JP2017001185A - 回転繰出式多芯筆記具 - Google Patents

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極一郎 横須賀
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Abstract

【課題】筆記先端部の出没動作が滑らかに行える回転繰出式多芯筆記具を得ることを目的とした。
【解決手段】摺動溝60に、軸径方向に対して平行な二つの垂直壁60bと、摺動溝60bの開口部60c側に設けた平坦面60eを有する内方突起60dとを形成し、摺動体7に、筆記体5を嵌合させる孔部7cと、孔部7cの内側面における軸径方向を中心とする両側に形成した小突起7dとを設け、摺動体7の孔部7cに筆記体5を嵌合させた際に該筆記体5で圧接された該摺動体5の外面に生じる隆起部7fが、摺動ケース6の摺動溝60bの垂直壁60bの内方に形成される空隙部60fに配され、摺動体7の平坦な両側面7eが摺動溝60の内方突起60dの平坦面60eに摺接する。
【選択図】図2

Description

本発明は、後軸を前軸に対して回転することにより後軸内に配した回転カムが回転し、軸筒内に収納した筆記体の後端に設けたカム係止突起が回転カムのカム面に沿って移動することで、摺動体および筆記体が前後動し、筆記先端部を前軸の先端開口部より出没可能とした回転繰出式多芯筆記具に関するものである。
従来、特許文献1にあるように、軸筒を互いに回転可能に連設した前軸と後軸とで構成し、外方に開口部を有した複数の摺動溝を設けた摺動ケースを、後軸に連動して回転や前後に移動することのないよう前軸に連結して当該後軸内に配設し、カム係止突起が形成された摺動体および該摺動体に連結した筆記体を、摺動ケースの摺動溝にバネで後方へ弾発して収容し、摺動体のカム係止突起を、摺動溝から外方へ突出させて収容すると共に、後軸内に該後軸と一体にまたは別部材で形成し当該後軸に連動して回転可能に設けた回転カムのカム斜面に当接させ、後軸を前軸に対して回転することにより後軸に連動した回転カムが摺動ケースに対して回転し、カム係止突起がカム面に沿って移動することで摺動体および筆記体を前後動させ、筆記先端部を前軸の先端開口部より出没させる回転繰出式筆記具はよく知られている。
前述したような回転繰出式筆記具では、摺動体と筆記体との連結を、前方が開口した摺動体の孔部に筆記体の後端部を嵌合させて連結する構造が多く、摺動体と筆記体とを嵌合させやすくするために、摺動体の孔部の内側面における軸径方向を中心にした両側に小突起を形成してある。また、摺動体の孔部に筆記体を嵌合させた際に、筆記体で圧接された小突起の位置に生じる摺動体の外側面の隆起部を見込んだクリアランスが摺動ケースの摺動溝と摺動体の側面との間に設けられており、回転操作時における回転カムの回転力が摺動体へ掛かった際には、摺動体が摺動溝内で横方向へ振れやすく、摺動溝を摺動する摺動体の動きが悪くなってしまう場合があった。
特に、軸筒内へ複数の筆記体を配設した回転繰出式多芯筆記具では、摺動体同士の間隔が狭く、回転カムのカム斜面が急になるため、回転カムのカム斜面で摺動体に横方向からの大きな力を掛かり、摺動体が大きく横に振れて、筆記先端部の出没動作を悪くしてしまう場合があった。
特開2010−64405号公報
本発明では、筆記先端部の出没動作が滑らかに行える回転繰出式多芯筆記具を得ることを目的とした。
本発明は、
「軸筒を互いに回転可能に連設した前軸と後軸とで構成し、外方に開口部を有した複数の摺動溝を設けた摺動ケースを、前記後軸に連動して回転や前後に移動することのないよう前記前軸に連結して当該後軸内に配設し、カム係止突起が形成された摺動体および該摺動体に連結した複数の筆記体を前記摺動ケースの摺動溝にバネで後方へ弾発して収容し、前記摺動体のカム係止突起を、前記摺動溝から外方へ突出させて収容すると共に、前記後軸内に該後軸と一体にまたは別部材で形成し当該後軸に連動して回転可能に設けた回転カムのカム斜面に当接させ、前記後軸を前記前軸に対して回転することにより該後軸に連動して前記回転カムが前記摺動ケースに対して回転し、前記カム係止突起が前記カム斜面に沿って移動することで前記摺動体および前記筆記体を前後動させ、筆記先端部を前記前軸の先端開口部より出没させる回転繰出式多芯筆記具において、前記摺動溝に、軸径方向に対して平行な二つの垂直壁と、前記摺動溝の開口部側に設けた平坦面を有する内方突起とを形成し、前記摺動体に、前記筆記体を嵌合させる孔部と、前記孔部の内側面における軸径方向を中心とする両側に形成した小突起とを設け、前記摺動体の孔部に前記筆記体を嵌合させた際に該筆記体で圧接された該摺動体の外面に生じる隆起部が、前記摺動ケースの摺動溝の前記垂直壁の内方に形成される空隙部に配され、摺動体の平坦な両側面が摺動溝の内方突起の平坦面に摺接することを特徴とした回転繰出式多芯筆記具。」である。
本発明の回転繰出式多芯筆記具は、摺動体の孔部に筆記体を嵌合させた際に該筆記体で圧接された該摺動体の外面に生じる隆起部が、摺動ケースの摺動溝の垂直壁の内方に形成される空隙部に配され、摺動体の平坦な両側面が摺動溝の内方突起の平坦面に摺接することで、摺動体の隆起部が摺動溝内を摺動する該摺動体の動きを阻害することなく、滑らかに筆記体の筆記先端部の出没動作が行える回転繰出式多芯筆記具を得ることができた。
本実施例の回転繰出式多芯筆記具の側面図で、全ての筆記先端部が軸筒内に没入した状態である。 図1のA−A線拡大端面図である。 本実施例の回転繰出式多芯筆記具の側面図で、筆記先端部を軸筒の先端開口部より突出させた状態である。 摺動体と筆記体とを分割した状態を示す縦断面図である。 図4のB−B線断面図である。 摺動体と筆記体とを連結した状態を示す縦断面図である。 図6のC−C線断面図である。
以下、図面を参照して本実施例の回転繰出式多芯筆記具について説明をするが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。本実施例では、軸筒内に三本の筆記体を備えた回転繰出式多芯筆記具について説明を行い、筆記先端部がある側を前方と表現し、その反対側を後方と表現し、また軸筒の軸心に対して直交し摺動体の中心を通る仮想線を軸径方向と表現する。尚、三本の筆記体は各々異なるインキ色のボールペン体であるが、本実施例の説明においては同一符号を付してある。
図1は全ての筆記先端部が軸筒内に没入した状態であり、図2は図1のA−A線拡大端面図である。回転繰出式多芯筆記具1は、軸筒2を透明樹脂で成形した前軸3と後軸4とで構成し、後軸4を前軸3に対して回転可能に配設してある。前軸3には不透明なグリップ30を被覆してある。また、後軸4の後端部には、螺合により着脱可能なキャップ40を設けてあり、キャップ40を取り外すことで、後軸4の内部にテープ転写具や蛍光マーカー等の他の物品を収容できる構造とした。本実施例では、軸筒2内にボールペン体である三本の筆記体5を収納してある。また軸筒2内には、筆記体5の筆記先端部5aを軸筒2の先端開口部2aから繰出すための回転繰出機構を設けてある。
次に前記回転繰出機構について説明を行う。本実施例では、前軸3の後方端部に螺合した摺動ケース6の後端部6aを後軸4の内方に突設した突起部4aに係合させ、後軸4を前軸3に対して回転可能に連設してある。摺動ケース6には前後が開口し軸心に沿った方向へ延びる三つの摺動溝60を同形状で形成してある。
各々の摺動溝60には、前方に筆記体5を連結した摺動体7を収容し、前記各摺動体をコイルスプリング8によって後方へ弾発してある。前記摺動体7の側面には、後方に向かって尖った頂部7aを有したカム係止突起7bを形成してある。後軸4の内側面には、軸心に沿った方向へ変位するように形成したカム斜面4bを有した回転カム4cを設け、前記カム係止突起7bが当接するようにしてあり、後軸4を前軸3に対して回転することで、回転カム4cを回転させて、カム斜面4bと該カム斜面4bに当接した各摺動体7のカム係止突起7bとのカム作用で筆記体5を前後動させ、回転カム4cの先端に形成した係止凹部4dに摺動体7の尖った頂部7aを係止させ、図3に示すように筆記体5の筆記先端部5aを軸筒の先端開口部2aより出没させた状態で維持することができる。
次に図4〜図7を用いて摺動体と筆記体との関係について詳述を行う。図4は摺動体7と筆記体5とを分割した状態を示す縦断面図であり、図5は図4のB−B線断面図である。図に示すように摺動体7は、筆記体5を嵌合させる下方が開口した孔部7cと、孔部7cの内側面における軸径方向を中心とする両側及び軸径方向に形成した小突起7dとを設けてある。図6は摺動体7と筆記体5とを連結した状態を示す縦断面図であり、図7は図6のC−C線断面図である。図に示すように、摺動体7の孔部7cに筆記体5を嵌合させた際には、摺動体7の小突起7dが筆記体5で圧接されて平坦な両側面7eに隆起部7fが生じる。
次に前記図2を用いて摺動ケースと摺動体との関係について詳述を行う。摺動溝60は、軸筒2の中心側に形成した半円形状の湾曲壁60aと、湾曲壁60aに連設した軸径方向に対して平行な二つの垂直壁60bと、開口部60c側に設けた内方突起60dとを設けてある。内方突起60dには、摺動体7の平坦な両側面7eを摺接させる平坦面60eを設けてある。
本実施例では、摺動体7の外面に生じた隆起部7fが、摺動ケース6の垂直壁60bの内方に形成される空隙部60fに配されるので、摺動体7の摺動が隆起部7fによって阻害されることがなく、また摺動体7の平坦な両側面7eが、摺動溝60の内方突起60dの平坦面60eに摺接することから、回転カム4cの回転力が摺動体7に掛かった際にも、摺動体7が摺動溝60内で横方向へ振れることなく、摺動体7が摺動溝60内を滑らかに摺動して、図3に示すように軸筒2の先端開口部2aより筆記先端部5aを出没させることができた。
1…回転繰出式多芯筆記具、
2…軸筒、2a…先端開口部、
3…前軸、30…グリップ、
4…後軸、40…キャップ、4a…突起部、
4b…カム斜面、4c…回転カム、4d…係止凹部、
5…筆記体、5a…筆記先端部、
6…摺動ケース、6a…後端部、60…摺動溝、
60a…湾曲壁、60b…垂直壁、60c…開口部、
60d…内方突起、60e…平坦な平坦面、60f…空隙部、
7…摺動体、7a…尖った頂部、7b…カム係止突起、
7c…孔部、7d…小突起、7e…平坦な両側面、
7f…隆起部、
8…コイルスプリング。

Claims (1)

  1. 軸筒を互いに回転可能に連設した前軸と後軸とで構成し、外方に開口部を有した複数の摺動溝を設けた摺動ケースを、前記後軸に連動して回転や前後に移動することのないよう前記前軸に連結して当該後軸内に配設し、カム係止突起が形成された摺動体および該摺動体に連結した複数の筆記体を前記摺動ケースの摺動溝にバネで後方へ弾発して収容し、前記摺動体のカム係止突起を、前記摺動溝から外方へ突出させて収容すると共に、前記後軸内に該後軸と一体にまたは別部材で形成し当該後軸に連動して回転可能に設けた回転カムのカム斜面に当接させ、前記後軸を前記前軸に対して回転することにより該後軸に連動して前記回転カムが前記摺動ケースに対して回転し、前記カム係止突起が前記カム斜面に沿って移動することで前記摺動体および前記筆記体を前後動させ、筆記先端部を前記前軸の先端開口部より出没させる回転繰出式多芯筆記具において、前記摺動溝に、軸径方向に対して平行な二つの垂直壁と、前記摺動溝の開口部側に設けた平坦面を有する内方突起とを形成し、前記摺動体に、前記筆記体を嵌合させる孔部と、前記孔部の内側面における軸径方向を中心とする両側に形成した小突起とを設け、前記摺動体の孔部に前記筆記体を嵌合させた際に該筆記体で圧接された該摺動体の外面に生じる隆起部が、前記摺動ケースの摺動溝の前記垂直壁の内方に形成される空隙部に配され、摺動体の平坦な両側面が摺動溝の内方突起の平坦面に摺接することを特徴とした回転繰出式多芯筆記具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110944848A (zh) * 2017-07-27 2020-03-31 南明锡 3色马克笔

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