JP2017001125A - 自動ネジ締め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動ネジ締め装置におけるサイクルタイムを短縮し、かつ駆動エネルギーを削減するとともに、ロボットアームへの負荷を軽減する。
【解決手段】自動ネジ締め装置1のロボットアーム2にリボルバー11を装着する。リボルバー11は、周方向に間隔を置いて複数のネジ保持部12aを有している。ロボットアーム2によって、ネジ供給部4とワーク5との間でリボルバー11を行き来させる。ロボットアーム2に設けたネジ締めツール21によって、リボルバー11に保持されたネジ8をワーク9の被螺合部9cに順次螺合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビスやナット等のネジを自動でワークに螺合させる自動ネジ締め装置に関する。
この種の自動ネジ締め装置は、ロボットアームと、ネジフィーダー(ネジ供給部)を備えている。ネジフィーダーは、ネジを1個ずつ送り出す。ロボットアームには、ドライバービット等のネジ締めツールが設けられている。このロボットアームが、ネジフィーダーとワークとの間を行き来しながら、ネジフィーダーにおいて1個のネジをピックアップし、このネジをネジ締めツールによってワークの被螺合部にねじ込む(特許文献1等参照)。
特開2010−264514号公報
前記従来の自動ネジ締め装置においては、1個のネジをねじ込む度に、ロボットアームがネジフィーダーとワークとの間を一往復する。このため、サイクルタイムが長くかかり、かつ、大きな駆動エネルギーを要していた。ロボットアームへの負荷も大きかった。
本発明は、前記事情に鑑み、サイクルタイムを短縮し、かつ駆動エネルギーを削減するとともに、ロボットアームへの負荷を軽減することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本発明は、複数の被螺合部を有するワークをネジ締めする自動ネジ締め装置であって、
ネジ供給部と前記ワークとの間を行き来するロボットアームと、
前記ネジ供給部からのネジを保持するネジ保持部を周方向に間隔を置いて複数有して、前記ロボットアームに装着されるリボルバーと、
前記ロボットアームに搭載され、前記リボルバーの前記複数のネジ保持部のネジを、順次、被螺合部に螺合させるネジ締めツールと、
を備えたことを特徴とする。
ロボットアームによって、リボルバーをネジ供給部とワークとの間で行き来させながら、ネジ供給部においてリボルバーに複数のネジを保持させることで、複数のネジを一度にワークへ搬送できる。ワークにおいては、リボルバーの前記複数のネジをネジ締めツールによって、順次、被螺合部に螺合する。リボルバーの前記複数のネジを螺合し終えたら、リボルバーをネジ供給部へ送ってネジを補充する。この動作を繰り返す。したがって、ロボットアームがネジ供給部とワークとの間で1回往復する毎に、リボルバーのネジ保持部と同数のネジを螺合できる。1つのネジを螺合する都度、ネジ供給部へ行ってネジをピックアップする必要がない。これによって、サイクルタイムを短縮でき、かつ駆動エネルギーを削減でき、ロボットアームへの負荷を軽減できる。
前記ロボットアームには、前記リボルバーを当該リボルバーの軸線まわりに角度調節するリボルバー回転駆動部と、前記ネジ締めツールを前記軸線と平行に移動させるツール移動駆動部とが設けられ、
前記リボルバーの軸線と前記ネジ締めツールの軸線どうしの距離が、前記リボルバーの軸線から前記ネジ保持部までの距離と等しく、
前記リボルバーにおける隣接するネジ保持部どうしの間には、前記ネジ締めツールを挿通可能な逃げ凹部が形成されていることが好ましい。
ネジ締めツールによってリボルバーの1つのネジ保持部からネジを取った後、リボルバーをリボルバー回転駆動部によってネジ保持部の配置角度間隔の例えば2分の1だけ回転させると、ネジ締めツールの軸線上に逃げ凹部が位置する。したがって、ネジ締めツールを、リボルバーと干渉することなく、前記逃げ凹部を通して、ワークへ向けて移動させて被螺合部にネジを螺合することができる。
前記リボルバーが、着脱機構を介して前記ロボットアームに着脱可能に連結されていることが好ましい。
1つのロボットアームに対して2以上のリボルバーを用意する。これら2以上のリボルバーのうち1つをロボットアームに装着してワークにネジ締めをしている期間中、ネジ供給部において残りのリボルバーにネジを補充できる。前記1つ(第1)のリボルバーの複数のネジをワークに螺合し終えたら、ロボットアームをネジ供給部へ移動させて、前記第1のリボルバーをロボットアームから切り離し、ネジを補充した別(第2)のリボルバーをロボットアームに装着する。そして、ロボットアームをワークへ移動させて、第2のリボルバーのネジをワークに螺合する。これによって、サイクルタイムを一層短縮できる。
本発明によれば、自動ネジ締め作業のサイクルタイムを短縮でき、かつ駆動エネルギーを削減することができ、ロボットアームへの負荷を軽減できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動ネジ締め装置の概略構成を示し、図2のI−I線に沿う側面図である。 図2は、前記自動ネジ締め装置の概略構成を示す平面図である。 図3は、前記自動ネジ締め装置のリボルバーの平面図である。 図4は、前記リボルバーの着脱機構を示す断面図であり、同図(a)は、前記自動ネジ締め装置のロボットアームのネジ締めアタッチメントとリボルバーとが分離された状態を示し、同図(b)は、前記リボルバーを前記ネジ締めアタッチメントに連結する途中の状態を示し、同図(c)は、前記リボルバーを前記ネジ締めアタッチメントに連結した状態を示す。 図5は、前記自動ネジ締め装置によってビスをねじ込むための操作を段階的に示したものであり、同図(a)は、1つの選択したビスをリボルバーから少し吸引浮上させた状態を示す断面図である。同図(b)は、前記選択したビスをリボルバーより上方に位置させた状態を示す断面図である。同図(c)は、リボルバーを所定角度回転させて、前記選択したビスをリボルバーの逃げ凹部上に位置させた状態を示す断面図である。同図(d)は、同図(c)におけるリボルバーの一部分を示す平面図である。 図6は、前記自動ネジ締め装置によってビスをねじ込む操作を段階的に示す断面図であり、同図(a)は、前記選択したビスを、前記逃げ凹部を通して、ワークに到達させた状態を示し、同図(b)は、前記選択したビスを、ワークの雌ネジ孔にねじ込んだ状態を示す。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、ワーク9は、ビス8(ネジ)によって締結されるべき複数の部材9a,9b…を含む。これら部材9a,9b…には、複数のネジ孔9c,9c…(被螺合部)が設けられている。ワーク9は、例えば自動車のドアトリムアッセンブリであるが、本発明はこれに限られるものではなく、インストルメントアッセンブリ等であってもよい。
図2に示すように、自動ネジ締め装置1は、ロボットアーム2と、ネジ供給部4と、ワーク配置部5と、1又は複数(ここでは2つ)のリボルバー11(回転体)を備えている。
ワーク配置部5には、ワーク9が配置されている。
ネジ供給部4は、ワーク配置部5から離れた場所に設置されている。ネジ供給部4は、ビスフィーダー4aと、2つのリボルバー置き場4b,4bを含む。ビスフィーダー4aは、2つのネジ供給レール4c,4cを有している。各ネジ供給レール4cが、対応するリボルバー置き場4bへ延びている。ビスフィーダー4aのビス8が1個ずつネジ供給レール4cの先端側へ案内され、リボルバー置き場4b上のリボルバー11の後記ネジ保持部11aに供給される。また、ネジ供給レール4cの先端部に対して、リボルバー置き場4b上のリボルバー11が相対移動(回転等)することで、複数のビス8が、リボルバー11の複数の後記ネジ保持部11aに順次自動供給される。
ロボットアーム2は、ネジ供給部4とワーク配置部5との間を行き来する。ロボットアーム2は、6軸ロボットにて構成されているが、本発明はこれに限られるものではなく、ワーク9の形状やネジ孔9cの配置等によっては、直交3軸ロボットや4軸ロボット等であってもよい。
図1に示すように、ロボットアーム2の先端部には、ネジ締めアタッチメント3が搭載されている。ネジ締めアタッチメント3は、リボルバー機構部10と、ネジ締め機構部20を備えている。ネジ締め機構部20は、ドライバービット21(ネジ締めツール)と、ドライバー回転モータ22と、ドライバー移動シリンダー23(ツール移動駆動部)を含む。ドライバービット21は、軸線L21に沿って直線状に延びている。ドライバー回転モータ22の出力軸には、伝達機構(図示省略)を介して、ドライバービット21の基端部(図1において上端部)が連結されている。ドライバー回転モータ22は、ドライバービット21を軸線L21まわりに回転させる。ドライバー移動シリンダー23は、ドライバー回転モータ22ひいてはドライバービット21を軸線L21に沿って移動させる。図6に示すように、ドライバービット21の軸線L21に沿う可動距離は、ビス8の長さよりも十分に大きい。
図1に示すように、ドライバービット21は、ガイド筒24の内部に挿通されている。ガイド筒24の基端部(図1において上端部)が、ドライバー回転モータ22のハウジングに軸線L21に沿って可動支持されている(図6(b)参照)。かつ、ガイド筒24は、バネ(図示省略)によって先端側(図1において下方)へ押されている。図5(a)に示すように、ガイド筒24には、吸引機構25が接続されている。
図1に示すように、リボルバー機構部10は、リボルバー回転駆動部12と、リボルバー移動駆動部13と、リボルバー着脱部14を含む。図4に示すように、リボルバー着脱部14にリボルバー11が着脱可能に連結されている。
図3に示すように、リボルバー11は、概略円盤形状になっている。図1に示すように、好ましくは、リボルバー11の厚みは、ビス8の首下部の長さより少し大きいか、ほぼ等しい。図3に示すように、リボルバー11の外周部には、複数(ここでは8つ)のネジ保持部11aが径方向外側へ突出するように設けられている。ネジ保持部11aは、リボルバー11の周方向に離れて、好ましくは等間隔置きに配置されている。各ネジ保持部11aには、ビス収容孔11dが形成されている。ビス収容孔11dは、円形孔状に形成され、リボルバー11を厚み方向に貫通している。ビス収容孔11dの直径は、ビス8の頭部の直径より小さく、かつビス8の首下部の直径より大きい。また、ビス収容孔11dの直径は、ガイド筒24の内直径よりも小さい。
隣接するネジ保持部11aどうしの間には、逃げ凹部11bが形成されている。逃げ凹部11bは、ガイド筒24を挿通可能な大きさの概略円弧形状になっており、かつリボルバー11の外周面に開口されている。
図1に示すように、リボルバー機構部10におけるリボルバー11の軸線L11は、ドライバービット21の軸線L21と直交する方向へ離れ、かつ軸線L21と平行に向けられている。軸線L11,L21どうしの軸間距離dは、リボルバー11における軸線L11から各ビス収容孔11dの中心までの距離と等しく、かつ軸線L11から逃げ凹部11bの円弧部の中心までの距離と略等しい。
リボルバー回転駆動部12は、リボルバー回転モータ12aと、回転盤12bを含む。リボルバー回転モータ12aは、例えばサーボインデックスモータにて構成されている。詳細な図示は省略するが、リボルバー回転モータ12aの出力軸にギア等のトルク伝達機構を介して回転盤12bが連結されている。リボルバー回転モータ12aによって、回転盤12bひいてはリボルバー11が軸線L11まわりに角度調節される。
リボルバー移動駆動部13は、エアシリンダ等の流体圧シリンダーにて構成されている。リボルバー移動駆動部13によって、リボルバー回転駆動部12ひいてはリボルバー11が、軸線L11に沿って位置調節される。リボルバー移動駆動部13によるリボルバー11の可動距離は、リボルバー11の厚み程度で十分であるが、それ以上であってもよい。
図4(a)に示すように、リボルバー着脱部14は、一対のカプラー14a,14bを含む。雌カプラー14aは、回転盤12bの中央部に固定されている。雄カプラー14bは、リボルバー11の表側面(同図において上面)の中央部から突出している。図4(b)〜同図(c)に示すように、リボルバー11のロボットアーム2への装着状態では、雄カプラー14bが、雌カプラー14aに嵌め込まれている。雄カプラー14bには、球形係止体14cが設けられている。この球形係止体14cが、雌カプラー14aの係止部14eに係止されることで、カプラー14a,14bどうしが連結され、ひいては、リボルバー11がネジ締めアタッチメント3に連結されている。
図4(c)に示すように、雄カプラー14bの軸線上にプランジャー14dが設けられている。プランジャー14dは、バネ14fのバネ力によって雌カプラー14a側とは反対側へ付勢されている。これによって、プランジャー14dの先端部(同図において下端部)が、リボルバー11の裏面(同図において下面)から突出されている。図4(b)に示すように、プランジャー14dを前記バネ力に抗して押し上げると、球形係止体14cがプランジャー14dの溝14g内に引っ込む。これによって、図4(a)に示すように、カプラー14a,14bどうしの連結が解除され、リボルバー11がネジ締めアタッチメント3から解放可能となる。
リボルバー着脱部14は、カプラー14a,14bに限られず、レバー式クランプ等であってもよい。
図1に示すように、リボルバー11の表側面(図1において上面)には、位置決めピン15が設けられている。位置決めピン15は、リボルバー11の軸線L11からずれて配置されるとともに、軸線L11に沿って回転盤12bへ向かって突出されている。
図4(a)に示すように、回転盤12bにはピン受け15dが設けられている。図4(c)に示すように、リボルバー11をネジ締めアタッチメント3に装着した状態で、位置決めピン15がピン受け15dに嵌め込まれている。
<自動ネジ締め装置1によるネジ締め方法>
自動ネジ締め装置1は、次のように動作する。
図2の二点鎖線にて示すように、今、ネジ供給部4の1つ(第1)のリボルバー置き場4bには、1つ(第1)のリボルバー11が載置され、このリボルバー11の8つ(複数)のビス収容孔11dにそれぞれビス8が装填されているものとする。
このリボルバー11をロボットアーム2のネジ締めアタッチメント3に装着する。図4に示すように、リボルバー着脱部14の雌カプラー14aと雄カプラー14bを連結することで、リボルバー11をネジ締めアタッチメント3に簡単に装着できる。また、位置決めピン15をピン受け15dと嵌合することで、リボルバー11のネジ締めアタッチメント3に対する軸線L11まわりの角度を正確に設定できる。
図2の実線にて示すように、その後、ロボットアーム2のネジ締めアタッチメント3をワーク9へ向けて移動させる。これによって、複数(8個)のビス8を一度にワーク9へ搬送できる。
ワーク9上においては、リボルバー11の複数のビス8を順次ドライバービット21によってネジ孔9cに螺合する。
詳しくは、図1に示すように、ドライバー回転モータ22によってリボルバー11の回転角度を調節することで、複数のネジ保持部11aのうち選択された1つを、ドライバービット21の軸線L21上に位置させる。また、ワーク9における選択された1つのネジ孔9cの軸線と、ドライバービット21の軸線L21とが一致するように、ロボットアーム2のネジ締めアタッチメント3の位置及び姿勢を制御する。ネジ孔9cの位置を予め自動ネジ締め装置1のコントローラに設定入力しておき、ロボットアーム2が自動的にその設定位置に位置決めされるようにしてもよい。更に、ネジ孔9cの検知センサを設けて、ロボットアーム2の位置を制御してもよい。
ここでは、前記選択されたネジ孔9cの軸線が鉛直であり、その真上にドライバービット21を位置決めするものとする。
更には、図5(a)に示すように、ドライバー移動シリンダー23によって、ドライバービット21及びガイド筒24を軸線L21に沿って位置調節することで、ガイド筒24の先端部を、前記選択されたネジ保持部11aの直近かつ直上に位置させる。
続いて、吸引機構25によって、ガイド筒24内の空気を吸引することで、前記選択されたネジ保持部11aのビス8を僅かに浮上させてガイド筒24の先端に吸着する。
次に、図5(b)に示すように、リボルバー移動駆動部13によってリボルバー11を所定距離だけ下降させる。下降距離は、ビス8の首下長さから前記ビス8の浮上距離を差し引いた大きさ以上である。これによって、前記選択されたビス8の先端(下端)がリボルバー11よりも上方に位置される。
次に、図5(c)に示すように、リボルバー回転駆動部12によってリボルバー11を所定角度だけ回転させる。このとき、前記選択されたビス8が、リボルバー11と干渉することはない。回転角度は、リボルバー11におけるネジ保持部11a,11a…の配置角度間隔の2分の1である。これによって、図5(d)に示すように、ドライバービット21ひいては前記選択されたビス8が、前記選択された(同図において下側の)ネジ保持部11aの隣の逃げ凹部11b上に位置する。
次に、図6(a)に示すように、ドライバー移動シリンダー23によって、ドライバービット21及びガイド筒24を、ドライバー回転モータ22と共に下降させる。ドライバービット21及びガイド筒24は、リボルバー11と干渉することなく、前記隣の逃げ凹部11bを通って、リボルバー11よりも下方へ突出する。これによって、前記選択されたビス8の先端が、ワーク9の前記選択されたネジ孔9cに達する。
次に、図6(b)に示すように、ドライバー回転モータ22によってドライバービット21を回転させることで、ビス8をネジ孔9cにねじ込む。
ねじ込み後、吸引機構25によるビス8の吸着を解除する。
次に、ドライバー移動シリンダー23によって、ドライバービット21及びガイド筒24を、ドライバー回転モータ22と共に上昇させて、ドライバービット21及びガイド筒24の先端部(下端部)をリボルバー11より上方に位置させる。
続いて、リボルバー回転駆動部12によってリボルバー11を所定角度だけ回転させることで、別のネジ保持部11aを選択してドライバービット21の軸線L21上に位置させる。かつ、別のネジ孔9cを選択して、該ネジ孔9cの軸線とドライバービット21の軸線L21とが一致するように、ネジ締めアタッチメント3の位置及び姿勢を制御する。
そして、先程と同様の手順で、前記別のネジ保持部11aのビス8を、前記別のネジ孔9cにねじ込む。
この操作をリボルバー11のネジ保持部11aの数と同じ回数(つまり8回)だけ繰り返す。これによって、ネジ供給部4からの1回の移動によって、ネジ保持部11aと同じ数(つまり8個)のビス8を連続して自動螺合することができる。1個のビス8をねじ込むごとに、ネジ供給部4へ行ってビス8をピックアップする必要はない。したがって、サイクルタイムを短縮できる。
なお、図2に示すように、ロボットアーム2によって前記1つ(第1)のリボルバー11のビス8,8…をワーク9に螺合している期間中、併行して、ネジ供給部4においては、同図において下側の第2のリボルバー置き場4bに載せられたもう1つ(第2)のリボルバー11へのビス8の装填作業を行う。
ワーク9において、前記第1のリボルバー11の複数(8個)のビス8をすべて螺合し終えたら、ロボットアーム2によってネジ締めアタッチメント3をネジ供給部4上へ移動させる。このネジ締めアタッチメント3に装着された第1のリボルバー11を、図2において上側の第1のリボルバー置き場4b上に載せ、かつネジ締めアタッチメント3から第1のリボルバー11を切り離す。図4(a)に示すように、プランジャー14dを押し上げることで、カプラー14a,14bの連結を解除でき、第1のリボルバー11をネジ締めアタッチメント3から簡単に切り離すことができる。
次いて、ネジ締めアタッチメント3を、第2のリボルバー11が載っているリボルバー置き場4b上へ移動させ、第2のリボルバー11をネジ締めアタッチメント3に装着する。そして、ネジ締めアタッチメント3ひいては第2のリボルバー11をワーク9上へ移動させ、前記第1のリボルバー11のときと同様にして、複数(8個)のビス8の自動螺合を行う。
これと併行して、ネジ供給部4においては、第1のリボルバー11に複数(8個)のビス8を補充する。
第2のリボルバー11の複数(8個)のビス8の自動螺合が終了したら、ネジ締めアタッチメント3をネジ供給部4へ移動させ、第2のリボルバー11を外して、第1のリボルバー11に交換する。以上の操作を反復する。
これによって、無駄時間を極力無くすことができ、サイクルタイムを一層短縮できる。
自動ネジ締め装置1によれば、ロボットアーム2の動作を簡素にできるから、ロボットアーム2の駆動に要する電力エネルギーを削減できる。また、ロボットアーム2にかかる負荷を軽減できる。
本発明は、前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、自動ネジ締め装置1は、ドアトリムアッセンブリやインストルメントアッセンブリ等の自動車部品に限られず、ネジ締めを要する種々のワークに適用できる。
ネジは、ビス8又はボルトに限られず、ナットであってもよい。ビス8に代えて、ナットを雄ネジ状の被螺合部に締結するものであってもよい。
リボルバー11のネジ保持部11aの数は、8つに限られず、9つ以上であってもよく、7つ以下であってもよい。
自動ネジ締め装置1のリボルバー11の数は、2つに限られず、3つ以上であってもよい。或いは、自動ネジ締め装置1のリボルバー11の数が1つだけであってもよい。
本発明は、例えば自動車部品の組立て作業に適用できる。
1 自動ネジ締め装置
2 ロボットアーム
4 ネジ供給部
8 ビス(ネジ)
9 ワーク
9c ネジ孔(被螺合部)
11 リボルバー
11a ネジ保持部
11b 逃げ凹部
12 リボルバー回転駆動部
14 リボルバー着脱部
21 ドライバービット(ネジ締めツール)
23 ドライバー移動シリンダー(ツール移動駆動部)
d 軸間距離
11 軸線
21 軸線

Claims (3)

  1. 複数の被螺合部を有するワークをネジ締めする自動ネジ締め装置であって、
    ネジ供給部と前記ワークとの間を行き来するロボットアームと、
    前記ネジ供給部からのネジを保持するネジ保持部を周方向に間隔を置いて複数有して、前記ロボットアームに装着されるリボルバーと、
    前記ロボットアームに搭載され、前記リボルバーの前記複数のネジ保持部のネジを、順次、被螺合部に螺合させるネジ締めツールと、
    を備えたことを特徴とする自動ネジ締め装置。
  2. 前記ロボットアームには、前記リボルバーを当該リボルバーの軸線まわりに角度調節するリボルバー回転駆動部と、前記ネジ締めツールを前記軸線と平行に移動させるツール移動駆動部とが設けられ、
    前記リボルバーの軸線と前記ネジ締めツールの軸線どうしの距離が、前記リボルバーの軸線から前記ネジ保持部までの距離と等しく、
    前記リボルバーにおける隣接するネジ保持部どうしの間には、前記ネジ締めツールを挿通可能な逃げ凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動ネジ締め装置。
  3. 前記リボルバーが、着脱機構を介して前記ロボットアームに着脱可能に連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動ネジ締め装置。
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