JP2017001680A - 緩衝材シート - Google Patents

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克文 金子
俊明 渡邉
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Abstract

【課題】包装容器への油の染み込みを防止する機能を備えた緩衝材シートを提供すること。
【解決手段】両面に凹凸を有している紙1と、前記紙の一方の面に接着された第1のプラスチックフィルム2と、前記紙の他方の面に接着された第2のプラスチックフィルム3を含み、前記第1のプラスチックフィルム2および第2のプラスチックフィルム3のうちの少なくとも一方が、耐油性のプラスチックフィルムである緩衝材シート10。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容物から包装容器への油の染み込みを防止する機能を備えた緩衝材シートに関する。
従来の緩衝材シートの例として、特許文献1は、平坦なベース紙にエンボス紙を接着剤で貼り合わせて構成された緩衝紙を開示している。接着剤は、ベース紙の一方の表面に筋状に塗布され、そこにエンボス紙が、エンボスの凸部の一部を接着剤に接触させる形で貼り合わされる。特許文献1は、ベース紙として、クラフト紙以外に、不織布や合成繊維、綿等で形成された布、フィルム等を記載している(段落0028)。
また、特許文献2は、クレープ紙を複数積層したもの、または表面にエンボス加工を施した緩衝材の少なくとも片面にシート状物を接着剤で貼り合わせて構成された製袋品を開示している。特許文献2は、シート状物の形態として、紙、布、フィルム、不織布等を記載し、材質として、セルロースが好ましいことを記載している(段落0012)。
特開2005−169774号公報 登録実用新案第3152319号公報
しかしながら、チョコレート、クッキー、ビスケットなどの脂肪分を含有している菓子類、およびファンデーションのような油分を含有している固形化粧品類等の包装容器の用途において、従来の緩衝材シートは、不都合な点が多い。
第1に、特許文献1または2に記載されているような紙や布からなる従来の緩衝材シートは、油分を吸いこむ性質があるので、油分を含む物品に直接接触する場所に配置することができない。
第2に、特許文献1または2に記載されているような紙や布からなる従来の緩衝材シートは、印刷の鮮明性などの点で充分ではない。
本発明は、脂肪分を含有している菓子類、油分を含有している固形化粧品類等の包装容器の用途に使用できる緩衝材シートを提供することを課題とするものである。
本発明は、両面に凹凸を有している紙と、
前記紙の一方の面に接着された第1のプラスチックフィルムと、
前記紙の他方の面に接着された第2のプラスチックフィルムを含み、前記第1のプラスチックフィルムおよび第2のプラスチックフィルムのうちの少なくとも一方が、耐油性のプラスチックフィルムである緩衝材シートを提供する。
本発明の緩衝材シートは、耐油性のプラスチックフィルムを備えていることにより、油分を含有している物品に直接接触する場所に配置することができる。
本発明の一実施形態による緩衝材シート10の部分断面図である。 本発明の一実施形態による緩衝材シート10の分解斜視図である。
緩衝材シート10は、両面に凹凸を有している紙(基材紙)1と、両面に接着された第1のプラスチックフィルム2(以下「第1フィルム2」と略す)と第2のプラスチックフィルム3(以下「第2フィルム3」と略す)を有している。
基材紙1は、凸部1aと、凸部1aに対応する反対面側の凹部1bからなる凹凸が両面に多数形成されているものである。
凹凸部を有している基材紙1は、例えば、エンボス加工により凹凸が形成されたものである。
基材紙1となる紙は、凹凸が形成できるものであればよく、例えば純白紙を使用することができる。
基材紙1に形成された凹凸の数は、200〜500個/10cm2の範囲が好ましく、320〜420個/10cm2の範囲より好ましいが、前記範囲に制限されるものではない。
第1フィルム2は、エンボス紙1の一方の面の凸部1aに水性接着剤4で接着されている。
第2フィルム3は、エンボス紙1の他方の面の凸部1aに水性接着剤4で接着されている。
緩衝材シート10の厚み(両面の凸部1a間の厚み)は、1〜5mmの範囲内であることが好ましい。
第1フィルム2と第のフィルム3は、一方または両方が耐油性のプラスチックフィルムからなるものである。
耐油性のプラスチックフィルムとしては、ポリプロピレンフィルムが好ましく、延伸ポリプロピレンフィルムがより好ましい。
耐油性のプラスチックフィルムではないプラスチックフィルムを使用するときは、ポリエチレンフィルム、ポリアミドフィルムなどを使用することができる。
第1フィルム2と第2フィルム3の一方を耐油性のないプラスチックフィルムにしたときは、耐油性のプラスチックフィルムと区別できるようにするため、色、模様、文字などを異ならせることができる。
このとき、耐油性のプラスチックフィルムではないフィルムをポリエチレンフィルムなどのプラスチックフィルムを使用すると、印刷性が良くなるので好ましい。
水性接着剤4は、水溶性タイプの接着剤と、水を含むエマルションタイ(水性エマルションタイプ)の接着剤を含むものであり、公知のものを使用することができる。
水性接着剤としては、ボンドSP2850N(酢酸アクリル系、コニシ株式会社)、ボンドSP220N(酢酸ビニルアクリル系、コニシ株式会社)、ライフボンドVP−11(アクリル系、日栄化工株式会社)、ライフボンドVP−38(アクリル共重合樹脂水性エマルション、日栄化工株式会社)を挙げることができる。
これらの中でも、残留モノマーに起因する異臭が小さく、大きな緩衝材シート10を小さなものに切断するとき、第1フィルム2と第2フィルム3が付着し難くなるので、水性エマルションタイプのライフボンドVP−38が好ましい。
次に、本発明による緩衝材シート10の製造方法について説明する。
原料紙(例えば、純白紙)の両面に周知のエンボス加工などで凹凸を形成して、多数の凹凸を有する基材紙1を得る。
次に基材紙1の両面の凹凸に水溶性接着剤を塗布する。塗布方法は、刷毛塗り法、転写ローラーを使用した塗布法、特開2005−169774号公報に記載の緩衝紙製造装置1を使用した塗布方法などを適用することができる。
その後、基材紙1の水溶性接着剤が塗布された面に第1フィルム2と第2フィルム3を貼り付ける。
その後、必要に応じて用途に応じた大きさに切断する。
本発明の緩衝材シート10は、第1フィルム2と第2フィルムの一方または両方が耐油性のプラスチックフィルムからなるものであるため、油(脂肪)を含む各種製品に対して直接接触させた状態で使用することができる。
例えば、紙箱の底に緩衝材シート10を敷いて、その上にチョコレートなどを置き、さらにチョコレートなどと箱蓋の間に緩衝材シート10を置くことで、箱底の内側と箱蓋の内側の両方に油(脂肪)が染み込むことがなくなる。
また、第1フィルム2と第2フィルムは両方ともプラスチックフィルムであり、表面が平滑であることから、紙と比べると印刷性が良く、鮮やかな印刷をすることで商品価値を高めることができるようになる。
本発明の緩衝材シート10は、チョコレート、クッキー、ビスケットなどの脂肪分を含有している菓子類、ファンデーションのような油分(脂肪酸、油脂など)を含有している固形化粧品類などの包装容器の用途において使用することができるほか、ゼリー、サラダ油、肉類などの贈答品の包装容器の用途においても使用することができる。
実施例1
純白紙(坪量70g/m2)に水蒸気を当てて柔らかくした後で両面にエンボス加工して、多数の凹凸のある基材紙1を得た(一面側の凸部1aの数は約370個/10cm2)。
次に、基材紙1の両面に水溶性接着剤(日栄化工株式会社製のライフボンドVP−38;水性エマルションタイプ)を刷毛で塗布した。
その後、水溶性接着剤を塗布した基材紙1の両面に延伸ポリプロピレンフィルム(厚み0.02mm)(フタムラ化学株式会社のFOR#20)を貼り合わせた。
その後、10cm×10cmの大きさに裁断して、凸部間の厚みが約2mmの本発明の緩衝材シート10を得た。
得られた緩衝材シート10の1枚を紙箱の底に敷き、その上にチョコレートを載せた後で、さらにチョコレートの上に別の1枚の緩衝材シート10を置き、蓋を閉めた。
その状態で約1分間、箱を上下に10cmの間隔で揺らし続けた後、蓋を開けて見たが、箱蓋の内側と箱底には、脂肪の染みは認められず、チョコレートにも破損は認められなかった。
1 紙
1a 凸部
1b 凹部
2 第1フィルム
3 第2フィルム
4 接着剤
10 緩衝材シート

Claims (3)

  1. 両面に凹凸を有している紙と、
    前記紙の一方の面に接着された第1のプラスチックフィルムと、
    前記紙の他方の面に接着された第2のプラスチックフィルムを含み、前記第1のプラスチックフィルムおよび第2のプラスチックフィルムのうちの少なくとも一方が、耐油性のプラスチックフィルムである緩衝材シート。
  2. 前記耐油性のプラスチックフィルムが、前記紙の対応する面の凹凸の凸部に水性接着剤で接着されている、請求項1記載の緩衝材シート。
  3. 前記耐油性のプラスチックフィルムがポリプロピレンからなるものである、請求項1または2記載の緩衝材シート。
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