JP2017004144A - 制御装置 - Google Patents

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    • G05B6/02Internal feedback arrangements for obtaining particular characteristics, e.g. proportional, integral, differential electric

Abstract

【課題】シュートを発生し難くする。
【解決手段】実施形態の制御装置は、目標値と制御対象からのフィードバック値との偏差の比例値を第1の出力値として算出する比例制御部と、偏差を累積し、その累積の結果取得される累積値に基づいて第2の出力値を算出する積分制御部と、第1の出力値と第2の出力値とに基づいて制御対象に出力する操作量を算出する出力部と、を備える。積分制御部は、累積値の累積を抑制する抑制部、を備え、積分制御部は、抑制部が出力した累積値に基づいて第2の出力値を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施態様は、制御装置に関する。
フィードバック制御の1つとして、PID制御が知られている。PID制御とは、比例動作(Proportional Operation)を行う比例要素、積分動作(Integral Operation)を行う積分要素、及び微分動作(Differential Operation)を行う微分要素の少なくとも1つの制御要素を含む制御である。
特開2002−291270号公報
PID制御を理論そのままに装置に実装した場合、オーバーシュート及びアンダーシュートが発生する。システムによっては、シュートの発生が大きな問題となる。
本発明が解決しようとする課題は、シュートを発生し難くすることである。
実施形態の制御装置は、目標値と制御対象からのフィードバック値との偏差の比例値を第1の出力値として算出する比例制御手段と、前記偏差を累積し、その累積の結果取得される累積値に基づいて第2の出力値を算出する積分制御手段と、前記第1の出力値と前記第2の出力値とに基づいて前記制御対象に出力する操作量を算出する出力手段と、を備える。前記積分制御手段は、前記累積値の累積を抑制する抑制手段、を備え、前記積分制御手段は、前記抑制手段が出力した前記累積値に基づいて前記第2の出力値を算出する。
実施形態1の制御装置のブロック図である。 実施形態1の制御装置が備える抑制部のブロック図である。 シュートが抑制された様子を示す図である。 実施形態2の制御装置のブロック図である。 実施形態2の制御装置が備える抑制部のブロック図である。 実施形態3の制御装置のブロック図である。 実施形態3の制御装置が備える抑制部のブロック図である。 実施形態3の制御装置が備える抑制部の変形例を示す図である。 実施形態3の制御装置が備える抑制部の変形例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施形態1)
図1は、実施形態1の制御装置100のブロック図である。制御装置100は、PID制御装置である。PID制御とは、比例動作を行う比例要素(P要素)、積分動作を行う積分要素(I要素)、及び微分動作を行う微分要素(D要素)の少なくとも1つの制御要素を含む。P要素、I要素、及びD要素の全てを含む制御のみならず、一部の制御要素のみを含む制御もPID制御に含まれる。以下、PI制御を行う制御装置100について説明する。
制御装置100は、例えばモーターである制御対象200に接続されている。制御装置100は、制御出力PVが目標値SVとなるように、操作量MVを変更する。操作量MVは制御対象200の入力であり、制御出力PVは制御対象200の出力である。例えば、操作量MVはモーターに印加する電圧値であり、制御出力PVはモーターの回転数である。制御出力PVは、制御装置100にフィードバックされる。目標値SVは、制御対象200の出力目標となる指示値であり、制御装置100に外部から入力される。
制御装置100は、差分器110と、比例制御部120と、積分制御部130と、出力部140と、を備える。
差分器110は、フィードバックされた制御出力PV(以下、フィードバック値FBという。)と目標値SVとの差分(以下、偏差という。)を算出する。そして、差分器110は、偏差を比例制御部120及び積分制御部130に出力する。
比例制御部120は、比例動作を行う。比例制御部120は、アンプ121を備える。アンプ121は、偏差を増幅し、出力部140に出力する。アンプ121の増幅率は、ユーザにより予め設定される。増幅率は、1より小さくてもよいし、大きくてもよい。
積分制御部130は、積分動作を行う。積分制御部130は、加算器131と、レジスタ132と、抑制部133−1と、アンプ134と、を備える。
加算器131は、抑制部133−1の出力と偏差とを加算する。加算値が、偏差の累積値である。加算器131は、累積値をレジスタ132及びアンプ134に出力する。
レジスタ132は、偏差の累積値を記憶する。レジスタ132は、例えば、フリップフロップから構成される。レジスタ132には、一定周期のクロック信号が入力される。レジスタ132は、例えば、クロック信号の立ち上がりエッジで入力データを取り込む。なお、以下の説明では、レジスタ132の動作周期(例えば、レジスタ132に入力されるクロック信号の周期)をPID周期という。
抑制部133−1は、累積値の累積を抑制する。抑制部133−1は、入力端子Aと、出力端子Zと、イネーブル信号入力端子ENとを備える。入力端子Aには、レジスタ132から出力された累積値が入力される。また、出力端子Zからは、入力端子Aから入力された累積値、或いは、予め設定された基準に従って抑制された累積値が出力される。イネーブル信号入力端子ENには、外部から供給されるイネーブル信号が入力される。イネーブル信号は、目的値SVが制御装置100に入力されたときに入力される。
図2は、抑制部133−1の一例を示すブロック図である。抑制部133−1は、上限値出力回路133aと、レジスタ133bと、下限値出力回路133cと、レジスタ133dと、リミッタ回路133eと、を備える。
上限値出力回路133aは、累積値の上側のリミット値である上限値をレジスタ133bに出力する。上限値は、制御対象200に取り付けられた不図示のセンサーの検出値等に基づいて変化する値であってもよいし、固定値であってもよい。ここで、上限値はプラスの固定値であり、ユーザ等により予め設定されるとする。
レジスタ133bは、例えばフリップフロップから構成され、上限値出力回路133aが出力した上限値を記憶する。レジスタ133bには、イネーブル信号が入力される。レジスタ133bは、例えば、イネーブル信号がアクティブになると上限値を取り込む。レジスタ133bは、取り込んだ上限値を、リミッタ回路133eに出力する。
下限値出力回路133cは、累積値の下側のリミット値となる下限値をレジスタ133dに出力する。下限値は、制御対象200に取り付けられた不図示のセンサーの検出値等に基づいて変化する値であってもよいし、固定値であってもよい。ここで、下限値はマイナスの固定値であり、ユーザ等により予め設定されるとする。
レジスタ133dは、例えばフリップフロップから構成され、下限値を記憶する。レジスタ133dには、イネーブル信号が入力される。レジスタ133dは、例えば、イネーブル信号がアクティブになると下限値を取り込む。
リミッタ回路133eは、例えばマルチプレクサから構成され、累積値の累積にリミッタをかける。リミッタ回路133eは、3つの入力端子D、L1、L2と、出力端子Yと、を備える。入力端子Dには、レジスタ132から累積値が入力される。また、入力端子L1には、レジスタ133bから上限値が入力され、入力端子L2には、レジスタ133dから下限値が入力される。
リミッタ回路133eは、累積値と上限値、累積値と下限値を比較する。比較した結果、リミッタ回路133eは、例えば次のように動作する。累積値が上限値より大きければ、リミッタ回路133eは上限値を新たな累積値として出力端子Yから出力する。累積値が下限値より小さければ、リミッタ回路133eは下限値を新たな累積値として出力端子Yから出力する。また、累積値が上限値以下、下限値以上の場合は、リミッタ回路133eは累積値を出力端子Yから出力する。出力端子Yからの累積値は、出力端子Zから出力される。
アンプ134は、加算器131の出力(累積値)を増幅し、出力部140に出力する。アンプ134の増幅率は、ユーザにより予め設定される。増幅率は、1より小さくてもよいし、大きくてもよい。
出力部140は、比例制御部120の出力値と積分制御部130の出力値とに基づいて、操作量MVを生成する。出力部140は、加算器141と、レジスタ142と、を備える。
加算器141は、比例制御部120の出力値と積分制御部130の出力値と加算した値を、レジスタ142に出力する。
レジスタ142は、例えばフリップフロップから構成され、加算器141が出力した値を記憶する。レジスタ142は、レジスタ132と同期したタイミングでデータを取り込む。レジスタ142は、取り込んだ値を操作量MVとして制御対象200に出力する。
次に、制御装置100の動作について説明する。
最初に制御装置100がオーバーシュートを抑制する動作について説明する。
現在の制御出力PVより大きい目標値SVが制御装置100に入力されると、目標値SVとフィードバック値FBとの間に開きがあるため、操作量MVは比例制御部120の出力値が支配的となる。フィードバック値FBが目標値SVに近づいてくると、操作量MVに占める比例制御部120の出力値は小さくなり、積分制御部130の出力値が大きくなる。
積分制御部130が抑制部133−1を備えない場合、フィードバック値FBが目標値SVに達しても、積分制御部130の出力値は即座に0にならない。そのため、制御出力PVはオーバーシュートすることになる。しかしながら、本実施形態の積分制御部130は、抑制部133−1によりオーバーシュートは抑制される。
積分制御部130は、目標値SVとフィードバック値FBとの偏差を加算器131で累積する。累積値はレジスタ132に記憶され、PID周期経過後に抑制部133−1を介し加算器131にフィードバックされる。抑制部133−1は、入力端子Aに入力された累積値と上限値とを比較する。累積値が上限値より大きければ、上限値を新たな累積値として出力端子Zから出力する。一方、累積値が上限値より小さければ、抑制部133−1は、累積値を出力端子Zから出力する。これにより、積分制御部130の出力値は、上限値で制限されたものとなり、オーバーシュートは抑制される。
次に制御装置100がアンダーシュートを抑制する動作について説明する。
現在の制御出力PVより小さい目標値SVが制御装置100に入力されると、目標値SVとフィードバック値FBとの間に開きがあるため、操作量MVは比例制御部120の出力値が支配的となる。フィードバック値FBが小さくなり目標値SVに近づいてくると、比例制御部120の出力値は0に近づいていき、積分制御部130の出力値がマイナス方向に大きくなる。
積分制御部130が抑制部133−1を備えない場合、フィードバック値FBが目標値SVに達しても、積分制御部130の出力値は即座に0にならない。そのため、制御出力PVはアンダーシュートすることになる。しかしながら、本実施形態の積分制御部130は、抑制部133−1によりアンダーシュートは抑制される。
積分制御部130は、目標値SVとフィードバック値FBとの偏差を加算器131で累積する。累積値はレジスタ132に記憶され、PID周期経過後に抑制部133−1を介し加算器131にフィードバックされる。抑制部133−1は、入力端子Aに入力された累積値と内部に記憶する下限値とを比較する。累積値が下限値より小されば、下限値を新たな累積値として出力端子Zから出力する。一方、累積値が下限値より大きければ、抑制部133−1は、累積値を出力端子Zから出力する。これにより、積分制御部130の出力値は、下限値で制限されたものとなり、アンダーシュートは抑制される。
本実施形態によれば、積分制御部130が抑制部133−1を備えているので、オーバーシュート及びアンダーシュートは抑制される。図3は、抑制部133−1により、オーバーシュート及びアンダーシュートが抑制された様子を示す図である。本実施形態によれば、図中(a)に示すオーバーシュートが例えば(c)のように抑制され、(b)に示すアンダーシュートが例えば(d)のように抑制される。
(実施形態2)
図4は、実施形態2の制御装置100のブロック図である。実施形態1の制御装置100とは、目標値SVが抑制部133−2にも入力されている点で異なっている。図5は、抑制部133−2のブロック図である。目標値SVは、上限値出力回路133a及び下限値出力回路133cに入力される。
上限値出力回路133aは、目標値SVに基づき上限値を算出する。上限値出力回路133aは、目標値SVの一定割合、例えば、目標値SVに+1%(+0.01)を乗じた値を上限値として算出する。
同様に、下限値出力回路133cは、目標値SVに基づき下限値を算出する。下限値出力回路133cは、目標値SVの一定割合、例えば、目標値SVに−1%(−0.01)を乗じた値を下限値として算出する。
上限値出力回路133a及び下限値出力回路133c以外の構成は実施形態1と同じである。
本実施形態によれば、上限値及び下限値が目標値SVの大きさにより変化するので、上限値及び下限値の絶対値が目標値SVに対して不釣り合な値になることがない。よって、制御装置100は、より精度の高いオーバーシュート及びアンダーシュートの抑制が可能になる。
(実施形態3)
図6は、実施形態3の制御装置100のブロック図である。実施形態1の制御装置100とは、目標値SV及びフィードバック値FBが抑制部133−3にも入力されている点で異なっている。図7は、抑制部133−3のブロック図である。目標値SVは、上限値出力回路133a、下限値出力回路133c、及び比較回路133fに入力され、フィードバック値FBは、比較回路133fに入力される。
上限値出力回路133aは、レジスタ133bに上限値を出力する。レジスタ133bは上限値を取り込み、リミッタ回路133eに出力する。下限値出力回路133cは、レジスタ133dに下限値を出力する。レジスタ133dは下限値を取り込み、リミッタ回路133eに出力する。上限値及び下限値は、固定値であってもよいし、目標値SV等に基づき変化する値であってもよい。
比較回路133fは、目標値SVとフィードバック値FBとを比較し、その比較結果(比較値)をレジスタ133gに出力する。比較値は、例えば、フィードバック値FBが目標値SVより大きいときに“1”、フィードバック値FBが目標値SVより小さいときに“0”である。なお、フィードバック値FBと目標値SVが一致したときは、比較値は、“1”であってもよいし、“0”であってもよい。
レジスタ133gは、例えばフリップフロップから構成され、比較値を記憶する。レジスタ133gには、イネーブル信号が入力される。レジスタ133gは、イネーブル信号がアクティブになると比較値を取り込む。
リミッタ回路133eは、累積値の累積にリミッタをかける回路である。リミッタ回路133eは、3つの入力端子D、L1、L2と、出力端子Yと、セレクト端子Sと、を備える。入力端子Dには、レジスタ132から累積値が入力される。また、入力端子L1には、レジスタ133bから上限値が入力され、入力端子L2には、レジスタ133dから下限値が入力される。また、セレクト端子Sには、レジスタ133gから比較値が入力される。
比較値が“1”の場合、すなわち、フィードバック値FBが目標値SVより大きい場合、リミッタ回路133eは、累積値と上限値とを比較する。そして、累積値が上限値より大きければ、上限値を出力Yとする。その他の場合(累積値が上限値以下の場合)、累積値を出力Yとする。
一方、比較値が“0”の場合、すなわち、フィードバック値FBが目標値SVより小さい場合、リミッタ回路133eは、累積値と下限値とを比較する。そして、累積値が下限値より小さければ、下限値を出力Yとする。その他の場合(累積値が下限値以上の場合)、累積値を出力Yとする。
リミッタ回路133eの動作をC言語(プログラミング言語)で表現すると以下のようになる。下記において、Dは累積値であり、L1は上限値であり、L2は下限値であり、Yは出力値であり、Sは比較値である。Sが1のとき、フィードバック値FBは目標値SVより大きく、Sが0のとき、フィードバック値FBは目標値SVより小さい。
if(S==1){
if(D>L1)
Y=L1;
else
Y=D;

else{
if(D<L2)
Y=L2;
else
Y=D;

本実施形態によれば、抑制部133−3は、フィードバック値FBが目標値SVより大きい場合は、累積値が上限値を上回っているか否かのみを判別する。そして、累積値が上限値を上回っている場合、累積値を上限値に置き換えている。すなわち、抑制部133−3は、フィードバック値FBが目標値SVより大きいにもかかわらず、積分制御部130が制御出力PVを増加させようと動作している場合に、累積値を上限値で制限している。
一方、抑制部133−3は、フィードバック値FBが目標値SVより小さい場合は、累積値が下限値を下回っているか否かのみを判別する。そして、累積値が下限値を下回っている場合、累積値を下限値に置き換える。すなわち、抑制部133−3は、フィードバック値FBが目標値SVより小さいにもかかわらず、積分制御部130が制御出力PVを減少させようと動作している場合に、累積値を下限値で制限している。
これにより、積分制御部130は、オーバーシュートおよびアンダーシュートが発生したときは、抑制部133−3で累積値が抑制される。制御装置100は、PID制御の立ち上がり/立ち下り特性に影響を与えることなく、オーバーシュートおよびアンダーシュートを抑制できる。この結果、ユーザは、PID制御のパラメータ(例えば、アンプ121、アンプ134の増幅率等)を変更する手間を要することなく、従来の制御装置に抑制部133−3を加えるだけで、従来の特性を維持したまま、オーバーシュートおよびアンダーシュートを抑制できる。
上述の実施形態は一例であり、種々の変更及び応用が可能である。例えば、抑制部133−3は累積値を上限値および下限値のいずれか一方で制限してもよい。
図8は、累積値を上限値のみで抑制する抑制部133−3の一例である。より具体的には、図8は、実施形態3の抑制部133−3から、下限値出力回路133c、及びレジスタ133dを取り除いたものである。この場合、フィードバック値FBが目標値SVより大きく、かつ、累積値が上限値より大きいとき、抑制部133−3は累積値を上限値に変更する。フィードバック値FBが目標値SVより大きく、かつ、累積値が上限値より小さいとき、抑制部133−3は累積値を変更しない。また、フィードバック値FBが目標値SVより小さいとき、抑制部133−3は累積値を変更しない。
累積値を上限値のみで抑制する動作は、実施形態1、2の抑制部133−1、133−2にも適用可能である。この場合、抑制部133−1、133−2は、累積値が上限値より大きいとき、累積値を上限値に変更し、累積値が上限値より小さいとき、累積値を変更しない。
図9は、累積値を下限値のみで抑制する抑制部133−3の一例である。より具体的には、図9は、実施形態3の抑制部133−3から、上限値出力回路133a、及びレジスタ133bを取り除いたものである。この場合、フィードバック値FBが目標値SVより小さく、かつ、累積値が下限値より小さい場合は、抑制部133−3は累積値を下限値に変更する。フィードバック値FBが目標値SVより小さく、かつ、累積値が下限値より大きいとき、抑制部133−3は累積値を変更しない。また、フィードバック値FBが目標値SVより大きいとき、抑制部133−3は累積値を変更しない。
累積値を上限値のみで抑制する動作は、実施形態1、2の抑制部133−1、133−2にも適用可能である。この場合、抑制部133−1、133−2は、累積値が下限値より小さいとき、累積値を下限値に変更し、累積値が下限値より大きいとき、累積値を変更しない。
また、上述の実施形態3では、比較回路133fには、フィードバック値FBと目標値SVとが入力され、フィードバック値FBと目標値SVとの比較結果に基づいて比較値を決定するものとして説明した。しかし、比較回路133fには、レジスタ132の出力値である累積値Aと目標値SVとが入力され、累積値Aと目標値SVとの比較結果に基づいて比較値を決定するよう構成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、制御装置100は、P要素に相当する比例制御部120と、I要素に相当する積分制御部130のみを備えるものとして説明したが、制御装置100は、D要素に相当し、微分制御手段として機能する微分制御部を備えていてもよい。例えば、微分制御部は、前回の偏差(PID周期前の偏差)と今回の偏差との差に基づいて出力部140に出力する値を算出する。微分制御部の構成は、既知の様々な構成を適用可能である。この場合、出力部140は、比例制御部120の出力値と、積分制御部130の出力値と、微分制御部の出力値と、を加算した値を操作量MVとする。抑制部133−1、133−2、若しくは133−3を有する積分制御部130を備えるのであれば、制御装置100の構成は適宜変更可能である。
また、上述の実施形態では、抑制部133−1、133−2、133−3を論理回路で実現するものとしたが、抑制部133−1、133−2、133−3をプロセッサとし、ソフトウェアで各実施形態の抑制部133−1、133−2、133−3の動作を実現してもよい。同様に、制御装置100をプロセッサとし、ソフトウェアで各実施形態の制御装置100の動作を実現してもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…制御装置
110…差分器
120…比例制御部
121、134…アンプ
130…積分制御部
131、141…加算器
132、142、133b、133d、133g…レジスタ
133−1、133−2、133−3…抑制部
133a…上限値出力回路
133c…下限値出力回路
133e…リミッタ回路
133f…比較回路
140…出力部
200…制御対象

Claims (4)

  1. 目標値と制御対象からのフィードバック値との偏差の比例値を第1の出力値として算出する比例制御手段と、
    前記偏差を累積し、その累積の結果取得される累積値に基づいて第2の出力値を算出する積分制御手段と、
    前記第1の出力値と前記第2の出力値とに基づいて前記制御対象に出力する操作量を算出する出力手段と、を備え、
    前記積分制御手段は、前記累積値の累積を抑制する抑制手段、を備え、
    前記積分制御手段は、前記抑制手段が出力した前記累積値に基づいて前記第2の出力値を算出する、
    制御装置。
  2. 前記抑制手段は、
    前記累積値が上限値より大きい場合には前記累積値を前記上限値に変更し、
    前記累積値が下限値より小さい場合には前記累積値を前記下限値に変更する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記抑制手段は、
    フィードバック値が前記目標値より大きく、かつ、前記累積値が上限値より大きい場合には、前記累積値を前記上限値に変更し、
    フィードバック値が前記目標値より小さく、かつ、前記累積値が下限値より小さい場合には前記累積値を前記下限値に変更する、
    請求項1に記載の制御装置。
  4. 前回の前記偏差と今回の前記偏差との差に基づいて第3の出力値を算出する微分制御手段、を備え、
    前記出力手段は、前記第1の出力値と前記第2の出力値と前記第3の出力値とに基づいて前記操作量を算出する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。
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