずれデータを記憶する記憶工程と、前記外段取り装置から外された台車を前記段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けた状態で、前記台車上に複数配置された前記テープフィーダのフィーダIDと、前記部品供給位置ずれデータに含まれるフィーダIDとを比較する比較工程と、を含む。
本発明によれば、機種切り替え時間を短縮できるとともに、供給位置ずれデータの利用の可否を正しく判断することできる。
本発明の一実施の形態における部品実装システムの全体構成図 本発明の一実施の形態における部品実装システムを構成する部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装システムを構成する部品実装装置を部分的に示す図 (a)本発明の一実施の形態におけるキャリアテープを巻回収納した供給リールの斜視図(b)本発明の一実施の形態におけるキャリアテープの部分断面図 本発明の一実施の形態における部品実装システムを構成する部品実装装置にセットされるテープフィーダの構造説明図 (a)本発明の一実施の形態における部品実装システムを構成する外段取り装置の平面図(b)本発明の一実施の形態における部品実装システムを構成する外段取り装置を部分的に示す図 本発明の一実施の形態における部品実装システムの制御系を示すブロック図 (a)本発明の一実施の形態における配置データを示す図(b)本発明の一実施の形態における供給位置ずれデータを示す図 本発明の一実施の形態における部品実装ラインに含まれる外段取り装置が備える第3の認識カメラの撮像視野を示す図 本発明の一実施の形態における部品実装方法のフローチャート 本発明の一実施の形態における供給位置ずれデータの作成処理のフローチャート 本発明の一実施の形態における供給位置ずれデータの更新処理のフローチャート
まず図1を参照して、本実施の形態における部品実装システムについて説明する。部品実装システム1は基板に部品を実装する機能を有し、部品実装ライン2と、ホストコンピュータ3と、外段取り装置4と、部品実装ライン2とホストコンピュータ3と外段取り装置4を通信可能に接続する通信ネットワーク5を含んで構成される。なお、部品実装ライン2は複数備えられていてもよい。
部品実装ライン2は、基板の搬送方向に連結して配置された印刷装置M1、複数の部品実装装置M2,M3,M4を含んで構成される。印刷装置M1は、基板に設けられたランドにはんだペーストを印刷する。部品実装装置M2〜M4は、はんだペーストが印刷された基板に部品を実装する。ホストコンピュータ3は、部品実装ライン2と外段取り装置4を統括して制御する。外段取り装置4は、部品実装ライン2において生産される基板の機種を切り替える際に必要となる段取り替え作業を部品実装ライン2の外部で行う。
次に図2〜図5を参照して、部品実装装置M2について説明する。なお、部品実装装置M3,M4も部品実装装置M2と同一の構造である。図3は、図2におけるA−A断面を部分的に示すものである。以下、基板の搬送方向をX方向、X方向と水平面内において直交する方向をY方向、XY平面に対して直交する方向をZ方向と定義する。
基台6の上面には、X方向に延びた一対の搬送コンベアを備えた基板搬送機構7が設けられている。基板搬送機構7は、基板8を搬送して所定の作業位置に位置決めする。基板搬送機構7のY方向における両側の位置には、第1のフィーダ配置区画9(1)、第2のフィーダ配置区画9(2)が設けられている。図3において、各フィーダ配置区画9(1),(2)には、フィーダベース11に予め複数のテープフィーダ10が装着された状態の台車12が着脱自在に取り付けられる。基台6に対して、フィーダベース11をクランプすることで、台車12の位置が固定される。これにより、テープフィーダ10は各フィーダ配置区画9(1),9(2)においてX方向に並列した状態で配置される(図2)。台車12はハンドル部14を備えており、ハンドル部14は台車12を移動させる際にオペレータによって把持される。
フィーダベース11には、テープフィーダ10の装着位置を特定するためのフィーダアドレスが設定されており、個々のフィーダアドレスに対応する位置にテープフィーダ10が装着される。台車12は記憶部15を備えている。記憶部15には、フィーダベース11に装着されたテープフィーダ10に関する各種データが記憶される。
台車12には、複数の部品16を保持したキャリアテープ17を巻回状態で収納する供給リール18が回転自在に保持されている。図4(a),(b)において、キャリアテープ17は、部品16を収納した凹状のポケット19aが一定のピッチで長手方向に形成されたベーステープ19と、ベーステープ19の上面を封止するトップテープ20から構成される。ベーステープ19の一側部には孔部19bが一定のピッチで形成されている。
次に図5を参照して、テープフィーダ10の構成について説明する。テープフィーダ10は、本体部10aと、本体部10aの下面から下方に凸の状態で設けられた装着部10bを備えている。装着部10bは第1のコネクタ部21を備えている。テープフィーダ10をフィーダベース11に装着させた状態では、第1のコネクタ部21と、フィーダベース11に備えられた第2のコネクタ部22とが嵌合する。この状態で台車12を基台6に固定させることで、台車12が備える記憶部15と、テープフィーダ10が備えるフィーダ制御部23と、部品実装装置M2が備える制御部70(図7)は電気的に接続される。これにより、フィーダ制御部23は制御部70からの指令に基づいてテープフィーダ10を制御することができる。フィーダ制御部23は記憶部を備えており、記憶部には個々のテープフィーダ10の識別情報であるフィーダID等が記憶されている。
本体部10aの内部には、供給リール18から引き出されて本体部10a内に取り込まれたキャリアテープ17を導くテープ走行路10cが設けられている。 テープ走行路10cにおけるテープ送り方向の下流側(紙面右側)には、テープ送り機構24が配設されている。テープ送り機構24は、スプロケット25と、スプロケット25を間欠回転駆動する駆動モータ26を含んで構成される。駆動モータ26は、フィーダ制御部23によって制御される。スプロケット25は、その外周面に設けられた複数の送りピンとベーステープ19の孔部19bが係合した状態で回転することで、キャリアテープ17を間欠送りする。これにより、キャリアテープ17に保持された部品16は、テープフィーダ10の下流側に設定された部品供給位置[P]に供給される。部品実装装置M2に台車12を取り付けた状態において、台車12上のテープフィーダ10により供給される部品16の部品供給位置[P]は、装置原点を基準としたXY座標で予め設定されている。
テープ送り機構24の上方にはテープ押さえ部材27が設けられている。供給リール18から引き出されたキャリアテープ17は、テープ押さえ部材27によって上側から押さえ込まれた状態でガイドされる。テープ押さえ部材27には、部品供給位置[P]に対応する箇所に開口部27aが形成されている。部品供給位置[P]に供給された部品16は、開口部27aを介して後述する吸着ノズル31によって取り出される。テープフィーダ10はトップテープ回収機構(図示せず)を備えており、トップテープ回収機構は開口部27aの手前側の端部を介してベーステープ19から剥離されたトップテープ20を後方側に引っ張って回収する。これにより、ポケット19a内の部品16はむき出しの状態で部品供給位置[P]に供給される。
図2において、基台6のX方向における端部にはY軸ビーム28が設けられており、Y軸ビーム28には2基のX軸ビーム29がY方向に移動自在に設けられている。個々のX軸ビーム29には実装ヘッド30がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド30は、Y軸ビーム28とX軸ビーム29の駆動によって水平方向に移動する。実装ヘッド30は複数の単位ヘッド30aで構成され、個々の単位ヘッド30aの下端部には、部品16を吸着して保持可能な複数の吸着ノズル31が取り付けられている。吸着ノズル31は部品供給位置[P]に供給された部品16を吸着して取り出し、基板8に実装する。吸着ノズル31による吸着位置は、部品供給位置[P]に供給された部品16の水平面内における中心に設定されている。
部品供給位置[P]は、テープフィーダ10の製造誤差や組付誤差に起因して、予め設定された正規位置からずれる場合がある。部品供給位置[P]にずれが生じてしまうと、吸着ノズル31が部品16を正確に吸着できずに吸着ミスが発生するおそれがある。本実施の形態における部品実装システム1では、生産される機種の切り替えのために台車12が部品実装装置M2に取り付けられる前に、後述する外段取り装置4を用いてテープフィーダ10の部品供給位置[P]のずれ量を示す供給位置ずれデータが予め作成される。
実装ヘッド30は、撮像視野を下方に向けた第1の認識カメラ32(第2の撮像手段)を備えている。第1の認識カメラ32は実装ヘッド30とともに移動自在であり、作業位置に位置決めされた基板8に形成された基板マーク(図示せず)や、押さえ部材27の開口部27aを通じてテープフィーダ10の部品供給位置[P]を撮像する。すなわち、第1の認識カメラ32(第2の撮像手段)は、台車12上に複数配置されたテープフィーダ10の部品供給位置[P]を撮像する。基台6において、基板搬送機構7と各フィーダ配置区画9(1),9(2)との間には、撮像視野を上方に向けた第2の認識カメラ33が配設されている。第2の認識カメラ33は、その上方を移動する実装ヘッド30に保持された部品16を下方から撮像する。
以上説明したように、部品実装装置M2〜M4は、台車12上に複数配置されたテープフィーダ10の部品供給位置[P]に供給された部品16を実装ヘッド30に取り付けられた吸着ノズル31により取り出して基板8に実装する。また、部品実装ライン2は、部品実装装置M2〜M4を複数連結してなる。
次に図6を参照して、外段取り装置4について説明する。図6(b)は、図6(a)におけるB−B断面を部分的に示すものである。基台41の一側にはフィーダ配置区画42が設けられている。フィーダ配置区画42には、段取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に取り付けられる予定の台車12が着脱自在に取り付けられる。すなわち、部品実装装置M2で説明したとおり、基台41に対して、フィーダベース11をクランプすることによって台車12の位置が固定される。台車12の位置が固定された状態では、台車12が備える記憶部15と、フィーダ制御部23と、外段取り装置4が備える制御部60(図7)は電気的に接続される。これにより、フィーダ制御部23は制御部60からの指令に基づいてテープフィーダ10を制御することができる。このように、外段取り装置4は、段取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に取り付けられる予定の台車12を取り付け可能となっている。
図6(a)において、基台41のX方向における端部にはY軸ビーム43が設けられており、Y軸ビーム43にはX軸ビーム44がY方向に移動自在に設けられている。X軸ビーム44には、撮像視野を下方に向けた第3の認識カメラ45(第1の撮像手段)がX方向に移動自在に装着されている。第3の認識カメラ45は、Y軸ビーム43とX軸ビーム44の駆動によって水平方向に移動する。これにより、第3の認識カメラ45は、テープフィーダ10の部品供給位置[P]の上方まで移動し、この位置でテープ押さえ部材27の開口部27aを通じて部品供給位置[P]を撮像する。すなわち、第3の認識カメラ45(第1の撮像手段)は、台車12上に複数配置されたテープフィーダ10の部品供給位置[P]を撮像する。
外段取り装置4はタッチパネル46(図7)を備えている。タッチパネル46は、後述する供給位置ずれデータを作成するための案内画面などを表示する表示部として機能する。また、タッチパネル46は、外段取り装置4に所定の操作・入力を行うための操作・入力部としても機能する。
次に図7を参照して、部品実装システム1の制御系の構成について説明する。ホストコンピュータ3は、通信部50、記憶部51、全体制御部52を含んで構成される。外段取り装置4が備える制御部60は、通信部61、記憶部62、機構駆動部63、認識処理部64、データ作成部65を含んで構成される。また、外段取り装置4は、テープフィーダ10、台車12、Y軸ビーム43、X軸ビーム44、第3の認識カメラ45、タッチパネル46と接続されている。部品実装装置M2〜M4が備える制御部70は、通信部71、記憶部72、機構駆動部73、認識処理部74、比較部75、データ更新部76、吸着位置ティーチ部77を含んで構成される。また、制御部70は基板搬送機構7、テープフィーダ10、台車12、駆動モータ26、Y軸ビーム28、X軸ビーム29、実装ヘッド30、第1の認識カメラ32、第2の認識カメラ33と接続されている。
ホストコンピュータ3の通信部50は、通信ネットワーク5を介して外段取り装置4の通信部61、部品実装装置M2〜M4の通信部71と接続されており、制御信号や各種データの授受を行う。記憶部51は、基板8の生産に必要となる生産データ53等を記憶する。全体制御部52は、部品実装ライン2を構成する各装置と、外段取り装置4を統括して制御する。
図8(a)は、生産データ53に含まれる配置データ54の一例を示す。配置データ54は、部品実装装置M2〜M4の各フィーダ配置区画9(1),9(2)における部品16の配置情報を示し、「フィーダアドレス」54aに「部品ID」54bを関連付けて構成される。部品実装装置M2〜M4の制御部70は、配置データ54を参照することで、所定のフィーダアドレスと、そのフィーダアドレスに対応する位置に実際に装着されたテープフィーダ10により供給される部品16の部品IDが一致するか否かの部品照合作業を行う。
外段取り装置4の記憶部62は、ホストコンピュータ3から読み出した生産データ53等を記憶する。機構駆動部63は、制御部60によって制御されて、テープフィーダ10、Y軸ビーム43、X軸ビーム44を駆動する。これにより、テープフィーダ10によるテープ送り動作、第3の認識カメラ45の水平方向への移動が行われる。認識処理部64は、第3の認識カメラ45が撮像した部品供給位置[P]の画像を認識処理する。これにより、部品供給位置[P]に供給された部品16及び部品16を収納したポケット19aが検出される。
データ作成部65は、図8(b)に示す供給位置ずれデータ66を作成するための処理を行うものであり、内部処理機能として算出部65aを備えている。供給位置ずれデータ66は、「フィーダアドレス」66aに「フィーダID」66bと「ずれ量」66cを関連付けて構成される。「フィーダアドレス」66aは、台車12上に配置されたテープフィーダ10の装着位置を示す。「フィーダID」66bは、各テープフィーダ10の固有の識別情報を示す。「ずれ量」66cは、テープフィーダ10の部品供給位置[P]の正規位置からのずれ量(Δx,Δy)を示す。
図9は、第3の認識カメラ45が部品供給位置[P]に対応する押さえ部材27(開口部27a)の上方まで移動したときの撮像視野を示す。算出部65aは、第3の認識カメラ45により取得した画像に基づき、第3の認識カメラ45の撮像視野の中心αと、部品供給位置[P]に供給された部品16を収納したポケット19aの水平面内における中心βとのずれ量(Δx,Δy)を算出する。このときに算出されたずれ量が、部品供給位置[P]のずれ量となる。なお、部品供給位置[P]にずれが生じていないとき、撮像視野の中心αとポケット19aの水平面内における中心βは一致する。このように、算出部65aは、第3の認識カメラ(第1の撮像手段)により撮像された部品供給位置[P]の画像に基づいて、各テープフィーダ10による部品16の部品供給位置[P]のずれ量を算出する。
部品実装装置の記憶部72は、ホストコンピュータ3から読み込んだ生産データ53等を記憶する。機構駆動部73は、制御部70に制御されて、基板搬送機構7、テープフィーダ10、駆動モータ26、Y軸ビーム28、X軸ビーム29、実装ヘッド30等を制御する。これにより、基板8の搬送動作、テープフィーダ10によるテープ送り動作、部品16の実装動作等が行われる。
認識処理部74は、第1の認識カメラ32、第2の認識カメラ33によって取得した画像を認識処理することにより、基板マーク、部品供給位置[P]に供給された部品16及び部品16を収納したポケット19a、実装ヘッド30に保持された部品16を検出する。基板マークと部品16の検出結果は、部品16の実装時に実装ヘッド30を基板8に対して位置合わせする際に用いられる。
比較部75は、台車12上に配置されたテープフィーダ10のフィーダIDと、当該台車12に対応する供給位置ずれデータ66に含まれるフィーダIDをフィーダアドレスごとに比較し、フィーダIDが一致するか否かを判定する。この供給位置ずれデータ66は、外段取り装置4によって作成されたものである。
データ更新部76は、外段取り装置4によって作成された供給位置ずれデータ66を更新するための処理を行うものであり、内部処理機能として算出部76aを備えている。算出部76aは、比較部75によってフィーダIDが一致しないと判定されたテープフィーダ10の部品供給位置[P]のずれ量を、第1の認識カメラ32による撮像を介して取得した画像に基づいて算出する。データ更新部76は、算出したずれ量に基づいて、外段取り装置4によって作成された供給位置ずれデータ66に含まれる「フィーダID」66b、「ずれ量」66cを書き換える。
吸着位置ティーチ部77は、供給位置ずれデータ66に示される各テープフィーダ10の部品供給位置[P]のずれ量に基づいて、吸着ノズル31の吸着位置を教示(ティーチ)する。これにより、テープフィーダ10は、供給位置ずれデータ66に示される部品供給位置[P]のY方向におけるずれ量Δyを加味してキャリアテープ17を間欠送りする。また、吸着ノズル31は、供給位置ずれデータ66に示される部品供給位置[P]のx方向におけるずれ量Δxを加味して移動する。したがって、部品供給位置[P]にずれが生じている場合でも、吸着ノズル31は部品16を正確に吸着することができる。
本実施の形態における部品実装システム1は以上のように構成される。次に図10〜図12のフローチャートを参照して、部品実装システム1における部品実装方法について説明する。まず図10に示すように、段取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に取り付けられる予定の台車12に対応した供給位置ずれデータ66が作成される(ST1:供給位置ずれデータ作成工程)。図11を参照して、供給位置ずれデータ66の作成処理について説明する。当該処理に先立ち、オペレータは台車12を外段取り装置4に予め取り付けておく。
外段取り装置4の制御部60は、オペレータによる入力内容に基づいて、台車12に対応する生産データ53をホストコンピュータ3から読み出す(ST11:生産データ読み出し工程)。次いで、制御部60は生産データ53に基づいて、所定のテープフィーダ10のフィーダ制御部23にテープ送り指令を出力する。テープ送り指令を承けたテープフィーダ10は、キャリアテープ17を間欠送りして部品供給位置[P]に部品16を供給する(ST12:部品供給工程)。次いで、第3の認識カメラ45は、部品供給位置[P]に対応する押さえ部材27の上方まで移動し、部品供給位置[P]を撮像する(ST13:撮像工程)。これにより、部品供給位置[P]に供給された部品16及び当該部品16を収納したポケット19aを含む画像が取得される。すなわち、この工程(ST3)では、第3の認識カメラ45(第1の撮像手段)は、外段取り装置4に取り付けられた台車12上に複数配置されたテープフィーダ10の部品供給位置[P]を撮像する。
次いで、算出部65aは、第3の認識カメラ(第1の撮像手段)45により撮像された部品供給位置[P]の画像に基づいて、各テープフィーダ10における部品供給位置[P]のずれ量(Δx,Δy)を算出する(ST14:算出工程)。
次いで、制御部60は、部品供給位置[P]のずれ量を算出していない他のテープフィーダ10があるか判定する(ST15:判定工程)。他のテープフィーダ10があると判定された場合(図11で示す「Yes」の場合)、部品供給工程(ST12)に戻る。他のテープフィーダ10がないと判定された場合(図11で示す「No」の場合)、データ作成部65は取得した各テープフィーダ10の部品供給位置[P]のずれ量に基づいて、供給位置ずれデータ66を作成する(ST16:供給位置ずれデータ作成工程)。すなわち、データ作成部65は、算出部65aにより算出された部品供給位置[P]のずれ量をテープフィーダ10のフィーダアドレス及びフィーダIDと関連付けた供給位置ずれデータ66を作成する。
次いで、制御部60は供給位置ずれデータ66を台車12の記憶部15に記憶させる(ST7:記憶工程)。すなわち、この工程(ST7)では、台車12の記憶部15は、算出工程(ST14)において算出されたずれ量をテープフィーダ10のフィーダアドレス及びフィーダIDと関連付けた供給位置ずれデータ66を記憶する。なお、供給位置ずれデータ66は、ホストコンピュータ3の記憶部51に記憶させてもよい。以上の工程を経て、供給位置ずれデータ66の作成処理は終了する。なお、供給位置ずれデータ66は、段取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に取り付けられる予定の全ての台車12を対象として作成される。供給位置ずれデータ66が作成された台車12は、その後、段取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に取り付けられる。
取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に台車12が取り付けられたならば、部品実装装置M2〜M4の制御部70は、台車12及び当該台車12上のテープフィーダ10から各種データを読み出す(ST2:データ読み出し工程)。すなわち、制御部70は、個々のテープフィーダ10が備えるフィーダ制御部23の記憶部から、フィーダIDをフィーダアドレスと関連付けて読み出す。また、制御部70は、台車12の記憶部15から供給位置ずれデータ66を読み出す。なお、ホストコンピュータ3の記憶部51に供給位置ずれデータ66が記憶されている場合、制御部70は記憶部51から読み出す。
次いで、比較部75は、読み出した各種データに基づいて、フィーダアドレスごとにフィーダIDを比較する(ST3:比較工程)。すなわち、この工程(ST3)では、外段取り装置4から外された台車12を段取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に取り付けた状態で、台車12上に複数配置されたテープフィーダ10のフィーダIDと、供給位置ずれデータ66に含まれるフィーダIDとを比較する。そして、比較部75は、双方のフィーダIDが一致するか否かをフィーダアドレスごとに判定する(ST4:判定工程)。
比較の結果、所定のフィーダアドレスにおいてフィーダIDが一致しないと判定された場合(図10で示す「No」の場合)、データ更新部76は供給位置ずれデータ66を更新する(ST5:データ更新工程)。以下、図12を参照して、供給位置ずれデータ66の更新処理について説明する。まず、制御部70は、フィーダIDが一致しないと判定されたテープフィーダ10のフィーダ制御部23にテープ送り指令を出力する。テープ送り指令を承けたテープフィーダ10は、キャリアテープ17を間欠送りして部品供給位置[P]に部品16を供給する(ST21:部品供給工程)。次いで、第1の認識カメラ32は部品供給位置[P]に対応する押さえ部材27の上方まで移動し、この位置で部品供給位置[P]を撮像する(ST22:撮像工程)。すなわち、第1の認識カメラ32は、外段取り装置4から外されて段取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に取り付けられた台車12上に複数配置されたテープフィーダ10の部品供給位置[P]を撮像する。次いで、算出部76aは第1の認識カメラ32によって取得した画像に基づいて、部品供給位置[P]のずれ量(Δx,Δy)を算出する(ST23:算出工程)。
次いで、データ更新部76は算出したテープフィーダ10による部品16の部品供給位置[P]のずれ量に基づいて、供給位置ずれデータ66に含まれる各種情報を書き換える(ST24:書き換え工程)。すなわち、データ更新部76は、部品供給位置[P]のずれ量の算出対象となった「フィーダアドレス」66aに対応する「フィーダID」66bと「ずれ量」66cを書き換える。これにより、台車12上に配置されたテープフィーダ10のフィーダID及び部品供給位置[P]の実際のずれ量と、供給位置ずれデータ66で示されるフィーダID及び部品供給位置[P]のずれ量が一致する。次いで、制御部70は、フィーダIDが一致しないテープフィーダ10が他にあるか判定する(ST25:判定工程)。フィーダIDが一致しないテープフィーダ10が他にあると判定された場合(図12で示す「Yes」の場合)は、部品供給工程(ST21)に戻り、該当するテープフィーダ10は部品16を部品供給位置[P]に供給する。また、フィーダIDが一致しないテープフィーダ10が他にないと判定された場合(図12で示す「No」の場合)は、データ更新処理を終了する。
このように、データ更新工程(ST5)では、台車12上に複数配置されたテープフィーダ10のフィーダIDと、供給位置ずれデータ66に含まれるフィーダIDの比較の結果、フィーダIDが一致しない場合は、当該フィーダIDが一致しないテープフィーダ10の部品供給位置[P]を第1の認識カメラ32により撮像して得られた画像に基づいて、当該フィーダIDが一致しないテープフィーダ10の部品供給位置[P]のずれ量を算出して供給位置ずれデータ66を更新する。
フィーダIDの比較の結果、全てのフィーダアドレスにおいてフィーダIDが一致すると判定された場合(図10で示す「YES」の場合)、又は、(ST5)で供給位置ずれデータ66が更新された後、部品16の実装動作が実行される(ST6:実装工程)。すなわち、吸着ノズル31はテープフィーダ10によって部品供給位置[P]に供給された部品16を取り出し、基板8に実装する。このとき、テープフィーダ10は、供給位置ずれデータ66に示される部品供給位置[P]のY方向におけるずれ量Δyを加味してキャリアテープ17を間欠送りする。また、吸着ノズル31は、供給位置ずれデータ66に示される部品供給位置[P]のx方向におけるずれ量Δxを加味して移動する。
なお、供給位置ずれデータ66を更新した場合は、吸着ノズル31は更新した供給位置ずれデータ66に基づいて部品16を取り出して基板8に実装する。また、供給位置ずれデータ66が更新されなかった場合、すなわち、フィーダIDの比較の結果、外段取り装置4から外されて段取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に取り付けられた台車12上に複数配置されたテープフィーダ10のフィーダIDと、記憶部15から読み出した供給位置ずれデータ66に含まれるフィーダIDが一致する場合は、吸着ノズル31は記憶部15から読み出した供給位置ずれデータ66に基づいて部品16を取り出して基板8に実装する。
以上説明したように、本実施の形態における部品実装システム1及び部品方法によれば、段取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に取り付けられる予定の台車12を外段取り装置4に取り付けた状態で、台車12上に複数配置されたテープフィーダ10の部品供給位置[P]を撮像する。そして、撮像した部品供給位置[P]の画像に基づいて、各テープフィーダ10の部品供給位置[P]のずれ量を算出し、算出したずれ量を当該テープフィーダ10のフィーダアドレス及びフィーダIDと関連付けた供給位置ずれデータを記憶する。そして、外段取り装置4から外された台車12を段取り替え対象となる部品実装装置M2〜M4に取り付けた状態で、台車12上に複数配置されたテープフィーダ10のフィーダIDと、部品供給位置ずれデータに含まれるフィーダIDとを比較するようにしているので、機種切り替え時間を短縮できるとともに、供給位置ずれデータの利用の可否を正しく判断することができる。
また、比較の結果、フィーダIDが一致しない場合は、当該フィーダIDが一致しないテープフィーダ10の部品供給位置[P]を撮像して得られた画像に基づいて、当該フィーダIDが一致しないテープフィーダ10の部品供給位置[P]のずれ量を算出して部品供給位置ずれデータを更新し、更新した当該部品供給位置ずれデータに基づいて部品16を取り出して基板8に実装することにより、部品16の吸着ミスに起因した生産性の低下を防止することができる。
本発明はこれまで説明した実施の形態に限定されず、発明を実施するための形態の趣旨を逸脱しない範囲で設計変更することができる。例えば、部品実装装置M2〜M4の中に、台車12が取り付けられずに空き状態となっているフィーダ配置区画9(1),9(2)がある場合、該当するフィーダ配置区画9(1),(2)を利用して供給位置ずれデータ66を作成してもよい。すなわち、部品実装装置M2〜M4を外段取り装置4として用いてもよい。
本発明によれば、機種切り替え時間を短縮できるとともに、供給位置ずれデータの利用の可否を正しく判断することができ、実装分野において有用である。
1 部品実装システム
2 部品実装ライン
4 外段取り装置
8 基板
10 テープフィーダ
12 台車
15 記憶部
16 部品
30 実装ヘッド
31 吸着ノズル
32 第1の認識カメラ
45 第3の認識カメラ
65a 算出部
66 供給位置ずれデータ
75 比較部
76 データ更新部
M2,M3,M4 部品実装装置
[P] 部品供給位置

Claims (6)

  1. 台車上に複数配置されたテープフィーダにより部品供給位置に供給された部品を実装ヘッドに取り付けられた吸着ノズルにより取り出して基板に実装する部品実装装置を複数連結してなる部品実装ラインと、段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けられる予定の台車を取り付け可能な外段取り装置と、記憶部と、を含む部品実装システムであって、
    前記外段取り装置は、
    前記台車上に複数配置された前記テープフィーダの前記部品供給位置を撮像する第1の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段により撮像された前記部品供給位置の画像に基づいて、各テープフィーダの前記部品供給位置のずれ量を算出する算出部と、を備え、
    前記記憶部は、前記算出部により算出された前記部品供給位置のずれ量を前記テープフィーダのフィーダアドレス及びフィーダIDと関連付けた供給位置ずれデータを記憶し、
    前記段取り替え対象となる部品実装装置は、
    前記外段取り装置から外されて前記段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けられた前記台車上に複数配置された前記テープフィーダの前記部品供給位置を撮像する第2の撮像手段と、
    前記台車上に複数配置された前記テープフィーダのフィーダIDと、前記記憶部から読み出した前記部品供給位置ずれデータに含まれるフィーダIDとをフィーダアドレスごとに比較する比較部と、を備えた部品実装システム。
  2. 比較の結果、フィーダIDが一致しない場合は、当該フィーダIDが一致しないテープフィーダの前記部品供給位置を前記第2の撮像手段によって撮像して得られた画像に基づいて、当該フィーダIDが一致しないテープフィーダの前記部品供給位置のずれ量を算出して前記供給位置ずれデータを更新するデータ更新部をさらに備え、
    前記部品供給位置ずれデータを更新した場合は、更新した前記供給位置ずれデータに基づいて部品を取り出して基板に実装する、請求項1に記載の部品実装システム。
  3. 比較の結果、前記外段取り装置から外されて前記段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けられた台車上に複数配置された前記テープフィーダのフィーダIDと、前記記憶部から読み出した前記部品供給位置ずれデータに含まれるフィーダIDが一致する場合は、前記記憶部から読み出した前記部品供給位置ずれデータに基づいて部品を取り出して基板に実装する、請求項1に記載の部品実装システム。
  4. 前記記憶部は、前記台車に備えられている、請求項1乃至3の何れかに記載の部品実装システム。
  5. 台車上に複数配置されたテープフィーダにより部品供給位置に供給された部品を実装ヘッドに取り付けられた吸着ノズルにより取り出して基板に実装する部品実装装置を複数連結してなる部品実装ラインと、段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けられる予定の台車を着脱可能な外段取り装置と、を含む部品実装システムにおける部品実装方法であって、
    前記段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けられる予定の台車を前記外段取り装置に取り付けた状態で、前記台車上に複数配置された前記テープフィーダの前記部品供給位置を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程において撮像された前記部品供給位置の画像に基づいて、各テープフィーダの前記部品供給位置のずれ量を算出する算出工程と、
    前記算出工程において算出されたずれ量を当該テープフィーダのフィーダアドレス及びフィーダIDと関連付けた供給位置ずれデータを記憶する記憶工程と、
    前記外段取り装置から外された台車を前記段取り替え対象となる部品実装装置に取り付けた状態で、前記台車上に複数配置された前記テープフィーダのフィーダIDと、前記部品供給位置ずれデータに含まれるフィーダIDとを比較する比較工程と、を含む部品実装システムにおける部品実装方法。
  6. 前記比較工程における比較の結果、フィーダIDが一致しない場合は、当該フィーダIDが一致しない前記テープフィーダの前記部品供給位置を撮像して得られた画像に基づいて、当該フィーダIDが一致しないテープフィーダの前記部品供給位置のずれ量を算出して前記部品供給位置ずれデータを更新するデータ更新工程と、
    前記供給位置ずれデータを更新した場合は、更新した前記部品供給位置ずれデータに基づいて部品を取り出して基板に実装する実装工程と、
    をさらに含む請求項5に記載の部品実装システムにおける部品実装方法。
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