JP6706824B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、実装ヘッドにより部品供給部から供給された部品を取り出して基板に実装する部品実装装置に関するものである。
実装分野においては、テープフィーダから供給された部品を実装ヘッドによって取り出して基板に実装する部品実装装置が広く知られている。テープフィーダには、複数の部品を保持したキャリアテープを巻回収納した供給リールが装着されている。テープフィーダは、キャリアテープを間欠送りすることにより部品を実装ヘッドに供給する。
部品切れが生じた場合には、キャリアテープを新たに補充し、若しくは、供給リールごと交換する作業が必要となる。また、基板の品種を切り換える場合には、次生産の基板の品種に対応した部品を供給する複数のテープフィーダに交換するいわゆる段取り替え作業が必要となる。従来、このような作業時に新たに補充される部品のセットミスを防止するため、部品照合作業が広く行われている(例えば特許文献1を参照)。特許文献1に示す例では、部品リール(供給リールに相当)に貼付されたラベルの部品名称バーコードと、新たに交換にて装填しようとする部品リールに貼付けされたラベルの部品名称バーコードとを読み取り、比較照合するようになっている。
特開2002−299899号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、次生産予定の基板の品種に用いられる部品の照合作業は、現在生産中の基板の品種の生産が終了した後に行うので、生産対象となる基板の品種を切り換える際の作業時間が長くなるという課題があった。
そこで本発明は、生産対象となる基板の品種を切り替える際の作業時間を大幅に短縮することができる部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の部品実装装置は、実装ヘッドにより部品供給部から供給された部品を取り出して基板に実装する部品実装装置であって、基台と、前記基台上に設けられ、基板を搬送して所定の位置に位置決めする基板搬送機構と、前記基台上の前記基板搬送機構を挟む位置に設けられた第1の領域及び第2の領域と、前記第1の領域に設けられ、前記部品供給部が装着可能な第1フィーダベースと、前記第2の領域に設けられ、前記部品供給部が装着可能な第2フィーダベースとを備え、現生産で使用する使用部品供給部と現生産で使用しない不使用部品供給部のそれぞれを前記第1フィーダベースと前記第2フィーダベースの何れかに装着し、前記使用部品供給部から供給される部品を対象とした第1の基板の品種の生産が行われている間に、第2の基板の品種の生産で用いられる前記不使用部品供給部から供給される部品の照合を行う。
本発明によれば、生産対象となる基板の品種を切り替える際の作業時間を大幅に短縮することができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の正面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置の部分側面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品配膳データの説明図 本発明の一実施の形態における部品照合処理のフローチャート 本発明の一実施の形態における基板の品種の生産の運用方法を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図
まず図1及び図2を参照して、本発明の一実施の形態における部品実装装置について説明する。部品実装装置1は基板2に部品3(図3)を実装する機能を有し、工場のフロア内に設置される。以下、基板2の搬送方向をX方向、X方向と水平面内において直交する方向をY方向、XY平面と直交する方向をZ方向と定義する。
部品実装装置1は、以下に説明する各種機構が設けられる基台4を備えている。すなわち、基台4の上面には、X方向に延びた一対の搬送コンベアを備えた基板搬送機構5が設けられている。基板搬送機構5は、基板2を搬送して所定の位置に位置決めする。所定の位置には、基板2に部品3を実装する実装作業位置(図1に示す基板2の位置)が含まれる。
基台4上であって、基板搬送機構5をY方向から挟む両側の位置には、第1の領域6A、第2の領域6Bがそれぞれ設けられている。第1の領域6Aには、複数(2個)のフィーダ配置区画7(1),7(2)がX方向に並列した状態で設定されている。同様に、第2の領域6Bには、複数(2個)のフィーダ配置区画7(3),7(4)がX方向に並列した状態で設定されている。以下、フィーダ配置区画を区別する必要がない場合は、「フィーダ配置区画7」と称する。それぞれの領域6A,6Bに設けられるフィーダ配置区画7の数は1つでもよい。
フィーダ配置区画7には、複数のテープフィーダ8がX方向に並列した状態で配置される。図3(a)において、テープフィーダ8は、供給リール9に巻回収納されたキャリアテープ10を間欠送りして、キャリアテープ10に保持された部品3を後述する実装ヘッド23による部品取り出し位置まで供給する部品供給部として機能する。
図3(a),(b)において、テープフィーダ8は本体部8aと、本体部8aの下面から下に凸の状態で設けられた装着部8bを含んで構成される。図3(b)において、本体部8aはキャリアテープ10を間欠送りするテープ送り機構を備えたテープ送り部11を内蔵している。テープ送り部11は、キャリアテープ10の走行路の先端部に設けられたスプロケット12と、スプロケット12を回転駆動する駆動モータ13と、駆動モータ13を制御するフィーダ制御部14を備えている。供給リール9から引き出されたキャリアテープ10は、テープ送り部11によって部品取り出し位置まで間欠送りされる。キャリアテープ10は、0402等の微小サイズの複数の部品3を長手方向に所定間隔で保持する。
図3(a)において、供給リール9の側面には、その供給リール9にキャリアテープ10を介して収納された部品3の情報(以下、「部品情報」と称する)を記録した記録媒体としてのバーコード15が設けられている。部品情報としては、例えば、部品3の識別情報である部品ID、キャリアテープ10が保持する部品3の数量がある。また、部品実装装置1は部品情報読み取り部としてのバーコードリーダ16を備えている。バーコードリーダ16は、有線又は無線により部品実装装置1が備える制御部30(図3(b),図4)と接続されている。オペレータがバーコードリーダ16の読み取り面をバーコード15に相対させることで、バーコードリーダ16は部品情報を読み取る。読み取った部品情報は制御部30に送られ、後述する部品照合処理に使用される。
図2及び図3において、テープフィーダ8は台車17に装着された状態でフィーダ配置区画7に配置される。図3(a)において、台車17は上部に設けられたフィーダベース18と、オペレータが把持可能なハンドル部19を含んで構成される。なお、図2ではハンドル部19の図示を省略している。フィーダベース18には、テープフィーダ8の装着位置を特定するためのフィーダ番地が設定されており、各フィーダ番地に対応する位置にテープフィーダ8が装着可能となっている。オペレータがハンドル部19を把持して台車17を移動させ、台車17と基台4を結合させることで、テープフィーダ8をフィーダ配置区画7に配置させることができる。このとき、フィーダベース18は第1の領域6A、第2の領域6Bに設けられた状態となる。
便宜上、第1の領域6Aに設けられるフィーダベース18を第1フィーダベース18Aと称し、第2の領域6Bに設けられるフィーダベース18を第2フィーダベース18Bと称する。第1フィーダベース18Aと第2フィーダベース18Bを区別して説明する必要がない場合は「フィーダベース18」と称する。
図1に示すように、第1フィーダベース18Aと第2フィーダベース18Bは、それぞれ第1の領域6A及び第2の領域6Bに複数設けられる。また、複数の第1フィーダベース18Aは第1の領域6Aに基板搬送機構5による基板2の搬送方向(X方向)に並んでいる。さらに、複数の第2フィーダベース18Bは第2の領域6Bに基板搬送機構5による基板2の搬送方向に並んでいる。
図3(b)において、装着部8bは第1のコネクタ部20を備えている。また、フィーダベース18は第2のコネクタ部21を備えている。テープフィーダ8をフィーダベース18に装着させた状態では、第1のコネクタ部20と第2のコネクタ部21とが嵌合する。そして、この状態で台車17と基台4を結合させることで、フィーダ制御部14と制御部30は電気的に接続される。これにより、フィーダ制御部14は制御部30からの指令に基づいてテープフィーダ8を制御することが可能となる。
図1において、基台4のX方向における両端部にはY軸ビーム22Yが設けられており、Y軸ビーム22YにはX軸ビーム22XがY方向に移動自在に架設されている。X軸ビーム22Xには実装ヘッド23がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド23は、Y軸ビーム22Y、X軸ビーム22Xの駆動によってX方向及びY方向に移動する。
図3において、実装ヘッド23には、部品3を吸着して保持可能な複数の吸着ノズル24が着脱自在に装着される。吸着ノズル24は、部品取り出し位置に供給された部品3を吸着によって取り出し、基板2の電極部に搭載する。これにより、基板2に部品3が実装される。このように、部品実装装置1は実装ヘッド23により部品供給部から供給された部品3を取り出して基板2に実装する。
図1において、実装ヘッド23は撮像視野を下方に向けた基板認識カメラ25を備えている。基板認識カメラ25は、実装作業位置に位置決めされた基板2等を撮像する。第1の領域6Aであって、複数の第1フィーダベース18Aの間には、撮像視野を上方に向けた第1の部品認識カメラ26Aが設けられている。同様に、第2の領域6Bであって、複数の第2フィーダベース18Bの間にも第2の部品認識カメラ26Bが設けられている。第1の部品認識カメラ26A,第2の部品認識カメラ26Bは、その上方を移動する実装ヘッド23に装着された吸着ノズル24によって保持された部品3を下方から撮像する。
複数の第1フィーダベース18Aのうちの何れかの第1フィーダベース18A(図1における紙面右側)と、基板搬送機構5との間には第1のノズルストッカ27Aが設けられている。また、複数の第2フィーダベース18Bの間にも第2のノズルストッカ27Bが設けられている。第1のノズルストッカ27A、第2のノズルストッカ27Bは、実装ヘッド23に装着される交換用の複数の吸着ノズル24を保持する。なお、第1のノズルストッカ27Aは、個々の第1フィーダベース18Aと基板搬送機構5との間にそれぞれ設けてもよい。
図2において、基台4に対する台車17の挿入側(部品実装装置1の正面)には、タッチパネル28が設けられている。タッチパネル28は、実装作業や部品照合作業を行うために必要な各種の案内画面等を表示する表示部として機能する。またタッチパネル28は、案内画面上に表示される表示物を介してオペレータが操作・入力を行う操作・入力部として機能する。
次に図4を参照して、制御系の構成について説明する。制御部30は、通信部31、記憶部32、機構駆動部33、認識処理部34、照合処理部35を含んで構成される。また、制御部30は、基板搬送機構5、バーコードリーダ16、Y軸ビーム22Y、X軸ビーム22X、実装ヘッド23、基板認識カメラ25、第1の部品認識カメラ26A、第2の部品認識カメラ26B、タッチパネル28と接続されている。フィーダ制御部14は、通信部36、フィーダ記憶部37、モータ駆動部38を含んで構成される。また、フィーダ制御部14は駆動モータ13と接続されている。制御部30が備える通信部31は、第1のコネクタ部20と第のコネクタ部21を介してフィーダ制御部14の通信部36と通信可能に接続されている。これにより、制御部30とフィーダ制御部14との間で信号の授受が行われる。
記憶部32は生産データ39等を記憶している。生産データ39は基板2に部品3が実装された実装基板を生産するために必要なデータであり、基板の品種ごとに準備される。本実施の形態では、第1の基板の品種Aに属する基板2を生産するための生産データ39Aと、第2の基板の品種Bに属する基板2を生産するための生産データ39Bが記憶部32に記憶されている。なお、部品実装装置1に接続された上位コンピュータ(図示省略)の記憶部に生産データ39A,39Bを記憶させておき、必要に応じて制御部30が上位コンピュータから所望の生産データ39を読み込むようにしてもよい。
生産データ39は、実装データ、部品データ、部品配列データを含んで構成される。実装データは基板2に部品3を実装するために必要なデータであり、例えば、基板2に設定された部品3の実装位置のXY座標や、部品3の実装角度等の情報を含む。部品データは部品3に関するデータであり、例えば、部品ID、サイズ、極性等の情報を含む。
次に図5を参照して、部品配列データ40について説明する。部品配列データ40は、第1の領域6A又は第2の領域6Bにフィーダベース18を設けた状態において、各々のフィーダ番地に装着されたテープフィーダ8から供給されるべき部品3の情報(フィーダベース18における部品3の配列情報)を示すものである。部品配列データ40は「基板の品種」41、「フィーダ配置区画」42、「フィーダ番地」43、「フィーダID」44、「部品ID」45を含んで構成される。
「基板の品種」41は対象となる基板の品種を示すものであり、図5では第2の基板の品種Bを例示している。「フィーダ配置区画」42は、フィーダ配置区画7(1)〜(4)を特定するための情報を示す。「フィーダ番地」43は、テープフィーダ8が装着されるフィーダ番地をフィーダ配置区画7(1)〜(4)ごとに特定するための情報を示す。「フィーダID」44は、所定のフィーダ番地に対応する位置に装着されるべきテープフィーダ8の識別情報としてのフィーダIDを示す。「部品ID」45は、所定のフィーダ番地に対応する位置に装着されたテープフィーダ8から供給されるべき部品3の部品IDを示す。例えば、部品IDが「Pa」の部品3は、フィーダ配置区画7(1)のフィーダ番地「1」に装着されたテープフィーダ8から供給されるものであることが導き出される。このように、部品配列データ40は、所定のフィーダ配置区画7において第1フィーダベース18A又は第2フィーダベース18Bに装着された各々の部品供給部から供給されるべき部品3の情報を示す。
機構駆動部33は、制御部30により制御されて、基板搬送機構5、Y軸ビーム22Y,X軸ビーム22X、実装ヘッド23を駆動する。これにより、基板2の搬送作業、部品3の実装作業が実行される。認識処理部34は、基板認識カメラ25、第1の部品認識カメラ26A、第2の部品認識カメラ26Bによって撮像した撮像データを認識処理する。これにより、実装作業位置に位置決めされた基板2や、実装ヘッド23に保持された部品3の位置が認識される。実装ヘッド23によって部品3を実装する際には、基板2と部品3の認識結果を加味して実装位置の補正が行われる。
照合処理部35は、特定のフィーダ番地に対応する位置に装着されたテープフィーダ8から供給される部品3の部品ID(テープフィーダ8にセットされたキャリアテープ10が保持する部品3の部品ID)と、部品配列データ40を照合する。これにより、照合処理部35は部品IDに対応する部品3が特定のフィーダ番地に装着されたテープフィーダ8から供給されるべき正規の部品3であるか否かを判定する。部品IDは、バーコードリーダ16によって供給リール9のバーコード15から部品情報を読み取ることで取得される。フィーダ番地は、例えば、オペレータがタッチパネル28を通じて所定の入力を行うことによって特定される。
このように、照合処理部35は、第1フィーダベース18A又は第2フィーダベース18Bに装着された部品供給部から供給される部品3の識別情報を、第1フィーダベース18A又は第2フィーダベース18Bに装着された各々の部品供給部から供給されるべき部品3の情報(部品配列データ40)と照合することにより、照合対象である部品3が当該装着位置に装着された部品供給部から供給されるべき正規の部品3であるか否かを判定する。実装作業は、照合処理部35による部品照合処理を行って、フィーダ配置区画7に配置されるテープフィーダ8の装着ミスがないこと、言い換えればテープフィーダ8から供給される部品3に誤りがないことが確認された後に行われる。
フィーダ制御部14のフィーダ記憶部37は、例えば、フィーダID、テープフィーダ8から供給される部品3の部品ID、数量に加え、照合処理部35によって部品3を照合済みであることを示すフラグ等の各種情報を記憶する。モータ駆動部38は、フィーダ制御部14によって制御されて、駆動モータ13を駆動する。これにより、キャリアテープ10は間欠送りされる。なお、フィーダ制御部14は制御部30からの指令に基づいてモータ駆動部38を制御する。
本実施の形態における部品実装装置1は以上のように構成される。次に部品実装方法について説明する。まず、基板搬送機構5は基板2を実装作業位置に位置決めする(ST1:位置決め工程)。次いで、実装ヘッド23はフィーダ配置区画7に配置された所定のテープフィーダ8から部品3を取り出して基板2に実装する(ST2:実装工程)。次いで、基板搬送機構5は基板2に部品3が実装された実装基板を下流へ搬出する(ST3:搬出工程)。次いで、制御部30は同一の基板の品種に属する未処理の基板2があるか否かを判断する(ST4:基板有無判断工程)。未処理の基板2がある場合は(ST1)に戻る。また、未処理の基板2がない場合は終了する。
次に図6のフローチャートを参照して、部品照合処理について説明する。部品照合処理は、照合対象となる部品3を保持するキャリアテープ10を供給リール9から引き出してテープフィーダ8にセットし、そのテープフィーダ8が装着された台車17を基台4に結合させたうえでなされる。これにより、制御部30は所定のフィーダ配置区画7にテープフィーダ8が配置されたことを検知する。また、制御部30はフィーダ制御部14からの出力信号に基づき、フィーダ記憶部37に記憶された各種情報を取得する。
まず、制御部30は部品照合処理の対象となる生産データ39を特定する(ST11:生産データ特定工程)。すなわち、オペレータはタッチパネル28を通じて、照合対象となる部品3が実装される基板2に対応する生産データ39を指定するための入力を行う。制御部30はオペレータの入力内容に基づいて生産データ39を特定する。なお、上位コンピュータに生産データ39が記憶されている場合、制御部30は上位コンピュータから生産データ39を抽出して記憶部32に記憶する。
次いで、制御部30は部品照合処理の対象となるフィーダ配置区画7をさらに特定する(ST12:フィーダ配置区画特定工程)。すなわち、オペレータはタッチパネル28を通じてフィーダ配置区画7を指定するための入力を行う。制御部30は、オペレータの入力内容に基づいてフィーダ配置区画7を特定する。次いで、制御部30は特定したフィーダ配置区画7において、未照合の部品3があるか否かを判断する(ST13:供給リール有無判断工程)。すなわち、制御部30は個々のテープフィーダ8のフィーダ制御部14から出力された各種情報の中に、照合済みのフラグが含まれているか否かに基づいて未照合の部品3の有無を判断する。
(ST13)で未照合の部品3がある場合、制御部30はその部品3を保持するキャリアテープ10がセットされたテープフィーダ8のフィーダ番地を特定する(ST14:フィーダ番地特定工程)。すなわち、オペレータはタッチパネル28を通じて、照合対象となる部品3に対応するテープフィーダ8が装着されたフィーダ番地を指定するための入力を行う。制御部30は、オペレータによる入力内容に基づいて該当するフィーダ番地を特定する。
次いで、制御部30はバーコードリーダ16によって読み取られた部品IDを取得する(ST15:部品ID取得工程)。すなわち、オペレータは未照合の部品3を保持するキャリアテープ10が収納された供給リール9のバーコード15にバーコードリーダ16の読み取り面を相対させる。これにより、バーコードリーダ16を通じて部品情報が制御部30に送信される。制御部30は受信した部品情報から部品IDを抽出する。
次いで、制御部30(照合処理部35)は取得した部品IDと部品配列データ40を照合する(ST16:照合工程)。すなわち、制御部30は部品配列データ40を参照して、特定したフィーダ番地に関連付けられた部品IDと、バーコードリーダ16によって読み取られた部品IDを照合する。
次いで、制御部30は双方の部品IDが一致するか否かを判定する(ST17:部品ID判定工程)。(ST17)で一致する場合、制御部30はそのフィーダ番地に装着されたテープフィーダ8から供給される部品3は正規のものであると判断する。そして、制御部30は部品照合処理の対象となったテープフィーダ8のフィーダ制御部14に対して、照合結果と、バーコードリーダ16によって読み取られた部品情報を出力する。フィーダ制御部14は出力された情報に基づいて、テープフィーダ8のフィーダ記憶部37に記憶される情報を更新する(ST18:第1の更新工程)。すなわち、フィーダ制御部14は照合結果(照合OK)と、照合済みであることを示すフラグをフィーダ記憶部37に書き込む。なお、フィーダ制御部14は部品3の数量をフィーダ記憶部37に併せて書き込んでもよい。その後、(ST13)に戻る。
また、(ST17)で部品IDが一致しない場合、制御部30はそのフィーダ番地に装着されたテープフィーダ8から供給される部品3は正規のものでないと判断し、照合結果をフィーダ制御部14に出力する。フィーダ制御部14は、出力された情報に基づいてフィーダ記憶部37に記憶される情報を更新する(ST20:第2の更新工程)。すなわち、フィーダ制御部14は照合結果(照合NG)と、照合済みであることを示すフラグをフィーダ記憶部37に書き込む。その後、(ST13)に戻る。なお、制御部30は照合結果をフィーダ制御部14に出力せず、タッチパネル28を通じてオペレータに照合NGの報知を行ってもよい。報知後は(ST13)に戻る。
また、(ST13)で未照合の部品3がない場合、制御部30はタッチパネル28等を通じてオペレータに報知する(ST21:報知工程)。以上の工程を経て、部品照合処理は終了する。
前述のとおり、部品照合処理は第1の領域6A又は第2の領域6Bに設定された所定のフィーダ配置区画7にテープフィーダ8を配置させ、そのテープフィーダ8に照合対象となる部品3を保持したキャリアテープをセットさせたうえでなされる。ところで、基板2に実装される部品3の数は基板の品種に応じて様々である。したがって、複数のフィーダ配置区画7が設けられた部品実装装置1を使用して特定の基板の品種の生産を行う場合、基板の品種によっては使用されない空き状態のフィーダ配置区画7が存在するケースもある。このようなケースは、フィーダ配置区画7の数が多い程その発生率が高くなる。本実施の形態では、特定の基板の品種の生産時に使用されないフィーダ配置区画7が存在する場合、そのフィーダ配置区画7を利用して、次回以降に生産予定であるその他の基板の品種の生産に用いられる部品3の照合作業を行うことができるようになっている。
次に図7及び図8を参照して、前述した部品照合処理を適用して複数の基板の品種を生産する際の運用方法について説明する。以下、特定の基板の品種を第1の基板の品種A(「品種A」と称する)、その他の基板の品種を第2の基板の品種B(「品種B」と称する)と仮定する。本例では、品種A、品種Bの順で生産を行い、品種Aの生産時にはフィーダ配置区画7(1)〜(3)に配置されたテープフィーダ8Aが使用され、フィーダ配置区画7(4)にはテープフィーダ8Aが配置されないこととする(図8)。また、品種Aの生産に用いられる部品3を対象とした照合作業は予め完了していることとする。以下に説明する各工程の主体は、オペレータ若しくは部品実装装置1(制御部30)の何れかとなる。
まず、制御部30はオペレータによる入力内容に基づいて、品種Aに対応した生産データ39Aを読み込む(ST31:読み込み工程)。次いで図8に示すように、オペレータは品種Aの生産(現生産)で使用されるテープフィーダ8Aがフィーダベース18に装着された台車17をフィーダ配置区画7(1)〜(3)に挿入する。このとき、オペレータは台車17を基台4に結合させる。これにより、品種Aの生産(現生産)で使用されるテープフィーダ8Aがフィーダ配置区画7(1)〜(3)に配置される(ST32:第1のフィーダ配置工程)。次いで、オペレータによる入力を起点として、品種Aを対象とした生産が開始される。すなわち、部品実装装置1により前述した(ST1)〜(ST4)が実行される。
品種Aの生産が行われている間、オペレータはタッチパネル28を通じて、照合対象となる部品3が実装される基板2(品種B)の生産データ39Bを入力により指定する(ST33:生産データ指定工程)。これにより、制御部30は部品照合処理の対象となる生産データ39Bを特定することができる。
次いで図8に示すように、オペレータは品種Bの生産で使用され、照合対象となる部品3を供給するテープフィーダ8Bがフィーダベース18に装着された台車17をフィーダ配置区画7(4)に挿入する。これにより、現生産で使用されないテープフィーダ8B(不使用部品供給部)がフィーダ配置区画7(4)に配置される(ST34:第2のフィーダ配置工程)(矢印a)。なお、オペレータは、照合対象となる部品3を保持するキャリアテープ10を供給リール9から引き出して所望のテープフィーダ8Bに予めセットしておく。また、第1の領域6Aに設定されたフィーダ配置区画7が空いている場合、オペレータは第1フィーダベース18Aにテープフィーダ8Bが装着された台車17を所定のフィーダ配置区画7に挿入する。このように、本実施の形態では、現生産で使用する使用部品供給部としてのテープフィーダ8Aと、現生産で使用しない不使用部品供給部としてのテープフィーダ8Bのそれぞれを、第1フィーダベース18Aと第2フィーダベース18Bの何れかに装着する。
その後、品種Bに属する基板2に実装される部品3の部品照合処理が実行される(ST35:部品照合処理工程)。この工程の具体的な内容は前述した(ST11)〜(ST20)のとおりである。(ST35)が実行された後、オペレータは未照合の部品3に対応するテープフィーダ8が装着された台車17が他にあるか否かを判断する(ST36:台車有無判断工程)。(ST36)で他の台車17がある場合、オペレータは部品照合作業を終えた台車17をフィーダ配置区画7(4)から抜き取る(ST37:抜き取り工程)。その後、(ST34)に戻って、オペレータは他の台車17をフィーダ配置区画7(4)に挿入する。オペレータは、未照合の部品3に対応するテープフィーダ8が装着された他の台車17がなくなるまで(ST34)〜(ST37)を繰り返す。
また、(ST36)で他の台車17がない場合、言い換えれば品種Bに属する基板2に実装される全ての部品3を対象とした部品照合処理が完了した場合、オペレータは部品照合処理を行いたいその他の基板の品種があるか否かを判断する(ST38:判断工程)。(ST38)でその他の基板の品種がある場合、オペレータはその他の基板の品種に対応した生産データ39を指定する(ST33)。また、(ST38)でその他の基板の品種がない場合、部品照合作業を終了する。その後、品種Aの生産が終了したならば、品種Bの生産に移行する。
以上説明したように、本実施の形態における部品実装装置1では、使用部品供給部(テープフィーダ8A)から供給される部品3を対象とした第1の基板の品種Aの生産が行われている間に、第2の基板の品種Bの生産で用いられる不使用部品供給部(テープフィーダ8B)から供給される部品3の照合を行うようにしている。これにより、以下に説明する効果を得ることができる。
すなわち、生産対象を第1の基板の品種Aから第2の基板の品種に切り替える際、第2の基板の品種Bの生産で使用される不使用部品供給部から供給される部品3の照合は全部又は一部が既に終了しているため、品種切り替え時の作業時間を大幅に短縮することができる。また、部品照合用の装置(外段取り装置)を別途設ける必要がなく、装置コストを削減することができる。さらに、部品照合作業のために台車17を一時的に設置するスペースを確保する必要がなく、工場のスペースを節約することができる。
本発明はこれまで説明した実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更してもよい。例えば、フィーダベース18A,18Bはフィーダ配置区画7に固定させた状態で設けてもよい。また、オペレータはタッチパネル28と同じ機能(表示機能、操作・入力機能)を備えた携帯型端末を介して生産データ39の指定等を行うようにしてもよい。また、この携帯型端末に部品IDの読み取り機能を組み込んでもよい。
本発明によれば、生産対象となる基板の品種を切り替える際の作業時間を大幅に短縮することができ、電子部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
2 基板
3 部品
4 基台
5 基板搬送機構
6A 第1の領域
6B 第2の領域
8 テープフィーダ(部品供給部)
18A 第1フィーダベース
18B 第2フィーダベース
23 実装ヘッド
24 吸着ノズル
26A 第1の部品認識カメラ
26B 第2の部品認識カメラ
27A 第1のノズルストッカ
27B 第2のノズルストッカ

Claims (4)

  1. 実装ヘッドにより部品供給部から供給された部品を取り出して基板に実装する部品実装装置であって、
    基台と、
    前記基台上に設けられ、基板を搬送して所定の位置に位置決めする基板搬送機構と、
    前記基台上の前記基板搬送機構を挟む位置に設けられた第1の領域及び第2の領域と、
    前記第1の領域に設けられ、前記部品供給部のうち、第1の基板の品種の生産に用いられる部品を供給する第1の部品供給部が装着可能な第1フィーダベースと、
    前記第2の領域に設けられ、前記部品供給部のうち、第2の基板の品種の生産に用いられる部品を供給する第2の前記部品供給部が装着可能な第2フィーダベースと
    前記第1の部品供給部から供給される部品を対象とした第1の基板の品種の生産が行われている間に、前記第2の基板の生産データを指定可能な入力部と、
    前記入力部で指定された前記第2の基板の生産データと前記第2フィーダベースの所定の番地から供給される部品のIDを照合する部品照合部を有することを特徴とする部品実装装置。
  2. 前記第1フィーダベース及び第2フィーダベースはそれぞれ前記第1の領域及び第2の領域に複数設けられ、
    前記複数の第1フィーダベースは前記第1の領域に前記基板搬送機構による前記基板の搬送方向に並んでおり、
    前記複数の第2フィーダベースは前記第2の領域に前記基板搬送機構による前記基板の搬送方向に並んでいることを特徴とする請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記第1の領域に、
    前記複数の第1フィーダベースの間に設けられて前記実装ヘッドに装着された吸着ノズルによって保持された部品の撮像を行う第1の部品認識カメラと、
    前記複数の第1フィーダベースの少なくとも一方と前記基板搬送機構との間に設けられて交換用の前記吸着ノズルを保持する第1のノズルストッカとを備え、
    前記第2の領域に、
    前記複数の第2フィーダベースの間に設けられて前記実装ヘッドに装着された前記吸着ノズルによって保持された部品の撮像を行う第2の部品認識カメラと、
    前記複数の第2フィーダベースの間に設けられて交換用の前記吸着ノズルを保持する第2のノズルストッカとを備えたことを特徴とする請求項2に記載の部品実装装置。
  4. 前記第2の部品供給部が装着された前記第2のフィーダベースが複数ある場合、各々の前記第2のフィーダベースに装着された前記第2の部品供給部から供給される部品について順次照合を行うことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の部品実装装置。
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