JP2022118300A - 部品データ作成支援装置および吸着可能領域推定方法ならびに部品データ作成方法 - Google Patents

部品データ作成支援装置および吸着可能領域推定方法ならびに部品データ作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品の上面の撮像画像からノズルに部品を吸着させる領域を自動で決定することができる部品データ作成支援装置および吸着可能領域推定方法ならびに部品データ作成方法を提供する。【解決手段】部品供給装置が供給する部品をノズルが吸着することができる吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定方法は、部品供給装置が供給した部品の上面を撮像した撮像画像(撮像画像データ33)に対して、ノズルが吸着可能な吸着可能領域を教示する教示工程(ST1)と、撮像画像と教示された吸着可能領域(教示データ34)とに基づき、学習モデル35を生成する学習工程(ST2)と、生成された学習モデル(ST2)を用いて、一の部品の上面の撮像画像から、一の部品の吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定工程(ST3)と、を含む。【選択図】図9

Description

本発明は、部品実装装置において使用される部品データの作成を支援する部品データ作成支援装置および吸着可能領域推定方法ならびに部品データ作成方法に関する。
部品実装装置は、部品を吸着するノズルの種類、部品に対するノズルの吸着目標位置などの情報を含む部品毎に設定された部品データに基づいて、部品供給装置が供給する部品をノズルで吸着して基板に実装している。部品データは、部品の上面の形状、ノズルの吸着面の形状などに基づいて、生産開始前などに設定される。特許文献1には、部品実装装置によって部品が実装された基板を検査する基板外観検査装置により基板に実装された部品の3次元画像を取得し、部品の吸着面の形状に変化が認められた時に、部品データ(装着使用データ)の修正を案内する基板生産ラインが開示されている。
特開2018-148004号公報
ところで、生産で使用される部品データは、製造メーカから提供されるカタログ情報やCAD情報などから取得される部品の上面の形状とノズルの吸着面の形状から作業者が作成し、吸着テストを実行して決定される。しかしながら、現実の部品の上面にはカタログ情報やCAD情報に反映されていない凹凸が形成されていることもあり、吸着テストで正常に吸着できなかった場合には、部品の上面をカメラが撮像した撮像画面を見ながら作業者が吸着目標位置を修正したり、ノズルを変更したりする教示作業が必要となり、自動で部品データを作成するには更なる改善の余地があった。
そこで本発明は、部品の上面の撮像画像からノズルに部品を吸着させる領域を自動で決定することができる部品データ作成支援装置および吸着可能領域推定方法ならびに部品データ作成方法を提供することを目的とする。
本発明の部品データ作成支援装置は、部品供給装置が供給する部品をノズルで吸着して基板に実装する部品実装装置において使用される部品データの作成を支援する部品データ作成支援装置であって、部品供給装置が供給した部品の上面を撮像した撮像画像に対して、ノズルが吸着可能な吸着可能領域を教示する教示部と、前記撮像画像と教示された前記吸着可能領域とに基づき、学習モデルを生成する学習部と、生成された前記学習モデルを用いて、一の部品の上面の撮像画像から、前記一の部品の吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定部と、を備えた。
本発明の吸着可能領域推定方法は、部品供給装置が供給する部品をノズルが吸着することができる吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定方法であって、部品供給装置が供給した部品の上面を撮像した撮像画像に対して、ノズルが吸着可能な吸着可能領域を教示する教示工程と、前記撮像画像と教示された前記吸着可能領域とに基づき、学習モデルを生成する学習工程と、生成された前記学習モデルを用いて、一の部品の上面の撮像画像から、前記一の部品の吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定工程と、を含む。
本発明の部品データ作成方法は、部品供給装置が供給する部品をノズルで吸着して基板に実装する部品実装装置において使用される部品データを作成する部品データ作成方法であって、部品供給装置が供給した部品の上面を撮像した撮像画像に対して、ノズルが吸着可能な吸着可能領域を教示する教示工程と、前記撮像画像と教示された前記吸着可能領域とに基づき、学習モデルを生成する学習工程と、生成された前記学習モデルを用いて、一の部品の上面の撮像画像から、前記一の部品の吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定工程と、前記一の部品の吸着に使用する可能性がある複数のノズルのノズル情報と、推定された前記一の部品の吸着可能領域に基づいて、前記一の部品の吸着に使用するノズルを選択するノズル選択工程と、を含む。
本発明によれば、部品の上面の撮像画像からノズルに部品を吸着させる領域を自動で決定することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置が備えるテープフィーダの部品供給位置にピッチ送りされた(a)部品を基板認識カメラによって撮像する説明図(b)キャリアテープの構造説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装装置において使用される部品データの構成説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態の部品実装装置が備えるタッチパネルに表示された吸着可能領域入力画面の例を示す図 (a)(b)本発明の一実施の形態の部品実装装置が備えるタッチパネルに表示された吸着可能領域入力画面の例を示す図 (a)(b)本発明の一実施の形態の部品実装装置が備えるタッチパネルに表示された吸着可能領域入力画面の例を示す図 本発明の一実施の形態の吸着可能領域推定の説明図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態のノズル選択の説明図 本発明の一実施の形態の吸着可能領域推定方法のフロー図 本発明の一実施の形態の部品データ作成方法のフロー図
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装装置、管理コンピュータの仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図2、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸として、基板搬送方向のX軸(図2における紙面垂直方向)、基板搬送方向に直交するY軸(図2における左右方向)が示される。図2、及び後述する一部では、水平面と直交する高さ方向としてZ軸(図2における上下方向)が示される。
まず図1を参照して、部品実装システム1の構成を説明する。部品実装システム1は、複数の部品実装装置M1~M3を連結して構成されている。部品実装装置M1~M3は、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続されている。管理コンピュータ3は、部品実装システム1による実装基板の生産を管理する他、後述する部品実装装置M1~M3で使用する部品データの作成を支援する。なお、部品実装システム1が備える部品実装装置M1~M3は3台に限定されることなく、1台、2台でも、4台以上でもよい。
次に図2を参照して、部品実装装置M1~M3の構成を説明する。部品実装装置M1~M3は同様の構成をしており、以下、部品実装装置M1について説明する。部品実装装置M1は、基板Bに部品Dを装着する機能を有している。基台4の上面に設けられた基板搬送機構5は、基板BをX軸に沿って搬送して位置決めして保持する。基台4の上方に設けられたヘッド移動機構6は、プレート6aを介して着脱可能に装着された実装ヘッド7を水平方向(X軸方向、Y軸方向)に移動させる。実装ヘッド7の下端には、ノズル8が着脱可能に装着される。
基板搬送機構5の側方で基台4に結合された台車10の上部のフィーダベース10aには、複数のテープフィーダ9がX軸に沿って並んで装着されている。台車10には、部品実装装置M1に供給される部品Dを格納するキャリアテープ11が、リール12に巻回収納されて保持されている。テープフィーダ9に挿入されたキャリアテープ11はピッチ送りされて、キャリアテープ11に格納されている部品Dがテープフィーダ9の上部に設けられた部品供給位置9aに順に供給される。
図2において、部品実装動作では、実装ヘッド7は、ヘッド移動機構6によりテープフィーダ9の上方に移動し、テープフィーダ9の部品供給位置9aに供給された部品Dをノズル8により真空吸着してピックアップする(矢印a)。部品Dを保持した実装ヘッド7は、ヘッド移動機構6により基板搬送機構5に保持された基板Bの上方に移動し、基板B上の所定の部品実装位置Baに部品Dを実装する(矢印b)。
図2において、プレート6aには、光軸をZ軸の負方向(下方)に向けた基板認識カメラ13が取り付けられている。基板認識カメラ13は、ヘッド移動機構6により実装ヘッド7と一体的にX軸の正負方向、Y軸の正負方向に移動する。実装ヘッド7が移動することにより、基板認識カメラ13は基板搬送機構5に位置決めされた基板Bの上方に移動し、基板Bに設けられた基板マーク(図示省略)を撮像する。また、基板認識カメラ13は、テープフィーダ9の上方に移動し、部品供給位置9aに供給された部品Dを上方から撮像する。
基板搬送機構5とテープフィーダ9の間の基台4の上面には、光軸をZ軸の正方向(上方)に向けた部品認識カメラ14が取り付けられている。部品認識カメラ14は、部品Dをピックアップしたノズル8が上方を通過する際に、ノズル8に保持された部品Dを撮像する。部品認識カメラ14による撮像結果からは、ノズル8に対する吸着された部品Dの位置ずれ量が算出される。実装ヘッド7による基板Bへの部品実装動作においては、部品認識カメラ14による部品Dの撮像結果と、基板認識カメラ13による基板位置の撮像結果とを加味して実装位置の補正が行われる。
図2において、部品実装装置M1の前面で作業者が作業する位置には、作業者が操作するタッチパネル15が設置されている。タッチパネル15は、その表示部に各種情報を表示し、また表示部に表示される入力部である操作ボタンなどを使って作業者がデータ入力や部品実装装置M1の操作を行う。このように、テープフィーダ9は、ノズル8が吸着して基板Bに実装する部品Dを部品供給位置9aに供給する部品供給装置である。また、基板認識カメラ13は、部品供給装置が部品供給位置9aに供給した部品Dの上面を撮像する撮像手段である。
次に図3(a)、図3(b)を参照して、基板認識カメラ13(撮像手段)による部品供給位置9aに供給された部品Dの撮像動作について説明する。図3(a)において、テープフィーダ9(部品供給装置)の上部には、キャリアテープ11を上方からガイドする押え部材16が配置されている。押え部材16には、部品供給位置9aに位置して開口部16aが設けられている。
図3(b)は、部品供給位置9a付近のキャリアテープ11を上方から見た状態を示しており、押え部材16は図示省略している。キャリアテープ11のベーステープ11aには、部品Dを格納する凹形状のポケット11bと、キャリアテープ11をピッチ送りするスプロケット(図示省略)が係合する送り穴11cが等間隔に形成されている。部品Dを収納したポケット11bの上面には、カバーテープ11dが貼着されている。
図3(a)において、カバーテープ11dは開口部16aの縁部16bで剥離されて折り返される。これによって、部品供給位置9aを含む下流(図3(a)の右側)のポケット11bの上方が開放される。基板認識カメラ13は、ヘッド移動機構6により部品供給位置9aの上方に移動して(矢印c)、開口部16aを通して部品供給位置9aのポケット11bに格納された部品Dの上面を撮像する。
次に図4を参照して、部品実装装置M1~M3の制御系の構成を部品実装装置M1~M3において使用される部品データの作成を支援する機能を中心に説明する。部品実装装置M1~M3は同様の構成をしており、以下、部品実装装置M1について説明する。部品実装装置M1は、制御装置20、基板搬送機構5、ヘッド移動機構6、実装ヘッド7、テープフィーダ9、基板認識カメラ13、部品認識カメラ14、タッチパネル15を備えている。
制御装置20は、記憶部21、実装制御部22、撮像処理部23、教示部24、学習部25、吸着可能領域推定部26、ノズル選択部27、部品データ作成部28を備えている。記憶部21は記憶装置であり、実装データ29、部品ライブラリ30、ノズルデータ31、実装実績データ32、撮像画像データ33、教示データ34、学習モデル35、推定データ36などが記憶されている。
実装データ29には、基板Bに実装される部品Dの部品の種類(部品コード)、基板Bにおける部品実装位置Baの座標などの各種情報が、生産する実装基板の基板種ごとに記憶されている。部品ライブラリ30には、部品の種類と、部品実装装置M1~M3において当該部品を実装する各種の作業を精細に制御するための動作パラメータを関連付けた複数の部品データが記憶されている。
ここで図5を参照して、部品ライブラリ30に含まれる部品データ40の例について説明する。部品データ40は、部品データ40に含まれる部品コード41と実装データ29に含まれる部品コードによって、実装データ29に関連付けされる。部品データ40は、部品情報42と動作パラメータ43より構成される。さらに、部品情報42は、形状図44、サイズデータ45、部品パラメータ46より構成される。形状図44は対象となる部品の外形を図示する。サイズデータ45は、当該部品のサイズ情報、すなわち、外形寸法、リード数、リードピッチ、リード長さ、リード幅、部品高さなどを数値データで示す。
部品パラメータ46は当該部品についての属性情報であり、部品自体に関する情報である部品属性47および当該部品をテープフィーダ9により供給するためのキャリアテープ11に関する情報であるテープ情報48を含んでいる。部品属性47では、部品の極性、極性マーク、マーク位置、部品種別、形状種別、および価格情報が示されている。テープ情報48には、キャリアテープのテープ素材、キャリアテープの幅寸法を示すテープ幅、テープ送りピッチを示す送り間隔、キャリアテープを画像認識の対象とする際の特性と関連した情報である色・材質情報が含まれている。
図5において、動作パラメータ43は、当該部品を部品実装装置M1~M3による部品実装作業の対象とする際の動作態様を規定するマシンパラメータである。ここに示す例では、部品実装装置M1~M3の種類を示す機種43a、当該部品の吸着に使用されるノズル8の種類を示すノズル設定43bが含まれている。さらに、動作パラメータ43には、スピードパラメータ43c、認識43d、ギャップ43e、吸着43f、装着43gなどが含まれている。
スピードパラメータ43cには、ノズル8によって当該部品を吸着する際の吸着速度、実装ヘッド7によって当該部品を移送する際の実装速度、テープフィーダ9によってキャリアテープ11を送る際のテープ送り速度が含まれている。認識43dは部品認識の態様を規定するパラメータであり、使用される部品認識カメラ14の種類を示すカメラ種別、撮像時の照明形態を示す照明モード、撮像時のノズル8の移動速度である認識速度が含まれている。
図5において、ギャップ43eには、ノズル8によって当該部品を吸着する際の吸着ギャップ、保持した当該部品を基板Bに搭載する際の実装ギャップが含まれる。吸着43fは、ノズル8による当該部品の吸着時のオフセット量を示す吸着位置オフセットや、吸着角度を規定する。すなわち、吸着43fには、ノズル8に当該部品を吸着させる位置(吸着位置オフセット)に関する情報が含まれている。装着43gは、ノズル8に保持した当該部品を基板Bに装着する際の押圧荷重を規定する。
図4において、ノズルデータ31には、部品実装作業に使用されるノズル8の種類毎に、吸着面の形状を含むノズル8の形状に関する情報、装着可能な実装ヘッド7を特定する情報などを含むノズル情報が記憶されている。すなわち、ノズルデータ31には、複数のノズル8のノズル情報が記憶されてる。実装実績データ32には、部品実装作業で使用されたノズル8の種類と部品Dを吸着したノズル8に対する吸着された部品Dの位置ずれ量の実績、ノズル8が部品Dを正常に吸着することができなかった吸着ミスの記録などの履歴情報が記憶されている。
実装制御部22は、実装データ29、部品ライブラリ30、ノズルデータ31に基づいて、テープフィーダ9が供給する部品Dを実装ヘッド7が有するノズル8により取り出して、基板Bの部品実装位置Baに実装する部品実装作業を実行させる。撮像処理部23は、部品実装作業中に部品Dを保持したノズル8を部品認識カメラ14の上方を移動させながら、ノズル8に保持された部品Dを部品認識カメラ14によりスキャン撮像させて部品Dの位置ずれ量を算出する。
また、撮像処理部23は、生産開始や部品データ40を作成する際などに、基板認識カメラ13をテープフィーダ9の上方に移動させて、部品供給位置9aに供給された部品Dの上面を撮像する。撮像処理部23は、撮像した部品Dを特定する情報を撮像画像に関連付けて撮像画像データ33として記憶部21に記憶させる。
図4において、教示部24は、タッチパネル15にノズル8が部品Dの上面を吸着可能な吸着可能領域を作業者が教示するための吸着可能領域入力画面を表示させて、吸着可能領域の入力を受け付ける。また、教示部24は、入力された吸着可能領域に部品Dを特定する情報と撮像画像を関連付けて教示データ34として記憶部21に記憶させる。または、教示部24は、撮像画像データ33、部品ライブラリ30、ノズルデータ31、実装実績データ32に基づいて、自動で吸着可能領域を作成して、部品Dを特定する情報と撮像画像に関連付けて教示データ34として記憶させる。
ここで、図6(a)を参照して、タッチパネル15に表示された吸着可能領域入力画面50の例について説明する。吸着可能領域入力画面50には、画像表示枠51、部品名表示欄52、使用ノズル表示欄53、吸着角度表示欄54、部品切替ボタン55、ノズル吸着面表示ボタン56、正常吸着表示ボタン57、吸着不良表示ボタン58、ティーチボタン59、位置調整ボタン60、上下幅調整ボタン61、左右幅調整ボタン62、決定ボタン63が表示されている。画像表示枠51には、撮像画像データ33に含まれる部品Dの撮像画像のうち、基板Bに実装された実績がある部品Dがテープフィーダ9の部品供給位置9aに供給されて撮像された撮像画像が表示される。部品名表示欄52には、画像表示枠51に表示されている部品Dの部品名(種類)が表示される。
部品切替ボタン55を操作することで、画像表示枠51に表示される部品Dの撮像画像と部品名表示欄52に表示される部品Dの部品名が切り替えられる。図6(a)では、部品名が「D2」の部品(以下「部品D2」と称する。)が選択されている。すなわち、画像表示枠51の中には、キャリアテープ11のポケット11bと、その中に格納されている部品D2が表示されている。部品D2は、略直方体の本体部Daと3つの端子Dbを有している。端子Dbの一部は、部品D2の略矩形の上面に侵入している。
図6(a)において、使用ノズル表示欄53には、部品D2を基板Bに実装する際に使用されたノズル8を特定する情報(ノズルの種類)が表示されている。吸着角度表示欄54には、部品D2を吸着した際のノズル8の吸着角度が表示されている。
図6(b)は、図6(a)に示す吸着可能領域入力画面50においてノズル吸着面表示ボタン56が操作された吸着可能領域入力画面64を示している。ノズル吸着面表示ボタン56が操作されると、教示部24は、部品D2を吸着した際の指定位置と吸着角度で画像表示枠51にノズル8の吸着面8aを重ねて表示させる。
図7(a)は、図6(a)に示す吸着可能領域入力画面50において正常吸着表示ボタン57が操作された吸着可能領域入力画面65を示している。正常吸着表示ボタン57が操作されると、教示部24は、実装実績データ32に含まれる部品D2をノズル8が吸着した際の履歴情報のうち、吸着ミスなく基板Bに実装できた場合のノズル8の中心の位置66(位置ずれ量の実績)を画像表示枠51に白丸で表示させる。さらに、教示部24は、吸着できたノズル8の中心の位置66から算出されるノズル8の外周の包絡線67を画像表示枠51に表示させる。これにより、作業者はノズル8が部品D2の上面を吸着した実績のある領域(包絡線67の内部)を視覚的に確認することができる。
図7(b)は、図6(a)に示す吸着可能領域入力画面50において吸着不良表示ボタン58が操作された吸着可能領域入力画面68を示している。吸着不良表示ボタン58が操作されると、教示部24は、実装実績データ32に含まれる部品D2をノズル8が吸着した際の履歴情報のうち、吸着ミスで部品Dに実装できなかった場合のノズル8の中心の位置69(位置ずれ量の実績)を画像表示枠51に「×」印で表示させる。
さらに、教示部24は、吸着ミスしたノズル8の中心の位置69から算出されるノズル8の外周の包絡線70を画像表示枠51に表示させる。この例では、包絡線70は左右で部品D2の端子Dbに重なっており、上下で部品D2の本体部Daからはみ出している。これにより、作業者はノズル8が部品D2の上面を吸着できなかった吸着不良が、位置ずれしたノズル8の吸着面8aが端子Dbに重なったり本体部Daからはみ出したりしたことが原因であると視覚的に推測することができる。
図8(a)は、図6(a)に示す吸着可能領域入力画面50においてティーチボタン59が操作された吸着可能領域入力画面71を示している。ティーチボタン59が操作されると、教示部24は、画像表示枠51に部品D2の上面をノズル8が吸着可能な吸着可能領域72を表示させる。図8(a)では、ノズル8が部品D2を吸着する際の指定位置(部品D2の中心から吸着位置オフセットだけずれた位置)に中心があるノズル8の吸着面8aの外形に基づく吸着可能領域72が表示されている。
図8(b)は、図8(a)に示す吸着可能領域入力画面71において、作業者が位置調整ボタン60、上下幅調整ボタン61、左右幅調整ボタン62を操作して吸着可能領域74の位置、サイズを変更した吸着可能領域入力画面73を示している。位置調整ボタン60が操作されると、教示部24は、画像表示枠51において吸着可能領域74を上下左右に移動させる。上下幅調整ボタン61が操作されると、教示部24は、吸着可能領域74の上下の大きさ(幅)を変更させる。左右幅調整ボタン62が操作されると、教示部24は、吸着可能領域74の左右の大きさ(幅)を変更させる。
作業者は、図7(a)の吸着可能領域入力画面65に表示されるノズル8が吸着した実績がある包絡線67や、図7(b)の吸着可能領域入力画面68に表示されるノズル8が吸着できなかった実績がある包絡線70を参照しながら、吸着可能領域74を設定する。決定ボタン63が操作されると、教示部24は、画像表示枠51に表示されている部品D2の撮像画像、設定された吸着可能領域74に部品D2を特定する情報を関連付けて教示データ34として記憶部21に記憶させる。なお、教示部24は、吸着可能領域を自動で作成する場合は、実装実績データ32に基づいて、部品D2を吸着ミスなく吸着できた実績があるノズル8の外周の包絡線67(図7(a))の内部を吸着可能領域として教示データ34に記憶させる。
このように、タッチパネル15は、部品D2の撮像画像を表示する表示部である。タッチパネル15は、部品D2の撮像画像に、部品D2を吸着した実績があるノズル8が部品D2を吸着する領域(吸着面8a)を重ねて表示する(図6(b))。また、タッチパネル15は、部品D2を吸着したノズル8に対する吸着された部品D2の位置ずれ量の実績(ノズル8の中心の位置66)を重ねて表示する(図7(a))。また、タッチパネル15は、部品D2を吸着できなかった実績があるノズル8が部品D2を吸着しようとした領域(ノズル8の外周の包絡線70)を重ねて表示する(図7(b))。
また、タッチパネル15は、表示部に表示された部品D2の撮像画像に対して部品D2の吸着可能領域74を入力する入力部である。そして、教示部24は、テープフィーダ9(部品供給装置)が供給した部品D2の上面を撮像した撮像画像に対して、ノズル8が吸着可能な吸着可能領域74を教示する。すなわち、教示部24が部品D2の上面の撮像画像に対してノズル8が吸着可能な吸着可能領域74を教示する教示工程には、部品D2の撮像画像を表示部(タッチパネル15)に表示する表示工程と、表示部に表示された部品D2の撮像画像に対して部品D2の吸着可能領域を入力する入力工程と、が含まれている。
図4において、学習部25は、教示データ34に含まれる部品の撮像画像と教示された吸着可能領域を教師データとして、後述する新しい部品の吸着可能領域を推定する学習モデル35を、機械学習等を用いた学習アルゴリズムにより生成する。学習アルゴリズムとしては、ニューラルネットワーク(多層のニューラルネットワークを用いた深層学習を含む)、遺伝的プログラミング、決定木、ベイジアン・ネットワーク、サポート・ベクター・マシン(SVM)等を使用し得る。生成された学習モデル35は、記憶部21に記憶される。
ここで、図9を参照して、基板Bに実装された実績がない新しい部品D99の吸着可能領域を作成する吸着可能領域推定処理について説明する。まず、教示部24は、部品ライブラリ30、ノズルデータ31、実装実績データ32、撮像画像データ33に基づいて、テープフィーダ9(部品供給装置)が供給した部品D(部品D1,部品D2)の上面を撮像した撮像画像に対して、ノズル8が吸着可能な吸着可能領域を教示する(ST1:教示工程)。教示部24は、教示された吸着可能領域に部品Dを特定する情報と撮像画像を関連付けて教示データ34として記憶部21に記憶させる。
次いで学習部25は、教示データ34に含まれる撮像画像と教示された吸着可能領域とに基づき、学習モデル35を生成する(ST2:学習工程)。作成された学習モデル35は記憶部21に記憶される。次いで吸着可能領域推定部26は、生成された学習モデル35を用いて、新しい部品D99(一の部品)の上面の撮像画像から、新しい部品D99の吸着可能領域を推定(推定吸着可能領域を生成)する(ST3:吸着可能領域推定工程)。生成された推定吸着可能領域は、新しい部品D99を特定する情報と撮像画像に関連付けられて、推定データ36として記憶部21に記憶される。
図9の例では、吸着可能領域推定部26は、学習モデル35を用いて、撮像画像データ33に含まれる新しい部品D99の撮像画像から、推定吸着可能領域を生成して(ST3)、推定データ36に記憶している。
図4において、ノズル選択部27は、推定データ36に含まれる新しい部品D99の推定吸着可能領域の情報と、ノズルデータ31に含まれる複数の種類のノズル8の吸着面8aの形状に基づいて、部品D99を吸着するのに使用するノズル8を選択する。
ここで、図10を参照して、ノズル選択部27によるノズル8の選択方法について説明する。図10(a)は、推定データ36に含まれている吸着可能領域推定部26により推定された部品D99の吸着可能領域75(推定吸着可能領域)を部品D99の撮像画像に重ねて表示している。部品D99は、略直方体の本体部Dcの4辺からリードDd(電極)が突出した形状をしている。また、部品D99の本体部Dcの上面には、部品D99の向きを示す凹部De(極性マーク)が上面の隅に1つ形成されている。ノズル8の吸着面8aが凹部Deに重なると吸着ミスが発生する恐れがあるため、凹部Deの周辺は吸着可能領域75から除外されている。
ノズル選択部27は、部品D99の吸着可能領域75(推定された一の部品の吸着可能領域)にノズル8の吸着面8aが収まるノズルを選択する。図10(b)は、部品D99にノズル選択部27により選択されたノズルN1の吸着面を重ねて表示している。ノズルN1の吸着面は、吸着可能領域75に収まっている。図10(c)は、選択されなかった横に長いノズルN2の吸着面を部品D99に重ねて表示している。ノズルN2の左右端部は、部品D99の本体部Dcからはみ出している。図10(d)は、選択されなかった大口径のノズルN3の吸着面を部品D99に重ねて表示している。ノズルN3は、部品D99の本体部Dc内ではあるが、凹部De付近で吸着可能領域75からはみ出している。
このように、ノズル選択部27は、新しい部品D99(一の部品)の吸着に使用する可能性がある複数のノズル8のノズル情報(ノズルデータ31)と、吸着可能領域推定部26が推定した部品D99の吸着可能領域75に基づいて、部品D99の吸着に使用するノズルN1を選択する。
図4において、部品データ作成部28は、推定された部品D99(一の部品)の吸着可能領域75と、選択されたノズルN1のノズル情報(ノズルデータ31)に基づいて、ノズルN1に部品D99を吸着させる位置に関する情報を含む部品データ40を作成する。図10(b)の例では、部品データ作成部28は、部品D99の中心の位置からのノズルN1の中心Ncの位置の差である吸着位置オフセット(ノズルN1に部品D99を吸着させる位置)と吸着角度を動作パラメータ43の吸着43fの情報とする部品データ40を作成する。作成された部品D99の部品データ40は、記憶部21に記憶されている部品ライブラリ30に追加される。
次に、図11のフローに沿って、テープフィーダ9(部品供給装置)が供給する部品Dをノズル8が吸着することができる吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定方法について説明する。以下、図9を参照して説明した吸着可能領域推定処理と同じ工程には同じ符号を付して、詳細な説明は省略する。
まず、吸着可能領域を教示する教示工程(ST1)が実行される。作業者が吸着可能領域を教示する場合は、教示部24は、吸着可能領域入力画面(図6~図8参照)をタッチパネル15(表示部)に表示させ(表示工程)、作業者が吸着可能領域入力画面を操作して吸着可能領域を入力する(入力工程)。教示部24が自動で吸着可能領域を作成する場合は、教示部24は、撮像画像データ33、部品ライブラリ30、ノズルデータ31、実装実績データ32に基づいて、吸着可能領域を作成する。
図11において、次いで学習工程(ST2)が実行され、教示データ34に含まれる撮像画像と教示された吸着可能領域とに基づき、学習モデル35が生成される。次いで撮像処理部23は、基板認識カメラ13に吸着可能領域が推定される新しい部品D99の上面を撮像させる(ST11:撮像工程)。次いで吸着可能領域推定工程(ST3)が実行され、学習モデル35を用いて、部品D99の上面の撮像画像から、部品D99の吸着可能領域が推定される。
以下、吸着可能領域を推定する対象となる新しい部品Dが無くなるまで(ST12においてNo)、撮像工程(ST11)と吸着可能領域推定工程(ST3)が繰り返し実行される。このように、本実施の形態の吸着可能領域推定方法は、学習モデル35を使用することで、新たな部品Dの上面の撮像画像からノズル8に部品Dを吸着させる領域(吸着可能領域)を自動で決定することができる。
次に図12のフローに沿って、図10を参照しながらテープフィーダ9(部品供給装置)が供給する部品D99をノズルN1で吸着して基板Bに実装する部品実装装置M1~M3において使用される部品データ40を作成する部品データ作成方法について説明する。以下、図11を参照して説明した撮像画像推定方法と同じ工程には同じ符号を付して、詳細な説明は省略する。教示工程(ST1)から吸着可能領域推定工程(ST3)までは、吸着可能領域推定方法と同じであり説明を省略する。
新たな部品D99の吸着可能領域75が推定されると(ST3)、ノズル選択部27は、部品D99の吸着に使用する可能性がある複数のノズル8のノズル情報(ノズルデータ31)と、推定された部品D99の吸着可能領域75(推定データ36)に基づいて、部品D99の吸着に使用するノズルN1を選択する(ST21:ノズル選択工程)(図10(b)参照)。次いで部品データ作成部28は、推定された部品D99の吸着可能な領域(吸着可能領域75)と、選択されたノズルN1のノズル情報に基づいて、ノズルN1に部品D99を吸着させる位置に関する情報(吸着位置オフセット)を含む部品データ40を作成する(ST22:部品データ作成工程)。作成された部品D99の部品データ40は、部品ライブラリ30に追加される。
このように、本実施の形態の部品データ作成方法は、学習モデル35と新たな部品D99の上面の撮像画像を使用して吸着可能領域75を決定し、部品D99の部品データ40を自動で作成することができる。また、部品D99の上面の撮像画像を使用することで、カタログ情報やCAD情報では表現されていなかった部品D99の上面の形状も考慮することができる。これにより、最適でないノズル8を選択したり、最適でない吸着位置オフセットを設定したりすることによる、部品実装作業における吸着ミスを防止することができる。
上記説明したように、本実施の形態の部品実装装置M1~M3は、テープフィーダ9(部品供給装置)が供給した部品Dの上面を撮像した撮像画像(撮像画像データ33)に対して、ノズル8が吸着可能な吸着可能領域を教示する教示部24と、撮像画像と教示された吸着可能領域とに基づき、学習モデル35を生成する学習部25と、生成された学習モデル35を用いて、新しい部品D99(一の部品)の上面の撮像画像から、部品D99の吸着可能領域75を推定する吸着可能領域推定部26と、を備えた、部品データ40の作成を支援する部品データ作成支援装置である。これによって、新しい部品Dの上面の撮像画像からノズル8に部品Dを吸着させる領域を自動で決定することができる。
なお、教示部24と学習部25と吸着可能領域推定部26を備え、部品データ40の作成を支援する部品データ作成支援装置は部品実装装置M1~M3に限定されることはなく、管理コンピュータ3で構成してもよい。すなわち、管理コンピュータ3が、教示部24と学習部25と吸着可能領域推定部26を備え、部品実装装置M1~M3から実装実績データ32と撮像画像データ33を収集して、部品データ40を作成するようにしてもよい。
また上記では、基板認識カメラ13(撮像手段)が撮像するテープフィーダ9(部品供給装置)が供給した部品Dの上面の撮像画像は2次元画像として説明したが、この撮像画像は3次元画像であってもよい。すなわち、基板認識カメラ13は、2次元画像を撮像するカメラの他、3次元画像を撮像するステレオカメラや3次元センサであってもよい。部品Dの上面の3次元の撮像画像を使用することで、学習部25は吸着可能領域を精度良く推定することができる学習モデル35を生成することができる。また、吸着可能領域推定部26は、この学習モデル35を使用することで、吸着可能領域を精度良く推定することができる。
本発明の部品データ作成支援装置および吸着可能領域推定方法ならびに部品データ作成方法は、部品の上面の撮像画像からノズルに部品を吸着させる領域を自動で決定することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
3 管理コンピュータ(部品データ作成支援装置)
8、N1~N3 ノズル
8a 吸着面
9 テープフィーダ(部品供給部)
15 タッチパネル(表示部、入力部)
40 部品データ
72、74、75 吸着可能領域
B 基板
D、D2、D99 部品
M1~M3 部品実装装置(部品データ作成支援装置)

Claims (14)

  1. 部品供給装置が供給する部品をノズルで吸着して基板に実装する部品実装装置において使用される部品データの作成を支援する部品データ作成支援装置であって、
    部品供給装置が供給した部品の上面を撮像した撮像画像に対して、ノズルが吸着可能な吸着可能領域を教示する教示部と、
    前記撮像画像と教示された前記吸着可能領域とに基づき、学習モデルを生成する学習部と、
    生成された前記学習モデルを用いて、一の部品の上面の撮像画像から、前記一の部品の吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定部と、を備えた、部品データ作成支援装置。
  2. 部品の撮像画像を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された前記部品の撮像画像に対して前記部品の吸着可能領域を入力する入力部と、をさらに備えた、請求項1に記載の部品データ作成支援装置。
  3. 前記表示部は、前記部品の撮像画像に、前記部品を吸着した実績があるノズルが前記部品を吸着する領域、前記部品を吸着したノズルに対する吸着された前記部品の位置ずれ量の実績、前記部品を吸着できなかった実績があるノズルが前記部品を吸着しようとした領域、のうちの少なくとも1つを重ねて表示する、請求項2に記載の部品データ作成支援装置。
  4. 前記一の部品の吸着に使用する可能性がある複数のノズルのノズル情報と、前記吸着可能領域推定部が推定した前記一の部品の吸着可能領域に基づいて、前記一の部品の吸着に使用するノズルを選択するノズル選択部を、さらに備えた、請求項1から3のいずれかに記載の部品データ作成支援装置。
  5. 前記ノズル情報には、ノズルの吸着面の形状が含まれており、
    前記ノズル選択部は、推定された前記一の部品の吸着可能領域に前記ノズルの吸着面が収まるノズルを選択する、請求項4に記載の部品データ作成支援装置。
  6. 推定された前記一の部品の吸着可能領域と、選択された前記ノズルのノズル情報に基づいて、前記ノズルに前記一の部品を吸着させる位置に関する情報を含む部品データを作成する部品データ作成部を、さらに備えた、請求項4または5に記載の部品データ作成支援装置。
  7. 部品供給装置が供給する部品をノズルが吸着することができる吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定方法であって、
    部品供給装置が供給した部品の上面を撮像した撮像画像に対して、ノズルが吸着可能な吸着可能領域を教示する教示工程と、
    前記撮像画像と教示された前記吸着可能領域とに基づき、学習モデルを生成する学習工程と、
    生成された前記学習モデルを用いて、一の部品の上面の撮像画像から、前記一の部品の吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定工程と、を含む、吸着可能領域推定方法。
  8. 前記教示工程は、
    部品の撮像画像を表示部に表示する表示工程と、
    前記表示部に表示された前記部品の撮像画像に対して前記部品の吸着可能領域を入力する入力工程と、をさらに含む、請求項7に記載の吸着可能領域推定方法。
  9. 前記表示工程は、前記部品の撮像画像に、前記部品を吸着した実績があるノズルが前記部品を吸着する領域、前記部品を吸着したノズルに対する吸着された前記部品の位置ずれ量の実績、前記部品を吸着できなかった実績があるノズルが前記部品を吸着しようとした領域、のうちの少なくとも1つを重ねて前記表示部に表示する、請求項8に記載の吸着可能領域推定方法。
  10. 部品供給装置が供給する部品をノズルで吸着して基板に実装する部品実装装置において使用される部品データを作成する部品データ作成方法であって、
    部品供給装置が供給した部品の上面を撮像した撮像画像に対して、ノズルが吸着可能な吸着可能領域を教示する教示工程と、
    前記撮像画像と教示された前記吸着可能領域とに基づき、学習モデルを生成する学習工程と、
    生成された前記学習モデルを用いて、一の部品の上面の撮像画像から、前記一の部品の吸着可能領域を推定する吸着可能領域推定工程と、
    前記一の部品の吸着に使用する可能性がある複数のノズルのノズル情報と、推定された前記一の部品の吸着可能領域に基づいて、前記一の部品の吸着に使用するノズルを選択するノズル選択工程と、を含む、部品データ作成方法。
  11. 前記教示工程は、
    部品の撮像画像を表示部に表示する表示工程と、
    前記表示部に表示された前記部品の撮像画像に対して前記部品の吸着可能領域を入力する入力工程と、をさらに含む、請求項10に記載の部品データ作成方法。
  12. 前記表示工程は、前記部品の撮像画像に、前記部品を吸着した実績があるノズルが前記部品を吸着する領域、前記部品を吸着したノズルに対する吸着された前記部品の位置ずれ量の実績、前記部品を吸着できなかった実績があるノズルが前記部品を吸着しようとした領域、のうちの少なくとも1つを重ねて前記表示部に表示する、請求項11に記載の部品データ作成方法。
  13. 前記ノズル情報には、ノズルの吸着面の形状が含まれており、
    前記ノズル選択工程において、推定された前記一の部品の吸着可能領域に前記ノズルの吸着面が収まるノズルを選択する、請求項10から12のいずれかに記載の部品データ作成方法。
  14. 推定された前記一の部品の吸着可能な領域と、選択された前記ノズルのノズル情報に基づいて、前記ノズルに前記一の部品を吸着させる位置に関する情報を含む部品データを作成する部品データ作成工程を、さらに含む、請求項10から13のいずれかに記載の部品データ作成方法。
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