JP2017000646A - ピアス及びその製造方法 - Google Patents

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英仁 雨宮
Hidehito Amemiya
英仁 雨宮
正人 河野
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正人 河野
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【課題】 ピアスの本体とポストとをろう材を用いることなく一体化することで、ろう材が原因で起こる金属アレルギーの発症を防ぐと共に、ろう材の経年劣化や酸化などを回避して本体とポストとの接合部の接合強度を保つことである。【解決手段】 本体とポストとが一体となったピアスの原型を作る工程P1と、ゴム型を用いて前記ピアスの原型と同一形状のワックスパターンを作る工程P3と、石膏型を用いて前記ワックスパターンと同一形状のピアスの鋳造品を作る工程P5とを備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、ピアスの本体とポストとを金属アレルギー発症の原因となるろう材を用いることなく一体化したピアス及びその製造方法に関するものである。
ピアスは、装飾部分となる本体と、耳の孔に貫通させてキャッチにより抜け落ちを防止するポストとを備えており、従来のものは一般に本体とポストとの接合部がろう付けによって接合されている(特許文献1,2参照)
特開平9−173113号公報 特開平10−234436号公報
ピアスの本体とポストとを接合するためのろう材は、銀、銅、亜鉛などを主成分として、これに種々の金属を添加したものであり、接合する母材よりも融点が低く、溶かして本体とポストとを接合する。しかしながら、本体とポストとの接合部に残っているろう材が皮膚に触れると、ろう材が原因で起こる金属アレルギーを発症して皮膚のかぶれやかゆみやなどを生じるおそれがある。また、本体とポストとをろう付けによって接合する場合、ろう材をできるだけ少なく且つ本体に対してポストを直角に接合させるのには熟練を要し、品質にばらつきが出てしまうおそれもあった他、ろう材の経年劣化や酸化などによって、本体とポストとの接合部が折れてしまうおそれがあった。さらに、極めて細いポストの表面に凹凸模様を付けるのは容易ではなかった。
そこで、本発明は、ピアスの本体とポストとを一体に鋳造することで、上記の課題を解決するものである。
上記課題を解決するために、本発明に係るピアスは、本体とポストとが一体に鋳造されてなる。
また、本発明に係るピアスの製造方法は、本体とポストとが一体となったピアスの原型を作る工程と、ゴム型を用いて前記ピアスの原型と同一形状のワックスパターンを作る工程と、石膏型を用いて前記ワックスパターンと同一形状のピアスの鋳造品を作る工程とを備える。
また、前記ピアスの原型を作る工程において、ポストの原型となる金属表面に凹凸模様の原型を設ける。
本発明に係るピアスによれば、本体とポストとが鋳造により一体化されているので、従来のように本体とポストとの接合部にろう材が露出するといったことがなく、ろう材が原因で起こる金属アレルギーの発症を防ぐことができる。また、ろう材の経年劣化や酸化などがないので、本体とポストとの接合部の接合強度を保てる他、接合部における本体とポストとの角度も常に一定となり、品質のばらつきがなくなる。
また、本発明に係るピアスの製造方法によれば、従来のようなろう付け工程を設けることなく、鋳造のみでピアスを量産することができる。また、ポスト表面の凹凸模様も鋳造によって容易に設けることができる。
本発明に係るピアスの製造工程を示す図である。 ピアスの原型を作る工程を示す図である。 ポストの表面に設けた凹凸模様の例を示す正面図である。 製造工程におけるゴム型の一実施例を示す斜視図である。 本体とポストが一体に鋳造された本発明のピアスを示す正面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係るピアス及びその製造方法について詳細に説明する。図1には本発明の一実施形態に係るピアスの製造工程が示されている。この製造工程の特徴は、最初に金属材料を用いてピアスの原型を作る工程(P1)を設けている点である。図2に示したように、例えば合金を切削、研磨などして作ったピアスの本体原型2と、同じ合金で作ったポスト原型3とを用意し(図2(a))、本体原型2とポスト原型3とをろう材4で接合することによって、ピアス原型1が作られる(図2(b))。なお、ポスト原型3の表面にはこの時点で凹凸模様の原型5が設けられている。
前記ポスト原型3は、例えば3Dプリンタなどを利用して表面に様々な凹凸模様をデザインした複数のポスト原型3の立体物を造形し、その立体物に基づいて鋳造したものである。この実施形態では、図3に示したように、5本のポスト原型3の各表面にデザインの異なる5種類の凹凸模様の原型5a,5b,5c,5d,5eが装飾されたポスト集合体6を予め鋳造しておいて、この中から適宜選択してポスト原型3として用いることができる。
このように、ポスト原型3の表面に凹凸模様の原型5を設けることで、最終的に鋳造されたピアスのポスト表面に同一の凹凸模様をデザインすることができるので、従来の凹凸模様のないポストに比べてポストの表面にも本体同様の装飾性を付加することができる。また、ポストの凹凸模様は、装飾性の付加と共に耳の孔からポストを抜けにくくするといった作用も有している。
このようにしてピアス原型1が出来上がったら、次の工程でその周りにシリコンゴムを流し込み、固まったのちにゴムを切り開いて上記ピアス原型1を取り出す(P2)。この工程によって、図4に示したように、ピアス原型1に相当する空隙部8が形成されたゴム型が作られる。
次の工程では、前記ゴム型7の空隙部8内に高温に溶けたワックスを湯口9から流し込んでピアス原型1と同一形状のワックスパターンを作る(P3)。
さらに、このワックスパターンの周囲に石膏を流し込んで乾燥させ、そのあと石膏を焼成して内部のワックスを溶出させて石膏型を作る(P4)。ワックスを取り除くことで石膏型の内部には前記ピアス原型1と同一形状の空隙部が形成されることになる。
次に、この石膏型の空隙部内に加熱溶融した合金を鋳込む。そして、鋳込んだ合金が十分に冷えて固まったのち、石膏型を壊して本体とポストとが一体に鋳造されたピアスを取り出す(P5)。取り出されたピアスは、表面研磨などの処理をして仕上げられ、さらに、図5に示されるように、ピアス10の本体11に宝玉13が取り付けられる。
このようにして、鋳造されたピアス10は、本体11とポスト12とが一体に鋳造されているので、従来のような金属アレルギー発症の原因となるろう材が不要となる。また、ろう材が不要となったことで、本体11とポスト12との接合部の接合強度を保てると共に、接合部における本体11とポスト12との角度も一定に保たれるので、品質にばらつきが出ない。さらに、ポスト12表面には様々なデザインの凹凸模様14を鋳造によって容易に設けることができる。
1 ピアス原型
2 本体原型
3 ポスト原型
4 ろう材
5 凹凸模様の原型
6 ポスト集合体
7 ゴム型
8 空隙部
10 ピアス
11 本体
12 ポスト
13 宝玉
14 凹凸模様

Claims (4)

  1. 本体とポストとが一体に鋳造されてなるピアス。
  2. 前記ポストの表面に凹凸模様が設けられている請求項1に記載のピアス。
  3. 本体とポストとが一体となったピアスの原型を作る工程と、
    ゴム型を用いて前記ピアスの原型と同一形状のワックスパターンを作る工程と、
    石膏型を用いて前記ワックスパターンと同一形状のピアスの鋳造品を作る工程と、を備えたピアスの製造方法。
  4. 前記ピアスの原型を作る工程において、ポストの原型となる金属表面に凹凸模様の原型を設ける請求項3に記載のポストの製造方法。
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